ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

| PAGE-SELECT | PREV

≫ EDIT

修験道の山は甘くない: 雪彦山(大天井岳)その1 

2017年11月23日(木) 兵庫県姫路市 雪彦山(大天井岳)・標高811m 日帰り単独行 



兵庫県姫路市の北部にある雪彦山(せっぴこさん)に登ってきました。前から一度登ってみたかった山ですが、ヒルが出るため暑い時期には行く気になれず、雪が降る前のこの時期がちょうどいいタイミングだろうということで、祝日だった23日に決行となりました。しかし、祝日だけあってそこそこ登山者が多く、団体やグループの渋滞に巻き込まれることも何度かあり、ややストレスのたまる山行になってしまいました。


雪彦山というのは複数の山の総称らしく、しかもいろいろと説があるようで、どれが本当なのかよくわかりません。とりあえず、地元である旧夢前町では、洞ヶ岳、鉾立山、三辻山の総称であると定義しているそうですが、洞ヶ岳という山も大天井岳、不行岳、三峰岳、地蔵岳等の総称だそうで、なんのこっちゃという感じです。とりあえず、洞ヶ岳の最高峰である大天井岳を雪彦山としているようなので、大天井岳を目指すことにしました。


ちなみに、地形図には915.1mの三角点がある山を雪彦山として記載してありますが、そこが三辻山だそうです。それ以外の山名はまったく記載されていません。また、登山道も実際にあるコースが記載されていないなど、あまり役に立ちませんでした。地形図だけ見ていると、道標に書いてある山名や地名、コースの記載がないので、どの道がどこに向かっているのかほとんどわかりません。念のため印刷して持っていくのはありですが、登山口の案内板をデジカメやスマホで撮影しておいた方がよほど役に立ちます。


雪彦山登山口に着いたのは9時頃でした。まだ駐車場には余裕があるだろうと思っていたらけっこういっぱいで、あと2~3台で満車という状態でした。団体さんが駐車場前の道路に広がって準備運動をしていたりしていたので、どうも関西地方では人気の山のようです。僕が準備をしている間にこの団体さんは出発して行ったので、追いつかないようにすこしゆっくりと準備をして時間をずらすことにしました。


IMG_9368.jpg
9:31 出発です。駐車場前の道路からは、そそりたつ岩峰が見えました。あれが大天井岳だと思われます。


IMG_9457.jpg
余談ですが、トイレは、駐車場手前の道がカーブしているところに建っている携帯のアンテナ塔の裏にあり、すぐ前に車が停められていると気が付きにくくなっています。登山口前のバンガローは閉鎖されていてトイレは使用できないので、駐車場のトイレしか使えません。駐車場のトイレは、きれいに掃除されていて、登山口の公衆トイレにしてはかなり清潔なレベルでした。


IMG_9369.jpg
登山口には2種類の案内板があります。こちらの案内板のほうが古いものらしく、天狗岩と虹ヶ滝を結ぶコースの北側に設置されている新しいコースの記載がありません。(写真クリックで拡大)


IMG_9456.jpg
こちらの案内板は写真つきだし、危険個所まで詳細に書かれていたりするので、写真に撮っておくならこちらがおすすめです。B1~B3を結ぶコースは新下山道とのことですが、A9~A14を結ぶコースがあまりにも難易度が高いので、新しく作られたようです。詳しくは後で書きますが、鎖場や岩場の経験が少ない人はとんでもないところに来てしまったと後悔するようなコースです。(写真クリックで拡大)


IMG_9370.jpg
登山口はバンガローの脇にあります。階段を登って行くのがAコースの時計回りで、大天井岳に最短で登るコースです。出雲岩コースともいうようです。Aコースを反時計回りに登って行く場合は、道を直進します。今回は素直にAコース時計回りで行くことにします。


IMG_9371.jpg
しかし、スタートからいきなりの急登が始まります。ほんと、マジか!?と言いたくなるような急傾斜です。


IMG_9373.jpg
はじめのうちは石ゴロの道でしたが、すぐに土の道になります。傾斜は相変わらずで、土や濡れた岩が滑りそうで慎重に歩を進めました。今回は1000m未満の山ということで、トレッキングシューズのミレーオールロードGTXを選んだのですが、この靴はソールのグリップが秀逸なので助かりました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_9375.jpg
10:02 展望岩という道標のある岩に着きました。


IMG_9377.jpg
その名の通り、大天井岳が眼前にそびえたっているのがよく見えます。岩も階段状でそこそこフラットなので休憩によさそうでしたが、汗をかかないようにゆっくり登って来たからかあまり疲労感がなく、水分補給だけして先に進みました。


展望岩から先は傾斜が緩み歩きやすくなりましたが、それでも上り坂は続くので、すこし汗ばむぐらいになってきました。ちなみに、気温は8度ぐらいで、出発時はミレー ドライナミックメッシュ長袖+薄手メリノウール長袖シャツ+薄手フリースという3枚重ねでしたが、急登ですぐに暑くなり、フリースは早々に脱ぎました。ミレー ドライナミックメッシュ長袖は今回初めて着たのですが、タンクトップタイプと比べると袖がある分肩から腕が冷えることもなく、10度を下回る気温で風も少しあるというのに、上に薄手のウールシャツ1枚だけでも大丈夫でした。ただし、立ち止まってじっとしているとさすがに冷えてきます。


IMG_9378.jpg
10:23 A-4という道標のある場所に来ると尾根がフラットになり、ようやく一息つける状態になりました。しかし、風がちょっと強かったので、休憩なしで進みました。


IMG_9379.jpg
少しの間フラットな尾根が続きますが、ほんの1分ほどで終わりです。


IMG_9380.jpg
再び急登が始まります。


IMG_9381.jpg
前方に3階建てくらいありそうな巨岩がそびえたっていました。尾根をふさぐように立っているので、道は左手を巻いていきます。


IMG_9384.jpg
巨岩の下を巻いていくと、ちょっとしたロープ場がありました。4mぐらい下りて、その先は落ち葉の積もる岩を渡って行くようです。それほど厄介なことはなかったので問題はないのですが、ここで団体の最後尾に追い付いてしまいました。この団体は年配の団体で、けっこうな人数がいたようです。


IMG_9386.jpg
10:37 先ほどの巨岩など比べ物にならないぐらいの超巨岩が出現しました。


IMG_9387.jpg
出雲岩という名前がついています。


IMG_9388.jpg
出雲岩の下を抜けていくのですが、岩というよりもでかいビルが建っているかのようです。岩壁といったほうが早いレベルです。


出雲岩の下を奥へと進んで行くと、とうとう団体の渋滞につかまってしまいました。追い付かないようにゆっくりと歩き、立ち止まって写真を撮ったりしながら時間を調整して歩いていましたが、ここにきて岩をよじ登る場所が出てきたため、順番待ちが発生してしまったようです。仕方がないのでおとなしく待つしかありません。


