ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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秋を探して四国遠征: 石鎚山と瓶ヶ森その4

2013年9月21日~23日 愛媛県西条市 石鎚山および瓶ヶ森 単独日帰り(車中泊) 


9月23日
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午前4時起床。簡単な朝食を済ませて、4時30分に出発です。瓶ヶ森の山頂までは1時間ほどの行程なので、ちょうど着くころに夜明け前になるという計算です。


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石畳の登山道に入っていくと、すぐに分岐が現れます。右が頂上への直登ルート。左が氷見二千石原と呼ばれる広大な笹原の中を横切って瓶ヶ森ヒュッテまで行き、そこから頂上へと登るルートです。


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当然直登ルートのほうが早いのですが、瓶ヶ森は双耳峰なので、直登ルートはまず男山に登り、そこから一度軽く下って最高峰の女山へと向かいます。そのため、実際に歩いた場合、どちらでも大差ないという感じです。ただし、帰りにわかったことですが、氷見二千石原ルートは途中の橋が崩れかかっていて通行止めになっているため、直登ルートをとったほうが安全です。


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4:50 氷見二千石原を上から一望できる大きな岩の上に出ました。こんなところでのんびりとしているほど時間に余裕は無いのですが、月明かりにぼんやりと照らし出された広大な笹原と、その向こうに見える石鎚山の風景が美しかったので、ちょっとだけ撮影していくことにしました。この写真は、今回新しく購入した山行記録用のコンデジ「CANON PowerShotS110」で撮影したものです。いわゆる高級コンデジの範疇に入る機種なので、一眼レフ同様の操作が可能で、レンズも開放値がF2.0と明るいレンズを搭載しています。また、高感度も強くなったため、このような月明かりの風景を撮影することもできます。一眼レフに比べれば画質は荒いのですが、それでもコンデジでここまで撮れるというのは驚異的です。詳しくは後日レポしたいと思います。


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ちなみに、こちらが一眼レフで撮影した写真。やはりコンデジに比べれば、断然画質がいいです。


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氷見二千石原の撮影で若干道草を食ったので、その後足早に男山の頂上を目指していたのですが、いつの間にかガスが出てきて、次第に視界が利かなくなってきました。


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あたりがぼんやりと明るくなりかけてきたころ、正面に小屋が見えました。中に入れるのかと入口のドアに手をかけてみましたが、鍵がかかっていました。あとで調べてみると、避難小屋ではなくて宗教関係の道場のようです。石鎚信仰の関係なんでしょうか。


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5:17 小屋のすぐ上が男山の山頂でした。祠が祭ってあります。男山山頂は東方面の展望はあるようですが、他の三方は開けていません。展望が良かったらここで撮影してもよかったのですが、やはり女山まで行くことにしました。


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休憩なしですぐに女山に向かいます。


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相変わらずガスで視界は利きません。笹原の道は、刈り払われていないため笹が覆いかぶさってやや不明瞭なところもあります。


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男山からすぐかと思いきや、以外にだらだらとした坂が続きます。ふと右手の木々が切れて東の空が見えたとき、すでに朝焼けが始まっていました。とりあえず、2カットだけ押さえて、大急ぎで女山山頂を目指します。



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5:35 途中で氷見二千石原の撮影をして時間をロスした分、予定より遅れて女山に着きました。夜が明け始めるときの一番きれいな瞬間をじっくりと撮れなかったことが残念ですが、急いでカメラをセットして撮影に取り掛かります。山頂には年配のご夫婦と、単独行の男性が一人。単独行の男性は、なんと半そでのシャツだけです。気温はおそらく10度近くまで下がっているはずで、よくそんな格好でいられるものだと驚いてしまいました。


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やがて太陽が西黒森の上に現れます。昨日と違って今日は太平洋側から雲海が押し寄せてきて、石鎚から寒風山へと続く稜線にせき止められています。そして、あふれた雲は少しづつ瀬戸内側へと滝のように流れ落ちていく様子が、目の前で見られました。やっぱり、山の朝はダイナミックです。


