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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。当ブログ内に掲載してある写真の無償提供はしておりません。また、無断で使用することは固くお断りいたします。

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規模・美しさ共に県下一のブナ林かも:  笠杖山その3 

2020年5月24日(日) 岡山県新庄村 笠杖山(標高1063m) 日帰り単独行 


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13:20 1003ピークに着きました。三角点が落ち葉に埋もれながら存在を主張していました。ここも森の中のピークなので、展望はまったくありません。笠杖山に関しては展望のきく場所はまったく無く、笠杖山はもとより縦走路においても展望を期待して登って来るとがっかりすること間違いなしです。


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今日のところは1003ピークで引き返すことに決めたわけですが、この先の状況を少し確認するために、道が下り始めるところまで行って見ました。地形図から予想したとおり、そこそこの傾斜の下りが続いているようです。さすがにこの時間から100mも下る気にはなりません。ということで、予定どおりここで引き返すことにしました。


復路もブナの写真を撮りながらのんびり帰りました。せっかくなので、一眼レフで撮影した写真を、何枚か掲載しておきます。横位置写真はクリックで拡大します。


ペンタックスの一眼レフは、緑が派手目に再現される癖があり、デフォルトだと彩度をあげすぎた写真のように見えるので、どれも彩度を落とす調整をしていますが、それでもスマホなどのデバイスによってはまだ派手目に見えます。新緑が透過光に光る森の雰囲気はよく出ているので、記憶色に近いという意味ではまあありかなという気もします。でも、やっぱりどこか不自然さを感じるので、今後は新緑の撮影はやはりキヤノンのカメラで撮ることにします。

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ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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14:15 笠杖山の北にある1053.4ピークまで戻ってきました。ここから西へ下るトレースがあり、ピンクテープが森の奥のほうまで設置されているので、麓の林道まで下ることができそうです。来た道をそのまま戻ってもあまり面白くないので、1053.4ピークから西へ下ってみることにしました。


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トレースは、踏み跡というよりもしっかりと笹が刈り払われた登山道といってもいいレベルです。


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1分も下ると、前方にかなりの太さの巨樹が見えました。残念ながらすでに朽ちていましたが、この山で見た中でも最大級の太さのようです。手前にあるブナも直径1m級の巨木ですが、それと比べても倍近い太さのようです。樹種はブナだと思いますが、幹周はおそらく4mを越えていると思われます。笠杖山でみたブナの中では、間違いなく最大のブナです。朽ちてしまったのが残念です。


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朽ちたブナの下にもう1本ブナの巨木があり、こちらも半ば朽ちていましたが、まだ葉をつけていました。太さもかなりのもので、もしかしたら生きているブナとしては最大級かもしれません。トレースはこの木の下を通って下っていきます。


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14:20 朽ちたブナの巨樹から3分ほど下ると、再びブナの巨木に出合いました。直径1mを越えているであろう巨木です。下り始めてまだ5分程度しか経っていないのに、すでに朽ちたものもくわえて4本の巨樹・巨木に出合うなんて、偶然にしてもできすぎのようなトレースです。


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結構な急坂をほぼまっすぐ下ってきましたが、倒木が道をふさいでいたりして、楽に下れる道とは言い難い状況でした、とはいえ、崖のような場所は無いので、倒木があっても楽に迂回でき、その意味ではまだ歩きやすい道と言えるかもしれません。


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驚いたことに、さらに2分ほど下ると、先ほどのブナをしのぐほどの巨木がありました。標高960m付近ですが、これで5本目です。このトレースは意図的に笠杖山西面にある巨樹をつないでつけられているのではないかとさえ思えます。


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ちなみに、この写真は同じ木を一眼レフで撮影したものです。


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さすがに標高950mから下になるとブナは減ってきて、しだいに森を構成する樹種が変わってきました。巨木、大木と呼べるような木も見かけなくなり、ピンクテープをたどって急斜面をひたすら下るだけです。


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14:45 途中から植林帯に入り、ピンクテープもほとんど見かけなくなってトレースが若干怪しくなりかけましたが、なんとかそれらしいトレースを探して下っていくと、ようやく林道に出ました。この5分ほど前に、左下に林道が見えましたが、地形図に載っているものではなさそうだったので、そのままトレースをたどりました。


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14:56 最初の分岐で、右へUターンするように下ります。


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15:11 2つ目の分岐です。地形図では丁字路になっていますが、現場は十字路になっていました。いずれにしても右へ行くことにかわりは無いはずなので、右へ下る道へ進みます。


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15:24 GPSで正しいルートを進んでいることを確認しながら歩き続けると、アスファルト舗装の道に出ました。ここを左へ進めば、駐車場所まで一本道です。


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10分ぐらいで着くだろうと思っていましたが、行けども行けどもアスファルト道が続きます。


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15:44 予想の倍の20分かかってようやく駐車場所に戻ってきました。写真を撮りながらの山行だったので、時間がかかるのは仕方が無いとはいえ、結局6時間強もかかってしまいました。結構疲れましたが、予想よりもずっとブナ林の規模が大きく、かつ美しい森でした。


岡山でブナ林といえば毛無山のブナ林が県下では一番といわれているようですが、歩いてみた感覚では笠杖山北の縦走路まで含めれば毛無山のブナ林よりも大規模で美しいと思います。特に、1053.4ピーク北斜面から1003ピークにかけての縦走路のブナ林の美しさは、確実に毛無山のブナ林をしのいでいると言えそうです。そのうえ、巨樹巨木にもたくさん出会うことができ、なんだかとても充実した山歩きだったように感じます。今回は1053.4ピークから西へ下りましたが、ほかにも土用ダムのほうへ下る道が稜線上に2箇所ほどあったので、いつかそれらの道を下ってみたいと思います。もしかしたら、まだ知られざる巨樹巨木に出合えるかもしれません。

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| 2020年5月 笠杖山 | 16:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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規模・美しさ共に県下一のブナ林かも:  笠杖山その2 

2020年5月24日(日) 岡山県新庄村 笠杖山(標高1063m) 日帰り単独行 


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11:46 休憩を終えて北に向けて歩き出すと、すぐ近くにあった木に、消えかけた文字で笠杖山と書かれた札が設置されていました。なぜここに?という気がしないでもないのですが、まあ登山道脇の適当な木というとこれぐらいしかなかったということなのでしょう。


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北に向けて平坦な山頂部を進みます。



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道が下り始めるとブナが増えてきて、どうやらブナの純林になってきたようです。


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登山道脇には直径30cmを超える太いブナが立ち並びます。


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ブナはもともと日陰でも生育できる樹種なので、他の樹種よりも日照条件の悪い環境で成長することができます。そのため、標高1000m付近の北向き斜面で他の樹種を圧倒し、森の変遷の最終段階でブナの純林を形成します。その状態を極相林といいますが、自然災害などの外力が加わらないかぎり、ブナの純林が森の完成形として維持され続けるというわけです。今回は笠杖山の南側から登って来ましたが、南側はまだ他の樹種との混成林でした。日照条件がいいので他の樹種も負けずに生育しているというわけです。そのため、綺麗なブナ林は日本海側に多く残っているようです。


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笠杖山の北側にある1053.4三角点が近くなると、いよいよブナだらけの様相になってきました。しかも、太いブナのオンパレードで、ブナ回廊といってもいいほどです。


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ただし、なだらかな斜面のほうを見ると、案外細めの同じような太さのブナが多いので、もしかしたら一度は人の手が入っているのかもしれません。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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12:03 四等三角点が登山道の真ん中に埋まっていました。


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三角点のすぐ先で、左手(西側)の木々の奥にテレビ電波の反射板らしきものが建っているのが見えました。


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道が下り始めると、あたりはすっかりブナの純林となりました。登山道脇には直径50cmオーバーの大木もあり、なかなかいい雰囲気です。


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茶色の落ち葉が敷き詰められた登山道が、新緑のフレッシュグリーンの森の中に続く風景を見ると最高に癒されるような気がします。しかし、この縦走路はせっかくのこの風景を楽しむことなく走り抜けるだけのトレラン用コースとして整備されたものというのが、なんとも皮肉な話です。


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ひときわ大きなブナが登山道脇にありました。幹周3m近くありそうです。


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すぐ先にはまた別の大木です。奥に見える木もそこそこの太さがあります。


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美しいブナ回廊を楽しみながらゆっくりと進んでいきます。


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わずかながらツツジもまだ残っていました。


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1006ピークを過ぎて、鞍部に向けて下ります。このあたりも左右にブナの大木があり、美しい森が広がっています。


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12:41 1006ピークの北側にある、標高960m付近の鞍部まで下りて来たところで、ランチ休憩をとることにしました。


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今回はコンビにおにぎりとカフェオレです。冬と違ってお湯をたくさん持ってくる必要が無いので、350mlのポットに直接カフェオレスティックを入れて直飲みです。いちいちカップを使う必要が無いので楽でした。ポットに匂いが着くのが嫌でいままではお湯以外は入れませんでしたが、このポットを使う機会がほぼなくなったので、コーヒー系を入れるのを解禁しました。


おにぎりを食べながら、どこまで行くか考えました。あまりにも綺麗なブナ林が広がっていてゆっくりと歩きすぎてすでに午後1時前です。当初の目標であった、金ヶ谷山手前の稜線分岐まで行って帰ってくると遅くなりそうです。それに、この先いったん標高900m近くまで下ることになるので、ブナ林も一時混成林となってしまいそうです。そこから稜線までまた100mほど登り返すのですが、今度は南向き斜面になるので、笠杖山何面の登山道と似た雰囲気かもしれません。また、帰りは再び100m下って100m登ることになり、かなり疲れることは明らかです。ということで、少し北にある1003ピークで引き返すことにしました。


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12:57 ランチを終えて、1003ピークに向けて登り返します。


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標高差30m程度の軽い登り返しですが、休憩後ということもありちょっと疲れました。


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1003ピークに続く平坦な尾根になると、再びブナの大木がちらほらと現れました。太いブナがあるとやはり森の重厚感がちがってくるので、歩いていて楽しさがかわってきます。


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このブナもなかなかの大木でしたが、主幹の下のほうはかなり痛んでいました。


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それでもしっかりと枝葉を広げて、まだまだ生命力に満ち溢れていました。


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先に進むと、別の大木が2本順番に出迎えてくれました。ちょうどこのあたりでGPSからビープ音が鳴りました。バッテリー切れの合図です。出発時に半分ほど残っていたので、今日一日は十分もつと思っていたのになぜだ?と思いながら確認してみると、なんといつもオフにしている画面のバックライトが強設定になっていました。


やっちまったなあと思っても、GPSの予備電池は4本とも一眼レフに使っているので、もう予備はありません。他に単3電池がなかったかと考えてみたところ、電池切れで交換した一眼レフの電池が4本あるのを思い出しました。GPSに必要な電力は一眼レフに比べればかなり小さいので、もしかしたら使えるかもと思い電池を入れ替えてみると、なんと満タン表示になり、無事電源がはいりました。これなら下山するまで問題なさそうです。


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1003ピーク手前までくると、ブナ林の感じが少し変わりました。太いブナが無くなり、直径15~20cmぐらいの細いブナばかりが狭い間隔で密生しているような森になりました。ちょうど、大山の木谷のブナ林に似た雰囲気です。おそらく伐採された後にできた二次林なのでしょう。ただ、林床の笹の背丈が低いので比較的すっきりしていて、新潟にある松之山美人林というブナ林に似た雰囲気もありました。

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つづく。

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| 2020年5月 笠杖山 | 17:49 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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規模・美しさ共に県下一のブナ林かも:  笠杖山その1 

2020年5月24日(日) 岡山県新庄村 笠杖山(標高1063m) 日帰り単独行 


11日に仕事で行けなかった笠杖山に行ってきました。すっきりと目が覚めたとはいいがたいものの、気力がなくなるほどの眠さはなくそこそこ気分も盛り上がったので、6時過ぎに起きて7時過ぎに出発。岡山から北房ICまで高速道路を使い、北房ICからは下道で登山口まで走りました。


今回は笠杖山の南側から登る事にしました。前回のように北からアプローチすると笠杖山までの距離が長く、かなり朝早く出発しないと日のあるうちに戻ってこれなさそうだし、前回歩いた道と同じ道を使うのも気が進まなかったので、登山口を変更したというわけです。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート コンフォートジップ L/S
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ソフテックトレッカーズパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: クロスプロ 脚力サポートソックス for Trekking
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


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もはや夏山シーズンといってもいい天気だったので、前回同様ジャケットはレインウェアで兼用することとして、山シャツだけの軽装で入山です。特に新しいものもありません。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




笠杖山は、もともとちゃんとした登山道はなかった山みたいですが、2016年にトレラン大会が開かれたときにコース整備が行われたらしく、金ヶ谷山から笠杖山までの稜線を通る縦走路と、南麓の高下集落から山頂へ通じる道が拓かれたようです。わずか2年前のことなので、当然ガイドブックに掲載されているわけも無く、現状ではほぼ知られていない登山道といってもいいのかもしれません。


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登山道として新庄村が整備したわけではないので、毛無山登山口のようなちゃんとした駐車場はありません。 なので、車をどこに停めるかですが、幸い登山口となる場所に多少のスペースはあります。僕が停めたのは赤丸の場所です。ただし、ここは木材を搬出するためのトラックが橋を渡るためにカーブを大回りするための場所だと思われるので、平日や土曜日はトラックの通行の邪魔になる可能性があります。なので、日曜日以外に停める場合は、県道58号線から毛無山方面に入り、最初の左カーブのところが広くなっていて路肩に駐車スペースがあるので、そちらに停めたほうがよさそうです。そのカーブから右へ下り、橋を渡ったところが僕が停めた場所です。


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このカーブから下りてくる道は、なぜかグーグルマップには描かれていませんが、Yahoo地図には描かれています。グーグルマップは衛星写真にするとちゃんと写っているのですが、ゼンリンのデータを使わなくなってからグーグルマップの質が落ちたと感じるところです。


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9:27 駐車場所から歩き始めます。ひとまず、アスファルト舗装された林道を北へ進みます。


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7分ほど進んだところで、左手に笠杖山が見えました。


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笠杖山が見えたところのすぐ先に案内板が設置されていました。左手の林道へと書かれています。