岩の上に出ると数人が先に行かせてくれたので、渋滞待ちも少し解消しました。


IMG_9390.jpg
しかし、すぐに鎖場が現れて渋滞はさらにひどくなります。人気の山に祝日に来てしまったのが原因なのでどうしようもありません。幸いにも、順番が近づくと前の人が先に行かせてくれて、わずかですが早く登ることができました。


IMG_9391.jpg
鎖場を抜けると、セリ岩というところに出ました。


IMG_9392.jpg
セリ岩というのはこれ。人一人がやっと通れる幅の岩の隙間を抜けていきます。体を横にしないと通れないので、バックパックは手に持っていきます。バックパックは冬装備に準じる荷物と一眼レフを入れているために、担いでいるとそうでもないのですが、手に持つとけっこう重いと感じます。


IMG_9393_201711242125310a5.jpg
奥の方はトンネル状になっていて、横歩きしながらようやく通り抜けました。このセリ岩で渋滞がなかったのはラッキーでした。


IMG_9394.jpg
セリ岩に誰もいなかったので、抜けた後はスムースに進めると思いきや、すぐに渋滞につかまりました。今度はおじさんの集団です。男性ばかりなのでサクサク進むかなと期待しましたが、あっさり裏切られました。それでも、時々追い越すことができたので、ずっと渋滞の後ろをついていくストレスは多少なりとも緩和されました。


IMG_9395.jpg
ようやく渋滞を抜け出して、前に誰もいない状態になったところで、岩ゴロの急登が出現しました。しかし、その先に空が見えていたので、どうやら山頂まで近いようです。


IMG_9396.jpg
11:05 岩ゴロの急登を上りきると、山頂に出ました。


IMG_9397.jpg
それほど広くない山頂は、大きな岩がごろごろとあって、平地はほとんどない場所でした。見える範囲で10人ぐらいいたので、意外と空いていると思いましたが、岩陰にもそこそこ人がいて、それなりに混雑している状態でした。


IMG_9398.jpg
山頂からは展望が得られましたが、風がきつくてけっこう寒かったです。休憩している人たちはジャケットのフードをかぶりながらラーメンをすすったりしていましたが、見るからに寒そうです。


自分も早いランチにしようかどうしようかと迷いましたが、すぐに団体が上ってくるのがわかっているので、ここでランチを食べ始めると、人ごみの中で食事をすることになり、それを思うだけで食欲もなくなります。それに、あまりお腹も減っていなかったので、あえて今食べる必要はありません。ということで、混雑した大天井岳はさっさと出発することにしました。

つづく。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング

登山用品・アウトドア用品専門店 好日山荘《公式通販》




スポンサーサイト

| 2017年11月 雪彦山(大天井岳) | 21:40 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

今年最後の紅葉ハイク: 皆ヶ山(みながせん)その2 

2017年11月13日(月) 岡山県真庭市 皆ヶ山(標高1159m) 日帰り単独行 


二つ玉低気圧の通過後に冬型の気圧配置になって、岡山県北の山にも雪が積もったようです。奥大山スキー場のライブカメラでは、一面真っ白になっていて、大山は本格的に雪山シーズンを迎えたように見えます。もっとも、来週半ばには寒気もゆるんでくるようなので、このまま根雪になってしまう可能性はあまり高くなさそうです。大山が本格的な雪山になるのはだいたい12月半ばごろなので、今年もそんな感じなのかもしれません。

さて、皆ヶ山レポの続きです。


IMG_9321.jpg
12:59 二俣山で短い休憩をとった後、皆ヶ山に向けて出発です。二俣山からはそれほど高低差のない尾根を緩く下り、皆ヶ山へ登り返すことになります。


IMG_9322.jpg
二俣山山頂直下は少し傾斜がきつく、地面も濡れた状態だったのですこし厄介な感じでしたが、すぐに傾斜もゆるくなり、乾いた尾根道をだらだらと下って行くと、皆ヶ山下の鞍部に着きました。ここから登り返しです。


IMG_9323.jpg
鞍部からの登り返しがかなりの急登でした。きつい傾斜の斜面をほぼ直登する道なので、かなりハードな区間です。真夏だと大汗をかきそうですが、気温が高くないので汗ばむ程度で済みました。また、この区間だけやけに風があり、山頂でも寒い思いをするのではないかという不安を抱えながらの登山となりました。


IMG_9324.jpg
ようやく傾斜が緩み、フラットに近い道になりました。山頂付近はブナの大木が立ち並んでいて、規模は大きくないもののそこそこ雰囲気のあるブナ林です。


IMG_9332.jpg
13:24 皆ヶ山山頂に着きました。


IMG_9326.jpg
こじんまりした空間で、10人ぐらいいると混雑感がきつそうな広さでした。幸い誰もいないので、ゆっくりと休憩をとることができます。心配だった風は、ほぼ無風でした。皆ヶ山山頂は南北に長い台形で、山頂はその北側にあるため、南斜面で吹いていた風はそのまま上空に吹き上がってしまうのか、山頂まで届かないようです。周囲にブナ林があり、林床にはそこそこ高さのある笹が密生しているので、風が弱められるというのもあるみたいです。


IMG_9333.jpg
山頂からは、東から東南にかけて展望があります。こちらは東方向で、左手近くにアゼチ、右奥に上蒜山が見えています。


IMG_9334.jpg
写真ではただの笹薮に見えますが、アゼチへの薄いトレースがあるようです。ただし、おそらくヤブコギの道だと思われます。積雪期でないと厳しそうです。


IMG_9338.jpg
東南方向は上蒜山の山麓と蒜山高原の一部が見えていました。緑の牧場のような場所は、上蒜山スキー場跡です。


IMG_9335.jpg
西方向は木立があってほとんど展望はありませんが、冬枯れのこの時期は木々の隙間に大山が見えていました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_9339_20171119144655760.jpg
13:54 山頂で30分ほどのんびりしたので、そろそろ下山することにします。ランチ用にカップめんを持ってきていましたが、空腹感がなかったので結局食べませんでした。チョコレートを2片と水分補給しただけでした。来るときの車中で朝食を10時ごろ食べたので、お腹がすかなかったようです。


