ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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ミニチュアアルプスの大縦走:和気(わけ)アルプス vol 1

2011年1月30日 岡山県和気町 和気アルプス(最高地点370.3m)日帰り山行

 県北部は荒れるとの天気予報で、トレーニングがてら身近な低山歩きに出かけることにしました。場所は、和気アルプス。ここ数年じわじわと人気が出ているようで、ネットで検索するとブログなどでたくさん紹介されています。アルプスといっても、標高は200m~300mくらすの低山がまとまっている山塊のような場所ですが、うまい具合にピークを尾根がつないでいて縦走を楽しむことができるようです。以前から名前は知っていましたが、その標高の低さからあまり興味がなかったのですが、ちょうどGPSロガーを購入したばかりということもあり、テストもかねて歩いてみることにしました。

 事前の情報としては、「和気アルプスのホームページ」というサイトがあり、ここでルートや駐車場など、およそ必要な情報はすべて入手できます。

和気アルプス縦走路
 今回は、表銀座コースと呼ばれているコースをたどることにしました。最南端にある和気富士から最高所である神ノ上山(こうのうえやま)まで穂高山を経由して歩き、帰路は涸沢峰から竜王山を経て小竜王・幻ピークのルートを下るという計画です。

駐車場
 駐車場は、和気富士東側の河川敷を利用しました。県道96号線を東に向いて走り、金剛橋を過ぎてすぐ右手に河川敷に下りる道があります。かなり広い場所ですが、ほかに車は一台も停まっていません。目の前には和気富士がどーんとそびえています。

 10時37分、用意を整えて出発です。もちろんGPSロガーのログ取得も開始して歩き出しました。

登山口道標
 和気富士の南側の商店街らしき町の通りを西に進んでいくと、「和気富士健康づくりの路」の看板がありました。和気富士に登るにはここを入っていけばいいのですが、できればもう少し西にある権現岩から登りたかったので、そのまま西に進みます。

権現岩下の道
 郵便局の前に右下に降りていく階段がありました。権現岩は右側の家の裏手に見えています。この手前までには登り口のようなところは見当たらなかったので、ひとまず下の道に降りて北に向かいます。100mほど進むと権現岩を通り過ぎて尾根に繋がる乢が見えるところまで来ると、その下に墓地がありました。墓地の後ろから乢に上がれそうな雰囲気でしたが、なんの案内板もなく、登山道があるのかどうかはっきりしません。あまり墓地の中をうろうろしてもどうかと思い、おとなしく「和気富士健康づくりの路」まで戻ることにしました。家に帰ってから「和気アルプスのホームページ」で確認してみると、どうやら引き返した墓地の北側に登山道が作られていたようです。

和気富士登山口の鳥居
 「和気富士健康づくりの路」の入口に戻って、奥に入っていくと正面に赤い鳥居が見えました。

和気富士登山口
 鳥居の前まで来ると、「和気富士500m」の道標がありました。

和気富士下の神社
 鳥居をくぐって登っていくと、普通の家のような神社があり、神社の右手に案内図の看板がたっていました。

登山道案内図
 ”B、Cコースは危険箇所が多い”と書かれていましたが、ここでいう「危険」というのは、滑りやすいということなのでしょう。”登山靴等着用の上お登りください”と書いてあることからもわかります。実際に歩いた感じでもそうでした。

横木の階段
 案内図の横から始まる登山道は横木の階段です。11時4分に登山道に入りました。登り始めてすぐに二股に分かれますが、左はすぐ上にある物置小屋のようなところに行く道なので、右に進みます。

山頂直下の道標
 11時16分、和気富士山頂直下に到着です。標高172.8mの山なので、登頂するのもあっという間です。とりあえず一段上にある山頂に向かいます。

山頂広場
 山頂はちょっとした広場のようになっていて、ベンチも設置してありました。ただ、まばらではありますが木があるので展望はいまいちです。

北曽根城跡の看板
 ベンチのある広場の一段上に北曽根城跡の看板がたっていました。和気富士は城山だったようです。ツツジの名所らしいので、その時期に来るといいかもしれません。

和気富士山頂
 山頂には祠と電波送信所の建物がありました。

山頂からの展望
 南西方向の展望が良く、吉井川がちょうど屈曲して西進するところが眼下に見えました。

ジグザグの急坂
 山頂を後にして寺山方面に進んでいくと、山頂からすぐにジグザクの下り急坂が始まります。といってもちょっと下るとすぐに急坂は終わり、道が平坦になりました。北アルプスあたりだと坂が始まると短くても5分、10分は続きますが、このあたりが和気アルプスのかわいいところです。

寺山
 11時26分、寺山に到着です。といっても、寺山とわかる道標はなにもなく、左下に下っていく分岐があるので、おそらくここがそうだろうということです。

寺山の道標
 右手の木に道標らしきものがぶら下がっていましたが、すでに判読不可能なので、右手の道を北に向かいます。

和気アルプス遠望
 道が下りにかかる前に、これから行く和気アルプス深部の山々が見えました。決して標高は高くありませんが、岩峰なのでなんとなく険しくて高い山に見えます。

烏帽子岩道標
 11時31分、烏帽子岩に到着です。ここの道標は判読できる状態でした。

烏帽子岩
 烏帽子岩といっても、見た目はただのごつごつした岩で、何がどうしてこういう名前になったのかよくわかりません。麓から見ると烏帽子のように見えるということなのかもしれません。

眼下の小学校
 先端まで行ってみると、眼下に和気小学校が見えました。GPSによると、烏帽子岩は標高145mでした。

観音山と北の峰峰
 烏帽子岩の頂上から、すぐ北側に観音山が見えます。右手中央には穂高山、その右に竜王山、穂高山の右奥に最高峰神ノ上山も見えています。

岩のしるし
 烏帽子岩から下る道には、ほんのわずかですが露岩を下る箇所があり、そこにはちゃんとルートを示す丸印がペンキで描かれていました。まるで槍穂高の稜線を歩いているかのような雰囲気が一瞬しました。本当に一瞬ですが・・・

