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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

2010年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年10月

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ミズノ ブレスサーモ モニター当選!

今、ミズノの吸湿発熱素材のアンダーウェア「ブレスサーモ」のモニターキャンペーンが行われています。3000名に長袖ブレスサーモがプレゼントされ、着用した感想をWEBで記入するというものです。28日に応募したら翌日には当選通知のメールが届きました。一応、審査はあるみたいですがほとんど先着順のようなものかもしれません。今使っている薄手のブレスサーもがだいぶくたびれてきたので、新しいものをプレゼントしてもらえるなんて超ラッキーです。10月末に届くらしいので、今から楽しみです。ブレスサーモのサイトはこちらです。

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| ヤマネタ・ニュース | 05:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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フォトギャラリー: 秋の尾瀬3

掲載している写真は、2000年10月4日~5日に撮影したものです。サムネイル写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

秋の尾瀬21
尾瀬沼まで来ると薄日が差し始めました。池沿いの遊歩道は気持ちのいい道です。


秋の尾瀬22
紅葉の始まった木々の葉が、日差しに照らされて輝きます。


秋の尾瀬23
大きなトチノキの幹から小さな枝が伸びて、人間の手のような葉っぱが黄色く色づいています。そこに色を添える真っ赤なツタウルシ。自然は優秀なカラーコーディネーターです。


秋の尾瀬24
色づき始めた森の木々も、日差しが戻ってうれしそうです。


秋の尾瀬25
一足早く黄葉のピークを迎えている木もあります。


秋の尾瀬26
夕方近くになって見晴まで戻ってきました。斜陽に赤く染まる湿原がどこかさびしげに見えます。


秋の尾瀬27
草黄葉の湿原にオオヤマリンドウが色を添えます。


秋の尾瀬28
暮れ始めた湿原に静けさが漂います。


秋の尾瀬29
池塘の水面も夕焼けに染まります。


秋の尾瀬30
湿原を再び雲が覆い、一日の終わりが訪れようとしています。


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| 尾瀬 | 23:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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フォトギャラリー: 秋の尾瀬2

掲載している写真は、2000年10月4日~5日に撮影したものです。サムネイル写真をクリックすると大きな写真が表示されます。


秋の尾瀬11
中田代の風景はやっぱりきれいで絵になります。ただ、人が多いのが難点です。


秋の尾瀬12
大きな鳥が群れ飛んでいるような雲の様子が面白いです。


秋の尾瀬13
尾瀬ヶ原を縦断して燧ケ岳山麓の見晴に着きました。テント場周辺の森は秋の衣替えの真っ最中でした。


秋の尾瀬14
ブナを彩るのはツタウルシでしょうか。真っ赤な姿も良いですが、色変わりの途中も趣があります。


秋の尾瀬15
ブナのようですが、ところどころ色変わりしている様は飾りのついたクリスマスツリーのようです。


秋の尾瀬16
見晴から尾瀬沼へのルートは森の中の道です。黄色く染まった大きな葉っぱの栃の木はシャンデリアのようです。


秋の尾瀬17
ブナの根元のかわいらしいツタウルシです。小さな秋を見つけました。


秋の尾瀬18
森を抜け沼尻に出てきました。鏡のような水面に色づき始めた森が映りこみます。


秋の尾瀬19
これはミズナラでしょうか。鮮やかな黄葉が光に輝いていました。


秋の尾瀬20
日が翳り始めた森の中でウルシの紅葉がひときわ目を引いていました。


秋の尾瀬3に続きます。

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| 尾瀬 | 15:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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フォトギャラリー: 秋の尾瀬1

 古い写真ばかりで恐縮ですが、秋の尾瀬に行ったときの写真を掲載します。全部で30枚になりますので、3回に分けてアップしていきます。撮影は2000年10月4日~5日です。サムネイル写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

 尾瀬には鳩待峠から入山しました。平日だったので鳩待峠まですんなりと車で入れました。到着したのは夜明け前の暗い時間です。ヘッドライトの明かりを頼りに暗闇の中を歩いていくと、日の出前の青々とした空気に包まれた尾瀬・山ノ鼻に到着です。

秋の尾瀬01
山ノ鼻近くでの撮影です。草黄葉の湿原をうっすらと漂う霧が幻想的でした。


秋の尾瀬02
こちらも山ノ鼻付近での撮影です。赤・黄・緑のコントラストがきれいでした。


秋の尾瀬03
湿原を燧ケ岳方面に少し進んだところです。朝日に草紅葉が輝いていました。


秋の尾瀬04
湿原の彼方の燧ケ岳です。雲の様子が秋らしさを感じさせます。


秋の尾瀬05
振り返ると至仏山もくっきり見えます。


秋の尾瀬06
草紅葉の中に点在する池塘が空を映してきれいでした。


秋の尾瀬07
木道を進むにつれて燧ケ岳の姿が大きくなってきます。


秋の尾瀬08
有名な中田代の池塘と白樺です。


秋の尾瀬09
ヒツジグサも黄葉していました。


秋の尾瀬10
中田代の白樺とナナカマドをアップで切り取ってみました。


秋の尾瀬2に続きます。

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| 尾瀬 | 07:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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好日山荘 秋山セール開催

好日山荘秋山セールのDM
 好日山荘から秋山セールのDMが届きました。9月30日から10月11日までの期間で、期間中はメンバーズポイントが3倍になるそうです。ちょうど明日にでも立ち寄ってみようかと思っていたので、いいタイミングでした。

 中を見るとこの秋オススメの秋山ウェアとしてブレスサーモダウンジャケット、フリース、パンツなどいろいろと掲載されていますが、価格を見るとこれって安いの?と思うような金額ばかり。ザックなどのギア関係には限定品で安いものも掲載されていましたが、相変わらず山用品は相場が高いです。

 今ほしいのは、アックス(ピッケル)、秋・冬用の透湿防風のジャケット、小型軽量なアタックザック、低山用トレッキングシューズなどです。とはいえ、アックスとジャケット以外はどうしても必要というわけではないので、お買い得品が見つかればという感じですね。

 モンベルの会員にはなっていないのでセールがあるのかないのかわかりませんが、前後してセールがあるかもしれません。秋山用の買い物は、とりあえず30日まで待つことにします。

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| ヤマネタ・ニュース | 17:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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星景写真のためのその2 三脚と雲台