IMG_9341_20171119144748a65.jpg
山頂近くのブナ林を振り返って。なかなか立派な大木がちらほらありました。


IMG_9345.jpg
二俣山に向かって下って行きます。皆ヶ山南斜面の急斜面は、下るのもけっこう大変でした。落ち葉が積もっているので滑りやすかったり、落ちた木の枝や石、木の根が隠れていて、そういうものを探りながら下りないといけないので、時間もかかりました。


IMG_9347.jpg
二俣山北斜面を登り返しているとき、一カ所だけ木の枝に邪魔されないで大山を見ることができる場所がありました。


IMG_9348.jpg
14:20 二俣山まで戻ってきましたが、帰りはそのまま通過です。


IMG_9349.jpg
大木はありませんが、きれいなブナ林の中を下って行きます。


IMG_9350.jpg
二俣山から下る尾根道も、なかなかの傾斜があり落ち葉の下にトラップが隠れているので、やはり気の抜けない区間でした。


IMG_9351.jpg
14:41 ようやく急傾斜区間が終わり、楽に歩けるようになってきました。


IMG_9354_201711191448484c0.jpg
登って来た時と同様に、紅葉の美しさが目を引きます。


IMG_9356.jpg
午後の斜光に照らされる紅葉は、朝の光を浴びているときとは少し趣が違います。


IMG_9360.jpg
茶色になったブナの大木は、どこか郷愁を感じさせます。


IMG_9361.jpg
枯れ葉のじゅうたんが敷き詰められた道を、カサカサと音をたてながら歩くのは不思議と気持ちがいいものです。


IMG_9364.jpg
下の方まで来ると、少し緑の葉も混じっていて、まだ秋が深まっていない雰囲気が残っていました。


IMG_9365.jpg
登山口まで戻ってきたころには、空は雲が覆い始めていました。山にいる間だけ日差しが残っていてなんだ得した気分です。


IMG_9366.jpg
管理棟前から、来るときに使った車道ではなく、ゲート前へ直接つながっている歩道で下りました。


IMG_9367.jpg
15:55 駐車場に戻ってきました。出発が遅かったので夕方になってしまいましたが、誰にもあわず、天気にも恵まれて、いい山行ができました。山はリフレッシュの場所なので、こういう山行は理想的です。やっぱ山に行くなら平日に限ると思った次第です。

20171113minagasen.jpg



ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング

登山用品・アウトドア用品専門店 好日山荘《公式通販》





| 2017年11月 皆ヶ山 | 14:52 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

今年最後の紅葉ハイク: 皆ヶ山(みながせん)その1 

2017年11月13日(月) 岡山県真庭市 皆ヶ山(標高1159m) 日帰り単独行 


久しぶりに月曜日が空いたので、平日登山に出かけてきました。登ったのは上蒜山の西隣にある皆ヶ山。人気の蒜山三座に比べるとマイナーな山で、いままで一度も登ったことはありません。どんな山なのか、どんなコースなのか、事前の情報はほとんど持たずに行ってきました。


IMG_9286_20171117120030774.jpg
皆ヶ山の登山口は蒜山キャンプ場の中にあるので、蒜山高原キャンプ場に向かって車を走らせていたら、直前でゲートが半分閉められていました。なんと営業終了で関係者以外進入禁止となっています。


IMG_9285_2017111712002945a.jpg
10:54 仕方がないので、ゲート前の駐車場に車を停めて歩いてキャンプ場まで行くことにしました。


IMG_9287.jpg
関係者以外立ち入り禁止となっていますが、入らないことには登山ができないので、ゲートを通過します。


IMG_9288_201711171200334ef.jpg
もう紅葉も終わりかと思っていましたが、ちょうど蒜山高原のあたりがピークになっているようです。


IMG_9289.jpg
管理棟西隣の駐車場から奥へと入って行きます。このあたりには皆ヶ山登山口を示す道標の類は何もありません。


IMG_9290_20171117120036030.jpg
管理棟から奥に向かってずっとキャンプサイトが続いていて、アスファルト舗装の道を進んで行きます。


IMG_9291.jpg
一番奥まで行くと、初めて「皆ヶ山」と書かれた道標がありました。


IMG_9292.jpg
銀色の水タンクの前に熊出没注意の看板がありました。といっても、ここで出たわけではなく上蒜山での話でした。とりあえず、用心のためにクマ鈴を準備しました。


IMG_9293_2017111712015232c.jpg
登山口に皆ヶ山の説明版がありました。「皆」は水の多い土地という意味だそうです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_9294_20171117120153739.jpg
銀色の水タンクの脇から登山道が始まります。


IMG_9295.jpg
はじめのうちはほぼフラットで広い道が続きます。


IMG_9297.jpg
両側にはきれいな紅葉の森が広がっていました。


IMG_9299_2017111712015861b.jpg
山の紅葉はもう終わっていると思っていたので、うれしい誤算でした。


IMG_9300.jpg
道標に「皆ヶ山野営場」と書かれていて、蒜山高原キャンプ場は以前はこう呼ばれていたようです。


IMG_9303.jpg
黄色のモミジもありました。


IMG_9305.jpg
標高600mあたりがちょうど紅葉のピークになっていたようです。


IMG_9307.jpg
ここの森は、赤いモミジと黄色のモミジがそれぞれあってカラフルです。


IMG_9308.jpg
日差しと青空が紅葉を引き立たせてくれます。前日の日曜日はあまりい天気ではなかったので、出かけるのをやめて今日にしたわけですが、我ながらいい判断でした。


IMG_9309.jpg
標高800mあたりがほぼ皆ヶ山への中間点でした。


IMG_9310.jpg
ちょっとした広場になっているので、休憩にいいところです。


IMG_9311.jpg
その先は紅葉はすっかり終わって冬枯れの森になっていました。


IMG_9312.jpg
進むにつれてブナの森になりました。葉を落としたブナ林はカラリと乾いた明るい森です。


IMG_9313.jpg
登山道の傾斜が次第にきつくなってきました。


IMG_9314.jpg
標高900mあたりからけっこうな急登になりました。落ち葉が道を覆っているため、石や木の枝が見えず、うかつに歩くと滑ってしまうので、慎重に足を運びました。


IMG_9315.jpg
冬枯れの森の向こうにピークが見えていますが、あれは皆ヶ山の手前にある二俣山のピークです。


IMG_9316.jpg
空が見えてきたので、どうやらピークが近いようです。


IMG_9317.jpg
12:52 二俣山山頂に着きました。そこそこ広いピークです。周囲の木立は葉を落としきっているので、展望もそれなりにあります。


IMG_9318.jpg
二俣山の標高は1080mで、皆ヶ山の前衛峰のごとく、手前に立ちふさがっています。結構な急登でもあるので、皆ヶ山のジャンダルムとでもいったところでしょうか。


