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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。当ブログ内に掲載してある写真の無償提供はしておりません。また、無断で使用することは固くお断りいたします。

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ひと月ぶりの山行はゆるりのんびり: 塔丸その1

2021年7月25日(日) 徳島県三好市 塔丸(標高1713.3m) 日帰り単独行 


4連休ということで遠征を考えていたのですが、23日に仕事が入ってしまい、遠征の目論見は打ち砕かれてしまいました。せめて土日で泊りの山行でもと思っていたのですが、土曜日の朝起きてみるとなんだか疲労感がきつくて、出かけるのはやめて休養にしてしまいました。


おかげで疲労感はとれたので、日曜日は早起きして出かけてきました。6月20日に雨乞山に登って以来、まるまるひと月ぶりの山行です。標高差の大きい山や行動時間の長い山へ行くと膝痛が出るだろうことは火を見るよりも明らかだったので、できるだけ標高差が小さく、行動時間も短い山を考えたのですが、どうせ行くなら中途半端な標高の低山よりも、少しでも涼しい1500m以上の山へ行きたいということで、剣山の近くにある塔丸(とうのまる)に行くことにしました。


塔丸の登山口は剣山へ行く国道438号線の途中、標高1440mの所にあり、登山口まで車で楽に登ることができ、標高差は273mしかありません。しかし、なだらかな尾根筋を辿る道なので、行動時間はそれなりにあり、ひと月ぶりのリハビリ登山にはよさそうです。


また、剣山の手前にあるため、注目度もそれほど高くなく、剣山へ登る人の方が圧倒的に多いと思われ、案外穴場ではないかと思われるというのも選んだ理由のひとつです。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: マムート ボディクール ロングスリーブAF
 ミドルレイヤ: マムート アジリティハーフジップTシャツ
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ボルダーライトパンツ
 ハードシェル: マムート マサオライトHSパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: ミズノ ドライベクターソックス中厚
 シューズ: マムート デュカンハイGTX

●ギア
 バックパック: ハクバ GWアドバンス ピーク25
 ストック: なし


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アッパーのマムート アジリティハーフジップTシャツは7月2日に購入したばかりの新アイテムです。昨年購入し、けっこう気に入っているマムート ボディクール ロングスリーブAFと組み合わせて使うことを前提で購入したジップTシャツです。色はマリンメランジュという濃い目の青で、グレーのものも色違いで一緒に購入しました。吸汗速乾でさらりとした心地のいい素材感が気持ちのいいジップTシャツでした。



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5時過ぎに出発し、登山口には8時過ぎに到着しました。登山口前の駐車スペースには、乗用車が1台とバイクが1台停まっていただけでした。準備しているうちに、ソロ男性が一人入山していきましたが、その後、トレラン風ソロ男性と一般登山者のソロ男性が相次いで下山してきて、そのまま夫婦池のほうへ歩いて行ったので、登山口前に停まっている車の数で登山者数が少ないと思うのは早合点かもしれません。


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8:34 登山開始です。塔丸まで4㎞とのことなので、ざっと2時間ぐらいかかりそうです。


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登山口からは緩やかな登りの道が斜面をトラバースするように続きます。すぐ左上に尾根が見えていますが、無駄に尾根に上がらない道というのは楽で助かります。


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15分ほどで崩落気味の谷筋を通過します。このルートで唯一のちょっと危険そうな区間ですが、道はしっかりしているし、先には手すりがわりのロープも設置してあって、まったくもって安全安心に通過できました。


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9:00 ちょっとした鞍部にでました。ここで尾根に出たわけですが、この先もまだ尾根北側の斜面を斜めに登っていくので、本当の尾根筋になるのは目の前の斜面を登り切ったところからとなります。


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5分ほどで鞍部からの登りを終え、広くフラットな稜線に出てきました。ここから尾根筋の道となります。


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1579.4三角点への登りは急登というほどものではありませんが、何気に疲れました。やはり、ひと月ぶりということで体力が低下してしまったようです。


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9:12 1579.4三角点のピークに着きました。


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こちらがその三角点です。


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振り返ると、剣山と次郎笈が見えていましたが、山頂付近はガスがまとわりついています。


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三角点から少し進むと、目指す塔丸が見えました。奥に見える三角形の山が塔丸です。


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この三角点のあたりは石灰岩と思われる白い岩が多く露出していて、写真の岩は家一軒ほどもある巨岩でした。太陽の光でまぶしく輝いていて、露出補正しないで手抜き撮影したら写真が露出不足気味になってしまいました。


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石灰岩の巨岩を通過すると、目の前に広々とした笹原の尾根が現れました。三嶺から天狗塚にかけての稜線のような雰囲気です。おまけに雲で陽射しがさえぎられ、涼しく気持ちのいい風が強くも弱くもなくちょうどいい具合に吹いてきて、あまりの気持ちよさに思わず帽子をとって歩き始めました。


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涼しく気持ちのいい風に吹かれながら、1682ピークへの登りに取りつきます。涼しさのおかげで、まったく汗をかきません。人の姿もまったく見えず、4連休の最終日だというのに、これほど静かで快適な山歩きを楽しめるとは思いもしませんでした。


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斜面を登りきると、左手に大きな岩があり、踏み跡が続いていました。


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大岩の上に登ってみると、剣山から三嶺へと続く稜線が眼前に広がっていました。剣山と次郎笈は相変わらずガスに巻かれています。


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三嶺へと続く稜線にもガスがかかっていて、どうやら南からの湿った風が吹きあがって稜線を越えるときにガスが湧いているようです。祖谷の深い谷を挟んだこちら側では、湿気がガスになってとんでしまった乾いた涼しい風が吹き付けてくるので、展望もいいしすこぶる快適です。


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草原のような気持ちのいい尾根をのんびりと進みます。


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右前方に特徴的な三角形の高い山が見えていました。2019年11月に登った、徳島の矢筈山です。標高が1900mに近いので、ここから見てもひときわ高くそびえているのがわかります。


つづく。

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| 2021年7月 塔丸 | 20:33 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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急登続きでけっこうきつい: 雨乞山 

2021年6月20日(日) 岡山県真庭市 雨乞山(標高889.1m) 日帰り単独行 


湯原温泉のすぐ東に独立峰のようにそびえる雨乞山に登ってきました。標高1000mにも満たない低山ですが、登山道の途中で傾斜が緩やかになるところがあまりなく、けっこう疲れました。ちなみに、雨乞山は、「あまごいやま」ではなく、「あまごいせん」と読むらしいです。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート パフォーマンスドライジップ L/S
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: なし
 インサレーション: なし
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: ファイントラック クロノパンツ
 ハードシェル: なし
 インサレーション: なし
 ソックス: ハリソン 総パイルクライミングソックス
 シューズ: マムート デュカンハイGTX

●ギア
 バックパック: ハクバ GWアドバンス ピーク25
 ストック: なし


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新規購入品はなしです。ハードシェル(レインウェア)は、うっかり持っていくのを忘れてしまいました。幸い、1日晴れ予報だったので、何も問題ありませんでした。


そろそろ夏山本番ということで、夏山用のファイントラック クロノパンツを今年初使用です。特に気に入っているというわけではありませんが、夏にしか履かないので、夏山になったなというのを実感しました。



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6月20日で緊急事態宣言が終了となるとはいえ、まだ人のいなさそうな不人気の山にしておこうということで、湯原温泉のすぐ東にそびえる雨乞山に登ってみることにしました。


南側の尾根を登るルートと、西側の湯本神社から登るルートの2本があるようなので、南側から登り、西の湯本神社に下る周回ルートで歩くことにしました。となると、車を停める場所は登山口と下山口の中間あたりがいいわけで、グーグルマップの衛星写真を確認してみると、国道313号線湯原温泉入口の信号から50mばかり北に小さな駐車スペースがあるのを確認。駐車場所は決まりです。


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8:58 313号線沿いの駐車場所を出発します。この時、大きな間違いを犯してしまいました。すぐ北に登山口へ続く林道の入口があったのに、南へ向かってしまったのです。というのも、駐車場所の南にも国道から斜めに入る脇道があり、地形図にその脇道の途中から雨乞山に続く道が点線で示されていたので、てっきり南側の道が登山口への林道だと勘違いしてしまったのです。


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湯原温泉入口の信号のすぐ南にある脇道に入っていきます。


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脇道に入って3分ほど進むと、左へ入る道がありました。道標も何もありませんが、GPSで確認すると、雨乞山へ続く点線の道の入口にあたります。なので、ここを左へ入ればいいはずです。


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民家の間を抜けて、雨乞山の方へと道は続いています。


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民家が途切れると雑木のトンネルのようになってきましたが、道はしっかりしていたので安心して進みました。


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ところが、いきなり藪の手前で分岐があり、左は明らかに道として使われていない雰囲気です。なので、右が正解だと思って覗いてみると・・・


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なんと右も半分藪化した竹林の中へと続いています。それでも、これぐらいの笹藪なら問題ないかと思い足を踏み入れました。


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竹林の中は下草はないものの、枯れた竹が登山道に倒れ込み、道として使われなくなって結構な年月が経っていることは一目瞭然です。竹林を抜けると完全に藪化し、道も川床のようなぬかるんだ状態になり、もはや道と呼べるような状況ではありませんでした。


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マダニを心配しながら道をふさぐように枝を伸ばす低木を押し分けながら進んでいくと、不意に未舗装の林道に出ました。登山口のある林道はアスファルト舗装の道らしいのでこれは違いますが、とりあえず藪化したひどい道から抜け出せただけで一安心です。


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9:14 ぬかるむ林道を登っていくと、登山口の真ん前に出てきました。


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この林道ができる前は、今通ってきた藪のような道が登山道だったのでしょうが、舗装林道ができ車でアクセスできるようになり、舗装林道から下の道は使われなくなったというのが実情のようです。地形図の道は昔の古い道がそのまま残っていることがよくあるので、うかつに信用すると痛い目に合うのだという見本になってしまいました。


とりあえず、アスファルト舗装の乾いたところで荷物おろし、マダニがついていないか確認したところ、バックパックの上をそれらしい奴が1匹はっていたので叩き落し、念のためシャツを脱いでチェックして、数回バタバタと振っておきました。下半身のほうも帽子をたたきつけるようにしてはたき、その後虫よけスプレーを全身にたっぷり振りかけておきました。


マダニ対策もおわり、さて出発しようと思った矢先、サングラスがないことに気が付きました。藪道に入るところで、暗いのでサングラスを外し帽子にかけておいたのですが、いつの間にか落としてしまったようです。四国の東赤石山に登った時にも帽子にサングラスをかけておいて下山途中に紛失してしまったことがあるので、帽子にかけるのは厳禁だとわかっていたのに、うっかりやってしまいました。ノーブランドの安物ならまあいいかで済みますが、さすがにスワンズのサングラスでそこそこの金額だったので、取りに戻ることにしました。


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なんとか藪に入る前に見つかってほしいと思いながら登ってきた道を下りましたが、願いは届かずです。うんざりしながらまたぬかるんだ藪の道に入って半分ほど下ったところで、落ちていたサングラスを見つけました。今後、絶対サングラスを帽子にかけないぞと誓いながら、急いで登山口へ戻りました。


先ほどマダニ対策をしたばかりですが、再び藪道に入ったので、もういちど荷物を下ろして体やバックパックを帽子ではたいたりして、マダニ対策をしておきました。


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9:37 すっかり無駄な時間を使ってしまいましたが、ようやく登山開始です。


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9:46 しばらくは林業の作業道のような道を登ってきましたが、ここから作業道と別れて本格的な登山道になるようです。


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登山道に入ると、尾根道になりましたが、そこそこ傾斜の急な道が続きます。しかも、木の枝がけっこう低くかぶさってきて、妙に圧迫感のある道なので、なんだか楽しくありません。最初の藪道で第一印象が悪くなっていることもあるかもしれませんが、好きになれない感じです。


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10:01 雑木林のような森の中の急登を登っていくと、頂上まで1㎞の道標を発見。これまでも、熊のプーさんが描かれた道標などがいくつもありましたが、具体的な距離が書かれたものは、これが初めてです。もっとも、1㎞と言われてもどれぐらいかかるのかピンときませんが、山で登りだと時速1~1.5㎞ぐらいの速度なので、1時間強かかるのだろうと見積もっておきました。


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頂上まで1㎞の道標から7分ほど登ると、道の傾斜が少し緩くなり、前方の森が明るくなってきました。どうやら開けた場所があるようです。


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10:11 電波反射板のある広場に出ました。地形図の701標高点になります。登山口から30分経ったので、小休止をとることにしました。


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振り返ると、正面に櫃ヶ山が見えています。


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その左手には、三坂山です。


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10:27 小休止のつもりが15分も休んでしまったので、そろそろ出発です。反射板の奥に見えているのが、雨乞山の山頂のようです。


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反射板から薄暗い植林帯の中を鞍部へと下ります。


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鞍部まで降りてきましたが、こういう暗い植林帯は下草が生えないうえに、虫もほとんどいなかったりするので、案外休憩するにはいいのかもしれません。この時は涼しい風も吹いていたので、どうせならここで休憩すればよかったと思いました。もっとも、展望は皆無ですが。


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植林帯が終わり登り返しになると、再びそこそこの急登が始まります。


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10:42 雨乞山の南にある小ピークに着きました。標高約780m地点です。


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雨乞山展望台と彫られた大きな板が設置されていました。奥に見えるのが雨乞山です。


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展望台というだけあって、先ほどの電波反射板のところより展望は開けていました。櫃ヶ山と三坂山も木に邪魔されず一望できます。


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東の奥に見えるとんがりは、おそらく霰ヶ山だと思われます。


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ひとしきり展望を楽しんだら、雨乞山へ向けて出発です。


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いったん緩く鞍部に向けて下ります。


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でかい倒木が登山道を塞いでいたので、上を乗り越えていきます。


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山頂への登り返しは、やっぱりきつい急登でした。全般的に、急斜面をほぼ直登に近いルート設定になっているので、急登になるのも当然といえば当然です。もう少し、ジグザグに設定できなかったのでしょうか。このルートは、整備されたのはそれほど昔ではないらしいので、老若男女が登れるようにジグザグにルートを設定するぐらいのことはできたはずですが、責任者にそういう配慮がなかったんでしょう。


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途中、ツツジが咲いていました。今年、初めて見たような気がします。


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ようやく道の傾斜が緩んできました。


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11:01 山頂らしい広場に着きました。周囲は木々が生い茂っているので、まったく展望はありません。山頂というより、森の中の草地といった感じです。ちなみに、頂上まで1kmという道標のあった場所から、ちょうど1時間でした。


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立木に、雨乞山頂上と彫られた木板がついていました。やはり、間違いなく山頂でした。


こんな草地のようなところでランチタイムというのも気が進みませんが、先ほどの展望地まで戻ると、下山するためにまた登り返してこないといけません。なので、仕方なくシートを引いてランチにすることにしました。

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今日も、パンとドリンクの軽食です。先日の熊山で、保冷剤が小さすぎてコーラがあまり冷えていなかった件の反省を踏まえて、今回はB5サイズの分厚い保冷剤を入れてきたので、リアルゴールドがしっかり冷えていました。


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暑い山で冷たい炭酸飲料が飲める幸せをつくづく感じました。この次は、冷たいスウィーツでも持ってきたいところです。


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11:27 ランチを終えて、下山にかかります。下山は、山頂から西へ下り、湯本神社に出る道を行く予定ですが、それらしい踏み跡は山頂から北へ伸びています。地形図だと山頂から直接西へ下るような雰囲気ですが、とりあえず踏み跡を辿ってみることにしました。


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ところが、20mも行くともうトレースが消えてしまい、下山ルートがわからなくなりました。


西側へ下るトレースがないかと戻りながら探してみたものの、それらしいトレースは見当たりません。


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11:32 山頂まで戻ってどうするか考えましたが、道が見つからないということは、利用する人がいなくて藪化が進んでいるということだと考えられるので、GPS頼りに無理に下っても下手をすると今日最初に入り込んでしまったような藪道を延々と下る羽目になるかもしれません。そんなことはまっぴらごめんなので、来た道を戻ることにしました。


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帰宅後、ネットで調べてみたところ、どうやら山頂の草地から直接西へ下るようにトレースがあるらしいのですが、この日見た限りでは藪化してトレースがあるようには見えませんでした。それに、湯本神社ルートはすでに数年前から藪化が進んでいるようで、無理に下っても想像通りの結果になった思われます。


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11:46 展望台を通過します。そういえば、山頂にはほとんどアブはいなかったのに、この展望台にはアブがわりといて、ちょっと立ち止まっただけですぐに寄ってきてうざい感じでした。ここで、ランチタイムにすると、ちょっとうっとおしいことになりそうです。とはいえ、展望のない山頂でのランチタイムもつまらないし、難しい選択です。


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11:56 反射板を通過します。


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12:18 休憩なしで、一気に登山口まで降りてきました。下山にかかった時間は、46分でした。


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登山口の近くに、7~8台は停められそうな駐車スペースがあるので、ここまで車で上ってくることができます。


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さて、駐車場所へ戻るのに、再びあのおぞましい藪道を行くという選択肢はありません。舗装林道を湯原温泉方面に進みます。


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12:27 国道313号線に出ました。


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林道入口に、ちゃんと雨乞山登山道入口という看板が立っていました。


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12:29 駐車場に戻ってきました。最初から藪道に入り込んだり、下山ルートが見つからなかったりで、なんだかトラブル続きの山行でした。山頂は展望が全くないし、急登ばかりで疲れるし、山の雰囲気もなぜか好きになれないしで、まったくもって個人的な感想ですが、三十人ヶ仙、霰ヶ仙に続きまたまたつまらぬ山に登ってしまったというのが、正直な感想です。いい山だと思う人もいるでしょうが、好みは人それぞれということで。

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| 2021年6月 雨乞山 | 19:08 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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雨の森を歩く: 高清水トレイル 

2021年6月13日(日) 岡山県鏡野町 池川山(標高1030m) 日帰り単独行 


雨予報の週末だったので、自宅でのんびりするつもりでした。しかし、土曜日をダラダラと過ごした反動か、日曜日の朝起きると、どうにも山に行きたいという欲求が湧いてきました。しかも、なぜか雨の森を歩きたくなってきたのです。ちょっと疲れてんのかな? と思わないでもないのですが、雨降りなら人も少ないだろうし、久しぶりに雨の森を歩いてみるのも悪くないかもということで、急遽出かけることにしました。


