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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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絶壁と神様と紅葉と:天神山 vol1

2010年11月23日 岡山県高梁市 天神山(標高777m)日帰り山行

 一昨日、伯耆大山の象ヶ鼻まで登ったばかりで若干疲れが残っていたものの、いい天気になるとの予報で出かけました。もともと11月13日に登る予定だった山なので、紅葉が終わる前に登っておきたいというのも理由のひとつです。

 事前に調べたところ登りに3時間程度かかるらしいので、朝8時前に自宅を出て近所の24時間スーパーで昼食のおにぎりを買い、岡山自動車道総社ICから賀陽ICまで高速道路に乗りました。岡山自動車道は無料化実験中なので、岡山自動車道のIC間は無料で利用できます。この実験が始まってからは、県北へ行くのにこの自動車道を使うことが普通になりました。おかげで時間短縮ができ助かります。高梁までは国道180号線を使うと1時間かかりますが、高速を使うと40分ほどです。

天神山登山道入口表示板
 高梁から成羽を抜けて、成羽川沿いの道をべんがらで有名な吹屋方面に進んでいくと、およそ30分で天神山登山口に到着です。登山口は県道33号線沿いにあり、案内板も出ているのですぐわかります。

天神山登山道駐車場入口
 案内板に従って県道から左に入ると、右に登山道、左と正面奥に駐車場があります。駐車場は2段になっていて、手前よりも奥の駐車場のほうが広いです。

奥の駐車場
 奥の駐車場まで上がってみると、広島ナンバーの車が一台停まっているだけでした。さすがにマイナーな山なので、こんなものでしょう。隣に車を停め、準備をして登山道に向かいます。

中国自然歩道案内板
 念のため駐車場入口にあった看板を確認します。1枚は中国自然歩道の案内でした。吉備高原を横断するこの自然歩道は、いつか県内全ルートを踏破してみたいと思っていますが、公共交通機関をうまく利用して歩くためには、2~3泊の行程で何度かに分けないとうまくいかないので、年末年始やGWなどの連休をうまく使う必要があります。天神山登山道もこの自然歩道の一部になっています。

天神山探鳥路案内板
 もう1枚の看板は、天神山頂上にある探鳥路の案内板のようです。よく見ると天神山の裏側から車でも上がれるようになっているみたいです。車で登れるのだったら登り甲斐がないなあとややがっかりしつつ登山口に向かいます。

天神山登山口
 登山口にはそれとわかる標示がなにもなく本当に登山道なのか確信がもてなかったのですが、ほかに道らしいものはなさそうなので先に進んでみました。出発時間は、9時25分でした。

登山口の紅葉
 このあたりの山は里山の雰囲気が残っていて、きれいな紅葉が見られました。

落ち葉の登山道
 落ち葉が厚く降り積もった道を踏みしめながら、ゆっくりと歩きます。

天神山遠望
 カーブを曲がると、天神山らしき頂が遠くに見えました。山頂付近にある絶壁と紅葉の取り合わせが美しいという天神山ですが、たしかに見事な絶壁が見えています。

路傍のおじぞうさん
 道の傍には、お地蔵さんが一体。朝日を浴びて気持ちよさそうです。

人工林に向かう登山道
 道は小さな沢を渡り、うすぐらい人工林へと入っていきます。

紅い俳句の看板
 登山道脇に俳句の看板がぶら下げてありました。著名な俳人なのか地元の人の句なのかわかりませんが、毒々しい赤に塗られた看板はちょっと環境にそぐわないように感じます。

倒木ある登山道
 登山道は沢の右岸に沿って上っていきますが、人工林の手入れがなされていないらしく、倒木が道をふさいでいるところもあります。

頂上まで1700mの看板
 倒木をくぐったところにまた俳句の看板がありました。今度は、登山口からの距離もメモ書きされています。そして、頂上までの距離が書かれた看板も。下から500mで上まで1700mということは、登山道の全長は2200mということです。それぐらいの距離だったら、自分のいつものペースでも2時間もかからないで行けそうです。いつものペースといっても、写真を撮りながら比較的ゆっくりのペースであって、さくさく歩くということではありません。

石段になった登山道
 やがて谷が狭まってくると、登山道は古い石段の道に変わります。途中で沢を越えて、今度は左岸沿いに上を目指すようになると、右岸は薄暗い人工林、登山道のある左岸は明るい自然林になりました。

巨岩をつつむ木
 進んで行くと、登山道脇に大きな岩があり、その岩をわしづかみにするように木が根を張っていました。岩のくぼみで発芽した種子が生きるために岩の上に根を伸ばし、いつしか岩を包み込むようにして成長し、地面まで根を伸ばした結果でしょう。ここまで成長するのにどれほどの時間を要したのか想像すると、その執念に脱帽するばかりです。

ホオノキの落ち葉
 石段はいつしかコンクリート製の丸太風資材でつくられた階段にかわりました。その階段を上っていくと、今度は登山道が大きな茶色い落ち葉で埋め尽くされていました。ホオノキの落ち葉のようです。トチノキの葉っぱとよく似ていますが、葉っぱの先端にとがった部分がないので、ホオノキの葉っぱだと思われます。25.5cmの自分の足の大きさと比べてもずいぶん大きな葉っぱです。昔の人がこの葉っぱをお皿代わりにつかったりしたというのも、なるほど納得です。

五合目の看板
 そして、やっと「五合目あたり」の看板を見つけました。時間は10時7分。登山口からおよそ30分の道のりでした。それにしても、なぜハートマーク一杯なんでしょう。「足元に気を付けて」の言葉とともに、なんだからラブラブ気分の五合目でした。

頂上まで1200mの看板
 五合目看板のすぐ上に、頂上まであと1200mの看板も発見。1700mの看板から約25分かかっているので、100mあたり5分かかっている計算になります。とすると、山頂までは約1時間というところでしょう。

モミジの落ち葉
 自然林の森を抜ける登山道になってからは、登山道は色とりどりの落ち葉が敷き詰められた道になり、歩いていて楽しい気分になります。なかでも紅いモミジが多くおちていると、ちょっとしたレッドカーペットを歩いているようで気分も上々です。

黄葉するモミジ
 時折、黄色いモミジが頭上に枝を広げているのも、目の保養になります。

蛇のような根の木
 再び巨岩が登山道脇にそびえているところに来ました。ここでも岩の上にしがみつくような木があって、大蛇がうねっているような太い根が岩の上を地面に向けてはっていました。天神山の木は、他の山よりも生命力が強い木が多いのでしょうか。なんだか、パワースポットに来たような気になってきました。頂上付近に神社があるということを考えると、昔の人もそんな風に感じていたのかもしれません。

とぐろを巻く根
 別の岩にへばりついた木です。こちらはあまりにも高さがあるので根は地面を目指さず、岩の上でとぐろを巻くようにしていました。岩のわずかな隙間に細い根をもぐりこませて体を支えているのでしょう。

落ち葉の積もる階段
 ふかふかで、かさこそと音を立てる落ち葉が敷き詰められた階段は、途切れることなく頂上へと続いています。

頂上まで700mの看板
 登山道の傾斜が少しきつくなってきた頃、頂上まであと700mの所まで来ました。10時34分です。あと1200mの看板から500m、所要時間は約25分。計算どおり100mを5分で登ってきていました。