「星景写真のためのその1」はこちら。


 山に登るときに三脚を持っていく人は、よほど写真が好きな人です。普通はそんな荷物になるものをわざわざ持って行きません。でも、星景写真を撮るのであれば、三脚は必須の道具になります。

 では、どんな三脚がいいのでしょうか。まず考えるのは重さです。三脚というのは、おおむね重さ=頑丈さということになります。少々の風ではびくともしないのが理想ですが、登山ということを考えれば軽さを優先させたいものです。しかし、軽いけれど使ってみるとぶれて役に立たなかったというのでは意味がありません。だからと言って、自重2kgを超えるような大型三脚をかついで登るのは現実的ではありません。どんなに立派な三脚があっても、ばてて動く気になれないというのであれば、せっかくのシャッターチャンスを活かせません。それなら、軽量な三脚にしておいたほうがましです。もちろん、重い三脚を持って登れる方は持っていってもらえばけっこうです。

 大きすぎず、重すぎず、しっかりしている三脚となると、自分で使ってみて一番良いのはカーボン素材の三脚で、重さが雲台込みで1.5kg程度、縮長が60cm前後のものになります。それぐらいのクラスになると、脚を伸ばしたときの高さが1.2m~1.3mぐらいになり、カメラをセットしたときにちょっとしゃがんでファインダーを見るという感じの高さです。

星景写真の場合は、風がまったくない場合なら脚を全部伸ばしてもいいかもしれませんが、長時間の露出において外乱をできるだけ避けて、なおかつ三脚の強度を弱めないために脚を全部伸ばしきらない状態で使うほうがいいので、高さはもう少し低いものでもいいかもしれません。ただ、昼間の写真でも使うとなると1.2m以下のものは、腰をかがめる度合いがきつくなるのでオススメできません。センターポールをあげればいいじゃないかと思うかもしれませんが、雲台の付いているセンターポールをあげるとぶれやすくなるので、晴天の昼間で速いシャッター速度が切れる場合を除いてセンターポールを伸ばして使うことはあまりオススメしません。

 昼間は三脚は使わないし、夜だけのために1.5kgもの三脚を担いでいけないという人もいるでしょう。そういう場合は割り切って雲台込みで1kg前後のものでも何とかなります。脚を全部伸ばさないで使えば、そのレベルの三脚でもそこそこの強度が期待できます。ただし、このクラスの三脚は付属の雲台が心もとないものが多く、雲台はもう少しいいものに交換したほうがいいです。なお、軽い三脚といってもアルミ素材で1000~3000円ぐらいで安売りされているモデルは、雲台の取り外しができないものがほとんどですので、こういうものはやめたほうがいいです。

 雲台は、自由雲台と3ウェイ雲台の種類が一般的です。自由雲台というのは、前後左右どの方向にも自由に動かせることができるタイプで、小型軽量にできるのがメリットです。
雲台SBH-280
***自由雲台 スリックSBH-280***

 3ウェイ雲台というのは、2本のハンドルで上下と左右の角度調整をし、水平回転をノブの調整でそれぞれ独立して行えるタイプで、水平を決めてから上下の角度を調整するということができるので風景写真の分野ではこちらが一般的です。ただし、大きく重くなるのが欠点です。
雲台SH-806
***3ウェイ雲台 スリックSH-806***

 私も当初は3ウェイ雲台を使っていましたが、風景写真では建築写真のように厳密な水平が必要になることはまずありません。水平線や地平線が見える場合は、ファインダーの中のピント面にあるフォーカシングスクリーンを格子タイプに交換しておけば、格子線にあわせれば水平は取れます。フォーカシングスクリーンが交換できないタイプの一眼レフや山岳地などで水平線・地平線が写らないような場合は、カメラのストロボ取り付け部分(アクセサリーシュー)に差し込む水準器を使えば問題ありません。最近のカメラなら、ライブビューで画面に格子線を表示したり、電子水準器が表示できるものもあるので、わざわざ重い3ウェイ雲台を持っていく必要がないわけです。なので、登山用に軽量な自由雲台を購入して使っています。

 自由雲台にしてよかったのは、圧倒的に軽いということのほかに、もうひとつあります。カメラを縦構図にセットしたときに、3ウェイ雲台は普通水平状態から左側に倒しますが、この状態で長くて重い望遠レンズをつけると、雲台取り付けネジが緩む方向に重さがかかるため、かなりしっかり取り付けていないと撮影中に徐々にカメラが下を向いてしまうことがあります。昼間であればほとんど関係ありませんが、夜間撮影で長い時間露出をかける場合は、当然ぶれてしまいます。自由雲台だと右側に倒すことも可能なので、ネジが締まる方向に力がかかって問題ありませんし、カメラのリモコンケーブルを取り付ける側面が上になるのでリモコンのつけはずしや取り扱いなどが楽になります。

 ただし、自由雲台にも欠点があります。風の強いところで使ったり、雲台部分を裸でザックに取り付けて縦走したりした場合、回転するボールヘッド部分に砂ほこりなどがついて、動きが鈍くなってしまいます。撮影中は仕方ないにしても、移動中は袋をかぶせておくなどしてヘッド部分を保護しておいたほうがいいです。

 私が通常使っているのは、スリックのカーボンプロ703という三脚と、同じくスリックの自由雲台SBH-280という組み合わせです。軽量化を図るときは、雲台はSBH-280のまま三脚をスプリントプロGMに交換します。
カーボンプロ703とスプリントプロGM
***左がカーボンプロ703 右がスプリントプロGM***

 カーボンプロ703にはもともと600gぐらいの3ウェイ雲台が付いていたのですが、ハンドル棒の付け根が破断してネジ穴がふさがって使えなくなったので、高精度3ウェイ雲台SH-806というものを購入して使っていました。なぜ「高精度」雲台にしたかというと、標準でついているタイプの普及価格帯の雲台は、構造的に強く閉めると水平が少し移動してしまうため、構図を決めてハンドルを締めると構図がずれてしまうからです。また、使っているうちに固定力が弱くり、しっかり固定するにはますます強く締めなくてはならず、その結果ねじ先が破断することになるというわけです。なので、どうせ買い換えるなら高精度雲台にしておいたほうがいいのです。

 しかし、SH-806はしっかりしてる分重さが700gもあり、山に持っていくのにつらかったので高精度で軽量なSBH-280に買い換えました。SH-806は同じくスリックの金属製大型三脚プロ700DXという三脚につけて車移動の撮影時に使っています。