観音山
 11時38分、観音山に着きました。標高も距離もミニチュアの銃走路なので、ピークからピークまでの距離が短くて、あっという間についてしまいます。ブルーシートがかぶせられている薪の山は何かというと、

山上のカマド
 実はここは京都の五山の送り火にならって「和」の字型に薪を並べ、和文字の送り火を焚く山なのです。ということで、山頂付近には送り火を焚くためのカマドのようなものが並んでいます。けっこう急傾斜なので、これをつくるのは大変だったことでしょう。

vol 2に続く。


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| 2011年1月 和気アルプス | 23:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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GPSロガー「TripMate850」を購入しました

TripMate850
 雪や霧で視界がきかないときに道迷いしないためのツールとして、GPSロガーを購入しました。購入したのはTransystem社のTripMate850。デザイン的にはいまいちですが、コンパクトでなかなか優秀な機械です。

 本日、岡山県和気町の和気アルプスの縦走で使用してみました。といっても、まだあまり使い方が良くわかっていないので、とりあえず歩いたログをとることと、ポイントポイントで表示される数値を確認するといった程度です。

 TripMate850は、経度・緯度ともに100分の1秒まで表示されるので、歩きながら経度・緯度の数字を見ていると、その数字がどんどん変化して、まさに今地球上を歩いているということが実感できて面白いです。

 また、歩行距離や歩行速度まで計算できるということ。実際に歩きながら確認するとことも可能ですが、パソコンにログを取り込んで確認してみると、自分がどういうところでどの程度の速度で歩いているのかわかるので、コースに応じてどの程度のコースタイムになるのかあらかじめ予測することができて便利です。

 高度の計測もできるので、自分がいる位置を確認するのにも役立ちます。高度計は腕時計にもついていますが、こちらは気圧変化から計算しているので、最初にきちんと設定しておかないと精度は良くありません。GPSの高度計もそれほど精度は高くないといわれていますが、今回はおどろくほど高精度でした。

P1020701.jpg
 今日の最高地点は神ノ上山370.3mでしたが、腕時計ではちゃんと設定していなかったので395mを表示していたのに対して

P1020702.jpg
GPSは371m。計測時は地面から60cmほどの高さだったので厳密には370.9mなのでしょうが、まさにどんぴしゃの高度でした。

 GPSといえば、ガーミンのように地図表示までできるものが人気ですが、故障したり電池がないと見られない電子機器に頼りきりになるのはリスキーなので、地図は紙で見る派です。ただ、視界が利かない悪天候時は地図は役に立たないので、経度・緯度・高度の情報が取れれば助かります。その意味で、地図表示もできるGPSナビが一番ではありますが、小型軽量なGPSロガーでも情報はとれるので、地図と組み合わせて使えれば有効な機材になりそうです。写真とログ情報をリンクさせてグーグルマップに登録することもできますから、写真を撮る人にも使える機械です。



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| ギア | 21:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ルートを見失い1時間のロス:中蒜山(なかひるぜん) vol 3

2011年1月23日 岡山県真庭市 中蒜山(標高1123.3m)日帰り山行
vol 1vol 2はこちら。


すねまでの雪
 大きな尾根に合流すると、雪の深さが増して来ました。もちろん、スノーシューをつけているので、ずっぽり足が入り込むということはありませんが、標高が高いので雪質のさらさら感が増して、そのぶんよく沈むようになったということなのでしょう。くるぶしの上、すねのまんなかあたりまで沈みこむようになりました。
日留神社
 枝尾根からの合流点から10分ぐらい登ると雪に埋もれた祠がありました。国土地理院の地図には何も書かれていませんが、帰宅後調べてみると5合目に日留(ひる)神社というのがあるそうなので、おそらくその神社でしょう。完全に雪に埋まっていないのは、誰かが掘り起こしたのか、たまたま上からの吹き降ろしにたいして屋根が風をさえぎり、吹き溜まりにならなかったということなのかもしれません。

日留神社わきの目印
 この神社の横にある木にもテープが取り付けてあり、この尾根は目印が豊富で迷いにくい感じです。しかし、尾根筋なので、目印はなくてもそれほど困らないように思います。それよりも、道迷いしてしまった下の谷間に目印がほしいという気がします。

兎の足跡
 神社を超えて先に進むと、尾根に沿って兎の足跡がずっと上に続いていました。まるで道案内してくれているように、登山ルートにそってまっすぐ上を目指しています。

変な足跡
 よく見ると、なんとなく変な足跡でした。前足2本と後足4本というおかしな足跡なのです。どうやら、二匹の兎が連なって移動していたらしく、たまたま後足が4本あるように見えたようです。

急登
 神社を過ぎてからは傾斜がきつくなり、まっすぐ登るのがつらくなってきたので、ジグザグに斜面を登るようにしました。時間がかかりますが力づくで直登するよりも楽に登ることができます。

13時56分
 13時56分、時計の高度表示で965mの地点にきました。多少の誤差はあると思いますが、地図で見てもおおよそ1000mの手前あたりであっているようです。

県境尾根
 木々の間から山頂に続く県境尾根もかなり近くに見えるようになっています。しかし、県境尾根に上がるには、まだ急斜面を登らなければなりません。おそらく30分ぐらいかかりそうな雰囲気です。県境尾根に出てから山頂まで15分ぐらいかかりそうなので、このまま進むと山頂に着くのは15時前というところでしょう。まだ、昼食もとっていないので、食事休憩の時間も必要です。食事休憩に30分かけるとしたら、下山開始は早くて15時15分ということになります。那岐山でも似たような行程だったので、おそらくそれでも真っ暗になる前に登山口に戻れるだろうと思います。しかし、何があるかわからないのが山の怖さです。やはり、安全策をとってここで引き返すことにしました。

 まだ昼食もとっていないので、ひとまず休憩をかねて食事をとることにしました。といっても、お湯を沸かしてラーメンを作る気にはなれず、カロリーメイトとチョコレートなどで軽く済ますことにしました。

