ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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満月のナイトハイクを目論んだものの・・・:比婆山その2

2012年8月31日 広島県庄原市 比婆山(ひばやま)標高1264m


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16:59 ゆったりとしたおやつ休憩を終えて、本日のメインイベント会場である池の段へ向けて出発です。しかし、お昼ごろまで青空が見えていた空は、いつの間にか真っ白な状態です。


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少し下ったところに大きなイチイの木がありました。


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イチイの木は、寒冷な土地に生育する木です。山の稜線などでときどき大木を見かけます。生育環境が厳しいので他の樹木より成長が遅いらしく、見た目よりも樹齢を重ねている木だと何かで読んだ記憶があります。この木も直径は1m程度ですが、樹齢は数百年ではないかと思います。


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しばらく進むと道は下りになりましたが、あいかわらずきれいなブナ林の中を下って行きます。しかし、下るにしたがってガスが出てきました。


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17:30 越原越(おっぱらごえ)に到着です。この少し手前に公園センターへと下る大岩谷林道コースの分岐があります。分岐のところでどうするか検討しました。ガスが出たうえに空を雲が覆っていることを考えると、月あかりのナイトハイクができる可能性は低いわけで、さっさと下って公園センターの温泉に入るというプランもあります。ただ、比婆山御陵のあたりではガスは出ていなかったので、ガスは鞍部である越原越のあたりだけだと考えられます。空の雲は雨雲ではなくて高層雲なので、月の出は見られる可能性もあります。池の段までは20分前後で行けそうなので、とにかく上まで行ってみることにしました。


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霧のブナ林はなかなか幻想的できれいです。


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やっと森を抜けて視界が開けてきました。



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17:56 池の段山頂に着きました。


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ちょうどガスの上端あたりになるらしく、ときどきガスが周囲を覆ったりしますが、少しすると視界がぱっと開けたりします。


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夕暮れのガスが流れる山頂で、夕日にほんのりと赤く染まる雲もあったりして、なかなかいい感じです。


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彼女は写真を撮りすぎて、このあと電池切れという失態を演じていました。オーマイガッ!


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ところで、肝心のブルームーンですが、隣の立烏帽子山の右側にほんの一瞬だけ雲の切れ間にぼんやりと見えたのですが、その後は姿を見せてくれませんでした。ぜんぜん見えるとは思っていなかったので、カメラも準備していなくて、唯一のチャンスも撮り逃してしまいました。




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18:50 月も見えず、ガスが濃くなってきたので、これ以上の長いは無用です。まだほんのり明るいうちに下山開始です。しかし、ガスが出ている中でライトを使って歩くのは、想像以上に視界が悪く気を使いました。なにしろ、もともと暗くて見えずらいのに、ライトがガスに反射して目の前に白いベールを作るような状態なので、視界はほんの数mしかありません。道の分岐を見落としたり、カーブを見逃して直進したりしたら遭難しかねません。


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19:21 慎重にルートを確認しながら大岩谷林道コースの分岐まで降りてきました。あとは、この道を下っていくだけです。地図で見る限り谷沿いの一本道なので、途中に分岐もなく問題なさそうです。とはいえ、獣道や水の流れが作った道のようなところに迷い込まないとも限らないので、ガスで視界が聞かない中をゆっくりと慎重に下りました。


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19:47 やっと林道にでました。ここからは、広い林道を下るだけなので安心です。


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20:23 御陵コースが始まるキャンプ場入口の橋へと戻ってきました。下山には1時間30分ほどかかったわけですが、夜の闇とガスによって視界がさえぎられるため、もっと長い時間がかかったような気がします。ナイトハイクは、下山にあまり時間がかからない山でやったほうがよさそうです。次の満月のときにでも、もうすこし歩かなくてすむ山でもう一度チャレンジしてみたいと思います。


■山行データ
<往路所要時間> 4時間16分(比婆山での休憩時間50分を除く)
駐車場12:50→七合目13:49→比婆山御陵16:09/16:59→越原越17:30→池の段17:56

<復路所要時間> 1時間33分
池の段18:50→越原越大岩谷林道コース分岐19:21→御陵コーススタート地点20:23


<登山道情報>
よく整備されており、道標もしっかりしています。どこへ行くかわからないような分岐もなく、安心して歩ける山です。ただ、登山道途中にベンチや東屋のような休憩できる設備がほとんどなく、たまにベンチがあっても壊れかけているような状態です。休憩用にピクニックシートなどを持参しておいたほうがいいです。

今回のルート上には、水場もトイレもありませんでした。

虫に関しては、下のほうの植林帯などで若干いましたが、うっとしいような状態ではなく、この時期であれば快適な山歩きができるでしょう。

この時期は山頂付近では寒いと感じることもありますので、フリースなどの防寒着を持参しましょう。




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| 2012年8月 比婆山 | 18:47 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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満月のナイトハイクを目論んだものの・・・:比婆山その1