 カーボンプロ703は7年ぐらい前に購入したもので、今のスリックのラインナップでは同等製品がすでにありません。スペック的に近いのはカーボン723というタイプですが、703よりも若干大きいです。カーボン703は脚部の縮長が約51cm、重さ約1kgと軽量です。雲台SBH-280は高さ9.3cm、重さ280gなので、雲台を三脚にセットした状態で長さ約60cm、重さ1.3kgになります。これぐらいであれば、3000m級の山でもなんとか担ぎ上げることができます。しかし、1週間程度のテント泊になると荷物の総重量が25kgぐらいになることもあるので、さすがに100gでも軽くしたいという場合もあります。そういうときは、潔く三脚のグレードを落とします。スリックのスプリントプロGMという小型三脚にSBH-280を取り付けたものにすると、三脚総重量が約1kgになるし縮長も10cmほど短くなるので見た目にもすごく軽量化されたように感じます。

 スプリントプロGMは、今のラインナップではスプリントプロⅡGMに相当しますが、Ⅱのほうはウレタングリップが付き、雲台もSBH-100DQというクイックシュー付きになっているようです。三脚の脚をすべて伸ばしたときの全高は約1.3mと必要十分な高さですが、脚の剛性感は正直一眼レフで使うには弱すぎます。手持ちよりましという程度に考えたほうがいいですね。もっとも、最近のカメラは高感度が普通に使えるので、以前よりも使える感じです。夜間撮影では3段目と4段目は伸ばさずに2段だけで使ったほうがいいですが、脚をまったく伸ばさずに岩の上などしっかりしたところにおいて使ったほうがさらに安心です。

 三脚と雲台を選ぶ上で注意すべき点は、搭載機材の最大重量をよく確認することです。自分が使う機材の最大重量が三脚もしくは雲台の最大積載重量の1/3~1/2ぐらいに相当するものを選んだほうがいいです。例えば、スプリントプロⅡGMの最大積載重量は2kg(スプリントプロGMに付属の雲台SBH-100の最大積載重量も2kg)となっていますが、実際それなりに使えるのは1kg程度です。もちろん、脚を伸ばさなければ三脚の剛性は上がるのですが、雲台はどうしようもないです。ちなみにSBH-280の最大積載重量は5kgですが、今使っている機材の最大重量は約1.5kg(EOS 5D+EF70-200F4L)で、昼間ならSBH-280でもなんとか使えますが、スローシャッターで使う気にはなれません。星景写真ではもっと軽量で小型の広角・標準レンズを使いますから、スローシャッターでも問題ありません。最大積載量5kgと書かれていても、実際には単に支えられるというレベルのもので、望遠レンズを安心して使うなら最大積載荷重の1/3ぐらいの重さまでと思っておいたほうがいいようです。

 また、最近の三脚の脚にはウレタンパッドが付いているものが多いですが、カーボン素材であれば真冬でも触れないほど冷たくなることはまずありませんし、登山時はウレタンパッドがかさばってザックに積載しにくくなるので、ウレタンパッドのないタイプをオススメします。

 三脚のメーカーは雲台も作っていますが、取付ネジは全世界共通規格1/4インチネジなので、同じメーカーのものである必要はありません。一部に3/8インチという太いネジの規格を使ったものもありますが、そういうものはたいてい大型三脚なので、あまり心配しなくてもいいでしょう。三脚メーカーも雲台メーカーも国産・外国産それぞれありますが、価格やラインナップなど購入しやすさからいって国産のスリックかベルボンから選ぶのが現実的です。個人的には、ベルボンの自由雲台はスリックの高精度自由雲台のようなタイプがないことと、カーボン三脚はどれもウレタンパッド付きばかりなので、スリックのUL-104かカーボン724FAあたりをオススメします。外国産に興味があれば、ジッツォ、マンフロット、インデューロなども調べてみてください。


《補足1》カメラ店でスリックのカーボンスプリント634PROとプロ200DXⅢというモデルを触ってみましたが、山に持っていくのであれば、このあたりでも十分だと感じました。すくなくとも、スプリント プロよりもしっかりしています。ただし、雲台は再考の余地ありです。

《補足2》
2014年時点での使用三脚については、「山で使う三脚 その1: スリック カーボン724EX」の記事をご覧ください。


 雲台を交換する場合は、雲台の回転ノブをしっかり締め、三脚のセンターポールのロックも締めた状態で、雲台を反時計回りに回せば取り外すことができます。
三脚と雲台のロック部分

雲台を取り外した三脚
***雲台を取り外した状態***

センターポールを三脚から取り外した状態だと力が入らず取り外せないことがありますから、くれぐれも三脚に固定した状態で行ってください。


「星景写真のためのその3」はこちら。




























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| 撮影用具 | 21:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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星景写真のためのその1 リモコンケーブル

 2010年9月18日の記事で、星景写真に必要な機材と撮影方法を次回紹介すると書きましたが、全部まとめてしまうと結構なボリュームになりそうなので、リモコンケーブル、三脚と雲台、撮影方法の3回に分けて書くことにします。

 というわけで、今回はリモコンケーブルです。なお、カメラは一眼レフカメラの使用を前提としています。

 そもそもなんでリモコンケーブルが必要なのか、と疑問に思う人もいるかもしれません。星景写真では真っ暗闇で撮影をするので数秒から数十秒、ときには数十分という長い時間シャッターを開きっぱなしにしなければいけません。当然、その間カメラがぶれないようにしなければいけません。手で持って撮影なんてもちろん無理です。三脚に取り付けていても、人間がカメラのシャッターボタンを押さえつけている状態だと、どうしても微細な振動がカメラに伝わって写真がぶれてしまうのです。そのためにリモコンケーブルが必要になるのです。日中の撮影でも絞りをF11などに絞り、PLフィルターなど使うとシャッター速度が1/10秒など遅くなることがありますから、星景写真だけでなく、風景写真を撮影する場合にも重宝します。

 どこのメーカーの一眼レフでも、基本的にリモコンケーブルが使えるようになっていると思います。ただし、エントリークラスの機種では、ケーブルタイプではなくて赤外線などをつかった無線式のリモコンしか使えないという機種もあります。たしかニコンのD3000などがそうだったと思います。キヤノンの場合は、Kissシリーズはケーブルと無線式の両方に対応していますが、KissFのみ無線式には対応していないはずです。