IMG_9319.jpg
南側は木立もなく、蒜山高原がよく見えました。


IMG_9320.jpg
西の方には木立の向こうに大山がくっきり。この時期だからこそ見える風景です。風もなく、日差しは暖かで、荷物を降ろして急登で出た汗を拭きつつ少しの間休憩をとりました。ここまで誰にもあっていません。平日のマイナーな山は、貸切になるのがいいところです。

つづく。

ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング

登山用品・アウトドア用品専門店 好日山荘《公式通販》





| 2017年11月 皆ヶ山 | 12:07 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

紅葉探しのトレッキング: 一向平~大休峠 

2017年11月5日(日) 鳥取県琴浦町 大休峠(標高1120m) 日帰り単独行 


11月に入って最初の日曜日は、10月後半の紅葉最盛期を2週続けて台風につぶされたリベンジに出かけてきました。といっても、標高1000mを越える場所はすでに紅葉は終わっているタイミングなので、それよりも標高が低いところに行かないと紅葉に出会えません。しかしどこでもいいというわけでもなく、森がきれいで紅葉のピークになっていそうなところを検討した結果、伯耆大山の東にある一向平(いっこうなる)キャンプ場から大休峠までの区間を写真を撮りながら歩いてきました。


IMG_9240.jpg
9:07 一向平キャンプ場を出発します。出発前に登山届をだそうと管理棟に立ち寄ったところ、登山届用紙はなく、かわりにノートが置いてあり、そこに名前や連絡先を記入するようになっていました。避難小屋の雑記帳でもあるまいに、なんだかなあと思いつつも必要事項を記入して出発しました。


IMG_9241_20171114205735c4b.jpg
少し先で分岐がありますが、通常は直進です。しかし、この日は右折方向に進入禁止や通行禁止の看板がなく、「法面対策を行っています」という看板だけが出ていました。先行の男性も右に曲がって、以前のトレッキングコースを進んで行ったので、通行できるようになったものだと思って右折しました。もともとはここを右折して、川沿いの吊り橋まで行く道があったのですが、崖崩れで通行できなくなり、直進して長くて急な階段を使うコースが作られたわけです。


IMG_9243.jpg
川沿いのコースにでると、対岸の山が紅葉に赤く染まっていました。読み通り、紅葉のピークは800mあたりに下りてきているようです。


IMG_9245.jpg
進んで行くと、崖崩れが発生した場所が見えました。法面の工事も完了しているみたいで、バリケードもなく普通に通れるようになっていました。


IMG_9246.jpg
吊り橋と鮎返りの滝も見えます。


IMG_9247.jpg
吊り橋まで来ました。ちなみに、歩いてきた道は吊り橋の前にバリケードが置かれ、吊り橋方向に向けて通行止めの看板が出されていました。キャンプ場のほうには何もないのに、なぜキャンプ場に戻る方向にだけ通行止めの看板がでているのか謎です。日曜日で工事もしていないので通行に支障はないはずです。


IMG_9248.jpg
橋を渡って森の中に入って行くと、紅葉した木々がちらほらと目につき始めました。


IMG_9250.jpg
頭上に覆いかぶさる木々の樹冠にも秋の彩が始まっています。


IMG_9252.jpg
朝の斜光に輝く紅葉の木々が言葉にできないほどの美しさです。このコースは、吊り橋を渡ると南に向いた加勢蛇川の左岸を歩くので、ちょうど紅葉の木々が逆光を浴びて光り輝く様子を見ながら進んで行くことができるいい条件に恵まれています。


IMG_9254.jpg
そこかしこにきれいな紅葉が見られるので、ついつい足が止まります。


IMG_9256.jpg
9:48 大山滝の入口まで来ました。展望台から大山滝を見ることができますが、奥まったところにある滝には陽があたらず、手前の紅葉し始めた木々に陽が当たっているので、明暗差が厳しくて紅葉と滝をうまく再現できるか気になりましたが、コンデジでも黒潰れや白飛びしないでなんとか再現できました。もちろん、一眼レフで撮影したものは、よりきれいに再現できてますので、現像が終わったらフォトギャラリーのほうで公開する予定です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。





IMG_9257.jpg
大山滝入口から先は少し山道っぽくなってきます。


IMG_9258.jpg
しかし、紅葉はここからが本番でした。


IMGP0733.jpg

IMGP0739.jpg

IMGP0750.jpg
地獄谷入口までは、ずっと一眼レフで撮影していたので、コンデジで撮影した記録写真はありません。なので、3枚ほど一眼レフの写真を載せておきます。


IMG_9260.jpg
10:32 地獄谷入口です。ここまでは比較的傾斜の緩い歩きやすい道ですが、ここから大休峠までは本格的な登山道になります。この場所は標高750mになりますが、ここから上にどれほどの紅葉が残っているのかよくわかりませんが、とりあえず行ってみることにします。


IMG_9262.jpg
急傾斜の尾根をジグザグに登って行くと、紅葉した木々が現れました。


IMG_9263.jpg
尾根に出ると、紅葉の森の中を登って行きます。


IMG_9264.jpg
矢筈ヶ山の南麓にある大きな谷に沿った尾根道は、ちょうど紅葉のピークをわずかに越えたぐらいの状況で、まだまだ十分きれいな紅葉を見ることができました。


残念だったのは、このあたりで撮影していると、犬を連れたグループが音楽を流しながら登ってきて、せっかくの静かな雰囲気をぶち壊しにされたことです。五月蠅いので、すこし余計に時間を使って彼らの音楽が聞こえないぐらいになるまで先行するのを待ってから、再び歩き始めました。しかし、厄介は不思議としつこくまとわりついてくるもので、少し先でなんと立ち止まってぐだぐだと雑談しているではありませんか。休憩なのかなんなのかしりませんが、ほんと勘弁してもらいたいものです。


彼らを追い越して先に進み始めると、なんとこちらの後を追うかのようにすぐに彼らも歩き始めてもうげんなり。幸い、標高1000mあたりになって紅葉もほぼ終わりの状況だったので、足を速めて五月蠅い音楽が聞こえなくなるまで先を急ぎました。クマよけの鈴の代わりなのかもしれませんが、もう少し他人の迷惑ということに気が回らないのでしょうか。野放しの犬といい、ほんと典型的な迷惑登山者です。