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太陽が次第に明るさを増し、雲海の波頭を赤く染め始めました。


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さらに輝きを増した太陽が空と雲を朱に染めていきます。美しくも荘厳な夜明けのドラマです。


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振り返ると、氷見二千石原にも雲が流れ込み始めました。そのまま怒涛のように流れ込むかと思ってシャッターチャンスをうかがっていましたが、以外にも勢いは続かず、ガスは消えてしまいました。


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男山のほうに目を移すと、雲海が男山を飲み込むかのような勢いで迫っています。しばらくすると、こちらはすっかりガスに飲まれてしまいました。


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再び西黒森のほうに戻ってみると、雲海の量が増えたのか、まさに滝と化した白いガスがどんどん稜線を越えて瀬戸内側に流れ落ちていました。しかし、一気にあたりがガスに飲み込まれるということもなく、稜線を越えたガスはすぐに消滅してしまいます。見飽きることの無い光景に、何度もシャッターを切ったのでした。


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6:40 日も高くなり、朝のドラマも見慣れた光景に変わり始めたので、撤収することにしました。半そでの男性はどこへ行ったのか、荷物を山頂に置いたままいなくなってしまいました。二人そろって撮影していたご夫婦も撤収のご様子。遅れて登ってきた別の単独行男性だけがのんびりと朝の景色を楽しんでいます。


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石鎚山は、今日は穏やかです。今日、もう一度石鎚山に登っていても、これといって面白風景には出会えなかったと思うと、瓶ヶ森に来たのは正解でした。


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女山から氷見二千石原コースを下ります。ときおり、ガスが流れてきますが、やっぱりすぐに消えてしまいました。


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所々に生えている木々がわずかに紅葉に染まり始めています。もう少しで秋が本格化しそうな感じです。


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7:09 瓶ヶ森ヒュッテまで下りてきました。営業しているのかと思っていたら、どうやら廃業したようです。屋根は穴が開いてぼろぼろで、壁も隙間だらけです。


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氷見二千石原のど真ん中、真っ青な空に石鎚山の姿がくっきりと見えていました。


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笹原を貫くフラットな道を駐車場へとまっすぐ歩いていくと、いきなりテープやロープで道がふさがれていて、通行禁止の札がありました。何事かと思ってみてみると、大雨で橋の下の土が流されて、橋が落ちかけているようです。かろうじて一箇所だけ土嚢を積んでなんとか崩壊を食い止めているようです。しかし、小さいとはけっこうな深さの川です。両岸とも笹がびっしりと生い茂っていて、簡単に渡渉できるような場所は見当たりません。しょうがないので、橋が落ちないかどうか確かめながら慎重に渡りました。この写真は渡り終えてから撮ったものなので、崩れかけているのは向こう側です。いつごろ修復する予定なのか知りませんが、登山口に注意書きのひとつも書いておいてほしいものです。


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7:28 直登コースとの分岐点までもどってきました。登山口まではあと少しです。


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7:30 登山口まで戻ってきました。まだまだ時間はありますが、今日はさっさと下りることにしました。というのも、県道40号線は、日曜日は通行止めは無いと書いていたものの、祝日についての記述がなかったからです。こういう公共工事はわりと祝日でも工事をすることがあるので、通行止めが始まる8時30分までにできるだけ下まで下ってしまおうというわけです。


結局、下る途中で通行止めにあうことはありませんでしたが、国道194号まであと少しというところで15分の通行止めに引っかかってしまいました。全線工事をしていたわけではないようですが、集落の多い下流のほうでは祝日でも工事を行っているので、祝日といえど注意が必要です。

おわり。


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| 2013年9月 石鎚山・瓶ヶ森 | 13:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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秋を探して四国遠征: 石鎚山と瓶ヶ森その3

2013年9月21日~23日 愛媛県西条市 石鎚山および瓶ヶ森 単独日帰り(車中泊) 