 また、Kissシリーズで使用するリモコンケーブル(リモートスイッチRS-60E3)はEOS 50Dなどの中級機以上の機種で使うケーブル(リモートスイッチRS-80N3やTC-80N3)とは規格が異なるため共用できません。下の写真の左側がN3タイプの端子、右がE3タイプの端子です。
N3タイプとE3タイプの違い

 ちなみにキヤノンの無線式リモートコントローラーは、RC-1、RC-5、RC-6がありますが、どれも無線の規格は同じらしくて、どれでも使える機種は同じです。昔のフイルム式コンパクトカメラなどの付属品だったリモコンでも動くようなので、もしも持っているのであれば一度試してみるといいですね。

 ソニーやペンタックスなど他メーカーのことはよく知らないので、とりあえず、お使いの機種のカタログや取扱説明書をよく確認してみてください。

 ケーブル式と無線式のどちらがいいかというと、キヤノンに限って言えば断然ケーブル式です。無線式は電波ではなく赤外線を利用しているので、屋外だとカメラの前に手を伸ばしてレリーズしないといけないので面倒です。カメラメーカーよってはカメラ背面にも受光部があるので、この点は大丈夫なものもあります。また、リモコン本体が小さいものなので、なくしやすいということもありますし、電池が切れると役に立ちません。なにより星景写真において必要なバルブ撮影時の長時間露光に対応するレリーズロックができないのが大きなデメリットです。価格がN3タイプのケーブルは5000円程度する(E3タイプは2500円ほど)のに比べて、2000円程度と安いのが唯一のメリットです。しかし、ケーブルタイプでも社外品なら2500円程度で購入可能なので、価格のメリットもいまいちです。

 私が使っているのは、ケンコーが発売している「SMDV SM-611 エレクトリックケーブルシャッターレリーズ」(下写真左)とエツミの「電子リモートスイッチ RM-L1-C3(キヤノンN3(3ピン)タイプ)」(下写真右)の2つです。購入価格はSMDV SM-611が約3500円、RM-L1-C3が約2000円でしたが、ビックカメラネットショップで現在の価格を見ると、前者が3480円、後者が1680円となっています。ちなみに、純正品のRS-80N3は4580円です。機能的になんらかわらないので、純正品にこだわる必要はないですね。インターバル撮影やタイマーなど特殊機能がほしい場合はキヤノンのTC-80N3しか選択肢はありませんが、星景写真を撮るだけならエツミのものでなんら問題ありません。
 《補足》2010年秋にエツミからインターバル撮影などが可能なレリーズケーブル E-6314 タイマーリモートスイッチが発売されました。N3タイプだけでなくE3タイプのモデルもあるので、Kissユーザーも高機能レリーズケーブルを使えるようになりました。ニコン、ソニーなど各社向けのモデルもラインナップされているので、選択肢が広がりました。価格は実売で8000円台後半のようです。
リモコンケーブル

 ただし、オススメとしてはケンコーのSM-611をオススメします。なぜなら、ケーブルがコイル状になっているため通常時のケーブル長が短くなり、取り扱いが楽だからです。純正品RS-80N3のケーブル長は80cm、エツミのRM-L1-C3は約90cmもあるのに比べて、SM-611はぶら下げた状態で約53cmです。長いケーブルのものはたらしておくと次に手に持つときにいちいち下を向いて探さなければならないので、夜に使うときは困ります。そうならないようにストラップの付け根などに巻きつけておくと、ちょっと伸ばしたいときに不便です。その点SM-611はぶら下げておいてもそれほど困る長さではないし、ストラップの根元に巻きつけても伸縮性があるので操作が楽です。
SMDV SM-611とRM-L1-C3の長さ比較

 リモコンケーブルの使い方はすこぶる簡単です。カメラ側面にある端子差込口にケーブル側端子を差し込むだけです。電源オンオフや撮影モードなど特に事前に設定しておく必要はありません。撮影途中での抜き差しも問題ありません。リモコンケーブルを取り付けても、カメラ本体側のシャッターボタン等は普通に操作できます。

 リモコン本体についているボタンが、シャッターボタンになります。普通に押せばシャッターが切れます。バルブ撮影などで一定の時間シャッターを開きっぱなしにしたい場合は、シャッターボタンを押したままスイッチを前方にスライドさせればロックされます。
リモコンケーブルの通常状態

リモコンケーブルのロック状態

 シャッターを閉じる場合は、スライド部分を手前に戻せばシャッターが閉じます。

 ケーブルの接続が緩かったりするとリモコン側のボタン操作に反応しないことがありますので、何か不具合があった場合はケーブルを抜き差ししたり、接続部分を押しこんだりしてみてください。なお、キヤノンN3タイプのケーブルは取付の向きが決まっているので、無理やり押し込まないように気をつけてください。


「星景写真のためのその2」はこちら。



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| 撮影用具 | 20:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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秋の山行は星景写真で楽しもう!

星景写真01_雲ノ平

 せっかく一眼レフを山に持っていくのなら、ぜひ星景写真に挑戦してみてください。何も一晩中撮影する必要はありません。デジタルなら食事の後に10分や15分で撮影できます。一眼レフだからこそ撮れる写真です。

 上の写真は雲ノ平で薬師岳方面をフィルムで撮影したものです。半月の月明かりがある状態でISO100のフィルム、絞りはF2.8、シャッター速度15分ぐらいのバルブ撮影だったと思いますが、もう少し露光時間があってもよかったかもしれません。

 下の写真はEOS 5Dで撮影しました。月明かりなし、ISO1600、絞りF1.8、シャッター速度16秒、レンズEF50mmF1.8Ⅱ、バルブモードでの撮影です。フィルムと違ってデジタルは結果をその場で確認できるので、とりあえず撮影してみて設定をすぐ変更できるので簡単です。このときはたまたま流星が写ってました。

星景写真02_三俣


 星景写真に必要なものは一眼レフと三脚、リモコンケーブル(レリーズケーブルとも言います)の3つ。三脚はカーボン製のしっかりしたものにこしたことはありませんが、小型で安価なものでも使いようで何とかなります。リモコンケーブルも純正の高価なものでなくても、エツミなどの用品メーカー製で問題ありません。

三脚や撮影方法などの詳しい話は、「星景写真のためのその1」で紹介します。


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| 写真ネタ・ニュース | 23:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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フォトギャラリー: 秋の涸沢1

いよいよ秋山シーズンです。一足早く秋山を楽しんでもらえるように、以前撮影した写真をアップします。撮影は2003年9月29日です。
写真をクリックすると大きい写真が見られます。

涸沢の秋01
日の出直後の涸沢です。


涸沢の秋02
前穂高への吊尾根を撮ったものだったと思います。


涸沢の秋03
涸沢池に映る紅葉の北穂高岳です。


涸沢の秋04
パノラマコース下の岸壁だったと思います。岩にしがみつく木々の紅葉がきれいでした。


涸沢の秋09
冷え込んだ朝、涸沢池には氷が張りました。朝日に照らされた紅葉が氷を染めてきれいです。


涸沢の秋05
じょじょに日が高くなり、錦秋の北穂高岳がまぶしいほどの美しさです。


涸沢の秋06
紅葉のピークにはまだ早いようですが、それでも十分きれいです。


涸沢の秋07
涸沢から少し下った登山道沿いでも色づいた木々がありました。


涸沢の秋08
20分も下ると、まだ夏の名残が色濃く残っていました。このあたりが季節の境界線のようです。

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| 涸沢 | 20:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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今年の秋は少し遅め?