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そのすぐ先で左へ入る道が分かれています。


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分岐のところにもちょっとわかりにくい道標がありました。ところで、ここまでは一眼レフで写真を撮っていたのですが、あろうことかいきなり電池切れになってしまいました。ペンタックスK-50は単3電池4本で動きますが、付属していた単3型リチウム電池(充電できない一次電池)が切れたわけです。出発時はまだ半分ほどある表示になっていたので1日ぐらいもつだろうと思っていたのですが、大電流が必要な一眼レフはある程度のレベルまで電圧が下がると、突然電池切れになるので困り者です。予備のニッケル水素電池を入れてみると、なんとこちらも電池切れ。しばらく使っていなかったので、放電してしまったようです。


記録写真の撮影も兼ねて一眼レフだけしか持ってこなかったので、コンデジはありません。仕方が無いので、スマホで撮影することにしました。スマホのカメラを山行記録に使うのは初めてなので、まともに撮れるのかどうか不安が残りますが、これしかないので背に腹はかえられません。ということで、これ以後の記録写真はスマホの写真となります。


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9:44 砂利道に入って最初の分岐を右へ進みます。


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ちゃんと道標もありました。


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2つ目の分岐は、左へ進みます。しかし、この分岐は地形図には載っていません。


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9:53 3つ目の分岐です。といっても、左の道は草が繁茂していてあまり分岐っぽくありませんでした。ちなみに、ここが地形図の2つ目の分岐になります。ここは右というか、直進です。


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10:04 標高650m付近のヘアピンカーブを過ぎたところで、4つ目の分岐がありました。ここも地形図には載っていません。地形図では直進する道だけですが、直進の道はあまり使われている雰囲気はありません。道標に沿って左へ進みます。



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10:20 出発してから1時間近い林道歩きがようやく終わりました。ここから右の尾根に上って行くようです。ここが本当の登山口といってもいいようです。林道はまだ先へ続いているようですが、草が伸びていて使われている雰囲気はありません。


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道標にも、「いよいよ始まり 笠杖山」と書かれていました。とりあえず、ここで小休止をとりました。このときふと思いついたのが、GPS用の予備電池が一眼レフで使えるのではということでした。GPSは単3が2本ですが、幸い2組4本の予備があります。充電後少し日がたっているので、自然放電が進んでいなければなんとかなるはずです。電池を交換してみると、無事満充電の印が表示されました。しかし、山行記録の撮影に使っているとまた電池切れにならないとも限らないので、とりあえず山行記録はスマホでそのまま撮ることにしました。


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10:28 休憩を終えて、登山道を登りはじめました。楽な林道歩きからいきなり急な坂道になりますが、やはり林道歩きでは盛り上がりません。登山道に入るとようやく山に来たということを実感しました。


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いきなり結構な急坂が始まりました。薄暗いので、手振れが発生。スマホにもデジタル手振れ補正機能ぐらいはついているのかもしれませんが、やはり光学式手振れ補正のついたカメラに比べると暗い場所での撮影は苦手のようです。


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登山道は尾根をまっすぐに上がっていきます。左側(西)はヒノキ林ですが右側(東)は広葉樹林なので、朝の光が広葉樹の新緑を通して降り注ぎ、なかなか気持ちのいい登山道です。


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けっこう太くてりっぱな木も生えていたりして、あまり人の手が入っていない雰囲気です。


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林床の下草や笹があまり繁茂していないし、背丈も低いので、森の奥まで視界が広がりいい感じの森です。


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整備された登山道ではないので階段などまったくなく、脚への負担はけっこう厳しいものがありますが、グリーンシャワーを浴びながら、急勾配の道をゆっくりと登って行きます。


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10:53 標高900mでテラス状の平坦な場所がありました。脚への負担がやっと軽減されて一息つけるところです。立ったままドリンク休憩をとりました。


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休憩場所からふたたび急坂が続きますが、標高1000mの手前あたりからようやくなだらかな道になりました。直径50cmを超えるような大木もちらほらあって、原生林のような雰囲気の森になってきました。


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これは登山道脇にあったブナの巨木です。ここまでで一番の巨木で、ゆうに直径1mを超えていると思われます。


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ブナの巨木の先に、さらに大きなミズナラの巨木がありました。


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幹周は推定4m近い巨木です。山頂に着く前にこんな大物に出会えるとは、想定外でした。


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道もほぼ平坦になり、そろそろ山頂に着きそうです。


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11:29 三角点のような石が埋めてありましたが、笠杖山の山頂には三角点は設置されていません。とりあえず、GPSで確認してみても山頂にいるようなので、休憩をとることにしました。三角点もどきの石の先の少し広くなった場所でハイキングチェアーを出して、ようやく座って休むことができました。


山頂は完全に森の中なので、展望はまったくありません。しかし、ブナやナラの広葉樹林なので薄暗い感じは無く、気持ちのいい森です。啄木鳥のドラミングの音を聞きながら、水分補給と、行動食としてラムネをかじっておきました。ここまではまだブナの純林ではありませんでしたが、この先北斜面に進めば、美しいブナ林が広がっているかもしれません。


山頂までは日当たりのいい南側の尾根を登ってきた訳ですが、その割に林床の笹や下草はあまり繁茂していませんでした。つまり、森の木々がしっかりと枝葉を広げて林床まで光が届きにくい状態だと考えられるので、森の生命力が強く、木々が大きく成長している山だと思われます。なにしろ、ここまでにすでに何本もの大木巨木に出会ったので、この山には深く美しい森が広がっているような、そんな予感がしてきます。

つづく。

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| 2020年5月 笠杖山 | 21:27 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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快晴夏日にグリーンシャワーを浴びる:  金ヶ谷山 

2020年5月11日(月) 岡山県新庄村 金ヶ谷山(標高1164m) 日帰り単独行 


5月7日から岡山県では自粛要請が緩和され、県境をまたいだ移動とクラスター発生の恐れがある施設への出入りなどに限定するとされました。ということは、県内の登山であれば大手を振って行けるというわけで、7日に早速行くつもりが朝起きられずにお流れに。8日にこそはと思っていたら、予定よりもずっと早く目が覚めてしまったものの2時間ほどしか寝ることができず、どんよりとした気分でとても登山どころではなく、あえなく撃沈でした。巣籠GWのおかげで出歩かず、体を動かさないため夜ぐっすりと眠ることができず、明け方になってようやく睡魔に襲われるという悪い生活習慣になりつつあったためでした。


9日10日は雨でやっぱり出られず、このままGW明けから仕事に突入かと思っていたら、なんと11日の予定が後ろにずれてしまったので、連休が一日増えて11日が連休最終日となりました。しかも、夏日のような晴天予報です。ここで出かけずしていつ出かけるのかと自分を鼓舞して早起きし、本日ようやく山歩きに出向くことができました。


行き先は、金ヶ谷山。毛無山の東にある山ですが、実は本当の目的地は笠杖山でした。金ヶ谷山の南にあるマイナーな山で、以前は登山道はなかったらしいのですが、最近トレラン大会が開かれたりして道ができたらしいので、行ってみようと思っていました。金ヶ谷山から毛無山に続く稜線はブナ林が生い茂る美しい尾根なので、その支稜線にあたる笠杖山の稜線もブナが綺麗なのではないかと思ったわけです。


ところが、とある事情により笠杖山は次の機会のお楽しみとなり、11日は金ヶ谷山だけ登って帰ってきました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート ジップロングスリーブオールイヤー
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: アクシーズクイン ウィンドストッパ―グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ソフテックトレッカーズパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: ハリソン 総パイルクライミングソックス
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし
 クランポン: なし


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岡山では夏日のような気温になるとのことでしたが、山のほうでは標高1000mで18度ぐらい、風は7m/秒ぐらいとの予報でした。なので、ジャケットは不要と判断し、シャツをやや保温力のあるウール混のマムート ジップロングスリーブオールイヤーとしました。あとは、おおむねいつもどおりのチョイスです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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8:35 金ヶ谷山の登山ベースとなる山の駅に車を止めさせてもらって出発です。他には車は無く、さすがに今日は誰にも会わない予感がします。


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道路に出て少し北に歩くと、すぐに林道入口です。ここから長い林道歩きが始まります。


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9:58 分岐は右へ進みます。


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道標があるので迷う心配はありません。


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暗い杉の植林帯の中を登って来ましたが、ようやく明るい自然林の道になりました。


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自然林になり、フラットな道をしばらく進むと登山口です。ここから右へ上がっていきます。


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登山口の頭上にかわいらしいトチノキの新芽がありました。まだ子供の手のひらぐらいの小ささで、日の光を浴びてまぶしいくらいに輝いていました。


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尾根に沿って登っていくと、そこかしこに新緑を身にまとった木々があり、朝の光に鮮烈な色に染まります。


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傾斜はそこそこ急ですが、新緑の木々の中をゆっくりと登っていけば息も切れず爽快な気分で山歩きを楽しめました。


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美しい新緑を愛でながら登っていると、携帯にショートメールが届きました。どうやらしばらく圏外だったので電話が通じなかったようで、着信の連絡がドコモから届いたのでした。相手は仕事関係の人でした。電話をかけなおしてみると、なんと今日の仕事依頼でした。一度は今日は無理と断ったものの、夕方でいいからと言われて仕事を請けるはめになってしまいました。16時に倉敷の現場なので、14時半までに家に戻れば、準備も間に合います。となると、12時には下山完了しなくてはなりません。このときが10時前だったので、せいぜい11時までしか行動できません。となると、笠杖山はあきらめるしかありません。とりあえず、金ヶ谷山まで登って帰るということに計画を変更することにしました。


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それにしても、すっきりと晴れ渡った青空に、萌えるような新緑がよく映えます。まるでグリーンシャワーを浴びているような爽快さがあります。上を見上げながら登るので、なかなか先に進めません。


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今日は、ブナの新緑を撮るために来たようなものなので、カメラもいつものコンデジではなく一眼レフだけしかもって来ていません。ファインダーをのぞきながら構図を微調整して、息を止めてシャッターを押すという一連のプロセスがなんだか久しぶりに楽しいと感じました。


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風に揺れるブナの新緑をアップで撮るために揺れが収まるのをじっと待ち続けるなんてことも、久しぶりにやりました。最近は写真を撮るのもなんとなくご無沙汰気味だったので、この春はまた一眼レフをもってあちこち出かけてみたいものです。


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これは種類はわかりませんがカエデの新緑で、赤いのは花ではなく種に生えている羽のようなもので、翼果だと思います。


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標高が高くなり、展望も広がってきました。明るい新緑に彩られた山肌が綺麗です。


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尾根が近くなってくると、太く高いブナの森になってきました。標高が高いためか、まだ芽吹いてあまり経っていないような雰囲気です。もう1週間ぐらいすると、萌えるような新緑のブナ林が楽しめそうです。


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10:29 稜線の登山道に合流しました。当初の予定では、ここから左へ下り、笠杖山への支尾根に入るつもりでしたが、右の金ヶ谷山へ向かいます。



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金ヶ谷山への稜線は、新緑のボリューム感が少しさびしい感じです。


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しかし、登っていくと徐々にボリューム感が出てきました。なぜ高くなっているに芽吹きが多いのか謎です。


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稜線にひときわ大きなブナが立っていました。


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広角側が27mm相当の画角しかないので、根元から全体を入れて撮ることができず、やむを得ず根元部分をカット。


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しかし、やはりなんとか根元から全体を入れて撮りたいので、手でカメラを持って地面付近からあおってファインダーをのぞかずに感で撮ってみました。ちょっと陽射しが入ってハレーションが出てしまいましたが、構図的にはけっこういい感じです。


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陽射しが入らないように少し撮影位置を変えて撮ってみました。こういうときに、バリアングル液晶だといいのにと思ってしまいます。


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階段が始まると、山頂までもうすぐです。


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10:45 金ヶ谷山の山頂に着きました。この山は山頂があまり広くない上に展望もいまいちです。その上、登山道の通過点のような雰囲気なので、なぜか達成感があまり感じられない変な山です。


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唯一、展望があるのが南側です。目の前に見えている山が今日の本当の目的地である笠杖山です。


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山頂から少し北へ行くと、木立の間から大山が見えていました。


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10:57 山頂で10分ほど休憩して、下山開始です。12時に駐車場へ戻るためには、11時出発はマストです。


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下山時は新緑の写真を撮るのはなしで、さっさと下ります。


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分岐を左へ下ります。


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ゆっくりと写真を撮りたいところですが、記憶に焼き付けるだけで下り続けます。


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11:22 林道まで下りてきました。ここでも休憩なしで先を急ぎます。


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12:00 読みどおり、12時ちょうどに林道入口に着きました。


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駐車場には、やっぱり自分の車しかありませんでした。ここにきてようやく人に会わない登山ができました。


自宅には14時過ぎに戻れたので、16時の現場には余裕で間に合いました。笠杖山には行けませんでしたが、気持ちのいいグリーンシャワーをたっぷり浴びてリフレッシュでき、満足のいく山行になりました。約1ヶ月ぶりの登山なので、金ヶ谷山の往復程度でちょうどよかったかもしれません。これから、徐々に体を慣らして、夏にはまたテント泊縦走に行きたいものです。

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| 2020年5月 金ヶ谷山 | 17:41 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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季節はずれの降雪ですっかり雪山:伯州山その2 

2020年4月15日(水) 岡山県鏡野町上斎原 伯州山(標高1045) 日帰り単独行 


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ベンチでほっこりする前に、とりあえず4本爪クランポンを装着しておくことにしました。


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この見晴らしのいい場所には3つのベンチが並んでいて、僕は東端のベンチに座っています。写真の撮影位置になります。風向きを確認して風上にあたる場所を選びました。登山者がやってきたら、おそらく展望のいいこの場所のベンチに優先的に座ろうとするでしょうから、無神経にすぐ隣に座ってくる可能性もあるので、そうなったら即効で撤収するためです。


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クランポンを装着したら、ひとまず自撮り。展望台を背景に撮っても仕方が無いのですが、風景を背景にすると逆光になるので、これで良しとします。


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そして、カフェオレで一息つきました。



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ランチにカレーパンを食べたのですが、食べる前に写真を撮るのを忘れてしまい、完食後にとりあえず袋だけでも。