休憩
 スノーシューで雪をならして、マットを敷いて座りました。考えてみれば、座って休憩するのは、今日初めてです。スノーシューをつけたままなので、脚を投げ出して座らざるを得ないのですが、雪がやわらかいので、かかと側を雪に突き刺して座れば楽チンです。

 休憩を終えて、14時25分に下山開始です。下りのスノーシューは快適です。登りのときのようにジグザグに歩く必要はないので、ふわふわの雪の上をまっすぐに下っていくことができます。

下山時の1合目
 あっというまに高度を下げ、1合目まで下ってきました。時間は15時33分でした。4時間30分かけて登ったルートを、ほぼ1時間で下ってきたわけです。

下山時に中蒜山を振り返る
 牧草地まで戻ってくると、まだ中蒜山は見えていました。引き返した場所が見えています。県境尾根までもうひと登りだったのにと思うと、ちょっと悔しい気持ちになりましたが、まあ仕方ありません。道迷いによる1時間のロスが大きく響いてしまいました。

小雪舞う風景
 気がつくと、いつの間にか粉雪が舞い始め、太陽が力を失ってぼんやりとした光になっていました。さくさく下って、登山口に着いたのは16時20分でした。

■山行データ
途中撤退につき、データなし。

<登山道情報>
雪が深いのでスノーシューが必要です。登山口周辺のトイレは冬期使用禁止になっているため、冬期は登山口にトイレはありません。登山口の塩釜冷泉は水が流れているので給水可能です。


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| 2011年1月 中蒜山 | 00:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ルートを見失い1時間のロス:中蒜山(なかひるぜん) vol 2

2011年1月23日 岡山県真庭市 中蒜山(標高1123.3m)日帰り山行
vol 1はこちら。

半ば雪に埋もれかけのトレースをたどって急斜面を這い上がり、雪原になった牧草地まで上がってきて唖然としました。トレースは牧草地を横断して南西の方向に向かっています。このトレースは登山道とはまったく無関係に歩いていることが判明。無駄な時間と体力を使ってしまいました。とりあえず、牧草地に沿って南に下れば登山道が分岐していたところに戻れるはずなので、スタート地点まで戻ることにしました。

 登山道の分岐地点まで戻ってから、もう一度地図を見直しました。登山道はいったん沢に下りてから尾根に取り付くようになっていますが、ルートそのものはほぼ直線状に北に向かっています。90度右に折れて沢に下るというこの地点がそもそも迷う原因です。斜面を下る手前のところまで行って、もういちどじっくりと周囲を見回してみました。

テープ発見
 そうしたら、手がかり発見です。10mぐらい南の林の中に、ビニールテープを発見です。テープのある場所から斜面を斜めに下っていくようなわずかな痕跡がありました。それをたどって沢に下りていくと、結局さっき下ったルートに合流しただけでした。ということは、やはり、沢に下って上流に向かっていくのが正しいルートだと考えてよさそうです。

 さっき、誰かのトレースとぶつかったところまで進み、今度はそのまま直進してみました。そうすると、右下の一段低いところに向けて、わずかなトレース跡らしきものが確認できました。右に斜面を下って小さな沢のそばまできました。

map1
 地図を取り出して地形と照合し、自分がどこにいるのかを調べてみました。

A地点
 おおむねA地点にいるのだろうということがわかりました。目の前の小さな沢に沿って上流へ向かうと登山道がありそうです。沢の奥のほうで小さな尾根を越えてもう一度沢を渡ったところに突き出した尾根が登山道の取り付きのようです。しかし、実際の景色は真っ白な雪に覆われていまいち判然としません。特に、狭い急斜面にはさまれた沢をたどって奥に進むのは、さすがに抵抗感があります。

B地点
 ひとまず、沢を渡って対岸に上がり、すこし上流に歩いてみましたが、すぐに沢の底に降りて行かざるを得ない状況になっていました。B地点にいるようです。雪崩れたような後はなかったのでおそらく大丈夫なのでしょうが、沢の奥のほうの状況は見えません。なにしろ沢の上に積もった雪を歩くわけですから踏み抜いてしまうと洒落になりませんし、右手の斜面上に登って尾根伝いに奥に進んだほうが安全そうです。直登するには急な斜面なので、右斜め上に登って尾根の上に出ました。

C地点
 尾根上は平坦で歩きやすく、先に進んでいくと細い吊尾根のようなところに来ました。おそらくC地点にいるはずです。谷の地形を地図と照らし合わせて検討した結果、ほぼ正面にある谷がD、左手にある谷がEだろうと見当をつけました。そうするとD谷の入口右側にわずかに突き出ている尾根が登山道の取り付きのはずです。よーく見てみると、沢から尾根を巻くようにトレース跡らしきものがありました。このときは葉っぱにかくれてみえなかったのですが、実はこの取り付き部分にある杉にビニールテープが巻かれていました。目印を見落としていたのですが、なんとかルートを見つけて登山道に復帰することができました。

map2
 家に戻ってからいろいろと調べたり再検討したりした結果、この沢を越えるところでは上の地図のような状況であったようです。細い青色の矢印が最初に迷ったルート。水色の矢印が、誰かのトレースをたどって斜面を這い登ったルート。そして、ピンクの線がようやく登山道に復帰できたルートです。まさか、1合目のすぐ上でこんなに道迷いしてしまうとは思いもしませんでした。無駄にした時間はまるまる1時間です。先が思いやられます。それにしても、実際の登山道に比べて地図のルート表示は省略しすぎですね。地図はあくまでも地図。地図のルートは参考程度にしておかないと、地図は正しいと思い込んでしまうと現状との違いで混乱してしまいます。まあ、いい経験になったと思うことにします。どんな山でもなめてかかってはいけないですね。

尾根取り付き地点近くのテープ
 沢から尾根に取り付いて、少し登ったところでビニールテープを発見しました。このときの安堵感といったら、ちょっと言い表せないほどです。正しい道に戻れたという安心感と、読図が間違っていなかったことのうれしさで、万歳三唱したいぐらいでした。