車の中で1時間半ほど仮眠をとって、お昼前に目が覚めました。空はあいかわらずいい天気です。ランチタイムですが、自分で作るのは面倒なので、駐車場の前にあるみやげ物店の2階にある食堂でお昼ご飯をたべました。どんぶりのご飯と素うどん、小鉢が3品と漬物がついたうどん定食が1000円なり。炭水化物のご飯に炭水化物のうどんという組み合わせは、関西方面ではあまり違和感もありませんが、関東ではなんじゃそりゃあという感覚だそうです。ラーメンライスと同じじゃねえかと思うのですが、基本的に西の文化のようです。といっても、九州あたりでも普通のことなのかどうかは知りません。それよりも、ご飯とうどんなんて、原価100円もかかっていないはずで、小鉢も含めてもせいぜい200円というところ。人件費や諸経費を考えてもこれで1000円はぼったくりだよなあと思います。ま、観光地の食堂なんてこんなものでしょうけど。


ランチの後、瓶ヶ森に行くためのルートを検討しました。このまま土小屋から歩きで瓶ヶ森へ行くというのが当初の予定です。しかし、片道4時間ぐらいかかってしまい、往復するとけっこうな行程です。ずっとアスファルト道路が使えればいいのですが、土小屋-よさこい峠間は通行止めになっていて、歩きでいけるのかどうかもわかりません。さらに、その先の瓶ヶ森林道は通行止めということしかわかっていないので、よさこい峠から先の状況がわかりません。登山道は通行止めになっていないので、歩きで行けないことはなさそうです。ということで、とりあえずよさこい峠まで登山道を歩いて行き、瓶ヶ森林道の状況を確認、その後林道を歩いて戻ってみることにしました。
*注)瓶ヶ森林道土小屋-よさこい峠間は2013年9月27日午後5時から通行可能になったそうです。詳しくは「いの町観光協会ホームページ」を参照のこと。


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12:30 土小屋から瓶ヶ森林道方面に向かいます。


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50mほど入ったところから登山道が始まります。


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土小屋からよさこい峠までは基本的に緩やかな下りです。


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登山道は笹が刈り払われていて、歩きやすい状況です。


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少し歩くと土小屋の近くとは思えないほど静かなブナの森になりました。


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苔むした大きな岩と、その上に根を張り巡らせた奇怪なブナの姿があったりして、けっこうな深山の雰囲気があります。


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12:54 登山道が土砂に埋まっている場所に出ました。幅10mぐらいの土砂が上から流れてきたようです。


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上を見るとかなり上のほうから流れてきているようです。


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下のほうもどこまで流れているのかわからないほど。崩れたというより土石流のようなものだったのかもしれません。幸い、土砂の向こうにルートは見えているし、土砂ももろくは無かったので、問題なく通過できました。


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さらに進むと、たくさんの岩に埋め尽くされた小さな谷を渡る場所もありました。大きな岩がダムのように落ちてきた岩をせきとめてしまったようで、通過するのがちょっと面倒な場所でした。


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やがて登山道は笹が刈り払われていない状況になり、踏み跡もややわかりにくい状況です。腐りかけた丸太橋で急斜面を渡る場所もあったりして、あまり人が通っていない雰囲気がありありです。


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判読できないほど痛んだ道標が笹腹の中にぽつんと立っています。どうやら道が二又に分かれるようで、右は「瓶ヶ森」と掘り込んでありました。左は通行困難と書かれているようです。


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13:25 ようやく瓶ヶ森林道へ出ました。土小屋からここまで誰にも会うことはありませんでした。道端で少し休憩していると、瓶ヶ森林道を土小屋方面から2人のハイカーが歩いてきました。土小屋から来たのかとたずねてみたところ、そうだとのとこ。途中、路肩崩壊した場所や、土砂が道に落ちている場所もあるが、問題なく歩けるとのことでした。

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林道に出た場所からは10分ほどでよさこい峠に着きました。鉄のゲートがしっかりと閉まっています。


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ゲートの脇から峠のほうへ出てみると、駐車場にはけっこうな数の車が停まっていました。