静かなブナの谷頭でのんびりと休んでいると、人形峠方面から一人の登山者がやってきましたが、予想通り隣のベンチに座りました。幸いベンチの向こう端に座ったので、4mほどの距離は保てました。なので、まあこれならいいかということで、もう少しゆっくり
することにしました。その後登山者がもう一人来て、一番西側のベンチの端に座って先に来ていた登山者と話し始めたので、どうやら2人組で来た登山者のようです。10分もしないうちに2人組は伯州山方面に出発したので、その後は再び誰もいない静かなブナの谷頭になりました。やはり、せっかく平日に来たのだからこうでないといけません。


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南の風景に飽きて、東に視線を移すと、ギラガが見えているようです。無雪期の登山道が無い山ですが、北にある三国山からなら行けるのかも知れません。積雪期に一度登っていますが、近いうちに再訪したいものです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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11:33 ブナの谷頭で40分ほどのんびりすることができたので、そろそろ出発することにしました。お昼が近くなってくると登山者がやってくる可能性が高いので、時間的には今が潮時です。ブナの谷頭から西に進み、鞍部を超えて登り返したところにある丸山分岐から南へ下ります。


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北の鳥取県側には青空が見えています。


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しかし、南の岡山県側はすっかり曇り空になってしまいました。今日は午後遅くから曇るという予報でしたが、どうやら少し早くなったみたいです。


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11:52 丸山分岐です。ここまでの区間で誰にも会わなかったので、この先も誰にも会わずに済みそうです。


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丸山方面には新しい足跡はついていませんでした。誰も入っていないということは、戻ってくる人はいないということなので、これで誰にも会わないことが確定したと思っていました。


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広くて緩やかな尾根を下ります。太いブナが並ぶ気持ちのいい尾根です。


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しかし、徐々に尾根の幅が狭くなってきました。


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最後は岬の突端のような地形になりましたが、そこにイワウチワが群生していました。


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といっても、季節はずれの雪に花は半分閉じた状態でうつむいて咲いていたのがちょっとかわいそうでした。


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さて、この岬の突端のような場所からどう行けばいいのかルートを探してみると、どうやら左手から回り込むようです。岬の突端のようになっていた理由は、大岩があって尾根をふさいでいたためでした。しかし、この迂回ルートが曲者で、シャーベット状の雪が積もっていて
すこぶる滑る上に、大岩の向こう側が手がかりの何も無い急斜面になっていて、うかつに足を踏み入れることができませんでした。なので、大岩の下にある別の小さめの岩によじ登り、手がかりの無い急斜面を越えたところで岩から飛び降りて急斜面をパスすることができました。


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大岩を過ぎると再び歩きやすい道になりましたが、尾根の細さは相変わらずです。


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小さな鞍部まで下りてくると、目の前に丸山が現れました。


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12:14 丸山に着きました。


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広さは6畳程度で、周囲を木立に囲まれてほとんど展望の無い場所ですが、この時期は木々が葉を落としているので、ある程度展望がありました。


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立ったままドリンク休憩をして、これから始まる下りに備えてグローブを装着しておきました。丸山までは高島トレイルとして整備された道でしたが、この先は高島トレイルの地図には描かれていません。地形図にも載っていないので、獣道程度のルートかもしれず、藪を掻き分けたり、笹をロープ代わりにすることもありそうなので、グローブを装着しておかないと手のひらや指を切ったりしかねません。


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12:18 丸山から南西方向へ下ります。初めのうちは丸山までのルートと同じような状況で、ちゃんとした登山道という感じでした。


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しかし、すぐに笹が茂る道になり、バリエーションルートっぽい雰囲気になってきました。


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道が急に下り始めたところで、ルートが不明瞭になりました。まっすぐ下るのが一番それっぽいのですが、倒木があり、その先も笹が倒れこんでいたりしてなんとなく違うような気もします。右側から下れそうな雰囲気があったので右へ行ってみたのですが、笹が生い茂っていて明らかに違います。かといって、左手もまったく道らしい雰囲気はありません。やはり、まっすぐ下るのが正解のようです。よく見ると、倒木の下から切られた笹の茎が数本のぞいていたので、どうやら倒木を越えてまっすぐ下ればいいようです。


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倒木を乗り越えて下ると、その先にはちゃんと笹が駆り払われた道がまっすぐ続いていました。もっと藪のような道だと思っていたので、思いのほかまともな道になっていて安心しました。しかし、この道が激下りで大変でした。単に笹を刈り払っただけなので、地面に段差などなく、その上シャーベット状の雪が覆っているので、滑ること滑ること! 雪の下の地面にクランポンの爪が食い込むように足をねじ込んで、なんとかグリップを確保しつつ、道の脇の笹をロープ代わりにしてつかまりながら下りました。


ところで、この激下り斜面を下っていると、下から2人組の登山者が登ってきました。誰にも会うことは無いだろうと思っていたので、ちょっと驚くと同時に、どうやら道間違いの可能性は無いとわかって少し安心しました。


すれ違うときに少し話をしたのですが、なんとクランポンを持たずに登って来たそうで、この先は非常に滑りやすいのでやめておいたほうがいいと忠告しておきました。しかし、案の定、なんとかなるだろうとそのまま登っていきました。50歳前後ぐらいに見える夫婦の登山者でしたが、こういうときはたいてい旦那さんのほうが聞く耳を持たない場合が多く、このときもそうでした。


いわゆる無謀な登山者というわけですが、こういう人は忠告しても無駄だということを理解しました。そもそも、自分が登る山に関して事前に情報収集をしていれば、数日前に積雪があったことはわかるわけで、クランポンを持たずに登りに来るということはないはずです。クランポンを持たずに来たということは、事前に情報収集をしていないというわけで、そういう姿勢の人間は根本的に無謀な登山者なのです。仮に積雪があることがわかっているのに、無くても大丈夫だろうという判断で持ってこなかったのであれば、やっぱり無謀な登山者としての素質があるというわけです。なぜなら、その考え方自体が無謀だからです。


他人の忠告を聞く耳を持っているぐらい分別があれば、初めから自分で考えることができるはずです。事前の情報収集をしないから、装備に不備が生じるわけです。それでも、何とかなると楽観して突っ込む。幸い何も無く下山できればラッキーですが、それをラッキーと思わず登山なんてそんなものだと思い、その成功体験が積み重なって無謀な登山が当たり前になって、いつか運が尽きるというわけです。だから、こういう人たちは自分が遭難するまで無謀な登山を繰り返すわけです。本人にその自覚が無いのが問題ですが、聞く耳を持たない上に自分で気がつかないので、何をしても無駄。痛い目を見るまで気がつかないので、為す術なしです。今後は、意味のない忠告はしないことにします。


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2人組登山者と別れて少し下ると、ようやく道が平坦になりました。


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12:33 少し歩くと標高880mあたりで三角点らしきものがありましたが、地形図には三角点の表示が無いので別のものかもしれません。雪もなくなったので、ここで休憩がてらクランポンを外しました。


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さらに下っていくと、左手にブナの谷頭の展望台が見えました。4~5人の登山者も見えるので、やはりお昼時になってそれなりに混雑しているようです。密集・密接が始まる前に下山して正解でした。


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尾根道をまっすぐ下ってきましたが、前方の尾根に笹が茂っているのが見えて立ち止まりました。いままで笹がなかったのに、突然笹が出てくるのはちょっと妙です。よく見ると、左手の木にピンクテープがついています。


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ピンクテープの木の下から左手を見ると、どうやらここから尾根を外れて左へ下るようです。残雪の上に、さっきの登山者のものらしい足跡も残っていたので、正解のようです。しかし、ここがまた距離は短いものの雪が残った激下りで、めちゃくちゃ滑りました。一度つるっといってしまいましたが、幸い手をついただけで済みました。


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12:51 林道に出てきました。


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林道にでるところが結構な段差で、ここも滑りやすくて要注意です。分岐点には道標はなにもありませんが、ピンクテープがあるので、わかりやすいと思います。


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歩きやすい林道をのんびりと下ります。


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13:02 赤和瀬の舗装路に出てきました。ここを左折して少し歩けば駐車場です。


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13:11 駐車場に戻ってきました。朝は自分も含めて4台しか停まっていなかったのに、ほぼ満車状態になっていました。駐車場の手前でバイクに乗った地元の方らしい男性から呼び止められ、今日はやたら車が多いけれど何かあるのかと聞かれましたが、もちろん何も知らないので、わからないとしか答えられませんでした。確かに、平日でこの混雑具合は普通ではないと感じますが、山の上でなにかイベントをやっていたわけでもないし、なんだったんでしょうか。約20台停まっていたので、平均2人としたら40人ぐらい登っていることになります。伯州山山頂はそこそこ広いとはいえ、20人もいればかなり混雑した状況になりますから、このご時勢にそんな状況になったらゾッとします。登山なら3密にならないからと考えて人が集まれば、結局密集・密接の状況が発生するわけで、意味がありません。少なくとも、平日でもメジャーな山は避けたほうがよさそうです。


実際、車に戻って着替えたりしていると、続々と登山者が下山して来ました。なんでまた同じタイミングで下りて来るのか謎ですが、わずか10分ほどの間に、駐車場には10名を越える人が集まってしまいました。中には、マスクなしで咳き込む爺さんもいて、急いで車に乗り込んでドアを閉めました。


帰路は、コンビニと道の駅の公衆トイレに寄っただけで、さっさと帰りました。

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| 2020年4月 伯州山 | 17:53 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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季節はずれの降雪ですっかり雪山:伯州山その1

16日に緊急事態宣言が全国へ適用されました。こうなると、さすがに山へ行くのもどうかという雰囲気になります。基本的に不要不急の外出自粛を要請ということですが、岡山県から届いたメールでは、”医療機関への通院、食料・医薬品・生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤、屋外での運動や散歩など生活の維持のために必要なもの等については、外出を妨げるものではありません” となっていて、絶対出歩くなというわけでもないみたいです。そもそも自粛要請する一方で、飲食店や遊興施設への休業要請はしないそうなので、何それ?という感じです。飲み屋やパチンコ店が営業していれば当然行く人はいるわけで、山へ行くよりもよほど感染リスクが高い状況を容認しているのであれば、登山を自粛する意味はないと思うわけです。


要は感染拡大を防ぐことが目的なので、家から登山口まで一人で車で移動し人の少ない山に入る分には感染リスクはないわけだし、一概にすべての登山を自粛する必要があるのでしょうか。もちろん、下山後に温泉にはいるとか、食事をするなどの行為は感染リスクを高めるのでやめたほうがいいのですが、行って帰るだけなら通勤や買い物よりもリスクは低いといえます。県内の低山で人の少なそうな山に登るのであれば、問題はないと思わないでもないのですが、さてどうしたものか。


とりあえず、緊急事態宣言が全国適用になる前日に行った山行記録をアップしておきます。



 
2020年4月15日(水) 岡山県鏡野町上斎原 伯州山(標高1045m) 日帰り単独行 


今週末の18~19日もまた天気がよくないみたいなので、晴天予報が出ていた15日を休みにして、またまた平日登山を決行です。今回はなんとか早起きができたので、鳥取県境にある伯州山に行くことにしました。今年の2月に歩いた高清水トレイルの歩いていない残り部分の東端が伯州山なので、伯州山から西へ高清水トレイルを歩き、途中の丸山から赤和瀬に下る周回ルートを歩くことにしました。


高島トレイルは人形峠側からの入山者がメインなので、反対側に当たる伯州山から入る人は少ないだろうという読みもあり、平日だしほとんど人に会うことは無いと考えていました。ところが、この日はどういうわけか入山者が多かったようです。時間が早かったので直接会った人は10人程度ですが、遅い時間に登っていたら、山頂で集団に出会う羽目になっていたかもしれません。やはり今はもっとマイナーな山に行かないとだめだなと思いました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート コンフォート4Sジップ L/S
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート ソフテックグラナイトハイブリッドジャケット
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: バーグハウス ラムチェハイパーダウンジャケット
 グローブ: イスカ  ウェザ-テック レイングロ-ブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ソフテックトレッカーズパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: ミズノ ドライベクターソックス中厚
 シューズ: スポルティバ トランゴアルプGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし
 クランポン: マウンテンダックス HG121(4本爪)


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11日から12日にかけて山陰地方では結構な積雪があったようで、大山寺でも20センチほど積もったようです。なので、15日はまだ雪が残っているはずですが、登山天気では、1000m付近で約8度、風速6m/秒程度と暖かそうだったので、比較的薄手のマムート コンフォート4Sジップ L/Sにウィンドブレーカーではないソフトシェルジャケットで登ることにしました。ただし、先週の那岐山で想定外の寒さに遭遇した反省を踏まえて、今回はちゃんとダウンジャケットを用意しました。


また、雪が残っていると思われるので、念のために4本爪のクランポンも持っていきました。少なくとも、伯州山への登山道はほぼ林道といってもいいような道なのでクランポンが必要な場所はなかったし、高清水トレイルでも使うことはなさそうです。唯一必要になるかもしれないのが丸山からの下山路ですが、歩いたことが無い上に地図にも載っていないルートなので、念のため持って行くことにしたわけです。ところがこれが大正解で、もしもクランポンが無かったら下山をあきらめて引き返していたに違いないという状況でした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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8:53 以前来たときにはなかった20台ぐらい駐車できそうなアスファルト舗装の綺麗な駐車場から出発します。このときは自分のほかには3台停まっているだけでした。これなら人に会う可能性は低そうです。


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ちなみに、簡易式ですがトイレと手洗いも設置されています。


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高島トレイルの案内板もあります。オレンジのラインが高島トレイルですが、ちょうど真ん中あたりにちょっとだけ分岐しているのが丸山です。この図だと丸山から南へ下る道は描かれていませんが、実際には南に下る道があるらしく、周回して駐車場に戻ってくることができるらしいので、今日はそのルートを歩く予定です。案内図によると、伯州山まで50分、伯州山からブナの谷頭まで40分となっています。


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案内板の隣に登山届のポストがあったので、登山届を提出しておきました。


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駐車場出入口から道を渡って伯州山に向かいます。


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林道に入ると、すぐに雪が出てきました。


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進むにつれて徐々に雪が増えてきます。結構な数の足跡が残っていますが、どれも古いものばかりで、今朝歩いたと思われる足跡は見当たりません。まあ、雪の無いところを歩いたんだろうと思っていました。


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遊歩道分岐を通過します。当然、めんどくさい遊歩道はパスして、直進です。


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ブナ林に入ると、冬枯れの森の奥に真っ白な伯州山が見えました。


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最初の渡渉箇所は結構水が多く、飛び石がほぼ水に浸かっていてちょっと気を使いました。