行き先は、高清水トレイルにしました。雨降りなので、あまりがっつりと登るような山だとスリップしてけがをする恐れがあるので、高低差があまりなく道の整備もきっちりされている場所の方が向いています。高清水トレイルは、できてからまだあまり時間が経っていなくて訪れる人が多いのですが、さすがに雨降りの日にたくさんの人が来ているということはないはずです。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マーモット クライムウールL/Sジップ
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: モンベル ストームクルーザージャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: セイラス エクストリームオールウェザーグローブ
 キャップ/ハット: アウトドアリサーチ ゴーストレインハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: バーグハウス イージーストレッチパンツ
 ハードシェル: モンベル ストームクルーザーパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: クロスプロ 脚力サポートソックス for Trekking
 シューズ: マムート デュカンハイGTX

●ギア
 バックパック: ハクバ GWアドバンス ピーク25
 ストック: なし


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今回は久しぶりに使ったもの、初めて山で使ったものが多くありました。アッパーのマーモット クライムウールL/Sジップは久しぶりの着用です。雨降りなので、少し肌寒いかもしれないし、レインウェアを着るとインナーが汗で濡れるので汗冷えしにくいようにということで、ウール混のシャツにしました。

レインウェアは、これまた数年ぶりに着るモンベル ストームクルーザーの上下です。かれこれ20年以上が経過している骨董品のようなレインウェアですが、腐ってもゴアテックスということで、とりあえず防水性能だけはまだ大丈夫でした。といっても、シーリングなどダメになっているところもあり、そろそろお役御免かなという感じです。


セイラス エクストリームオールウェザーグローブもかなり久しぶりです。2月頃バイクに乗るときに2度ほど使用しましたが、山で使うのは何年ぶりか忘れてしまいました。レイングローブとして持っていきましたが、寒くはなかったので結局使いませんでした。


ゴアテックスのレインハット アウトドアリサーチ ゴーストレインハットを使うのも久しぶりです。雨の日に山を歩くときはツバのあるレインハットが快適で便利なのですが、稜線で横風があると顔がもろに濡れてしまうというデメリットはあります。今回は横風が吹き付ける稜線部分はごくわずかだったので、全般的にレインハットの快適さが勝りましたが、2018年8月に後立山連邦を縦走したときは、逆でした。高山では素直にレインウェアのフードをかぶった方がいいみたいです。


ボトムスのバーグハウス イージーストレッチパンツは、夏の普段着もしくは仕事着として購入したものですが、通気性のいい薄手の生地がレインウェアのインナーパンツとしてちょうどよさそうということで山デビューとなりました。さらりとした履き心地で蒸れてべとつくこともなく、またストレッチが効いていてツッパリ感を感じることもなく、レインウェアのインナーとして快適でした。


雨のブナ林の写真を撮るために一眼レフを持って行ったので、バックパックはハクバ GWアドバンス ピーク25を選びました。


マムート デュカンハイGTXを雨の日に使うのは初めてでしたが、ゴアテックスメンブレンがちゃんと防水性能を発揮してくれて、雨がしみてくるようなことはありませんでした。また、ソールのグリップもしっかりしていて、雨でぬれた登山道も安心して歩くことができました。ホント、よくできたトレッキングシューズです。



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人形峠の駐車場に着いたのは11時ごろでした。お昼前なので、登山者がいればまだ車が停まっているだろうと思っていましたが、なんと1台も停まっていませんでした。


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11:10 駐車場を出発です。


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公衆トイレの裏の登山口から高清水トレイルに入ります。


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人形峠から高清水トレイルに入るのは、2020年2月以来2回目です。前回は積雪期だったので、無雪期に歩くのはこれが初めてです。コンクリート舗装の立派な道が続いているとは驚きです。


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今日は雨ということで、ガスにけぶる森を期待していたのですが、10分も歩くと期待通りガスが出てきました。


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コンクリート舗装が終わり、ウッドチップが敷き詰められた道になりましたが、雨で流されているところも多く、水に浮いてしまうウッドチップは傾斜の付いた登山道に使うのはあまり向いていないといえそうです。


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道の傾斜がきついところだとけっこう地面がえぐれていて、できてまだ1年半ほどしか経っていない高清水トレイルですが、自然は甘くないと感じます。


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11:41 高清水高原の休憩舎が見えました。出発時は雨は降っていなかったのですが、ちょうど休憩舎が見えてきたところでパラパラと落ちてきたので、ここでレインウェアを着ることにしました。


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誰もいない休憩舎を一人で贅沢に使って休憩です。


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久しぶりにモンベル ストームクルーザーを着ましたが、写真にとってみるとぶかぶかでだっさーという感じです。誰もいなくて良かったです。サイズ的にちょっと大きいLということもありますが、パンツのほうは太さが足の倍ぐらいあり、なんでこんなに太いシルエットにするのか理解できません。やっぱりモンベルはデザイン的にダメダメです。もっとも、かれこれ20年ほど前のデザインなので、今は改善されているのかもしれませんが。


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11:57 休憩舎からひと登りで、高清水高原のピークです。まったく展望がないのでそのまま通過します。


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12:06 高清水高原のピークからいったん下り、再び上り返したところが大畝山二等三角点です。


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大畝山二等三角点を過ぎると、急斜面をジグザグに下ります。このルートで唯一の急斜面ですが、距離は短いので問題ありません。


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送電線の下をくぐるとなだらかな上り坂が続き、途中でブナの原生林に入ります。


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原生林に入ると、ブナの巨木が出迎えてくれます。


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ガスにけぶる幻想的なブナ林をのんびりと進みます。このころから雨が本格的に降りだし、パラパラとレインハットをたたく雨音もなぜか心地よく感じます。


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雨に濡れ、苔むしたブナの巨木が何かしら艶やかに見えます。


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雨の森は、なぜか生命力にあふれているように感じます。


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ブナの幹を伝って流れ落ちる雨水が、まるで湧水のようです。


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12:35 なだらかなブナの原生林の中の道を登り詰めると、御林山の山頂です。登山道はそのまま先に続いていて、標柱がなければ山頂と気づかずに通り過ぎそうです。


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御林山を過ぎると少し下りになります。たっぷり水分を含んだ空気で白くもやっている森の空気を大きく吸い込むと、何か心身をリフレッシュしてくれる気のようなものが体に充満してくるようです。


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苔むすブナの古木も、活力がみなぎっているようです。


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掌のような葉っぱが、雨に濡れつやつやと光り輝いていました。


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12:52 やや急な斜面を登りきると、池川山山頂です。池川山も御林山と同じで、広くピーク感はありません。当初は、ここで引き返すつもりでしたが、せっかく誰もいない高清水トレイルなので、ブナの谷頭の展望台まで行くことにしました。池川山からなら急げば20分程度です。


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池川山を過ぎるとブナ林は終わってしまうので、よそ見をすることもなく、急ぎ足で丸山分岐まで来ました。そのままブナの谷頭へ向かいます。


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丸山分岐からブナの谷頭までの区間が、比較的吹きさらしの尾根道となります。晴れていれば南側(右側)の展望が開けていますが、今日は真っ白で視界は50m程度です。


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13:06 わき目もふらずに急ぎ足で歩き続け、ブナの谷頭に着きました。池川山から14分と、けっこう早く着きました。


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展望台でランチにするつもりでしたが、吹き込んだ雨で床は一面濡れていました。ベンチもテーブルも何もない展望台なので、これではどうしようもありません。


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比較的濡れていない階段に座ってランチにすることにしました。今日は、さすがに人が来ることはないと思われます。


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今日は賞味期限の近づいてきた行動食で軽く済ませます。プロテインのほうがチーズケーキ味、一本満足バーがハニー&クリームチーズ味と、まさかのチーズかぶりでしたが、どちらも美味しかったです。


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13:27 20分ほどの短い休憩を終えて、下山します。雨はやや小降りになっていました。


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13:43 池川山を通過します。


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ブナの原生林に入ると、やっぱり何か雰囲気が違います。


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ブナの古木は、それ単体で小さな森のようです。


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雨の森を歩くのも、案外悪くないなと感じました。これからは、時々雨のブナ林を訪れてみようという気になりました。


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13:58 御林山を通過します。


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ブナの幹の模様も、何か不思議な雰囲気が漂います。もともとは灰白色のなめらかな樹皮ですが、地衣類がカモフラージュ柄のような不思議な模様を描きます。


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14:27 高清水高原まで戻ってきました。


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雨はまだ小降り状態ですが、ガスがかなり引いて展望が効くようになっていました。左奥の山が、先ほど通過してきた池川山だと思います。


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14:29 休憩舎で休憩していくことにしました。わずかに残っていたスポーツドリンクでラムネを流し込み、最後の下りに備えます。


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5分程度の短い休憩の後、出発しました。雨はほぼやみかけていました。


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15:01 最後のコンクリート舗装の林道の下りでちょっと左膝が痛くなりかけましたが、悪化することなく駐車場に戻ってきました。誰にも会わなかったので、当然ながら自分の車以外はありませんでした。


この時期はまだ暑くなく、レインウェアを着ていてもあまり蒸れて困るということがないので、雨の森を歩くのも悪くないかもしれません。問題は、雨に濡れずに休憩する場所があるかどうかです。高清水トレイルは、高清水高原に休憩舎があるものの、ブナの谷頭の展望台は中にベンチがないのが残念なところです。幸い、階段にも屋根があったので助かりました。


ブナ林と言えば新庄村の毛無山ですが、毛無山は9合目に避難小屋があり休憩場所として利用できます。岡山県立森林公園や冨栄山はブナ林のあるあたりには休憩舎はありませんし、稜線にも休憩舎がないので、雨の日の森歩きには向いていないのかもしれません。最低でも傘とハイキングチェアーがあれば座って休憩することは可能ですが、できればタープなどあればいいのかもしれません。

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| 2021年6月 高清水トレイル | 15:34 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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残雪と新緑のブナ林を求めて: 扇ノ山 

2021年5月8日(土) 鳥取県鳥取市 扇ノ山(1310m) 日帰り単独行 


残雪の白と若葉の新緑の組み合わせの写真を撮りたくて、信州遠征の帰りに鳥取県の扇ノ山に立ち寄りました。せっかく信州にいるのだから信州で立寄ればよさそうなものですが、調べてみたところ乗鞍岳から近いところでよさそうな場所が見つからなかったので、一度行ったことのある扇ノ山にしたというわけです。


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2017年5月17日に初めて訪れたときは、豪雪だったこともあり写真のように林床にはたっぷりの残雪があり、新緑も少し時間が経っていたためボリューム感があって、期待していたような美しい風景を見ることができました。はたして今年はどうでしょうか。ちなみに、2019年5月19日に訪れたときは、残雪はほぼなくなっていました。


7日に飛騨高山から国道158号線で九頭竜湖を経由して越前大野に抜け、福井から国道8号線で若狭方面に向かいました。この日は単に移動するだけで、扇ノ山近くの道の駅で車中泊する予定だったので、時間はたっぷりあります。急ぐ旅ではないので、高速道路は使わず、一般道をのんびりと走りました。


小浜で日帰り温泉に立ち寄り、舞鶴のローソンで半額になった弁当で安く夕食を食べたあと、兵庫県香美町の道の駅村岡ファームガーデンで車中泊しました。小さな道の駅ですが、そのおかげでトラックが入ってくることもなく、静かに寝ることができました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: マムート アイガーエクストリーム メンヒ L/S
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケット
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: フェニックス トースティサーモパンツ
 ハードシェル: マムート マサオライトHSパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: バーグハウス メリノウール トレッキング ガイド クルー
 シューズ: マムート デュカンハイGTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンライト28L
 ストック: なし


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もともと帰路に立ち寄るつもりで扇ノ山用の装備を持ってきていましたが、予定外の乗鞍岳登山でドライレイヤとしてもってきていたパラマウントタンクを使ってしまったため、今回はドライレイヤなしで直接山シャツを着ました。寒くはなかったので、特に問題はありませんでしたが、山頂で休憩中はすこし汗冷えを感じたので、やはりドライレイヤは必要だと感じました。


ボトムスは、マムート トレッカーズパンツを持ってきていましたが、普段着として履いていたフェニックス トースティサーモパンツでそのまま登りました。裏地が起毛素材で基本的に秋冬用登山パンツですが、この時期はまだ暑くて困るということはありませんでした。



ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。




道の駅村岡ファームガーデンを7時過ぎに出発し、国道9号線の千谷から県道119号に入り、鳥越集落から林道を経由して扇ノ山北側にある水とのふれあい広場に車を停めました。ちなみに、鳥越集落から水とのふれあい広場に通じる林道に出るまでの道はかなり狭く急カーブが続くうえに、たくさんの石が路面に落ちていてそこそこ荒れた感じの林道なので、あまり利用しないほうがいいかもしれません。電話施設の工事で6月いっぱいだったか通行止めになるという看板もでていたので、八田から県道262号線に入り、上山高原経由のほうがよさそうです。


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8:43 準備を終えて出発します。車は他に3台ほど停まっていただけでした。


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水とのふれあい広場から50mほど歩くと、河合谷登山口がありました。登山口からいきなり階段の急登になりますが、入ってすぐに左手に巻き道があります。もっとも、階段はすぐに終わるので、わざわざ巻き道を使わなくてもそれほど大変ではありません。


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階段が終わると、なだらかな遊歩道のような道が続きます。


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10分ほど歩くと、登山道脇にブナの巨木がありました。みずみずしい黄緑色の若葉をたくさんつけているので、山頂付近のブナ林でも美しい新緑が楽しめそうです。


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8:58 小ズッコ登山口からのコースと合流しました。2017年は小ズッコ登山口から登ってきたので、ここから先は一度通った道です。


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9:03 小ズッコ付近のブナ林です。この辺りはほぼ平坦な場所に細めのブナが林立していて、新潟県十日町市松之山にある美人林といわれるブナ林と似た雰囲気です。


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2017年に訪れたときはここでも残雪がありましたが、さすがに今年はかけらもありませんでした。山頂付近のブナ林でどれぐらいの残雪があるのか気になります。


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9:18 大ズッコ手前の標高1200m付近まで来ると、残雪が現れました。この分なら上の方はもっとたくさんの残雪がありそうです。


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9:39 山頂直下の北斜面です。残雪はありますが、期待していたよりも少なめです。もっと林床全体を覆っていて、ブナの根元だけ根開きで丸く溶けているという状況を期待していましたが、それよりもずっと少ない状況です。この時点ではまだときどき陽射しがあり、林床がまだら模様になったりしていたので、先に山頂に行くことにしました。


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9:49 山頂に着きました。驚いたことに、山頂のベンチにスキー装備のソロ男性がいました。BCスキーをやるにしても、この時期の扇ノ山という選択肢はないだろうと思うのですが、世の中には変わった人がいるものです。


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山頂から氷ノ山が見えていましたが、ガスで白くかすんでいて、雪が残っているのかどうかはわかりませんでした。


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とりあえず、ベンチに荷物を下ろして休憩です。扇ノ山山頂避難小屋はきれいでいい小屋ですが、トイレがないのが残念です。


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10:13 休憩を終えて、北斜面のブナ林まで降りてきました。残雪が少なく、雪に倒されていた低木類が立ち上がってきてけっこう林床がうるさい状況になっていて、いい写真が撮れるかどうかビミョーな感じです。とりあえず撮影ポイントを探してうろついてみました。


一眼レフで撮影した写真を何枚か掲載しておきます。横位置写真はクリックで拡大できます。

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10:32 北斜面を一通り見て回って、斜面下まで降りてきました。僕より先に下山していたスキーヤーはどうしても滑りたかったらしく、このわずかな残雪が残る斜面を滑った跡がついていました。立木もあるし、起き上がった低木もあるので、ほとんどまともに滑れないだろうに楽しいのかねえと思いますが、まあ個人の自由ですから・・・


この後の3枚も一眼レフで撮影したもので、拡大できます。

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下山途中で見つけたコブシの花です。彩の少ない春先の山で、純白の花がひときわ目を引きます。


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木々の芽吹きが春の到来を実感させてくれます。


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新緑に彩られた山は、本当にすがすがしく心も体もリフレッシュする感じです。


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11:56 小ズッコ登山口への分岐まで戻ってきました。河合谷登山口までもう少しです。


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12:11 駐車場に戻ってきました。帰路は、鳥越集落に下る道はたいへんだったので9号線に出るのはやめて、鳥越集落への分岐をまっすぐ下り、県道31号線経由で郡家へ出ました。そして県道324号線のバイパスで鳥取自動車道河原ICから帰路に着きました。

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| 2021年5月 扇ノ山 | 18:15 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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日帰りで登る3000m峰: 乗鞍岳その2 

2021年5月6日(木) 長野県松本市 乗鞍岳(3025.7m) 日帰り単独行 


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10:20 約20分もガッツリ休憩してから、乗鞍岳を目指して歩き始めました。ここから先は木立もない見渡す限りの雪原です。


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進行方向右手には、穂高連峰がくっきりと見えていました。けっこうあちこちの山を登ってきましたが、実はここから見える西穂、奥穂、前穂の三座にはいまだに登っていません。いい加減登り行きたいところですが、人気の山だけに休日の混雑している時には登りたくないし、いい条件で登れるタイミングを待ちたいと思います。


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剣ヶ峰が近づいてきました。一般的には右にある肩ノ小屋を経由して右手から稜線を辿って登るルートが主ですが、ここから見ると直接剣が峰に登るのに何の支障もなさそうです。なので、左の稜線から剣ヶ峰に直登することにしました。


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10:51 肩ノ小屋に向かうルートから外れて剣ヶ峰直下の斜面下にまでやってきました。かなり風が強くなりソフトシェルジャケットだけでは寒さを防げなくなってきたので、剣ヶ峰に取りつく前にハードシェルジャケットを着て、グローブもテムレスに変更しておきました。見上げると雲一つない青空に高層雲が広がり始めていました。天気が下り坂なのはわかっていますが、今日一日はもってほしいものです。


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剣ヶ峰の東陵下部の北斜面を登っていきます。写真では緩い斜面に見えますが、そこそこの斜度はあります。スキー場で言えば上級者コースという感じです。


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呼吸を整えるために立ち止まって振り返ると、結構登ってきたのがわかります。斜めに登って雪が固くなってきたら折り返すということの繰り返しでジグザグに登ってきましたが、登るうちに徐々にビビりの気持ちが湧いてきました。久しぶりの雪山ということで気持ちが負けそうになっているようです。なので、”ビビるな! ビビるな!”と自分を鼓舞しながら登っていました。



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11:34 東陵まで登ってきたので小休止をとりました。標高2810m地点です。バックパックが落ちていかないように雪の柔らかいところにタコつぼを作り、座る場所も作って一休みです。ここから先は一直線に東陵を辿るだけです。


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休憩後、東陵をまっすぐに登ります。


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5分ほどでやや傾斜がきつくなり雪も固くなってきたので、直登からジグザグに登り方を変更しました。


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11:56 さすがに3000mが近くなって急な尾根を登っていると息が切れます。先ほどの休憩からまだ30分しか経っていませんが、ちょうど岩が露出しているところがあったので、岩の上側にタコつぼを掘って休憩することにしました。