大権現
 登山道の正面に絶壁がそそり立っている場所に来ました。絶壁の下がちょっと凹んだ岩屋のようになっており、そこに小さなおじそう様が祭られていました。体は小さいけれど大権現と書かれており、なんだかりっぱな神様っぽい雰囲気です。大権現って何?と思って調べてみたところ、権現というのは、仏教の仏が神の姿を借りて出現したものという思想に基づいた日本の神の神号のひとつだそうです。権というのは「仮の」という意味だそうで、昔の役職である権大納言のような使い方と同じとか。つまり、権現とは仏が仮の姿で現れたものという意味です。神号というのは、帝釈天とか弁財天、大黒天など、古代インドの神が仏教にとり入れられたときの神号「天」に相当するものだそうです。日本の神道や山岳信仰と修験道が結びついたものが仏教に取り入れられたものが「権現」ということなので、天神山の大権現ももともとは山岳信仰の神様だったのでしょう。かつて巨岩は神として崇拝されていましたから、天神山の絶壁は神そのものだったのかもしれません。

vol 2に続く

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| 2010年11月 天神山 | 16:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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好日山荘冬山セール

12月3日から12日まで好日山荘の冬山セールが開催されます。とどいたDMによると、メンバーズポイント3倍になるそうです。冬山ギアを買うなら、今週末がチャンスです。

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| ヤマネタ・ニュース | 21:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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初めての白銀の峰:伯耆大山 vol2

2010年11月21日 宝珠越ルートで象ヶ鼻まで日帰り山行
vol1はこちら

中宝珠越直後の崩壊地
 中宝珠越を10時20分に出発しました。出てすぐに崩壊地を通ります。登り方面右手が大きく崩れていますが、ロープで柵が設置されているので、とくに怖いという感じもなく、初心者でも問題ないでしょう。写真は通過後に振り返って撮影したものなので、下り方面を見ている状態になってます。

雪のついた岩場
 しばらくは普通の尾根道が続きますが、いよいよ手ごわそうな場所が出現しました。雪の着いた岩場です。岩場といっても土の中から岩が露出している状態で、雪がなくても滑りそうな感じです。上からロープが垂れ下がっているので、とりあえずなんとかなりましたが、傾斜が急で滑りやすく、上りよりも下りがやばそうです。この場所の先にもう一箇所同じような場所があり、このルート最初の難関です。このあたりは尾根上というよりも、ちょっとしたピークの斜面でトラバースと直登が繰り返されているような状態で、見晴もよくありません。

 途中で、上から降りてくる男性に会いました。上はクランポン(アイゼン)が必要な状態かどうか尋ねたところ、クランポンを持っていないし、初心者なので上宝珠越まで行って戻ってきたとのことでした。どうやら私がクランポンのことを聞いたので、てっきり冬装備を持っている経験者だと思ったようです。実は同じ冬山初心者なんですが・・・ とりあえず、上宝珠越までは行けるということがわかったので、当面の目標を上宝珠越にして先に進むことにしました。

 やがて斜面をトラバースしながら登っていく比較的歩きやすい道となり、すこし傾斜が緩くなってきたと思ったら見晴のいい場所に出ました。時間は11時ちょうどでした。

朝の三鈷峰
 正面に三鈷峰が迫ってくる展望のいい場所です。小ピーク下の尾根に出たという感じです。道はここから右に折れ、狭い尾根を伝います。

朝の北壁
 左手の斜面を上に登っていくようなふみ跡があったので登ってみると、一坪ほどの広さのある小ピークでした。大山北壁の眺めがいい場所です。

 小ピークで休憩がてら写真を撮っていると、後から数名の登山者がやってきました。この先どういうルートになっているのか、彼らが歩く姿をカメラで追ってみました。

小ピークからの足元の尾根
 まずは、すぐ足元の尾根です。わりと歩きやすそうです。ルートはその先の鋭い尾根をたどって左上へと続いているようです。

小ピークから先の尾根
 前の写真の右上あたりの尾根を望遠で写したものです。切れ落ちた尾根道ですが、心配するような雰囲気ではありません。

小ピークから急斜面のピーク
 前の写真の尾根から一度下って、この小ピークに登るようですが、けっこう急斜面らしくて、彼らが登っているときに「両手を使って!」とか「そのままよつんばいでいいから!」とか、「しっかりロープをつかんで!」などと声が聞こえてきました。手ごわそうです。

 写真を撮っているうちに20分が経過していました。長居は無用です。カメラをしまって11時30分に出発しました。

2つ目の崩壊地
 10分ほど歩くと崩壊地点がまた現れました。今度も上り方面右手が崩落していますが、ただロープが張られているだけです。左手は木が生えていますがこちらも急傾斜です。ちょうど吊尾根のような場所です。先ほど小ピークから先行する登山者を撮影した写真の2枚目にあたる部分のようです。距離は4m程度なのでたいしたことはありませんが、雪があるだけに慎重に渡ります。

急斜面上部
 そして、小ピークから見た手ごわそうな場所に差し掛かりました。登る前に写真を撮るのを忘れるほどの急斜面です。雪もしっかりついています。垂れ下がったロープにつかまりひやひやしながら登りました。

急斜面を振り返る
 振り返って、今登ったばかりのルートを撮影したものです。道は左下に降下するようについています。

上宝珠越
 急斜面を登りきったところのすぐ先が上宝珠越でした。到着は11時54分。中宝珠越から25分でした。ここは元谷の砂すべりルートとの合流点です。夏であれば、下りはこの砂すべりルートが楽でいいらしいのですが、さすがに雪があるとそのまま滑落するのではという心配があります。また、落石の多い元谷ルートは、積雪があると落石の音が聞こえないのでやばそうです。音もなく転がり落ちてくる石に直撃されたらただではすまないので、今回は同じ道を戻るつもりです。

上宝珠越からみたユートピア尾根
 上宝珠越から見上げたユートピア小屋です。ルートはこの斜面を右からぐるっと回りながらトラバースして、尾根の左手の平坦になっているあたりに出るようです。先行した登山者の声が聞こえてきます。雪質は、いままでのように凍結した滑りやすいものではなくさらっとした状態で、わりとグリップが効きました。ここからは尾根道ではないので急斜面もないようだし、ひとまず先に進んでみることにします。

上宝珠越から上の登山道
 斜面を左回りにトラバースしながらの登山道は、傾斜が緩く歩きやすい状態です。中宝珠越から上宝珠越までの尾根ルートから比べると、雪こそ多いものの危ない雰囲気もなく、かなり快適なルートでした。

上から見た宝珠尾根
 下を見るとさっき歩いてきた宝珠尾根が良く見えます。真ん中あたりの尾根が大きく切れ込んだところが、手ごわかった急傾斜のところです。

ユートピア分岐
 12時18分、ユートピア分岐に出ました。正面に見えるピークは三鈷峰です。

ユートピア分岐から小屋を見上げる
 右手を見上げるとユートピア小屋がすぐ目の前にあり、その上に象ヶ鼻のとんがりが見えます。どうやら目標としていた象ヶ鼻までたどり着けそうです。

ユートピア避難小屋
 12時25分、ユートピア小屋に到着です。思っていたよりもこぎれいな小屋でした。

ユートピア避難小屋内部
 中もきれいにされていて、これなら泊まってみようかという気にもなります。ただ、トイレも水場もないというのが問題です。

ユートピア小屋から見た北壁
 小屋の前から北壁と各ピークが良く見えました。左の一番高く見えるところがおそらく天狗が峰、その右のわずかな高みが最高峰の剣が峰のようです。さらに右に行き一段低くなっているところが駱駝の背と呼ばれる平均台のような狭い尾根、そしてその右手の三角錐が弥山(みせん)だと思われます。

