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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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けっこう疲れたスノートレッキング: 笛吹山その2 

2020年2月11日(火) 鳥取県江府町 笛吹山(標高997.1m) 日帰り単独行 


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雪をスノーシューで踏み固めてならした後、荷物を降ろして一息つきました。雪が柔らかいときにそのままバックパックを置くと雪まみれになるし、休憩するのに座ることもできないので、いちいち踏み固めないといけないのは面倒ですが、あとでへんなところが濡れていたりすると不快だし、出発時に雪を払ったりするのも面倒なので、最初が肝心というわけです。


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このときの気温は3度でした。気温だけ見るとけっこう寒いのですが、陽射しがあるのでダウンジャケットを着たくなるほどではありません。街で3度だと震え上がるほどの気温ですが、なぜか山だとそうでもないというのが不思議なところです。


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これから始まる新雪の急登に備えて、ラムネでエネルギー補給をしておきました。


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11:33 休憩を切り上げて、笛吹山へ最終アタック開始です。けっこうな傾斜ですが、さすがにつぼ足ではかえって疲れそうなので、スノーシューのまま登りました。登り始めて少しすると、途中で休憩していたソロ男性が追いついてきて、僕が苦労して着けたトレースをたどって楽々とすぐ後ろまで来ました。こちらは相変わらず新雪の急坂をあえぎながら登っているのに、涼しい顔をしてすぐ後ろで待っているのを見るとなんだかムカつきましたが、自分が同じ立場でもそうなるでしょうからそんなことで腹を立てても無意味です。トレース泥棒という言葉がありますが、以前はトレースがあればそれをたどるの当たり前なので何言ってんだかと思っていました。しかし、このときはそういいたい気持ちがよくわかりました。


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11:47 ようやく急登を登りきり、山頂までたどり着きました。わずか15分ほどの時間でしたが、そこそこ疲れました。もしも三の沢から槍尾根へ登ろうとしていたら猛烈なラッセルになっていたことでしょう。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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笛吹山の山頂は細長い形をしていて、登ってきたところから三角点まで20mほど歩かないといけませんが、すぐ後ろにいるソロ男性もどうせ三角点まで行くだろうから、こんなところでお見合いみたいな状態になりたくないということで、登って来たところですぐに脇へそれて、少し広い場所でランチタイムにすることにしました。振り返れば南壁が見えますが、木々が邪魔で撮影スポットとはいえない状況です。三角点のあたりに行けばもう少し展望がいいのかもしれませんが、とりあえず誰もいなくなるまでのんびりすることにします。


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東にある烏ヶ山は綺麗に見えました。


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ここでも雪を踏み均して、椅子代わりになるように雪を盛って手で突き固めてランチの準備完了です。スノーシューをはいたままだと邪魔くさいので、スノーシューも外しました。


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本日のランチは、簡単にパンとカフェオレだけです。ラーメンは石鎚山で食べたばかりなので、少し趣向を変えました。


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食後に、とりあえず記念撮影。


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出発前に、アミノ酸でパワーアップしておきます。


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12:37 ランチタイムを終えて、三角点のほうへ向かいます。


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三角点らしい場所は少し広場のようになっていましたが、三角点は雪の下なのでGPSで三角点にいることを確認できただけです。


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三角点からは予想通り南壁の展望が広がっていました。とはいえ、左右は木の枝がかぶさってくるので、南壁全部がみえるというわけではないのが残念なところです。


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アップにすれば少しは木の枝の邪魔な感じは弱まりますが、やはり左右がすっきり見えないのは気になります。おそらく、昔はもっとすっきり見ていたんでしょう。


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12:50 ひとしきり南壁の展望を楽しんだら、下山開始です。


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スノーシューで急勾配を下るのはうまくないのですが、雪がやわらかくよく沈むのでスノーシューのまま下ります。


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13:21 文殊堂まで戻ってきました。


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大山パークウェイに出てくると、三の沢の前辺りに休憩している人がいました。決して入山者数は多くないはずなのに、なぜか人に会ってしまうというのはどういうことなんでしょうか。時間的に下山するタイミングなんでしょうか。


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三の沢から南壁をバックに記念撮影をして、すぐに鍵掛峠に向けて歩き出しました。


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13:51 鍵掛峠でも自撮りだけして、すぐに出発です。


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健康の森の入口前から烏ヶ山が正面に見えていました。奥大山スキー場から烏ヶ山につながる尾根を経由して烏ヶ山に登ってみたいと思っているのですが、今年はスキー場が営業していないので、チャンスかもしれません。


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14:39 ゲートまで戻ってきました。


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休業中のスキー場は、すっかり雪原と化していました。


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14:43 駐車場所まで戻ってきました。久しぶりにスノーシューを使ったのと、今回履いてきたノンブランドのウールソックスが太目の毛糸で編んだものでやや硬いものだったためか、足の裏の指の付け根に近いけりだす部分が痛くなってしまいました。途中からスノーシューを脱いでつぼ足で戻って来たのですが、靴を脱いで確認してみると、破れてはいないものの水ぶくれのように皮膚がはがれた状態になっていました。


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帰りがけに御机のかやぶき屋根のところに寄って見ると、朝と違って誰もいませんでした。あいにく、屋根の雪は溶けてしまっていましたが、冬らしい気持ちのいい風景を楽しめました。

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| 2020年2月 笛吹山 | 21:40 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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けっこう疲れたスノートレッキング: 笛吹山その1 

2020年2月11日(火) 鳥取県江府町 笛吹山(標高997.1m) 日帰り単独行 


9日の石鎚山登山の後、中1日で大山三の沢近くにある笛吹山にスノートレッキングに行ってきました。朝から晴天予報だったので、家でのんびりするにはもったいなさ過ぎるし、かといって気温が高くなる予報だったので、がっつり登山となると踏み抜きまくりで大変なことになるのは目に見えています。しかも雪崩の危険もあります。ということで、お気楽に楽しめそうなスノーシュートレッキングで、以前から行ってみたかった笛吹山に行くことにしました。


笛吹山は、三の沢の文殊堂から南へ伸びる尾根の先にある山で、標高は997.1mと高くはありませんが、正面に南壁を望む展望台のようなロケーションです。しかし、無雪期は木々が邪魔でほとんど南壁が見えないらしく、行くなら葉が落ちた晩秋から春までの積雪期がいいとのことなので、ちょうどいい機会でした。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ミレー ドライナミックメッシュ3/4シャツ
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインLWラウンドネックシャツ
 ミドルレイヤ: バーグハウス プラヴィターレライトジャケット
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート マサオジャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: ショーワ テムレス02ウィンター
 キャップ/ハット: なし
 バラクラバ: なし

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインLWタイツ
 ミドルレイヤ: マーモット AWストレッチパンツ
 ハードシェル: なし
 インサレーション: なし
 ソックス: BVD 5本指化繊ソックス(インナー)
     ノンブランド ウールソックス
 シューズ: シリオ 712GTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンプロ35+7L
 ストック: ブラックダイヤモンド トレイルコンパクト
 アックス: なし
 ゲイター: マムート ゴアテックスゲイター
 スノーシュー: TSL 225


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今回は晴天予報で最高気温は5度ぐらいと高かったので、ハードシェルパンツではなく冬用の山パンツをチョイスしました。そのため、久しぶりにゲイターを着用しました。使用したゲイターは、新しく購入したマムート ゴアテックスゲイターです。今まで使っていたアウトドアリサーチのバーグラスゲイターにクランポンを引っ掛けて穴を開けてしまったので、ちょうどセールになっていたマムート ゴアテックスゲイターを購入したというわけです。ゲイターなんていろいろと使うものではありませんが、マムート ゴアテックスゲイターはなかなか優れものでした。おススメです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




せっかく朝から晴天になるということで、石鎚山の疲れが残っているところをがんばって4時に起きて、日の出前に朝日に赤く染まる南壁を撮影するために御机にやってきました。本当は、三平山の麓あたりから撮りたかったのですが、雪で登山口のほうへ入っていけず、他にいいロケーションも見つからなかったので、御机までやってきました。かやぶき屋根の小屋と南壁のロケーションで有名な撮影スポットなので、予想通りかやぶき屋根の小屋の近くにはカメラマンが10人ぐらいいました。さすがにそこで一緒に撮影する気にはならないので、少しはなれたところにある五輪塔のあるところで撮影することにしました。


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7:10 いい具合に南壁が赤く染まってくれて、早起きした甲斐がありました。雪をかぶったかやぶき屋根の小屋が少しだけ雪原の奥に見えています。その小屋の前に人の姿がぞろぞろと並んでいるのですが、カメラの高さを調整してちょうど見えなくなるようにしました。


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西の空に浮かんだ残月の風景が綺麗だったので、ついでに撮影しておきました。


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南壁全体が赤く染まるを楽しみにしながら待っていると、あろうことか大山の東側に大きな雲の塊が発生して、朝日をさえぎってしまったではありませんか。写真では写っていませんが、烏ヶ山からさらに東のほうにも大きな雲の塊がたくさん浮かんでいて、南壁全体が赤く染まるのを見るのは絶望的な状況になってきました。


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7時30分近くまで待ってみましたが、南壁の東半分が雲に邪魔されて赤く染まらないので、あきらめて撮影を終えることにしました。


撮影後、奥大山スキー場までやってきたのですが、なんと奥大山スキー場は今シーズン営業休止中で、スキー場の駐車場は使用できません。おそらく駐車場脇にあるトイレも使用できないと思われます。当てにしていなかったのでいいのですが、当てにしてきたら困ったことになるところでした。


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除雪は駐車場の手前で終わっていて、駐車スペースは10台分ぐらいしかありませんでした。ちゃんと除雪してある場所はすでに満車になっていて、かろうじて停められそうな場所が1箇所だけ空いていたので、なんとか駐車することができました。写真に写っている黒い車は高齢男性2人が乗っていて、僕が停めた後にやってきて雪がたまっているところに無理やり突っ込んで雪の塊に後ろをぶつけてガリガリやっていました。こちらの車に幅寄せするような雑な停め方だし、なんだかなと思った次第です。


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8:23 大山パークウェイのゲートを通過します。この時間でもすでに雪はやや重い感じになっていて、この後どんどん重くなってきそうなよかんです。


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8:48 風はほとんどなく20分も歩くと暑くなってきたので、途中で休憩をとってクールダウンしました。


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頭上には雲ひとつない青空が広がっていて、絶好のトレッキング日和です。


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道路わきにある反射板付のポールがほぼ埋まっているので、積雪量は70センチぐらいあるみたいです。さすが豪雪地帯だけあって、石鎚山よりも積雪量はかなり多いなと感じます。


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9:07 健康の森入口に着きました。健康の森へもトレースがついていたので、入山した人もそこそこいるみたいです。とはいえ、石鎚山のときと比べるとほとんど人に会っていないので、静かで気持ちのいいトレッキングを楽しめそうです。これが大山夏山登山道だと、きっと人だらけになっていることでしょう。やっぱり山は静かなのが一番です。


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お腹が減ったので、健康の森入口で休憩していくことにしました。トレース脇の雪を踏み固めて休憩スペースを作り、バックパックを下ろして一息つきました。


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石鎚山でも食べたカレーパンをほおばります。カレーの味が濃くてなかなか美味です。


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パンだけではいまいち満足できなかったので、行動食としてもってきたラムネも食べておきました。ラムネは90%がブドウ糖でできているので、行動食として最適です。


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9:24 休憩後、鍵掛峠に向けて出発しました。


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9:36 鍵掛峠には誰もいませんでした。


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すでに日が高くなって南壁は陰影がないため、立体感のない平面的な写真になってしまいましたが、青空をバックに真っ白な南壁が光り輝く様はなかなか見ごたえがありました。


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9:50 鍵掛峠で少しまったりしたあと、三の沢に向かいます。


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左手に見える三角形のピークが笛吹山です。


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正面に白く輝く南壁を眺めながら、のんびりと歩いていきます。この先でスノーシューのトレースとワカンのトレースが平行してついていた箇所があったのですが、スノーシューは5センチほどしか沈み込んでいないのに対して、ワカンは20センチ近く沈んでいて、スノーシューの浮力のすごさを実感しました。実際、自分がはいているスノーシューでもトレースのない新雪に踏み込んでも5センチぐらいしか沈まないレベルだったので、歩くのがとても楽でした。とはいえ重さがあるのは事実なので、山に登るときはやはりワカンの軽さを選ぶだろうと思います。


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10:21 文殊越えの入口です。文殊越え方面へのトレースはついていませんでした。


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10:27 三の沢に着きました。前方からソロ男性が一人こちらに戻ってきていて、三の沢の上流に向かって2人が上っていくのが見えましたが、それ以外は人の姿はありません。この分なら、笛吹山へはノートレースかもと期待が膨らみます。


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三の沢はまだ堰堤が見えている状態なので、基本的に夏道経由で登っていくことになりそうです。この天気なら稜線まで登れば気持ちよさそうですが、おそらく猛烈なラッセルをすることになるので、日の出前から行動していないととても稜線までたどりつけないことでしょう。


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10:32 文殊堂の手前まで来てみると、笛吹山方面にトレースがついています。しかも、戻ってくる足跡はついていないので、誰かが行ったばかりということになります。誰もいないバージンスノーのトレッキングができると喜んでいたのに、こんなところまで人がいたとはがっかりです。でもまあ、こればかりは嘆いても仕方がありません。


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駐車場を越えて、尾根に足を踏み入れました。


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10:54 文殊堂と笛吹山の間にある小ピークです。


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振り返ると、木々の向こうに真っ白な大山が見えました。


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小ピークを越えて先へ進もうとすると、少し先で座ってお湯を沸かしているソロ男性がいました。どうやらトレースの主のようで、小ピークの先はトレースがありません。結果的に、ノートレースの笛吹山トレッキングが実現することになりました。


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11:01 小ピークと笛吹山の間にある鞍部まで下りてきました。ここから笛吹山への登りが始まります。


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ひと登りしたところに赤白のポールが立っていて、少し平坦な場所になっていました。この先勾配が急になるので、ここで休憩していくことにしました。

つづく。

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| 2020年2月 笛吹山 | 23:18 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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パウダースノーと青い空: 石鎚山その3 

天気予報では西日本の平野部でも積雪の可能性があるといっていましたが、いまのところ雨がぱらついた程度で雪が降りそうな雰囲気はありません。県北や鳥取県側はさぞかしどか雪かと思いきや、道路情報のライブカメラで見た限りでは数センチの積雪と天気予報がいうほどの降雪はないようです。とはいえ、今晩がピークのようなので、本番はこれからかもしれません。



2020年2月9日(日) 愛媛県県西条市 石鎚山(標高1982m) 日帰り単独行 


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食後、いいタイミングで天狗岳がまた姿を見せてくれたので、ひとまず自撮りしておきました。


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13:11 山頂に人が増えて来たこともあり、下山することにします。