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下を見ると遥か彼方まで雪の急斜面が続いているので、何か落とすと大変です。もちろん、自分が落ちてもどこで止まるかわかりません。そう思うとちょっとビビりの虫が騒ぎ出しそうになりますが、すぐ下に岩があるおかげでなんとなく安心できました。


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山頂までもうすぐなので、ラムネでエネルギー補給しておきます。


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12:04 休憩後、一気に山頂を目指します。右手の谷筋を上の方からスキーヤーが2人滑り降りてくるのが見えましたが、自分が登っている稜線のほうへ来る様子はなかったので、安心して登ることができました。


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山頂が近づいてきたため、尾根の傾斜もかなりきつくなってきました。標高2900mのこの辺りで35度ぐらいでしょうか。


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標高2900mを越えてくると、さらに傾斜が増してきました。


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傾斜は40度ぐらいになってきたようです。滑落に気を付けて、一歩ずつクランポンの爪が雪面にかんでいるのを確認しながら登ります。


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見上げると壁のような稜線ですが、かなり幅が狭くなり、山頂が近いことを実感しするようになってきました。


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12:23 標高2960m付近でついに急傾斜の狭い尾根を登り切り、緩んだ傾斜の先に山頂らしい岩場が見えました。


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振り返ると、真っ白な東陵に自分の足跡だけが続いています。


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山頂が見えてきました。


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誰もいなければいいのにと思っていましたが、さすがにそうはいきませんでした。とはいえ、下山し始めていたスキーヤー以外は2人組の登山者がいただけなので、ゆっくりできそうです。


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12:33 標高3025.7mの剣ヶ峰山頂です。三本滝駐車場からほぼ4時間30分でした。これが早いのか遅いのかわかりませんが、今日は体調も良く足が止まることはなかったので、特に急がなくても普通に歩けばこれぐらいの時間で登ることはできるのではないかと思います。


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とりあえず、記念撮影です。


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北アルプスの峰々を背後にもう1枚。


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御嶽山とも記念に1枚。


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そして、ランチタイムです。クルミ蒸しパンとカフェオレです。


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さすがに菓子パン1個では満足できなかったので、しっとりたまご蒸しパンをおかわりです。


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ランチ後、建物の反対側に回ってみると、鳥居や建物にびっしりと大きなエビのしっぽが張り付いていました。5日に道路が凍結したとのことなので、前日はかなり荒れた天候だったようです。


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そういえば山名と標高をかいたものがないなと思っていたら、反対側に設置されていました。


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13:05 下山に3時間ぐらいかかるだろうと予測し、そろそろ下山することにしました。下山は肩ノ小屋方面から行くことにしました。


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剣ヶ峰から下ってきて最初のピークです。てっきりここが剣ヶ峰の北側にある朝日岳だと思っていたのですが、朝日岳は写真左奥に見えているピークでした。


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振り返れば、剣ヶ峰が小さくなっていました。


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肩ノ小屋まで行くと遠回りなので、朝日岳だと思っていたピークから右の斜面へと下りました。


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雪も柔らかくてザクザク下ることができました。しかし、少し下ると岩場が見え、斜面の先が見えなくなっていたので、若干左手に迂回しながら岩場の間を縫って下りました。


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位ヶ原まで降りてきて、下ってきたピークを見上げると、迂回した岩場がちょっとした崖のようになっていて、強行突破しなくてよかったと思いました。


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13:37 自分のトレースを見つけました。あとはこのトレースを辿って戻るだけです。午後になって雪が緩んで、時々踏み抜くことがありましたが、ワカンやスノーシューが欲しいと思うほどでもなく、ワカンを持ってこなくても困ることはありませんでした。


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14:43 休憩なしでゲレンデ上部まで降りてきました。ここでクランポンを外して、あとはゲレンデを下ります。


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最初は往路とおなじ土の出たゲレンデを下っていましたが、下りでは足の向きが斜めになって歩きにくいので、雪のあるところを下ることにしました。雪の上なら、踵からまっすぐ足を下ろせるので楽です。


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15:00 駐車場に戻ってきました。休憩なしだったこともあり、わずか2時間で下山することができました。着替えている間に濡れた靴やクランポンを乾かしておきました。陽射しがあるので、ほんの10分ほどでほぼ乾きました。

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これで今年のGWの遠征は終了です。当初の予定の聖岳から光岳への縦走はできませんでしたが、日帰りとはいえ3000m峰に登ることができたので、なんとか留飲を下げることができました。今後は、夏の遠征に向けて、筋力強化が課題です。


この後は、帰宅途中で鳥取の扇ノ山にブナ林の写真撮影目的で立寄る予定なので若狭方面に行くのですが、その前に温泉です。昨晩立ち寄った乗鞍高原の湯けむり館は連休明けということで今日は休業です。グーグルナビだと関が原から琵琶湖北岸を経由して若狭方面に行くのが最短ルートだと出たのですが、木祖村の方へ出ると一番近い温泉まで1時間ほどかかるし、検索してみるとやっぱり休業でした。


なので、安房トンネルを抜けて平湯に出て、ひらゆの森で温泉に入ることにしました。安房トンネルの通行料630円が痛いところですが、仕方がありません。


ひらゆの森でゆっくりと温泉を楽しんだ後は、髙山方面に移動し、途中のローソンで夕食を食べました。最近のローソンは19時ごろに行くと弁当などを半額で売っているので、案外お得です。普通に夕食を食べると弁当とサラダと副食などで1000円ぐらいかかってしまうところ、500円台で済みました。


食事の後は、中部縦貫自動車道の高山西IC前にある道の駅ななもり清見へ移動して、そこで車中泊しました。ここはそれほど大きい道の駅ではありませんが、ICの前ということで、トラックが1台エンジンをかけっぱなしで停まっていて失敗したなと思いましたが、しばらくすると出て行ったので助かりました。その後も、たまにトラックが入ってきたりしましたが、幸い眠れなくなるようなことはありませんでした。なお、この道の駅は入口から入って左側の奥にトラック用の駐車スペースがあるため、静かに寝たい場合は入口を入って右側の駐車場を利用することをお勧めします。


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| 2021年5月 乗鞍岳 | 00:25 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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日帰りで登る3000m峰: 乗鞍岳その1 

2021年5月6日(木) 長野県松本市 乗鞍岳(3025.7m) 日帰り単独行 


聖岳から撤退してきた3日は、飯田市内の日帰り温泉に立ち寄った後、近くのコンビニで夕食をたべ、道の駅南信州とよおかマルシェで車中泊しました。遠山郷でもそうでしたが、信州の道の駅は無料Wi-Fiが利用できるのがいいところです。また、遠山郷もそうでしたが、幹線道路から外れているところにある道の駅はエンジンをかけっぱなしにするトラックがいないので、比較的静かで安眠できます。もっとも、エンジンをかけっぱなしのバンや乗用車もいたりするので、必ずしも静かとは言えないのが玉に瑕です。まあ、トラックと違って近くでなければ安眠妨害というほど五月蠅いわけではないので、ギリギリ許容範囲です。


4日の朝は、誰かがギターを弾いているなと思いながら目が覚めました。時間は9時過ぎでした。昨夜は22時過ぎには寝たので、11時間近く寝たようです。車中泊でこれほど長時間熟睡したのは初めてかもしれません。ギターの音は、道の駅で行われるイベントのリハーサルだったようです。昨夜比較的すいていた駐車場は、すでにけっこう車で埋まっている上に、どんどん車が入ってきます。イベントも始まってバンドの演奏で騒がしくなってきたので、早々に退散することにしました。


6日に乗鞍岳に登るつもりなので、もう乗鞍高原へ行ってしまおうかと思いましたが、コンビニも何もない乗鞍高原で1日過ごすのはさすがに時間を持て余しそうだし、5日は1日雨の予報だったので、外を出歩くこともできないとなるとさすがに4日のうちに乗鞍高原に入ってしまうというのはないなと思えたので、伊那谷から木祖谷へ抜ける国道361号線の入口となる伊那まで行って、道の駅大芝高原で車中泊することにしました。


駒ヶ根まで来たときに、そういえば空木岳に登るという手もあるなと思い、空木岳の登山口となる池山林道終点まで車で行けるのかどうか確認しに行ってみることにしました。しかし、駒ケ根高原スキー場の下まで来ると、池山林道は閉鎖中で林道終点の登山口まで行けないという看板が設置されていて、登山はスキー場の駐車場を利用するようにと書かれていました。スキー場から歩くとなると、1時間余計にかかってしまいます。


聖岳の場合でも、芝沢ゲートから先は歩行者も通行止になっていましたが、問題なく通行できたので、もしかしたら行けるかもしれないし、通行止めになっていたとしても、スキー場からの登山道が途中で林道にでてくるところまででも行ければ、だいぶん時間短縮できるので、とりあえず林道を進んでみることにしました。しかし、林道に入ってすぐのところにある古城公園あかつきの塔の先でゲートが閉まっていました。ここからだとスキー場から登るのと大差ありません。おそらく7時間ほどかかるので、やはり乗鞍岳に行くことにしました。


道の駅に行く前に、大芝高原よりも少し山側にあるみはらしの湯に立ち寄りました。大芝高原にも温泉がありますが、道の駅に併設されているので混んでいるだろうと思い、わざわざ離れたみはらしの湯に来たのですが、正解でした。17時と時間が早いせいもあるかもしれませんが、幹線道路からも離れているので、けっこう空いていてゆっくり浸かることができました。しかもここはその名の通り抜群の見晴らしで、南アルプスの名峰が一望できました。北端の甲斐駒から南端の光岳まですらりと並ぶ白い頂を露天風呂から眺められるのですから、最高の温泉です。登れなかった聖岳の姿もみることができ、少し悔しさも和らぎました。


温泉の後、夕食を買うために伊那IC近くにあるスーパーに立ち寄ってみたところ、国産ウナギのかば焼きが半額になっていました。これは買いだということで、これまた半額になっていたシーフードサラダと久しぶりにノンアルコールビールも買って、ちょっと贅沢な夕食を楽しみました。


19時ごろ道の駅大芝高原に着いてみると、道の駅の駐車場とその他の施設は離れているためか、思いのほか空いていました。奥の方に1台トラックが停まっていたので、駐車場の反対側に車を停めて、安眠することができました。ただし、地元民なのか夜中にときどき車が入ってきて、しばらくエンジンをかけっぱなしにしたり、大音響で音楽をかけていたりと、必ずしも朝まで平穏な道の駅とはいえませんでした。


大芝高原でも無料Wi-Fiが使えましたが、ここは通信速度が遅く、動画を観ようとするとしょっちゅうフリーズしてしまい、接続自体もなかなかつながらなかったりで、あまり役に立ちませんでした。


5日の朝に目覚めると、雨でした。といってもそれほどきつい雨ではなく、弱い雨が降ったりやんだりといった感じです。少しのんびりしていると、続々車が入ってきて、他に空いている場所はたくさんあるのにわざわざ自分の車の周囲に駐車して奥の方へ歩いて行きます。テニスラケットなど持っていたので、どうやら駐車場の奥にあるテニスコートを利用する人たちのようです。たまたま自分が停めた場所がテニスコートの入口に近いところだったので、駐車する車が集中してきたみたいです。そういえば、この道の駅の周囲には野球のグランドなどがあり、どうやらスポーツ施設の利用者用駐車場にもなっているようです。


道の駅を出てコンビニに立ち寄った後、国道316号線で木祖村に出て、県道26号線を北上し、梓湖で国道158号に入り、乗鞍高原までやってきました。乗鞍岳までは、乗鞍観光センター前から位ヶ原山荘まで春山バスがでていますが、もっと上の三本滝駐車場までは自家用車でも上がることができ、そこから山頂まで歩くこともできるし、 三本滝駐車場からバスに乗ることもできるみたいです。バスで行くか自分で歩くかは状況次第ですが、聖岳を体力不足で撤退したこともあって、バスで行くほうに気持ちは傾いていました。


とりあえず、時間もあるので三本滝駐車場まで様子を見に行ってみることにしました。雨の降る中を上っていくと、広々とした三本滝駐車場に着きました。レストハウスは休業中でしたが、屋外の公衆トイレは利用できました。目の前のスキー場のゲレンデはほぼ雪はなくなっていましたが、左の方にはまだ上まで雪がつながっています。その上はどうなっているのかわかりませんが、おそらく雪はつながっているのでしょう。


駐車場から三本滝を経て夏道のほうへ行くこともできますが、雪がある場合は、わざわざ遠回りして夏道を辿る必要はありません。ネットで調べたところでは、三本滝駐車場の上にあるかもしかリフトの終点からまっすぐ登っていくというのが積雪期の一般的な登山ルートのようです。少し前に雪崩が発生したルートですが、時期的にあまり心配しなくてもよさそうです。ただし、積雪期限定のルートなのでコースタイムがわかりません。夏道のコースタイムは、三本滝駐車場から夏道まで出るのに40分ほどかかる部分を除くと山頂まで約5時間なので、同じぐらい見ておけばよさそうです。


バスの場合、始発が8時30分で、位ヶ原山荘まで約30分かかります。そこから山頂まで3時間ぐらいなので、バス利用の登山者が山頂に着くのは、おおむねお昼頃です。歩きで行くなら、朝6時に三本滝駐車場を出れば11時ごろには登頂できるので、バス客よりも1時間早く山頂でゆっくりできます。混雑したバスでアプローチするのは気が進みませんが、6日は平日なのでそれほど登山客が多くはないでしょうから、バスで行ってもいいかなと思えます。


とりあえず観光センター前まで戻り、向かいにある湯けむり館でゆっくりと温泉に浸かりました。平日ということもあり、温泉はかなり空いていました。硫黄臭のある白濁したお湯はかなり気持ち良かったです。考えてみれば、今回まだまともに山に登っていませんが、温泉には毎日入っています。一部沸かし湯のところもありましたが、登山というよりも温泉巡りのGWといってもいいかもしれません。普段はシャワーで簡単に済ませることが多いので、それはそれで悪くないのかもしれません。


車中泊は観光センターの駐車場でするつもりでしたが、入り口に18時から3時までは使用できませんと書かれた看板が設置してあったので、とりあえず温泉の駐車場で夕食を食べることにしました。昨晩贅沢をしたこともあり、聖岳で食べる予定だったアルファ米などの食料で簡単に済ませました。


19時前に観光センターの駐車場に行ってみると、特にチェーンなどで入れなくしているわけではなく、他にも数台の車が停まっていたので、トイレに近い場所に車を停めて、就寝しました。標高が高いので寒いかと思っていましたが、案外暖かくて、今回初めて電気敷毛布のスイッチを入れずに朝まで寝ることができました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: バーグハウス メリノウール200クルーネック
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケット
 ハードシェル: マムート スリルトリップジャケット
 インサレーション: マムート フレックスライト ハイブリッド ジャケット
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
       ショーワ テムレス02ウィンター
 キャップ/ハット: マムート ランボールドアドバンスドハット
 バラクラバ: マムート バラクラバアークティックウィンドストッパー

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: バーグハウス メリノウール200タイツ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: マムート ゴアテックスグレイシャープロパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: ファイントラック メリノスピンソックスEXPレギュラー
 シューズ: スカルパ モンブランGTX
 ゲイター: なし

●ギア
 バックパック: マムート トリオンライト28L
 ストック: ブラックダイヤモンド トレイルコンパクト
 ヘルメット: なし
 クランポン: グリベル エアーテックニューマチック
 アックス: ブラックダイヤモンド ベノムアッズ ウィズ リーシュ


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乗鞍岳登山はもともと予定になかったので、聖岳用装備の使いまわしです。ドライレイヤは扇ノ山用に持ってきたパラマウントタンクを使い、ベースレイヤとソックスは聖岳用の着替えだったものです。グローブも、天気が良く気温が高いので、扇ノ山用の作業用グローブを使い、念のため防寒用にテムレスを持っていくことにしました。バックパックは、聖岳の登頂用です。せっかく持ってきた冬用のウェアや靴をちゃんと雪のある所で使えてよかったです。


帽子はいつものベンチレーションハットではなく、首の後ろ部分の日よけがついているランボールドアドバンスドハットにしました。これは、登りでは西に向かって、下りでは東に向かうため、常に後ろから日差しを浴びることを考慮した結果です。この選択はドンピシャで、常にうなじ部分に陽射しを浴びることになりましたが、日よけがあったおかげで日焼けすることもなく暑さで頭がくらくらすることもありませんでした。



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6日の朝はさすがに早く目が覚めました。といっても、バスの始発時間が8時30分なのでそれほど早く起きる必要はなく、起きたのは6時前ぐらいです。それでもバスの始発までは十分余裕のある時間なので、バタバタすることなくゆっくり準備ができました。昨日降っていた雨はすっかり上がり、まぶしい陽射しが差し、乗鞍岳がまぶしく輝いています。


車の中を片付け、軽く朝食を済ませて着替えも終え、あとはバスを待つだけという状態になっても、まだ7時過ぎです。念のためバス停の状況を確認し、なんとなく切符売り場も覗いてみました。ところが、そこで愕然としてしまったのです。


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切符売り場の窓口に張り紙がしてあり、5日は路面凍結したのでバスは全面運休、6日は9時30分までの便は休止が決定していて、その後の便は状況次第で運行するかどうか決めるというのです。なんでそんな大事なことをバス停に掲示しないのでしょうか。実は、昨日の夕方、一度バス停の時刻表の確認は一度したのですが、バスが運休するという情報が何も出ていないかったので、てっきり始発から動くものだと思っていたのです。


バスの時刻確認のためにバス停の時刻表を見に来る人はいても、わざわざわざ閉まっている切符売り場を見に来る人なんてあまりいないでしょうから、まずはバス停の時刻表のところに掲示するのが常識だと思うのですが、驚くべき間抜けぶりです。顧客満足度とか観光客の行動心理とか、考えたこともない人たちなのでしょう。アルピコ交通は信州側から上高地へのアプローチで使いますが、岐阜側からの濃飛バスの登山者冷遇の態度に比べていろいろな面で優秀だなと思っていたので、こんなところで間抜けぶりを発揮しているとは思いませんでした。上高地路線がドル箱の東海道新幹線だとしたら、乗鞍岳の春山バスは地方のローカル線みたいなものでしょうから、サービスの質も所詮この程度になるということなのでしょう。


9時30分の第2便まで休止となると、そのあとは10時30分の便となります。位ヶ原山荘に着くのは11時なので、それからとなると山頂に着くのは14時です。今から三本滝駐車場まで行って徒歩で登った場合、8時に出発したとしても13時には山頂です。1時間の違いですが、10時30分のバスが確実に出るという保証はないので、事実上三本滝駐車場から歩きで登るしか選択肢はありません。