 時間も時間なので、小屋の中でお昼にしようかと思いましたが、象ヶ鼻はすぐ目の前だし天候が急変しても困るので、とりあえず象ヶ鼻まで登ることにしました。

象ヶ鼻から見た天狗ヶ峰
 象ヶ鼻到着は12時25分。駐車場を出発してから約4時間でした。いままでずっと見上げていた北壁はほぼ水平に見られるようになり、天狗が峰の頂もずいぶん近くに感じられます。この先もまだいけそうな雰囲気ですが、この先はさすがにクランポンとアックス(ピッケル)なしに行くのは無謀と判断し、雪山登山初体験はこれにて終了です。機会があれば、雪が深くならないうちに、ちゃんとした冬山装備で剣が峰に挑戦してみたいと思います。

象ヶ鼻からみた三鈷峰
 下を見ると、迫力ある岩壁を見上げていた三鈷峰もここからは見下ろすことができました。地表付近は黄砂の影響なのか、なんだかもやっとしていますが、雲ひとつない最高の天気です。

象ヶ鼻からみた野田ヶ山方面
 野田ヶ山方向に目をやると、単独行の男性がゆっくりと下っていくのが見えました。日の当たる斜面なので雪はかなり解けているようで、これなら親指ピークもそれほど苦労しなくてすみそうです。

 風も強くなく、気温も9度と暖かかったので、象ヶ鼻でお昼にしました。最近はおにぎり3つというのがパターン化してしまいましたが、日帰り登山の場合はそれでも十分です。もう少し寒くなると温かいラーメンが恋しくなるところですが、この時期であればポットに入れてきた温かいお茶で十分暖まります。

天狗が峰から下山する男性
 石に座ってお茶を飲んでいると、上から単独行の男性が降りてきました。剣が峰まで行ったのかと聞いてみると、天狗が峰までもう少しというところで引き返してきたとのこと。ちょうど写真右上が天狗が峰ですが、その直下の尾根の途中、黒い岩肌が見えているあたりで引き返したそうです。4本爪のクランポンをつけていましたが、雪がかなり緩んで怖かったそうで、12本爪だったら行っていたのにと悔しそうに話してくれました。徳島から日帰りで来られたそうで、岡山の就実女子大学に娘さんが通われているとか。

 二人でそんな話をしていると、下から単独行の女性が登ってきました。見るとクランポン・アックス(ピッケル)の装備はなしですが、そのまま上へと登って行きました。「大丈夫なのかなあ」と二人して彼女の後姿をみながら言ってみたものの、こればっかりは自己責任なので滑落しないことを祈るのみです。

 そのうち下山予定の13時になったので、徳島から来た男性に別れを告げて下山を開始しました。ユートピアの分岐まで来たとき、三鈷峰の頂上に人が立っているのが見えました。三鈷峰も地震の影響で登山道が崩落して危険だと聞いていたのですが、登れるのであれば登っておきたくなるのが人のサガ。往復で40分ぐらいを見込んで、下山時間を計算してみました。このとき13時15分でした。下宝珠越に遅くとも15時を目標にしており、コースタイムは約1時間かかるようなので、三鈷峰に40分かけても14時には下山を開始することができます。ということで、三鈷峰に登ってから下山することにしました。

三鈷峰手前の崩壊地
 ユートピア分岐から三鈷峰へ向かう道はダイセンキャラボクの中を縫うような緩い下りの道ですが、三鈷峰手前の小ピークを越えるといきなり左側が切れ落ちた断崖絶壁に面した道になります。

三鈷峰登山道
 中宝珠越あたりから見上げていたあの岩壁の上を通る道です。右側は草付きの斜面、左側は落石の音がひっきりなしに響く岩だらけの絶壁と、まるで正反対の様子の斜面の間を道が登って行きます。

セルフ失敗
 三鈷峰頂上に13時30分到着です。ユートピア分岐から20分かかると見ていましたが15分でした。今日登った所では唯一山頂の碑が立っている場所です。象ヶ鼻はピークではなく尾根の途中のこぶのようなところなので、何の表示もありません。せっかくだから、記念写真の1枚ぐらいは撮っておこうと、セルフタイマーにしてケルンの石の上にカメラを置いて撮影を試みるも、安定が悪くぐずぐずしていたためみごとなお間抜け写真に・・・

記念写真
 撮り直そうとしていると、徳島からきた男性がいいタイミングで現れました。「撮りますよ」というお言葉に甘えて、記念写真を撮ってもらいました。

三鈷峰から見た象ヶ鼻上の尾根
 三鈷峰の頂上からさっきまでいた象ヶ鼻とそこから天狗が峰へと続く尾根筋を望遠レンズで眺めていると、上に登っていった単独行の女性が下ってきているのが見えました。「おっ! あの女の人戻ってきてますよ」と言うと、徳島から来た男性も「無事でよかったですね」と安心した様子。お互い、声をかけていなかったことを少し気にしていたのかもしれません。他にも、男性二人のパーティーが、途中で引き返し始めたのが見えました。やはり、象ヶ鼻から上の稜線は、気楽に歩けるほど甘くはなかったようです。

 のんびり景色を眺めていると、今度は徳島から来た男性が先に出発していきました。3分ほど遅れて自分も出発です。10分ほどでユートピア分岐に着き、14時前に下山を開始しました。上宝珠越まで10分で着いたのですが、斜面を下っているうちに左ひざに痛みを感じ始めました。今回は日帰りで荷物も軽いのでストックを使わない山行にしたのですが、それがまずかったようです。考えてみれば、登り始めてからは途中にベンチのような気の利いたものも無く、座って休憩したのは下宝珠越と象ヶ鼻での計20分ほど。6時間の行動に20分の休憩で、しかもストックなしとなれば、さすがに膝もねをあげるわなあと思いつつ、急傾斜の難所にさしかかりました。

手ごわい急斜面の下り
 立ち止まって写真を撮っていると後ろから年配の男性が追いついてきたので、道を譲ります。その男性もおっかなびっくりの様子で、例の難所を下って行きます。朝に比べると雪はかなり減っていましたが、危険な場所であることにかわりはなく、男性の後を追って慎重に下りました。

 その後の急傾斜をこなしていくうちに、左ひざの痛みは徐々に悪化し始めました。まげて力が入るとピキッ!と痛みが走るので、左足で踏ん張ることができず、右向きの状態で左足を先に下ろして、手を突いたりしながら右足を下ろすという状態になってきました。

午後の三鈷峰
 途中三鈷峰が午後の斜光を浴びてきれいに見えましたが、じっくり鑑賞している余裕も無く先を急ぎます。下山速度はがくんと落ち、下宝珠越に15時を予定していたのに、中宝珠越に着いた時すでに15時になっていました。

 中宝珠越では雪がなくなっていたので、少し座って休憩したり、膝の屈伸運動やマッサージなどしてみましたが、たいして効果なしです。できるだけ左足に体重をかけないようにゆっくりと歩くことにして出発。ここから下宝珠越まではたいして急なところはないので、これまでよりは楽です。

下山時の下宝珠越
 15時28分に下宝珠越に到着です。ここから尾根を下るので、再び急傾斜の道になります。ただ、距離は長くないのであせらずゆっくり下っていくしかありません。短い休憩をとって出発です。木の根につまづいたり、落ち葉の下の石に足をとられたりしながら、なんとか下りきって、16時40分に駐車場に戻ってきました。