尾根のルート
 ここから先はひたすら狭い尾根を登っていくだけです。すでにルートの痕跡など微塵もありませんが、尾根に沿って登るだけなのでもはや不安はありません。尾根の途中でお昼になったので少し休憩をとりましたが、やや小雪が舞い始めたのでちゃんとした昼食にはしないで、水分補給と行動食だけで先を急ぎます。

尾根の合流点にあったテープ
 12時55分、枝尾根から一つ大きい尾根に合流する地点まで来ました。標高は約780mです。ビニールテープの目印もしっかりつけられていました。

尾根からの展望
 このあたりは木が生えていないため、やたら展望がききました。蒜山の麓の風景が大きく広がっていました。晴れていたらさぞや気持ちのいい風景でしょう。今度来るときは冬晴れの日に来たいものです。

vol 3に続く。



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| 2011年1月 中蒜山 | 23:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ルートを見失い1時間のロス:中蒜山(なかひるぜん) vol 1

2011年1月23日 岡山県真庭市 中蒜山(標高1123.3m)日帰り山行
Keyword: 冬山、登山、中蒜山、単独


 1月22日と23日は冬型の気圧配置が一時緩んだらしくて、降雪の予報は出ていませんでした。22日のほうが天気はよかったのですが、あいにく仕事が入ってしまい、23日に中蒜山に行ってみることにしました。蒜山三座は岡山では人気の山ですが、実は一度も登ったことがありません。知らないルートの山だというのに積雪期に単独で入ることに多少の不安はありますが、人気の山だからルートの道標もしっかりしているだろうし、土日を通じて誰も入っていないこともないだろうと楽観的に考えていました。

 蒜山の最高気温は4度との予報。それになりに冷え込みそうなので、体を温めるために朝カレーを食べて出かけました。これ、けっこう効果があったようです。冬山登山の朝食に辛口朝カレーはおすすめです。

 米子自動車道湯原IC手前のトンネル出口でチェーン規制されていましたが、湯原ICで下りる予定だったのでノーマルタイヤのまま行けました。国道313号線は凍結も積雪もなく、交通量も少なく快適でした。

道路正面の下蒜山
 やがて正面に下蒜山が見えてきました。下蒜山の登山ルートは犬挟峠(いぬばさりとうげ)からのルートが一般的だそうですが、途中けっこう急登があるとか。クランポンの練習によさそうなので、そのうち登ってみたいと思います。

塩釜へのわき道
 国道313号線から塩釜冷泉へと入っていく道も、きちんと除雪されていました。道路の両脇に似は高さ2mはありそうな雪の壁ができていました。こんなに雪の多い蒜山は初めてです。正面には中蒜山が見えています。

 塩釜ロッジ前の駐車場につくと、車は1台も停まっていませんでした。日曜日だというのに誰もいないなんて・・・と思いながら車を停めて車外に出ようと右足を外にだしたら、つるつるです。雪解け水が凍結して車の周囲がまるでアイスリンクです。転倒しないように気をつけながら車外に出て、登山道の様子を確認しに行きました。

中蒜山登山口
 中蒜山の登山道は塩釜冷泉から引いてきた給水場所の前から始まります。以前にはなかった立派な屋根のついた給水場所ができており、その背後の登山口に小さな看板がありました。近寄ってみると「積雪により登山道に倒木あり」とのこと。まあ、そういうこともあるでしょう。それはたいして問題ではありません。問題は、「踏み跡がない」ということです。トレースの跡らしきものはなんとなくわかる程度にありますが、まさか誰も入山していないとは!

 一気に不安感がこみ上げてきましたが、こういうこともあろうかと12,500分の1の地図を印刷してきたので、なんとかなるでしょう。だめならあきらめて帰るだけです。

 気温は-2度。けっこう冷えてますが、今回はブレスサーモ薄手のTシャツを1枚余分に着ているためか、朝カレーを食べたおかげか、とくに寒いという感じはありません。とはいえ、前回の泉山の経験を活かして、はじめからハードシェル着用で登ることにしました。

記念撮影
 コロンビアのフォレイカーシェルの出番がやっときました。せっかくなので、塩釜ロッジ前で記念撮影しておきます。

登山道案内図
 登山道入口に、なかば雪に埋もれかけた登山道案内図がありました。メジャーな山だし、要所要所に道標ぐらい整備されているだろうと思いつつ、登山道に足を踏み入れました。登山開始時間は9時30分。

 小さな尾根に上がり、緩やかな尾根を登っていきます。トレース跡はわずかな凹みとなって林間に続いているので、この時点ではルートは明確です。ルートをたどっている限りは、つぼ足でくるぶし程度までしか沈まないので、歩きやすく快適です。

塩釜冷泉
 左手に塩釜冷泉が見えました。蒜山の地下をくぐって湧き出す名水です。こんな時期でも凍結することなく透明な水をたたえています。

牧草地越しの中蒜山
 9時55分、林を抜けて開けたところに出ました。地図を見ると、どうやら牧草地のようです。天気はややどんよりとした曇り空ですが、中蒜山は頂上までクリアに見えていました。はたしてあの上まで行けるのでしょうか。地図ではここからルートは右方向に90度曲がることになっていますが、トレース跡も右の林の中に向かっています。

1合目からの展望
 林を抜けると再び牧草地です。今度は斜面下方向に木々がないので、けっこういい眺めが広がっていました。

1合目の道標
 牧草地に沿って少し進むと、道標がありました。あとで知ったのですが、ここが1合目だそうです。1合目の道標もたっているらしいのですが、完全に雪の下に埋まっていたようです。時間は10時5分。地図で見ると別ルートの登山道と合流する地点ですが、牧草地の中を通ってくるルートは完全に雪に埋もれて痕跡すらない状態でした。