IMG_9265.jpg
大きな谷をぐるりと回り込むようにトラバースして、再び尾根に出てみると、木立の向こうに大山が見えました。


IMG_9267.jpg
こうしてみると、わずか1700m程度の標高しかない山とは思えない迫力があり、新穂高温泉から見上げる穂高岳のようにも見えます。


IMG_9268.jpg
尾根からは再び斜面のトラバースとなります。標高1100mの等高線に沿うように水平な道が大休峠まで続きます。


IMG_9269.jpg
11:58 大休峠避難小屋が見えました。ちょうど昼時なので混雑しているかもしれません。


とりあえず、小屋に入ってトイレで用を足して、中に入ってみると、意外にも誰もいませんでした。中から外を覗いてみると、外のベンチには大勢の登山者がいます。どうやら、日差しのある暖かい外で昼食を食べているようです。それならということで、誰もいない小屋の中でゆっくりとランチタイムにさせてもらいました。


ランチ後、外に出てみるとベンチがあいていたので、日当たりのいいベンチで少し休憩しようとしたら、どこからともなくあの頭痛と吐き気を引き起こす臭いが漂ってきました。振り返ってみると、犬を連れて音楽の雑音を垂れ流していたあのグループが少し離れたベンチにいて、なんと全員がたばこをくわえています。そこらじゅうに煙が流れ受動喫煙による健康被害をまき散らしていることには、まったくお構いなし。というより、その事実にすら気が付いてさえいないのでしょう。厄介はどこに行ってもやっぱり厄介というわけです。これを見た瞬間に荷物をまとめてベンチを離れました。


IMG_9270.jpg
12:31 こんなところに長居は無用というわけで、すぐに下山開始です。


IMG_9272.jpg
同じ道でも、歩く方向が違えば往路で見えなかったものが見えてきます。この紅葉も往路では気が付きませんでした。


IMG_9273.jpg
矢筈ヶ山の南側、大きな谷をトラバースしながらぐるりと巻いていく区間のちょうど真ん中あたりに、「三本杉別れ」と書かれた道標が立っています。ここから谷を下る道がかつてあったようですが、地獄谷へ下りることができたのでしょうか。


IMG_9274.jpg
道標の反対側の地面にはこのような案内板が地面に置かれています。これがなくても、すでに踏み跡らしいものさえわからない状態なので、だれも下る人はいないのだと思いますが、どんな道でどこに出るのか、すこし興味もわいてきます。


IMG_9275.jpg
まだお昼休憩の時間に下山し始めたので、今度は厄介者に煩わされることもなく、静かな山旅を楽しみながら下ります。


IMG_9278.jpg
14:12 少し撮影に時間を使いましたが、地獄谷入口まで下りてきました。


IMG_9281.jpg
大山滝入口で少し休憩をとりました。


IMG_9283.jpg
1500 吊り橋まで戻ってきました。ちょうど午後の斜陽が吊り橋の対岸の紅葉を照らし出していて、すごくきれいでした。


IMG_9284.jpg
15:19 撮影に時間を使った登りで約3時間かかりましたが、下りでも三本杉別れから少し下ったあたりで撮影に時間をかけてしまったので、同じくらいかかってしまいました。そこそこいい写真が撮れたので、良しとしておきます。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング

登山用品・アウトドア用品専門店 好日山荘《公式通販》




| 2017年11月 大休峠 | 21:10 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

素晴らしいブナ林で紅葉満喫: 別山(白山)その6 

2017年10月8日(日)~9日(月) 石川県白山市 別山(標高2399m) 避難小屋泊単独行 


別山の山行レポも、今回でようやく最後です。当初は3回ぐらいで終わらせるつもりでしたが、思いのほか長くなってしまいました。


IMG_4263.jpg
標高1700mあたりで、展望の良い尾根道から森の中へと入って行きます。その入り口あたりで、見事な紅葉が出迎えてくれました。写真クリックで拡大します。


IMG_9055.jpg
登山道は紅葉した木々の中を抜けて続いています。


IMG_9059.jpg
色鮮やかな紅葉がひときわ陽光に映えます。


IMG_9060.jpg
赤と緑のコントラストが最高でした。


IMG_9061.jpg
低木中心だった森の向こうに、背の高いブナ林が見えてきました。


IMG_4274_20171029165444e70.jpg
標高1600mより低くなってくると、見事なブナ林の中に入ってきました。写真クリックで拡大します。


IMG_4292_20171029170359705.jpg
どっちを向いても美しい紅葉の森が広がっていて、なかなか先へ進むことができません。


IMG_4302.jpg
見上げれば青空と赤く染まったブナの林冠が頭上遥かに広がっています。写真クリックで拡大します。


IMG_4315.jpg
白山でも有数のブナ林と言われるだけあって、太くて背の高いブナが立ち並ぶ美しい森です。


IMG_4320_2017102916544710a.jpg
標高1550mより下ってくると、紅葉の進み具合が少し遅くなり、緑の割合が増えてきました。それでも森そのものの美しさはあいかわらずです。少し日が陰るとコントラストが弱まって、しっとりとした表情を見せてくれます。写真クリックで拡大します。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_9069.jpg
11:19 白山が見える休憩ポイントまで下りてきました。避難小屋からここまで標高差は400m程度ですが、なんと3時間もかけて下りてきました。登りでも2時間かからなかった区間ですが、200枚ほど撮影したおかげでだいぶスローペースになってしまいました。


IMG_9070.jpg
誰もいなかったので、荷物を降ろして休憩をとることにしました。


IMG_9071.jpg
天気はいいものの、白山の弥陀ヶ原から上は雲の中に隠れていました。


IMG_9075.jpg
12:10 休憩を終えてからは、ほとんど写真も撮らずにサクサク下って、最終水場までやってきました。行動時用の水がなくなったので、ここで1リットルだけ補給していくことにしました。


IMG_4338_20171029165846dfc.jpg
登山道から30mほど行くと、きれいな小川がありました。水量豊富というほどではありませんが、水を汲むのに不足はない程度には流れていました。


IMG_9076.jpg
水の補給ができたので、あとは駐車場まで歩くだけです。黄葉し始めたトチの大木を見上げながら、傾斜の緩くなってきた登山道を黙々と下ります。


IMG_9077.jpg
13:22 登山口に戻ってきました。登山口の脇にベンチがあったので少し休憩をとっていると、林道を工事車両が通過して行きました。


IMG_9078.jpg
休日なのに砂防工事をしているみたいなので、朝のように林道を歩くのはやめて登山道で下ることにしました。登山道は直進です。


IMG_9080.jpg
登山口からは石の階段で少し下るようになっていて、登ってくるときはちょっとしんどいかなという感じです。早朝に出発すれば林道を歩けるので、そちらのほうが楽だと思われます。