下山時大山寺橋からの眺め
 大山寺橋から元谷の奥に三鈷峰が顔を出しているのが見えました。今度来るときはちゃんとした装備を持って、剣が峰を目指したいと思います。

駐車場案内板
 なお、南光河原駐車場は12月23日までは無料ですが、24日以降のスキーシーズンは有料になります。

 ところで、記事中、アイゼン・ピッケルをクランポン・アックスと表記していますが、これは何もええかっこしたくてそうしているわけではなく、最近は各メーカのサイトや雑誌などで英語表記が使われることが増えてきたので、表記の標準化の意味で英語表記で統一することにしました。そもそもドイツ語なんて一般的ではないので、古くから山岳会などに入会しているような人はさておき、最近趣味で登山をはじめたような人にとっては、英語のほうがわかりやすいだろうというのもあります。私自身、いまだに山用語はよくわからない言葉が多いので、違和感を感じることが多々あります。

おわり。


■山行データ
<往路所要時間> 4時間21分
南光河原駐車場8:08→大神山神社8:36→宝珠尾根ルート林道合流点8:54→下宝珠越9:26→中宝珠越10:12→上宝珠越11:54→ユートピア分岐12:18→ユートピア小屋12:25→象ヶ鼻12:29

<復路所要時間> 2時間43分
ユートピア分岐13:57→下宝珠越15:28→南光河原駐車場16:40

<登山道情報>
上宝珠越より下の日陰で凍結多数あり。クランポンなしでも登れましたが、要注意です。
途中ベンチなどないので、休憩用にシートがあると便利です。
最後のトイレと水場は大神山神社境内です。ユートピア避難小屋にはトイレも水場もありません。


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| 2010年11月 伯耆大山 | 21:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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初めての白銀の峰:伯耆大山 vol1

2010年11月21日 宝珠越ルートで象ヶ鼻まで日帰り山行
Keyword: 雪山、登山、伯耆大山、単独


 冬山登山にも挑戦してみようと昨年から計画していましたが、昨シーズンはクランポン(アイゼン)を購入しただけで結局どこにも出かけることなく終わってしまいました。体調がよくなかったので、気力がわかなかったというのが真相です。体力もだめだったみたいですし。今シーズンは、体調がもどって気分的にも出かけるのがおっくうでないので、いよいよ白銀の峰への挑戦です。

 とりあえずシーズン突入前に中国地方の最高峰・伯耆大山に足慣らしのつもりで出かけてみました。11月6日に寝過ごして登れなかったことを反省して、きっちり早寝して午前4時起きです。ヤマケイオンラインの11月14日時点の情報では、登山道にはまったく雪はないとのこと。山頂の写真も草紅葉のような状態だったので、せいぜい日陰にうっすらと残っているぐらいだろうと考えていました。なので、クランポンは持たずに出かけました。

蒜山PAから見た大山
米子道PAから見た大山はうっすらと雪化粧。しかし、ここから見る限り黒い部分のほうが多かったので、あっても数cm程度の積雪ではないかと思えました。これなら雪の心配はしなくてもよさそうだと安心して先を急ぎます。


大山寺橋から見上げた大山北壁
 ところが、大山寺に到着して北壁を見上げると上半分は真っ白でした。軽くまだら状態ぐらいを想像していただけに、青白い大山北壁の迫力にちょっと不安がよぎります。日陰になる北側は雪の量が多かったようです。クランポンなしでの登山は無謀かとも思いましたが、7月初旬の北アルプスでも多くの残雪が残るルートをクランポンなしで登っていることを考慮し、とりあえずやばいと思ったら引き返すことを前提に行けるところまで行くことにしました。

 南光河原駐車場を出発したのは朝8時8分。飛び石連休の日曜日なので混雑を予想していましたが、8時の段階でもまだ半分程度しか車が止まっていませんでした。さすがに紅葉が終わると登山者は激減するようです。

大山寺前
 静かな大山寺への参道を登っていくと、前方に単独行の登山者発見! 同じルートかと思いきや、途中で夏道方面に行ってしまいました。大山寺の前からは左手の大神山神社参道へと進みます。

登山道マップ
 参道入口には大きなルートマップが設置されていました。今日のルートは大神山神社から左斜め上に延びるルートを通って、宝珠尾根からユートピア避難小屋を目指すルートです。宝珠尾根は地震の影響で登山道の一部が崩落した箇所があるとのことなので、どの程度危険な状態なのかやや気になります。とはいえ、通行止めになっているわけではないので、それほどひどい状態ではないのでしょう。

大神山神社参道
 大神山神社の参道は石畳のいい雰囲気の道ですが、切った石ではなく自然石をそのまま埋め込んでいるような道なので、これが案外歩きにくいです。

金門からみた北壁
 途中で「金門」という元谷と北壁を見晴らすかつての聖域に寄り道してみます。参道から右に折れて約290m進むと、左前方に北壁がどーんと見えます。写真では空が真っ白に飛んでしまい曇りの日のように見えますが、実際は快晴の空が広がっています。近くから見る北壁はほとんど冬山そのもので、いつこんなに降ったの?と思うぐらい雪が岩壁を覆っていました。ヤマケイオンラインの情報は大山レークホテルが更新していますが、位置的に北壁が見えそうな場所にあるはずなのだから、もう少しまめに更新してくれてもいいのにと思わないでもありません。まあ、どんな状況にも対応できるように準備していなかった自分のミスではありますが。

大神山神社の御神水
 金門から参道に戻るには、もと来た道ではなく上流に向かって左前方への道をたどると、あっという間に参道に出ます。そこからは約10分で大神山神社の神門前に到着です。門の前にある御神水を少し飲んでおきました。延命長寿の水だから万一怪我をしても死ににくくなるかもってことで、ゲンを担ぎます。

大神山神社奥宮
 神門からやや疲れる長さの石段を登りきると、大神山神社奥宮です。朝早いので誰も居ません。神社の方が水撒きしながら掃き掃除をしていました。せっかくなので安全祈願をしておきました。賽銭箱の前に「二礼二拍手一礼」と書かれた札があったので、それにならってまずはお辞儀を二回、続いて拍手(かしわで)を二回、最後にお辞儀を一回したのはいいのですが、はて? 安全祈願はどのタイミングにすればいいのでしょう? よくわからないまま一礼までやってしまったので、そのあとに改めて両手を合わせて安全祈願しました。家に帰って調べてみると、どうやら願い事は最後の一礼の時に心の中で願うということらしいです。日本人なのにそんなことも知らないとは、情けないことです。

登山道入口
 祈願のあと、大神山神社の右手に回りこみ、ここから登山道に入ります。

宝珠尾根ルート分岐
杉の大木が立ち並ぶ森の中を行くと、ほどなくして宝珠尾根ルートの分岐です。元谷へ続くルートは木材できちんと整備されているのに、宝珠尾根ルートはどこに道が?といった状態で一瞬案内板が間違っているのかと思ったほどです。

下宝珠越への登山道
 よくよく見ると谷筋にそってなんとなく踏み跡のようなものが確認できます。落ち葉でわかりにくくなっているのか、もともとこんな道なのか定かではありませんが、正しいルートであることは間違いないようなので、案内板にしたがって分岐を左に曲がって谷筋を登りました。

林道との合流地点
 10分も登るとコンクリート舗装された林道に出ました。時間は8時54分。駐車場から45分もかかっていました。感覚的には30分ぐらいのつもりでしたが、のんびりしすぎたようです。

林道の下宝珠越登山口
林道に上がると向かい側に登山口入口の表示がありました。大きな看板に「お知らせ」という告知が貼ってあり、何かと思ってみてみたら、象ヶ鼻から反対側の野田ヶ山へ降りるルート途中にある親指ピークの登山道についての警告でした。そこまで行く予定はないので問題なしです。