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2つ目の渡渉箇所では飛び石がちゃんと水の上に出ていたので、楽に渡れました。


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標高が高くなってくると、雪の量も増えてきました。


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避難小屋が近くなってくるとすっかり雪道になりました。雪は硬く締まっていて踏み抜くようなことは無いのですが、足跡がそのまま固まっているので歩きにくく、できるだけ両脇の足跡の無いところを歩きました。ところが、そちらはそちらで滑りやすくて、どちらにしても楽には歩けません。


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9:54 避難小屋に着きました。小休止をして4本爪クランポンを装着しようかと思いましたが、後ろからソロの登山者が来ていたので、そのまま山頂へ向かうことにしました。


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避難小屋から先は、以前は藪道状態でしたが、綺麗に整備されて歩きやすい道がついていました。


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森を抜けて笹原に出ると、山頂までもうすぐです。


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10:01 伯州山山頂に着きました。誰もいない静かな山頂でした。登ってくる途中で新しい足跡が見られなかったので、どうやら駐車場に停まっていた車は伯州山に登山する人の車ではなく、人形峠から高島トレイルを縦走して下山したときに人形峠に戻るための車だったようです。ということは、グループの登山者がいるということになります。ブナの谷頭で集団に出会わなければいいのですが、ちょっと気になります。


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山頂からは、再び白くなった大山山系の山々がうっすらと見えていました。


丸太のベンチで休憩していると、後ろから来ていたソロ登山者が到着しました。男性だと思っていたら女性でした。その後、高島トレイルのほうから来たソロ男性も到着し、山頂に3人がそろってしまいました。お昼時でもないのに、なぜこのタイミングで同じ場所に集まってしまうのか、タイミングの悪さを呪ってしまいます。


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10:12 ということで、ブナの谷頭で再び集団にならないように、さっさと出発しました。ここからブナの谷頭まで40分ぐらいなので、11時ごろには到着できます。お昼前なので、集団に出合う可能性は低くなるはずです。


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高島トレイルには足跡が2つありましたが、新しいものは先ほど伯州山に来たソロ男性のものだけでした。


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登山道脇のねまがり竹が雪で倒れているので、展望が広がります。南にある花知ヶ仙や三ケ上がよく見えます。


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ほとんど足跡の無い高島トレイルを独り占めしながら進みます。


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杉林の中はトレイルが不明瞭でしたが、とりあえず迷うことなく抜けることができました。


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日当たりのいい場所では、ときどき踏み抜くようになってきました。伯州山からはほぼフラットで広い稜線なので、尾根という雰囲気がありません。雪原の中を歩いているような感じです。


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前方に、ブナの谷頭の展望台が見えました。広くてフラットな稜線は、ここから一気に鞍部へ下ります。


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この下りの途中で5名ほどの団体さんとすれ違いました。狭い登山道でのすれ違いなので、当然2m以上の距離は取れませんし、向かい風だったので当然ながら団体さんの吐く息が自分のほうに流れてくるわけで、このすれ違いの瞬間が一番嫌な時間でした。マスクをしていないので息を止めようとしましたが、さすがに山を歩いているときに長く息を止められるわけがなく、すれ違った後に急いでドリンクを飲みました。


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登り返しの途中から、急斜面のトラバース区間になりました。ここも狭い場所なので、人が来ないことを祈りつつ足早に通過しました。


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トラバース区間を抜けると、広い雪原と化したブナの谷頭に着きました。お昼前ということで、誰もいません。ひと安心です。


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見晴らしのいいベンチで、ゆっくりと休憩することにしました。

つづく。

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| 2020年4月 伯州山 | 13:29 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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寒風に吹かれて那岐山~滝山縦走:その2 

2020年4月9日(木) 岡山県奈義町 那岐山三角点峰(標高1240m) 日帰り単独行


東屋で休憩しながら、滝山まで行くかどうか考えました。おそらく東屋から滝山までは30分ほどだと思われるので、13時前に出発すれば遅くとも13時半には到着するはずです。30分休憩して14時に出発すれば、那岐山三角点峰まで1時間、登山口まで1時間で、16時には下山できると思われます。たっぷり30分の休憩もとれて、16時に下山できるのであれば、予定通りだし無理もしなくて済みます。であれば、滝山へ行かない理由はありません。


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12:52 休憩を終えて、滝山へ向かいます。縦走路は多少のアップダウンがあるので、東屋からはいったん下ります。


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下ったら登り返します。ただし、緩やかな登りだし、階段も設置されているので、楽です。


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最初の登り返しの後は、ほぼフラットな道が続きます。


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緩やかな笹原の道を進みます。北側から吹いてくる風が冷たくて、けっこう体が冷えてきます。しかし、ウィンドストッパーのジャケットはジッパーをすべて閉めてしまえば思いのほか暖かいので、ダウンジャケットがなくてもなんとかなります。グローブをしていない手がかじかんでくるのですが、とりあえずグローブをしないといけないほどではないので、そのまま素手で歩きました。今日は暖かいという読みでしたが、すっかり外れてしまいました。


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緩やかな道が終わり、階段の道になりました。ここは滝山への登りになるので、これを登りきれば山頂です。


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途中で、滝神社・滝山登山口への分岐を通過します。2年ぐらい前から自衛隊の敷地内を通る道が通行止めになり、滝山登山口から登ることができなくなってしまいましたが、いつまで閉鎖が続くんでしょうか。なんでも、途中で道に迷って演習場内をうろつく一般人が増えたのが理由だとか。それなら道標を立てれば済む話だし、ナビなどを装備していない車は入れないようにするなどすればいいだけだと思いますが、本当の理由はやはりセキュリティの問題なのではないかという気がします。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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13:28 読みどおり、13時半に滝山山頂に到着です。途中で2人組みとソロ男性とすれ違いましたが、ソロ男性は赤いジャケットだったので、東屋で見た赤色の登山者だったのでしょう。とすれば、最後の登山者だったはずなので、山頂には誰もいないはずです。


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展望台に上ってみると、やっぱり誰もいませんでした。これで安心して休憩することができます。


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ひとしきり、展望を楽しみました。


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日当たりのいいベンチに座って、熱いレモン湯を作って飲みました。カフェオレを入れ忘れてしまった代わりに、行動食入れの中に1袋だけ残っていました。


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東屋でパンを食べたので空腹感は無く、ここではラムネを少し食べておくだけにしました。まだ、パンが1つ残っていますが、たぶん下山途中で腹が減ってくるでしょうから、そのときに食べることにします。


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汗で濡れた背中を陽射しに当てて乾かしながらのんびりと休憩をとって、下山前に那岐山を背景に自撮りしておきました。


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14:04 少し予定を過ぎてしまいましたが、下山開始です。


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陽射しが戻ってきて寒さが少し和らぎましたが、風の冷たさは相変わらずです。


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14:38 東屋まで戻ってきました。誰もいないので少し休憩しようかと思いましたが、ベンチはすべて日陰になっているうえに結構風がきつくてじっと座っているのが苦痛になりそうなので、さっさと那岐山三角点峰まで戻ることにしました。


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長い登り返しが始まります。


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小ピークまで登り返して一息つけたものの、さらに同程度の登り返しが続きます。


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15:04 冷たい風に吹かれながら、ようやく那岐山三角点峰まで戻ってきました。途中で休憩しなかったので、読みどおり滝山からきっちり1時間でした。


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時間的に休憩してもいいタイミングですが、やっぱり風が冷たかったので、もう少し下って風の弱いところで休憩をとることにしました。


下り始めてすぐに背後に人の気配を感じたので少し振り返ったところ、ど派手な蛍光オレンジの靴が見えたので、トレラン野郎がきたのがわかりました。幸い比較的広い道幅だったので、あおり運転のように後ろに張り付かれることはなかったのですが、追い抜きざまにこちらの顔を覗き込むようにしながら「ちわ~」と言ってきたので、思わず切れそうになりました。「ちわ~」という言い方もさることながら、このご時勢にわざわざ至近距離で人の顔に向かって声を出すという無神経さにムカつきます。見ず知らずの人間に顔を近づけながら挨拶されるのも不愉快です。こういうバカがあちこちで人を不愉快にさせて、トレランのイメージダウンをどんどん加速させているのでしょう。


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15:32 1071ピークでもやっぱり寒かったので、大神岩まで下りてきました。さすがにここでは休憩をとるつもりでいましたが、時間が遅いためかやっぱり寒く、その上誰かがベンチを壊していて、座椅子になる板を組みなおさないと座れない状態になっていたので、休憩しないで通過することにしました。


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滝山からノンストップでずっと歩き続けていたので、さすがに疲れて膝痛の兆候も出て来たので、桧皮の森のベンチで休憩をとりました。ここは風が無くて、日陰でもそれほど寒くなかったので助かりました。


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登山口までもう10分ほどですが、空腹感もあったので残っていたパンを食べました。


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このあたりは神社などの屋根に使われる桧皮を採取するヒノキ林になっているのですが、最近桧皮を採取されたらしくほとんどのヒノキが赤い樹皮になっていて、夕日を浴びるとさらに赤みが増して綺麗でした。


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16:17 膝痛がじんわりと出始めた頃、駐車場所まで戻ることができました。16時下山予定でしたが、途中で休憩したこともあり、少し時間オーバーしてしまいました。満車だった駐車場もすっからかんになっていたので、結局ほとんど人に会うことはありませんでした。当初の目論見どおり人に接触しない登山ができました。

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| 2020年4月 那岐山・滝山 | 17:16 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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寒風に吹かれて那岐山~滝山縦走:その1 

2020年4月9日(木) 岡山県奈義町 那岐山三角点峰(標高1240m) 日帰り単独行


3月21日に伯耆大山で滑落しかけてから2週間山から遠ざかっていました。土曜日に仕事が入ったり、天気がよくなかったこともありますが、気分的にも山へ行こうというモチベーションがいまいち盛り上がらなかったためです。滑落しかけたことがトラウマになったのか、単に雪山シーズンが終わってしまったからなのかわかりません。


久しぶりに平日に仕事が入らなかった9日は天気もいいし、山へ行きたいという気持ちもでてきたので出かけることにしました。とはいえ、なんだか疲労感があって早起きはできませんでした。6時起床のつもりが7時半になってしまいやめようかと思いましたが、週末はあまり天気がよくないみたいなので、やっぱり出かけることにしました。


世の中はコロナウィルスで大変な時期なので、場所と時間は考える必要があります。この時間から行くとしたら、県内の比較的近い場所でないと難しいので、1時間40分ほどで行ける那岐山に行くことにしました。那岐山は県内でも人気のある山なので、平日といえども比較的登山者がいます。しかし、8時30分に出発すれば10時過ぎの到着になるので、時間的には他の登山者がほぼ出発した後になるでしょうから、駐車場や登山道で人に会う確立は低いと思われます。問題は、お昼過ぎの登頂になってしまうので、山頂で集団に会う危険性があります。アウトドアとはいえ近くに人がいるというのはこのご時勢では避けたいところです。ということで、人の多い那岐山山頂には行かず、人の少ない三角点峰から滝山への縦走をすることにしました。出発が遅い分下山も遅くなりますが、春分を過ぎて日没時間が18時30分ごろになっているし、他の登山者と時間をずらすためなのでそれは仕方がありません。それでも16時には下山することにして、もしも16時より遅くなりそうだったら途中で縦走をやめて引き返すことにしました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート アイガーエクストリーム メンヒロングスリーブ
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケット
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: イスカ  ウェザ-テック レイングロ-ブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ソフテックトレッカーズパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: バーグハウス メリノウール トレッキング ガイド クルー
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


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天気予報では気温は午前9時で5度ぐらい、風速7m/秒程度だったので、陽射しもあるし暖かそうだということで暑さ対策をメインにウェアを選びました。ほぼ3月21日の伯耆大山天狗ヶ峰のときと同じような選択ですが、あのときもダウンジャケットを着ることが無かったので、今回は思い切ってインサレーションジャケットを外しました。しかし、これは失敗でした。思っていた以上に風が冷たくて凍えました。


残雪はもう心配する必要は無いだろうということで、クランポンの類はもっていきませんでしたが、こちらは当然ながらそのとおりでした。雪のかけらすら見られませんでした。2019年4月3日に登った時はまだ残雪がありましたが、さすがに今年は影も形もありませんでした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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10:42 予定よりも少し遅れましたが、出発します。ちなみに、第3駐車場が満車でUターンするスペースも無かったので、登山口前まで上がって、そこの駐車スペースに車を止めました。


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BCコース分岐は、左のCコースへ。歩き始めてすぐに風が冷たいと感じました。駐車場所では風が無く暖かかったので、ダウンジャケットを荷物から抜いて、とりあえずウィンドストッパーのジャケットは着て歩き始めました。おそらく、すぐに暑くなって脱ぐことになるだろうと思っていたのですが、思っていたよりも風が冷たくて、すぐにジャケットを脱ぐ必要はなさそうです。


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10:58 林道出合いを通過。


ここから本格的な登山道になりますが、林間のコースでもあり風があまり吹かなくなったので、林道出合いを通過して5分ほど上ったらすぐに暑くて汗ばんできました。なので、さすがにジャケットは脱ぐことにしました。


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途中にある水場の水は、けっこうしっかりと流れていました。


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11:40 大神岩に着きました。出発から1時間ということで、おおむねいつもどおりのペースです。


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ここで小休止をとり、朝食用に持ってきて食べなかったクリームパンをほおばります。


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5分ほどの休憩を終えて、出発です。


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1071mピークまで上ってくると、三角点峰が見えました。


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樹林帯が終わり、笹原に出ると山頂はもうすぐです。


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12:21 三角点峰です。男性が一人いましたが、他に人はいません。ちょうど那岐山から下りて来た登山者とすれ違いましたが、後続は無く、静かなピークでした。


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那岐山山頂を見ると、4人ほどの人影が見えます。多いというほどではないとはいえ、やはり那岐山山頂に行くのはやめにしました。


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滝山への縦走路を眺めてみると、歩いている人は見当たりません。しかし、途中にある東屋に赤い色が見えるので、どうやら休憩している人がいるようです。東屋の中にも人影のようなものが見えるので、もしかしたら、2~3名いるのかもしれません。お昼時なので食事をしている人がいてもおかしくはありませんが、これからあそこまでいくとなると20分ほどかかるでしょうから、それまでには食事を終えて出発しそうです。もしも、東屋まで行ってもまだ人がいたら、そのまま通過することにします。