2009年秋_双六巻道
***この写真は2009年9月28日に双六岳巻道で撮影したものです***

 ヤマケイオンラインの現地最新情報で山小屋からのレポートを読んでいると、今年の紅葉は少し遅れ気味になりそうな雰囲気です。この数日でやっと例年並の気温になってきたらしく、稜線上の草がようやく色づき始めたという状況みたいです。例年、秋の山行は9月最終週にしていましたが、今年は10月第1週にしようかと考えてます。

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| ヤマネタ・ニュース | 00:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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中国山地でツキノワグマが多数出没

ツキノワグマの記事

 9月14日の山陽新聞朝刊によると、中国山地を中心にツキノワグマの目撃情報が多発しているとか。過去10年で最多だった2004年を上回るペースで目撃情報が寄せられているそうです。岡山県内では県北東部の美作市が最も多く、西粟倉村や奈義町、真庭市などでも目撃されており、登山時は注意が必要です。日帰りの低山登山でもかならず熊よけの鈴を携行するようにしましょう。

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| ヤマネタ・ニュース | 21:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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2000年9月 北岳 初めての単独テント泊 その2

●2日目(9月28日 北岳山荘テント場~北岳頂上~広河原)
 午前3時を回った頃寒さで目が覚めた。時計の温度計を確認すると0度だ。そりゃあ寒いわ、などと納得しかけたが、いや待てよ。このシュラフはマイナス15度までOKと書いてあったはず。0度で寒いんだったらインチキじゃないかい、と憤っては見たもののこんなところでどうすることもできない。フライシートを張れば少し違うのかもしれないが、あと数時間でたたんでしまうのにわざわざ張るのもばかばかしい。長袖厚手のシャツを着ていたが、あいにくダウンジャケットのような防寒着は持っていなかった。仕方がないので、日の出まで燃料をたいて暖をとることにした。狭いテント内で火をたくことに抵抗はあったが、寒さには抗えない。ベンチレーションを開放し、念のため入り口のジッパーも半分ほど開けて換気を確保してからバーナーに火をつけた。狭いテントはすぐに温かくなり寒さからは開放されたものの、バーナーを倒して火事になっても怖いので、テントの隅っこに身を寄せてバーナーの周辺部に空間を確保した。

北岳09
 やがて東の空がなんとなく明るくなりかけてきたので、テントの中でカメラを用意し撮影準備を始めた。外に出て撮影しようと思ったが、あまりにも寒いのでテント内から撮影することにした。入り口を開けて視界を確保すると、冷たい空気が一気にテント内に流れ込み、眠気はどこかに吹き飛んだ。驚くほどの透明感をもった空気がはるか彼方まで充満し、見上げれば漆黒の夜空にまだ多くの星がきらめいていた。
 赤く染まり始めた地平線から徐々に光が満ち溢れ、漆黒の夜を押し上げていく。黒から紺、紺から青へと色を変えながら空は次第に明るさを増していった。

富士山01
富士山03
 闇の中に沈んでいた富士山のなだらかなカーブがゆっくりとシャープになり、やがて紫から黄色へのグラデーションを背景に見事な姿をあらわした。刻一刻と明るさを増してくる空の色があせてくると、富士山は反対にベールをまとったように紫色に表情を変えた。見事な朝のドラマだった。期待通りのすばらしい朝焼けを見ることができ、僕はすっかり満足した。

北岳10
 日が昇って寒さが和らぐととたんに眠気が襲ってきた。今日は山頂を踏んで降りるだけだから、ちょっとだけ寝てから出発することにした。しかし、これが失敗だった。目を覚ますと9時近くになっていた。それでも、まだあまりあせりはなく、朝食を食べてゆっくりとテントを撤収した。テント場を出たのは10時ごろだった。

北岳11
 北岳山頂まではコースタイムで1時間15分。ゆっくり行ってもお昼までには着けるはずだ。今日もいい天気で、北岳頂上には秋の高層雲が不思議な模様を描いていた。振りかえれば中白根山と間ノ岳がきれいに見えていた。
北岳12

北岳13
 山頂には予定通りお昼前に到着。赤い頭巾をかぶったお地蔵さんが印象的だった。かなり雲が出はじめていて、眺めはややさえぎられつつあったが、富士山はまだ頭を出していた。
富士山02
鳳凰三山の地蔵岳オベリスクも良く見える。
北岳14
お昼休憩もかねて30分ほど山頂でゆっくりしてから、八本歯のコル方面に下山を始めた。このときなぜ肩の小屋方面に下りなかったのか自分でもよくわからないが、初めての山で単独行ということから来た道を帰ったほうが安心だと思ったのかもしれない。
北岳15

北岳16
 下山途中で甲斐駒ケ岳も良く見えた。写真を撮ったりしながら下ったので割と時間を食ってしまい、八本歯のコルに着いたときは2時近かった。山頂からの下りでやや癖になりつつあった左ひざの痛みが少しぶり返してきた。これからの大下りを考えると一抹の不安はあるが、ここから広河原までのコースタイムは2時間30分程度なので、まあ大丈夫だろうと思った。八本歯のコルからはるか下に広河原も見えていたので、安心感もあった。

北岳18
 ところが大樺沢を下山し始めると左ひざの痛みはすぐに大きくなり、だんだん足を動かすのが苦しくなってきた。当然、下山速度はぐっと遅くなった。このときはストックを一本しかもっていなかったのでひざ痛をかばって歩くのは難しく、左ひざをできるだけ曲げないようにしながら一歩づつ下っていくしかなかった。

