ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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雪山ひとり占め: 富栄山~大空山

2013年2月11日 岡山県鏡野町(旧 富村) 富栄山(標高1205m)・大空山(標高1103.7m)


2月10日・11日は久しぶりの連休になりました。せっかくなので泊まりでどこかへ行こうと考え、山頂に避難小屋のある四国徳島の三嶺に行くことにしました。


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土曜日の夜に準備をしていて、お気に入りのサングラスが壊れていることに気がつきました。このサングラス、けっして高級品ではありませんが、顔のカーブにうまくフィットしていて、なおかつレンズが明るいオレンジ系で曇りや朝夕の暗い森の中でも暗さを感じないので最近常用していたものです。前回の剣山から下山した段階ではなんともなかったはずなのになぜ?


出がけに物がなくなったり壊れたりするのは良くないことが起こる前触れだという迷信を信じているわけではありませんが、気分的にトーンダウンしたのは事実。他のサングラスを使えばいいだけなのですが、なぜか出かけようという気持ちが萎えてしまいました。寝袋を圧縮したりする作業が面倒だったというのも一因ですが。ひとまず、明日は代わりのサングラスを探して、11日だけ県内で日帰りすることにしました。


これだ!というほどピンときたわけではありませんが、ひとまずブラウン系の偏光レンズながらリーズナブルなサングラスを見つけて、10日の夜に行く先を決めかねて天気予報を見ていたところ、鏡野町にある富栄山あたりに晴れ予報が出ているのを発見。まだ登ったことがないこともあって、11日の登山は富栄山とその南にある大空山に決定です。


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7:35 のとろ温泉の上にあるのとろキャンプ場の駐車場を出発です。他に車は停まっていません。青空が見え、朝日が差していたので予報どおり晴れそうな雰囲気です。


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登山口は、駐車場入口から林道を上に進んだところにあります。


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30mほど進んだところで、左手に入口扉のないトイレを発見。問題なく使用できました。


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トレースの残る林道を進みます。積雪量は10cm程度でした。


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8:00 登山道入口に着きました。ここから右手の森の中へ入っていきます。


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最初からけっこうな急坂です。


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入口の急坂を登ると、多少のアップダウンをこなし、小さな尾根を越えると突然右にUターンして下りになりました。


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下りきったところで林道を越え、その先少し歩くと右手に渓流が現れます。


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渓流沿いの道になると、すぐ先で丸木橋を渡ります。


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8:40 丸木橋を渡った先で伐採跡地下に出ます。


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登山道は、伐採跡地を斜め上にトラバースして行くようです。


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トレースは、伐採跡地の中ほどから突然斜面を直登するように上がっていきます。明らかに本来のルートではなさそうですが、伐採跡地は雪で埋まっていて登山道らしきものは判別できません。仕方がないのでトレースをたどって急斜面を這い上がります。


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途中踏み抜きなどに苦労しましたが、とりあえず伐採跡地上の尾根に上がりました。振り返るとけっこうな急斜面でした。ちなみに、正規のルートは斜面下から斜めにまっすぐ進めばいいだけでした。


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尾根上の登山道を進みます。


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ここから傾斜がきつくなり、つぼ足では厳しくなってきたので、クランポンを装着しました。雪はけっこう締まっていたので、スノーシューやワカンは必要なさそうです。


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クランポンのおかげで、急な斜面もぐいぐい上がれます。


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どこかで夏道が分岐していたはずですが、それらしい看板や道標が見当たらなかったので、そのまま尾根をまっすぐ登りました。夏道は急斜面をトラバースすするようについているようなので、どちらにしても積雪期は尾根を直登するのが正解のようです。


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尾根はそれほど広くなく、テープも頻繁に見つかるので迷う心配はなさそうです。


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途中で振り返ると、形のいい山が見えていました。霰ヶ山(あられがせん)と思われます。


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やがてねまがり竹がたくさん現れるようになって来ました。歩きにくいというほどではありませんが、トレースをきっちりたどらないとときどき踏み抜いたりするので気を抜けません。


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上に行くほどテープの出現頻度は低くなり、ある程度ルートファインディングが必要になってきました。


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稜線に近づいてきたようです。


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10:11 富栄山と大空山を結ぶ稜線に出ました。正面の木に赤テープが巻いてあるので、帰りに迷うこともなさそうです。


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大空山方面にはトレースがありません。


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富栄山へのトレースは残っています。ひとまず富栄山へ向かうことにしました。


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駐車場を出たときには晴れそうだったのに、いつの間にかどんよりとした黒い雲が上空を覆っています。


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少し上がっていくと、枝先に霧氷のついた木がちらほら。この先、霧氷林が見られるかと期待しましたが、ここだけでした。