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下りていくと、頭上は青空ですが眼下にはガスがまだけっこう残っていました。


二の鎖避難小屋でクランポンをチェーンスパイクに取換えました。登りでけっこう歩きにくかったので、下りはチェーンスパイクのほうが歩きやすいだろうということで、早めに換えておくことにしました。


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一の鎖の近くまで来ると、ガスはすっかり消えて、青空が広がってきました。


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振り返れば、白い石鎚山の岩壁が聳え立っていました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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夜明峠まで下りてきて、もう一度石鎚山を振り返ると、めったに見られない彩雲が出ているではありませんか。急いでコンデジで撮影したものの、画像を確認するとあまり色が出ていません。とりあえず後で編集できるようにRAWで撮影して、現像時にいろいろと調整してなんとか彩雲らしい雰囲気を出すことができましたが、実際に見たときの虹のような色づき具合を再現するにはいたりませんでした。一眼レフでPLフィルターを使って撮影していたら、もう少し違っていたかもしれません。やはり一眼レフをバックパックに入れてしまうととっさのことに対応できないというデメリットがあります。



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夜明峠の霧氷は、午後になってもまだ残っていました。まるで、桜が満開になったような雰囲気でした。


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青空が広がったおかげで、霧氷の白がよく映えます。


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14:04 前社が森小屋でも、小屋の上に霧氷の花が満開でした。


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朝は見えなかった瓶ヶ森もくっきりと見えていました。


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14:34 八丁まで下りてきました。ここから成就まで登り返しが始まります。かなり足腰にきていましたが、最後の登りをがんばります。


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八丁からすぐにけっこう急な階段が続きますが、それを過ぎれば比較的緩やかなだらだら坂なので、少しは楽に登れました。


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14:59 ようやく神門までたどり着きました。さすがに疲れたので、成就で少し休憩していくことにしました。


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そういえば、まだ遥拝殿から石鎚山を見たことがなかったので、無事に下山できたお礼もかねてお参りしてきました。残念ながら、このときには石鎚山頂にガスがかかっていて、完全な姿を見ることはできませんでした。


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成就社でチェーンスパイクも外して身軽になったので、ロープウェイ駅までサクサク下りました。しかし、この日陰の道が妙に寒くて、山頂にいたときよりも明らかに気温が低いと感じました。


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温度計を見るとマイナス5度でした。朝より2度高いだけです。山頂では春のような暖かさだったのに、変な感じです。


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15:25 ロープウェイ駅に着きました。駅舎の前から、瓶ヶ森が綺麗に見えていました。


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瓶ヶ森の背後、はるか遠くに見えるのは伊予富士あたりかもしれませんが、よくわかりません。


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15:50 小学生の団体と一緒になってちょっと窮屈だったロープウェイを下りて、駐車場に戻ってきました。


というわけで、久しぶりの雪の石鎚山でしたが、今回は天気予報がばっちり当たって、登頂とほぼ同時に晴れるという奇跡の山行となりました。いつもこうならいいのですが、けっこうだまされることもあるので、天気予報を当てにしすぎるのは危険です。


下山後は、駐車場脇にある石鎚山温泉に入りたかったのですが、時間が遅くなるのでさっさと帰ることにしました。しかし、高速道路にのってから少し走ると猛烈な睡魔に襲われ、たまらずPAで仮眠をとったら、なんと2時間も爆睡してしまいました。睡眠時間4時間ほどで早朝出発し、6時間半の長い山行だったのでさすがに疲れたようです。もっと早寝早起きを習慣づけないとだめですね。

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| 2020年2月 石鎚山 | 14:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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パウダースノーと青い空: 石鎚山その2 

明日17日から18日にかけて、西日本を中心に大雪になる恐れがあるみたいです。先週半ばからいきなり春のような天気になって今シーズンはもう雪の季節が終わったかとがっかりしていたところですが、さすがにそこまでひどい暖冬にはならなかったみたいです。山に雪が降るのは歓迎ですが、平野部まで大雪になるとなにかと支障が出るので、平野部の雪はほどほどにしてもらいたいものです。なんて身勝手な話が通用するわけないでしょうけど。





2020年2月9日(日) 愛媛県西条市 石鎚山(標高1982m) 日帰り単独行 


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11:43 休憩を終えて、二の鎖避難小屋を出発します。先ほどチラッとのぞいた青空ですが、すぐにガスにかき消されてしまいました。


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避難小屋裏から斜面を真横にトラバースする道が続きます。例年ならガッツリと雪に覆われた斜面ですが、今年は低木類がほぼ姿を見せているので、滑落の怖さはあまりありません。とはいえ、サラサラのパウダースノーになっているため、クランポンの爪があまり効かなくて、その分スリップに注意しながら歩きました。


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鉄階段も一部雪に覆われたいたりしましたが、ほぼ積雪のない状態でした。


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しかし、巨大なぶどうの房のようになった樹氷の枝が垂れ下がっていて、しゃがんで潜り抜けるのがけっこう面倒でした。


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弥山や天狗岳の岩壁が望める場所に着きましたが、ガスでほとんど何も見えません。うっすらと稜線のシルエットが見えていただけでした。


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12:06 三の鎖小屋前です。見えている小屋が避難小屋なのか、倉庫なのか、はたまたトイレなのか確認すればよかったと思いますが、トレースがついていなかったところをみると、冬季に利用できるような建物ではないのでしょう。


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続く鉄階段も、雪がなく楽に登ることができました。


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しかし、山頂が近くなるとさすがに楽に進ませてくれません。雪に埋まってしまった階段も現れます。とはいえ、まだ手すりが見えているだけましです。


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雪に埋まった鉄階段を過ぎると、いよいよ最後の難関です。山頂直下の崖下を通過するところですが、ここは上から落ちてくる雪が多いらしく、たいてい雪に埋もれています。雪の少ない今年も例外ではありません。ただ、その先の階段は見えていたので、雪の斜面をトラバースして夏道どおりに登ることができました。以前来たときは、完全な雪の壁になっていたので、夏道をあきらめて左手の雪壁をよじ登りました。


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最後の急登を登り追えて稜線に出て来たところで、奇跡のようにガスが流れて青空が現れました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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12:14 弥山山頂に到着です。


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石鎚神社の建物は不思議なくらい雪がなく、えびの尻尾もついていない状態で、ちょっと不思議な感じでした。


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青空が広がっているものの、天狗岳はまだガスの中から姿を見せてくれません。もったいぶりやがってと思いながら、とりあえず荷物を降ろしてハードシェルを着ておきました。山頂は少し風がありましたが、陽射しがあるためあまり寒くなく、中綿入りジャケットであるフレックスライトインシュレーションフーディの上に防風用にハードシェルを着るだけで大丈夫でした。


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一眼レフも用意して、天狗岳が姿を現すのを待っていると、ようやくガスが切れて天狗岳が見えるようになりました。


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期待していたほど真っ白になった姿ではありませんでしたが、ガスの中から天を突くような鋭鋒がそびえる姿は、神々しいという言葉がぴったりです。


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撮影場所を少し移動して、別アングルでも撮影しましたが、午後になると天狗岳の岩壁が陰になってしまうので、写真としてはいまいちです。やはり早朝から朝のうちがいい感じだと思います。ただし、そのためには泊まりで登らざるを得ないので大変です。


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気がつけば、天狗岳の山頂に登山者が一人。いい天気だし自分も言ってみようかと思いましたが、すでに時間は12時30分を回っています。13時ごろには下山にかかりたかったので、今回はあきらめました。


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山頂から登って来た方向を見下ろすと、ちょうど雲の切れ間から登山道と成就社が見えていました。成就社は、中央奥の少し白くなったところです。


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天狗岳が再びガスの中に姿を隠したので、ランチタイムにすることにしました。とんこつラーメンで温まります。


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出来上がったラーメンをおいしくいただきました。

つづく。

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| 2020年2月 石鎚山 | 12:14 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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パウダースノーと青い空: 石鎚山その1 

2020年2月9日(日) 愛媛県西条市 石鎚山(標高1982m) 日帰り単独行 


今シーズン最強の寒波が5日から6日にかけて来たおかげで雪不足だった四国の山にも積雪があったようで、久しぶりに石鎚山に登ってきました。


冬の石鎚山はどうしてもロープウェイ利用になってしまうので、登山開始時間が制限されるうえに、スキー客などと一緒になるのでロープウェイの待ち時間もあって最近は敬遠していました。石鎚山登山自体は、2017年10月以来ですが、積雪期となると2014年2月以来なので、なんと6年ぶりでした。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス L/S ハイブリッドパラマウントメッシュクルー
 ベースレイヤ: マムート パフォーマンスサーマルジップ L/S
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート フレックスライトインシュレーションフーディ
 ハードシェル: マムート マサオジャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: スマートウール メリノ150グローブ
       ショーワ テムレス02ウィンター
 キャップ/ハット: マムート トゥウイークビーニー
 バラクラバ: マムート バラクラバアークティックウィンドストッパー

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: バーグハウス メリノウール200タイツ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: マムート クルーズHSサーモパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: クロスプロ シルク5本指インナーソックス
       アイスブレイカー メリノウールミディアムクルー
 シューズ: シリオ 712GTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンプロ35+7L
 ストック: なし
 アックス: ブラックダイヤモンド ベノムアッズ ウィズ リーシュ



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今回の山行では、昨年3月に購入して以来、タウンユースで1度着ただけのマムート フレックスライトインシュレーションフーディを試してみました。タウンユースで十分な暖かさがあることを認識していたので、結構な寒さでないと暑過ぎて大汗をかくだろうということは十分予測でき、なかなか使用する機会がありませんでした。今シーズン最強の寒波が来た直後のタイミングということでちょうどいい機会でしたが、やっぱりそこそこ汗をかいてしまいました。


2016年の年末に南アルプスの鳳凰山に登ったときに、同じようなコンセプトのマーモット アイソザムフーディーでそれほど汗をかくこともなく行動できたので、今回もそんな感じだろうと思っていました。とはいえ、アイソザムフーディーよりも保温性能がよさそうだったので、インナーはマムート パフォーマンスサーマルジップ L/Sだけにしておいたのですが、それでも登りでは汗をかいてしまいました。ちなみに、鳳凰山ではマイナス5度でメリノウールEXPシャツ+薄手フリースを着ていました。


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マムート フレックスライトインシュレーションフーディを試してみた感想は、中綿入りジャケットの割には暑くなりすぎるというわけではなく、汗のかき方もウィンドストッパーのソフトシェルジャケットと大差ない感じでした。つまり、中綿入りジャケットとしては通気性や透湿性が優れているということなのでしょう。それに、風が吹いた場合の耐風性も十分なものがあり、厳冬期の冬山で気温が低いときは使えそうだなと思います。また、それほど寒くないときならダウンジャケットの代わりにもなりそうですが、ダウンジャケットほどコンパクトにならないのが残念なところです。それに、中にシャツ1枚しか着ないでいいのなら、サイズ的にユーロM(アジアL)では少し大きいので、ユーロSにしておけばよかったと思いました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




自宅を5時過ぎに出発し、石鎚山ロープウェイ前の駐車場(1日700円)に8時前に到着しました。駐車場にはすでにたくさんの車が停まっていて、ロープウェイ乗り場で待たされそうな雰囲気です。


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8:10 準備を終えて出発します。ロープウェイ乗り場までの階段と上り坂がなにげに疲れました。


ロープウェイは通常8時40分が始発ですが、スキー場が営業中の場合は8時ごろから動いているので、すでに始発は出ていました。その後は20分間隔となります。乗り場に着いたときは、すでに建物の外まで列ができていました。8時20分発の便を待つ人が改札を待つ列なのか、切符を購入する人の列なのかよくわからないので、いったん中に入って確認してみましたが、どうやら切符を買う人の列らしいので、再び外に出て列に並びなおしました。ここで列ができていたら、基本的には切符購入の列だと思ったほうがいいようです。切符を購入した人はすぐに改札前に行くので、外にまで列が出ることはないみたいです。


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8:48 満員のロープウェイを下りて、すぐに出発します。先週後半からの寒波で四国にも積雪はあったようです。


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しかし、積雪量は決してこの時期としては多くなく、せいぜい10センチぐらいといった感じです。ただ、雪質はサラサラのパウダー状態でした。


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ちなみに、気温はマイナス7度とけっこう冷えていました。この気温ならマムート フレックスライトインシュレーションフーディを着ていても汗だくなることはなさそうです。


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9:12 成就に着きました。まずは、左手にある白石旅館で登山届けを提出します。


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以前は中に入ったところに登山届が置いてありましたが、外に出されたようです。届けを出した後、縁台を借りてクランポンとアックスを装着しました。二の鎖まではチェーンスパイクでもいいかなと思いましたが、パウダースノー状態では爪の短いチェーンスパイクではせい動力が得られないだろうし、どうせ最後に付け替えるのならはじめからつけておけばいいだろうということで、必要なさそうなアックスもストック代わりにするつもりで装着しておきました。


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準備が整ったところで、出発します。


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登山道脇の木々は霧氷で白くなっていましたが、積雪量は予想外に少なく、登山道の石や木の根などが見えない程度に雪が覆っているという程度でした。おかげで、爪の長い10本爪クランポンでは歩きにくくて困りました。やっぱりチェーンスパイクにしておくべきでした。山では横着をしようとするとろくなことはありません。


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9:40 遥拝所の鳥居を通過します。天気はガスが出ていて展望はありませんが、今日はお昼前から晴れるという天気予報を信じて来たので、この時点ではガスっていても気にしません。


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9:45 最低鞍部の八丁まで下りてきました。ここから登りが始まります。


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階段はまだ見えていましたが、中途半端に雪が積もっていてつぼ足だとスリップしやすそうでした。その点ではクランポンを装着していてよかったと思いますが、爪の引っかかりに注意しないといけないので、良し悪しです。


途中で暑くなって汗をかき始めたので、標高1470m地点で休憩をとりました。気温が低いといっても、やはり登りでは暑くなります。登り始めたときは、中綿ジャケットなのにあまり暑くならないので、このまま行けるかもと期待しました、さすがに無理でした。インナーをもっと薄手のシャツにしておけばよかったのかもしれません。次回フレックスライトインシュレーションフーディを使うときは、インナーを春秋用のシャツにしてみようと思います。


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10:34 ためしの鎖下まで来ました。右上にためしの鎖が見えています。石鎚山のは何度も来ていますが、そういえば鎖場は二の鎖を一度のぼったことがあるだけです。すべての鎖場を通しで通過してみたいと思いつつ、ここ数年は肘や肩が痛いという状態が続いていたのでとても鎖場を登る気にはなれませんでした。今は右肘が痛いのですが、そろそろ痛みも軽くなって来たので、今年あたり挑戦できればと思います。