急いで車を出し、三本滝駐車場までやってきました。ちなみに、ここまでは凍結個所もなくノーマルタイヤで何の問題もありませんでした。もう8時前ですが、意外にも登山準備をしている人が複数いました。準備中にも数台車がやってきたので、この時間から出発しても十分日帰りで登って帰ってこられるということなのでしょう。早めに気が付いたからよかったもの、これが始発が出るものだと思ってのんびりと待っていたら、出発が9時になってしまうところでした。公共交通機関を使う場合は、事前に必ず窓口など一通り下見しておかないといけないと、強く反省した次第です。というよりも、立山のように公共交通機関を使わざるを得ない場合を除いて、今後はできるだけ自分の足で登ることをまず優先するようにしようと思います。


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7:54 三本滝駐車場を出発します。先行する登山者やスキーヤーは、左の雪のある斜面を登っていましたが、道路脇の雪を踏んでみると溶けかけのズルズルだったので、右の雪のない斜面を登ることにしました。


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8:08 この選択が大正解で、斜面をぐいぐい登ることができ、雪の斜面を登っていた先行の登山者を一気に追い越し、リフト終点まで登ることができました。2日間ゆっくりと休養したこともあるし、一眼レフを車に置いてきたので日帰り装備の荷物がすこぶる軽く、足が軽快に出ます。3日にこの状況なら楽々聖岳に登れていたのにと思うと悔しいところです。


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リフト終点まで来て振り返ると、信州方面に雲海が出ているのが見えました。


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リフト終点からしばらくフラットな草地を歩き、雪のある斜面が前方に見えてきたところで、早々にクランポンを装着しました。この先はもう雪面歩きが続くと思われるので、さっさとつけておいた方が何かと有利だとの判断です。


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クランポンを装着して、雪の斜面に踏み出しました。


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すぐに急斜面が現れましたが、距離がたいしてないこともあり、難なく通過することができました。


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その後はやや傾斜のある雪面が続きます。それにしてもゲレンデのように木々の生えていない斜面がずっと続いているところを見ると、どうやら乗鞍岳の山頂付近からスキー場まで滑り降りることができるように作られたツアーコースのようです。積雪期だけのルートなので、森の中を登っていくバリエーションコースだとばかり思っていたのですが、これほど明確なスキーコースだったら迷う心配はありません。


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登っていくうちに乗鞍岳が見えてきました。さすがに3000m峰だけあって、完全に白銀の頂です。


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9:03 出発から1時間が過ぎたので、休憩をとりました。風が少し冷たいものの、日向にいればジャケットを着こむほどの寒さではなく、3日の聖岳の時とは大違いです。


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そうはいっても、ポットに入れた暖かいドリンクがありがたく、GWの高山ではまだ暖かい飲み物が必要だなと感じます。


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休憩を終えて先に進んでいくと、だいぶん乗鞍岳が近くに見えるようになってきました。


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9:40 前方にちょっとした急斜面が見えてきたと思ったら、注意書きの書かれた案内板がありました。


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赤文字で書かれていたのは、この先の斜面右側で3月14日に雪崩が発生し、この案内板の近くまで到達したとのことで、通過や休憩には注意するようにとのことでした。また、位ヶ原山荘はここから右手方向に行くとのことで、途中で立ち寄ろうかと思っていたのですが、やめてまっすぐ乗鞍岳に向かうことにしました。


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先ほどの案内板から3分ほど登ったところに、別の案内板がありました。雪崩の発生した地点の写真があり、写真を参考にしてルートを選択するようにと書いてありました。通常ならロープを張って、そこから中へ入らないようにとするところですが、ここはわりと登山者の判断を尊重しているようです。


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雪崩の発生した斜面を登りきると、その先はフラットで広大な斜面が広がる位ヶ原でした。しかし、だだっ広い雪原は木々もまばらで風をさえぎるものがなく、上から吹き下ろしてくる冷たい風を浴びると体が冷えてきます。


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10:02 少し木々があって、風当たりが少ない場所があったので、低木の風下側に座って休憩をとりました。ここまで2時間で登ってこられたので、なかなかいいペースです。


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水分補給とエネルギー補給を兼ねて、ゼリー飲料を飲みました。そして、寒さ対策にソフトシェルジャケットを着ていくことにしました。


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休憩場所の正面には、中央アルプスの峰々が白く輝いていました。

つづく。

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| 2021年5月 乗鞍岳 | 15:52 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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アプローチだけで疲労困憊し撤退: 聖岳その2 

2021年5月3日(月) 長野県飯田市 聖岳(3013m) 避難小屋泊単独行 


信州から戻って1週間ですが、なんだか疲れが抜けません。就寝時間が午前1時頃になってしまっているのも良くないのでしょう。連休明けは仕事も多くなく、今週末は3連休となっていますが、さすがに泊りの山行に行こうという気分ではありません。本日14日だけが晴れ予報になっているので、本当なら今日山へ行けばいいのですが、疲労感もありそんな気分ではないのでゆっくり静養することにします。


それでは、聖岳レポの続きです。



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9:41 自転車を置いて10分ほど歩いたところで、道が分岐していました。道標の類は何もないのでどちらへ行くべきかです。右の方へ行く道のほうがきれいなので、なんとなく右かなという気もしますが、右は下の方へ向かっているのでちょっと違う感じです。右のガードレールのところから下を覗いてみると、下った先に建物があり、どうも電力関係の施設のようです。なので、左へ進むことにしました。


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分岐からすぐに道がヘアピンカーブで折り返し、その先に建物が見えてきました。どうやら便ヶ島に着いたようです。


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9:50 突き当りに道標や案内板が設置してあり、登山届のポストが入った小屋もありました。


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聖岳には、案内板の左側から後ろの斜面を登っていくようです。とりあえず、ここで小休止をとることにしました。登山道入口の道標横の岩がちょうどベンチ代わりになったので、バックパックを下ろし、座って休憩することができました。それにしても、この時点で予定よりも約3時間遅れになってしまいました。避難小屋に着くのは17時半になってしまいますが、日没前1時間なのでまあ大丈夫だろうと思っていました。


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10:02 休憩を切り上げて出発します。ここからは山の斜面を登る登山道になりますが、これがけっこうきつい傾斜でした。登りながらなんだかしんどいなと感じましたが、まだ足は前に出ていたので、特に不安はありませんでした。


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10:09 きつい斜面を登りきると、トンネルがありました。これは森林軌道の跡だそうで、便ヶ島から西沢渡まではその軌道跡を利用した遊歩道になっていますが、崩落個所多数でとても遊歩道とはいえない道です。トンネルには照明がないのでヘッドライトが必要かと思いましたが、それほど長いトンネルではなく、地面の状況も肉眼で確認できたので、そのまま通過しました。


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トンネルを抜けると、再び上河内岳(たぶん)が出迎えてくれました。


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トンネルのすぐ先の登山道脇にカツラの巨樹が立っていました。


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幹周は10m前後はありそうな感じです。こんな巨樹が無名のまま、登山道脇に立っているのですから驚きです。


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トンネルから5分ほどで、大きな崩落個所がありました。これまでは道の上から土石が落ちてきて道が埋まっているパターンの崩落ばかりでしたが、ここは道が崩れてしまっていて、通過するのがちょっと大変そうです。しかも、渡してあるロープが結構高くて半分ぐらいまで行かないと手が届かず、渡り始めは余ったロープを握りながら崩壊した斜面を渡り、途中から上にかかったロープに持ち替えて向こう側へ渡りました。背の低い人や初心者は、カラビナとスリングでつり革のようにして渡ったほうがいいかもしれません。この崩落地の先でもちょこちょこ土石が落ちてきて道が埋まっている場所があったりしますが、道が崩れていたのはこの場所だけでした。



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歩いて行くと、木造の橋が谷にかかっていました。架けられてからあまり年月が経っていないのか、それほど痛んでいるところもなく、あちこち崩落して痛みの激しい遊歩道にあって、ちょっと違和感のある橋でした。


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橋の上から大きな滝が見えます。全体の落差は30~40mぐらいありそうです。


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その先に崩落個所があり、大木がバリケードのように道をふさいでいました。荷物が小さければ木を跨いだりくぐったりして通過できそうでしたが、でかいバックパックを担いでるとそうもいかず、上から高巻くしかありません。崩れやすい砂利の斜面を登って、大木の上から反対側にでました。


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2本目の木橋を通過します。この橋を過ぎると、道の崩落個所がさらに多くなり、どんどん歩きにくくなってきた感じです。それでも、もともと森林軌道の跡なのでほとんど水平な道になっていて、普通の登山道に比べれば歩きやすいのかもしれません。とはいえ、その分歩いても歩いても高度を稼ぐことができず、体力を消耗するばかりともいえます。


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10:57 2本目の橋から20分ほどで西沢渡に着きました。ここは渡渉箇所になりますが、人力のゴンドラが設置されています。しかし、それがかなり体力を消耗するらしく、できることなら使いたくないところです。GWに入っているので、仮設橋がかけられているのではないかと淡い期待をもっていたのですが、その期待は見事に打ち砕かれました。仮設橋もなければ、石を伝って渡れるような場所もありません。靴を脱いで川を渡ることも考えましたが、けっこう流れがきつく深さもそこそこありそうだったので、渡渉はあきらめてゴンドラで渡ることにしました。


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まずは向こう岸にあるゴンドラをこちら側に引っ張ってこなければなりません。見てわかる通り、ケーブルが中央でたわんでいるので、中央へ来るまでは比較的軽く動くのですが、中央を過ぎると登りになるためかなり力を使います。腕の力だけではすぐに疲れてしまうので、体を傾けて体重移動でロープを引くようにしないとだめでした。しかも、引いたロープの長さよりも短い距離しか動かないようになっているため、1m引いてもゴンドラが動くのはせいぜい20㎝程度です。


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10分近くかかってようやく乗れるところまでゴンドラを引っ張ってきました。バックパックを載せて、自分もゴンドラに乗ってロープを手繰り寄せながら向こう岸へ渡るのですが、これがまた大変でした。引っ張っても引っ張てもなかなか進まないうえに、中央を過ぎると自分と荷物の重さを引っ張り上げないといけないため、たんにゴンドラを手繰り寄せるよりも数倍大変です。しかもゴンドラの上なので、体重移動でロープを引くことができず、多少体を傾けることはできても基本は腕の力で引くことになります。単独の女性だとかなり厳しいゴンドラといえそうです。


なんとか対岸について、荷物をゴンドラからおろして担いだものの、歩く気力が湧いてこず、たまらず休憩をとりました。休憩中にソロの男性が後から来ましたが、もう先に行こうという気力もなく、彼が先に行くまで座り込んでいました。


11:30 かれこれ西沢渡で30分を費やしてしまったので、意を決して歩き出しました。西沢渡からはいきなり急登になります。ゴンドラで体力を消耗したためか、この急登が思いのほかきつく感じました。


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幸い、急登は10分ほどで終わり、突然目の前に石垣が現れました。石垣の奥に建物も見えます。


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一見すると廃業した山小屋のようですが、山と高原地図によると造林小屋跡だそうです。地形図には建物の記号はあるものの何も記載はありません。窓の下にクマのものと思われる糞が2つあったので、この辺りでは熊鈴は必須のようです。もちろん、この時は出発時から熊鈴を付けていました。


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登山道は小屋の裏を回ってから尾根に上がるようについていますが、この尾根がしびれるような急登でした。地形図で見ても1600mぐらいまでは急登が続くだろうと予測はついていたものの、なかなか厳しい登山道です。


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12:14 ちょっとしたテラス状の平らな場所に出たので、休憩することにしました。西沢渡を出発してまだ1時間も経っていないのに、すでに2時間ぐらい歩き続けたような疲労感を感じます。しかも、尾根に上がってきたためか冷たい風が吹きつけるようになって、シャツだけで行動するのがつらくなってきたので、ソフトシェルジャケットを着ることにしました。時間的にはランチタイムということもあり、風が当たらず日の当たる場所を探して、行動食を食べました。


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行動食を食べ、水分補給も終えて、出発します。エネルギーを補給したので、元気も出るだろうと思いながら足を進めます。


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12:38 ようやく急登がおわり、尾根の傾斜が少し緩くなりました。しかし、ここに来るまでに何度足が止まったことでしょうか。休憩後、元気が出るどころかさらにしんどさが増して、数分歩いては立ち止まるという状況になってしまいました。荷物が重くても、体力があれば足は出し続けることができるのですが、この時は体が歩くことを拒否しているような感じで、足が前に出ません。ようやく尾根の傾斜が緩くなっても、状況は同じです。


12:58 再び尾根の傾斜がきつくなり、また急登が始まったところで、心が折れました。GPSで標高を確認すると、1400mでした。西沢渡の標高が1100mなので、300m登るのに1時間半を費やしています。この尾根の最高点である薊畑分岐の標高が2450mなので、まだ1050mを登らないといけません。このペースで行くと少なくとも5時間は必要ですが、それは一定のペースで登り続けることができた場合の話です。疲れてペースが落ちたり長い休憩をとることになると、さらに時間を費やすわけで、下手をすると6~7時間かかるかもしれません。とすると、避難小屋に到着するのは完全に日没後の19時~20時になってしまいます。


しかも、これから登れば登るほど気温は下がり、最後には強風の吹き荒れる氷点下の世界です。ここから見ると稜線付近を雲がかなりの速度で流れているのが見えるので、かなりの強風が吹いているのは明らかです。体力を消耗しへとへとになったところで厳冬期のような厳しい状況になるうえに、日没で夜間行動を強いられます。万が一、吹雪いていたらホワイトアウトで避難小屋を見つけるのに苦労するかもしれず、時間がかかればかかるほど体力も体温も削られていくわけです。いくらGPSがあるからといっても夜間のホワイトアウトとなると楽観視はできません。事実、この日はGPSが不調で、しょっちゅうトラックデータの取得がとまってしまい、往路のデータは便ヶ島を過ぎてからはほぼありませんでした。現在地の確認はできるものの、万一それもおかしくなったら最悪です。行動食を食べて40分が経ってもまったく体力が回復する気配がないことを思うと、この先ペースが落ちることはあっても上がることはないと考えざるを得ず、これ以上先に進むことはリスクばかりが増大して行くことになるといえます。


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そんなことを立ったままで考えていて、やはりここで引き返した方がいいと判断しました。いまから引き返せば夕方には芝沢ゲートに着けるので、明るいうちに下山できます。目の前にV字型の妙な木があり、山にからかわれているような気がしてちょっとむかつきますが、ここで撤退です。


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13:40 西沢渡まで降りてきました。登っているときに下山する登山者とすれ違ったので、当然ゴンドラは向こう岸にあるとわかっていましたが、改めてみるとやはりがっかりです。再びゴンドラを引き寄せて対岸まで渡らないといけないと思うとげんなりですが、こればかりはやらざるを得ません。


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14:12 渡り終えてから少し休憩をとり、重いバックパックを背負って再び歩き始めました。やっぱり西沢渡を渡るのに30分を要してしましました。


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たくさんの崩落個所を越えて、ひたすら歩き続けます。


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途中、往路では気が付かなかった巨樹の残骸が斜面上にあるのに気が付きました。トンネルの所にあったカツラの巨木よりもさらに一回り大きいと思われる巨大な残骸です。おそらくこれもカツラではないかと思いますが、生きていれば日本でも有数のカツラの巨樹だったかもしれません。


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疲れと撤退したふがいなさに気分も沈みがちですが、きれいな渓流をみると少し癒されます。


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15:07 ロープのかかる崩落個所まで戻ってきました。かなり疲労感が強くなっているので、うっかり足を滑らせて滑落しないように注意深く通過しました。


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トンネルを抜けると便ヶ島です。


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15:22 便ヶ島の登山口まで降りてきました。もう、これ以上歩きたくないという気分なので、休憩して行くことにしました。


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キャンプ場の休憩舎を借りてゆっくりして行くことにしました。向かいの聖光小屋は人が入ったみたいで、窓が空いていて布団が外に干してありました。


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ちょうど15時過ぎということで、スイーツでおやつタイムにしました。


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気が付くと青空が見えていた空はすっかり曇り空になっていました。さらに雨まで降り始めました。こうなると、稜線付近はおそらく雪になっているでしょうから、あのまま無理をして登っていたら、吹雪の中に突っ込んでいくことになっていたところです。もっとも、この時間だったらまだ1800m付近のはずなので、冷たい雨を浴びていたことでしょう。雨に濡れて強風が吹く氷点下の稜線に出ていくわけですから悲惨と言わざるを得ません。


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15:53 結局20分ほど休憩してしまい、雨が止むのを待ってから便ヶ島を出発して、無事に自転車をデポしたところに戻ってきました。ここからは、もう歩かなくていいと思うと心底ほっとしました。


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16:32 帰りはあっという間でした。歩けば1時間半かかるところを、わずか35分ほどで芝沢ゲートまで下ってきました。途中で本格的な雨になってしまいましたが、アスファルト舗装の道が多くなったおかげで、ガンガン下ることができました。


それにしても、1日晴天予報だったのに、夕方から雨になってしまったわけで、もしも上まで登っていたらなかなか厳しい状況になっていたに違いありません。結果論ですが、あそこで引き返して良かったと思いました。おりしも、同じ3日には槍ヶ岳に登山中の3人パーティーが吹雪でホワイトアウトになった悪天候の中で遭難し、全員死亡するという事故がありました。ニュースによれば、滑落した1人を除き、残りの2人の死因は低体温症だったとのことで、天候の急変に対応できなかったらしいとのことです。南アルプスと北アルプスでは状況は違っていたかもしれませんが、この日はそれほど厳しい天候であったことは事実です。登頂できず途中で引き返すことになったのは残念ですが、自分にとっては最良の選択だったと思うことにします。


下山後、原因をいろいろと考えてみましたが、3日の朝早起きできなった時点で、疲労が蓄積されていたといえそうです。原因は、やはり4月22日の氷ノ山に続き、25日に正木山と短期間に連続で登山をしてしまったこと、さらにトレーニングのつもりで正木山では荷物を重くして疲れを増幅してしまったのが原因といえそうです。


もちろんそれだけではなく、コロナ禍の影響もあり、2年間重装備の高山縦走をしていないということも原因といえます。日帰り登山を継続していたとはいえ、やはり重い荷物を背負って高い山に登るという負荷を経験しているのといないのとでは大きな違いがあるといえます。年に3回程度であっても、高負荷の登山をすればある程度体が慣れるし、筋力の低下もそれなりに防止できるでしょうが、2年間もやらないと筋力が低下してしまうのは避けようがありません。そうじゃなくても加齢で体力は衰えているのに、怠ければどんどん筋力は落ちていくわけです。