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駐車場の出入り口近く、瓶ヶ森方面への道路脇に看板が立っています。瓶ヶ森林道は全面通行止めですが、瓶ヶ森登山口までは行けるとのこと。な~んだ、車で瓶ヶ森登山口まで行けるなら、わざわざ4時間もかけて土小屋から歩くのはアホらしい。ただし、土小屋からここまでは瓶ヶ森林道は使えないので、石鎚スカイラインをいったん下りて、高知県側をぐるっと回ってここまで登ってこなければなりません。林道経由ならわずか10分程度の距離を、3時間ぐらいかけて遠回りするわけです。とはいえ、明日の夜、真っ暗な中を4時間もかけて土小屋から瓶ヶ森まで歩くことを思えば、そのほうがよっぽど楽です。


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ということで、とっとと土小屋に戻って出発することにしました。なお、よさこい峠にある公衆便所は利用できるようです。自分は利用していませんが、人が入って行くのが見えました。


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また、高知県側からのルートである県道40号線は、平日は長い時間通行止めが実施されるとのこと。


13:45 よさこい峠から土小屋へ向けて出発です。


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途中、路肩が崩壊していたり、土砂が流れ落ちてきていたりと、それなりに被害があったようです。


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なかでも、土小屋まで20分ほどのところにあった崩壊箇所は、もっとも被害の大きな場所でした。アスファルトの下までえぐられたように土が崩れていて、道路の半分は通行できない状態です。これでは通行止めになるのも致し方なしです。


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路面が土砂に覆われたままの場所もありました。


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いたるところで大きな被害が出たようですが、それでも山は秋の装いを始めていました。


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14:34 土小屋に戻ってきました。さっさと荷物を車に詰め込んで、すぐに出発です。スカイラインを下ってし行ったところにある古岩屋温泉で汗を流して、あとは国道494、439、194とつないで、高知県の県道40号で瓶ヶ森登山口まで登るだけです。


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石鎚スカイラインからは、石鎚山が良く見えました。こちらから見る石鎚山は、三角錐の端正な姿をしており、まるで槍ヶ岳のようです。


途中、コンビニでもあれば弁当を買って晩御飯にしようと思っていたら、山間部の狭い道ばっかりなので、お店の類はまったくありません。国道194号沿いの道の駅633美の里に着いたときにはすでに午後7時近くなっていたので施設は閉まっており、水を補給することしかできませんでした。


真っ暗で曲がりくねった県道40号を延々と登りつめて、瓶ヶ森登山口の駐車場に着いたのは午後8時ごろ。お湯を沸かしてアルファ米とレトルトカレーで簡単な食事をして、後は寝るだけです。


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空には満点の星が輝いていました。明日も晴れそうです。

つづく。


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| 2013年9月 石鎚山・瓶ヶ森 | 15:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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秋を探して四国遠征: 石鎚山と瓶ヶ森その2

2013年9月21日~23日 愛媛県西条市 石鎚山および瓶ヶ森 単独日帰り(車中泊) 


9月22日
前夜は、20時ごろ寝袋に入り、それなりに眠れたようです。午前1時30分に目覚ましをかけていましたが、0時過ぎに目が覚めてしまいました。空には星がまたたいています。時間まで寝ようとしましたが眠れず、結局1時間早く起きて朝食をとり、予定通り午前2時に出発しようとしたら、なんと上空は雲で覆われてしまいました。とりあえず少し様子を見てみようということで車に戻り、少し時間をつぶしていると雲はどこかへ行ってしまいました。


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20分遅れですが、2時20分に出発です。夜露で愛車はぐっしょりです。


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少し車道を歩いたところに登山口があります。土小屋ルートは比較的なだらかなルートなので、成就コースに比べるととっても楽チン。途中崖に作られた木製の橋のような場所も多々ありますが、アップダウンがそれほどないし、暗くて下が見えないので恐怖心が湧くことも無く、ちんたらぽんたらと緊張感も無く歩きます。