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とりあえず、今回は当然ながら巻道を行きます。


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10:36 前社が森に着きました。雪が少なかったおかげで、八丁から1時間弱でした。小腹が空いてしまったので、ここで休憩をとりました。


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11:03 前社が森で10分弱の休憩をとった後、夜明峠まで一気に登ってきました。晴れていれば、正面に石鎚山がどっしりと構えているのが見えますが、あいかわらずのガスで何も見えません。


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11:26 一の鎖のかかる小ピークを越えて二の鎖が見えるところまで来ました、やっぱりガスは晴れません。


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11:30 二の鎖下の鳥居です。雪が多ければ半分ほど埋まった状態になりますが、今年は土台の石がまだ見えている状態です。


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11:31 鳥居をくぐり、階段を上ると二の鎖避難小屋です。無雪期には公衆トイレとして使われる避難小屋ですが、奥側にあるトイレは使用不可でした。手前側の避難小屋は開放されていて、中にトイレがあるのか、室内はどういう状況なのか確認したかったのですが、くわえタバコのバカが2名ほど出入りしていたので中の様子は未確認です。


不特定多数の人が休憩する場所で喫煙するだけでなく、くわえタバコで避難小屋に入るようなモラルもデリカシーもないこの連中はロープウェイで一緒だったのですが、腰に金物類をぶら下げていたので天狗岳の岩壁でも登るのかと思っていました。しかし、こんな時間にこんなところでうろうろしているところを見ると、少なくともこの日は登るつもりはなさそうです。しかし、宿泊用の装備とは思えない大きさのバックパックだったので泊まりで明日朝から登るつもりとも思えなかったし、見てくれだけの似非クライマーだったのかもしれません。冬の天狗岳の岩壁を登攀するのならかなりの体力が必要だと思いますが、まともなクライマーならタバコでわざわざ心肺能力を劣化させるような愚行はしないでしょうから。


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前社が森で行動食を食べたばかりですが、またまた小腹が空いて来たので、昼食用にもって来たカレーパンをここで食べました。くわえタバコのバカの煙をかぎたくないので、小屋の一番端の風上になるところでさっさと食べました。


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そうこうしているうちに、ガスで真っ白だった空に青空が一瞬ですが見えました。天気予報がずばり的中したようです。この様子なら、これから山頂に向けて登っていくうちにガスが取れて晴れてきそうです。降雪直後の真っ白な天狗岳を想像して、期待に胸が高鳴ります。

つづく。


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| 2020年2月 石鎚山 | 21:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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やっと降った雪に喜び勇んで新設トレイルへ: 高清水トレイルその2 

5日夜からの寒気で、県北の恩原高原で45センチの積雪があったようです。これでようやく例年並みの積雪状況に近づいてきたようで、冬山を楽しむことができそうです。


今日から4連休の予定ですが、本日は山の天気がよくないみたいなので、家でゆっくりしてます。今晩もけっこう雪が降りそうですが、明日は四国方面の天気が回復しそうなので、久しぶりに遠征してみようかと思います。


というわけで、出かける前に先週のレポを完結させておきます。




2020年2月2日(日) 岡山県鏡野町 池川山(標高1030m) 日帰り単独行 


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御林山を越えると、道はいったん下ります。向こうに見えているのが今日のコースで最高地点となる池川山です。御林山から池川山にかけてはブナ林が広がっていて、歩いていて気持ちのいいコースです。


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10:46 池川山の道標です。標高は1030mとなっていますが、地形図では1031mとなっています。この差は何なんでしょうか。


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池川山からはしばらく平坦な道が続きます。本来は尾根道ですが、山頂部の尾根が広くて平坦すぎるため、尾根という雰囲気は皆無でした。


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10:51 丸山分岐に着きました。ここから南へ少し下ると丸山という三角点ピークがあるようですが、今回はパスです。


そういえば、御林山の手前あたりでスノーシューを装着したソロの男性が追いついて来たのですが、どんどん差をつめてすぐ後ろまで来たものの、追い越すわけでもなくずっと後ろをついて歩くので気味が悪いと感じていました。御林山から少しペースを上げて引き離したものの、池川山の登りでまた追いつかれてしまいました。こちらはつぼ足なので、登りでペースが上がらないのが原因のようです。


疲れてきたこともあって、丸山分岐で休憩して後ろをついてくるソロ男性をやり過ごすことにし、分岐から丸山方向に入ってすぐの木の下で休憩スペースを作ろうと雪をならしていました。追いついて来たソロ男性は丸山分岐の道標のところで少し立ち止まったかと思うと、なんとこちらを見て近づいてきたではありませんか。これ以上まとわりつかれたくないので、彼がこちらに向かってきたところで休憩をやめてすれ違うようにして出発しました。


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後ろも見ずに早足でブナの谷頭へ向かったので、ソロ男性がついて来ているのかどうかわかりませんが、足音がしなかったのでどうやらそのまま丸山へ行ったか、休憩したかのどちらかのようです。なんにしても、これですぐ後ろをストーカーのようについて歩かれるストレスからは開放されました。


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丸山分岐から進んでいくと、前方に展望台のあるピークが見えました。どうやらあれがブナの谷頭のようです。


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しかし、そこに行くにはいったん鞍部に下って登り返さなければいけません。丸山分岐で休憩できなかったため、けっこう疲れてきたのですが、この際休憩なしで一気にブナの谷頭まで行くことにしました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。





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11:09 登り返しを汗をだらだら滴らせながら登り、やっとブナの谷頭に着きました。鞍部に下っているときには、展望台のあたりに数人の登山者が見えていましたが、到着すると誰もいなくなっていました。後ろを見ると誰も来ていないので、例のソロ男性は丸山のほうへ行ったみたいです。これで、しばらくは静かなブナの谷頭を独占できます。


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とりあえず、展望台に上ってみました。


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眼下に雪原になった赤和瀬の集落があり、奥のほうには花知ヶ仙や三ケ上も見えています。


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展望をひとしきり楽しんだ後、ベンチの雪を払ってランチタイムです。今日は、初めて食べるとろりたまご風カレー南蛮そばと黒胡椒カルパスです。


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出来上がりに、付属の黄身のペーストをかけて食べるのですが、混ぜてしまうと黄身の味がなくなりそうだったので、黄身のペーストが汁に混ざらないように最初に麺と一緒に食べたら、とろりとした黄身の甘味が口の中に広がってなかなか美味でした。


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ランチタイムが終わる頃になるとかなり天気も良くなって、西にうっすらとですが大山が見えました。肉眼でも微かに見えるという程度でしたが、さすがに1インチセンサーのG7Xはしっかり写し取ってくれました。スマホに駆逐されつつあるコンパクトデジタルカメラですが、風景写真を綺麗に撮りたかったら、やはり大型センサーのカメラのほうが1枚上手です。キヤノンの決算発表では、カメラ関係の売り上げは前年比の半分ほどに減ってしまったようですが、高付加価値のハイエンドコンデジは生き残って欲しいものです。


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食事の後、もう一度展望台に上ってみました。東に見える台地状のピークが1046ピークの手前にある小ピークで、その奥に1046ピークと伯州山があるはずですが、展望台からは見えません。1046ピークは、駐車場にあった案内板に霧が原と書かれていた場所だと思われますが、案内板では1049mとなっていて標高がビミョーに異なります。


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静かだったブナの谷頭もいつの間にか登山者が増えてにぎやかになってきました。6つあるベンチは満員となっています。


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11:55 団体が到着したのと入れ違いで、下山開始です。西の空には黒い雲が空を覆っていて、天気が崩れそうな雰囲気です。


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池川山の西斜面の登山道脇にあった大ブナです。大人二抱えほどありそうなので、幹周はおそらく3.5mほどだと思われます。ただ、これぐらいの大ブナはそれほど珍しくないので、もっと大きなブナを見てみたいものです。


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御林山の山頂近くで、登山道から50mほど奥に大きなブナがあるのが見えたので、ちょっと立ち寄ってみました。残念ながら、さきほどのブナと同じぐらいの大きさでした。やはり、幹周4mを越えるブナの巨樹はめったに出合えるものではないようです。


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13:00 御林山のブナ林を抜けて、西側の鞍部まで下りてきました。このあたりでかなり疲労感が強くなって来たためか、前方に見えるピークを高清水高原と勘違いして、あれを登ればあとは下るだけだと思っていました。


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ところが、ピークについてみると大畝山の標柱が! そうです、高清水高原と御林山の間には大畝山があったことをすっかり忘れていました。とはいえ、ここからは下りだし、高清水高原への登り返しは10mもないような坂なので、それほどしんどい登り返しはありません。


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そして、高清水高原への最後の登り返しです。


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登り返しの坂の上に、登山口まで1.6kmの道標があります。まだ1.6kmもあるのかと思うとちょっとがっくりしたので、東屋で少し休憩していくことにします。


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13:18 高清水高原に戻ってきました。往路で自撮りをしなかったので、ここで撮っておきました。


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南側の展望です。


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山座同定は、たぶん正しいと思います。


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西方向は、大山は見えず、下蒜山がうっすらと見えていました。


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13:23 東屋まで下りて来たので、休憩をとりました。


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疲労にはアミノバイタルです。ドラッグストアで105円だったので、残っていた5個を買い占めてきました。


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ベンチを見ると積雪量がわかりやすいです。20センチぐらい積もったようです。


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怪しげな雲行きの下、下山を急ぎます。


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13:55 登山口に着きました。往路は右から来ましたが、今度は直進してトイレの裏から駐車場のほうへ戻ります。


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13:56 トイレ前に出てきました。駐車場の車は朝より増えていましたが、路面の雪はだいぶん溶けていました。


高清水トレイルはそれほど期待していたわけではありませんが、思っていたよりも良かったというのが正直な感想です。特に、御林山のブナ林が綺麗でした。今回歩かなかったブナの谷頭から伯州山までのコースは、いずれ伯州山のほうから歩いてみようと思います。

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| 2020年2月 高清水トレイル | 16:07 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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やっと降った雪に喜び勇んで新設トレイルへ: 高清水トレイルその1 

2020年2月2日(日) 岡山県鏡野町 池川山(標高1030m) 日帰り単独行 


正月山行の後、約1ヶ月山から遠ざかっていました。成人の日の連休は天気が悪かったし、正月の疲れが残っていたのかいまいち気乗りがしなかったので完全オフ。次の週末は仕事、その次の週末は春のような天気で山に雪がないのでパス。ちょうど腰痛が再発したこともあって、1月は養生期間としてのんびりしていました。とはいえ、気持ちはなんとなく欲求不満がたまってきて、1月末になる頃には、早く雪が降らないものかとしょっちゅうライブカメラで積雪状況を確認するような状況でした。


というわけで、1月末に来た寒波で県北の山にも10~20センチ程度ですが積雪があったというネットの情報を得て、2月最初の週末に久しぶりに山に行くことができました。腰の調子は全快とは行かないまでもほぼ痛みは治まったので、いいタイミングでした。ただし、運転中に少し痛みを感じたので、まだ無理は禁物だなと思っていたのですが、結局休憩込みの6時間行動になってしまい、1ヶ月ぶりの山行としてはちょっとハードすぎる山行でした。


訪れたのは、鳥取県との県境にある人形峠から伯州山までの県境尾根に2019年秋に新設された高清水トレイルという縦走路です。1ヶ月ぶりの山行なので、あまりきついのはやめておこうということで、比較的高低差の少ない高清水トレイルを歩いてみることにしました。



装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス L/S ハイブリッドパラマウントメッシュクルー
 ベースレイヤ: バーグハウス メリノウール200クルーネック
 ミドルレイヤ: マムート ロワーモーズリージャケット
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート マサオジャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: アクシーズクイン ウィンドストッパ―グローブ
      ショーワ テムレス02ウィンター
 キャップ/ハット: マムート トゥウイークビーニー
 バラクラバ: マムート バラクラバアークティックウィンドストッパー

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: バーグハウス メリノウール200タイツ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: マムート ゴアテックスクァンタムストレッチパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: バーグハウス メリノウール トレッキング ソックス
 シューズ: シリオ 712GTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンプロ35+7L
 クランポン: マウンテンダックス HG121(4本爪)
 ストック: なし
 アックス: なし


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天気予報では、最高気温が5度ぐらいまで上がるとのことで、けっこう暑いかもしれないと思いましたが、朝のうちは0度前後とそこそこ冷えるようなので、きつい登りがないことを考慮して200番手のメリノウールのシャツとタイツを選びましたが、これは大失敗でした。やはりかなり暑くて汗をかく羽目になってしまいました。迷ってやめたジオラインLWの上下にしておくべきでした。


グローブは、朝のうちはテムレスを素手にはめて問題なしでしたが、途中から暑くなって薄手のアクシーズクイン ウィンドストッパ―グローブに換えました。しかし、日が翳ってしまうとちょっと寒かったりで、このぐらいの気温だとメリノウールのインナーグローブとアウターグローブの組み合わせのほうがよかったかもしれません。


靴とソックスの組み合わせもちょっと失敗でした。寒かったわけではなく、靴に対してソックスが薄かったため、足が靴の中で少し動いて歩きにくいなと感じました。バーグハウス メリノウール トレッキング ソックスは触った感じがかなりしっかりとしていて厚手のマウンテニアリングソックスと同等かと思って選んだのですが、トレッキングソックスというだけあって思ったよりも薄かったみたいです。シリオ712GTXは少し大きめのサイズなので、それもあって靴紐をかなりしっかり締めても若干緩くなってしまいました。


マムート トゥウイークビーニーは、好日山荘でワゴンセールになっていたので購入してみました。いままでよく使っていたマムート ストーニービーニーが厚手のせいかけっこう汗をかきやすいので、少し薄手のマムート トゥウイークビーニーはどうかと思っていたのですが、少し汗をかきにくいように感じます。



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国道179号線の県境にある人形トンネル手前を左折して旧道を登っていくと、人形峠手前に高清水トレイル駐車場が設置されていました。駐車場の隅にはログ造りのトイレもあります。登ってくる道には雪はありませんでしたが、駐車場には雪が積もっていました。天気もどんよりとしていて、小雪がぱらつく状況でした。


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トイレの前には高清水トレイルの大きな案内板が設置されていました。ルートはずっと尾根筋なので道迷いの心配はまずないと思います。


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所要時間も書かれていて、けっこう役立ちます。伯州山まで往復したいところですが、合計すると伯州山まで150分、つまり2時間半となっていますが、これは無雪期の所要時間のはずなので、積雪期は2割り増しとして3時間はみておいたほうがよさそうです。となると往復で6時間、休憩を入れると7時間以上かかりそうなので、1ヶ月ぶりの山行としてはハードすぎます。ということで、今日はブナの谷頭までの往復にします。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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8:29 駐車場から旧道を人形峠方面に進んでいくと、すぐに峠に着きました。しかし、どこが高清水トレイルなのかわかりません。何も案内がないのです。どういうことかと辺りを見回してみると、右手に少し下ったところに丸太を3本並べて立てたものが見えました。