これからは、月に一度ぐらいは泊りの山行を実施するようにしたいところです。できなければ、せめて15㎏以上の荷物を背負った山行をすることで、筋力の維持を図りたいと思います。

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| 2021年5月 聖岳 | 10:38 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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アプローチだけで疲労困憊し撤退: 聖岳その1 

2021年5月3日(月)~5日(水) 長野県飯田市 聖岳(3013m) 避難小屋泊単独行 


今年のGWは、南アルプスの聖岳から光岳への縦走を考えていました。思えば、2019年のGWに塩見岳を目指したものの時間切れで撤退して以来、2019年の夏は1泊2日の小屋泊登山で御嶽山、年末は天狗岳と蓼科山への日帰り、2020年のGWは遠征に行かなかったので、寝袋を持っての縦走というのは、2年ぶりとなります。2年間も重装備の登山をしていないのに、大丈夫だろうかという不安はあったものの、登山自体はそれなりにこなしているので、まあ何とかなるだろうと安易に考えていました。


当初の予定では2日に入山、3日に聖岳登山、聖平小屋の冬期避難小屋に宿泊。4日に上河内岳を越えて光岳小屋の冬期避難小屋まで縦走。光岳はその日のうちに登ってしまい、5日は易老渡へ下山するだけという計画でした。というのも、天気がいいのは3日と4日だけで、5日は夕方から雨になりそうだったからです。


このGWは、2日から3日にかけて冬型の気圧配置となり、3000mで気温-7度、風速20m/秒前後という予報が出ていて、宿泊予定の聖平小屋がある標高2400m付近でもけっこう荒れた天候になりそうな雰囲気でした。しかし、2日は入山するだけだし、夕方までに小屋に入れると思っていたので、雨に降られることはないだろうと思っていました。


問題は3日です。晴天予報ではあるものの、低温で強風という天候なので、はたして登頂できるかどうかビミョーな感じです。仮に、3日に登頂できなくても、4日はかなり気温も高くなり、3000mでも4度ぐらいと春らしい天気になりそうだったので、最悪3日は停滞して4日に登頂でもいいわけです。その場合、光岳への縦走はやめて、5日の朝上河内岳に日帰りしてそのまま便が島へ下山することになります。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ミレー ドライナミックメッシュ3/4シャツ
 ベースレイヤ: アイスブレイカー メリノウールBODYFIT200モンドジップ
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケット
 ハードシェル: マムート スリルトリップジャケット
 インサレーション: マムート セラックダウンフーディー
            マムート フレックスライト ハイブリッド ジャケット
 グローブ: ショーワ テムレス02ウィンター
       ブラックダイヤモンド ソロイスト
 キャップ/ハット: マムート トゥウイークビーニー
 バラクラバ: マムート バラクラバアークティックウィンドストッパー

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: マムート デナリタイツ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: マムート ゴアテックスグレイシャープロパンツ
 インサレーション: ノースフェイス プロダウン アコンカグアパンツ
 ソックス: アイスブレイカー メリノウールミディアムクルー
 シューズ: スカルパ モンブランGTX
 ゲイター: マムート ゴアテックスゲイター

●ギア
 バックパック: ミレー マーカムスウィッチ75+15
 ストック: ブラックダイヤモンド トレイルコンパクト
 寝袋: モンベル ダウンハガー800 #1
 マットレス: エバニュー Fpmat125+断熱シート
 ヘルメット: グラビティリサーチ アルパインヘルメット
 クランポン: グリベル エアーテックニューマチック
 アックス: ブラックダイヤモンド ベノムアッズ ウィズ リーシュ
 登頂用バックパック: マムート トリオンライト28L
 

今回はウェアリングをどうするか悩みました。なにしろ3日までは冬、4日からは春という気温差なので、どう調整するべきか悩みどころです。とはいえ、基本的に冬の悪条件に対応できなければ命にかかわるので、やはり冬期用の装備は必須です。


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聖岳に登頂する3日は寒いとはいえ陽射しはあるので、日中はそれほど厳しくないかもしれないということで、ウールのシャツとウィンドストッパーのソフトシェルジャケットを基本に、寒い場合を考えて化繊綿のインサレーションジャケットを持っていくことにしました。ダウンジャケットはあくまでも避難小屋内で着ることが前提なので、行動時用のインサレーションは別にしました。就寝時に寒ければ重ね着できるということもあります。ちなみに、化繊綿インサレーションのマムート フレックスライト ハイブリッド ジャケットは、1年以上前にセールで購入したものの、ずっと使わずに眠っていたもので、実は今回がデビューとなります。


ボトムスのベースレイヤは、ポーラーテックのマムート デナリタイツにしました。中古で購入したもので、今回が初使用です。以前GWの仙丈ケ岳登山時に同じポーラーテックのミレー スーパーパワーパンツを使い、保温力がありながら暖かくなっても蒸れなかったことを考えての選択です。


シューズは当初 ラ・スポルティバのトランゴアルプGTXで考えていましたが、やはり厳冬期の天候ということを重視し、スカルパ モンブランGTXに変更しました。ところが、ソックスのほうを厳冬期用ヘビークルーに変更するのを忘れてしまうという失態を犯してしまいました。やはり直前で装備を変更するとろくなことがありません。



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5月1日
朝起きて高速道路の渋滞情報を確認してみると、どこにも渋滞が発生していませんでした。GWの連休初日なので、ある程度の渋滞はあるだろうと思っていて、ひどいようなら夕方の出発にしてもいいし、舞鶴道から北陸道経由で行くという手もあるしと思っていましたが、これなら最短経由の名神・中央道経由で行けるということで、10時過ぎに家を出ました。


17時ごろPAで早めの夕食を食べ、飯田で高速を降りた後、飯田市内にある日帰り温泉に19時前に行ってみると、夕食時間ということで予想通りかなり空いていてゆっくりと温泉を楽しめました。


21時ごろ道の駅遠山郷に着き、すぐに就寝。車中泊の車も少なく、トラックもいなかったので、静かで快適に寝ることができました。


5月2日
4時過ぎに目を覚ますと、なんと雨です。しかも結構な強い雨で、とても登山に出掛ける気にはなれません。天気予報は完全に外れました。


6時ごろまで様子を見ていましたが、時々弱くなったり止んだりするものの、完全にやみそうな気配はありません。雨に濡れて高度を上げれば、気温が下がり稜線上に出れば氷点下の世界です。そこで強風を浴びれば全身バリバリに凍り付いてしまうのは必定。ゴアテックス素材なので内部まで凍り付くようなことはないとしても、そんな状態ではたして無事に避難小屋にたどり着けるのでしょうか。それ以前に、そこまでして登りたいという欲求は湧いてきません。ということで、6時過ぎの時点で入山を1日延期することにしました。


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しかし、そうなると1日空いてしまったので、何をするかです。とりあえず、朝10時の営業開始時間を待って、まずは道の駅にある温泉(現在は機械の故障により沸かし湯となっています)に入って、朝風呂を楽しみました。


朝風呂の後することもないので、登山口までの道順を確認するために、芝沢ゲートまで行ってみることにしました。


道の駅から約1時間のドライブで芝沢ゲートに着きました。細く見通しの悪い山道ですが、ほとんどはアスファルト舗装された道で、対向車も1台来ただけだし、分岐にはちゃんと道標が設置してあったので特に困るようなこともなく到着しました。


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芝沢ゲート前の駐車場は、未舗装ながらかなり広く、この日はさすがにかなり空いていました。


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ゲート前に登山届提出ポストもあり、事前にネットなどで提出しておく必要もありません。扉を開けると、登山届と鉛筆もちゃんとありました。登山届は事前に書いてきていますが、予定が変わったので、書き直すために1枚もらっておきました。なお、トイレや水場はなかったので、あらかじめ道の駅などで済ませておく必要があります。


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こちらがゲートです。ネットで検索して知っていましたが、やっぱり「車両・歩行者とも全面通行止」と書かれています。しかし、通れないなら登山者はいないはずなので、ここに車が停まっているわけがありません。そうこうしていると、中部電力の軽トラがやってきて、ゲートを開けて入っていきました。どこまで行ったのかわかりませんが、時間もあるので自分も崩落個所まで確認しに行ってみることにしました。易老渡手前が崩落個所らしいので、徒歩1時間ほどです。往復で2時間ですが、他にすることもないし、明日の入山に向けてウォーミングアップになりそうなので、傘をさして歩くことにしました。


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林道を歩きながら前方を見ると、すっかりガスに巻かれた山が見え、やはり今日入山しなくて良かったと思いました。


1時間弱歩いて、橋を渡ったところに中部電力の軽トラが停まっていました。ここに車を停めるということは、この先は通行できないということなのでしょう。崩落個所までもう近いはずです。


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橋からカーブを一つ曲がったところに、何かの看板が設置してあるのが見えました。


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近寄ってみると、迂回登山道の案内でした。


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ここから左の山の中を高巻きするように迂回登山道が設けられているわけです。であれば、この先の林道が崩落して通行できない状態であったとしても便ヶ島まで行けるということです。であれば、聖岳へのルートは問題なしということです。ということで、安心してここで引き返したのですが、せめて易老渡まで行ってみるべきでした。実は、このすぐ先が崩落個所で、きれいに土砂が取り除かれて車も通行できる状態になっていたのでした。


芝沢ゲートに戻って、帰路の途中で下栗の里の方へ寄り道してから道の駅遠山に戻りました。夕方になって温泉に入りに行くと、なんと温泉内の水の蛇口から水が出なくなっていて熱湯しか出ないため、洗い場が使えないといわれてしまいました。まあ、人も多くないし、浴槽から洗面器でお湯を汲みだして洗髪などすればいいのでそのまま入りましたが、こういうときは少し料金を割り引きするなどするものではないのかと思わないでもありません。そもそも、温泉を汲み上げる機械の故障で沸かし湯となっている時点でそういう対応があってもいいわけで、なんだかなと思います。トラブルが多いということは、手抜き工事されているのではないかという気もします。


ところで、入山が1日延びたことで、計画を変更しました。光岳への縦走はやめて、聖平避難小屋をベースにして、聖岳と上河内岳への日帰り登山だけに変更です。このため、食料などの装備を減らすことができ、それなりに荷物を軽量化することができましたが、それでもおそらく20㎏はあったと思います。


5月3日
朝3時30分に起きるつもりでしたが、少し寒かったので寝袋のフードをひっかぶって寝ていたら、時計のアラーム音に全く気が付かず、目が覚めたのは4時30分頃でした。もともと芝沢ゲートを5時に出発し、聖平小屋に入るのが14時30分頃の予定だったのでこの時点で少しやばい状況です。今から出て6時30分に登山開始したら、小屋に着くのは16時頃です。ちょっと遅いのですが、今の時期は日没が18時30分過ぎるし、まだ日没前なので問題なさそうです。


とりあえず、急いで準備して道の駅を出発し、芝沢ゲートに6時10分に着きました。


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外気温は2度と、すっかり冬の温度です。


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今回は林道歩きが1時間半ほどあるので、折り畳み自転車を持ってきました。4月30日に思い立って購入したばっかりの新品です。自転車のASAHIで購入したのですが、一番軽い折り畳み自転車だったものの、重量は13㎏とやや重いのが残念なところです。前からネットで探していて10㎏ぐらいのものを考えていたのですが、うっかり買い忘れてしまい、しかたなくサイクルベースASAHIで買ったというわけです。いちおうフレームはアルミだそうで、乗って漕ぐ限りでは確かに軽いと感じます。防犯登録費込みで4万円ほどでしたが、ちと予算オーバーでした。


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7:16 なんだかんだで出発が遅れてしまい、7時を回ってようやく出発です。しかし、林道は自転車で時間短縮できるので、1時間半の林道歩きは1時間もかからずに行けるだろうと楽観視していました。


ところが、重い荷物を背負って自転車をこぐのは、意外にもけっこう大変でした。車輪が20インチと小さいせいもあるのかもしれませんが、マウンテンバイクなどと比べて安定感がなく、転がっている石ころを踏まないようにするとフラフラして大変です。その上、ちょっと勾配がきつくなると一番軽いギアにしても力を入れてペダルをこがなければならず、そうなると力をこめる一瞬に息を止めるためか、想像以上に息が切れます。これが歩きなら、深呼吸しながら淡々と歩けばいいので息が上がるようなことはほとんどありません。初めて自転車を林道に持ってきたのでそのあたりのことがわかっていなかったため、言ってみれば急に走ったり歩いたりしてペース配分がバラバラになってしまったようなものです。そのため、予想外に疲労感が強くなり、ときどき立ち止まって息を整えざるを得ないほどでした。


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8:00 易老渡手前の橋まで来ました。昨日は雨降りで橋の上に水たまりができていましたが、今日はすっかり乾いていました。この時点ではこの先の林道はまだ崩落していて、迂回登山道を高巻いて行かないといけないと思っていたので、自転車はここに置いていくことにしました。


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自転車は橋を渡る手前の看板にワイヤーロックしておいて、ひとまず休憩することにしました。


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日当たりのいい場所でのんびり休憩していたら、15分も経ってしまいました。休憩を切り上げて迂回路登山道までやってきました。


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少し奥へ入ると、Uターンするようにいきなり崖をよじ登るようなコースになっていましたが、不思議なことに人の歩いた気配がありません。


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おかしいなと思いながら崖を登り、土の斜面に出てきたところでやはりおかしいと感じました。崖の部分は岩が出ているので足跡がよくわからないということもあるかもしれませんが、この土の斜面で人の足跡が全くついていないということはあり得ません。橋の所で休憩中に学生らしい集団が下山して行ったばかりです。彼らの足跡がくっきりと残っているはずですが、まったく見当たらないのです。この迂回登山道に足跡がないということは、彼らは林道を下ってきたということになります。林道が通れるのならわざわざこんな急登で足場の悪い迂回登山道を行く必要はありません。


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すぐに林道に引き返して、林道をそのまま歩いて行くと、なんと崩落地と思われるところはきれいさっぱり復旧しているではありませんか。崩れた落石防止用のネットが丸められて道端に置かれているので、ここが崩落地で間違いないと思われます。なお、写真は通過して易老渡側から撮ったので逆向きになっています。


このまま歩きで先へ行こうかと思いましたが、この先もまだ自転車で行けるのなら、帰りのことを考えて行けるところまで行っておいた方がいいと思いなおして、自転車を取りに戻ることにしました。丸められた落石防止用ネットにバックパックを置いて、自転車をとりに戻り、易老渡を目指します。


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しかし、崩落地を越えるとその先は未舗装路となってしまい、自転車に乗って行くのは何かと大変です。普通に椅子に座っていると後輪に重さがかかりリアタイヤがペタンコ状態になるので、パンクのリスクが高くなります。そのため、体を前傾させてハンドルに覆いかぶさるようにして自転車をこぐのですが、これがけっこうつらくて体力を消耗してしまいました。前傾することでおなかが圧迫されて息が苦しくなってしまったというわけです。


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8:48 易老渡に着きました。徒歩で1時間半のところを、自転車でも1時間半かかってしまいました。休憩が長引いたり、自転車を置いて再び取りに戻ったり、余計な迂回登山道に行きかけたりで、せっかく自転車でつくったアドバンテージを、すっかり無駄にしてしまったようです。


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易老渡の橋から1分ほど先にアスファルト舗装の駐車場がありました。休憩用の小屋もありました。もともとはここまで車で入ってくることができたのでしょう。


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使えるのかどうかわかりませんが、簡易トイレも設置されていました。ドアのところに使用中を示す赤色が見えていたので、誰かが使用していたのかもしれませんが、もしかしたら使えないようにロックされていたのかもしれません。


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アスファルトの駐車場で少し休憩していると、山の新緑がきれいだなと感じました。青空と新緑の組み合わせは鮮やかで、すがすがしさがあります。


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易老渡から先は未舗装路になっていたので、自転車はここに置いておくことにし、駐車場の周囲の柵にロックしておきました。


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ところが、少し歩くとトンネルの手前で再びアスファルト道になったではありませんか。どこまで舗装が続いているのかわかりませんが、まだもう少し先まで舗装されていそうな気がしたので、ここで再びバックパックを置いて、自転車を取りに戻りました。こんなことをしているので時間をロスしてばかりです。


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トンネルを抜けると、前方に雪をかぶった頂が見えました。おそらく上河内岳だろうと思いますが、はっきりとはわかりません。


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トンネルから100mぐらいは舗装路でしたが、その後は未舗装路になりました。未舗装の林道を進んでいくと、とうとう崩落個所があり、さすがにこれ以上は自転車で進むのは無理です。


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少し引き返して、林道わきに落石防止のネットが張ってある場所に自転車をデポしておきました。この時点ですでに9時30分をまわっていて、出発時の2時間遅れからさらに30分遅れてしまいました。それでも、まだ日没までには小屋に着けるだろうと楽観視していたのでした。


つづく。

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| 2021年5月 聖岳 | 17:58 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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踏んだり蹴ったりの1日: 氷ノ山その2 

2021年4月22日(木) 兵庫県若桜町 氷ノ山(1509.8m) 日帰り単独行 


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11:18 15分ほど休憩して、出発しました。休憩場所の前にあった雪壁は、特に問題なく靴のまま登ることができました。雪壁の上に出ると、20mほど雪の上を歩きましたが、その後はまた土の道になりました。


雪壁を越えて稜線に出てきたためか、やたら風が強く、けっこう寒くなってきたのでハードシェルジャケットを着ることにして、バックパックからハードシェルジャケットだと思っていたスタッフサックを取り出して中身を広げてみると、なんとジャケットではなくレインパンツが出てきました。一瞬、どういうことか理解できませんでしたが、さらにバックパックに手を突っ込んでもう一つのスタッフサックを取り出してみると、そちらもレインパンツです。あろうことか、ジャケットではなく、パンツを2本持ってきていたのでした。となると、上に着るものはなにもないということです。最悪、ビバークツェルトをポンチョ代わりに羽織るという手があるので、雨が降ってきてもずぶ濡れになることはありませんが、寒さしのぎのために雨も降っていないのにツェルトを羽織るというのはさすがに躊躇してしまいます。


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引き返そうかと一瞬思いましたが、怪しげな曇り空だったのが、薄日が差し始めたので、寒さもやや和らいできました。震えるほど寒いわけではないので、とりあえず山頂を目指すことにしました。


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11:28 仙谷コースの分岐に着きました。この辺りに来ると風も弱まって寒さはほぼ感じなくなりました。どうやら、先ほどの稜線のあたりだけ冷たい風が吹いていたみたいです。


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仙谷コース分岐から先、尾根上に出るところが残雪の斜面をトラバースしながら登る必要があり、若干やっかいな感じがありましたが、チェーンスパイクなどつけなくても問題なく通過できました。


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甑岩手前のあたりは残雪はなく、夏道をそのまま歩くことができました。