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三角点峰にあった休憩小屋は数年前に倒壊して使用できなくなっていましたが、どうやらトイレだけは使用できるようになっているようです。


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男性小用ブースもあります。


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12:27 滝山に向けて縦走路を進みます。まずは下りです。しかし、吹き上げてくる風が冷たく、ジャケットなしでは結構厳しい寒さでした。汗をかいているのでなおさらです。手もかじかんでくるし、なんでこんなに寒いのかと思いながら下りました。


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下っていくうちに日も翳ってきて、まだまだ冬の名残が残っているのを感じながら、寒さに対抗するべく足早に歩を進めました。


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12:47 東屋についてみると、読みどおり誰もいませんでした。うれしいことに陽射しも戻って来たので、寒さからも開放されました。


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日のあたるベンチで休憩です。


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途中でクリームパンを食べたのでそれほど空腹感はありませんが、ランチタイムなのでとりあえずカレーパンを食べておきました。カフェオレを作って飲もうと思ったら、なんとカフェオレのスティックが入っていませんでした。なので、行動時に飲んでいるクエン酸入りアミノバリュードリンクで代用しておきました。

つづく。

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| 2020年4月 那岐山・滝山 | 14:07 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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プチ滑落でビビって撤退: 伯耆大山天狗ヶ峰その2 

西日本ではそろそろ残雪期もおしまいです。今週末が雪山を楽しむ最後のチャンスかもしれません。といっても、雪が残っているのはもう大山ぐらいしかないので、今週末も4週続けて大山登山になりそうです。




2020年3月21日(土) 鳥取県大山町 天狗ヶ峰(標高1711m) 日帰り単独行 


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11:53 ユートピア避難小屋から象ケ鼻に向けて出発しました。


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象ケ鼻のトップは雪がなく、折り重なった巨岩が出ていました。左側から巻く道もありますがあまり楽な道でもないので、まっすぐ巨岩を越えていくことにしました。


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クランポンで岩場を越えるのはなかなか神経を使いますが、無事に象ケ鼻のトップに着きました。ここから先は比較的傾斜の緩い尾根道です。


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雪の積もった尾根の上を進みます。このあたりは左右の傾斜が緩いので、あまり怖い感じはありませんが、かなり風が強く、時折吹き飛ばされそうな突風に襲われます。耐風姿勢で少しの間風をやり過ごしては進むということを繰り返しながら、天狗ヶ峰に向かいました。


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前方に先行者がいて、どうやら引き返して来たみたいですが、同じ場所にじっと立ったままです。


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そのうち降りてくるだろうと思いながら歩き続けました。ところが、いっこうに小ピークの上から下りてこないので、とうとう先行者が立っている小ピークの下まで来てしまいました。


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先行者が立っている小ピークはそれなりの広さがありますが、そこに登るルートは狭い尾根をたどって赤線のように行くのがいいのですが、まるでそのルートに立ちふさがるように先行者が立っているので、左側の斜面を青線のように迂回して行くことにしました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




ところが、小ピークの斜面が思いのほか傾斜がきつく、しかも表面数センチの雪が柔らかく、その下は凍った状態だったので、つま先を蹴りこんで足場を作ることができません。そこで、横向きになってサイドステップで登っていったのですが、それだと当然ながらクランポンの片側の爪しか雪面に引っかかりません。その上、下が凍っていて硬くアックスを差し込むことができないので、ストックのように雪面に突き立てて手すりがわりに使うことしかできません。これではまったく3点支持をとることができませんが、全然気にしないで登っていました。完全に油断していました。


小ピークの上に出る少し前で一度立ち止まって休憩したのですが、足を止めて一息ついた瞬間、足がスッと滑りました。ほぼ両足が同時に滑ったのでそのまま横倒しに雪の斜面に倒れたのですが、ほぼ同時に体が斜面下に向かってずり落ち始めました。やばいと思ってすぐにアックスのピックを雪面に突き立てたのですが、体が滑って腕が伸びきった状態になってしまったので、手首でアックスを振ることしかできず、硬い雪の斜面にはわずかしか突き刺さりません。すぐにピックは外れてしまい、体は横向きのままさらに落ち続けます。


まずいぞと思いながら、アックスを引き寄せてシャフトの中ほどを握って肘を支点にしてアックスを振り上げて雪面に突き刺すと、今度はそこそこ深く刺さったようでぐっとブレーキがかかりましたが、シャフトを握った右手が滑ってアックスから手が外れそうになりました。右手を渾身の力で握り、同時に左手を伸ばしてアックスのヘッドを握り、体をひねってアックスに体重をかけるようにして、ようやく落下が止まりました。ただし、このときも腕が伸びた状態で、アックスは体から離れた場所にありました。今思えば、アックスを引き寄せたときに胸元まで持ってきて、体をひねってうつぶせになり、体の下でピックが雪面に突き刺さるようにする、いわゆる滑落防止姿勢をとればよかったのでしょうが、とっさの時にはとりあえず落下を止めようとしてしまうようで、反省点でした。


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けっこう長い時間に感じたのですが、どうやらほんの数秒のことだったらしく、改めて滑落した痕跡を確認してみると、せいぜい5mあるかないかという程度でした。人間、非常事態にはスローモーションのように感じることがありますが、今回もそのような感じだったのかもしれません。雪面に露出した登山道の土が薄く乗った状態だったのでそれが抵抗になったらしく、一気に速度を増して落下することがなかったのも幸運でした。倒れたときにちょうど雪面に接していた右足部分は、ゴアテックスパンツではなく冬用の山パンツだったので滑りにくかったということもあったのかもしれません。



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滑落が止まらず、ずっと下まで落ちたとしても、このようにほとんど障害物のない振子沢なので、命を落とす可能性はあまりなさそうですが、それでも落下中にアックスが刺さったり、クランポンの爪が雪面に引っかかって足を骨折したりという事故もないわけではないので、滑落などしないにこした事はありません。


このときはすぐに停止できたためかあまり恐怖感も感じることなく、登山道に上がって一息ついたら、すぐに1636ピークまで進みました。


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12:18 1636ピークに着いてすぐに、後続の登山者が天狗ヶ峰に向かって登っていったので、しばらくどんな具合なのか様子を見てみることにしました。


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手に何も持っていない状態で登って行くので、大丈夫かいなと思いながら見ていたのですが、天狗の難所と呼ばれる場所で引き返すこともなく登って行きます。ということは、登山道自体はそれほど崩落が進んでやばい状況になっているわけではないのかもしれません。


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しかし、途中で立ち止まってしばらく動かないでいたと思ったら、姿が消えたので反対側に滑落したのかと気になっていました。


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上から下山してくる登山者もいます。


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姿の見えなかった先行者が再び姿を見せました。どうやら稜線の向こう側の斜面を登っていたようです。なぜそうしたのでしょうか。理由は尾根を通る登山道が危険だからということなのでしょう。逆に言えば、尾根の向こう側の雪面は通過しやすいということなのかもしれません。しかし、アックスももたずに雪面をトラバースしたことになるわけで、どういうことなんだといぶかしく思うばかりです。


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とりあえず、登りも下りも目の前で登山者が通過して行ったので、行けそうだということで天狗ヶ峰を目指してみることにしました。


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しかし、難所が近づいてくると、危険度は一気に増して来ました。雪のない崩落した尾根で、しかも段差も乗り越えていかなければなりません。クランポンの爪を引っ掛けないように気をつけないといけないし、雪がないとアックスも無用の長物となりかえって邪魔だったりします。まして、胸元にぶら下げた一眼レフが邪魔だし、ぶつけたりしないように手で押さえたりしなければならなかったりで、登山に集中できません。


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12:40 いよいよ核心部となる天狗の難所に差し掛かりました。ルートはおおむね青線のように登るのですが、左側の雪のあるところに先行者の足跡が残っています。けっこう深い足跡なので雪は柔らかいようです。南向き斜面なので、融けかけなのでしょう。とりあえず、最初の難関は手前にあるコブです。高さ50センチほどのコブですが、右側は崩落して絶壁になっていて、絶対に右に落ちるわけにはいきません。しかし、左側も急傾斜の雪壁なので、そちらにも落ちるわけにはいきません。クランポンを装着したまま、小石の浮いたコブを乗り越えていくわけですが、右手にアックスを持ち、左手でぶらつく一眼レフを押さえながらコブを越えるのもけっこうきつい作業でした。


なんとかコブを越えて、その先の尾根道に立ったのですが、そこから上が思っていた以上に傾斜がきつく、砂利の浮いた急傾斜の尾根道でした。先行者が左側の雪壁にルートを取った理由がわかります。クランポンでこの砂利の浮いた急傾斜の道を登るのはかなりリスクが高そうです。ならば、先行者と同じルートで左から巻いて行くかと思って雪の斜面のほうに行きかけて、足が止まりました。突然、もし滑落したらという思いがわきあがってきて、一気に恐怖心にかられてしまったのです。


さっきのちょっとした滑落が思いのほかトラウマになったらしく、脚が前に進みません。すっかり体も萎縮してしまい、その場でしゃがみこんでしまいました。もはやこれまでです。こんな状態でこの先に進めるわけがないので、ここで撤退するしかありません。しかし、振り返ってみると、絶壁にはさまれたコブがまるで空に突き上げた巨大な塔のようにさえ見えます。登りではまだ先に高いピークがあるので、なんてことのないコブでしかありませんが、下りだと目の前に見えるわずか50センチほどのコブが遥か眼下に広がる風景の中でもっとも高い場所になるのです。


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しかし、こんなところで恐怖におののいてしゃがみこんでいても埒が明きません。無雪期とはいえ、一度は普通に歩いて通過した事のある場所です。それを思い出しながらなんとかコブを乗り越え、難所の下まで戻ってきました。ほっと一息つくことができたものの、まだもう少し楽に歩ける道ではありません。ビビる気持ちを押さえながら、ゆっくりと慎重に下りました。


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当初、下りで使うつもりだった上宝珠越にダイレクトに下る尾根ですが、さすがにこちらも下る気になれず、おとなしくユートピア経由で帰ることにしました。


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13:20 避難小屋まで戻ってくると、ようやく気持ちも落ち着き、どっと疲れが出てきました。避難小屋にはもう誰もいなかったようですが、日当たりのいい先ほど休憩した場所で再び休憩して行くことにしました。甘くて熱いカフェオレが体に染み渡りました。


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休憩しているときに、前方に見える野田ヶ山の山頂に赤いものが見えるなと思っていたのですが、どうやら登山者のジャケットだったようです。写真を拡大してみると、青色のジャケットを着た人もいるようですが、肉眼で判別できたのは赤色だけでした。やはり、山で目立つ色は赤系統が一番のようです。


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避難小屋には常設の携帯トイレブースができていました。以前はテント式の簡易ブースだったので積雪期は撤去されていましたが、これで積雪期でも利用できるようになったわけです。


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避難小屋の内部は、相変わらず綺麗に保たれていました。


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13:46 下山しようと避難小屋前に出てみると、なんとこんな時間に登って来た登山者がいました。今から休憩したり、象ケ鼻あたりまで行っていたらすぐに1時間が経つでしょうから、下山開始は15時ぐらいです。下山に2時間かかるとしたら、17時になってしまいます。日が長くなって17時ならまだ真っ暗ではないものの、捻挫とか膝痛とかで下山にかかる時間が長くなったらあっという間に真っ暗になります。あいかわらず山でトラブルが起こることを想定していない、時間感覚のおかしい登山者は後を絶ちません。


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落石に注意しながら下っていくと、上宝珠越が近くなったあたりで、今度は6名ぐらいの団体が登ってくるのに出会いました。あまり大きな荷物でもないのでユートピア小屋泊まりのようにも見えませんでしたが、どういう山行計画なんでしょうか。


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14:00 上宝珠越を通過します。


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上宝珠越のすぐ先から、登って来た斜面を下ります。斜面の降り口に立っている登山者が天狗の難所を越えて登っていた人で、このとき少し話をしたら、クランポンもアックスも持たずに来ていることがわかりました。もはや言葉もありません。


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急斜面を下っていくと、登って来たときには見覚えのない土石がたまっていました。朝通過した後に上から崩れ落ちて来たもののようで、油断は禁物です。


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元谷の下まで降りてきました。朝は堰堤の向こう側、右岸を登ってきましたが、今度はここから左岸側で下ります。クランポンもアックスもすべて装備を外して身軽になり、あとはのんびりと登山道を下るだけです。


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15:23 無事に駐車場に戻りました。プチ滑落という失敗をしたものの、怪我もなく、無事に下山できてなによりでした。一瞬の気の緩みが事故につながるのが登山だということを、今回改めて認識することになりました。とくに、雪山は慎重の上にも慎重であることが必要だと、肝に銘じておくことにします。

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| 2020年3月 伯耆大山天狗ヶ峰 | 21:08 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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プチ滑落でビビって撤退: 伯耆大山天狗ヶ峰その1 

2020年3月21日(土) 鳥取県大山町 天狗ヶ峰(標高1711m) 日帰り単独行 


3週続けての伯耆大山登山でした。本当は烏ヶ山に登るつもりで家を出たのですが、米子道蒜山SAから見た烏ヶ山は、かなり黒々としていて雪が少ないことが予想できたのに対して、大山のほうはまだけっこう雪がありそうだったので、急遽予定を変更しました。


先週、三鈷峰から眺めた北壁が気持ちよさそうだったので、再びユートピアに登って、今回は天狗ヶ峰まで行ってみることにしました。あわよくば剣ヶ峰まで行くことも頭の片隅に入れつつ、蒜山SAから大山寺へと向かいました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート アタカソジッププルAF
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケット
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: ショーワ テムレス02ウィンター
     モンベル ジオラインLWインナーグローブ
 キャップ/ハット: なし
 バラクラバ: なし

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マーモット AWストレッチパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: BVD 5本指化繊ソックス(インナー)
     ノンブランド ウールソックス
 シューズ: シリオ 712GTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンプロ35+7L
 ストック: なし
 アックス: ブラックダイヤモンド ベノムアッズ ウィズ リーシュ
 クランポン: グリベル G10ワイド
 ゲイター: マムート ゴアテックスゲイター
 スノーシュー: なし