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丸太3本の道標の反対側を見ると、高清水トレイルと書かれていました。どうやら、駐車場からトイレに向かって右から行くべきところを、左の旧道を通って裏から回り込んでしまったようです。


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道端に入山届ポストが設置されていて、中に用紙と鉛筆があったので、念のため届けを出しておきました。


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登山口からは車道を登っていきます。積雪は10センチ程度で、凍結もしていないのでつぼ足のままで問題ありません。


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弘法大師石像がありましたが、チラッと眺めてそのまま通過します。


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緩やかな林道のような道が続きますが、風もなく気温も思ったよりも高く、すぐに汗ばんできました。稜線に出ると寒くなりそうですが、とりあえず稜線に出る前に汗だくになっては困るので、ハードシェルジャケットとメリノウールシャツを脱いで、ドライレイヤとフリースだけで行くことにしました。


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清水という名前が書かれた標柱のところで林道は終わりになっているらしく、ここから先は狭い登山道になりました。当然、勾配もきつくなります。


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斜度のある斜面を登っていきます。トレースがあるので特に困ることもなく、つぼ足で登っていきます。


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9:26 稜線に出たところで東屋が見えました。少し風が出てさすがにフリースだけでは寒くなりそうなので、休憩がてらメリノウールシャツを再び着こんで行くことにしました。ハードシェルはもう少し様子を見てからにします。


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9:31 もう少しゆっくりしたいところでしたが、直後に団体さんがやってきてしまったので、いっしょに歩くことにならないようにすぐに出発しました。



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東屋からひとのぼりで標柱のあるピークのような場所がありました。


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ここが高清水高原らしいです。高原というからにはもっと広い場所を想像していましたが、これなら大山の山頂のほうが高原っぽいなと思いました。


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展望はそこそこいいみたいですが、天気がいまいちなので麓のあたりが見えているだけです。


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写真だけ撮ったら、すぐに先に進みました。標柱の先から、右に下ります。


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坂を下ったところで左に進んでいくと、森の中に入っていきます。


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ずっとなだらかで広い尾根筋だと思っていましたが、すぐに狭くて傾斜のある尾根道になりました。とはいえ、しっかりと整備されているので、歩くのには十分な広さです。


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狭い尾根を登っていくと、前方に青空がのぞき始めました。


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右手に見える山は、これから向かう稜線だと思われます。


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9:54 大畝山二等三角点と書かれた標柱が建つ小ピークにつきました。標高は高清水高原よりも少し高いぐらいです。東屋にいた団体はまだ来る様子はなく、小腹がすいてきたので小休止をとりました。


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いつも行動食として愛用している1本満足バーにプロテイン入りの新作が出ていたので、買って来ました。これはシリアルヨーグルト味で、そこそこおいしかったです。


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大畝山二等三角点の先は、少し急な下りとなります。


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このあたりは霧氷がびっしりと枝についていて、青空が見え初めて明るくなって来たこともあり、すごくきれいでした。


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大畝山二等三角点から鞍部へ下りてくると、完全に晴れてきました。


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しばらくは平坦な道が続きます。


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ブナの原生林という標柱があったあたりから徐々に上り坂となり、大きなブナが道の両側に立ち並ぶようになりました。


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びっしりと霧氷をつけたブナの並木道のような場所を進みます。ただし、気温が上がって霧氷が溶け始めたため、ひっきりなしに氷の塊が雨のように降り注いできて、首筋に入らないように手でガードしながら歩きました。


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前日の土曜日は県北の天気はあまり良くなかったみたいですが、そのおかげで真っ白になったブナ林を見ることができました。


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直径が40~50センチはありそうなブナの大木がたくさんあるきれいなブナ林が続きます。林床の笹はけっこう背が高そうなので、無雪期はちょっと雑然とした感じになりそうです。なので、笹が雪の下に隠れてしまう積雪期のほうが美しいかもしれません。


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青空が出てくると、雪の華を咲かせたブナ林の美しさが輝きます。


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10:28 ブナ林の登りが終わり道が平坦になると、御林山と描かれた標柱がありました。ブナの谷頭までの行程の、ほぼ2/3に相当するところです。特に展望があるわけでもなく、ベンチも何もないので、休憩なしで通過しました。

つづく。
 

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| 2020年2月 高清水トレイル | 18:05 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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山の上だけ悪天候: 蓼科山その2 

2020年1月3日(金) 長野県茅野市 蓼科山(標高2531m) 日帰り単独行 


正月休みが明けて7日から仕事始めでしたが、7日から10日までの4日間が怒涛の仕事ラッシュでした。通常の倍の仕事量で、4日連続で朝から夕方まで出ずっぱりというのはめったにありません。一体全体どういうことなのでしょうか。年明け早々アホみたいに仕事してんじゃねえといいたいところです。おかげでせっかくの晴天の土曜日は疲れて早起きすることができず、洗濯してから部屋で映画を見たり動画を見たりのだらけた週末を送る羽目になってしまいました。もっとも、西日本の山には雪がなく、山に行くモチベーションもなかったので、当然の週末というべきかもしれません。


というわけで、動画を見るのも飽きたので、蓼科山のレポの続きをアップしておきます。



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10:40 2013mの三角点ピークでの休憩を終えて、再び山頂を目指します。暑かったので、休憩のときにハードシェルは脱いでしまいましたが、ソフトシェルだけで全然問題ありません。


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10分ほど歩くと、幸徳平という場所がありました。場所としては、地形図の2156mピークを越えたあたりです。確かに地図で見ると平坦な広い尾根のような場所ですが、たくさんの木が生えていて広々とした雰囲気はありません。


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標高2200mあたりから再び岩ゴロの急斜面が始まりました。大汗をかかないようにゆっくりと登りますが、しばらくすると汗をかきやすい頭からやはり汗が流れ落ちます。


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休憩してクールダウンするために立ち止まって振り返ってみると、雲の高さがだいぶん近づいてきた感じです。麓は日が差していて明るいというのに、山の上だけ悪天候という状況です。


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登っていくと、だんだんガスっぽい感じになってきました。風も出てきて、木々の上のほうでざわざわと梢が揺れる音が大きくなってきました。


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11:39 森の様子が変わってきました。今までは木の枝に雪が積もっているという状態でしたが、このあたりから上は木全体が白くなっています。標高は2400mあたりになります。


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標高2400mが近くなってくると、枯れ木の森に変わりました。雲の中に入って来たらしく、視界も白くかすんできました。風も徐々に強くなってきました。そろそろ森林限界に達するので、強風の吹きつける悪天候のコンディションに対応できるようにしておく必要があります。


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11:52 山頂下の岩ゴロの斜面が見えてきました。森林限界まであと少しなので、登山道脇の小さな平地を見つけて、服装を整えました。風通しのいいニットのビーニーでは汗で濡れた頭が風で冷やされて痛くなってきたので、バラクラバを装着し、ハードシェルも着てフードをかぶりました。雪は深くないので、クランポンに付け替えるのはやめてチェーンスパイクのままで行くことにしました。


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気温を確認すると、意外にもマイナス5.5度と登山口のあたりとあまり変わっていません。この温度なら、グローブはオーバーミトン+テムレス02ウィンターのままで大丈夫だろうということで、ソロイストに変更するのはやめました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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12:05 森林限界を突破して、岩ゴロの山頂下斜面に出ます。


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道標にえびのしっぽが付着しているとおり、風は強く吹いています。背中から強風を浴びながら岩ゴロの道を進みます。


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直接山頂に向かうのかと思いきや、ぐるりと巻くように道がついていて、南西から上ってきて、山頂の北東にある蓼科山頂ヒュッテ前に着きました。風は南西から吹いていたので、ここまで来ると山の風下になって森林限界を突破した直後に比べるとかなり弱くなっていました。


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山頂はここからUターンするように左後方に進みます。



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12:19 トレースがすこし不明瞭でしたが、特に迷うこともなく山頂に着きました。ガスで何も見えないし、風で寒いしで、感動も何もない登頂です。


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とりあえず、記念の自撮りをしてさっさと山頂ヒュッテに引き返しました。


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山頂ヒュッテは休業中です。小屋の隅なら風が当たらず休憩にいいかなと思っていましたが、ロープで立ち入りが規制されていたので、道標の近くにあった岩に座って休憩することにしました。風はありますが、バックパックを背負って背中を向けていればそれほど寒いということもなかったので、短時間の休憩なら大丈夫でした。


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ランチタイムですが、行動食で簡単に済ませます。


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12:33 わずか5分に満たない昼休憩を早々に切り上げて、下山にかかります。


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岩だらけの何もない山頂下の斜面ですが、ガスで視界が悪いとはいえ、ロープや鎖は見えているので、迷うことなく下山することができました。


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森林限界より下に戻ってくると、風が木々にさえぎられて急に弱くなりました。急斜面をひたすら下ります。チェーンスパイクのままですが、滑ることもなく全然問題ありませんでした。


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13:08 登りで休憩した2013mピークで、もう一度休憩しました。暑くなって来たのでハードシェルを脱ぎ、バラクラバも外しました。


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休憩を終えて下っていると、陽射しが出てきました。感覚的に天気が回復したように感じますが、もともと麓のほうは晴れていたので、晴れているところに戻って来たというだけです。


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ところが、登山口も近くなって来た頃にふと振り返ってみると、なんと山頂が見えているではありませんか。写真ではわかりにくいのですが、木々の向こうに富士山のような円錐形の山頂部が日を浴びて白く輝いていました。マジかっ!と思いましたが、いまさら登り返すこともできません。あきらめて歩き出して、少し下ってもう一度振り返ったら、もう山頂は雲に隠れて見えなくなっていました。ほんの数分間程度の晴れ間だったようです。


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蓼科山が見えたときは、となりの北横岳も見えていました。


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最後の急坂を下ります。


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14:03 登山口に戻ってきました。


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14:05 登山口でチェーンスパイクを外し、アスファルト道を歩いて駐車場まで戻ってくると、車はかなり減っていました。往復で約5時間の行程でした。登り3時間、下り2時間とおおむねコースタイムどおりですが、休憩時間を除くと30分ぐらい早かったかなという感じです。


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茅野市街に近いあたりまで下りてきて信号待ちで蓼科山を振り返ると、やっぱり山頂付近は雲に隠れていました。あの晴れ間は本当に貴重な晴れ間だったようです。


諏訪湖畔の片倉館で温泉に入ったあと、岡山に向けて出発しました。

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| 2020年1月 蓼科山 | 21:42 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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山の上だけ悪天候: 蓼科山その1 

2020年1月3日(金) 長野県茅野市 蓼科山(標高2531m) 日帰り単独行 


1月2日に休養日をとったおかげで疲労感も腰痛もだいぶん改善したので、3日は朝から蓼科山に登りに行きました。朝は前日ほどは冷え込まなかったものの、それでもやっぱり車内でマイナス1度ぐらいにはなっていました。前日の反省で結構着こんで寝たのに朝方寒くて目が覚めて、電気毛布のスイッチをいれましたがそれでも寒いのでフリースのブランケットをかけたりしてなんとか寒さをしのぐ有様でした。念のため言っておきますが、寝袋はモンベル ダウンハガー800#1なので、寝袋がだめなんだろうという指摘はあたりません。なんでこんなに寒さに弱くなってしまったのでしょうか。疲労の程度や体調で寒さに対する耐性は違ってきますが、単に疲れていたというよりも、体質そのものが変わってしまったような気がします。なんとか、対策を検討したいと思います。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ミレー ドライナミックメッシュ3/4シャツ
 ベースレイヤ: バーグハウス メリノウール200クルーネック
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート フォレイカーハイブリッドジャケット
 ハードシェル: マムート マサオジャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: スマートウール メリノ150グローブ
ショーワ テムレス02ウィンター
イスカ ウェザ-テック オ-バ-ミトン
ブラックダイヤモンド ソロイスト
 キャップ/ハット: マムート ストーニービーニー
 バラクラバ: マムート バラクラバアークティックウィンドストッパー

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: バーグハウス メリノウール200タイツ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: マムート クルーズHSサーモパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: モンベル メリノウールエクスペディションハイソックス
 シューズ: スカルパ モンブランGTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンプロ35+7L
 ストック: ブラックダイヤモンド トレイルコンパクト
 アックス: カンプ カシン Xライトアッズ


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本日はおおむね天狗岳のときと同じウェアです。違うのは、アッパーのベースレイヤを厚めの200番にし、ミドルレイヤのフリースをやめて中綿入りのソフトシェルに変更しました。ソフトシェルのマムート フォレイカーハイブリッドジャケットは、昨年比婆山で使って具合が良かったのでもって来たのですが、今回もいい具合でした。中綿入りとはいえ汗抜けがよく蒸れ感が少ないうえに、前面や背面にはパーテックスクァンタムが使用されていて防風性能もそこそこあるので、冬山向きのジャケットといえます。


ボトムスのほうはベースレイヤにメリノウールのタイツをもってきたという点だけですが、これは単純に着替えとしてもってきたものだからというだけの話です。


ギア関係では、アックスを使うような山ではないので、一応アックスももっていくもののストックを使うことにしました。実際、ストックだけで十分でした。というより、急斜面が続くのでアックスよりもストックを使ったほうが断然いいといえます。もっとも、大雪で登山道の岩がすべて雪に埋まって雪壁のような斜面になってしまった場合は、アックスのほうが安心かもしれません。状況によって使い分けるので、どちらにしても冬の山に入る場合はアックスは必携です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。





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7時前に諏訪湖畔を出発し、蓼科山を目指して車を走らせていくと、前方に八ヶ岳の山々が見えてきました。しかし、山の上のほうには雲がかかっていて、山頂部分はガスの中です。頭上には青空が広がっているというのに、どういうことなんでしょうか。この光景を見て一気にモチベーションが下がってしまいましたが、この後晴れるかもしれないので、とりあえず登山口までは行くことにします。


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雪も凍結もないビーナスラインを上っていくと、女乃神茶屋を過ぎたところにある登山口の駐車場に着きました。ところが、思いのほか混んでいます。道路側から見たところほぼ満車のように見えます。


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幸い道路の反対側にも駐車場があり、そちらは空きがあったので車を停めることができました。僕がとめたときはまだ3台ほどしか停まっていなかったのに、準備をしているうちにすぐにいっぱいになってしまいました。やたら人気のある山だなと不思議に思いましたが、あとで百名山だったと知りました。


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駐車場入口そばにバイオトイレがあり、唐沢鉱泉の駐車場のバイオトイレと違って使用可能でした。また、登山届けを提出するポストもトイレのそばに設置されていました。


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8:55 天気は相変わらずで、山の上のほうだけ雲に覆われていますが、登って行くうちに晴れることを願って出発します。登山口は女乃神茶屋方面にビーナスラインを少し下ります。