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甑岩を巻く部分も雪はありません。


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しかし、甑岩を離れるあたりで、雪の斜面のトラバースになりました。左下は絶壁というわけではありませんが、滑ると50mぐらい落ちそうです。途中に立木もあるので、激突すると無事では済まないと思うので、慎重に行かないといけません。


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幸い、足跡がしっかりとしていて、一歩ずつ足元を確認しながら進めば大丈夫そうです。


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雪の斜面を過ぎると、再び夏道になりましたが、Uターンして先ほどの雪の斜面の上に来ると、またまたトラバースすることになりました。ただし、こちらの方は斜度もゆるく下の斜面よりは楽でした。



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11:51 その後は残雪を渡ることもなく、夏道を歩いて山頂に出ました。先行していた2人組が避難小屋の中に入っていったので、避難小屋でランチをするのはやめました。かといって外に座ってランチをとるのはちょっと寒そうです。


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ということで、すぐ先にある展望台にやってきました。展望台の中に入ると、ちょうどベンチの横の壁が風よけになって直接風に当たらないので、なんとか寒さをしのぐことができそうです。


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三の丸方向が良く見えていました。三の丸の東斜面にはけっこう残雪がありました。


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景色をみるのはほどほどにして、すぐにランチタイムです。暖かいカフェオレとメロンパンでささっと済ませました。


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12:12 ほんの20分程度の短いランチを終えて、山頂避難小屋前まで戻ってきました。避難小屋前の山名が書かれた標柱前で自撮りだけしていこうと思っていたら、ちょうど登山者が現れたので、自撮りはキャンセルしてすぐに下山することにしました。


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甑岩上の残雪のトラバース部分だけは慎重に通過します。


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仙谷コースから下山することも考えましたが、下山後にキャンプ場までの登り返しがけっこうきついので止めました。


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雪の残る稜線まで降りてくると、やっぱり冷たい風が強く吹いていて、寒いと感じます。どうやら、東風が残雪の斜面を吹きあがってくるときに、雪で冷やされて気温が下がっているようです。局所的な現象なので、さっさと通過すれば問題なしです。


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前方に見えるのは、どうやら扇ノ山のようです。遠征の帰りにでも、もう一度行ってみようと思います。


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ブナの原生林まで降りてくると、もう寒さはまったくありません。


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13:01 氷ノ越で休憩をとりました。


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避難小屋の中を覗いてみると、中央に囲炉裏があり、周囲にベンチがしつらえてあるだけの小屋でした。泊り目的での利用は厳しそうです。


ベンチで休んでいると電話が鳴り、出てみると取引先からでした。要件は、届いた請求書の一部に金額の間違いがあるとのことでした。遠方の現場に行くときは、距離に応じて割り増し料金を交通費の名目で請求させてもらっているのですが、なんとその金額が0円になっていたようです。本来なら3000円ほど請求していないといけないのに、0円のまま出してしまったようです。わざわざ教えてくれるとは、親切な取引先でたすかりました。しかし、今日中に処理をしたいので正しい金額を夕方までに教えてほしいといわれて、急いで帰宅しなければならなくなってしまいました。帰りに温泉によっていくつもりでしたが、それもすべてキャンセルです。電話を切ると、休憩を速攻で切り上げて下山しました。


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途中、トチノキの巨樹の写真だけはもう一度撮りたかったので、少し立ち寄りました。


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13:58 駐車場に戻ってきました。通行止めで扇ノ山に登れず、ハードシェルジャケットと間違えてレインパンツをもってくるし、最後は請求書の間違いで大急ぎで帰宅しなければならなくなり、最初から最後まで踏んだり蹴ったりの1日でした。幸い、けがもなく、事故も起こさず、帰りは渋滞にもあわず順調に走れたし、3000円の交通費を請求し損ねることもなかったので、プラマイゼロと思うことにします。

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| 2021年4月 氷ノ山 | 23:18 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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踏んだり蹴ったりの1日: 氷ノ山その1 

2021年4月22日(木) 兵庫県若桜町 氷ノ山(1509.8m) 日帰り単独行 


24日(土)が仕事でつぶれ、かわりに22日(木)の仕事がキャンセルになり1日空きができたので、朝から扇ノ山に行くことにしました。このところ暖かい日が続いているので、今年は少し早めにブナが新芽を出すのではないかということで、残雪と新緑の写真を撮りたいというのが理由です。


ところが、昨日の記事にも書いた通り、姫路公園コース登山口に行く林道入口がまさかの通行止め。引き返してふるさとの森コース登山口を目指すも、こちらも木材搬出作業による通行止めを食らい、あえなく撃沈となりました。


他の登山口へ回っていたら時間がかかりすぎるので扇ノ山はあきらめ、25分ほどで行ける氷ノ山に目的地を変更し、氷ノ山登山と相成りました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート コンフォートジップ L/S
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: なし(入れ忘れ)
 インサレーション: なし
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ソフテックトレッカーズパンツ
 ハードシェル: ミズノ ベルグテックEXレインパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: アイスブレイカー メリノウールミディアムクルー
 シューズ: マムート デュカンハイGTX

●ギア
 バックパック: マムート クレオンライト32L
 ストック: レキ マイクロバリオタイタニウム


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かなり暖かいだろうということで、防寒着は装備から省き、ソフトシェルもなし。ハードシェルだけあればいいというつもりでしたが、これがとんだ大失敗でした。なんと、マムート コンベイプロジャケットをバックパックに入れたつもりだったのですが、レインパンツを2本入れていました。通行止めで目的の山へ行けず朝からろくなことがなかった日でしたが、唯一の防寒着を兼ねたハードシェルを入れたつもりになっていたとはお粗末すぎます。雨に降られなかったのが不幸中の幸いでした。


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GWも近いということで、荷物は少し重めにしてトレーニングも兼ねるつもりでしたが、1眼レフカメラと交換レンズ1本を入れても、所詮日帰り装備です。10㎏にしかなりませんでした。三脚を入れればもう1㎏ほど増えますが、撮影目的の扇ノ山だったらともかく、仕方なく登りに来た氷ノ山で三脚は無駄な荷物になりすぎるということで、車に置いていくことにしました。



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9:41 車が他に3台停まっているだけで、キャンプ客もまったくないキャンプ場駐車場からスタートです。ちなみに、駐車場のトレイは鍵がかかっていて使用できませんでした。


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登山口前のトイレは使えました。


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危険要素のない登山コースですが、念のため入山届は提出しておきました。


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9:50 というわけで、準備万端整えて、登山開始です。


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登山口からすぐの所に、害獣避け柵の出入り口があり、自分でワイヤを外して通過し、通過後元通りにしてから先へ進みます。


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しばらくは植林帯の中をのんびりと登っていきます。


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10:01 登山口から10分ほど登ったところで、前方の斜面の上にかなり大きな木があるのが見えました。


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登山道を外れて木の下へ行ってみると、大きな葉っぱがたくさん落ちていたので、どうやらトチノキのようです。


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幹周はギリギリ5mを越えていると思える巨樹ですが、どうやら全く無名の巨樹のようです。帰宅後ネットで検索してみましたが、何の情報も得られませんでした。かわりに、仙谷コースにトチノキの巨樹が何本かあるという情報を得ることができたので、次回は仙谷コースで登ってみようと思います。


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トチノキの巨樹から登山道に戻って、氷ノ越を目指します。


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10:28 氷ノ越に着きました。休憩したいところでしたが、ベンチに先客がいたし、後ろからも登山者が来ていたので、そのまま通過しました。


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氷ノ越から山頂の避難小屋が見えました。晴天予報だった割にすっかり曇り空になっていますが、雲は高いし空気も澄んでいるようで、遠くまで良く見えました。


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氷ノ越から少し登るとブナの原生林に入りますが、ブナの芽吹きはまだまだでした。ときおり、芽吹いたばかりの木もありましたが、多くの木はまだ新芽は開いていない状態でした。なので、扇ノ山に登っていたとしても目当ての新緑はまだ早かったと思われます。


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氷ノ山北側の斜面にはまだ残雪が見られました。標高1300mあたりなので、同じ標高の扇ノ山山頂直下北斜面にもおそらく残雪があるはずです。とすると、4月末から5月初旬あたりなら残雪と新緑のコラボレーションが見られるかもしれません。


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新緑には一足早かったブナ原生林の中をゆっくりと登っていきます。


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登山道脇の林床に残雪がしっかりと残っています。


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11:00 7/10の道標まで来ました。出発してから1時間以上が経過しているので、そろそろ休憩したいところです。


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前方を見ると残雪が登山道を覆っています。この先は残雪が出てきそうなので、状況によってはチェーンスパイクを装着する必要があるかもしれません。

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4分ほど歩くと、けっこうな急斜面に雪の壁が残っていました。トレースもついているし、凍結しているわけではないので、とりあえずチェーンスパイクは必要なさそうです。


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その先を見ると結構雪が残っていて、もしかするとこの先はずっと雪道かもしれません。


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雪道に入ってしまうと休憩する場所がないかもしれないので、雪壁が始まる場所の手前で休憩して行くことにしました。ちょうど、道のわきに少し広いところがあったので、他の登山者の邪魔にならずに休憩できました。

つづく。

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| 2021年4月 氷ノ山 | 17:14 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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穏やかな春山を楽しむ: 寒峰その2 

2021年4月10日(日) 徳島県三好市 寒峰(1,604.8m) 日帰り単独行 


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1279ピークの尾根にのってから、北西に向かって細い尾根を辿ります。


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気が付けば左からモノレールの軌道が伸びてきて、その後は軌道に沿って登っていくことになりました。そういえば林道を歩いている時にモノレールの車両があったのを見た記憶があるので、下の林道のあたりから伸びてきているようです。


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10:54 林道で休憩をとってからすでに1時間が経過しているので、そろそろ休憩したいなと思っていると、ちょうど椅子代わりになりそうな切り株があったので、ここで休憩して行くことにしました。ちょうど標高1300mのあたりです。


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直接切り株に座ると、樹液でべたべたになりそうなので、落ちていた杉の葉を切り株の上に敷いてからシートを置いて座りました。


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水分補給とエネルギー補給を兼ねてアミノバイタルのゼリー飲料をいただきました。真冬には冷たくなってしまいますが、暖かくなり多少冷たくても体が冷えることはないので、行動食としてゼリー飲料を利用しやすい季節になりました。


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休憩後再び尾根を登っていくと、狭い尾根上に葉が付いた杉の枝が山積みになっていて、まっすぐ歩くことができません。仕方がないのでモノレールの軌道の左側に出て通過しましたが、いくら登山者が少ないからと言っても、これはないだろうと思います。モノレールがちょうど終点になる場所だったので、ここから伐採された木を搬出するために、ここで枝を切り落とした結果なのでしょうが、せめて登山道の部分ぐらいは避けておいてもらいたいものです。


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モノレールの終点から少し行くと、尾根の傾斜がきつくなってきました。右側は相かわらず植林帯ですが、左側は自然林になり日が差し込むようになりました。


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さらに10分ほど登ると、激登りといってもいいほどの急傾斜になってきました。標高1450mあたりで笹原になっている場所にさしかかり、登山道は笹原の中をジグザグに登っていきます。


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再び右手の植林帯のほうへ戻りましたが、林床に笹の生い茂る急勾配の斜面が続きます。


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登山道が右の方へ大きくトラバース気味に進み、再び左へ大きくUターンするように尾根を上がると、どうやらピークが近くなったようです。


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不意に左手側の展望が一気に開けました。剣山から天狗塚までの稜線が一望です。しばし展望を楽しんでから、先を急ぎます。



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11:52 寒峰の東にある小ピークに出ました。


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道標がありましたが、寒峰までの距離を書いた部分だけ判読不能になっていました。まあ、もう目の前に見えているので距離がわからなくてもかまいませんが。


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笹原の稜線を寒峰へ向かいます。


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しかし、この笹原の部分がトレースがわかりにくくて困りました。トレースだと思って辿って行くと、這って通過しないといけないほど木の枝が張り出したところをわざわざ通っていて、どうやら獣道だったようです。引き返して左の方へ迂回して先に進みましたが、その後は獣道なのか登山道なのかよくわからない踏み跡が入り乱れていてなんじゃこれはという感じです。もっとも、狭い尾根上だし、トレースを無視してまっすぐ歩いてもいいぐらいの笹原なので、強引に進んでいけば問題ありません。


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山頂手前の小ピークを過ぎると、トレースも1本になり、目の前の寒峰まであと少しです。


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12:05 寒峰山頂に着きました。思っていたよりも狭い山頂でしたが、誰もいないので問題ありません。コースタイムは2時間40分ですが、休憩込みで3時間でした。休憩2回で20分ほど使っているので、実質的にはほぼコースタイム通りだったようです。不思議なことに、この日はあまり汗をかきませんでした。バックパックを背負っている背中は汗で濡れましたが、いつも汗が垂れ落ちる頭は、髪が少し濡れた程度で、顔や体はほぼ汗をかいていません。気温が低く、ウールのシャツ1枚だったのがちょうど釣り合っていたのかもしれません。


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1604.4mと決して高くはないのですが、360度の展望があり、剣山系の山々を一望できるなかなかの好立地です。


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とりあえず、記念写真を1枚。


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そして、すぐにランチタイムです。コーンマヨネーズパンとカフェオレ、デザートにはほろふわチョコレートケーキを持ってきました。じっと座っていても陽射しもあり風がなければぜんぜん寒くなかったのですが、たまにちょっと風が吹くと、汗で濡れた背中が一気に汗冷えしてしまうので、ソフトシェルジャケットを着ておきました。


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ランチ後は、風景を楽しみます。南側の展望が一番の見どころで、右端の天狗塚から左奥の剣山まで長い稜線の連なりを一望できます。


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三角錐型の天狗塚は、ほぼ正面に見えています。


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左に目を転じると、小さな三角形のピークの三嶺も見えています。


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そして、左手奥に並び立つ剣山と次郎笈。


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登ってきた東側には、矢筈山から烏帽子山まで一望です。


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登ってきた尾根が眼下に見えました。下の方に林道も見えています。


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登山道が出てくる小ピークの背後に見える一番高い山は、2019年11月に登った徳島矢筈山です。


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左奥に見える三角錐の山は、前回落合峠から登った時に立ち寄った烏帽子山です。


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西方面は赤石山系や石鎚山系が見えているはずですが、いまいちクリアでないのではっきりしません。


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おそらく右奥に見えるギザギザの山頂が赤石山系と思われます。左奥の三角形は、笹ヶ峰でしょうか。


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遥か彼方に見えている台形の山が、石鎚山だろうと思います。


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12:59 1時間近く貸し切りの山頂でのんびりと過ごせたので、そろそろ下山します。下山は南側に下ります。


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山頂からすぐにそこそこの急傾斜の下りが続きます。5分ほど下ったところで、夫婦らしい登山者に会いました。山頂付近で出会った唯一の登山者でした。


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13:11 標高1500m付近で、小ピークが3つほどまとまってある割と平坦な場所にさしかかると、登山道脇に幹周3mを越えていると思われるブナの巨木がありました。登りで使った登山道では、これといって目を引くような太いブナを見かけなかったので、こちらの道も同様だろうと思っていたので、ちょっと意外な感じです。


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ところが、その先の小ピークに囲まれたすり鉢状の場所で、たくさんの巨木に出会えたのでした。周囲にある小ピークに、まるで衛兵のように巨木が立ち並んでいて、なんだか不思議な場所でした。


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最初に目に留まったのが、右上のピークにいたこの木です。


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そばまで行ってみると、苔むしてかなりの老木のようです。


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幹周は4m近い感じです。


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すり鉢の底に戻って、今度は反対側の左上のピークにある巨木を見に行ってみました。


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こちらのブナは、幹周は4mを越えていると思われます。


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なかなかの大物でした。この場所での最大のブナだと思います。


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再びすり鉢の底に戻って、正面のピークに立っている木の下へ行ってみると、こちらも幹周4mはありそうなブナでした。


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右隣のピークにも、わずかに幹周4mに届かないぐらいの巨木がありました。まさか、寒峰の山頂近くにこれほどブナの巨木が密生している場所があるとは思いもしなかったので、けっこうびっくりしました。


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13:39 ブナの巨木が密生する場所からひと下りすると、西寒峰手前の広い鞍部に出てきました。奥の方に「下山方向」と書かれた看板があるのですが、そこに描かれている矢印はどう見ても西寒峰の山頂方向を指し示しています。


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地図では西寒峰の東斜面を巻いていくようになっていますが、崩落でもあって道が変わったのかとおもいながら看板の前まで来てみると、矢印方向に向かうトレースの痕跡すら見当たりません。


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どういうことだと思い、いったん引き返して少し離れたところから周囲を観察してみると、看板の奥の左手のほうにトレースらしいものが見えました。どうやら、地図通り西寒峰の東斜面をトラバース気味に下って行けばいいみたいです。それにしても、この山に設置してる道標の矢印は、なぜおかしな方向を指し示しているのか謎です。


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西寒峰の東斜面をトラバース気味に進んでいくと、斜面の上にわりと大きな木が2本生えているのが見えました。ちょっと距離があったのではっきりとはわかりませんが、ブナではないようです。木肌の感じと枝分かれが多いのでカツラかなと思いましたが、沢沿いを好むカツラがこんな水気のなさそうな斜面で生育するのか疑問が残ります。


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その少し先の登山道脇にも、幹周3m級と思われる巨木がありました。


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こちらは、どうやらナラのようです。


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西寒峰東斜面のトラバースが終わると、細い尾根を緩やかに下ります。


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振り返れば、木立の先に寒峰が見えていました。


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14:00 尾根の下りが少しきつくなった先で、広場のような平坦な場所に出ました。1415.2mの三角点のある場所です。休憩するのに良さそうな場所ですが、それほど疲れていないので、通過しました。


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三角点をすぎると傾斜は少しきつくなりましたが、それほどきついということはありません。


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しかし、標高1300mのあたりから激下りが始まります。


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14:18 激下りが終わり、尾根道から右手の急斜面のトラバース道に入ります。


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ほっとしたのもつかの間、このトラバース道がけっこうな下りで、落ち葉が堆積していて滑りやすうえにかなりの急斜面で、落ちるとやばい道なので気を抜くことができません。


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14:26 ようやく急斜面が終わり、一息つける平坦な場所に出てくると、フクジュソウの群生地の案内板が設置してありました。住吉神社前に設置されていた案内板に書いてあった場所のようです。すでに花の時期は終わっているので、さすがにそれらしい花はありませんでした。


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その先は植林帯の中の緩やかな道となり、どんどん下っていきました。


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14:42 不意にコンクリート舗装された林道に出合いました。寒峰登山口と書かれた道標もたっています。地形図にはこんな道は載っていません。GPSで現在地を確認してみると、ちょうど標高950m地点でした。