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出発前に写真を撮れなかったので、元谷で冬装備を装着したときのものです。もともと烏ヶ山に登るつもりだったので、装備は先週までよりも少しグレードダウンして暑さ対策優先としています。ハードシェルは無雪期のレインウェアであるエアロスピードジャケット/パンツにしましたが、使うことはありませんでした。


気温が朝夕で3~4度、風が17m/秒以上あるという天気予報だったので、汗抜けと保温力のバランスがいいポーラーテックパワードライ素材のシャツをベースレイヤにして、ゴアテックス ウィンドストッパー素材のソフトシェルジャケットにしました。登っているときの暑さと稜線に出てからの風と寒さへの対策として選んだ組み合わせですが、けっこう当たりました。ジャケットはジッパーをすべて閉めてしまうと内部に暖かい空気がたまるので、薄手の割りに思いのほか暖かく、稜線で強風に吹かれても大丈夫でした。一方、脇のピットジップなど全開にするとあまり暑くなく、春はハードシェルよりもソフトシェルが向いていることを実感しました。


パンツも、ゴアテックスのハードシェルパンツはやめて、冬用の山パンツを素足に履きました。最初は少し寒かったのですが、すぐに慣れて稜線で強風に吹かれても寒くはありませんでした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




8時過ぎに南光河原駐車場に着いてみると、すでに満車になっていました。さすがに3連休中日は人出が多いようです。すぐに博労座の駐車場に移動しました。大山ナショナルパークセンター横の駐車場はまだ余裕があったので、建物に近いところに車を停めることができました。


この日は大きな失敗をひとつしてしまいました。山行記録用のコンデジを家に忘れてきてしまいました。スマホで代用するか、一眼レフを使うかのどちらかですが、スマホだといちいちグローブを外さないとシャッターを押せないので、一眼レフで代用することにしました。しかし、胸元にでかいカメラがぶら下がった状態になるので何かと行動に制限がかかることになりそうで、若干の不安は残ります。とはいえ、写真なしというわけにはいかないし、その都度バックパックから取り出していては面倒くさ過ぎます。なので、これで行くしかありません。


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8:48 準備を整え出発です。登山届けはナショナルパークセンターから向かいの交番に移動したとのことだったので、交番に寄って登山届けを出しておきました。


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大神山神社の参道は、先週と比べて凍結していなかったので楽に歩けました。先週の寒気でけっこう積雪があったようですが、週末にかけて気温が高くなったので、参道脇の森の中に痕跡程度に雪が見られるだけでした。


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大神山神社横の登山道入口あたりも、融け残った雪がわずかに残っているだけです。


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下宝珠越への道を左に分けて、今回は直進します。今日はユートピアまでは元谷経由で登ることにしました。先週の下山路を逆にたどることになります。


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進むにつれて雪が徐々に出てくるようになりました。しかも、ガチガチに固まった氷の状態です。上宝珠越に上る急斜面がガチガチだったらやばいかもと、少し気になりました。


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9:38 元谷に出ました。雪は先週よりも減っている感じで、16日頃に降った雪はすべて消えてしまったようです。


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元谷に出たところから先週の下山ルートを正直にたどったので、堰堤左側の少し藪化したところを進んだのですが、よく見れば右側の土手のようなところを上がって堰堤を越えることができます。無駄な回り道でした。


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堰堤を越えて元谷避難小屋の近くまで来ましたが、雪はすっかり消えています。先週は、まだこのあたりは雪に覆われていました。


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9:48 少し進んで雪が出て来たところで、休憩がてら冬山装備を装着しました。上宝珠越下の急斜面まではなくてもいいのですが、どうせ装着するものなので、さっさとつけておくことにしました。


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10:10 休憩後、元谷の上流に向かって進みます。1週間前に通ったばかりですが、逆向きに歩くとなるとやはり見覚えのない風景のように感じます。とにかく、元谷の左岸をまっすぐ大屏風岩に向かって進むだけです。


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上流に行くにつれて雪が増えると思いきや、案外砂礫が露出していて、雪解けが進んだことを感じます。先週はこのあたりは一面の雪原でした。


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黒々とした大屏風岩が近づいてきました。この先を左に入ります。


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正面に、先週下りて来た急斜面が見えてきました。けっこうトレースがついているので、登るのにそれほど苦労しなくて済みそうです。


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砂すべりの谷からひっきりなしに落石が転がり落ちてくるので、合流地点を直進するのはやめて、左側の斜面のほうを回りこんで通過しましたが、かなり雪が柔らかくなっていて、踏み抜いたり滑ったりで思うように進めず、転がり落ちてくる岩にビビリながらなんとか突破しました。時には人の頭ほどの岩が転がってくるので、うかつなところを歩いていると直撃されかねません。それなのに、そこに足跡が残っているというのが理解できません。ほんとに、危険を回避しようという意識のない登山者が多すぎます。


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落石の心配が低くなって、ようやく雪壁の登りに集中できました。雪は表面が柔らかく、中が硬い状態でしたが、足跡がしっかりと残っていたので、無理につま先をけりこんだり足場を作ったりしなくてもよく、傾斜の割りに案外楽に登ることができました。


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中ほどまで登ってくると、先週はなかった雪崩の跡があり、この斜面も油断はできないとわかりました。もっとも、もう落ちてきそうな雪は上のほうになさそうなので、今日はあまり雪崩の心配はしなくてよさそうです。


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デブリの中に100kgぐらいありそうな大きな岩があり、落石の警戒も怠ることができないとわかります。安全を優先するなら、やはり宝珠尾根を歩いて来たほうがよさそうです。


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ブッシュが近づいてきました。ブッシュ帯を抜ければ尾根上です。先日の記事でも書きましたが、このブッシュ帯を抜けている最中に上のほうから声がして、ここを下るのは難しいかと聞かれたわけです。誰でもそうですが、自分で見てわからないのなら、素直に登山ルートを下るのが正解です。難しいかどうかは人によるし、装備内容でも違います。自分の経験や装備を総合的に判断して、行けると思えない場所には立ち入らないことです。それがすなわち身の程を知るということです。僕もそうしてます。


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11:06 宝珠尾根に出ました。この右手すぐのところが上宝珠越です。



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11:08 1週間ぶりの上宝珠越です。先週、宝珠尾根経由で3時間かかりましたが、今回は2時間で着きました。やはり、元谷経由のほうが圧倒的に早いことがわかりました。もっとも歩いて面白いかというと、北壁の眺めはいいもののほとんどが元谷の単調な雪原歩きなので、宝珠尾根経由のほうが登山している気分にはなります。


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今回は時間が早いので、上宝珠越では休憩しないで通過します。平日だった先週よりも確実に入山者は多いみたいで、かなりしっかりとしたトレースができていました。


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背後の北壁は雪が減ったためか、ひっきりなしに落石が発生していて、常にガラガラと音が聞こえてきました。


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上宝珠越からユートピアに向かう斜面でも、勝間ケルンの前後で落石が多くあり、通過には最新の注意が必要でした。小石ならまだましですが、通過しているときにハンドボールぐらいの大きさの岩が自分の方に転げ落ちてきてヒヤリとしました。こういうときはあわてて動かず、石の動きをよく見て、じっとしていたほうがいいのか、左右どちらかに移動すべきなのかを判断したほうがいいです。柔らかくなった雪の斜面は案外石の落下速度を押さえてくれるので、よく見てから動いても十分避けることができる程度の速度で落ちてきます。とにかく、雪の斜面に石が落ちている場所は、要注意です。


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今回は、途中からユートピア避難小屋へ直接上がるトレースをたどりました。


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11:35 ユートピア避難小屋に着きました。


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まずは雄大な北壁の眺めを楽しみます。


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避難小屋に入って休憩しようかと思いましたが、入口前にクランポンが数組置いてあったのでやめました。元谷方面から冷たく強い風が吹き上がってくるので、風下になる反対側の斜面の緩くなった場所で休憩することにしました。座ってしまえばほとんど風もなく、背中側から日が当たるので温かく、気持ちよく休憩することができました。


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小腹が空いたので、菓子パンをひとつ食べました。最近はランチとしてがっつり時間をとるよりも、空腹感がでればそのつど軽く食べるという方式にしています。そのほうが短時間で休憩を終えられるし、継続して行動できてシャリばてで余計な時間を費やすことがなくなるので、時間を読みやすいと感じます。

つづく。


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| 2020年3月 伯耆大山天狗ヶ峰 | 13:59 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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北壁を眼前に貸切ランチタイム: 伯耆大山三鈷峰その2 

今回の三鈷峰登山は、朝4時半に起きて19時前に帰着というハードスケジュールだったため、なかなか疲労感が抜けませんでした。なおかつ、今回はアックスをけっこう使ったせいか腕や肩周りの筋肉痛が激しく、土曜日まで痛さに苦しめられました。しかし、前回は脚、今回は腕・肩と満遍なく鍛えることができてよかったのかもしれません。当然ながら、14日、15日の週末は天気がよくないこともあり、家でゆっくり過ごしました。


それでは、レポの続きをどうぞ。




2020年3月12日(木) 鳥取県大山町 三鈷峰(標高1516m) 日帰り単独行 


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中宝珠越のすぐ先にある崩落箇所は、以前に比べると崩落が進んでいるように見えました。ただ、ロープや柵が設置されていて、通過するのは問題ありません。


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崩落箇所を越えてから上宝珠越までが宝珠尾根の核心部です。まずは急斜面のトラバースです。雪が柔らかいとかなりやっかいな場所ですが、このときはしっかりと締まっていて足元は安定していたので、無難に通過できました。


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トラバース箇所の次は雪壁の直登です。


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夏道ならロープが設置されている岩溝のような場所です。ここも雪が締まっていて登るのは問題なかったのですが、一部半凍結しているような硬さで足をけりこめず、クランポンの爪がしっかりと噛んでいることを確認しながら通過しました。


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雪壁を登りきって狭い尾根に立つと、真っ白な北壁が出迎えてくれました。


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木の枝に張り付いた霧氷が日差しを浴びてきらきらとまぶしいほど輝いていました。写真で再現できていないのが残念です。


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近づいてみるとただの氷ですが、日差しを浴びた状態で少し離れてみると、クリスマスの電飾のように輝いて綺麗です。


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大屏風岩が正面にどっかりとそびえています。


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太陽の高度が高くなったためか、北壁にもそこそこ日が当たって白く輝いています。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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11:19 標高1330mの上宝珠越に直接連なる主稜線に出ると、ユートピア避難小屋が見えました。空は相変わらず雲ひとつない青空です。


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ここから上宝珠越までは細いリッジ状の尾根が続きます。


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雪山初心者にはちょっと難しい尾根歩きかもしれません。


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上宝珠越手前の崩落箇所は、大岩を乗り越えるのがちょっと厄介でしたが、無事に通過できました。


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11:41 ようやく上宝珠越に着きました。南光河原駐車場から3時間10分もかかってしまいました。夏山登山道ならすでに弥山頂上についている頃です。休憩したり、ゆっくり歩いたりしていたせいですが、ちょっとのんびりしすぎたかもしれません。


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上宝珠越の道標は、尾根の反対側にひっそりと顔を出していました。


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上宝珠越からはなかなかの絶景が広がります。北壁がまるで城壁のようにそびえています。


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先ほど正面から見た大屏風岩が、ここからはほぼ横から同じ目線で眺めることができます。


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お昼が近いためかけっこうお腹が空いたので、ここで軽く食事をしていくことにしました。北壁を眺めながらパンをほおばります。ついでに暑くなって汗ばんで来たので、ハードシェルも脱ぎました。薄手のフリースジャケットだけでも、寒くはありませんでした。


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12:08 休憩を終えて出発です。ここからは巨大な斜面のトラバースです。正面に見えるユートピアの尾根までひたすら斜面を横切っていきます。2018年3月に上宝珠越までは来ていますが、そのときは時間切れということで引き返してしまったので、積雪期にここから先へ進むのは今回が初めてです。


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ひたすらトラバースするだけかと思っていましたが、細い尾根を上がる場所もありました。トレースがかなり上のほうを回りこむようについていて無駄に遠回りしていたので、途中から最短距離で歩けるようにトレースを外れて進みました。


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12:21 勝間ケルンを通過します。けっこう雪が硬くて足も疲れるし神経も使うしで、思っていた以上に疲れるトラバースです。


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低木を避けながら進んでいくのもそれなりに大変です。


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12:37 30分かかってユートピア尾根に着きました。


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トレースはありましたが、ユートピア避難小屋へ向かうトレースだけで、三鈷峰に向かうトレースはありませんでした。今日は誰も三鈷峰に登っていないということです。つまり、これから登れば本日の三鈷峰初登頂者になるというわけです。


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ちょっと得したような気分で三鈷峰に向かいました。


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三鈷峰手前の崩落箇所に向かいます。


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左手は切れ落ちた崖なので、滑落したら助かりそうにありません。しかし、登山道はギリギリを通っているわけではないので、それほど危険な感じはありません。


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山頂直下の急斜面は凍結していてちょっと滑りましたが、手がかりがしっかりあるので無難に突破しました。


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12:54 三鈷峰に登頂です。足跡のない山頂の雪を踏みしめて標柱前まで行くほんの数秒が、何だかうれしく感じました。



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貸切の山頂なので、誰にも気兼ねすることなく標柱横でまずは自撮りです。背景の北壁もしっかり入れました。


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少しの間北壁を眺めながらアルペン気分に浸りました。


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ひとしきり展望を楽しんだ後、ちょっと遅めのランチタイムです。今回も手軽にパンとカフェオレです。


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北壁を目の前に見ながら、貸切の山頂で飲むカフェオレは最高でした。


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ランチの後は、もう一度山頂からの展望を楽しみました。東に見えるのは矢筈ヶ山や甲ヶ山です。積雪期の矢筈ヶ山までは行ったことがありますが、積雪期の甲ヶ山にはまだ登ったことはありません。どこからアプローチするにしてもけっこう大変な位置にある山なので、大休峠避難小屋をベースにして宿泊で行くのがよさそうです。


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米子方面の展望なども楽しみつつ、北壁へもう一度目を向けると、北壁の上空にハート型のようにも見える雲がぽっかりと浮かんでいました。いわゆるインスタ映えってやつでしょうか。もっとも、インスタなんてやっていないので関係ありませんが。