下宝珠越への登山道
 林道から見上げるルートは、これまでよりもさらに急傾斜の谷筋です。ただ、ここから先はブナの純林らしくて、葉を落とした白い幹のブナが林立する森は明るくからっとした雰囲気です。

登山道をふさぐ倒木
 登山道はブナの落ち葉が厚く積もっていて、足裏感覚が柔らかくて気持ちがいいのですが、下にある石が見えないのでうかつに歩くと滑ったりねじったりでわりと歩きにくい状態です。途中、大きな倒木が道をふさいでいたりして、快適な林床歩きとはいきません。

登山道からみた弓ヶ浜
 15分ほど登って行くと、道は次第に傾斜を増してきました。振り返ると、ブナ林の間に大きく弧を描いて伸びる弓ヶ浜が見えました。日本海からわずかな距離にある独立峰大山ならではの眺めです。

ブナの根がからむ登山道
 谷筋の道がいつの間にか尾根筋の道に変わり、急傾斜に露出したブナの根を足がかりに登ります。この斜面が雨などに削られて崩れないのは、この根っこのおかげです。それを踏みつけていくのもちょっと気が引けますが、この根のおかげで歩きやすいのもまた事実です。ブナの根に助けられながら、きつい登りをこなしていきます。

下宝珠越
 9時26分、突然急登が終わり下宝珠越に出ました。林道から30分の登りで、尾根のルートに合流したわけです。椅子になりそうな石が転がっていたので、ザックをおろして水分補給です。気温が低いのでできるだけ汗をかかないようにゆっくりと登ってきましたが、さすがに下宝珠越直下の急登では軽く汗をかいてしまいました。谷筋を登っているときは上から常に冷たい風が吹き下りてきてフリースを着ていないと肌寒い状態でしたが、尾根筋にかわってからは運動量が勝ってしまったようです。

下宝珠越のブナ林
 下宝珠越からは尾根上のルートになるので、朝日が森に差し込むようになりました。ブナの白い木肌が輝いてまぶしいほどです。岡山の蒜山や毛無山などにもブナ林が残っていますが、ここのブナ林はなんだか妙に元気がいいように感じます。というのも、林床に多くの幼樹が育っているからです。毛無山や県立森林公園などのブナ林では、林床は背の低い笹に覆われていたりしてもっとすっきりとしていて見通しがいいのですが、この尾根にあるブナ林はうっそうとした雰囲気です。温暖化の影響で西日本のブナ林はやがて消失してしまうだろうと言われていますが、この様子を見るとまだ希望がもてそうな気にもなります。この美しいブナの森が、これからも生き残ってほしいものです。

雪が残っている林床
 10分程度の休憩をとって、中宝珠越を目指して尾根道をたどります。冷たい風がなくなり日も差し込んできたので、フリースを脱いで歩きます。歩き始めて5分もしないうちに、林床に雪が見えはじめました。はじめのうちはわずかにとけ残っているという雰囲気でしたが、徐々に高度が上がり始めると落ち葉の林床から雪の林床へと姿が変わってきました。

ブナ林背後の大山北壁
 やがてブナ林の背後に冷徹な雰囲気の北壁が姿を見せ始めました。

雪に覆われ始めた登山道
 登山道も雪に覆われる部分が次第に多くなってきました。絶壁ではないにしても、片側が急傾斜の斜面になっている場所もあり、スリップや転倒は即大事故につながりかねないため、一歩一歩慎重にグリップを確かめながら歩きます。

三鈷峰の岩壁
 1240mの小ピークらしき高みに来ると、眼前に三鈷峰(さんこほう)がそびえていました。標高わずか1516mの峰ですが、その荒々しい岩壁からは時折乾いた音を響かせて石が転げ落ちていきます。数百mの高さに達する岩壁は、倍ほどの標高を誇る北アルプスや南アルプスの山々にも引けを取らないほどの迫力です。

中宝珠越
 小ピークを下りきったところが、中宝珠越でした。時間は10時12分。下宝珠越から約30分の行程でした。やたら背の高い表示板がたっていましたが、一坪にも満たないような狭い場所になぜ見上げるような高さの表示板をたてたのか不思議です。中宝珠越は、目指すユートピアまで1.1km、大神山神社まで1.2kmと、ちょうど中間点にあたります。ここにも以前は元谷から突き上げる登山道がありましたが、崩落が激しく通行止めになっています。

 地図で見るとここから先は急傾斜の尾根道になるので、雪の量が増えてくると予想されます。さっきまでなかった冷たい風が今度は元谷のほうから吹き上げて来たので、小休止をかねてザックをおろしフリースを着込みます。雪に手を突いたりすることを考えて、防水手袋も用意しました。ここから先がいよいよ本番です。はたして道の状況はどうなっているのか、どこまで行くことができるのか、緊張感が高まります。

vol2に続く


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| 2010年11月 伯耆大山 | 23:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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伯耆大山・象が鼻まで登って来ました

なぜか山上から発信したメールがブログに反映されていなかったようです。

雪の天狗が峰と剣が峰

 とりあえず、今日は目標にしていたユートピア小屋とそのすぐ上にある象ヶ鼻まで登ることができました。中宝珠越から上宝珠越は凍結した雪道の急登で、登山道も大きく切れ落ちたナイフリッジのようなところもあったりで、アイゼンなしだとけっこうきわどい感じです。ここで引き返す人も何人かいました。ただ、上宝珠越から上は雪が新しいのか気温のせいなのか、凍結もなくさらっとした雪質でした。滑りにくく踏み跡もしっかりしており、結局象が鼻まではクランポン(アイゼン)はなくても問題なく登ることができました。

 象ヶ鼻から上、伯耆大山最高峰の剣が峰までは本格的な稜線歩きになるので、さすがにクランポンなしで登る気にはなれず、下から眺めただけでした。白く輝く稜線を見ていると、雪が深くならないうちに剣が峰まで登ってみたいという気になりました。山行記録はまた後日に。

 これから伯耆大山に登りに行く予定の方は、1300mから上は根雪になっているようなので、クランポン・アックス(ピッケル)はもっていたほうがいいでしょう。ただし4本爪などの簡易クランポンは役に立たないと思ったほうがいいです。夏道のほうは比較的歩きやすいかもしれませんが、朝のうちは日陰を中心に凍結しているので、やはり冬山装備のほうがいいと思います。宝珠越ルートは夏道に比べるとかなり手ごわい道です。初心者の方は十分注意してください。


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| ヤマネタ・ニュース | 22:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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下山


またやっちまいました、左膝(>_<)  痛みと戦いながら16時30分に下山しました。あとは家まで安全運転です。

| ヤマネタ・ニュース | 17:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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冬山


眼前に迫る大山北壁に圧倒されます。凍った雪がやばいですが、クランポンなしで上宝珠越まで行けるようです。

| ヤマネタ・ニュース | 10:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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中宝珠越


少し雪がありますが、支障なしです。もう少し先まで行ってみます。

| ヤマネタ・ニュース | 10:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ユートピアへGO


登山口着です。これから登ります。

| ヤマネタ・ニュース | 08:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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冠雪してます


元谷から上は雪が積ってます。ユートピアまで行けるかな?

| ヤマネタ・ニュース | 08:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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伯耆大山は快晴です


ひるぜんPAから大山がよく見えます。これから登りに行って来ます。

| ヤマネタ・ニュース | 07:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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お城の白壁と紅葉のコントラストがGood!:臥牛山パート2