IMG_9081.jpg
林道との合流点です。


IMG_9082.jpg
合流点には横断歩道が設置されていて、その少し先に登山道が続いています。


IMG_9083.jpg
再び林道に合流します。ここから先は林道歩きです。


IMG_9084.jpg
14:01 ようやく駐車場にたどり着きました。避難小屋を出発したのが8時16分なので、なんと6時間近くもかけて下山したことになります。久しぶりにマジの撮影山行をしました。じっとしている時間が多いので、歩き続けた6時間と比べると足の疲れは軽度ですが、それでも立ちっぱなしの時間がほとんどなので、けっこう疲れました。


白峰温泉で汗を流したあとは、うまうまのソフトクリームを食べて、帰路につきました。連休の最終日でしたが、これといった渋滞にもあわず、23時ごろには家に着くことができました。

20171009map.jpg


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング

登山用品・アウトドア用品専門店 好日山荘《公式通販》




| 2017年10月 別山(白山) | 17:06 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

素晴らしいブナ林で紅葉満喫: 別山(白山)その5 

2017年10月8日(日)~9日(月) 石川県白山市 別山(標高2399m) 避難小屋泊単独行 



9日の山行レポは、一眼レフで撮影した写真の現像が終わってからと思っていたのですが、最近妙に忙しくてなかなかはかどらないので、ひとまずできたところまででアップしようと思います。


IMG_9025.jpg
9日の朝はゆっくりと起床。室温は13度でした。


二人組は5時ごろには出て行ったみたいですが、ソロの男性はその後も残っていました。しかし、この男性がパッキングを始めるとうるさいこと! 袋をガサガサバリバリと鳴らし続け、いつまでやってんねん!!と怒鳴りたくなるほど。そういえば、前の晩も寝苦しかったのか、ゴソゴソガサガサとしょっちゅう音を立てていました。他人に対する配慮という考えが根本的にない人なんだろうとあきらめていましたが、それでもやっぱりイラッとくるのは抑えきれません。環境が人を作るといいますが、どういう環境が人間から配慮するという考えを奪うのか興味のあるところです。


IMG_9026.jpg
食事を終え、パッキングも終了したところで外に出てみると、きれいに晴れ上がっていました。


IMG_9027.jpg
太陽はちょうど別山の稜線から顔を出したところでした。


IMG_4005_20171025203505bc1.jpg
下山する前に、小屋の周囲の紅葉を撮ってまわりました。写真クリックで拡大します。



IMG_4015_201710252036342b5.jpg
太陽の光が紅葉の色を鮮やかに浮かび上がらせてくれました。


誰もいない、自分だけの静かな朝を楽しみながら撮影していましたが、気が付くと登山者が上がってきて騒がしくなってきたので、そろそろ下山することにしました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。





IMG_9028.jpg
8:16 下山開始です。


IMG_4149.jpg
この日は急ぐ必要は全くないので、一眼レフを首にかけたまま、きれいな風景を探しながらのんびりと下りました。昨日は気が付かなかったきれいな風景がそこかしこに見られます。写真クリックで拡大します。


IMG_9031.jpg
登山道脇の低木も見事な紅葉に染まっていて、朝日に輝いています。


IMG_4176_20171025205123b59.jpg
紅葉の始まった森が眼下に広がります。写真クリックで拡大します。


IMG_9045.jpg
ダケカンバと紅葉と青空の取り合わせは、まさにトリコロールです。


IMG_9047.jpg
少し歩くときれいな紅葉が目に飛び込んでくるので、そのたびに立ち止まって写真を撮っていると、ぜんぜん先に進めません。


IMG_9050.jpg
まあ、今回は紅葉目当ての山行だし、急ぐわけでもないので思う存分楽しみながら歩きました。

つづく。

ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング

登山用品・アウトドア用品専門店 好日山荘《公式通販》





| 2017年10月 別山(白山) | 20:48 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

素晴らしいブナ林で紅葉満喫: 別山(白山)その4 

2017年10月8日(日)~9日(月) 石川県白山市 別山(標高2399m) 避難小屋泊単独行 


IMG_3931.jpg
ランチ休憩途中から、山肌を這い上がってきた雲が稜線を覆い始めました。この写真は一眼レフでの撮影です。クリックで拡大します。


IMG_3926_2017102117564123d.jpg
白山山頂付近にもガスがかかり始めました。クリックで拡大します。


IMG_8992.jpg
12:48 あまりのんびりしているとガスガスで何も見えなくなる恐れが出てきたので、急ぎ別山へと向かいます。


IMG_8995.jpg
もう展望はだめかもと思いつつ別山へと続く尾根道をたどって行くと、なんとガスが晴れてきました。この分なら山頂からの展望もそこそこ期待できそうです。


IMG_8997.jpg
13:01 別山山頂に着きました。7~8人の登山者がいるぐらいで、それほど混雑していません。


IMG_8999.jpg
とりあえず、自撮りしたものの、「別山」の名前が切れてしまいました。まあ、いいや。


IMG_9000.jpg
別山山頂から見下ろした別山平です。端っこに御手洗池が見えています。別山平で星景写真を撮りたいと思っていたのですが、それはまたのお楽しみです。


IMG_9001.jpg
別山平の先に、やや雲にまかれ始めた三ノ峰も見えます。


IMG_9006.jpg
雲の切れ間から三ノ峰避難小屋が見えました。この次はあそこに泊まって目的を果たしたいと思います。


IMG_9008.jpg
眼下の尾根がカラフルに色づいてきれいでした。


IMG_3917.jpg
一眼レフで撮影するとこんな感じ。C-PLフィルターを使っていることもあり、色の再現性はコンデジよりも一枚上手です。クリックで拡大します。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_9010.jpg
13:27 別山山頂で30分弱のんびりとした後、下山にとりかかります。御舎利山方面はあいかわらずガスがまとわりついていますが、天候が悪くなりそうな雰囲気ではありません。


IMG_9011.jpg
御舎利山に近づくにつれて、ガスも消え始めました。


IMG_9012_20171021174608ed2.jpg
御舎利山を通過します。


IMG_9013.jpg
御舎利山からガスの沸く谷に向かって下降していきます。


IMG_9016.jpg
標高2250mあたりからガスの中に入って、視界が悪くなってきました。


IMG_9017_2017102117471841a.jpg
しかし、2150mぐらいからガスは消えて、薄日もさし始めます。


IMG_9018.jpg
チブリ尾根避難小屋までの道のりは、なんだか妙に長く感じました。ようやく小屋が見えた時は、これでもう歩かなくて済むとホッとしました。写真はピントが合っていない失敗作ですが、ただの記録なのでまあ良しとします。