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2:54 ベンチ1というところで最初の休憩。なだらかとはいえ、寝起きだし、深夜だし、歩き出して30分で一度休憩をとり、体をゆっくりと慣れさせます。


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3:24 続いてベンチ3でも休憩。深夜の真っ暗な森の中で一人座って休憩するのは、あまり楽しいものではありませんが、月が明るいので月明かりの木漏れ日が地面に模様を作っていたりして、それはそれで面白くもあります。


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4:00 二の鎖下に着きました。ここで成就コースと合流し、急登の始まりです。もちろん鎖を登ろうなんて馬鹿なことは考えません。


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途中、二の鎖の上あたりで見上げた石鎚山の上空にちょうどオリオンがかぶっていたので、先を急ぎたいところでしたが、とりあえず写真を撮りました。数枚撮ったらさくっと再出発です。


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4:40 石鎚山頂に着きました。まだ夜は明けていませんが、あと20分もすれば空が明るくなってくるはずです。


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大急ぎで準備して、なんとか天狗岳の星景写真を押さえましたが、やはりもう少し早く来てじっくり狙いたいところです。出発前20分の様子見が悔やまれます。


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この日は運が良かったのか、瀬戸内海から雲海がひたひたと押し寄せてきて、歩いてきた土小屋ルートのある稜線でせき止められていましたが、やがて雲があふれて滝のように流れ落ち始めました。


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日の出の直前には、突然山麓からガスが吹き上がってきて、天狗岳にジェット気流のようにぶち当たる様も見られました。


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6時30分ぐらいから山頂はガスに包まれてしまい、真っ白な世界になってしまいました。ときおりガスの切れ間から周囲の山が見えたりもしましたが、基本的にガスの中。


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カメラを片付けて、お湯を沸かして休憩していると、神主さんが天狗岳に向かってお祈りしているのが見られました。さすがに信仰の山です。


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ところで、山頂にあった不思議なものがこれ。石をくりぬいて丸太を立てたものが3つばらばらに離れて置いてあります。なんなんでしょうか。


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7時過ぎまで山頂でうろうろしてましたが、ガスが晴れそうに無いので下山することにしました。明るくなるとちょっと怖い鉄階段をたどって下ります。


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7:31 二の鎖下の土小屋コース分岐まで降りてきました。ここまで降りてきても相変わらずガスは晴れません。ということで、未練も無くさくさくと下ることにしました。


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途中、紅葉が始まった木があったりしましたが、基本的に石鎚山の紅葉はもう少し先になりそうです。


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振り返ると、少しガスが晴れてきたようです。1時間粘っていれば再び晴れた天狗岳を見られたところですが、ここまで下ってきたら登り返そうという気持ちにはなれません。


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瓶ヶ森も姿を現し始めました。


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8:01 ベンチ3まで戻ってきました。ここで小休止です。


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頭上の木々にも色づいた葉っぱが混ざっています。紅葉のピークの頃に再び訪れようと思います。


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ベンチ3を少し過ぎたあたりで、すっかりガスが晴れて石鎚山頂部が姿を現しました。以前このルートを通ったときは天気がいまいちでこういう姿は見ていなかったので、この角度で見る石鎚山は初めてです。


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さらに下ってベンチ2のあたりからは、石鎚山の全容が見渡せるようになりました。土小屋方面から見ると、なかなか端正な姿です。


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崖地に作られた木道です。こんなのがたくさんあります。目が回るほどの断崖絶壁というわけではないし、木道の幅も1mぐらいあるので、高所恐怖症の人でも比較的歩きやすいと思います。


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9:38 登山口まで下りてきました。こんなに早く下りてきてこの後はどうしよう、なんて考えていましたが、眠くなってきたので、お昼まで仮眠を取ることにしたのでした。

つづく。



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| 2013年9月 石鎚山・瓶ヶ森 | 21:51 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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秋を探して四国遠征: 石鎚山と瓶ヶ森その1