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10:27 富栄山山頂です。展望台に上ってみましたが、天気が悪くあまりぱっとしません。そのうち、ちらほらと雪が舞い始めました。この先にあるブナの森に行ってみたかったのですが、富栄山山頂の木々に霧氷がついていないうえに天気が悪くガスで稜線の先が見えないのでやめにしました。



ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。





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大空山方面の稜線は見えています。ただし、どれが大空山かはよくわかりません。


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富栄山から大空山への稜線は、無雪期にはねまがり竹が多くて展望が良くないらしいのですが、積雪期は寝まがり竹が雪で埋もれてしまうため、けっこう展望のいい尾根歩きになっています。今日はあいにくの天気ですが。


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10:53 尾根に出てきた場所を過ぎて、トレースのない稜線に入りました。一本調子の尾根を南に進むだけなので、トレースがなくても問題無しです。


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11:13 夏道の分岐点につきました。


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夏道方面は、雪に埋もれてどこが道なのかさっぱりわかりません。トレースもありませんでした。トレースがあるか、道がわかりそうなら帰りに利用しようかと思っていましたが、おとなしく来た道を戻ることにします。


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前方に、大空山らしきピークが見えてきましたが、雪雲に覆われています。


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大空山山頂下は、歩きやすい尾根でした。


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11:40 大空山に到着です。山頂を覆っていた雪雲は、どうやら流れていったようです。そこそこ展望がありました。


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とりあえず、記念撮影。


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荷物を下ろして休憩していると、突然雲が切れて青空が覗きました。日差しもあります。風が当たらないので、日が差すとすぐに温かくなりました。しかし、それもほんの数分間でした。すぐにまた雪雲が上空を覆い隠してしまいました。


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11:56 雪が舞い始めたので、お昼を食べるのをやめて下山することにしました。


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そういえば、雪の中でジョラスソフトシェルジャケットを使うのは初めてです。ジャケットについた雪は、少しすると解けて水滴になりましたが、撥水生地によって水玉状態になって流れ落ちていきます。期待通りの性能に満足です。


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雪が本格的に降ってきました。


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もうすぐ下山口です。


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12:42 赤テープのある下山口まで戻ってきました。


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雪が降る中をさくさく下ります。


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13:09 伐採跡地の上まで戻ってきました。下りはここを降りるのはやめて、正規のルートをたどることにします。


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左手に登山道らしきものが続いています。トレースはなしです。


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尾根を回りこんで伐採跡地を斜めに横切るように登山道は続いているようです。


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途中から段差がなくなって、一枚バーンになってしまいましたが、とりあえずまっすぐ斜め下に進みます。


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朝の踏み跡に合流です。


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丸木橋のところで、渓流にきれいな氷の芸術を発見し、しばし撮影タイムです。山頂まで持って上がった一眼レフも、ここに来て初めて取り出しました。その後、1時間近くも撮影に費やしてしまいました。


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撮影を終えて下山し始めると、雪が一時的に強まりました。暗い植林の森を背景にすると、ストロボを使わなくてもけっこう雪が写っていました。


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14:40 登山道入口に戻ってきました。


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朝よりも少し雪が深くなったような気がします。


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14:53 駐車場に戻ってきました。お昼を食べていないので、かなり腹ペコです。今日は結局誰にも会いませんでした。この広い雪山を独り占めしたわけです。感動的な風景に出会えたわけではないのでお得感はありませんが、独り占めできたということで満足することに。帰りは、のとろ温泉でゆっくり温まって帰りました。

<クリックで拡大します>
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 ■山行データ
<往路所要時間> 4時間5分(休憩時間を含む)
駐車場7:35→登山道入口8:01→丸木橋8:36→稜線合流点10:11→富栄山山頂10:27→大空山山頂11:40
<復路所要時間> 2時間57分(撮影時間約50分を含む)
大空山山頂11:56→稜線下山口12:42→登山道入口14:40→駐車場14:53

<登山道情報>
夏道を歩いたことはありませんが、積雪期のルートは夏道と異なるようです。とりあえず、伐採跡地の上の尾根をひたすらまっすぐ登れば富栄山近くの稜線に出ます。

キャンプ場の駐車場脇にあるトイレは、冬季は使用できません。駐車場から少し上がったところに公衆トイレがありますので、そちらが使用可能です。ただし、手洗いの水は出ません。久世方面から県道65号経由だと途中に道の駅などがないので、コンタクトを入れるなど水が必要な場合は、久世町あたりのコンビニ等でトイレを借りておく必要があります。津山方面から国道179号経由なら、奥津湖畔にあるみずの郷奥津湖が利用できます。

のとろ温泉は、冬季は11時~17時までの営業です。受付は16:30までなのでご注意ください。



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| 2013年2月 富栄山・大空山 | 18:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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