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13:31 名残惜しいところですが、下山することにしました。おそらく最低でも2時間はかかると思われるので、日が暮れる前に余裕をもって下山するには、そろそろタイムリミットです。山頂にいた30分の間、結局他には誰も登ってきませんでした。素晴らしい展望の山頂を貸切にできるなんて、いい日に登ることができました。


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山頂から崩落地横を下ります。スリップやクランポンの爪を引っ掛けないように、慎重に下りました。


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13:44 ユートピア避難小屋手前の分岐点まで戻ってきました。避難小屋には寄らず、そのまま上宝珠越方面に下ります。


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14:05 長いトラバースを終えて、上宝珠越まで下りてきました。けっこう足が疲れていましたが、出発してから30分しか経っていないので、そのまま通過しました。


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帰路は、上宝珠越から少しくだったところから急斜面を元谷へ下ります。以前にも下った斜面ですが、前回に比べると雪が少なくブッシュが多く出ています。しかし、おかげで手がかりがたくさんあるので、ただの雪壁よりも安心して下れました。


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ずっとバックステップで下ってきましたが、傾斜が緩んでようやく前向きに歩いて下れるようになりました。右側には落石がたくさん落ちていて、いつ新しい石が落ちてくるかわからないので、石の落ちていない左側を下ります。ときどき立ち止まって後ろを見て、音もなく落ちてくる石がないかどうかを確認しながら早足で下りました。


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左から砂滑りの谷が合流してくるところでは、砂滑りを落ちて来たデブリがたまっていて、雪崩を警戒しながら右側を急いで下りました。


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14:26 落石もデブリもない傾斜の緩やかな場所まで来て、やっと休憩をとることができました。急いで下ってきたのですっかり汗だくでした。背後に見える2本の谷の右側を下ってきました。ここからは見えませんが、その右側に上宝珠越につながる砂滑りがあります。


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あとは広い元谷を下っていくだけです。午後になって気温も上がっていますが、幸い雪はそれほど緩んでいなくて、ほとんど踏み抜かずに歩くことができました。


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14:44 元谷の一番下まで下りてきて、ここでクランポンやアックスなどの冬装備を外すことにしました。元谷は避難小屋の周辺は雪がだいぶん減っていましたが、避難小屋より上は地面が見えている場所はほとんどありませんでした。


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冬装備を外して身軽になり、大山寺へと下ります。


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林道の入口脇から遊歩道へ入ります。


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遊歩道に入ると雪はぐっと減って、歩きやすくなりました。


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15:14 大神山神社を通過します。


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モンベル前の大山寺橋から、まだまだ晴天の大山北壁が見えていました。


15:33 南光河原駐車場に戻りました。写真は撮り忘れたので、時間はGPSで確認しました。三鈷峰山頂からちょうど2時間でした。宝珠尾根をたどると、もう少しかかったものと思われます。そう考えると、ユートピア方面に登るのも元谷経由のほうが早いし楽かもしれません。この次は元谷経由で登ってみようと思います。

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| 2020年3月 伯耆大山三鈷峰 | 16:47 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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北壁を眼前に貸切ランチタイム: 伯耆大山三鈷峰その1 

2020年3月12日(木) 鳥取県大山町 三鈷峰(標高1516m) 日帰り単独行 


先週の3日に引き続き、今週も平日登山に行ってきました。12日が晴天予報だったので、週初めから12日の予定をクローズして山に行くつもりでいました。僕はメインの仕事とサブの仕事を2つやっていて、メインのほうは自分の予定を自分の都合で決めることができるので、休みたいときはあらかじめ予定をクローズしておけば仕事の依頼が来ることはありません。まったく誰にも気兼ねすることなく100%自分で予定を組めるのがいいところです。しかし、サブのほうはハウスビルダーの基礎配筋の自主検査を請負でやっていて、電話で仕事の依頼が来るので、前日の夜になるまでは翌日の予定が確定しません。どうしてもだめなら事前にメールで連絡しておけばいいのですが、そうたびたび休みにしますというわけにも行かないので、正月、GW、お盆休みの長期休暇と、講習会に参加するなどの場合以外では、ただ電話が来ないことを祈りながら待つしかありません。幸い、12日に仕事は入らなかったので、早起きして伯耆大山三鈷峰に登りました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス L/S ハイブリッドパラマウントメッシュクルー
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: バーグハウス スモルダーライトフリースジャケット
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート スリルトリップジャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: ショーワ テムレス02ウィンター
     モンベル ジオラインLWインナーグローブ
 キャップ/ハット: マムート トゥウイークビーニー
 バラクラバ: マムート バラクラバアークティックウィンドストッパー

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: ノースフェイス ウォームトラウザーズ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: マムート ゴアテックスクァンタムストレッチパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: BVD 5本指化繊ソックス(インナー)
     バーグハウス メリノウール トレッキング ソックス
 シューズ: シリオ 712GTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンプロ35+7L
 ストック: なし
 アックス: ブラックダイヤモンド ベノムアッズ ウィズ リーシュ
 クランポン: グリベル G10ワイド
 ゲイター: なし
 スノーシュー: なし
 ヘルメット: グラビティリサーチ アルパインヘルメット


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山の天気予報では標高1500mで朝夕にマイナス1度、風速7m/秒となっていたので、少し寒い可能性を考えてハードシェルを着て歩くことにしました。しかし、登っていると暑くなることはほぼ予想できるので、ベースレイヤを省いてドライレイヤの上に薄手のミドルレイヤを直接着ることにしました。先週ミドルレイヤにモンベル ジオラインLWを着ていて汗だくになってしまったことの反省です。


三鈷峰に行くには、宝珠尾根を登り、上宝珠から急斜面をユートピアまでトラバースしなければならないので、今回はガッツリの冬装備に加えてヘルメットも持っていきました。ビーニーとバラクラバは結局使いませんでした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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8:28 ほぼ先週と同じようなスケジュールになって、出発時間は10分ほど早かっただけでした。ただし、今回は朝から青空が広がり、陽射しも降り注いでいます。大山北壁も大山寺橋から綺麗に見えていました。しかし、大山寺橋の歩道に敷き詰められた白いタイルが凍結していて、危うくひっくり返るところでした。


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誰もいない大山寺の参道をゆっくりと登っていきます。


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大神山神社への石畳の道は凍っていて、うかつに足を置くとつるっといってしまいます。表面が濡れた石は、そのまま水分が凍結して氷の幕に覆われてしまうので、見た目には普通に濡れた石という感じですが、油断は禁物です。それにしても、3月半ばで氷が張るほど冷え込んだというのですから、山はやっぱり油断なりません。


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石の上にたまった水が氷結しているので、石畳が滑るのも当然です。


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8:51 大神山神社を通り過ぎます。以前、ここの宮司に不愉快な気分にさせられたので、それ以来参拝はしていません。


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登山道入口あたりに丸い霰の粒がたくさん落ちていました。昨晩の冷え込みで霰が降ったようです。


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登山道に雪はありませんでした。


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9:03 下宝珠越方面への分岐を左へ入ります。


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少し進むと雪が出てきました。石は相変わらず見えない氷で覆われていて、つるつるとよく滑ります。


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9:12 林道に出ました。林道を越えて奥へと進みます。


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足跡は、少なくとも2名分ついていました。つぼ足とグリベルのクランポンのもので、他には新しい足跡は見つけられませんでした。ということは、人に会う可能性はかなり低そうです。南光河原駐車場にはたくさんの車が停まっていたのに、宝珠尾根に来たのは2名程度のようです。雪が硬くて半分凍っているし、石は相変わらず滑るので、クランポンを装着しようと思いましたが、冷たい風が吹いていてつらそうなので、もう少し先へ行くことにしました。


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10分ほど登って、谷が広くなったところで風が弱まり寒さが気にならなくなったので、冬山装備を装着することにしました。まずはクランポン。グリベルG10ワイド 10本爪です。


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次に、アックス。ブラックダイヤモンドのベノムアッズです。


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最後に、ヘルメット。グラビティリサーチのアルパインヘルメットです。入っているのは、先日購入したマムート ヘルメットホルダープロ。早速役に立ちました。


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ヘルメットを取り出した後は、アックスのプロテクター収納ポケットに早がわりです。


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このときの気温は、0度ちょうどでした。


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クランポンのおかげで硬く閉まった雪の急斜面も楽々こなし、ようやく下宝珠越が見えてきました。


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足跡をたどってまっすぐ登ってきましたが、下宝珠越の手前には低木がたくさん茂っているし、雪もなくなっているみたいなので、このあたりから左手の夏道がある尾根に上がることにしました。


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ちょうど楽に上がれそうな場所があったので、尾根に上がります。


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夏道にはほとんど雪はありませんでした。クランポンで歩くにはちょっと面倒ですが、わずかな距離なので、足元を確認しながら慎重に登りました。


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9:55 下宝珠越につきました。急斜面を30分ほどノンストップで登ってきたので、少し汗ばんでしまいましたが、風が冷たくてとても休憩する気にはなれないので、ゆっくりと歩きながらクールダウンすることにしました。


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宝珠尾根を登っていくと、ブナ林の向こうに真っ白な北壁がそびえているのが目に飛び込んできます。ブナが葉を落としたこの時期にしか見ることができない迫力の風景です。


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今年は雪が少ないので、宝珠尾根の夏道もけっこう露出していて歩きやすかったです。


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北壁の迫力ある姿を楽しみつつ、雪の尾根をゆっくりと進みました。


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中宝珠越に近い1242ピークまでくると、三鈷峰が眼前に大きく見えるようになりました。ずっと元谷方向から冷たい風が吹いていたのですが、この場所は風が当たらず陽射しが暖かかったので、ここで三鈷峰を眺めながら休憩をとることにしました。


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少し小腹が空いたので、プロテイン入り1本満足バーをかじりました。このプロテインバーですが、味は美味くも不味くもないというところですが、けっこう硬くて食べづらい感じです。これなら、普通の1本満足バーのほうが美味しいし食べやすいと思います。


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15分ほどゆっくりと休憩をとった後、中宝珠越に向けて歩き出しました。


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中宝珠越手前にある小ピークは、相変わらず三鈷峰の絶好のビューポイントです。


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昨晩けっこう吹雪いたようで、三鈷峰の山頂部は白くなっていました。


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夏山登山道にある六合目避難小屋も見えました。最大望遠で撮影すると、人が2人立っているのがわかります。まだ時間が早いためか、登山者は少ないようです。


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10:50 小ピークから急な斜面を下りて行くと、その下の鞍部が中宝珠越です。やたら背の高い道標があいかわらず電柱のように立っていました。


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見上げないと読めない高さになんで取り付けてあるのか、謎です。もっと下に付ければいいのにと思うのは僕だけでしょうか。

つづく。

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| 2020年3月 伯耆大山三鈷峰 | 21:16 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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思いがけず春の雪: 伯耆大山その2 

本日5日はかなり寒くなるとの予報でしたが、岡山市はそれほどでもない感じでした。登山天気では、伯耆大山の標高2000mで午前9時がマイナス11度、風速20.6m/秒となっていて、標高800mでも氷点下予報でした。ライブカメラで見ると、大山寺でも雪が降ったようで、道路の脇が白くなっていました。雪がほぼ消えていた奥大山スキー場も、再び白いゲレンデと化していますが、積雪量は数センチといったところかもしれません。それにしても、まだこんな厳冬期のような天気になるんですねえ。ノーマルタイヤに履き替えたのはちょっと早かったかもしれません。


ところで、大山から帰ってきて猛烈な足の筋肉痛にもだえ苦しんでいます。すでに2日目になるというのに、まだ階段の上り下りやしゃがむ動作が厳しい状況です。触ると痛いぐらいなので、あと1~2日は痛みが残りそうです。今日は仕事がつら過ぎました。やっぱり3週間も間を空けてしまうと筋肉がなまくらになってしまって使い物になりません。近場でもいいので、毎週登山を心がけたいと思います。


ということで、伯耆大山弥山のレポの続きをどうぞ。




2020年3月3日(火) 鳥取県大山町 弥山(標高1709.4m) 日帰り単独行 


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六合目避難小屋でガスに煙る元谷を眺めながら、しばしドリンク休憩をとりました。


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10:47 休憩を終えて出発します。


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歩き始めてすぐにやたら暑いと感じるようになりました。温度計を見てびっくり! なんと8度です。何かの間違いかと思いましたが、温度計はずっとバックパックの横に外付けしているので、体温の影響を受けているとは思えませんし、陽射しがないので太陽光の影響もないはずです。やたら暑いと感じるのは、やはり温度計のトラブルではなく気温が高いせいだといわざるを得ません。それにしてもなぜ標高が上がっていきなり気温が上がっているのか、なんとも解せません。


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たまらず、途中でハードシェルジャケットを脱ぎました。風もほとんどなく、薄手のミドルレイヤだけでも全然寒くありません。


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11:04 草鳴社ケルンを通過します。えびの尻尾は全然着いていませんでした。


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11:16 ようやく頂上台地まで上がってきました。


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頂上台地はガスで視界は50m程度でした。


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トレースは雪のあるところをつないでついていましたが、木道が見えていたので木道をたどります。八合目あたりからシャリばて状態でしたが、とにかく避難小屋まで行くことにしました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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11:36 頂上避難小屋に着きました。少し風はありましたが、あいかわらず気温が高くそれほど寒さは感じません。少し青空が見えていますが、ガスで展望はなさそうなので、ひとまず避難小屋に入ってランチタイムにすることにしました。


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改修作業途中の避難小屋は中に入れるものの内部は一部のみ使用可能の状態で、床もなければベンチもない資材置き場となった倉庫のような状態でした。その上、外よりも冷え冷えとしていて冷蔵庫の中のようです。当面、工事が完了するまではハイキングチェアなど座るものを持参したほうがよさそうです。今回は資材が置いてあるコンパネの端に座って、ランチにすることにしました。なお、トイレ部分も改修工事のため完全に撤去されていましたが、写真右手に写っているドア付のブースのようなものが仮設のトイレです。トレイは使えなくなっているものと思っていましたが、幸い仮設ながら使えるようにしてくれています。


今回は手間をかけずにさっさと済ませられるように、菓子パンとカフェオレのランチです。シャリばて状態だったためか、写真を撮るのをすっかり忘れて、一気に食べてしまいました。