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女乃神茶屋前の登山口です。


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道標もしっかり設置されています。


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登山道に入るとすぐに雪道になりましたが、積雪はわずかです。


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ダケカンバの巨木が登山道脇に立っていました。幹周はふた抱えほどありそうで、なかなかの風格です。


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サルオガセの垂れ下がった木もありました。サルオガセも久しぶりに見たような気がします。


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9:07 登山口からはほぼ平坦な道が続いていましたが、ここから登り勾配の道が始まります。


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9:24 上り坂が終わり、再びなだらかな樹林帯になりました。少し汗ばんで来たので倒木のあるところで休憩をとり、ハードシェルを脱ぎました。風はあまり吹いていないし、気温もマイナス5度程度なので、ベースレイヤとソフトシェルだけでも寒くありませんでした。また、この先勾配がきつくなるので、チェーンスパイクを装着しておきました。12本爪クランポンもありますが、この雪ではチェーンスパイクのほうが楽に歩けるだろうという判断です。


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9:44 なだらかな樹林帯が終わり、徐々に勾配がきつくなってきました。



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9:53 岩ゴロの急斜面が現れました。ここからが本番です。


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行けども行けども岩ゴロの急斜面は続きます。


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10:14 急斜面はいっこうに終わる気配がありません。


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傾斜が一段ときつくなったと思っていると、突然青空が現れました。このまま晴れるのかと思いきや、すぐにまた雲に覆われてしまい、せっかく上がったテンションも再び急降下です。


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10:24 ようやく岩ゴロの急斜面が終わったと思ったら、小ピークのような場所になりました。


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どうやら、蓼科山の中腹にある2113mの三角点ピークまで来たようです。風もほとんどなく、休憩に適地だったのでここで休憩をとりました。


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樹間の向こうに見えるのは南八ヶ岳の山だと思いますが、山頂部はガスで隠れています。蓼科山も同じ状況なので、どうやら晴れる可能性は薄そうな雰囲気です。


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今回は気温がそれほど低くないので、テムレス02ウィンターでそのまま登ることにしましたが、このあと風が強くなったり気温が下がる可能性もあるので、イスカ オーバーミトンをテムレスの上から装着しておきました。オーバーグローブをつければ、マイナス10度ぐらいまで冷たさを感じずにいけるかどうかのテストも兼ねています。天狗岳で試せなかったので、とりあえずここで試してみることにしたのですが、山頂でもマイナス10度まで行くかどうかはビミョーな感じです。

つづく。

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| 2020年1月 蓼科山 | 22:37 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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晴天だけが救いの極寒と強風の頂: 天狗岳その2 

2020年1月1日(水) 長野県茅野市 天狗岳(標高2646m) 日帰り単独行 


10:44 休憩と装備の交換を終えて、黒百合平を出発しました。装備の交換のほかに食事をしたりトイレに行ったりしたので、いつの間にか45分も休憩していました。


指先が冷たくなりかけていたテムレス02ウィンターからブラックダイヤモンド ソロイストにグローブを交換したおかげで、指の冷たさは消え手がホカホカしてきました。さすがは厳冬期の山岳エリアで使うことを前提に開発されたグローブだけの事はあります。


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10:51 なだらかな樹林帯の中を5分ほど歩いたところで、中山峠に出ました。直進すると急斜面を下ってしらびそ小屋のあるみどり池方面ですが、ちゃんととレースがついていて、年末年始はしらびそ小屋方面からの登山者はそれなりにいるようです。通年営業のしらびそ小屋や本沢温泉の利用も考えましたが、岡山からだといったん八ヶ岳を回りこんで東麓へ行かないといけないということで、やはり西麓の登山口からのアプローチが便利で現実的です。


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中山峠を右折すると、前方に東天狗岳が見えました。東天狗に登るのは2002年の夏以来で、冬季は初登頂になります。


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中山峠から7分ほど登ったところで、一気に展望が開けました。三角形の東天狗岳とおわんを伏せたような丸っこい西天狗岳が並んで青空にそびえています。ちょうど東天狗岳の上に太陽があり、きりっと引き締まった透明感のある冬山らしい光景に思わず足が止まりました。


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展望の開けた場所から15分ほどで、巨岩の折り重なる岩稜になりました。特別通過に困るようなことはありませんが、このあたりからそろそろ森林限界に差し掛かるので、風がどんどん強くなってきました。


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森林限界を超えて吹きさらしの稜線に出てくると、右手方向(西側)から冷たい風が吹き付けてくるので、右頬だけがやたら冷たくなってきました。はじめはグローブで頬を覆ったりして風を避けていましたが、さすがに耐えられなくなってネックゲイター状態だったバラクラバを引っ張り上げました。


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11:41 すりばち池経由のコースとの合流点を通過します。ここまでくれば山頂までもうすぐです。


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山頂直下の岩壁への取り付きです。このコースで唯一難度の高い場所ですが、特に危険というほどの難度ではないので、通過に困ることはありませんでした。


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ただし、上のほうで若干コースがよくわからないところがあり、岩を伝って行こうとしてちょっと面倒なことになった箇所がありました。基本的に岩の下のほうを通過する西天狗岳へ向かうように見えるトレースをたどり、途中から東天狗岳方向に上がることができるので、岩をたどるようなコースとりはやめたほうが楽です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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11:58 東天狗岳の山頂に着きました。17年ぶりの山頂です。東天狗岳の標高は地形図には記載されていませんが、ウィキペディアによると2640mらしいです。西天狗岳よりも6m低いということになります。


東天狗岳の山頂は、けっこうな強風が吹いていました。立っているとときおり押されたようにバランスを崩しかける突風も吹くので、瞬間的には15m/秒ぐらいの風は吹いていたようです。気温はマイナス10度だったので、体感温度はマイナス20~25度ぐらいということになります。


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硫黄岳を見ていると稜線で雪煙が舞っていたので、あちらでもかなりの強風が吹いているようです。


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硫黄岳の先には、赤岳と阿弥陀岳もきれいに見えていました。厳冬期の赤岳は2度登頂しているものの、どちらもガスガスの悪天候でした。3度目に登るときは晴天に恵まれたいものです。


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西側にある西天狗岳山頂には、人影は見当たりません。こちらの東天狗も3名いるだけなので、お正月ですが意外と人が少なく静かな山頂です。


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なだらかな北八ヶ岳の山々の向こうに、ひときわ高い蓼科山がそびえています。


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山頂にある岩には、西向きに伸びたえびの尻尾がたくさんついていました。強烈な西風が吹き付けてくる証拠です。


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お昼時ですが、強風の吹きつける山頂でのんびりと座って食事などする気にはなれないので、西天狗岳を背景に自撮りして出発することにしました。


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12:19 西天狗岳に向けて下ります。


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鞍部まで下ってきました。鞍部でランチにしようかと思っていたのですが、思っていたほど風が弱くなかったので、そのまま西天狗岳に登ることにしました。


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鞍部から山頂までの登り返しは標高差50mほどだし、傾斜もそれほどきつくないので楽でした。


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山頂までもう少し。


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振り返って東天狗岳。


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12:36 ほぼ山頂に着いたのですが、山名の書かれた標柱の周りにおばさんたちが集まって写真の撮り合いをしていて当分終わりそうにないので、先に展望を楽しむことにしました。


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3分ほど待たされてようやくおばさんたちが標柱の周りから離れてくれたので、すかさず標柱だけを撮影。しかし、このあとも標柱の近くで別のソロで登って来たおじさんの自慢話と山座同定の話に盛り上がって動こうとしないので、さらに風景を眺めて時間をつぶしました。


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結局、彼らが東天狗岳方面に下り始めるまで5分ほどぶらぶらする羽目になりましたが、ようやく誰もいなくなった山頂でゆっくりと自撮りすることができました。


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硫黄岳や赤岳を背景にもう一枚。


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東天狗岳を背景に西天狗岳の標柱を記念撮影。


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西天狗岳山頂からは諏訪湖も見えていました。


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12:50 いつの間にか青空はグレーの雲の覆われてきて、陽射しもなくなり寒さも増してきたので、そろそろ下山することにしました。下山は、西天狗岳から西尾根を下って唐沢鉱泉に戻ります。


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西天狗岳からの下りは結構な急斜面です。風が下から吹き上げてくるのでかなり寒く、岩ゴロの急斜面をクランポンの爪を引っ掛けないように気をつけながら下りました。


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13:02 ようやく樹林帯に入って、吹きさらしの風から逃れることができました。


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小さな鞍部を通過します。


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鞍部から小ピークへの登り返しになりますが、そろそろ空腹感が出て来たので、ちょっとしんどい登り返しとなりました。


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13:13 登り返した先のピークには、第二展望台と書かれた道標が立っていました。そういえば、登山地図にそんな記載があったなと思い出しました。ランチ休憩には絶好のロケーションですが、いかんせん風が吹き付けてきて寒いので、こんなところでランチは無理。ということで、さっさと通過しました。


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振り返れば西天狗岳が見えました。


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13:35 第一展望台に着きました。第二展望台よりも風は弱くなっていますが、やはり展望台という名前がついている場所は風が吹き抜けやすいようで、ここでもそこそこ風があったのでやっぱり通過します。


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それに、空模様も黒っぽい雲が増えて山頂が隠れてしまいなんだか怪しい雰囲気なので、のんびりする気分にはなりませんでした。


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13:43 第一展望台からしばらく下ったところで、風もなく椅子代わりの段差のある休憩適地があったので、ここでようやくランチタイムです。といっても、もって来たカップラーメンをわざわざ作るのはめんどくさいので、行動食で簡単に済ませました。黒百合平でアミノバイタルゼリーを飲んでいてあまり空腹感は強くなかったので、1本満足バーだけで十分でした。


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その後、急降下が続く道をひたすら下りました。


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14:18 ようやく涸尾の峰分岐まで下りてきました。ここを右へ下ります。


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分岐からもまだまだ下りが続きます。


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14:52 長い下りがやっと終わって、小さな沢に出てきました。ここからは沢に沿って下っていきます。


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14:56 唐沢鉱泉前の橋に戻ってきました。駐車場に戻ったときの写真は撮り忘れましたが、GPSによると15時ちょうどでした。コースタイムだとおおむね6時間ですが、休憩時間がトータルで1時間以上あるので、7時間強の時間がかかってしまいました。休憩時間を除くと、コースタイムより少し早いぐらいですが、寒いし、食事をちゃんと取らなかったためか思いのほか疲労感が強く、消耗したなという感じでした。


唐沢鉱泉で温泉に浸かり、ツルツルテカテカの凍結路面をゆっくり下って、コンビニ弁当で夕食を終えて、この日は茅野市運動公園の駐車場で夜を過ごしました。もともとは翌日の甲斐駒登山のために、登山口に近い富士見高原スキー場の駐車場で車中泊するつもりでしたが、疲労感と腰痛が思ったよりもきつく一晩寝たぐらいでは回復しそうにないので、周囲に何もない富士見高原スキー場よりも便利な茅野市運動公園に変更したというわけです。


実際、翌朝起きたときにこれは無理だと悟ったので、近くのコンビニでゆっくり朝食をとったあと、お昼前に諏訪湖畔に移動して温泉につかったりしてのんびり過ごしたのでした。

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| 2020年1月 天狗岳 | 13:58 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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晴天だけが救いの極寒と強風の頂: 天狗岳その1 

2020年1月1日(水) 長野県茅野市 天狗岳(標高2646m) 日帰り単独行 


今年の正月山行は、ある意味計画の段階で失敗でした。一番行きたかったのは甲斐駒ケ岳で、黒戸尾根経由七丈小屋泊で登るつもりでした。12月30日に入山し、31日に登頂という計画でしたが、12月31日の天気が荒れるとの予報でやむなく計画変更。1月1日入山にすればよさそうなものですが、今年は南アルプスの営業小屋がいくつか休業していることが引っかかっていました。


たとえば、北沢峠のこもれび山荘と長衛小屋は台風19号で戸台の駐車場が流されたことや戸台川沿いの登山道が通れないなどが理由での休業です。鳳凰山の鳳凰小屋も台風19号の影響で地形が変わり雪崩の危険性が高いので休業するとのことで、当然ながら本来そちら方面に分散していたはずの登山者が、他の営業小屋へ流れる可能性が高くなります。北アルプス方面は天気がずっとよくないみたいなので、晴天予報の八ヶ岳や南アルプスの営業小屋が混雑するのではないかと考え、七丈小屋も正月の宿泊は厳しいか、泊まれてもかなり混雑しそうだという結論に達しました。


であれば、日帰りでまずは天狗岳に登り、2日の七丈小屋宿泊ならいけるだろうということで、登山計画を決めました。しかし、入山前日に天狗岳で体力を消耗した状態で長く厳しい黒戸尾根に挑もうというのがそもそもの間違いでした。これが10年前ならまだしもですが、腰痛も完治していない上に体力も衰えつつある自分のコンディションを冷静かつ的確に把握できていませんでした。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス L/S ハイブリッドパラマウントメッシュクルー
 ベースレイヤ: アイベックス ウーリーズ150ロングスリーブ
 ミドルレイヤ: マムート アコンカグアジャケット
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート マサオジャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: スマートウール メリノ150グローブ
ショーワ テムレス02ウィンター
ブラックダイヤモンド ソロイスト
 キャップ/ハット: マムート ストーニービーニー
 バラクラバ: マムート バラクラバアークティックウィンドストッパー

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインEXP.タイツ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: マムート クルーズHSサーモパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: モンベル メリノウールエクスペディションソックス
 シューズ: スカルパ モンブランGTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンプロ35+7L
 ストック: なし
 アックス: カンプ カシン Xライトアッズ


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今年は、ハードシェルの上下を新しいものにしました。別に、今まで使っていたものに問題があったわけではなく、単なるカラーバリエーションの変更です。上下とも中古品です。赤いジャケットに黒いパンツというのはどこでも見かける組み合わせですが、黒いジャケットに赤いパンツという組み合わせはほぼ見た記憶がありません。マムートのカタログでこの組み合わせの写真を見て、気になっていました。


マサオジャケットはあまり使用感のないきれいなものでした。ゴアテックスではなく、マムート独自のメンブレンであるDRYtech Premiumの3レイヤ生地を使ったハードシェルジャケットです。ポリウレタン系のメンブレンは加水分解でだめになるのが早いので基本的には購入しない方針ですが、以前マムートショップの店員さんに聞いた話だと、DRYtechには2~3種類あって、最上級のPremiumの耐久性はかなりいいとのことだったので、3レイヤでもあるし買ってみました。