IMG_9019.jpg
小屋の近くから見えた紅葉の尾根がきれいでした。コンデジでは色の再現がいまいちですが。


IMG_9020_201710211747238f0.jpg
14:42 チブリ尾根避難小屋に戻ってきました。誰かほかの宿泊者がいるかと思っていましたが、誰もいませんでした。このまま貸切なら静かでいいなと期待しつつ、寝袋を出したり、マットレスを膨らましたりして、宿泊の準備を整えました。


夕方近くなって、男性の二人組と男性ソロの3人がやってきましたが、この日の宿泊者はそれだけでした。小屋の広さに対しては余裕の人数でした。


ところで、10月6日が満月だったこともあり、8日ではまだけっこう明るい月が上ってきます。星景写真を撮影するにはあまりいい条件ではありませんが、幸いなことに月の出が19時38分という予定だったので、月の出の直前であればなんとかなりそうです。日没が17時28分ということなので、18時30分を過ぎたころから1時間ぐらいは撮影できそうだと予想して、18時45分ごろ外に出てみると、きれいな星空が広がっていました。


IMG_3947_20171021174913bee.jpg
まずは白山から立ち上がる天の川を撮影。風はほとんどなく、きゃしゃなマンフロット Befreeカーボンでも足をすべて伸ばして、荷物もぶら下げない状態でぶれることなく撮影することができました。もっとも、白山の左側がやたら明るいし(たぶん金沢の街灯り)、別山から白山へと続く尾根筋のほうが高く写ってしまうことなどもあり、あまり面白くない写真になってしまいました。北方向の天の川はあまり明るくないのでなおさらです。左手に流星が写っているのがせめてもの救い。クリックで拡大します。


IMG_3953_201710211749433ef.jpg
振り返ると、避難小屋の真上に夏の天の川が直立していて、こちらのほうが絵になりそうだったので、カメラの向きを変えて撮影。初めは小屋の側面のディテールがほぼわからない状態でしたが、ヘッドライトを最弱にして小屋を照らしたらなんとか黒潰れしないで再現できました。


IMG_3963_20171021174916a47.jpg
その後、レンズを15mm魚眼に交換して、もう一度白山方向の撮影をしてみましたが、絵面として根本的に面白くない上に、すでに月の出の時間を過ぎており、白山の右側の稜線が白くなっていたので時間切れアウトでした。


20時には小屋に戻れたので、朝までけっこう長い時間寝ることができました。東に高い山があるので朝は日の出が見られないため、早朝に起きる必要もなく、起床はのんびりでいいわけです。


寒いと思って寝袋は-2度対応のドイター アストロ-2を持ってきていましたが、全然寒く無くて、室温も10度を下回らなかったため、夏用のイスカ チロルでも大丈夫だったと思われます。とはいえ、100gほどしか違いがないので、チロルにしていてもあまり軽量化にはならなかったでしょう。

つづく。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング

登山用品・アウトドア用品専門店 好日山荘《公式通販》




| 2017年10月 別山(白山) | 18:01 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

素晴らしいブナ林で紅葉満喫: 別山(白山)その3 

2017年10月8日(日)~9日(月) 石川県白山市 別山(標高2399m) 避難小屋泊単独行 



そういえば書き忘れていましたが、今回早々にバテた原因のひとつに、ストックが壊れて使えなかったことがあると思われます。最近の山行でよく使っているのがLEKIのマイクロバリオタイタニウムというストックです。レビュー記事はこちら。


三段折り畳み式で収納時にコンパクトになるし、重量バランスがよく、長さ調節が1カ所で済むので使い勝手がいいのですが、市ノ瀬の駐車場で準備をしているときに、片方のストックの長さ調節をする伸縮部分が深く入り過ぎて出てこなくなっていました。ペンチやプライヤーがあればおそらく引き出すことができたと思うのですが、いまどきの車載工具にはタイヤ交換用の工具しか装備されていないのでお手上げです。滑り止めシートを巻きつけたりして引っ張ってみたものの、素手ではどうにもなりませんでした。


そのため、小屋泊装備の標高差1000mを越える登山だというのに、ストックなしで登ることになり、足腰への負担が増大したということがバテた原因のひとつだったといえます。ストックを使えば足腰にかかる荷重の20~30%を腕に振り分けることができると言われているぐらいですから、あるのとないのとでは大きな違いです。


ちなみに、使えなくなったストックは、家に帰ってペンチで引っ張ったら無事出てきてくれました。買い替えずに済んだのは幸いですが、これからは家を出る前にストックの状態を確認するようにしようと思います。


いきなり脱線してしまいましたが、別山登山のつづきに行きたいと思います。


IMG_8973.jpg
10:44 チブリ尾根避難小屋から別山を目指して出発しました。


IMG_8974.jpg
登山道脇には紅葉した低木類があって、秋の風情を楽しみながら歩くことができました。


IMG_8975.jpg
白山もきれいに見えています。


IMG_8977.jpg
しばらくは紅葉を愛でながら傾斜の緩い尾根道をたどります。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_8978.jpg
やがて前方に鋭いピークが迫ってきました。標高2100m付近です。上に見えるピークは標高2240m付近にある尾根の末端のようで、ピークのように見えているだけで、これから目指す御舎利山ではありません。しかし、このあたりから道は険しくなってきました。


IMG_8979.jpg
あまりフラットではありませんが、一部石畳のようになっている区間もありました。九十九折れの険しい道ですが、そこそこ整備されていて歩きやすい道でした。


IMG_8980.jpg
もっとも、上に登るにつれて沢筋のような状態の区間もあり、そうそう甘くもありません。


IMG_8981.jpg
先ほど鋭いピークのように見えていた場所です。いつの間にか眼下に見えるようになっていました。上から見ると尾根の途中にある小ピークのようでもありますが、地形図にはピークとしては描かれていません。標高差が10m未満なのでしょう。


IMG_8982.jpg
11:56 ジグザグの道がようやく直線のトラバース道になりました。ピークは近そうです。


IMG_8983.jpg
直線のトラバース道を登りきったところが折り返し点になっていて、白山の展望が広がっていました。別山から白山へと延びる尾根が目線よりもわずかに高いぐらいの位置に見えていたので、御舎利山のピークが近いことがわかりました。


IMG_8985.jpg
ここからは白山を取り巻く登山道や山小屋がよく見えました。南龍ヶ馬場は山陰に隠れて見えませんが、左下に甚之助避難小屋が見えます。そして、御前峰の下には室堂センターも見えていました。