 二俣に着いたときには3時30分近かった。平日ということもあって誰もいない。しばらく座って休憩していたが、下ってくる人の姿はなく、なんとなく不安になってきたので先を急ぐことにした。ストックを頼りに左足をかばいながらひょこひょこと下山を続けるものの、歩く速度は相変わらずスローペースだ。秋の陽は早い。5時30分ぐらいには日没になってしまうが、大樺沢は北向きの谷筋なので、日が傾くと暗くなるのは一足早い。崩落地を迂回するルートを越え周囲の木々が多くなってくると、登山道はぐっと薄暗くなった。空を見るとまだ明るいのだが、林間はほとんど夕暮れ時の雰囲気だ。ヘッドランプはあるものの、できるだけ明るいうちに下ってしまいたいというあせりも生まれてきて、足の痛みを我慢して速度を速めた。しかし、こういうときは行けども行けどもゴールが見えてこないもので、やがて周囲は青い闇の中に沈み始めた。ストックを頼りに足を引きずるようにして下山する姿はさながら落ち武者だな、などと意外と冷静に自分を客観視できていたので、そこそこ落ち着いてはいたようだ。しかし、ヘッドライトだけを頼りに真っ暗な登山道を下るようになると、やはり心は平穏ではいられない。

 そんな時に突然開けた空間に出た。ルートは判然としない。こういうとき人はパニックに陥るのかもしれない。僕は立ちすくんでいた。なんとなく踏み跡のようなものはあるものの、周囲の状況が見えないのでそれが正しいルートなのかどうかわからない。ヘッドライトをあちこち向けてみるものの、登山道を指し示すような看板も見当たらない。「こりゃあやばいかも」なんて気持ちも出てきたが、いままで下ってきたのは明らかに明確な登山道だ。だからどこかで道を間違ったとは考えられない。
 そのときに、登山時のことを思い出した。そういえば登ってくる途中にこんな場所に出て、迷いそうだなと思ったぞと。あの時確認したのは、ちょっとした段差を降りてこの空間に出てきたこと、広場のような空間を斜めに横切るようにルートがあったことだった。とすると、下ってきた道のところから斜め方向に下山ルートがあるはず。その方向には記憶のとおり段差があり、ヘッドライトで注意深く照らしていくとルートが見つかった。ほんとにこれで良いのかという不安はあったが、木々の間を明確に道が伸びている。どう考えても獣道ではないし、人間に踏まれた道だ。段差の付近には靴跡もある。まず間違いないだろうと安心して、その道をたどった。

 真っ暗な森の中をひたすら下山していくと、やがて前方に明かりが見えた。広河原山荘の明かりだ。つり橋までたどり着いたときには、さすがにほっとした。車に戻ったときは午後7時になっていた。2時間半のコースを倍の時間をかけて下りてきたわけだ。コース設定自体は無理なものではないと思うが、朝二度寝してしまい出発が遅れたこと、ひざ痛で下山に時間がかかったことが遅くなった原因だ。ひざ痛はしかたがないにしても、出発時間が遅れたのは明らかに自分のミス。山では何かトラブルがあっても対処できるように時間に余裕を持って行動しなければいけないと、思い知った山行だった。これ以降、ストックは二本で使用するようにし、何かあっても日没までには目的地に着けるように時間を考えて行動するというのを守るようにしている。また、テント泊の時はフライシートを必ず張ることと、シュラフの防寒能力を過信せず防寒着とあわせて温かさを確保することや、歩くときは周囲の様子を見ながら歩き、状況に変化のあるところは注意してルートを確認し、下山時にわかりやすいかどうかを考えるようになった。山のすばらしさとともに厳しさや怖さなど、登山の基本を学んだ山、それが北岳だった。

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| 2000年9月 北岳 | 23:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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2000年9月 北岳 初めての単独テント泊 その1

北岳01

古い話になりますが、僕が本格的に登山をはじめた記念すべき山、北岳への山行記録を、記憶をたどりながら記しておきたいと思います。

●序
 2000年は僕にとって大きな転機になる年だった。東京でのサラリーマン生活をやめて、新しい生き方を考えるために受験した地元の大学の社会人編入試験に合格した年だった。大学へは2001年春から通うことになり、2000年いっぱいで田舎に引っ越すことを決め、会社も8月いっぱいで辞めた。東京での残り4ヶ月をどう過ごすか、なんて具体的に考えていたわけではない。年内いっぱい勤めていれば収入もあるしそのほうがなにかといいはずなのだが、ソフトウェア会社のコンサルティングチームのマーケティングサポートというなんだかよくわからない当時の仕事をこれ以上続ける気にはなれなかった。
 9月からぽっかりと空いた時間を埋めるために、僕はあちこち出かけた。草津白根や日光など車で行ける山を巡っているうちに、今度は本格的に山へ登ってみたくなった。前年の夏に富士山に登って以来、なぜか山に登りたいという気持ちが心のどこかに常にあり、そのうち機会があればと思っていた。中学時代にワンダーフォーゲル部に所属していたので登山は未経験というわけではないが、しょせん中学生の日帰り登山。せいぜい標高数百mの低山しか登ったことはない。富士山に登ったのが、実はまともな登山としては初めての経験だ。富士山へはネットで知り合ったスキー仲間10人程度のグループで登ることになっていたが、金曜日に休みを取って山小屋泊まりという計画に都合があわず、頂上で合流するということになった。初めての登山で夜間の単独行というのも無茶な話だが、雨具や防寒具などそれなりに必要なものは揃え、念のために酸素ボンベも持って行った。新五合目で数時間仮眠をとった後、夜9時過ぎに登り始め、ご来光は頂上直下で迎えてしまったが、無事登頂して仲間と合流した。といっても、頂上にいたのは3名程度で、残りは高山病でリタイアしたらしい。このとき、なんとなく自分には登山が向いていると感じた。

 北岳に登ることに決めたのは、日本一の富士山の次は第2位の北岳しかないと勝手に決め付けていたからだ。当時はピークハントが主目的だったので、あまり縦走など考えていなかった。1泊2日で北岳に登って帰ってくる。それだけだった。神田にある登山用品店ニッピンでソロ用テントなど必要なものを購入し、準備を整えた。