2010年11月13日 岡山県高梁市 臥牛山(備中松山城)日帰り山行の後半です。
前半はこちらをどうぞ。

 ふいご峠には団体客がたくさん休憩していたので、休むのはやめてそのまま先に進みました。

ふいご峠上の登山道
道はしばらくは緩い傾斜の平坦な道になり、右下にアスファルトの車道を見ながら進みます。

立て札1
 道端には登城者にむけてのお札が立ててありました。城主さまの温かい心配りに感謝しつつ歩きます。

立て札2
 これはまた、親切なお心遣いをありがとうございます。

登山道の階段
 登山道が急カーブになった先で階段が現れました。その上には石垣も見えています。

立て札3
 左様でございますか。それではお言葉に甘えてしばし休憩など。ということで、ちょうど差し掛かった石垣の上に登ってみました。

高梁市遠望
 高梁の町を一望できるなかなかのロケーションです。天気がよければ最高なのでしょうが、霞がかったような天気で視界は今一歩でした。

どんぐりクイズ看板
 登山道に戻り歩を進めると、こんどはどんぐり当てクイズの看板です。どんぐりといってもいろいろあるんですね。

どんぐりクイズ正解
 こちらが正解。カシワってどんぐりの木だったんですか。ひとつ賢くなりました。

登山道合流地点
 右下からの階段と合流すると、すぐ先が大手門跡へと続く階段です。

お城の概観図
 階段の下に備中松山城の概観図がありました。思っていたよりもずっと規模の大きな山城だったようです。兵庫の竹田山城にも匹敵しそうな感じです。

絶壁とモミジ
 時刻は12時前。ちょうど1時間で到着です。大手門跡に立つと、見上げるような断崖の上に白壁の城壁が巡り、見事なモミジが大きく枝を広げていました。まさに、絶景です。

色変わり途中のモミジ
 石段を登ってお城の中に入っていくと、石垣の上から紅葉途中の美しい森を眺めることができます。赤・黄。緑のコントラストの美しさは感動ものです。

天守閣とモミジ
 天守閣下の広場(二の丸?)まで上がってくると、ここにも真っ赤に色づいた大きなモミジがありました。白壁のお城とすばらしい取り合わせです。これで青空だったらもっとすばらしい光景だったはずです。

天守閣裏の紅葉
 天守閣の裏手に回ってみると、こちらにも紅く染まり始めたモミジがたくさんありました。

石垣と紅葉
 石垣や漆喰壁、銀いぶしの瓦と赤や黄色の木々がこれほど調和するとは思いませんでした。これがカラフルな壁の建物だと色がけんかしてしまうかもしれません。自然の色彩を活かす日本建築の渋さが光ります。

料金表
 天守閣の周りを一通り撮影して回ったので、いよいよ本丸に入ってみることにしました。ここからは有料になります。

本丸
 窓口で料金を支払い、振り返って門をくぐると天守が正面に見えます。こじんまりとしていますが、形のいい精悍な姿です。

格子窓からの紅葉
 資料室になっている建物の格子窓から外の紅葉が見えていましたが、こうやって格子の窓越しにみるのもなんだかいい感じです。

天守入口
 天守閣は土足厳禁です。スリッパに履き替えて上がります。

鉄砲窓からの紅葉
 鉄砲窓の小さな穴から色づき始めたモミジが見えました。

天守内部
 天守閣の中は2階建てになっていて、1階は資料などの展示があります。2階は何もない空間でしたが、大きな梁と柱が圧巻でした。

天守閣から見下ろした森
 天守閣の窓から見下ろすと、燃えるような紅葉の森が眼下にありました。

 たっぷり3時間以上も撮影に時間を費やして、15時40分にお城を後にしました。

立て札4
 大手門跡を抜けると、城主さまからありがたいお言葉が。ありがたき幸せでござる。

 薄暗くなり始めた登山道をさくさく下って、駐車場には16時15分に到着しました。登りは1時間、下りは35分という結果でした。石火矢町ふるさと村の駐車場は17時に閉まってしまうので、注意が必要です。お城で3時間も使わなければ、もっと上にある大松山だけでなく、その先の中国自然歩道の途中まで歩ける距離のようです。山の上をぐるりとまわって別方向から高梁市街に降りてくることもできるようですが、けっこう長い距離なので1日がかりになりそうです。

おわり。


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| 2010年11月 臥牛山 | 16:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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お城の白壁と紅葉のコントラストがGood!:臥牛山

2010年11月13日 岡山県高梁市 臥牛山(備中松山城)日帰り山行

 本当は同じ高梁市にある天神山に行くつもりだったのですが、朝一番に仕事が入って出発時間が遅くなったので、予定を変更して高梁市の背後にある臥牛山(がぎゅうさん)に登ってきました。ものすごくローカルな山なので臥牛山といってもあまりぴんとこないでしょうが、岡山県高梁市の備中松山城のある山です。備中松山城は、現存する山城としては全国で最も高いところ(標高430m)にあることで有名だそうです。時間があれば中国自然歩道の延びている稜線を歩いて帰るつもりでしたが、紅葉が思いのほかきれいで天守閣周辺で3時間も粘ってしまい、お城の往復だけになりました。

石火矢町ふるさと村駐車場
 武家屋敷の並ぶ石火矢町ふるさと村の無料駐車場に車を止めて、11時前に出発。紅葉シーズンの土曜日だというのに駐車場は空いていました。

地図1
***この写真はクリックすると大きくなります***

 駐車場を出て左へ50m程度進むと小高下谷川(「ここうげたにがわ」と読むらしい)に突き当たり、川沿いに地図看板がありました。かなりアバウトな地図ですが、何もないよりはましなので、とりあえずデジカメで撮影しておきます。それから、右手上流に向かって進みます。

登山口二股分岐
 少し歩くと道は二股になりますが、登山道は川に沿って左手に向かいます。

二股分岐標示
 備中松山城まで3kmという標示と紅い矢印があるので迷うことはないでしょう。

P1020019.jpg
 小高下谷川は水量は多くありませんが、きれいに整備されて川底に下りて遊ぶこともできるようになっており、夏であれば涼みがてら楽しめそうです。

自然歩道入口
 二股分岐から100mほどで遊歩道は川を渡ります。

登山道口
 橋を渡って50m程度行くとアスファルト舗装は終わり、山道が始まります。

臥牛山説明看板

地図2
***この写真はクリックすると大きくなります***

 山道に入ってすぐ右手に臥牛山の説明板と登山道の地図がありました。臥牛山は大松山を最高峰に4つの峰の総称だそうで、これは初耳でした。天守閣のある山のことを臥牛山というのだとばかり思っていました。

登山道下部
 登山道は最初は歩きやすい緩やかな坂道ですが、すぐに階段が続くようになります。

登山道上の紅葉
 時々頭上に鮮やかな紅葉が現れて目を楽しませてくれました。

登山道上の黄葉
 緑から黄色に変わりつつあるモミジも薄日を浴びて輝いていました。

野生のサルの案内板
 臥牛山には野生のサルが生息しているというのは知っていましたが、約200頭もいるとは知りませんでした。でも、この日はサルの姿を見かけませんでした。

東屋
 山道に入って20分程度のところに休憩用の東屋がありました。こんな近くに?と思いましたが、年配の登山者が休んでいたのでお年寄りにはちょうどいい場所のようです。