ところで、六合目避難小屋から気温が高くて汗だくで登ってきたので、頂上避難小屋に入ると一気に冷えてきました。汗が乾かない状態でインサレーションジャケットを着たため、すっかりインサレーションジャケットが湿ってしまいました。しかし、化繊綿のジャケットだったのでなんとか保温力はキープされていたようで、とくに寒さを感じることなくランチを終えることができました。家に戻ってバックパックからインサレーションジャケットを取り出すと、ぐっしょりと湿っていてまるで洗濯したてのようでしたが、多少なりともロフトは残っていて山で使うインサレーションジャケットは、やはり化繊綿のほうがむいているのかもしれないと感じました。ダウンジャケットを使うのなら、やはり撥水処理されたダウンのものを選んだほうが無難ですね。


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12:15 ランチを終えて、弥山山頂にやってきました。相変わらずガスで展望はありません。


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大山山頂の石碑は無残にも解体されていて、土台だけがむなしく残置されていました。すぐそばまで崩落が進んでいたので、移動して設置しなおすのか、このまま撤去されてしまうのかくわしいことはわかりません。


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三角点ピークは、微かに姿が見えている状態です。剣ヶ峰はシルエットさえ見ません。


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上空に青空が見えていたので、15分ほど待ってみましたが、ガスが晴れたのはここまででした。このまま晴れるかと期待しましたが、再びガスが濃くなって陽射しもなくなりました。薄日が差したりしていたせいか、山頂に立っていても全然寒くなく、むしろほんのり暖かさを感じたりして妙な天気でした。


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12:38 あきらめて下山することにしました。


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やっぱりガスが覆っている頂上台地を下ります。


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晴れそうで晴れないもどかしい天気です。


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13:19 五合目まで下りて来たところで、休憩をとりました。気温が高くて雪がシャーベットのようになってけっこうずるずる滑って足が疲れました。10本爪にしても、こういう柔らかい雪のときは滑るので、クランポンは4本爪のままにしておきました。滑るといっても、いきなりスパッと滑るのではなく、足を置いた後、ズル~と短くゆっくり滑るだけなので大きな問題はありません。


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五合目からは弓ヶ浜がきれいに見えていました。


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宝珠尾根と宝珠山もよく見えました。北壁も別山から東側が見えていたので元谷へ下ろうかと思いましたが、3週間ぶりの登山でかなり足に疲労感が出ていたので、夏山登山道をまっすぐ下ることにしました。


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14:14 阿弥陀堂まで下りてきました。もう足が棒のようになっていてこれ以上歩きたくないところですが、まだ最後の階段を下りなければいけません。


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足の痛みを忘れるために考え事をしながら階段を下りていたら曲がるところを通り過ぎてしまい、下山野営場方面の登山口まで下りてしまいました。足が痛いのに遠回りになって踏んだりけったりです。


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14:25 駐車場に到着です。下山届けを出して、荷物を降ろしたらどっと疲れました。


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帰り際、橋の上から北壁が見えました。しかし、弥山あたりはガスがかかっていて、弥山から剣ヶ峰が見える状態になっていたかどうかはビミョーなところです。

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| 2020年3月 伯耆大山弥山 | 17:50 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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思いがけず春の雪: 伯耆大山その1 

2020年3月3日(火) 鳥取県大山町 弥山(標高1709.4m) 日帰り単独行 


3月3日のひな祭りの日はラッキーなことに仕事の予定が入らなかったので、伯耆大山に登って来ました。天気予報は一応晴れ予報になっていましたが、弱い冬型の気圧配置で雲が多くあまり予報は当てにならないだろうなと思いつつも、平日の大山なんてめったに登れないので強行することにしました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ミレー ドライナミックメッシュ3/4シャツ
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインLWラウンドネックシャツ
 ミドルレイヤ: バーグハウス プラヴィターレライトジャケット
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート スリルトリップジャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: ショーワ テムレス02ウィンター
 キャップ/ハット: マムート トゥウイークビーニー
 バラクラバ: マムート バラクラバアークティックウィンドストッパー

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: ノースフェイス ウォームトラウザーズ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: マムート ゴアテックスクァンタムストレッチパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: BVD 5本指化繊ソックス(インナー)
     ノンブランド ウールソックス
 シューズ: シリオ 712GTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンプロ35+7L
 ストック: なし
 アックス: ブラックダイヤモンド ベノムアッズ ウィズ リーシュ
 クランポン: マウンテンダックス HG121(4本爪)
 ゲイター: なし
 スノーシュー: なし


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気温は0度以上になりそうだったのですが、雨に降られる可能性を考えて上下ともゴアテックスのハードシェルで行くことにしました。今シーズン使っていたマムート マサオジャケットは、外側は綺麗なのに経年劣化はいかんともしがたいようで、内側のシームテープが一部はがれかけているのを見つけたので、スリルトリップジャケッを持って来ました。マサオジャケットは、晴天確実のときと厳冬期で雨の心配がないとき専用のジャケットにすることにします。やはり中古で買うとこういうリスクがあります。もう少し劣化が進んだら、シームテープを買って修理してみようかと思います。


ビーニーとバラクラバは念のため持っていきましたが、使うことはありませんでした。また、クランポンもグリベルの10本爪は持っていきましたが、4本爪だけで事足りました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




前日は0時過ぎに寝て5時過ぎに起きる予定でしたが、気合が入っていたのか4時過ぎに自然に目が覚めました。今起きるとあまりにも寝不足すぎないかと布団の中で少しの間モンモンとしていましたが、どうせ目が覚めたんだからと起きることにしました。


自宅を5時過ぎに出て、大山南光河原駐車場に7時45分ごろ到着しました。朝出発前に、道路情報のライブカメラで南光河原前の道路状況を確認したところうっすらと白くなっていたので、桝水高原経由で行くのは避けて、溝口から県道52号と36号を経由して融雪道路になっている県道24号で大山寺を目指しましたが、さすがにこのルートに雪はありませんでした。ノーマルタイヤに履き替えたばかりなので、安全なルートを選ばないとやばいことになってしまいかねません。


南光河原駐車場前までくると、路面にはシャーベット状の雪がうっすらと残っていました。この程度ならノーマルタイヤでも大丈夫だと思いますが、やはり少し標高が高く急坂もある桝水高原経由ではリスクが高くなるので、融雪道路経由にして正解でした。


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驚くことに、南光河原駐車場に着いてすぐに雪が降り始めました。といっても、湿った重い雪ですぐに融けてしまうような雪でしたが、まさか降雪になるとは想定外でした。しかし、着替えたりしているうちにみぞれのような雨のような状況に変わってしまい、少し様子を見ることにしました。


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8:42 雨はほぼ止んだので、出発することにしました。


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夏山登山道には、雪は全然ありません。


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阿弥陀堂前あたりから雪が出てきました。


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お地蔵さんに安全祈願をして、登山開始です。


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阿弥陀堂からすぐの登山道には、きれな階段が設けられていました。以前はなかったような記憶がありますが、どうだったのでしょうか。昨年から頂上避難小屋と六合目避難小屋の改修工事をやっているので、ついでに登山道も手直ししたのかもしれません。


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一合目の手前ぐらいから、本格的な積雪路になりました。


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夜のうちに吹雪いたようで、ブナの幹の片側だけが白くなっていました。


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うっすらと新雪が地面を覆った登山道を、ゆっくりと登っていきます。気温が高いので、できればハードシェルジャケットを脱ぎたいところですが、霧雨のような細かい雪が降っていたのでハードシェルを脱ぐことができず、汗をかかないようにできるだけゆっくり登りました。


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気がつくと、登山道の隣にモノレールのレールが設置されています。おそらく六合目まで続いているのでしょう。


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二合目あたりで少し寒くなって来たので温度計を見ると、1度になっていました。このまま行けば、山頂は氷点下かもしれません。意外と寒いみたいです。


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出発してからずっとガスっぽい曇り空でしたが、途中でほんのりと青空が見えました。このまま晴れてきそうな雰囲気です。


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10:05 大汗をかいて五合目に着きました。ここで大休止です。急傾斜で少しスリップしやすくなって来たので、4本爪クランポンを装着しました。雪が少ないので、4本爪で十分だろうという判断です。実際、下山するまで4本爪のままでしたが、下りでは雪が溶けて滑りやすかったので、10本爪のほうが安心だったかもしれません。まあ、無事に下りてこられたので大きな問題はありませんでした。


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さっき見えた青空は再びガスに閉ざされてしまい、ブナの枝には白い霧氷がびっしりと張り付いていました。


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10:33 五合目からひと登りで六合目避難小屋に着きました。新しくなった避難小屋は、ずいぶん立派な建物にかわっていました。


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建物が以前よりもふた周りほど大きくなっているので、内部もけっこう広そうです。


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ところが、入ってみると外から見るよりも広くありません。以前の1.5倍という感じでしょうか。3人寝られるぐらいの大きさです。


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もっとも、二階ができていたので、こちらに二人寝られるとして、収容人数5人といったところかもしれません。ただし、この避難小屋に寝泊りする人はほぼいないでしょうから、休憩用の小屋としてならまあこんなものでしょう。


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ちなみに、思ったほど広くなかった理由は、更衣室をかねた携帯トイレブースが内部に設置されていたからです。


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内部はこんな感じで、結構広いです。1.5畳ぐらいありそうです。


つづく。

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| 2020年3月 伯耆大山弥山 | 10:59 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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けっこう疲れたスノートレッキング: 笛吹山その2 

2020年2月11日(火) 鳥取県江府町 笛吹山(標高997.1m) 日帰り単独行 


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雪をスノーシューで踏み固めてならした後、荷物を降ろして一息つきました。雪が柔らかいときにそのままバックパックを置くと雪まみれになるし、休憩するのに座ることもできないので、いちいち踏み固めないといけないのは面倒ですが、あとでへんなところが濡れていたりすると不快だし、出発時に雪を払ったりするのも面倒なので、最初が肝心というわけです。


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このときの気温は3度でした。気温だけ見るとけっこう寒いのですが、陽射しがあるのでダウンジャケットを着たくなるほどではありません。街で3度だと震え上がるほどの気温ですが、なぜか山だとそうでもないというのが不思議なところです。


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これから始まる新雪の急登に備えて、ラムネでエネルギー補給をしておきました。


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11:33 休憩を切り上げて、笛吹山へ最終アタック開始です。けっこうな傾斜ですが、さすがにつぼ足ではかえって疲れそうなので、スノーシューのまま登りました。登り始めて少しすると、途中で休憩していたソロ男性が追いついてきて、僕が苦労して着けたトレースをたどって楽々とすぐ後ろまで来ました。こちらは相変わらず新雪の急坂をあえぎながら登っているのに、涼しい顔をしてすぐ後ろで待っているのを見るとなんだかムカつきましたが、自分が同じ立場でもそうなるでしょうからそんなことで腹を立てても無意味です。トレース泥棒という言葉がありますが、以前はトレースがあればそれをたどるの当たり前なので何言ってんだかと思っていました。しかし、このときはそういいたい気持ちがよくわかりました。


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11:47 ようやく急登を登りきり、山頂までたどり着きました。わずか15分ほどの時間でしたが、そこそこ疲れました。もしも三の沢から槍尾根へ登ろうとしていたら猛烈なラッセルになっていたことでしょう。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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笛吹山の山頂は細長い形をしていて、登ってきたところから三角点まで20mほど歩かないといけませんが、すぐ後ろにいるソロ男性もどうせ三角点まで行くだろうから、こんなところでお見合いみたいな状態になりたくないということで、登って来たところですぐに脇へそれて、少し広い場所でランチタイムにすることにしました。振り返れば南壁が見えますが、木々が邪魔で撮影スポットとはいえない状況です。三角点のあたりに行けばもう少し展望がいいのかもしれませんが、とりあえず誰もいなくなるまでのんびりすることにします。


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東にある烏ヶ山は綺麗に見えました。


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ここでも雪を踏み均して、椅子代わりになるように雪を盛って手で突き固めてランチの準備完了です。スノーシューをはいたままだと邪魔くさいので、スノーシューも外しました。


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本日のランチは、簡単にパンとカフェオレだけです。ラーメンは石鎚山で食べたばかりなので、少し趣向を変えました。


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食後に、とりあえず記念撮影。


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出発前に、アミノ酸でパワーアップしておきます。


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12:37 ランチタイムを終えて、三角点のほうへ向かいます。


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三角点らしい場所は少し広場のようになっていましたが、三角点は雪の下なのでGPSで三角点にいることを確認できただけです。


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三角点からは予想通り南壁の展望が広がっていました。とはいえ、左右は木の枝がかぶさってくるので、南壁全部がみえるというわけではないのが残念なところです。


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アップにすれば少しは木の枝の邪魔な感じは弱まりますが、やはり左右がすっきり見えないのは気になります。おそらく、昔はもっとすっきり見ていたんでしょう。


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12:50 ひとしきり南壁の展望を楽しんだら、下山開始です。


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スノーシューで急勾配を下るのはうまくないのですが、雪がやわらかくよく沈むのでスノーシューのまま下ります。


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13:21 文殊堂まで戻ってきました。


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大山パークウェイに出てくると、三の沢の前辺りに休憩している人がいました。決して入山者数は多くないはずなのに、なぜか人に会ってしまうというのはどういうことなんでしょうか。時間的に下山するタイミングなんでしょうか。


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三の沢から南壁をバックに記念撮影をして、すぐに鍵掛峠に向けて歩き出しました。


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13:51 鍵掛峠でも自撮りだけして、すぐに出発です。


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健康の森の入口前から烏ヶ山が正面に見えていました。奥大山スキー場から烏ヶ山につながる尾根を経由して烏ヶ山に登ってみたいと思っているのですが、今年はスキー場が営業していないので、チャンスかもしれません。


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14:39 ゲートまで戻ってきました。


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休業中のスキー場は、すっかり雪原と化していました。


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14:43 駐車場所まで戻ってきました。久しぶりにスノーシューを使ったのと、今回履いてきたノンブランドのウールソックスが太目の毛糸で編んだものでやや硬いものだったためか、足の裏の指の付け根に近いけりだす部分が痛くなってしまいました。途中からスノーシューを脱いでつぼ足で戻って来たのですが、靴を脱いで確認してみると、破れてはいないものの水ぶくれのように皮膚がはがれた状態になっていました。


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帰りがけに御机のかやぶき屋根のところに寄って見ると、朝と違って誰もいませんでした。あいにく、屋根の雪は溶けてしまっていましたが、冬らしい気持ちのいい風景を楽しめました。

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| 2020年2月 笛吹山 | 21:40 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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