●1日目(9月27日 広河原~北岳山荘テント場)
 天気予報を見ながら天気の心配がなさそうな9月27日(水)に出かけることにした。早朝家を出て中央高速で甲府昭和ICへ、その後は一般道をたどって北岳を目指す。夜叉神峠のトンネルを抜け、長い林道をたどってようやく北岳の登山口である広河原に到着した。平日の早朝なので車はあまり停まっていなかった。今はマイカー規制で芦安の駐車場に車を停めないといけないが、当時は自家用車で広河原まで乗り入れることができた。到着時刻は確か8時過ぎぐらいだったと思う。

北岳02
 まったく雲ひとつない青空が広がる好天に恵まれ、広河原から北岳がくっきりと見えていた。つり橋を渡って広河原山荘脇から登山道に入る。少し開けたところに来ると、これからたどる大樺沢のルートが左手奥までずっと続いており、八本歯のコルに突き上げているのがよく見えた。沢沿いに伸びる登山道は、時々沢に面して休憩する場所もあり快適だ。沢といっても急傾斜を流れ落ちてくるので半ば滝に近いような水の勢いだが、風が冷たくて気持ちがいい。
北岳03

 どんどん登っていくと、途中で林の中からポンと広い空き地のようなところに出た。ちょっとした段差を降りて広々とした空間に出てくるのだが、振り返ると道標もなく下ってくるとわかりにくい雰囲気だった。なんとなく迷いそうな予感がして、どこから登山道に入るのかを確認しておいたのだが、これが後で大変役に立った。

 登山道は崩落地点を迂回するために一度沢を渡り、対岸を登るルートになる。空の青と木々の緑が美しい。
北岳04

 しばらく行くと再び沢を渡って左岸に戻り、その先が二俣の分岐だ。ここから道は右俣コースと左俣コースに分かれる。右俣コースはかなりの急傾斜を直登して尾根に上がり、肩の小屋まで約3時間のコース。左俣コースは大樺沢に沿って登り、バットレスの直下を通って八本歯のコルに突き上げる。八本歯のコルまで2時間、そこから山頂まで1時間。うまくすれば山頂を踏んでから北岳山荘まで行くことができるが、だめでも山頂をトラバースする巻き道があるので、状況にあわせて臨機応変に対応が可能だ。テント泊ということで、はじめからテン場のある北岳山荘しか選択肢はないので、たどるべき道は左俣コースしかない。(注)
(注)当時の山と高原地図には肩の小屋にテント場マークがなく、北岳山荘にだけテント場マークがついていたため。

 とりあえず、二俣の分岐でお昼休憩とする。標準コースタイムなら広河原から二俣まで2時間30分ほどだが、すでに3時間かかっている。なにしろ本格的な装備で登山をするのは始めてなので、テントや食料を詰め込んだザックが重いのだ。といっても、しょせん1泊2日の荷物だから、カメラ機材や水を入れても10kg程度のものだったはずだが、山慣れしていないせいでかなり重く感じていた。

北岳05
 昼食を終えて左俣コースを歩き始める。北岳の大岩壁が右上にせり出すように見えてくると、そのものすごい存在感に圧倒されてなぜだが気後れしてしまう。朝は雲ひとつない晴天だったのに、いつの間にか雲が出てきて、北岳の姿を隠しつつあった。

北岳06
 大樺沢をだいぶ登りつめてバットレスがすぐ右手に迫ってくるころには、雲はだいぶ低い感じで垂れ込めてきた。自分が標高をあげたからなのか、雲が降りてきたのかのはよくわからないが、天気が崩れるのだけは勘弁してほしいと思いながら登っていた。

 いつの間にか沢は姿を消し、八本歯のコル直下の急登に差しかかっていた。木製のはしごが幾重にも連なり、ひとつ登るごとに息が切れて立ち止まって休憩せざるをえなかった。寝不足による疲労と酸素の薄さが影響していたのだろう。やっと登りきってザックをおろして休憩をとる。時間は3時近い。二俣から2時間のコースだが30分以上タイムオーバーしていた。目の前に見える八本歯の頭にすら登るのが困難に思えてくる。
北岳07

 当然、これから北岳山頂を目指しているとテン場に付くのが日暮れ近くになってしまう。下手をすると日没に間に合わないかもしれない。選択の余地はなく、山頂を踏むのは翌日にして、巻き道をトラバースしてテン場に直行することにした。途中の岩場には名前はわからないが高山植物の葉が鮮やかに紅葉していて、早くも秋の到来を感じさせてくれた。
北岳08
 
 北岳山頂直下からトラバースルートに分岐して歩き始める。このトラバースルートがなかなか高度感とスリルのある道で、基本的に高所恐怖症だった当時の僕にとって、かなりのプレッシャーを与えてくれた。踏み外せば遥か数百メートル下までノンストップで転がり落ちそうな崖の上をびびりながらなんとか越えた。いまでも高いところはあまり得意ではないが、山に登っているうちにだんだんと慣れてきて、少々の梯子や鎖場はあまり恐怖心を感じなくなった。

 夕方4時半ごろになってやっと北岳山荘のテント場に到着した。ここは稜線上にあるので水場は30分も下っていかなくてはならない。山荘で水を1リットル100円で販売しているので、それを買ったほうが楽だ。テントを張り終えてフライシートをどうするか考えたが、雨の心配はなさそうだしテント生地は透湿防水をうたっているものだったので、フライシートは使用しないことにした。シュラフもマイナス15度程度まで使える3シーズン用のものなので、多少冷え込んでも大丈夫だろうと考えていた。
 食事を済ませて、山荘で買ったワインの小瓶を飲み終えると、さっさとシュラフにもぐりこんだ。アルコールのせいで心臓がバクバクいっているし、空気が薄いのでなんだか息苦しかったが、疲れていたせいですぐに眠りに落ちて行った。

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| 2000年9月 北岳 | 20:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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モンベル岡山オープン!