2013年9月21日~23日 愛媛県西条市 石鎚山および瓶ヶ森 単独日帰り(車中泊) 


9月二度目の三連休は、幸い仕事でつぶれることも無く、天気もどうやら上々の様子。どこへ行こうかと考えた結果、ちょっとスケジュールがタイトになるも剱岳が第一候補になりました。しかし、20日の夕方に仕事が入ってしまい、当初もくろんでいた20日の夕方に出発するという計画が破綻。20日の夜に出発するとなると、立山駅に着くのは21日の朝。駐車場にはなんとか停められたとしても、ほぼ徹夜で剱沢までテント泊装備を担ぎ上げなければならなくなります。美女平からのバスで1時間ほど仮眠が取れるとはいえ、体力的に厳しそう。それに、連休ということで剱岳もかなり混雑しそうだし、今回は見送ったほうがよさそうという結論に達しました。


では、どこに行くか。剱岳よりも近い白山はどうでしょうか。人気の山なので混雑は必至。しかもテント場は山頂まで1時間もかかる南竜ヶ馬場にしかありません。山頂付近の星景写真の撮影をしたい自分としては、テント場のロケーションが良くありません。


とすると、信州方面はあきらめて、近くて標高が高く、撮影地としても魅力的な場所といえば、もはやあそこしかありません。そう、西日本最高峰の石鎚山です。となりにある瓶ヶ森も前から登ってみたいと思っていたので、ちょうどいい機会です。ただ、問題なのは先の豪雨で瓶ヶ森林道が通行止めになっており、高知県側からの県道40号もよさこい峠から土小屋までが通行止めになっています。石鎚山頂で夜明けの撮影をするためには、土小屋で車中泊をして、夜明け前に登るというのがもっとも合理的なのですが、唯一のルートである石鎚スカイラインは夜間通行止めになってしまいます。そうなると、20日の夜に出て、21日の朝に石鎚山に登頂するのは無理です。というわけで、21日のお昼に出て、夕方土小屋に着くというのんびりスケジュールで行くことにしました。


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9月21日

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松山道の川内ICから国道494号で石鎚スカイラインを目指して走りましたが、この国道がとんでもない山岳路です。剣山に行くときに使う国道438号に負けずとも劣らないほどの、狭く急勾配で曲がりくねった道です。地図で見た段階で予想はしていたものの、実際に走ってみるとこれで国道かよといいたくなる程です。夜には走りたくない道なので、昼間に来て正解でした。


それでも、面河ダム湖が近づいてくると道もなだらかになり、あとは比較的走りやすい道を石鎚スカイラインに向けてのんびりドライブを楽しむことができました。しかし、石鎚スカイラインに入るころになると雨が降り始め、途中けっこう強い雨になったりもして、やや不安な気持ちのまま16時ごろ土小屋に到着しました。駐車場はがらがらで、夕方とはいえ三連休初日だというのにこれほどがらがらだとは予想外でした。


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土小屋の公衆トイレのすぐ近くに車を停めて、車中泊の準備を終えたらあとはすることはありません。天気はどんよりとした曇り空で、雨もぱらつく状態です。持ってきた雑誌を読んでいると、正面に瓶ヶ森が姿を現しました。ガスがかかっていい感じなので、カメラを持って外に出ました。


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しばらく撮影していると、なんと突然瓶ヶ森山頂に空から降りてきたかのような虹が出現しました。


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虹はやがてダブルアーチになり、瓶ヶ森山頂から大きく弧を描きながら空に見事な半円のアーチを描き出しました。


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虹は次第に薄くなりましたが、今度は瓶ヶ森上空の雲が赤く染まり始めます。虹の欠片がかすかに赤く焼けた雲と重なって、不思議な夕景を演出してくれました。東の空の夕焼けというのも珍しいですが、そこに虹まで出現するとは、なんだか得した気分です。これで明日天気が良くなくてもいいかという気持ちになるほどでした。

つづく。




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| 2013年9月 石鎚山・瓶ヶ森 | 12:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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