クルーズHSサーモパンツは登山用ではなくスキー用のパンツです。中綿入りハードシェルパンツなので保温性能は抜群です。登山には暑過ぎるかという気もしますが、太もも内側にベンチレーションがあるので、ベースレイヤを薄手のものにしておけば厳冬期の3000m級にはちょうどいいのではないかと思ったわけです。それに、メンズの登山用パンツで赤色ってのはまったくないので、スキー用しか選択肢はないということもあります。未使用の新同品でしたが、2万円を切る価格で購入でき、上下で4万円もかからず購入することができました。もともとはこの山行で使う予定ではなかったのですが、年内には間に合わないと思っていたクルーズHSサーモパンツが奇跡的に出発前日に届いたので、急遽使ってみることにしました。


Balaclava Arctic WS2
あとは小物ですが、マムート バラクラバアークティックウィンドストッパーも年末ギリギリに購入しました。昨年まではアウトドアリサーチのウィンドストッパーバラクラバを使用していましたが、鼻と口の部分に穴が開いているわりには息の抜けがいまいちで、すぐにサングラスやゴーグルが曇ってしまうというのが不満でした。マムート バラクラバアークティックウィンドストッパーは鼻の部分が穴ではなく切り欠きになっていて鼻息が直接下に抜ける構造なので、サングラスなどが曇りにくいだろうということでの購入です。市場在庫はあまりなかったのですが、たまたま好日山荘楽天市場店で見つけたので購入しました。僕が購入したらすぐに在庫なしになったので、最後の1つだったようです。ラッキーでした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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今年も諏訪湖畔の公園で車中泊をして、早朝、天狗岳の登山口となる唐沢鉱泉に向かいました。出発時の外気温がマイナス6度ぐらいだったので、かなり冷え込みそうだなと思いながら車を走らせていると、三井の森の入口あたりですでにマイナス9度になっていました。


唐沢鉱泉に着いたのは、7時ごろでした。三井の森の別荘地区を過ぎて林道に入ってくると、なかなか厳しい急坂やヘアピンカーブが現れ、しかも地面は凍結路面だったりするのでビビリながら運転しました。幸い、まだ2シーズン目のヨコハマタイヤのスタッドレスなのでグリップ力は十分残っていたし、なによりやばそうな場所は土がまかれていて滑り止めがされていたので、FFの車で登りきることができました。


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7:42 準備を整え、歩き出します。ところで、写真にあるとおり駐車場は結構な傾斜地になっていて、しかも車が通る部分はがちがちに踏み固められた凍結圧雪路です。なので、駐車場所を探して下手に減速したり止まろうものなら、4WDでない車は発進不可能になります。なので、空きがあったらすかさず頭から突っ込んでしまうことです。もしくは、唐沢鉱泉前の平坦な場所まで登って、切り返して下りながら駐車場所を探すことをおススメします。なお、こちらは駐車料金は不要です。


また、駐車場が坂道なので、車を停めると当然ながら斜めに傾いた状態になります。なので、ここで車中泊をすると寒さが厳しいうえに相当寝苦しい状態になると思われるので、車中泊には不向きな駐車場です。それでも車中泊する人もいるようで、隣の車には助手席にサーマレストのマットが広げられていました。


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駐車場の一番上に立派なバイオトイレがありますが、冬季は使用できません。冬季は、左手奥に見えている簡易トイレを使用します。


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この簡易トイレは、さすがに目の前にある唐沢鉱泉が管理しているようで、ペーパーもありきれいな状態でした。


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登山届けは、唐沢鉱泉の入口脇に設置されているポストに入れます。


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唐沢鉱泉前を奥に進んでいくと、右に西天狗岳への道を分けます。下りは、ここへ下りて来る予定です。


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西天狗岳への分岐を過ぎてさらに奥へ進んでいくと、再び分岐があります。黒百合平経由の天狗岳へのコースは、ここを右へ入ります。


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分岐を右へ行くと、すぐに橋を渡ります。この後は、比較的緩やかな樹林帯の中をずっと進んでいきます。


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8:17 出発して30分が経過したあたりで少し汗ばんで来たこともあり、休憩をかねてチェーンスパイクを装着しました。クランポンでもよさそうなものですが、まだ雪は深くなく、岩や木の根が露出していたり雪のすぐ下にあったりで、爪の短いチェーンスパイクのほうが圧倒的に歩きやすいです。八ヶ岳のアプローチは、少し荷物になってもこうしたチェーンスパイクのようなものを持っていると楽です。


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単管パイプで組まれた橋を渡ります。


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代わり映えのない樹林の中を坦々と進んでいきます。


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再び橋を渡ります。


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8:36 2つ目の橋を渡ると、谷沿いに緩やかに上ってきた道が急に傾斜のきつい尾根斜面を登る道になりました。


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ちょうど標高2050mあたりで橋を渡った後のS字状に道が折り返している場所になります。


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8:53 急坂はすぐに終わり、再びなだらかな樹林の中を進んで行くと、ほとんど平坦といってもいい場所に小さなベンチがぽつんと設置してありました。先の休憩からちょうど30分ほど経っていて、再び汗ばんできたところなのでここで休憩をとりました。今回はソフトシェルを省いて初めからハードシェルを着ているので、気温が低いとはいえ風の吹かない樹林帯を登っていると、いくら汗をかかないようにゆっくり歩いても、さすがに体温は上がってしまいます。なぜ通気性のいいソフトシェルを省いたかというと、気温が低く風が強いという予報だったので、樹林帯でもそこそこ風があって寒いだろうと予想したわけですが、残念ながらその予想ははずれて、樹林帯ではほぼ無風でした。


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気温は相変わらずマイナス9度です。陽が昇ってそろそろ気温が上がってきてもよさそうなものですが、標高も上がっているのでプラスマイナス0ということなのかもしれません。ちなみに、グローブはテムレス02ウィンターで、メリノウールのインナーグローブをはめていましたが、これで寒くはありませんでした。



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9:11 ようやく渋の湯方面からの登山道との合流点に着きました。


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黒百合平方面に進みます。


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分岐からしばらくは緩いのぼりの道でしたが、7分ほど進んだあたりから傾斜が急になってきました。


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9:44 ようやく傾斜が緩んで楽になってきました。


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9:56 黒百合平に着きました。巨大な太陽光パネルを設置した黒百合ヒュッテが存在感を放っています。


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黒百合ヒュッテの前がテント場になっていて、テントがちらほらと張られていました。昨晩はいったいマイナス何度まで下がったのかわかりませんが、相当冷え込んだことでしょう。


小屋前にあった半分雪に埋まったドラム缶をベンチ代わりにして休憩しましたが、さすがに日のあたる場所にいるとマイナス9度という気温を感じさせない暖かさがあります。しかし、この先は森林限界を超えた吹きさらしの稜線になるので、ここで装備をそれなりのものに変更します。


まずは、チェーンスパイクを12本爪クランポンに付け替えます。今回は急傾斜の雪壁を登るような場所はないし、爪が短くて雪が少ない状態でも爪を引っ掛けにくく歩きやすいグリベル エアーテックニューマチックを持ってきました。つぎに、グローブをテムレスからブラックダイヤモンド ソロイストに変更です。テムレスもインナーグローブをしているとマイナス9度でも大丈夫でしたが、黒百合平に着く少し前から指先が冷たくなり始めていたので、そろそろ限界かもしれないと考え、厳冬期用グローブに変更しておきました。また、ネックゲイター兼用でバラクラバも装着しておきました。ハードシェルのベンチレーションもほぼ閉じて冷たい風で体温が奪われるのを防ぎます。

つづく。

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| 2020年1月 天狗岳 | 01:36 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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絶景! 独り占め: 三嶺その2 

2019年12月14日(土)~15日(日) 徳島県三好市 三嶺(標高1894m) 避難小屋泊単独行 


15日の朝は5時過ぎに目を覚ましました。昨晩は、夕方からガスが出て、しかも結構な強風が吹いていましたが、夜半を過ぎる頃から風は弱まって、静かな朝でした。この時期の5時はまだ真っ暗なので、天気がどういう状態なのかは窓から覗いただけではよくわかりません。


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しばらく寝袋の中でグダグダしていましたが、6時前に起床。室温は2.8度で、思っていたよりも寒くありませんでした。


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朝食は、山菜おこわと赤だし味噌汁でおいしくいただきました。洋風のピラフはあまりおいしくなかったのですが、和風の山菜おこわはけっこうおいしく食べることができました。五目ごはんもわりといけるので、尾西のアルファ米は和風のメニューのほうがよさそうです。


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6:53 ちょっと遅くなってしまいました、防寒準備を整えて外に出ました。天気予報は的中して、真っ青な空が広がっています。新雪で真っ白かと思いきや、意外にも積雪はなく、木の枝に霧氷がついて白くなっているだけでした。


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今日は、テムレス02ウィンターを装着しました。デビュー戦です。マイナス5度ぐらいまでいけるとのことなので、期待が大きかったのですが、出てしばらくは指先が冷たくてけっこうがっかりでした。


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小屋の横から崖の上に上がると、絶景が広がっていました。眼下には雲海が遥か彼方まで広がっていて、彼方に剣山と次郎笈が島のように浮かんでいます。右手奥には、いままさに昇らんとしている太陽が雲の隙間から紅い光をほとばしらせていました。


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少し小高い場所まで上って振り返ると、うっすらと白くなった笹原の先に三嶺の頂が天を突き、遥か上空には残月が冴え冴えと浮かんでいます。誰もいない静寂と、凛とした空気が張り詰めた朝の三嶺山頂を、ただ一人独占していると思うと、まさに至高の瞬間だと思いました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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7:02 この素晴らしい光景を山頂から見ようと、歩き始めました。


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山頂手前の台地まで登ると、コメツツジの群落も霧氷で白くなっていました。


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三嶺から剣山へ続く稜線がちょうどダムのように雲海を堰き止めていましたが、低い鞍部からは滝雲となって高知県側にあふれ出ていました。


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山頂直下の急登は以前降った雪が残っていましたが、まだ凍結していない状態なので滑ることなく登ることができました。


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7:18 三嶺山頂は静かでした。風は少しあるものの凍えるほどではなく、風の音もしない静寂の空間が広がっていました。


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稜線に堰き止められていた雲が、ついに稜線を越えてあふれ出していました。


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雲海は瀬戸内海方面から三嶺のある四国の脊梁山脈までは埋め尽くしています。雲の上に頭を出しているのは、おおむね1700mを越える標高の山だけです。


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天狗塚方面の山々も雲海の上に姿を見せていますが、標高1700mぐらいの鞍部には雲が流れ込んでいました。ちょうどお亀岩がある鞍部には、白い滝が出現していました。


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天狗塚の遥か彼方には、石鎚山系も見えていました。


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雲に隠れていた太陽がようやく顔を出し、三嶺山頂を照らし出してくれました。


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日が差し始めると雲海は徐々に薄くなってきましたが、それでもまだまだ荒海のようにうねりながら地表を覆いつくしていました。


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ひととおり山頂からの展望を楽しんだ後、記念撮影。このときは、ソフトシェルジャケットの下にフリース、上にダウンジャケット、ボトムスはグレイシャーパンツの上にエアロスピードパンツという組み合わせでしたが、まったく寒さは感じませんでした。


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このときの気温は、マイナス2.3でした。かれこれ30分ほど山頂にいましたが、寒くもなく快適でした。そういえば、小屋を出た直後は指先が冷たかったテムレスですが、歩き出すと血行がよくなったためか、指先の冷たさは消え、その後は山頂でじっとしていてもまったく冷たさは感じませんでした。素手にテムレスをはめていただけなのに、マイナス2.3度でまったく寒さを感じないとは、驚くべき耐寒性能です。そのうえ、蒸れ感も全然ありませんでした。


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7:50 太陽が上がって朝のドラマチックな光景も徐々に見慣れたものになってきたので、山頂を後にしました。


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笹原の向こう、北側には矢筈山とその周辺の山々が姿を見せています。はじめのうちは一部の山頂しか見えていませんでしたが、だいぶ雲海が下がって来たようです。


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剣山と次郎笈は、相変わらず堂々とした姿で、白い海に浮かぶ島となっていました。


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8:49 小屋に戻って荷物を片付け、パッキングが完了しました。Fpmat125は、折りたたんで前面の大きなポケットにすっぱりとおさまるので、パッキングが楽だし見た目にもすっきりして助かります。銀マットのほうがかえってかさばるほどです。


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そういえば、百円ショップで見つけたタオルホルダーがけっこう便利でよかったです。汗拭きタオルをいつもどこにキープしておこうかと悩んでいたのですが、これがあると落とす可能性もほぼないし、手の届く範囲に自由に付けることができるので便利です。セリアで購入しましたが、ダイソーにも同じものがありました。


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9:00 避難小屋を出発します。


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すっかり霧氷も消えた山頂を下ります。


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池のほとりの分岐から、激くだりの始まりです。


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雲海もすっかり消えてしまいました。あの絶景を見ることができたのは、本当に幸運でした。


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ガレ場を通過します。ここを過ぎると樹林帯に入るので、この展望も見納めです。


樹林帯に入ると登山者とすれ違うようになりましたが、あの絶景を彼らが見ることができないのは残念です。


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9:46 ダケモミの丘で休憩をとりました。さすがに山頂でちょうどよかった服装は、ここまで降りてくると暑すぎます。ソフトシェルジャケットの下に来ていたフリースを脱ぎました。ネックゲイターも外します。


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10:34 林道出合いの直前で、2度目の休憩をとりました。


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朝食が6時ごろで小腹が空いてしまったので、行動食でエネルギー補給です。


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11:13 下山完了です。昨日よりも車の数は増えています。三嶺は土曜日よりも日曜日のほうが混雑するようです。


帰路は、西祖谷から祖谷川沿いに県道32号線を通ってみましたが、狭くてカーブが連続する大変な道でした。普通に帰るなら県道45号で大歩危に出て、国道32号で池田まで出たほうが断然楽だし早いです。

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| 2019年12月 三嶺 | 11:39 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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絶景! 独り占め: 三嶺その1 

2019年12月14日(土)~15日(日) 徳島県三好市 三嶺(標高1894m) 避難小屋泊単独行 


年末も近くなって、どうしても気がかりなことがひとつありました。それは、腰の状況です。腰痛は完治したという状況ではなく、それほどひどくはないけれどちょっとしたことで痛みが出てくることもあり、はたして重い荷物を背負った泊まりの山行が可能なのかどうかがわからないのです。やはり、今年のGWに歩き始めて2時間、登山口から登り始めて45分で引き返す羽目になってしまったことがトラウマになってしまいました。


そこで、とにかく泊まりの装備で登ってみようということで、天気のよさそうな三嶺に出かけてきました。といっても、いきなりの冬季テント泊フル装備となると重すぎるし、そもそも三嶺は避難小屋があるのでテント泊の装備は必要ありません。ということで、少し軽量に抑えられる避難小屋泊装備で行くことにしました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ミレー ドライナミックメッシュ3/4シャツ
 ベースレイヤ: マムート パフォーマンスサーマルジップ L/S
 ミドルレイヤ: マムート デイトリッパーフリースジャケット
 ソフトシェル: マムート アルティメイトフーディー
 ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット
 インサレーション: マムート セラックダウンフーディー
 グローブ: マムート メリットパルスグローブ
       ショーワ テムレス02ウィンター
       モンベル ジオラインLWインナーグローブ
 キャップ/ハット: マムート ストーニービーニー