スノーシュー装着
 ここらあたりでくるぶしの上まで雪が来るようになっていたので、スノーシューをつけることにしました。サイズ調整もしっかり済ませてあります。エキスパート・オブ・ジャパンというメーカーのスノーシューですが、実は購入したのは10年近く前です。しかし、使ったのは購入当時に奥大山から鍵掛峠へのスノートレッキングに使っただけで、その後は埃をかぶっていました。プラ板タイプにしなかったのは、価格も安かったのですが、なにより一番軽かったからです。クランポン、アックス、ストックに加えてスノーシューまで持ってくる冬山では、少しでも軽いギアが助かります。

 スノーシューをつけたついでに、ハードシェルを脱ぎました。風もないし気温も2度まで上がっていたので、暑いと感じるようになっていました。そうはいっても、これから高度を上げていくので、すぐに着られるようにザックに入れないでスノーシューを取り付けていたベルトに引っ掛けるだけにしておきました。

雪の造形
 出発しようと思ったところで、近くにある雪のふくらみがふと気になりました。この下にはいったいなにがあるのだろうかと思わせる、優美な曲線のフォルムが美しい雪の造形です。

 10時20分に出発しました。少しの間スノーシューの扱いにやや戸惑いましたが、すぐに慣れて足元を気にしないで自然に歩けるようになりました。

埋もれかけの道標
 10時28分、雪に埋没しかかった道標がありました。地図には鳥居のマークが描いてあるあたりです。小さな祠でもあるのだろうと思っていましたが、それらしきものは見当たりません。

トレース跡の分岐
 埋もれかかった道標から少し行くと、トレース跡が分岐していました。(写真は、自分が歩いた後に撮ったので明確なトレースが見えています)まっすぐに行くルートと右に折れて沢に下っていくルートです。雪の凹みぐあいから見ると右に折れるほうが正しいルートっぽい雰囲気ですが、地図の登山道はほぼまっすぐになっています。等高線から見るとたしかに沢に下っているのですが、いきなり90度も曲がるようにはなっていません。とりあえず、まっすぐのルートを進んでみることにしました。このまま直進しながら斜面を斜めに下っていくのかもしれません。しかし、次第にトレース跡が薄くなり、すぐに痕跡がなくなりました。少し歩き回ってみましたが、トレースを見つけることができず分岐まで戻りました。

 今度は右に折れて沢のほうに下ってみます。斜面を斜めに下り一段低いところにある平坦地まで下ると、なんとなくトレース跡のような痕跡がありました。上流方向にむかって進んでいくと、再びトレース跡がなくなりました。



P1020538.jpg
 そのまままっすぐ進んでみると、数日前に誰かが歩いたと思われるトレース跡にぶつかりました。そのトレースは左手の斜面上手から来て、右の沢のほうへ続いています。自分が下ってきたトレースとは直行するようになっています。この直行するトレース跡が、上から来たのか下から来たのかはわかりません。左上の斜面を登ったところは、最初に分岐を直進したあたりです。もしも上から来たのであれば、やはり上に正しいルートはないということなのでしょう。しかし、右手の沢から上がってきたのであれば、沢方面が間違っていたから斜面を登っていったとも考えられます。地図を見る限り右手の沢の方に行くというのは、ありえないと思えます。であれば、やはり沢筋で迷って上が正しいルートだと判断して登っていったということなのでしょう。

 こういうとき、他人のトレース跡がものすごく判断を迷わせます。このトレースが正しいとは限らないからです。完全に無視して自分だけで判断できればいいのですが、やはりどこか自分に自信がないということがあり、100%自分の判断を信じられないのです。ことに、今回は初めてのルートだし、雪山の経験もまだ少ないという負い目のようなものもあります。地図を見るとまっすぐいくのが正しいように思えるのですが、トレース跡らしきものはないし、その先は幅の狭い谷筋になっており、かなりの積雪がある急斜面の下を歩くのははばかられます。そういう不安感が、ますます直行するトレースを信じたいという気持ちを強くさせます。いつまでも悩んでいられないので、とりあえずトレースをたどって斜面を登ってみることにしました。

vol 2に続く。



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| 2011年1月 中蒜山 | 00:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ブレスサーモミドルウェイト(中厚)って乾きにくい?

 モニターでもらっておいてこんなことを言うのもなんですが、先日ブレスサーモミドルウェイトを着ていてちょっと疑問に思いました。これって、案外乾きにくくない? ってこと。

 1月19日の泉山でめいっぱいラッセルしたおかげで、かきたくもない汗をたっぷりかいてしまいました。このとき、地肌に直接ブレスサーモミドルウェイトを着ていたので、当然汗を吸い取るのはブレスサーモの役目です。いわゆる吸湿速乾性能をうたう素材であれば、地肌に直接触れる部分で吸収した汗は、外側に吸い出されそこから蒸発していくので、肌に触れる内側はいつもからっとして快適などと解説されています。ところが、このブレスサーモ、汗に濡れた冷たさが意外に残ります。

 ”そりゃあ、寒い屋外で薄着だからだよ”などと言われそうですが、汗冷えを一番実感したのは実は車に戻ってからなのです。ラッセルで膝を痛めたため途中で撤退して車に戻り、暖房を24.5度に設定して帰路に着きました。ところが、10分たっても20分たっても胸元の冷たさが消えません。ミドルウェアの胸元はジッパーをあけてあるので、乾きにくいということはないはずです。30分が過ぎた頃、ようやく汗冷えの感覚が薄らいできました。

 夏に使っているブレスサーモライトウェイト(薄手)では、汗をかいてもあっというまに乾いてしまいますから、あまり汗冷えを感じたことはありません。ミドルウェイトは生地が厚いので、その分乾きにくいということなのでしょうが、水分がいつまでも地肌側に残っているというのは、冬の登山用アンダーウェアとしてはよろしくありません。那岐山のときは天気が良かったせいか、汗のかき方が泉山のときより少なかったためか、汗冷え感はあまりありませんでした。