モンベル岡山1
 行ってきました。好日山荘がモンベル製品の取り扱いをやめたので、身近にモンベル製品を買える店がなくちょっと残念な状態だったのが、これでやっと解消です。

 初日ということでやっぱり朝から人出が多く、駐車場は満車状態でした。奥のほうに臨時駐車場があるとのことで、手渡された案内図を元に住宅街の中へ。徒歩2分程度の距離だったので助かりました。炎天下に何分も歩かされるとうんざりですから。

モンベル岡山2
 入り口ドアの取っ手がなんとピッケルです。えらい凝ってます。若干危なくね? と思いましたが、ブレードやピックの先端はヤスリを入れているみたいで、それぐらいは当然対策済みのようです。

モンベル岡山3
 店内は広々すっきりと商品がレイアウトされていました。とりあえずお目当てのレインウェアコーナーへ行き、いろいろとみてみると、自分が持っているゴアテックスのストームクルーザーのほかにも、もう少し低価格のレインダンサーとかレイントレッカーというブランドがありました。ストームクルーザーのパンツが11,000円だったのに比べて、レインダンサーは約9,000円、レイントレッカーは約5,000円という価格でした。性能的に大差ないのならレイントレッカーでいいかな、なんて考えていると店員さんが声をかけてくれました。
 何が違うのかたずねてみたところ、耐水圧が違うとか。よくわかりませんが、台風のように雨が吹き付ける場合は水に圧力がかかるので普通の雨に比べて生地に浸透しやすくなるのだそうです。だもんで、長時間暴風雨の中を歩き続けるような場合に、なんとなくじっとりしてくるような気がするらしいのですが、それが明らかに違うのかというとわりと微妙だそうで。しかし、今ゴアテックス生地のストームクルーザーを使っている場合は、おそらく気になるだろうとのことだったので、やっぱりストームクルーザーを買おうと思ったしだいです。耐久性もゴアテックスのほうがいいそうです。

 しかし、買い換える理由がすそのほつれだという話をしたら、それぐらいならモンベルで補修をすることもできるとのお話。買い換えるよりは安くあがるはずですが、3週間程度かかることもあるので近々使う予定がないタイミングで持ってきてもらったほうがいいですということでした。とりあえず見積を出して、金額をみてから補修するか買い換えるかを決めさせてくれるというのも親切です。9月末に使う予定もあるし、秋はあちこち行きたいと思っているので、秋のシーズンが終わるまではテープでも貼って対応し、冬になってから持っていくことにしました。買い換えなくても済むのであれば、金銭的にも助かります。やっぱりモンベルショップができてくれて助かりました。商品は当然ながら好日山荘とかぶらないものが多く、平均単価も少し安い感じだったので、使い分けができていいですね。

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| ヤマネタ・ニュース | 19:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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山小屋通信簿: 高天原山荘

山小屋通信簿は、清潔さや快適さなどの一般的な項目の他に、ヤマふぉと派の観点から撮影山行基地としての評価も加えた山小屋の評価です。各評価項目を5段階で審査し、合計点数の平均(端数は四捨五入)が総合評価です。

評価項目
●清潔度:小屋内の部屋や食堂、トイレ、布団など、清潔に保たれているかどうかももちろんですが、小屋周辺の状況やごみの処理なども含みます。
●快適度:小屋内で過ごす時間を快適に過ごせるかどうかです。乾燥室の場所や利用時間、自炊場所の有無と位置、談話室の有無と居心地、本や暖房などの設備をチェックします。
●ホスピタリティ:宿泊や幕営の申込み、売店の対応など従業員の応対をチェックします。
●食事のうまさ:朝食夕食だけでなく、昼食メニューなどボリュームや味をチェックします。ただし、食べたものにもよるのでかなりいい加減です。基本的にあまりグルメではないので、味については甘い評価かもしれません。
●施設充実度:宿泊客以外の登山者が利用できる設備についての項目です。小屋前のテーブル&ベンチ、無料の水場、屋外トイレ、雨をしのげるひさし付きベンチがそろっていると評価5です。1種類を1ポイントとして評価します。
●ロケーション:写真を撮るためのベースとして、立地条件などを評価します。ただし、立地条件は変更しようがないので、3以上の評価とします。

評価基準
5:非常に優れている
4:良い
3:問題ない
2:いま一歩
1:改善が必要


高天原山荘
***廃屋みたいですが小屋閉め後の写真です***

●高天原山荘
清潔度:3
快適度:3
ホスピタリティ:3
食事のうまさ:-
施設充実度:4
ロケーション:3
総合評価:3.2

 誤解のないように言っておきたいのですが、評価の数字からだめ小屋なのかと思わないでください。できるだけ客観的に評価しようと思っているので、ちょいと辛めの評価になってしまいましたが、決して泊まるのをオススメできない宿ということではありません。

 清潔度については、小屋の古さに起因するものなのでいかんともしがたい部分です。洗面所から外をみると小屋の排水が普通に流れていくのが見え、食堂の生活廃水も流れているのかどうかはわかりませんが、環境的にどうかという点がちょっと気になります。室内はきれいです。

 快適度については、小屋が傾いていたりすることもあって窓やドアの隙間があるので、多少の隙間風や虫の侵入はやむなしというところです。客室は2階になります。いわゆるカイコ棚のような2段ではなく、普通の大部屋です。個室やカーテンなどの仕切りのある部屋はなかったと思います。窓側に棚がついているので水や小物を置くのに便利です。

 自炊場所は入り口前の屋外になります。屋根が付いているのでまだましですが、秋の朝夕はけっこう寒いです。乾燥室、トイレ、洗面所など必要なものはすべて小屋内にあり意外と便利ですが、トイレは男女共用です。平日で人の少ないときは乾燥室のストーブに火を入れてくれませんが、談話コーナーのストーブ上に物干し用のハンガーがあるので、そちらで代用可能です。電気がないので、読書をしたりするには屋内でもヘッドランプが必要になります。温泉があるのはいいのですが、宿から徒歩15分ばかりかかるのが難点です。

 ご主人を含めてスタッフは(といってもご主人と受付の女性しか見たことありません)寡黙で仕事熱心という雰囲気です。感じが悪いわけではありませんが、サービス精神旺盛という感じでもありません。

 食事については、素泊まりの経験しかないので評価不能です。屋外トイレはありませんが、小屋前のテラスにベンチがあります。流水でジュース類を冷やしているボックスが置いてあり、水の補給はその流水を利用可能です。入り口そばには自炊場所をかねた屋根つきのベンチもあり、雨天でも濡れずに休憩可能です。

 黒部源流域の最奥に位置する場所なので、ここをベースにあちこち足を伸ばすようなロケーションではありませんが、高天原湿原と夢ノ平があって撮影ポイントはそれなりにあります。静かな環境で自然を楽しみ、温泉につかって疲れた体をゆっくりと癒す。高天原山荘は、そんな癒しの時間を楽しむ場所といったほうがいいかもしれません。夕方着で翌朝発だともったいないので、ぜひ早めに付いてゆっくりされることをオススメします。

 高天原周辺の情報はこちらの記事を参照してください。

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| 山小屋通信簿 | 00:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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