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: ノースフェイス ウォームトラウザーズ
 ミドルレイヤ: マムート グレイシャーパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 インサレーション: モンベル ULダウンパンツ
 ソックス: ファイントラック メリノスピンソックスEXPレギュラー
 シューズ: スポルティバ トランゴアルプGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムクレスト50+
 ストック: レキ マイクロバリオタイタニウム
 寝袋: モンベル ダウンハガー800 #1
 マットレス: エバニュー Fpmat125+銀マット
 クランポン: マウンテンダックス HG121(4本爪)


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入山日はそれほど気温が低くないという予報だったので、ゴアテックスのハードシェルパンツはやめて、グレイシャーパンツで登る事にしました。もともとグレイシャーパンツは冬季の低山や春秋のトレッキング用のつもりで購入しましたが、生地がそこそこしっかりしている割に通気性や透湿性がすこぶるいいので、こういう冬季の高い山に登るときには涼しすぎるかもしれないと多少不安要素がありました。ショーラーという生地は撥水性や通気性は驚くほど優秀なので、冬季の使用にはあまり向いていないのかもしれません。しかし、実際に登ってみたら、標高が上がるにつれてたしかにちょっと涼しいかもという感じでしたが、今回はなんとか問題なく山行を終えることができました。


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ウェアに関して言えば、マムート セラックダウンフーディーを本格的に使うのは今回が初めてになります。購入したのは2018年2月で、同年の12月に日帰り登山の昼食時に軽く羽織って以来使う機会がなかったので、満を持しての投入になります。使った感想は、おおむね予想通りでした。モンベルのライトアルパインダウンの代わりとして購入したもので、スペック的にもほぼ同等と思っていたので、着心地もほぼ同じでした。十分暖かいのですが、避難小屋でじっとしていると二の腕あたりにちょっと寒さを感じました。極寒の塩見岳で最上級の暖かさを誇るバーグハウス ラムチェダウンを経験しているので、やはり中級クラスのダウンで感動するほど暖かいとは思えなくなってしまいました。とはいえ、気温がマイナス2.8度の山頂で寒さを感じなかったので、一般的な冬山であれば十分な保温性能を有しています。


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ギア関係では、エバニュー Fpmat125というマットを新しく導入しました。このマットは厚さ5ミリの薄くて硬い折りたたみ式のマットです。夏山での軽量化を考えて購入したものですが、夏に利用する機会がなかったので今回使ってみることにしました。冬とはいえ避難小屋利用なので、ホームセンターで買った厚さ4ミリの銀マットと組み合わせればいけるだろうと思ったのですが、使ってみると思っていたよりもずっと寝心地がよくて、サーマレストなどの厚くてかさばるマットでなくても十分だなと思えるものでした。単体で使った場合の断熱性や、テント泊で小石のでこぼこをどれほど解消してくれるのかは未知数ですが、詳しくはまた個別にレビューしようと思います。


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テムレス02ウィンターも今回がデビュー戦でした。今年10月に購入して、2ヶ月間室内にぶら下げていたおかげでゴム臭さもほぼ取れて、快適に使うことができました。こちらも個別にレビューしようと思います。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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11:13 名頃登山口の駐車場を出発します。日帰り登山なら遅すぎる時間ですが、山頂の避難小屋泊まりなので、下山時刻を考慮する必要がなく、この時間の出発でちょうどいいぐあいのはずです。のんびり歩いて、休憩込みで4時間ぐらいと見ているので、15時ぐらいに避難小屋に着く目論見です。駐車場には、ほかに車が2台停まっているだけでした。


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ちなみに、公衆トイレは閉鎖されていました。トイレは、コンタクトレンズ装着のついでに「道の駅にしいや」で済ませており、ここは当てにしていなかったので助かりました。いつからいつまで閉鎖されているのか知りませんが、おそらく12月から3月までの冬期間は閉鎖しているのでしょう。


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林道に入ってすぐのところから、尾根コースの登山道が始まります。林道経由の旧登山道が閉鎖されてこちらの尾根コースが正規の登山道になってだいぶ経ちますが、いまだに国土地理院は地形図に尾根コースを記載していません。誰かが指摘するまでそのままなんでしょうか。


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11:43 最初の急登をゆっくりと登ってきましたが、やっぱり汗ばんで来たので、急登が緩んだ巨木のある場所で休憩をとりました。とりあえず、この時点ではまだ腰のほうは大丈夫です。


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休憩を終えて登っている途中、とつぜん目の前を黒い影が横切って行きました。突然のことでびっくりしましたが、鹿でした。鹿は少し離れたところで止まって、こちらをじっと観察していました。まだ若い鹿のようですが、群れとはぐれたんでしょうか。


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12:10 林道との出合いまで来ると、車が1台停まっていました。登山口には林道は崩落のため通行禁止になっていて、一般車は進入禁止だと書かれていましたが、この車は林業の関係者でしょうか。どちらにしてもここまで車で来られるということは、林道は復旧しているということのようです。


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12:29 林道から再び尾根コースを登ってきましたが、徐々に腰にじんわりとした痛みを感じ始め、たまらず荷物を降ろして休憩です。時間がかかってもしっかりと休憩をとってなんとか頂上までたどり着きたいものです。この場所はちょうど倒木がベンチ代わりになり、日当たりもよく風も弱くて休憩にいい場所でした。


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気がつけばランチタイムでお腹も空いたので、昼食用のコンビニおにぎりをひとつ食べました。


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林道出合いからしばらくは比較的緩やかな尾根コースでしたが、ダケモミの丘の手前から急登になります。腰の負担を軽減するためにできるだけ直立した姿勢をキープしながら、ゆっくりと登って行きます。


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腰がじんわりとしびれたような感じになってきましたが、もすうぐダケモミの丘です。とりあえず、急登は終わったので、休憩しないでもう少し先まで進んでみることにしました。


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13:29 ダケモミの丘です。休憩しようかと思いましたが、ちょっと風があって寒いし日当たりもよくないので、ここは通過します。


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旧登山道の合流点ですが、旧登山道は相変わらず通行止めのままです。夏場だと、ここは風が通り日陰になって涼しいので休憩適地ですが、冬はちょっと寒いので、もう少し先に進んでから休憩することにします。


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13:39 旧登山道の合流点から5分ほど歩いたところに、日当たりがよくちょうどベンチ代わりになる倒木がある休憩適地があったので、やっと休憩をとることができました。ちょうど尾根に上がる急登が始まる直前の場所なので、タイミング的にもグッドでした。


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ここまではマムート メリットパルスグローブを直接素手にはめていましたが、指先が冷たくなって来たので、ここからインナーグローブを装着しました。気温は計測していなかったのでわかりませんが、指先が冷たくなるぐらいなので、5度を下回るぐらいまで下がっていたのかもしれません。


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山頂につながる尾根に出るために、急斜面を登ります。


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尾根に出ました。ここから山頂直下までは、すこし緩めの尾根道です。


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三嶺山頂も見えてきました。


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尾根が細くなり、傾斜が徐々にきつくなってきました。腰のほうはなんとか悪化せずに沈静化います。


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いよいよ急登が始まる手前で、最後の休憩をとりました。今回の荷物は、おそらく12kgぐらいかなと思われます。この程度であれば、それほど重いとは感じません。上の水場が凍っている可能性もあるし、ボッカ訓練もかねているので、水は最初から3リットル強を担いできています。


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14:47 山頂直下の急斜面にさしかかりました。大きな段差や岩を越えたりするので腰に負担のかかるところですが、ストックを使って上半身をかがめなくてすむように気をつけて登ったおかげもあってか、腰の痛みが再発することもなく通過することができました。


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水場の分岐を通過します。気温がそれほど低くないので凍結はしていないと思いますが、水は担いできているので水場に用はありません。そのまま通過します。


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ガレた急斜面をトラバースしていくと、山頂の上空を雲の塊がものすごいスピードで東に流れていくのが見えます。このあたりは山の東斜面なのであまり風はありませんが、山頂に出るとけっこう強い西風が吹いているのかもしれません。


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急傾斜の区間が終わり、笹原の斜面の緩やかなトラバース区間に入りました。前方に見える黒い岩の下を過ぎたら、山頂はすぐです。


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15:11 山頂の池の縁に出ました。


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池は完全に凍結していました。


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山頂まで行くかどうか迷いましたが、風もそれなりにあって日も翳って寒いので、さっさと避難小屋に行くことにしました。


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15:13 避難小屋に着きました。15時ごろの到着を予定していたので、ほぼ予定通りでした。


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中に入ってみると、予想に反して誰もいませんでした。土曜日だし、一人二人は宿泊客がいると思っていましたが、どうやら今日は貸切のようです。


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さっそくマットを広げて寝床のセッティングです。ホームセンターで買ったコタツの下などに敷く4ミリ厚の断熱シートの上に、エバニュー Fpmat125を広げます。2枚合わせても9ミリにしかならないし、Fpmat125はわりと固めのマットなので寝心地は期待していませんでしたが、横向きに寝ても腰骨があたって痛いということもなく、思いのほか快適で驚きました。


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宿泊の準備ができたところでトイレに行きましたが、玄関前に腕時計を放置しておいたところ、もどってきたら気温は2.1度を示していました。天気予報では、夜になって冷え込み雪も舞うとのことで、夜半には氷点下まで下がることでしょう。明日の朝は白銀の世界かもしれません。


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天気はどんどん曇ってきて、いまさら山頂まで行く気にもなれず、今日はこのまま小屋でのんびりすることにします。


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入口前にあった看板です。青空はでていませんが、まさに静寂とともに山頂を独り占め状態です。


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夕食の時間まで寝袋に包まって寝ているとなんだか背中が冷たいので、Fpmat125にエマージェンシー用シルバーシートを巻いてみたら暖かく寝られるようになりました。


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夕食はえびピラフとカレー、しじみのスープでした。


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できあがりです。尾西のえびピラフは、正直あまりおいしくないと思いますが、山で食べるものなので食べられないほどまずくなければOKです。でも、リピートはしないかな。


18時過ぎに寝袋に入り、すぐに眠りに落ちたものの21時ごろいったん目が覚めて午前0時すぎまで寝られませんでしたが、その後はいつの間にか眠りに落ちていました。

つづく。


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| 2019年12月 三嶺 | 10:27 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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思いがけずシーズン初の雪山登山: 富栄山その2 

2019年11月30日(土) 岡山県鏡野町富西谷 富栄山(1205m) 日帰り単独行 


先週の寒さがようやく緩んだと思ったら、今日はまた冷え込んでます。でも天気予報では、最高気温は昨日と同じ15度となっています。やっぱり、陽射しがあるのとないのとで体感的な温度は全然違ってきます。


部屋着として昔カジュアル洋品店で購入したフリースを着ているのですが、昨日登山用のフリースを着たらすごく暖かいと実感。やはり登山用品はレベルが違います。冬物は登山用に勝るものはないのかもしれません。ま、想定される使用環境が全然違うので、当然といえば当然でしょうけどね。


さて、週遅れのレポをさくっと完結させたいと思います。




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林道の終点から尾根に取り付くと、すぐに左手の植林帯の中に続く薄いトレースを見つけました。もしかしてこれが正しい道なのかと思いましたが、方角的にここから左へ向かうというのはどうも違うなと感じたので、林業用のトレースだろうということで行くのはやめました。


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取り付いた尾根は、それほど傾斜はきつくなく、笹も膝下レベルであまり茂っているわけでもないので、楽に登っていくことができました。最初のうちは尾根上も植林帯になっていたので、視界もあるしまったく問題ありませんでした。


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やがて笹もなくなり、雪が増えて来たもののかえって歩きやすくなって来た感じです。


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ところが、10分ほど登ったところで急に背の高い笹が増えてきました。雪の重みで垂れ下がっているとはいえ、人の背丈を越えるレベルで視界もよくありません。この先、さらに笹薮が濃くなってきたらさすがに突破するのは難しいかもしれません。尾根の左手は植林帯になっているので、笹薮もないし歩きやすそうですが、それなりの斜面なので、斜めにトラバースしながら登っていくことになります。とりあえず、もう少し尾根を登ってみて、藪がひどくなったら左の植林帯に逃げることにしました。


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笹にかぶった雪を頭からかぶらないように、事前に手で笹を揺らして雪を落としながら登っていくと、幸いにも笹薮は薄くなって歩きやすくなってきました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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11:04 突然、林道に飛び出ました。こんなところで林道に出合うとは想定外でしたが、どうやらこれが正しいルートのようです。しかし、ここの林道はいったいどことつながっているのでしょうか。考えられるのは2つ目の分岐の直進方向がこの林道だろうということですが、もしも違うのなら、全然別の入口があるということになります。とりあえず、下山はこのまま林道を右へ下っていくことにして、左へ進んでみることにしました。おそらく、このまま左へ行けば大空山の南の尾根に出るはずです。


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林道はすっかり雪道でした。積雪は3~4センチといったところなので、特に問題はありません。断熱材の入っていないトレッキングシューズのテトンGTXですが、ゴアテックスが使われているので濡れて冷たくなってくるということはありませんでした。


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11:17 尾根に出ました。


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驚いたことに、この尾根には車が通れるレベルの広い道がついていました。


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なんでこんな広い道なんだろうと思いながら、右へ進んで尾根を登っていきます。


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登っていくと、広い道がついている理由がわかりました。何の施設かわかりませんが、この鉄塔を建設するためとメンテナンスのために車が通れる道をつけたのでしょう。


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11:25 鉄塔を過ぎた先に広い空き地があり、その隅に物置のような小屋とトイレが設置されていました。小屋の中には棚があったので、荷物を降ろして休憩しようと思ったのですが、陽のあたらない小屋の中は思いのほか寒かったので、早々に出ました。


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日当たりのいい空き地の真ん中は雪が溶けて砂利敷きの地面が出ていたので、折りたたみ椅子で座って休憩することにしました。


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考えてみれば、出発してからいままで一度もちゃんとした休憩をとっていません。林道の終点で立ち止まってドリンク休憩をほんの1分ほどとっただけなので、ほぼ2時間半歩きっぱなしでした。途中、尾根を登った区間を除いて林道歩きだったので、思いのほか疲れなかったようです。少し小腹が空いて来たので、行動食を食べておきました。


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気温はそこそこ低いようですが、風はほとんどなく陽射しがあるので、じっとしていても寒さは感じません。太陽が中途半端に切れてしまい写真的には失敗ですが、気持ちのいい青空が頭上に広がっていました。


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11:37 休憩を終えて出発します。大空山まで10分、富栄山まで1時間とのことですが、そんなにかかるかなあと思いつつ、歩き始めました。