距離表示板
 登山道脇にはお城までと登山口までの距離を書いた看板が設置してあるので、登山時でも下山時でも後どのくらいあるのかすぐにわかって助かります。

大石良雄腰掛石
 東屋の少し先に「大石良雄腰掛石」というのがありました。江戸時代元禄の頃の藩主水谷(みずのや)氏に跡継ぎがなくお家取り潰しになったとかで、かの赤穂藩がお城を預かることになり、大石内蔵助良雄が先発隊として来たときにこの石に座って休んだという言い伝えがあるそうです。そういう歴史があるとは知りませんでした。

野鳥の説明板
***この写真はクリックすると大きくなります***

 また、この山にいる野鳥とその鳴き声を説明した看板もありました。メジロは「長兵衛・忠兵衛・長忠兵衛」と、ホトトギスは「特許許可局」と鳴くそうです。いやあ、この道は勉強になります。

ふいご峠
 登り始めて35分でふいご峠に到着です。下の城見橋駐車場からふいご峠までシャトルバスが15分間隔で出ているので、ここからは登山者というか観光客がいっきに増えました。皆さん普通のカッコですが、自分はザックを背負ってトレッキングシューズのハイキング姿で、ちょっと浮いている雰囲気です。まあ、下から登ってきたのだから当たり前なので、気にしないことに。

パート2につづく

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| 2010年11月 臥牛山 | 23:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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星景写真のためのその4 バルブ撮影とヒストグラム

「星景写真のためのその3」はこちら。


写真① 涸沢の夜をかけるオリオン
***写真①  クリックすると大きくなります***

 星景写真においては、フィルの時代は星を光跡として撮影することが一般的でした。高感度のフィルムではISO1600など特殊用途のフィルムもありましたが、画質的にかなり厳しいものがありました。そのため、普通に使われる高感度フィルムとしてはISO800が事実上の上限でしたが、これでも画質はあまり芳しくないものです。画質を求めるとISO100のポジフィルムを使わざるを得ないわけで、そうなると露出時間が10分を越えるのは当たり前であり、当然星は流れて円弧の一部として写るわけです。ところが、デジタルになるとISO1600が実用になり、最近ではISO3200や6400でもノイズが気にならないレベルになりつつあります。そうなると、露出時間は30秒もかからないで撮影できるので、星を見たままの状態、つまり点像として撮影することが可能になりました。
 逆に、長時間のバルブ撮影を行うと撮像センサーが熱を帯びて熱ノイズが発生するため、フィルム時代のような光跡として撮影することは、デジタルでは苦手な撮影方法になります。

 しかし、時には光跡が円を描くような星空の写真を撮ってみたいということもあります。見たままに撮れるということもカメラのメリットですが、肉眼では見られない映像を写し出すことができるというのもまたメリットなのです。というわけで、今回と次回はデジタル一眼レフで星を光跡として撮影する方法について書いてみようと思います。

写真②
***写真②  クリックすると大きくなります***

 まず、光跡を写す方法としては2つの方法があります。ひとつはフィルム時代と同じ長時間のバルブ撮影をする方法。もうひとつはデジタルならではといえるコンポジットという方法があります。コンポジットというのは複数枚の写真をパソコンで合成する方法なので、写真撮影の技術とは別の要素が必要になります。私は光跡の写真にする場合はバルブ撮影を使っているので、今回はバルブ撮影の方法を解説します。なお、デジタルで星景写真を撮影する場合、JPEGでの撮影はオススメしません。ぜひRAWで撮影してください。この記事はRAWでの撮影を前提として書きます。

バルブ撮影の手順
1.三脚にカメラをセットし、リモコンケーブルを取り付けたら、構図を決める。このとき、ライブビューが使えるカメラはライブビューで構図を決めたほうがわかりやすいです。ファインダーではほぼ何も見えません。近くに木などがある場合は、懐中電灯で木を照らしておけば、画面の上下左右端の位置がわかりやすくなります。風がある場合は頑丈な三脚といえでも微妙にぶれますので、脚をできるだけ伸ばさずに使用することをオススメします。

2.ISOとレンズの絞りを決めます。星を光跡として写す場合は、露出時間が長くなるので、ISOは低くします。露出時間にもよりますが、ISO100か200ぐらいでいいでしょう。絞りはおおむね開放絞りにすると思いますが、F1.4のように明るいレンズであればF2ぐらいまで少し絞ってもいいでしょう。レンズというのは、開放絞りよりも1段程度絞ったほうが描写性能が上がりますから、必要に応じて少し絞るというのもありです。ただ、F2.8をF4などにしてしまうと暗い星が写りにくくなるので、F2.8以上に絞り込まないほうがいいと思います。

3.露出時間を計算します。露出時間は、自分で基準とする時間がある場合は別ですが、おおむね、ISO1600・F2.8・30秒をひとつの基準として考えればいいと思います。先にISO100に決めたのであれば、ISO1600から-4段に相当しますから、30秒から+4段の480秒にすればいいわけです。あとは、どの程度の長さの光跡にしたいのかによって変わってきます。天体は24時間で360度回転するわけですから、1時間で15度、10分で2.5度動く計算になります。北極星の近くなら円の中心付近になるのであまり動きませんが、東西の空を撮る場合は円の中心から距離が離れるので、わりと流れます。どちらの方向をどの焦点距離のレンズで撮影するかによっても変わってきます。普通はフルサイズ換算で20mmから28mmぐらいが一般的です。この焦点距離域で、星座の形がある程度わかるように流したいのであれば、せいぜい10分から15分です。それ以上長くなると星座の形は判然としなくなります。写真①は秋の涸沢でフィルムで撮影したものですが、露出時間は10分程度だったと思います。光跡になってもオリオンの形がはっきりとわかります。

 では、10分の露出時間にする場合、他の設定はどうすればいいでしょうか。ISO1600・F2.8・30秒を基準として考えると、露出時間が600秒になるわけですから、約4段(480秒)と少し(+1/3ぐらい)明るくなるわけです。そのため、明るくなった分を他の項目で暗くしてやらなければいけません。そのままだったら真っ白な写真になってしまいます。絞りはF2.8よりも暗くしてしまうと星の写りが悪くなるので普通はそのままです。となると、ISOを調整することになります。4段暗くするとなると、ISO100まで下げる必要があります。のこり-1/3段はどうしましょう。ISO80という設定ができるのであればそれでもいいのですが、普通はISO100の下は拡張機能があってもISO50です。IこれいじょうISOで調整できないのであれば、あとは絞りで調整するしかありません。F2.8の-1/3段のF3.2にしてやればいいわけです。
 もしもカメラの最低感度がISO200までだったら、3段分しか暗くすることができません。こういう場合も同様に、絞りを1と1/3段暗くします。F2.8をF4.5にしてやればいいわけです。つまり、ISO100・F3.2・600秒、もしくはISO200・F4.5・600秒という設定になります。ただ、ここまで細かい計算をしなくて、RAWで撮影しておけばあとで1/3段分の補正ぐらいはできますから、おおむね目標の露出時間になるきりのいい段数、例えば4段分で考えれてもいいと思います。ISOを-4段分のISO100にしたとしたら、600秒だと+1/3補正したのとおなじ結果になるわけですが、明暗の調整はあとからできても光跡の長さは調整できません。露出時間の多少の違いよりも、写真として写さなくてはいけないものを写し取ることを優先して考えるべきです。きっちりしたい人は、露出時間を先に決めるのではなく、何段動かすかで計算するというのでもいいですね。4段なら480秒、5段なら960秒というぐあいです。計算方法がわからないという方は、星景写真のためのその3を参照してください。