さて、ここからどう行くべきかです。この林道は、おそらく往路で最初にあった林道分岐につながっているのだろうということはおおむね予想がつきますが、そちらに行くとかなり遠回りです。しかし、右に行くと山に登っていくようなので、右はないだろうと思われます。では、本来の登山道はどこに行ったのかです。


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そう思って、林道に降りてキョロキョロしてると、降りてきた道の反対側に下へ下る道があるのを見つけました。こちら側の入口には、何も道標はありませんが、林道ができる前は1本につながっていたのでしょう。これが本来の登山道だと考えてよさそうなので、この道を下っていきました。


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ちなみに、帰宅後にグーグルマップの衛星写真で確認してみると、地形図に載っていない林道がバッチリ写っていました。


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登山道を下っていくと、植林帯の中で分岐に出合いました。道の雰囲気は直進の方が本来の道っぽいのですが、直進方向には木の枝がたくさん積み重ねてあって、まるでバリケードのようになっています。これは、明らかに直進はダメだというサインなので、左の細い道に進みました。


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その後、給水用のホースらしきものが敷かれた道を歩いていたら、再び分岐がありました。ホースはまっすぐ敷かれているので、それに引っ張られて直進しそうになりましたが、やはり木の枝が通せんぼするように置いてあるのに違和感を感じて立ち止まりました。横の立ち木に赤テープがついていることもあり、どうやら左へ下るのが正解のようです。もう、住吉神社の杉近くまで来ているのはわかっていたので、どうやら地形図に描いてある神社の裏手の分岐点のようです。とすると、どちらでも行けのるのでしょうが、住吉神社に出るなら左ということのようです。


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15:00 住吉神社に出てきました。


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前の写真に写っていた杉の木は、幹周4mちかくありそうな、巨木でした。


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住吉神社の階段を下り、駐車場所に戻ってきました。下山は約2時間でした。コースタイムは1時間40分ですが、途中のブナの巨木が密生していた場所で20分ほど使ったので、それを差し引けばこれまたほぼコースタイム通りのペースでした。


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今回、グーグルマップの衛星写真にGPSのトラックデータを載せてみました。衛星写真だけ観ていると、尾根と谷の区別がつかないので、どこを歩いているのかわかりませんが、こうしてトラックデータを載せてみると、よくわかります。


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しかし、写真はどうしても周辺部がゆがむので、寒峰の山頂がトラックデータの場所とけっこうずれています。地形図だと、山頂とトラックデータはドンピシャで合致しているので、正確性をとるならやはり地形図で確認するほうがいいということのようです。


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ちなみに、下りで使った登山道と林道出合いの近くには、車が停められそうな場所が林道わきに作られているようなので、寒峰へピストンで登るのなら、林道出合の近くまで車で登って、そこから出発するほうが住吉神社から行くよりもかなり楽です。

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| 2021年4月 寒峰 | 23:32 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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穏やかな春山を楽しむ: 寒峰その1 

2021年4月10日(日) 徳島県三好市 寒峰(1,604.8m) 日帰り単独行 


朝起きられず1か月も山に行けない状態だった3月と打って変わって、4月になるとなぜかやたら早起きできるようになりました。3月の1か月間ですっかり疲労がとれたのか、それとも何か別の要因なのかわかりませんが、今回も予定より1時間も早く目が覚めてしまったので、急遽行く先を変更して、四国まで遠征してきました。


登ったのは、徳島県にある寒峰。2020年11月に落合峠から目指したものの、寒さと時間の関係で撤退した山です。ただし、今回は南側の東祖谷から周回路で登りました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス L/S ハイブリッドパラマウントメッシュクルー
 ベースレイヤ: アイスブレイカー メリノウールBODYFIT200モンドジップ
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケット
 ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マーモット AWストレッチパンツ
 ハードシェル: ミズノ ベルグテックEXレインパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: バーグハウス メリノウール トレッキング ガイド クルー
 シューズ: マムート デュカンハイGTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンライト28L
 ストック: レキ マイクロバリオタイタニウム


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登山天気によると、1000m付近で風速は3m/秒程度と弱いながらも、気温は1~2度と結構低く、前回の後山でも意外と寒かったことを考えると晴天予報とはいえあまり薄着はできないということで、この時期ですが200番手ウールのアイスブレイカー メリノウールBODYFIT200モンドジップをベースレイヤ-にしました。そして防風対策にマムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケットを選択。前回の後山で防風よりも防寒対策優先でフリース生地のミドルレイヤにして失敗したので、今回は素直に防風対策優先としました。山で寒さを感じるのは気温の低さよりも風の強さが主要因なので、すなおにウィンドストッパーのジャケットを選んだほうがいいと悟りました。


ボトムスは、気温が低いということで厚手のマーモット AWストレッチパンツを選びましたが、こちらはそこまでしなくても良かったかもという感じです。足は筋肉が多いので、風が弱く陽射しがあるのなら、この時期なら普通の3シーズン用パンツで問題ないといえます。とはいえ、暑くて困ったということはなかったので、それほど大外しだったわけではなかったようです。


バックパックは前回に引き続きマムート トリオンライト28Lを使いましたが、こちらはちょっと失敗だったかなと思います。というのも、やはり背中に汗をかいて濡れてしまったので、そろそろ背面部分がメッシュになったバックパックを使う時期になったといえそうです。


三嶺など祖谷方面に行くときにいつも通っているのは、高松道善通寺ICから国道319号を南下し、国道32号で猪ノ鼻峠を越えて阿波池田へ出るというルートですが、この猪ノ鼻峠を越えるのがけっこう面倒で、峠越えに20分ぐらいかかっていました。この峠の下に新猪ノ鼻トンネルを通す工事がずっと行われていたのですが、トンネルが完成していたので今回はわずか10分ほどで阿波池田に抜けることができました。時間も短縮できるし、燃料も節約できて大助かりです。


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登山口となるのは、東祖谷栗枝渡(ひがしいやくりしど )の住吉神社です。ただし、ここからしか登れないということではなく、周回路ではなくピストンでいいのなら、もっと上のほうまで車でいくことができます。今回は周回路で歩く予定なので、下山口となる住吉神社に車を停めることにしました。


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ナビに従って住吉神社まで上がってくると、神社の手前にある民家の前に駐車スペースがあり、「トイレ」の看板も設置してあったので、てっきり登山者や神社の来訪者用の駐車場と思い車を停めて、トイレも使わせてもらったのですが、じつはここは前にある民家の所有地らしく、基本的に有料の駐車場でした。下山してきたときに民家からおばあさんが出てきて、ここは駐車料金をもらっていると言うので有料駐車場だとわかりました。もっとも、わりと申し訳なさそうな物言いで高圧的な感じはなく、本来は500円もらっているが、朝来たのに気が付かなかったので100円でいいとずいぶん値下げしてくれました。


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神社の奥に神社の来訪者用だと思われる駐車場があり、4~5台停められるので、駐車料金を払うのは嫌だという人は、そちらの駐車場を利用しましょう。また、神社から林道をさらに上っていくと、林道わきに駐車スペースが何か所かあります。周回路ではなく、奥の登山道をピストンで利用するのであれば、谷を渡る少し手前あたりにかなり広い場所があったので、そちらが一番便利そうです。谷を渡ってしまうと駐車スペースはなかったと思うので、谷にかかる橋から先に車で入ると、Uターンすることになります。


出てきたおばあさんと少し話をしているうちにわかったのですが、どうやら住吉神社から寒峰のほうへ登ったあたりにフクジュソウの群生地があり、毎年3月頃にフクジュソウ目当ての客が登ってくるので、そのために駐車場として土地を開放して自費で簡易トイレも設置したとのこと。金儲け主義でやっているというわけではなさそうだし、数少ない現金収入でしょうから、いくらオフシーズンだからと言っても6時間も車を停めてトイレも使用して100円では申し訳ないと思ったので、300円払っておきました。とはいえ、有料なら有料と看板のひとつも出しておいてもらいたいものです。あとから出てきて有料ですというのは、後出しじゃんけんみたいでちょっと引っかかるというのが、正直なところです。まあ、いつもなら車の音を聞きつけてすぐに出てきて、登山するならもっと上まで行ったほうが楽だと教えているらしいので、悪い人ではないんでしょうけど。



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9:00 思っていたよりも暖かかったので、ソフトシェルジャケットはバックパックにしまってウールのシャツだけで出発しました。


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住吉神社の前に案内板があり、住吉神社から寒峰へ上がる登山道の途中にフクジュソウの群生地が2か所あると、ものすごくアバウトな地図が描いてありました。


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わざわざこんな大きな案内板を設置してあるところを見ると、けっこう有名でそこそこの数の見学者が来るのでしょう。


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案内板の隣に住吉神社の石段があるのですが、ここには登山道を示す道標の類はなにもありません。今回は住吉神社からの道は下山路に使うので、林道をそのまま奥へ進みます。


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神社の裏に回ると、林道のすぐわきに杉の巨木がありました。幹周4m越えと思われる巨木です。少しの間その迫力ある姿を眺めてから、先に進みました。


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林道はコンクリート舗装されていて歩きやすいものの、周囲の植林帯の風景も相まってさすがに味気なさすぎです。


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9:18 林道の分岐がありました。地形図には描かれていない分岐です。しかし、地形図では谷にぶち当たるまではほぼ直線なので、まっすぐ行けばいいようです。なお、この分岐の手前右手に広い駐車可能な平地があります。


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林道わきにミツマタが花をつけていたりして、春を実感させてくれました。


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9:39 谷を渡り、Uターンするように反対側の尾根斜面を南下し、尾根を回り込んで再び北へ少し行ったあたりで、道端にベンチによさそうな丸太が転がっていたので、休憩して行くことにしました。地形図だと住吉神社の少し先から破線の道になっているので、てっきり未舗装の細い林道だと思っていたのですが、完璧にコンクリート舗装されてダンプでも十分走れるレベルの道が延々と続くので、気分的に疲れました。


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5分ほど休憩し、再び歩き出して先のカーブを回ったところで前方に民家があるのが見えました。地形図にも描かれているぽつんと一軒家です。ただし、人の気配はなく、どうやら空き家になっているようです。この民家の入り口あたりが工事現場になっていて、重機が置いてあったり伐採された木が山積みになっていたりで、かなり大規模な工事を行っているみたいです。


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地形図では民家の横から登山道が上の方に入っていくように描かれていますが、工事現場となっているのでてっきり登山道は林道にとってかわられたのかと思い、ちゃんと登山道を探しもせず、林道をそのまま進んでしまいました。とりあえず、方向からしてこの先で登山道がついている尾根に出るはずです。


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ところが、尾根に出る手前で道をふさぐように重機が置いてあり、その先の尾根の取りつき部分は、ちょうどユンボで斜面を削り取ったばかりのような状態で、行けるかどうかビミョーな感じです。


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近くまで行ってみると、大きな段差もあってまっすぐ進むのは無理そうですが、右端からなら行けそうです。


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10:02 フカフカで崩れやすい土の斜面を乗り越えて尾根上に出てくると、削り取られた斜面の上の木の枝にピンクテープがぶら下がっているのが見えました。どうやら、ここから尾根を登って行けば大丈夫そうです。


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尾根に取りついてみると、トレースらしいものはほぼ皆無で、やはり登山道として利用されているわけではなさそうです。本来は、先ほどの民家の所から入っていく道があるはずなので、そちらを探した方が楽なのかもしれません。


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10:09 落ち葉が堆積して滑りやすい急斜面の尾根を登ってくると、不意に左手の植林帯の中から続いている道に出合いました。これが本来の登山道のようです。ここまで道のない尾根を登ってきましたが、ここから先は正規の登山道を歩くことができます。


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しかし、すぐに尾根から右側の斜面をトラバースするルートになり、傾斜が緩くなった代わりに落ち葉が積もっていて滑るとやばそうな急傾斜のトラバース道にかわりました。


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途中、腐って崩壊しかけた橋があり、一瞬ビビりました。


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しかし、山側に新しい道がつけられていて無事に通過できました。


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その後は、植林帯の傾斜の緩やかな斜面にほぼ水平につけられた道がつづきます。楽でいいのですが、これではまったく標高が稼げないので、いつまで経っても山頂に近づけません。


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10:26 小さな尾根に出たところで、寒峰の道標がありました。


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ところが、この道標が指し示す矢印の方向が、尾根を回り込んで反対側に行く水平な道なのか、このまま左上へ続く尾根方向をさしているのか判然としません。GPSで現在地を確認してみると、地形図ではこのまま尾根を回り込んで水平に進み、少し先から左へ上がっていくように道が描かれています。しかし、ここから左の尾根に上がれば、その先で登山道と合流できそうです。つまり、左へ上がっていくのはショートカットということのようです。


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尾根に上がっていくトレースには赤テープもあるので、とりあえず左の尾根を登ってみることにしました。


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ところが、これが失敗でした。少し登っていくと、間伐材がそのまま放置されていて歩きにくいうえにトレースがまったくわかりません。たまに赤テープがあったりしますが、間伐する木にも間伐用の目印として赤テープが巻いてあるので、トレースの目印なのか間伐用の目印なのかわかりません。尾根の傾斜もきつくなり、このまままっすぐ登っていくのは厳しそうなので、右に移動して登山道に合流することにしました。


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10:38 数分後、明確なトレースを見つけました。どうやら、登山道に合流できたようです。結局、急がば回れということで、素直に登山道を辿った方が楽でした。


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しかし、そのあとはトレースがあまりはっきりしなくなり、薄いトレースを探しながら慎重に登っていきました。植林帯の中を通る登山道は往々にして不明瞭な道が多いうえに、作業をするためのトレースも残っていたりするので、うかつに歩くと間違いやすく注意が必要です。


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しばらく進んで、斜面が緩やかになったところで、足元に小さな道標が設置してありました。「登山道」と書かれた道標というのも珍しいなと思いつつも、とりあえず道を間違っていないということで、少し安心しました。


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二重稜線に挟まれた谷のような場所を進んでいくと、木立の間にピークが見えました。寒峰のピークではなさそうですが、方向からしてこの登山道がつながっている稜線上のピークのようです。


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少し先で、登山道は左の尾根のほうへ登ります。ここは道標などはなく不明瞭なトレースだけが判断材料なので、見落として直進しないように要注意です。


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10:48 左の尾根上に出たところで道標がありました。地形図の1279ピークのすぐ北になります。今度は迷いようがない明瞭な尾根道なので、矢印に沿って右に進みます。左の方からもトレースが来ていたので、どうやら先の道標のところから尾根通しで登ってくるとここで合流するようです。

つづく。

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| 2021年4月 寒峰 | 16:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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1ヵ月ぶりのリハビリ登山: 駒ノ尾山~後山縦走その2 

2021年4月6日(火) 岡山県美作市 後山(1,344m) 日帰り単独行 


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10:55 駒ノ尾山での休憩を終えて、後山への縦走開始です。1時間ぐらいで後山に着けると思うので、ちょうどランチタイムのタイミングです。


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駒ノ尾山から船木山までの縦走路は笹原の続く気持ちのいい尾根道です。


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駒ノ尾山避難小屋まで降りてきました。


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中を覗いてみると、結構きれいに保たれていました。作りは那岐山避難小屋と同じです。


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11:17 ちょっとした登り返しをこなしたところが、鍋ヶ谷山のピークでした。地形図にも名前の記載がある山ですが、登山道が通過しているだけで、山頂らしさは皆無です。


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鍋ヶ谷山は駒ノ尾山と船木山の中間あたりにあり、船木山がもう目の前に見えています。


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緩やかに下ってから、船木山のけっこうきつい登り返しが始まります。


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11:37 きつい登りが終わり、なだらかな尾根上に出てきました。船木山山頂までもう少しです。


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後山キャンプ場からの登山道合流点を通過します。


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11:45 船木山山頂です。ここも鍋ヶ谷山と同じで登山道が通過しているだけの山頂ですが、鍋ヶ谷山と違って南側だけ展望が開けています。また、少し広くなっているので休憩などすることもできますが、後山までもう15分程度なので、ここで休憩する必要があるかどうかはビミョーなところです。



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船木山から後山を眺めながら鞍部へと下ります。この鞍部が標高差50mほどあり、お昼前の腹ペコ状態には結構きつく感じました。


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後山への登り返しに取り掛かるころにはすっかりシャリばて状態になり、たまらずラムネをかじりました。駒ノ尾山で食べたラムネは、1時間かからずにすっかり消費されてしまったようです。


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12:08 後山山頂に着きました。誰かいるかと思いきや、幸いにも誰もいませんでした。騒がしい話し声も、不快な喫煙の臭いもない、静かで気持ちのいい山頂でランチタイムを過ごせます。平日登山万歳!


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着いてすぐ、岩をベンチ代わりにして食事の用意です。今日はちょっと肌寒そうということで、体が温まるカップラーメンにしました。カップヌードルのグリーンカレー味です。


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副食の北海道カルパスでタンパク質の補給も忘れません。


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ラーメンができるまでの間で、自撮りタイムです。エクスカーションジャケットは、暑かったので駒ノ尾山からは脱いできました。


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兵庫県の建てた標柱もありますが、岡山県人なので、岡山県の標柱で自撮りしました。


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もう一つ、ステンレス板の山名板がありましたが、これは千種町の人が設置したものみたいです。


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ラーメンができあがる頃なので、自撮りは終えて食事の準備です。いままでは割りばしを持ってきていましたが、今回からは山用のカトラリを用意しました。といっても、すべて100均で買いそろえたものです。スプーンとフォークは竹製のもので、入れ物はペンケースを利用しています。まだ余裕があるので、箸も加えようと思います。


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赤いエビと緑の乾燥野菜が彩りよくおいしそうです。グリーンカレー味ですが、それほど辛くはなかったです。ちょいピリ辛という感じです。


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今回も、セリアのミニテーブルが活躍しています。ベンチもテーブルもない山頂で地面に食べ物を置かなくて済むのは、精神的に安心です。


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食後は、いつものカフェラテで、平日登山に乾杯!