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歩き始めてすぐに雪の積もったそれなりの傾斜の下りになっていて、スリップしないように慎重に下りましたが、その後は緩やかな尾根道でした。


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大空山のピークが近くなると傾斜が急になってきて、スリップダウンを喫してしまいました。といっても前のめりになって手を突いてしまっただけで、倒れこむところまでにはいたりませんでした。しかし、ショルダーベルトに取り付けていたドリンクホルダーから水筒が落ちて、泥にまみれてしまいました。きちんと奥まで差し込んでいれば簡単には落ちないのですが、中途半端に軽く差し込んだ状態だったので、落ちてしまったというわけです。自分のチョンボなので自省するしかありません。


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11:48 大空山に着きました。鉄塔の場所から約10分。あの道標は正しかったわけです。ということは、やはり富栄山まで1時間かかるのでしょう。


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自撮りだけして、すぐに富栄山に向かいます。


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雪の積もった尾根道が続きます。


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12:08 のとろ温泉方面への登山道分岐まできました。


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のとろ方面からの道に足跡はついていなかったので、どうやら今日は僕が一番乗りのようです。


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まっさらの雪道に足跡を刻みながら進んでいくと、富栄山が見えてきました。さすがにお昼なので、朝見た真っ白い山ではないのがちょっと残念です。


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山頂が近づいてくると、まだ霧氷が残っている木が登山道脇にありました。シーズン初の雪山で、霧氷にも出会えたのはラッキーでした。


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笹原が刈り込まれた展望のいい場所まで来ると、山頂はもうすぐです。


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12:29 富栄山山頂です。鉄塔から約50分でした。鉄塔のところにあった道標は、少しゆっくり目に計算しているようです。


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まずは自撮り。


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展望台の上は雪がなかったので、この上でランチにしようと思います。


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ランチの前に、背景を入れて自撮りしておきました。少し前にデジカメを取り付けられて三脚にもなる自撮り棒を購入したので、こういう写真も取れるようになりました。


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ランチはいつものラーメンです。毎度のカルパスは在庫切れになったので、代わりに魚肉ソーセージがおかずです。


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ラーメンができるまでの間、周囲を眺めて時間をつぶしました。こちらは北側。まだ少し霧氷が残っているようです。


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南東方向の白賀渓谷です。あの渓谷から登ってきました。


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南側の尾根です。右のピークが大空山だと思います。


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ラーメンが出来上がったので、おいしくいただきました。ごちそうさまでした。食事中に、男性が二人時間差で登ってきました。それぞれ単独なのかと思ったら、どうやら一緒に登って来たようです。


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食後に、もう一度展望を楽しみます。東に見えるのは泉山ですね。その右後ろに那岐山が見えています。


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反対の西側には、白くなった大山も見えていました。


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13:06 下山開始です。


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分岐を過ぎると、自分だけの足跡が残った道をたどります。


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13:33 大空山を通過します。


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13:41 鉄塔の場所まで戻ってきました。空き地の雪はだいぶん溶けてなくなっていました。


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尾根道から林道へ左折します。このあたりの雪もほぼ溶けていました。


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しかし、日陰の林道に入ると、しっかりと雪は残っていました。


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大空山の東斜面を北に向かって下っていきます。


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14:27 大空山の東斜面を大きく北側から回りこんで、朝通った2つめの分岐に戻ってきました。前方の右に上がっていく道を朝通っていったわけです。結果的に、道のない尾根を通ってショートカットすることになったわけですが、時間的には林道を歩いてもたぶん変わらないぐらいだと思います。なので、このルートで登るときは素直に林道を歩いたほうがいいでしょう。


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下山途中で、富栄山の山頂が見えました。展望台があるのがわかります。


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14:48 1つ目の分岐まで戻ってきました。


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14:59 林道入口です。富栄山山頂から2時間弱かかりました。


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下山を始めてからノンストップで下りて来たので、さすがに疲れました。もみじ平の休憩小屋で休んでいくことにします。


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甘いものが欲しくなったので、デザート用にもってきていたチョコブラウニーを食べました。疲れると甘いものがおいしく感じます。


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朝、下山時に遊歩道を歩こうと思っていましたが、疲れたし寒いしで遊歩道歩きはやめました。谷筋は冷気の通り道になっているようで、上流から冷たい空気が流れ落ちてくるような感じがして、かなり寒さかったです。


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途中、陽射しに輝く残り紅葉を映しこんで水面がオレンジに染まっていました。


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15:27 駐車場所まで戻ってきました。今回も6時間強の山行になり、けっこう疲れました。冬に向けてちょうどいいトレーニングになったかもしれませんが、そろそろ重荷を背負う山行もしておく必要があります。泊まりの山行もそろそろ計画してみようと思います。

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| 2019年11月 富栄山 | 13:19 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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思いがけずシーズン初の雪山登山: 富栄山その1 

2019年11月30日(土) 岡山県鏡野町富西谷 富栄山(1205m) 日帰り単独行 


11月最後の週末はどこに行こうかと思っていたら、なんと28日にまた腰痛を再発してしまいました。住宅の躯体検査で階段のない鉄骨足場をよじ登ったのが悪かったらしく、一段上の足場に上って立とうとしたら腰にキューッと痛みがはしり、少しの間腰を伸ばすことができませんでした。幸い、ぎっくり腰にはならず、痛みは残ったものの動くことはできたので無事に仕事を終えて帰ったものの、いすから立ち上がるたびに痛みがはしるような状態で、週末は寝たきりの可能性が出てきました。


しかし、せっかくの晴天予報の日に寝て過ごすなんてもったいなさ過ぎるということで、鎮痛剤とシップで内と外から痛みを取り去る努力を続けたところ、どうやら金曜日の夜には椅子から立ち上がっても痛みが出ないところまで回復しました。そうはいっても、登山をする場合の負荷とはレベルが違うので、とりあえず土曜日の朝の段階で調子がいいようなら外出OK、だめならあきらめて療養することに決めてベッドに入りました。


翌朝起きてみると、腰の痛みはほぼありません。中腰で何かしたりすると少し痛みが出ますが、普通に立って歩くだけなら問題ありません。ということで、登山の用意を整えて出発しました。


11月29日は寒気が入って県北の山では雪予報になっていましたが、30日は寒気が緩んで気温も標高1000mで4度ぐらいとそれほど寒くもなさそうだし、天気もわるくありません。行く先は、急登や岩場のなく腰に負担のかからない富栄山に決定です。


富栄山といえばのとろ温泉から登るルートしか歩いたことがありませんが、途中少し傾斜の急な箇所がありやや腰に負担がありそうです。そこで、今回は白賀渓谷から大空山を経由して登るルートで行くことにしました。


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このルートは白賀渓谷から林道経由で大空山の山頂近くまで行けるらしいのですが、地形図にも載っていない未知の林道です。ネットで仕入れた情報がネタ元なのであまり詳しいことはわかりませんが、大空山近くまで林道で行ければほぼハイキングのレベルですし、その後は富栄山まで稜線のルートで多少のアップダウンがある程度なので、全体的に初心者向きのルートです。なので、とりあえず行ってみることにしました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス L/S ハイブリッドパラマウントメッシュクルー
 ベースレイヤ: マムート アタカソジッププルAF
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケット
 ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット
 インサレーション: バーグハウス ライトインシュレーテッドジャケット
 グローブ: マムート メリットパルスグローブ
       モンベル OutDryオーバーグローブフィット
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインLWタイツ
 ミドルレイヤ: マムート グレイシャーパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 ソックス: クロスプロ 脚力サポートソックス for Trekking
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


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天気予報は晴れで、風が6m/秒ほどあるものの気温は4度ぐらいということでした。登っているときは暑くなるとはいえ風が当たればけっこう冷えます。先日の徳島矢筈山のことを考えると防風とそれなりの保温性能が必要だろうということで、ワッフルバッキングで透湿性と保温力のあるマムート アタカソジッププルAFをベースレイヤにし、ウィンドストッパーで防風性能が高いけれど、薄手でベンチレーションがあり温度調節がしやすいマムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケットの組み合わせがよさそうだということで決めたウェアですが、これがばっちりでした。出発から下山までずっと着たままでOKでした。山行ごとに装備の記録をつけるようになって、天候に合わせたウェアの選択がそこそこ外れなくなってきました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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白賀渓谷に沿って舗装道路を上がっていくと、広い駐車場と休憩小屋のある場所があったので、車はここに停めることにしました。この先まで車で入っていくことはできそうですが、白賀渓谷をゆっくり見たいということもあったので、あまり奥まで行くのはやめました。


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ちなみに、ここには簡易水洗トイレも設置されています。


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9:00 駐車場所から渓谷沿いの道を上がっていきます。ここからが白賀渓谷の見所らしいので、歩きながらゆっくり楽しんでいくことにします。


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大きな散策マップも設置されていました。この渓谷にはヤマセミがいるということで、わりと有名みたいです。一度見てみたいものですが、簡単には出会えないと思われます。


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道は渓谷に沿ってついているので、きれいな水の流れる渓谷を眺めながらゆっくりと歩くことができます。


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カーブをひとつ曲がると、すぐに山小屋風の大きな東屋がありました。山小屋滝見と書かれた標柱がありますが、近くに滝らしいものはありません。どういうこと?と思いつつ小屋の前を通過します。


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渓谷の奥に白くなった山の稜線が見えました。昨晩はだいぶん冷え込んだようだから、きれいな霧氷がついているなと思っていたのですが、実は積雪していたのでした。


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遊歩道のほうに入ってみたい誘惑に駆られつつも、とりあえず登山を優先してそのまま林道を行くことにしました。遊歩道は帰りに歩くことにします。


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小さな滝が連なる渓谷は、ダイナミックさはないものの、倒木などもなくきれいな渓谷です。紅葉の時期はかなりよさそうなので、もう少し早い時期に訪れてみたいものです。


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9:21 もみじ平というところに着きました。道はすでに未舗装路になっていますが、ここまで荒れているところもなく、その気ならここまで問題なく車で入ってくることはできそうです。ある程度の駐車スペースもあります。僕が車を停めたところは、もともとは渓流釣り客用の施設らしく、釣り人はこのあたりまで車で入ってくるということなのかもしれません。


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9:29 もみじ平から10分もかからず林道の分岐に着きました。地形図を見る限り大空山に向かう林道はこれしかないので、これを左へ入っていけばいいはずです。ただし、地形図では林道はこの先で終わっているので、その先がどうなっているのか行ってみないとわかりません。


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林道入口の看板には、延長807mと書かれていて、おそらく地形図に載っている分の延長距離なのでしょう。もちろん、大空山までは数キロあるはずです。


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橋を渡って林道を奥へ進みます。


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落ち葉が積もっているものの、雑草が生え放題というわけでもなく、比較的よく利用されている林道のようです。


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9:44 分岐がありました。雰囲気的には左は支線で、メインの林道は直進のようです。当然ながら登山に関する道標のようなものはまったくありません。とりあえず直進してみます。


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ほんの数十メート先で道は終わっていて、右手の岩に林道の終点を示す道標が立てかけてありました。ということは、先ほどの分岐を左へ行くしか選択肢はありません。分岐まで戻って左の支線に入りました。


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分岐からほどなく、道が左へ大きくカーブしているところに、巨木が立っていました。どうやらトチノキのようです。幹周は、5mぐらいありそうな感じです。山を歩いていると時々こうした巨木に出会うことがありますが、名前のついた観光名所となっているような有名な木と違って、柵もなければ案内板もない素のままの巨木の姿をすぐそばで見られるので、こういうところで出会う無名の巨木は妙にリアリティを感じてしげしげと眺めてしまいます。


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反対側は大きな洞になっていて、だいぶ痛みが激しいようです。


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林道を登っていくと、紅葉の山の上のほうが白くなっているのが見えてきました。三段紅葉とはちょっと違いますが、植林帯の緑、紅葉の赤、冠雪の白と、彩的には三段紅葉になっていて、その上空の青まで加わって、なかなかの風景です。


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進むにつれて、林道にもススキが繁茂しているところが出始め、すこしさびしげな雰囲気になってきました。


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崩落箇所もあります。


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やがて、道端や笹の上に雪が残るようになってきました。渓谷から見た白い山は霧氷ではなく、積雪だったのかと悟りました。


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前方に見える山の木々が白くなっていますが、あの程度ならせいぜいうっすらと雪化粧しているぐらいだろうと思っていました。


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10:13 再び分岐がありました。最初の分岐を過ぎた時点で、すでに地形図には林道が記されていないので、どちらが正しいルートなのかを知る方法はありません。左の道は支線のようで、かなり荒れています。


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しかし、ちょうど正面の植林帯の中を右斜め上に上っていくように道が続いているのが見えます。


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とりあえず、そのまままっすぐ行くとどういう状況なのかを確認するために直進してみましたが、道は右にカーブした後は、等高線に沿って北向きに伸びているようです。それに、草もたくさん生えていて、とてもこの先ずっと続いているように思えません。


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GPSで現在地を確認してみると、大空山の東の標高800mあたりです。青が直進のルート、オレンジが左の支線ということになり、どう考えても左の支線が大空山へのルートと思われます。ということで、左へ進むことにしましたが、じつは正解は直進のほうだったのです。


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荒れ気味で急傾斜の支線を上って行きます。


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進んでいくと、岩がゴロゴロして、深い溝もできていたり伐採された間伐材が放置されていたりで、本当に大丈夫なんだろうかと心配になってくるような状況です。


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しかし、荒れた区間はすぐに終わって、その先は比較的きれいな林道になりました。これなら上のほうまで続いている可能性は高そうだと安心しながら上って行きました。


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やがて、路面にうっすらと積雪が出てきましたが、この程度の積雪なら霜のようなものです。


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高度を上げていくと、次第に冬山の様相になってきました。それでも、地面をうすく雪が覆っている程度なので、秋山装備でも問題はありません。


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10:33 突然林道が終わりました。マジか!?と思いましたが、どんなに周囲を見ても、道はここで終わりです。大空山の南側の尾根まで林道がつながっているというのはデマ情報だったのかと思いましたが、ここまで来てどうこう言っても始まりません。この時点では、さっきの分岐を直進するのが正解だったとは思っていなくて、ここから尾根までトレースがあるのだろうと思ってトレースを探してみました。しかし、それらしいトレースはまったく見当たりません。


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GPSで確認してみると、どうやら今いる場所は大空山に直接突き上げる尾根の途中のようです。地形図の等高線の間隔がけっこう広いので、このままこの尾根を登っていくのはそれほど難しくなさそうです。


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尾根を見てみると笹薮もあまりひどくないようなので、道なき道ではありますが尾根をたどって山頂を目指すことにしました。


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雪の積もった笹を掻き分けながら登る事になるので、モンベルの防水グローブを装着しておきました。

つづく。

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| 2019年11月 富栄山 | 18:44 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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