 「ブレスサーモの吸湿発熱した空気を繊維間に取りこみ保温する為、衣服内をドライで温かな状態にします。」といううたい文句は、「吸湿」という言葉が表すように、あくまでも湿り気程度の汗をかいた場合ということなのかもしれません。流れ落ちるほどの大汗をかいて完全に濡らしてしまうと、厚手のシャツでは素材が処理し切れなくて汗冷え感が残るのかもしれません。

 そこで実験です。今日、23日に中蒜山に行きました。このとき、地肌にはブレスサーモライトウェイトのTシャツを着て、その上にブレスサーモミドルウェイト、その上に泉山の時と同じミドルウェアを着てみました。気温は、登山口で-1度。登山道途中で3度ぐらいになり、登るにつれて気温が下がり最後は-0.4度まで下がりました。汗のかき方も泉山以上に流れ落ちるほどたっぷりかきました。結果は、気になるほどの汗冷え感は感じませんでした。-0.4度でハードシェルだけ羽織って、前は全開の状態で10分ほど休憩しても、大丈夫でした。 車に戻ってからも、ブレスサーモミドルウェイトが湿っている感じはしばらくありましたが、前回のような汗冷え感は感じませんでした。薄いTシャツ1枚増えた分、温かかったということもあるのでしょうが、速乾性能に優れた素材を下に着用すれば、汗冷え感はほとんど感じないですむようです。

 他のアンダーウェアを持っていないので比較できませんが、ブレスサーモの厚手に関しては、汗をかきすぎると汗冷え感が出てくると考えておいたほうがよさそうです。





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| ウェア類 | 21:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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撤退、されど楽し。:泉山(いずみがせん) vol 2

2011年1月19日 岡山県鏡野町 泉山(標高1209.1m)日帰り山行
vol 1はこちらをご覧ください。

 日の当たらない植林帯の中の林道をつぼ足で歩き続けます。ずいぶん長い時間歩いたような気がしましたが、ようやく神社の横まで来ただけでした。駐車場からわずか200m程度の距離です。汗をかかないようにゆっくり歩いてきましたが、けっきょく汗をかいてしまい耳の周りと首筋が妙に冷えます。体のほうも汗をかいているようで、けっこう冷えてきました。汗をかくほど体は温まっているはずなのに、なぜかぜんぜん温かいという感じがしません。氷点下の気温でもないのに、なぜこれほど寒いのかわかりません。朝シャワーを浴びてこなかったからなのか、準備運動をしっかりしていないからなのか。体が温まっていないのに、薄着で歩き出したから冷えてしまったのかもしれません。汗をかかないことばかり考えてライトシェルを着て出発しましたが、汗をかく前に体が冷えてしまっては意味がありません。体が温まるまではハードシェルでしっかり防寒対策をして、温まったら面倒がらずにライトシェルに着替えるというほうがよさそうです。

林道合流地点
 タオルで汗を拭きつつ、徐々に深くなる雪に脚をとられながら、ようやく植林帯を抜けて別の広い林道との合流点まできました。直線距離にして600m程度なのに、なんと50分近くかかってしまいました。途中なんどか立ち止まっていますが、これほど時間がかかっていたとは・・・ 

 広い林道に入ると、膝下までもぐるようになりました。日が当たるようになったため、雪質もやや湿った感じが増して、足を抜いて前に踏み出すときの抵抗感が強くなってきました。広くなった林道を先に進むと、谷に面して開けた場所に来ました。

Aコースの道標
 道は大きくカーブしてUターンするように右上の尾根に向かっています。そのカーブが始まるところに登山道Aコースの道標が半ば雪に埋もれた状態で立っていました。駐車場近くにあった登山道案内図によると、このあたりからBコースが分岐していたはずです。道標の左手に、谷に沿ってまっすぐ進む道もあるようなので、おそらくそちらがBコースなのでしょうが、Bコースを示す道標らしきものはありませんでした。

兎の足跡
 真っ白で平坦な雪道の上には、野うさぎの足跡がくっきりと残っています。途中には鹿らしき足跡もあって、この雪山のどこでどうやって彼らは生きているのか、ちょっと不思議な気持ちがします。

林道を振り返る
 振り返ると自分のトレースだけが滑らかな雪面に残っていて、がんばっているなあと自画自賛気味の誇らしげな気持ちもちらほら。夏山と違って、自分がどこをどう歩いてきたのか、明確にわかるというのは案外うれしいものです。冬山の面白さが少し解った気がします。

膝上までの積雪
 道標から先に進むと、雪がいきなり深くなりました。膝上が普通になり、ときおり股下近くまで潜るようになりました。谷沿いの斜面なので日差しがもろにあたり、雪はさらに重さを増してきました。靴が常に雪の中にあるため、足がけっこう冷たいままです。ソックスは、グンゼのBODY WILDブランドの吸湿発熱素材の5本指ソックスにウールの厚手ソックスの重ね履きなので、保温性はそれなりにあると思いますが、雪の中の冷たさを完全にシャットアウトするとまでは行かないようです。那岐山のときにはぜんぜん冷たさなんて感じなかったのですが、やはりトレースを歩くのとつぼ足では違うようです。もっとも、我慢できないほど冷たいわけではないので、このままでも問題ありません。ただ、雪の重さが膝に負担になったらしく、左膝に痛みが出てきました。

通行止めの看板
 大きくカーブしながら登りになっている林道を上がっていくと、前方に通行止めの看板が見えてきました。登山道は、ここを左折してしばらく行ったところから始まります。駐車場からの距離は、地図で見る限りまだ1kmも行っていないと思われます。左ひざの痛みはけっこう強くなってきました。以前はよく左ひざを痛めていたのですが、最近の夏秋の山行では出ることがなくなっていたので、完治したのかと思っていました。冷えていることも原因の一つかもしれませんが、普段とは違うストレスがかかるとやはり痛みが出てくるようです。