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13:07 山頂でたっぷり1時間休憩しましたが、その間誰も来ませんでした。完璧な貸し切り登山を満喫し、下山開始です。


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13:24 船木山を通過。


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縦走路の先に駒ノ尾山がばっちり見えています。


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往路でしんどい思いをしたきつい登りですが、下りは意外なほどあっさりでした。下りだからということもあるかもしれませんが、やはり空腹感があると登りはきつく感じるということみたいです。


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13:47 鍋ヶ谷山を通過します。


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鍋ヶ谷山からみる駒ノ尾山は、けっこう遠く感じます。


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次の小ピークまで来ると、さすがに駒ノ尾山も近くなったと感じます。


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14:09 駒ノ尾山に戻ってきました。やっぱり誰もいません。静かです。


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空が曇って陽射しがなくなったので少し肌寒く、5分ほど休憩しただけですぐに出発です。


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山頂直下で美作市(東粟倉)への登山道を左に分けます。西粟倉の黒岩峠の登山口は道なりに右へ進みます。


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14:39 休憩舎を通過します。空はすっかり雲が覆いつくし、なんとなく怪しい雲行きになってきました。今日は降雨予報はなかったはずですが、もしかすると一雨来るかもしれません。なので、休憩なしでさっさと下ります。


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14:55 登山口に戻ってきました。駐車場にもやっぱり誰もいません。今日は、入山から下山まで誰にも会わない静かで安心の貸し切り登山でした。登山口近くまで降りてきたころから、弱い霧雨が降り始めましたが、駐車場を出ようとしたタイミングで本格的な雨が降り始めました。ギリギリで雨も回避でき、妙にお得感のある山行でした。


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なお、黒岩峠の休憩舎の中にトイレはありますが、手洗い用の水道はありません。登山口の横に湧水を引いてきた水場がありますが、ほとんど水は出ていなかったし、たまっている水も手を洗うのを躊躇する状況なので、ウェットティッシュなどを用意しておいた方がいいです。


行動時間は、休憩込みで5時間半ほどでした。1か月ぶりということで、きつ過ぎず、さりとて緩すぎず適度に疲労感のあるいい運動ができたという感じです。

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| 2021年4月 駒ノ尾山~後山 | 21:17 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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1ヵ月ぶりのリハビリ登山: 駒ノ尾山~後山縦走その1 

2021年4月6日(火) 岡山県美作市 後山(1,344m) 日帰り単独行 


3月最後の土曜日は早起きできずで無駄にし、日曜日は雨で出かけられず、結局1か月間まるまる山から遠ざかっていました。しかし、そのおかげでなんだか疲労感がやっととれたみたいで、久しぶりに仕事の入らなかった平日に早起きして山に行くことができました。


1か月ぶりということで、あまり標高差の大きい山は避け、かといってぬるすぎる里山もリハビリにならないので、標高差が小さく距離を歩く縦走路を歩くことにしました。岡山で縦走といえば、蒜山三座、毛無山~金ヶ谷山、櫃ヶ山~星山、那岐連山などがありますが、どれも結構ハードなので、登山口の標高が一番高くて標高差の小さい駒ノ尾山~後山の縦走路をピストンすることにしました。


このルートは、2019年11月に歩く予定でしたが、台風の被害で林道が通行止めになり、やむなく後山だけ登って帰ったので、駒ノ尾登山口から歩くのは初めてです。後山から駒ノ尾山への縦走は過去に一度あるのですが、駒ノ尾山から後山へ歩くのは初めてなので、半分初めて歩く縦走路です。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート ジップロングスリーブオールイヤー
 ミドルレイヤ: マムート エクスカーションアドバンストジャケット
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート コンベイ プロ GTX HS フーデッドジャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ソフテックトレッカーズパンツ
 ハードシェル: ミズノ ベルグテックEXレインパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: バーグハウス メリノウール トレッキング ソックス
 シューズ: マムート デュカンハイGTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンライト28L
 ストック: なし


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晴天予報ではあったものの、花冷えで気温はちょっと低めの5度ぐらい。風はあまりないとのことで、防風対策よりも防寒対策重視でウェアリングを選びました。ベースレイヤはウールを13%混紡したマムート ジップロングスリーブオールイヤーで保温重視の選択です。ミドルレイヤにPrimaloft Performance Fabric Dryを生地に使った薄手フリースのようなマムート エクスカーションアドバンストジャケットを行動着としてチョイス。保温性と汗抜けのバランスを考えて、ウィンドストッパーのソフトシェルではなく、あえて風通しのいいプリマロフト素材のジャケットにしました。若干肌寒さはあったものの、とりあえずこの組み合わせでいけましたが、思ったより風が冷たかったので、ウィンドストッパーのソフトシェルでもよかったかもしれません。


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バックパックは新アイテムのマムート トリオンライト28Lです。色違いの現行モデルより1つ前のモデルの中古品ですが、形や構造は現行モデルと同じです。冬期テント泊山行のアタック用バックパックとして2020年3月に購入しましたが、昨年は積雪期にテント泊山行ができなかったので、まったく出番がありませんでした。今回、無雪期の日帰り登山になりましたが、ようやく使い心地を確認することができました。20Lだとけっこうパツパツになってしまう荷物でしたが、28Lとなるとさすがに余裕です。本体は700gと軽量で、高さも48cmしかないので、背負った感じはもっと容量の小さいバックパックのようでした。



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8時30分頃に道の駅あわくらんどに到着。トイレに立ち寄り、コンタクトレンズを装着し、駒ノ尾登山口のある黒岩峠駐車場を目指して出発。事前に通行止め情報がでていないことをネットで確認してきたものの、単に見つけられなかっただけという可能性もあるので、少しドキドキしながら林道ダルガ峰線に向かったところ、無事に黒岩峠駐車場にたどり着きました。


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9:37 誰もいない駐車場に車を停め、ささっと準備を済ませました。1か月ぶりの登山ということで、少し入念に準備運動をして出発です。


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登山口は林道を挟んで駐車場の向かいにあります。やたら立派な木の渡り廊下のようなものが設置されていて、なんだかすごくお金と人手をかけて整備されているという感じです。考えてみれば、西粟倉村にとってちゃんとした登山ができる唯一の山が駒ノ尾山なので、気合が入るのも当然かもしれません。


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登山道に入ると、よく整備された広い道が続きます。真ん中に手すりまで設置されていて、岡山県下でもっとも整備の行き届いた快適な登山道と言っても過言ではありません。


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道標もそれぞれの地点までの距離と、現在地の標高が記載されていて、至れり尽くせりです。


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そのうえ、ちゃんとしたベンチまで設置されています。岡山県の最優秀登山道賞を授与させていただきたい気分です。


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標高差50m、距離270mで次の道標が設置されていました。しかも、休憩舎までの距離まで書いてあるなんて、どこまで親切やねん! 


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登山道はあまり急傾斜の所もなく、あいかわらず手すり付きの階段が続いています。もしかして山頂まで続くのかと思いながら登っていきます。もっとも、手すりもところどころ壊れていたり、階段も痛んでいるところがあったりで、さすがに完全無欠の整備状況とはいかないようです。


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10:00 山小屋のようなものがあるなと思ったら、これが休憩舎のようです。


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ログハウス式でけっこうしっかりとしているので、急な雨降りなどの避難小屋としても十分使えそうです。もっとも、窓が筒抜けなので、横殴りの雨のときは厳しそうです。中にベンチでもあればよかったんですが、そこまで要求するのは贅沢でしょうか。


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休憩舎からの展望はそれなりにありますが、特に何が見えるということもありませんでした。天気が良くて空気が澄んでいれば、四国の山々がみえるのかもしれません。


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休憩舎のすぐ下にアセビらしき花が咲いていました。あまり詳しくないのですが、多分アセビだろうと思います。


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休憩舎の前の道標には標高の記載がありませんでした。どうせなら、ちゃんとしていただきたいものです。ちなみに、休憩舎の標高は1090m地点です。


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休憩舎からしばらく登ったところにもベンチがありました。しばらくといっても、わずか6分ほどの距離なので、これほど頻繁になくてもと思わないでもありません。とはいえ、お年寄りや子供連れのハイキング客などにはうれしい設備かもしれないので、無いよりある方がうれしいのは当然です。


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休憩舎から10分ぐらいのところに、コンクリートの墓石のようなものがありました。


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何かと思ったら、どうやら何かの土台だったもののようです。そういえば、途中に展望台と書かれた道標があったので、もしかしたらこれのことかもしれません。いまとなっても、展望台跡ですが。


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展望台跡にあった道標では、標高1150mとなっていました。


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展望台跡を過ぎると、再びゆるりとした上り坂が続きます。


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駒ノ尾山山頂が近くなると、傾斜がやや急になり、登山道も雨で削られたのか、崩れた部分が目立ち始めました。といってもこの辺りだけですが。


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10:35 駒ノ尾山山頂に着きました。さすがに平日の10時台ということで誰もいません。休憩なしで上がってきたので、ここで荷物を下ろして大休止をとります。


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まずは展望を楽しみます。北方向は、手前になだらかなダルガ峰、その左後方に沖ノ山、右奥に東山が見えています。さすがにもう雪は無いようです。


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東山のさらに右後方に見えているのは、扇山だと思われます。


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扇ノ山をズームアップすると、山頂付近にはまだわずかですが残雪があるのがわかります。後山より40mほど標高が高いだけなのに、あちらにはなぜ残雪がまだあるのでしょうか。やはり日本海に近い分、積雪量が多いのかもしれません。


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扇ノ山から視線を少し右にずらすと、まだたくさんの残雪をまとった氷ノ山も見えていました。あちらはさすがに標高が1500mなので、まだ広く残っているようです。といっても、もう1週間ほどの命かもしれません。


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西に目を向けると、那岐山が見えました。那岐山には残雪らしきものは全く見えません。


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那岐山の右後方にいくつかのピークが連なった山が見えていますが、おそらく泉山でしょう。霞んでいたため、さすがに大山までは見えませんでした。


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一通り展望を楽しんだら、少し小腹が空いたので、ラムネをかじりました。朝食のパンが一つ残っていたのですが、もう11時近いし、後山に12時頃着いたらすぐにランチタイムなので、ここはラムネで空腹感を紛らわせて置きます。

つづく。

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| 2021年4月 駒ノ尾山~後山 | 22:04 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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烏ヶ山南麓で巨樹探訪: 烏ヶ山その2 

2021年3月7日(日) 鳥取県江府町 烏ヶ山南1180ピーク 日帰り単独行 


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11:20 双子の大ブナから5分もかからず、烏ヶ山と1180ピークとの鞍部まで登ってきました。ここからは、烏ヶ山南峰の崩落した南壁が眼前にそびえているのが見えます。少しガスが出て見えにくくなりましたが、初めて見る風景だけにしばし見入ってしまいました。


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この鞍部にはテントを張った跡があり、わりと最近誰かがテント泊をしたようです。


さて、いつまでも風景に見とれていても仕方がないので、この後の行動を決めなければなりません。北上して烏ヶ山に登ることも考えましたが、けっこうな急斜面だし、南峰まででも1時間以上かかりそうです。かなり気温が高くなって雪はゆるゆるの状態なので、これから雪の急斜面を登るのはリスクがあるしかなり体力を消耗しそうなので、烏ヶ山登山はやめることにしました。時間的にも人が多くなりそうなので、狭い雪稜でのすれ違いなどは避けたいところです。


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ということで、南にある1180ピークに登ってみることにしました。この鞍部からなら標高差は50mしかありませんし、騒がしい集団はピークを越えて反対側に下ってしまったみたいで、声も聞こえなければ人影も見えません。


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11:30 鞍部から5分ほどで1180ピークに着きました。比較的緩やかな尾根を伝って登ってきましたが、上の方はわりと狭く、笹が邪魔をしていたり部分的に急傾斜になっていたりで、それほど楽ではありませんでした。


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しかし、振り返った時に目に飛びこんできた絶景に、多少の苦労は忘却の彼方に飛び去ってしまいました。惜しむらくは、もっと烏ヶ山が雪をかぶって真っ白だったらということぐらいです。左手には大山も見えているはずですが、木々に邪魔されてみることはできません。とはいえ、1180ピークが烏ヶ山のビューポイントであったことがわかっただけでも収穫でした。


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反対の南側に目を向けると、雲海とまではいかないまでも、目線よりも低いところに雲が出ていて、わずか1180mのピークなのに、ずいぶん高いところにいるかのような気がします。



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ひととおり1180ピークからの景色を楽しんだところで、少し早めのランチタイムとすることにしました。烏ヶ山を正面に見る場所で、霧氷の爆撃をさけるために上に木の枝がないポイントを整地してベンチを作りました。


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今回も菓子パンとカフェオレの簡単なランチです。カフェオレは、いままで飲んでいたのがちょうどなくなったので、新しく「大人のほろにが」という味のカフェオレを買いました。いままでの通常タイプのカフェオレスティックはちょっと甘すぎると思っていたので、今回のほろにがはちょうどいい感じでした。山で飲むなら、多少甘くてもいいのですが、やはりすこし甘さは抑え気味の方が好みです。


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ということで、今回は烏ヶ山南峰に乾杯です。


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今回は、食後のデザートもあります。ブルボン チョコブラウニーはバックパックに入れていても簡単にはつぶれたり折れたりしないので、山に持ってくるには便利なスウィーツです。濃厚なチョコレートの味と香りですが、ねっとりとするようなしつこい甘さはなく、なかなか美味でお気に入りです。


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デザートを食べていると、烏ヶ山南峰の頂上あたりに人影がいくつか見えました。日曜日なので、登山者はけっこういるみたいです。それに比べて、誰もいない1180ピークのなんと静かで平穏なことでしょう。今日はピークハントにしなくて正解でした。


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12:24 かれこれ1時間近くも1180ピークでのんびりとしていたので、そろそろ下山することにしました。下山は、スノーシューの集団が下ったのと同じ、南側へ下ることにしました。


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下り始める直前、木立の向こうに大山南壁が見えました。木立がもっと少なければ、すっきりと見えていたのでしょうが、残念ながらそういう場所はなさそうです。


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ピークの南端に、まるで動物がはい出してきたかのような大きな穴がぽっかりと口を開けていました。どういう理由でこんな穴があいたのかわかりませんが、踏み抜く可能性もあるということで、警戒しながら降りたほうがよさそうです。


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ガスに覆われた鏡ヶ成は左前方(南東方向)になりますが、とりあえず斜面を南へと下ります。


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それほど急傾斜というわけではありませんが、場所によっては要注意な感じの斜度になっているところもあり、スリップに気を付けながらどんどん下ります。幸い、踏み抜くようなことはありませんでした。


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12:34 斜度が緩やかな広い谷筋に降りてきました。ここからは楽なスノートレッキングとなります。


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はじめのうちは直径の小さい木ばかりが生えている森の中を下ってきましたが、標高1050mあたりから直径1m級の巨木も見られるようになってきました。


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12:40 巨樹を探しながら下っていると、右手南側の尾根に太そうな木が見えたので登ってみると、幹周4m級と思える巨樹でした。


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高さ4mぐらいのところで2本に枝分かれしていて、太い主幹が上まで伸びているような迫力はありませんが、地上1.3mの部分の太さはなかなかのものです。


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樹種はなんだかよくわかりませんでした。ナラ類にしては縦割れがあまり見られないし、どちらかといえば鱗片状に剥がれそうな感じなので、ケヤキのようにも思えます。


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根元にはミズナラらしい落ち葉があり、ミズナラなのかもしれませんが、この木の落葉かどうか確証がないのでいまいちよくわかりません。


この巨樹のあった尾根の隣の尾根にも太い幹の木が見えたので谷を渡って見に行ってみましたが、幹周4mを越えるような大物ではなさそうだったので、最初に下っていた尾根に戻りました。


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ところが、今度は北側にある隣の尾根に別の巨樹を見つけました。


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近寄ってみると、2本の木が合体したようにも見えるので、もしかしたら合体木かもしれません。樹種に関しては、木肌の感じから先ほどの尾根上にあった巨樹と同じもののようで、やっぱりよくわかりません。ただ、この木のある場所は谷筋に面した尾根斜面で比較的低い場所なので、もしかしたら水気の多い土壌を好むカツラかなと思わないでもありません。もうすこし、木の勉強をしたほうがよさそうです。


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合体木のような巨樹から少し上の尾根に見えていた巨木です。ぎりぎり4mに届かないかもしれないという大きさでした。こちらは、ミズナラで間違いなさそうです。


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ミズナラらしき巨樹を確認した後、尾根の上の方にも大きな木が見えたので登り返してみたところ、見えていた木はそこそこでしたが、北側の谷の真ん中に大物がいました。


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足元まで降りて見上げると、苔むした主幹にぶっといツルが巻き付いてなかなかの風格です。


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直径2mにわずかに届かず、幹周5m後半といった感じです。樹種は、こちらもミズナラのようです。ミズナラばっかりじゃねえかと思うかもしれませんが、標高1000mあたりのブナを主体とした落葉樹の森の中で巨樹となる木はブナかミズナラぐらいで、たまにトチノキやケヤキなどがあるという感じです。なので、似たような樹種になるのは仕方がないところです。


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この木のある周囲は巨木が多く、さながら巨木の森といった雰囲気でした。


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前の写真の左上に見えていた木です。どうやら幹周4m級のようで、巨樹といって差し支えなさそうです。下に見えているのが、さきほどの大物です。


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その後、さらに上の方へ登り返して、2本の巨樹を確認して、下山を再開しました。


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10分ほど下ると、シートでぐるぐる巻きにされた巨木がありました。それほど大きいというわけではありませんが、なぜこの木だけ保護されているのか良くわかりません。ここから5分ほどのところに先ほどの大物があり、そちらもわりと痛みが目立つので、保護するなら大物のほうもすべきではないかと思うのですが、この木でなければいけないなんらかの理由があるのでしょう。


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シートでぐるぐる巻きにされた木を過ぎると、大きな木は目につかなくなったので、まっすぐ鏡ヶ成に向かって帰ることにしました。赤テープも足跡もない平坦な森の中ですが、鏡ヶ成にある擬宝珠山が見えていたので、その方向に向かって歩くだけです。


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13:42 そろそろ鏡ヶ成が近くなってきたところで、ちょっと深い谷にぶつかりました。雪があるので強行突破してもいいのですが、少し谷沿いに下って渡りやすそうなところを探すことにしました。


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1分もしないうちに、谷に降りるのに手頃そうな緩斜面を見つけたのでここで渡ることにしました。


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13:51 谷を渡り少し歩くと、大山環状道路にでました。もう少し鏡ヶ成に近いところに出たかったのですが、手前でまた谷にぶつかってしまったので、そのまま谷沿いに道路に出たというわけです。幸い、道路脇には歩ける幅の雪が続いていたので、クランポンのまま道沿いを歩いて鏡ヶ成に向かいました。


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キャンプ場入口向かいに、烏ヶ山正面道の入口があり、あたらしい案内板らしきものが設置されていました。通行禁止になっていた正面道がまた解禁されたのかもしれません。


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14:00 ちょうどいい時間に鏡ヶ成に戻ってくることができました。朝は吹雪のような状況だし、なんの当てもなく広い森の中をさまようことになるのでどうなることかと思いましたが、思いのほかたくさんの巨樹巨木に出会て満足です。新小屋峠ルートから北側の烏ヶ山東麓の森や、今日歩いていない南麓の森にまだ見ぬ大物が人知れずいるかもしれないので、また訪れてみたいと思います。

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| 2021年3月 烏ヶ山 | 20:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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