2012年8月31日 広島県庄原市 比婆山(ひばやま)標高1264m


8月31日はブルームーンといわれる満月の日でした(月齢は13.5でしたが)。ブルームーンという言葉の意味はネットで検索していただくとして、以前から満月の昇るところを山頂から撮影してみたかったのと、月明かりのブナ林も撮影してみたいというのがあり、いい機会なので挑戦してみることにしました。


ブロ友ぽんきちぽんたさんが興味をしめしたこともあって、目的地は広島県庄原市にある比婆山に決めました。月の出を山頂で迎えるということで、出発はお昼過ぎと遅めです。


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12:50 県民の森公園センターを出発です。


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公園センターの裏手にあるキャンプ場を通って、御陵コースを目指します。平日ということもあって、キャンプ場は無人のテント場と化していました。


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テント場を越えて小さな川にかかる橋を渡ったところが、御陵コースの出発点です。右へ行くとスキー場のゲレンデを経由して御陵コースの上のほうで合流するようです。


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少しの間林道を歩きます。


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13:08 登山道入口です。ここから右へ折れ、森の中へと向かいます。


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最初は植林地帯です。


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木立の隙間からスポットライトのように降り注ぐ太陽光で、林床の木々の緑がとてもきれいに輝いていました。


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右上に、大きな木がありました。何の木だろうかとよく見てみると、どうやらブナの巨木のようです。割と標高の低い場所なのにこんな大きなブナがあるということは、植林されるまえはさぞや見事なブナ林だったのでしょう。


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上がっても上がっても植林帯の中で、いいかげんうんざりです。


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13:49 七合目に着きました。ここが標高1000mだそうです。腕時計の高度計はいつもながら合っていなかったので、ここで1000mにリセットしておきました。なお、GPSの高度計も1050mを表示しており、あまり役に立たない状態でした。帰宅後、ログを地図に展開してみると、前半のあたりは登山道の記号とログがかなりずれており、木の間隔が密な植林帯の中では、電波状況がよくないのかもしれません。


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七合目から20分ほど登ると、ようやくブナ林に入ってきました。薄暗く面白みのない植林帯に比べて、ブナの純林の雰囲気はいかにも森という感じです。明るく、爽やかで気持ちのいい風景に気持ちも和みます。


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14:14 スキー場経由の道との合流点に着きました。出発してから休憩らしい休憩をとっていなかったので、ここで荷物を降ろして大休止です。ベンチでもあればいいのですがなにもないところで、どうしようかと思っていたら、ぽんきちぽんたさんがピクニックシートを出してくれました。前回のトレッキングを反省して、女子力アップを目指したようです。ムムムッ!





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15分ほど休憩して、ふたたび美しいブナ林の中を歩きだします。


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時折、雲から太陽が顔を出して、まぶしい日差しが林床まで降り注ぎます。


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透過光に輝く緑が鮮やかです。


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ときどきブナの巨木がそびえていて、森の歴史を感じさせられます。


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15:21 比婆山山頂下の分岐点です。左に行けば直接山頂のすぐ近くに出られます。右に行けば、烏帽子山と比婆山の間の鞍部に出ます。今回は、比婆山の山頂を踏んだあとは、池の段へ移動してそこで月の出を待つ予定なので、右から反時計回りで行くことにしました。


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分岐から先はほぼ水平なトラバース道なので、距離があるわりに歩くのは楽です。


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夏も終わりの時期ですが、ブナ林は青々とした葉っぱが茂っており、心が洗われるようです。


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植林帯では聞こえなかった野鳥の鳴き声もそこかしこから聞こえてきます。


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15:43 鞍部に出ました。


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比婆山御陵へは緩やかなのぼりの道です。


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やがて巨大な岩が見えてきました。岩の上にはしがみつくように木が生えていました。


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比婆山山頂にはイザナミの神が眠る陵墓とされている大岩があるとのことだったので、てっきりこのあたりの岩のどれかがそうなのかと思ったのですが、看板も何もないのでどうやら違うみたいです。


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彼女は、比婆山御陵へのリベンジを果たしてハイになってます。イェ~イ!


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すっかり平坦な道になってしまい、どこが山頂なのかと思いながら進んでいくと・・・


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16:09 ありました。


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これが比婆山御陵だそうです。なんだか、さっき見た岩のほうがよっぽど大きいしそれっぽかったんですけど・・・


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ぽ 『賽銭ないけどお願い聞いてよね』
神 『ふてぇ野郎だ!』


御陵の前にベンチがあったので、おやつ休憩をとることにしました。さすがにこんな時間では、他の登山者の気配すらありません。静かな山の夕刻です。


つづく。



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| 2012年8月 比婆山 | 23:46 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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