狭くなった林道
 左折した先の林道は、いままでとうってかわって狭くて暗い道になりました。30mほど進みましたが、左足を動かすのが苦痛になってきました。せめて登山道入口まで行きたかったのですが、地図で見るとまで200m近くありそうです。空腹でばててきたこともあり、ここらあたりで撤退することにしました。時計を見ると、ちょうど12時でした。無理して膝を悪化させて登山できなくなっても困ります。つぼ足、ラッセルの大変さはよーく身にしみて解りました。スノーシューが使えるところはスノーシューを使って楽をしないと、とても山頂までひとりでラッセルなんかできるものではありません。それが体験できただけでも良しとします。

井水山
 自分のラッセル跡をたどって戻る途中、木々の隙間から山頂が見えました。とっていも、頂上付近に大きな岩が見えていたので、泉山の頂上ではなくおそらく南峰(井水山)でしょう。次回登るときは、せめてあの頂まで行きたいものです。

自分のトレース
 帰路は楽チンでした。トレース跡をがしがし歩いて下ります。左ひざが痛むので、あまり早足では歩けませんが、それでも上りのトレース二歩分を一歩で歩けます。

駐車場間近
 広い林道から神社へと続く林道に入り下っていくと、やっと前方に駐車場前にあった鳥居が見えてきました。駐車場に着いたのは12時40分。たいした距離を歩いていないのに、結構疲れた山行でした。近いうちに、リベンジしたいと思います。

 なお、登山靴シリオ712(現行品は713)は、2時間強のラッセル後にも濡れてしみてくるようなことはありませんでした。さすがに四季の八ヶ岳で使用することを前提に造られているだけのことはあります。


■山行データ
途中撤退につき、データなし。

<登山道情報>
コースに関しては未確認ですが、雪が深いのでスノーシューが必要です。駐車場のトイレは、冬期使用禁止でした。国道179号線井坂の少し南、西屋の道路沿いに公衆トイレあり。



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| 2011年1月 泉山 | 00:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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撤退、されど楽し。:泉山(いずみがせん) vol 1

2011年1月19日 岡山県鏡野町 泉山(標高1209.1m)日帰り山行
Keyword: 冬山、登山、泉山、単独


 あいかわらずの冬型気圧配置で、15日以降の県北は記録的な積雪となっていました。どこか登れる山はないものかと、ネットの天気予報で主だった山のある地域の天気を調べていると、不思議なことに鏡野町にある泉山だけ18日と19日に晴れの予報がでていました。県境から少し南にあるので、雪雲の影響が少ないのかもしれません。だったら積雪もそれほどひどくはないのかもしれないと、勝手に思い込んだのが運のつきでした。

 「岡山県冬期道路気象情報システム」で朝の道路の様子を見ると、奥津川西のあたりでも積雪や凍結もなさそうで、これなら安心と勇んで出かけました。国道53号線を北上し、院庄から国道179号線に入ります。

院庄ICからの泉山
 院庄ICを過ぎると、正面に泉山がどっしりと聳えているのが良く見えます。この山は伯耆大山のようにピークが連なっているので、稜線まで上がると少し縦走するようになります。泉山のピークは南から見ると北端にあり、鏡野町養野の登山口から登ると、まさの山頂部の縦走をこなさなければなりません。そこで、もっとも登山道の距離が短くなる泉山北側の笠菅峠(かさすげとうげ)の登山口から入ることにしました。とはいえ、2日前まで大雪だったわけですから、はたして笠菅峠まで通行できるかどうかです。

 奥津温泉のすぐ上にある道の駅奥津までノーマルタイヤのまま上がってきましたが、ここからいよいよ広域林道に入ります。当然雪道であることは覚悟していたので、いったん状況を確認してから道の駅でチェーンをつけようと林道入口で右折してみたら、ほんの数十m先で大型の除雪車が作業中でした。しかも2台で道をふさぐように。当然、笠菅峠までは開通しておらず、通行止めでした。

 仕方がないので、そのままUターンして養野の登山口へ向かいます。国道179号線井坂のT字交差点をまがって川を渡り、そのまま坂道を登っていきます。日当たりがいいせいか、わき道にもかかわらず積雪はありません。沿線の家の生活道路なので、除雪もしっかりされているようです。細い道を泉山登山口の案内板に従って登っていくと、養野の集落で二股を右に上がっていくところから先が積雪のある急坂になっていました。チェーンをつけられるスペースがなかったので、右折しないでそのまま直進し、少し先の余裕のあるところで車を停めてチェーンをつけました。

泉神社の駐車場
 チェーンの威力で圧雪路面の急坂をぐいぐい登りきると、泉(いずみいわ)神社の駐車場につきました。駐車場はそれなりに除雪されていたので、そのまま突っ込んで車を停めます。

新雪の林道
登山道をみると、完全に新雪の下に隠れており、トレースの跡などありません。痕跡すらない状態です。冬の泉山に登る人はあんまりいないのかもしれません。

スノーシュー
 準備を整え、スノーシューを履こうとして「やっても~た」とがっくり。スノーシューといっても、プラ板タイプではなく、ワカンのようなアルミフレームのタイプなので、大型のワカンのようにも見えるものです。以前使ったときはキャラバンシューズにサイズを合わせていたので、今使っているシリオの靴がはいりません。六角レンチを使うビスとナットで爪のある金属プレートを白いプラスチックの穴にとめているので、サイズを調整するにはこのビスをはずさなければなりません。六角レンチなど持っているわけもなく、あえなくスノーシューは車のトランクに出戻る羽目に。まあ、つぼ足の実体験が今回の目的なので最初からつぼ足でもいいかと思い、バージンスノーの道に脚を踏み入れました。もたもたしていたので、時間はすでに10時30分になっていました。

泉山登山道案内図
 入口横に登山道の案内図がありましたが、雪が垂れ下がって上のほうが読めません。ストックで雪を落としてやっと全体が見えるようになりました。AコースとCコースは国土地理院の地図にも描かれていますが、Bコースはありません。一般コースではないということなので、急峻なのかわかりにくいのか、とにかく雪のない時期に一度歩いてみたいと思います。今回はAコースを行く予定ですが、端から登頂は考えていません。行けるところまでということですが、良く行っても稜線にでるところ、つまり「ふくが乢」まで行ければOKです。