 ただし、ここで注意してほしいのは、このような計算はあくまでも考え方であって、これがいつでも通用するというわけではありません。というのも、星空の明るさは場所によっても時間によっても変わるからです。人里離れた山間部で月のない夜だったら光害の影響もなく真っ暗なので、もっと露出をかけてやる必要がありますし、月があったり人工光が影響している場合は、逆に明るくなりすぎることもあります。とにかく、最初にISO1600・F2.8・30秒で1枚とって見て、その結果を見て判断することが必要です。何を持って判断するかというと、モニターの画像ではなくてヒストグラムです。普段、ヒストグラムが撮影後や再生時に表示されないように設定している人は、表示されるように設定してください。

 カメラのモニターは真夜中に見るとかなり明るく見えます。そのままだと十分きれいに写っているように見えても、パソコンで見るとものすごくアンダーで地上の風景はまっくらでなにもわからないということもあります。なので、モニターの画像ではなく必ずヒストグラムを見て判断してください。

 下の「写真②のヒストグラム」では、グラフが真ん中あたりにあって、右にも左にも寄っていません。こういう状態が適正露出の状態です。本来の適正露出という意味では0.0の当たりにピークが来ますが、夜の雰囲気を出すには-1.0ぐらいの露出が好みなので、ピークは-1.0あたりになっています。「アンダーの場合のヒストグラム」のように左端の縦軸にべったり張り付いた状態だと、画面の中に黒つぶれした部分があるということを意味します。反対に右端の縦軸に張り付いていたら白飛びしているということです。モニターで適正に見えていても、ヒストグラムが左によっていたらアンダーということですから、露出時間を少し多くしたほうがいいということがわかります。
写真②のヒストグラム
***写真②のヒストグラム***

アンダーの場合のヒストグラム
***アンダーの場合のヒストグラム***

 下の写真は、10月に北アルプス三俣山荘前で撮影した写真です。写真③が基準としてISO1600・F2.8・30秒で撮ったものです。しかし、写真③のヒストグラムを見ると左に張り付いています。ISOをあげるか、絞りを開けるか、露出時間を長くするかして、もう少し適正露出になる設定を確認する必要があります。ただ、一番のピークは -3.0にあるので、+3段の補正が必要だと見当がつきます。個人的には写真②のように-1段補正が好みなので、補正量は+2段でいいということになります。ただし、カメラのモニターに表示されるヒストグラムには軸の数値は書かれていませんから、自分で真ん中と左右がいくつに相当するのか確認しておく必要があります。
写真③
***写真③ クリックすると大きくなります***

写真③のヒストグラム
***写真③のヒストグラム***

 補正をどうしたかというと、絞りは開放F2.8で動かしたくありません。露出時間は600秒(10分)ほしいわけですから、+2段の補正にするにはISOを400まで下げればいいということになります。その設定で撮影したのが写真④です。露出時間は約+4と1/3段なのにISOは-2段です。つまり、写真③に対して約+2と1/3段の露出補正をしたのと同じ設定になるわけです。
写真④
***写真④ クリックすると大きくなります***

写真④のヒストグラム
***写真④のヒストグラム***

 もしも山肌がわかるように写そうとすると写真⑤のように空も白ちゃけてしまうので、写真④がほぼOKの露出だと思っています。空が明るくならずに山肌がもう少し見えればもっといいのですが、レタッチでないと無理かもしれません。写真⑤はISO1600のまま600秒露出した写真です。ヒストグラムのピークが中央よりも右側にあるので、オーバー目の写真になっているとわかります。
写真⑤
***写真⑤ クリックすると大きくなります***

写真⑤のヒストグラム
***写真⑤のヒストグラム***

 デジタルでもバルブ撮影が可能であることはわかりましたが、何分まで可能なのでしょうか。これはカメラの機種やメーカーによって異なりますから、実際にやってみないとなんともいえません。聞いた話では、EOS 5DでISO100なら1時間でも大丈夫だそうです。その写真を見たわけではないのでなんともいえませんが、私が撮影した最長のものはISO200で20分ですが、気になるほどのノイズもなく十分実用的な画質だと思います。

<注意事項>
 デジタルカメラで長時間のバルブ撮影をすると、長秒時ノイズリダクションが自動的に働くようになっている機種が多いと思います。これは、露出時間が長い場合に発生するノイズをその場で軽減するための機能で、具体的にはシャッターが下りた後同じ時間だけノイズ軽減処理をカメラが行うというものです。このため、10分間撮影したらさらに10分間処理が終わるのを待たなければいけません。夜明けが近いなどの理由で時間がない場合は、カスタムファンクションなどの機能の中にこの設定を行わないようにする項目がありますから、事前に設定しておいてください。RAWで撮影してあれば、あとからノイズ軽減やレタッチをしても画質が劣化することはありませんが、JPEGではやればやるほど画質が劣化します。個人的には、現場でできることは現場でやっておいたほうがいいという考えですが、場合によっては後処理に頼らざるを得ないこともあります。RAWならその様な場合でも問題なく処理できます。ただし、RAWかJPEGかは人それぞれなのでご自分で判断してください。

 バルブ撮影をすると電池が早くなくなります。特に寒い時期は電池性能そのものが低下しているので、数カットで電池切れになることもありますので、予備電池は用意してポケットで暖めておくことをオススメします。

 秋になると露が降りることもありますので、レンズのフードは必ず着用し、ノイズ処理待ちなどの時間はレンズキャップをつけたりタオルをかぶせるなどしてレンズを保護してください。露で曇った場合は、レンズクリーナでふき取るか、ブロアで吹いてやると露が消えます。一番良いのはカイロをレンズの下に結び付けて温めてやることですが、レンズをあまり上向きにしないなどのちょっとした工夫でも露を防止できます。

 カメラの設定や手元の確認などでどうしても明かりが必要になります。ペンライトだと片手がふさがれるので、ヘッドライトをオススメします。


「星景写真のためのその5」はこちら。


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| 撮影用具 | 22:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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山食を考える:瞬間美食シリーズ 香る野菜カレー&香るチキンカレー

瞬間美食 野菜カレーとチキンカレー

 山での食事といえばカレーは定番です。荷物が少なければレトルトパックでもいいのですが、1食200gのレトルトパックはかなり重荷になります。その点、アマノフーズの瞬間美食シリーズはたいへん軽量で、しかもコンパクトです。写真のように箱入り状態で販売されていますが、持っていくときは当然箱から出してパッキングします。中身は袋がひとつ入っているだけなので、こんな箱に入れる必要はないと思うのですが、メーカー側にもそれなりの理由があるのでしょう。箱をやめて10円でもいいから値下げしてもらいたいものです。

 お湯を注いで混ぜるだけと調理方法はいたって簡単ですが、味・香りともなかなか本格的でグッドです。野菜カレーのほうは、具である野菜が何なのか食べただけではよくわからないのですが、チキンカレーのほうはチキンであることがわかる程度の味と食感が残っています。なので、野菜カレーよりもチキンカレーがお勧めです。量的には、規定量のお湯で作ると茶碗一杯分程度にしかならないので、もう少しボリュームがあれば満点です。

 このシリーズには、他にもグリーンカレー、ビーフカレー、キーマカレーがあります。また、シリーズは違うようですがアジャンタ シーフードカレーとアジャンタ チキンカレーというやや高級なものもあります。なかなか種類豊富で、1週間カレーばかりでも大丈夫な自分としては夕食はこれだけでもOKです。

















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| 山食を考える | 19:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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