積雪30cm以上
 駐車場からはしばらく林道ですが、見事にバージンスノーロードと化しています。どこまで行けるかわかりませんが、とりあえずがんばってみるかという感じです。脚を踏み込むと30cmほどもぐるので、実際の積雪量はもう少しあるのでしょう。先日購入したノースフェイスのVerb Pantはなかなかいい感じです。ものすごく伸縮性があるので、足の曲げ伸ばしにストレスがほとんどありません。撥水性能もいいようです。しかし、お尻のあたりがなんとなく冷えてきます。気温は1.7度。那岐山の頂上よりも暖かいのですが、なぜかあのときよりも寒いと感じます。わずかな風があるせいなのか、まだ体が温まっていないせいなのか。アンダーは那岐山の時と同じCWXタイツですが、これぐらいの気温の時は、もう少し厚手のタイツのほうがいいようです。

 上半身のほうもじんわり寒さがしみてきます。今回も那岐山と同じで、アンダーがブレスサーモ中厚、ミドルがミレーのウェアです。アウターはモンベルのライトシェルで、さすがにはじめから着ていますが、首元あたりからひんやりとしてきます。ジップを一番上まで上げて首元から熱が逃げるのを防ぐと少しましになりましたが、背中の辺りもやっぱり冷える感じです。15分も歩けば体があったまるだろうと、そのまま歩き続けました。しかし、今度は指先がジンジンしてきました。

 手袋は、ミズノブレスサーモ防水手袋だけしていたのですが、どうやらこの手袋は真冬の防寒用としてはだめみたいです。指をにぎにぎしたりしてなんとか暖めようとしましたが、まったく改善しません。冷たさを越えて痛さを感じ始めたので、手袋を交換します。ウールの薄手インナーをつけてからフリースの手袋をはめると寒さが納まりました。ミズノブレスサーモ防水手袋は、残雪期や秋山での雨対策手袋として考えておいたほうがいいようです。ブレスサーモの発熱するといううたい文句を過信しないほうがいいですね。

vol 2につづく。



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| 2011年1月 泉山 | 19:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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登山用パンツ新調:ノースフェイスのVerb Pant

 前回の那岐山登山で、夏秋用に使っているパンツでは撥水性能にちょっと不安があると感じたので、雪山用のパンツを新調することにしました。

 さっそく好日山荘に行ってみると、年末からの冬物クリアランスセールが引き続き行われていました。ストレッチ素材で防風性能があり、ベンチレーションがついていることが今回の条件です。なんでベンチレーションがほしいかというと、厳冬期はともかく初冬や残雪期ではけっこう汗をかくので、パンツにもベンチレーションがあったほうがいいだろうということです。太ももや腰周りが汗でじっとり張り付くのはとっても不快ですから。その意味では、保温性能はとくに重視しませんでした。寒ければハードシェルパンツでもいいわけですし。

 とりあえずめぼしをつけていたのは、コロンビアのリッチモンドヒルパンツです。ベンチレーションつき、4ウェイストレッチ素材、撥水性と防汚性を発揮する“オムニシールド”といった機能があって定価8300円と格安です。それがセールで20%オフならお買い得! しかし、サイズはSしか残っていませんでした。しかもほしかった黒ではない。念のため試着してみるも、やはりSではウエストがきつすぎます。

 かわりのものを探してみましたが、セールの対象になっているものにはベンチレーション機能がついたものがありません。あきらめて、黒色のカーゴパンツタイプのミズノのパンツにしようかと半ば決めつつも、やっぱりいまひとつふんぎれません。デザイン的にいまいちということもありましたが、雪山で使うウェアに中途半端な妥協はしたくなかったので、ミズノは却下。

 セール対象外製品のコーナーには、さすがにほしいと思わせるものが並んでいます。こんなことなら年末の冬山セールのときに買っておけば、ポイント3倍ついたのに・・・と悔やんでみてもしかたがありません。デザイン、機能、価格とも気に入ったノースフェイスのVerb Pant(バーブパンツ)に決定です。

verb_pant.jpg
 決め手は、非常に柔軟なストレッチ素材であること、20洗80点の撥水加工、ファスナー付きベンチレーション、裾ドローコード仕様、ウエストアジャスタブルなどの機能があって、価格が13,650円とそれほど高額でなかったことなどです。とくにベンチレーションの取り付け位置が、サイドの縫い目部分でなく少し太もも前側にオフセットされているところが気に入りました。テント泊などで寝るときに、サイドにジッパーがあると横向きになったときに当たって気になりそうなので、真横にないほうがいいのです。

 ということで、1円の値引きもない定価販売でVerb Pantを購入しました。ちょっとくやしいですが、まあしかたありません。今期はもう何も買わんぞ!! と心の中で叫んでみるも、実現できるかどうかはいとあやし。

Verb Pantの使用レポートはこちらをご覧ください。


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| ウェア類 | 20:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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便利なエクセル登山届けテンプレート

 山に入るときは登山届けを提出するのが半ば入山者の義務のようなものですが、現場で書くのは案外面倒です。メジャーな山でなければ登山届けなんて自分で用意していかないといけないし、届けを出すポストもない場合がほとんど。最近は、メール添付で登山届けを出しても受け付けてもらえたりしますが、いちいち手書きしたものをスキャンするのも面倒です。

 ということで、便利なテンプレートを見つけました。フリーのエクセルテンプレートで、ダウンロードしてエクセルで必要事項を記入するだけで登山届けが作成できます。印刷して持参するもよし、メールで所轄警察署に提出するもよし。地元の低山などに登る場合でも、印刷して家族に渡しておくだけでもいざというとき役にたちますから活用したいと思います。Vectorからダウンロードできます。

登山届(登山計画書)のExcelテンプレート



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| ヤマネタ・ニュース | 00:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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