IMG_8986.jpg
しばし展望を楽しんでから、先を急ぎます。


IMG_8987.jpg
やがてハイマツ帯になり、どうやら御舎利山の頂上に近づいたようです。


IMG_8988.jpg
斜面の道が尾根道になり、傾斜もゆるんで、ピークはもうすぐそこです。


IMG_8989.jpg
12:17 御舎利山に着きました。お昼時なので、バーナーを使っている登山者が1名いましたが、他には誰もいません。


IMG_8991.jpg
別山の方を見ると、山頂にはたくさんの人影が見えました。皆、別山山頂でお昼を食べようとしているようなので、空いている御舎利山でランチにすることにしました。


IMG_8990.jpg
白山を正面に眺められる場所に腰を下ろして、行動食の簡単なランチをとりました。

つづく。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング

登山用品・アウトドア用品専門店 好日山荘《公式通販》




| 2017年10月 別山(白山) | 00:39 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

素晴らしいブナ林で紅葉満喫: 別山(白山)その2 

2017年10月8日(日)~9日(月) 石川県白山市 別山(標高2399m) 避難小屋泊単独行 



IMG_8927.jpg
7:09 最終水場での小休止を終えて出発すると、すぐにきれいな石畳の道になりました。ずっとこんな調子なら歩きやすくて最高ですが、それほど甘くはありません。すぐに石畳は終わり、通常の登山道に戻りました。


IMG_8930.jpg
登って行くにつれて、次第に色鮮やかな紅葉が目につくようになってきました。


IMG_8931.jpg
登山道の両側にちらほら色づいた木々が増えてきました。


IMG_8932.jpg
7:46 ずっと展望のない森の中を登ってきましたが、ここにきてようやく木々の隙間から白山の姿を見ることができました。標高1440m付近になります。


IMG_8934.jpg
標高1450mあたりから、ブナ林も華やいできました。コンデジ写真なので彩の再現がいまいちですが、高木であるブナよりも林床の低木類の紅葉や黄葉が進んでいました。


IMG_8935.jpg
晴れてはいるものの、まだ日差しが差し込んで来ていないので、紅葉の鮮やかさがいまひとつですが、それでも十分な美しさです。これでブナの黄葉がピークだったら最高でした。


IMG_8936.jpg
色づいた森を楽しみながらのんびりと進んで行きます。


IMG_8938.jpg
8:02 別山と市ノ瀬のほぼ中間点まで登ってきました。標高1510m地点です。


IMG_8940.jpg
この場所からは白山が正面にドーンと見えて、多少開けているので休憩に最適の場所です。最終水場から約1時間歩きづめだったこともあり、シートを敷いてどっかりと座って休憩をとりました。


7分ほど休憩を取った後、出発しました。ここから上は比較的細くまっすぐな尾根上の道を東へと登って行きます。特に展望もなく、道幅が狭く止まって休憩できるような場所がないうえに、後ろから登山者が迫ってきていたので少しペースを上げて登り続けたのですが、これが大失敗。後ろから来る登山者を止まってやり過ごせるぐらいの場所はすぐにあるだろうと思っていたのですが、行けども行けども全然そういうスペースがありません。


息は上がるわ、汗は滝のように流れ落ちるわで、とうとう少し傾斜が緩く登山道の両脇も切れ落ちていない場所になったところで半分藪に体を突っ込んで立ち止まり、後ろの人を先に行かせて小休止する羽目になりました。一気に体力を使い果たしたような疲労感で、すっかりバテバテです。下手に強がらずに、後から来る人をさっさと先に行かせてしまうべきでした。そもそも小屋泊装備で日帰り装備の登山者と張り合おうというのが、大きな間違いでした。いつものテント泊装備よりも軽いからと調子に乗ってしまいました。体力も落ちているし、身の程をわきまえないといけません。


ちなみに、調子に乗って後続の登山者と張り合ったこの区間が、実は一番紅葉のきれいな場所でした。翌日、下山時に気が付くわけですが、この時は周囲を見る余裕などなく、まったくきれいな紅葉に気が付いていませんでした。もしもピストンでなく周回コースだったら、一番いいところで写真を撮らずに下山してしまっていたところでした。実際、チブリ尾根避難小屋でまだ体力に余裕があれば、別山を越えて三ノ峰避難小屋まで行ってしまうことも考えていたのですが、バテたおかげでその計画は実行不可能になり、登りで見逃した黄葉のブナ林を見ることができたというわけです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_8944.jpg
心臓麻痺で死ぬかと思うほどバクバクだった鼓動がだいぶん静まったころに、再び歩き始めました。標高が1700mを越えたあたりから疎林になってきて、次第に空が広く見えるようになってきました。このあたりからダケカンバの木々が目につき始めます。


IMG_8946.jpg
日差しを遮る高木がなくなったおかげで、登山道脇のモミジに日が当たり、艶やかな紅葉を見ることができるようになってきました。


IMG_8947.jpg
ブナなどの高木が減ったおかげで、赤や黄色の混ざる低木の森がよく見えます。


IMG_8949.jpg
黄葉もまぶしく輝きます。


IMG_8952.jpg
標高1700mを越えたところで、道は尾根を外れて大きく南へと向きを変えます。等高線に沿った道になるため、傾斜もゆるくなり、西側の展望が開けました。


IMG_8953.jpg
進むにつれてどんどん展望が開けてきます。


IMG_8955.jpg
おそらくダケカンバだと思いますが、真っ白に輝く木々と足元の紅葉が見事なコントラストを魅せてくれます。


IMG_8959.jpg
尾根をぐるりと回り込んで、別の尾根に乗ったところにちょっとしたスペースがあったので、荷物を降ろして休憩しました。標高1820m地点です。南に向いて展望が開けていて、日当たりもよくいい場所でした。どうやら下界は曇り空のようですが、山の上は晴天です。はるばる来たかいがありました。


IMG_8961.jpg
休憩場所から標高差で70mほど登ると、比較的平坦な尾根に出ます。その尾根の先にチブリ尾根避難小屋があり、そこまではわずかなアップダウンがあるだけです。左手に白山のどっしりとした姿を見ながら、チブリ尾根避難小屋を目指して進みました。


IMG_8963.jpg
逆光に輝く紅葉がきれいです。


IMG_8964.jpg
9:57 市ノ瀬から約5時間かけてチブリ尾根避難小屋に到着です。山と高原地図のコースタイムはおおむね4時間ですが、1時間も余計にかかってしまいました。


IMG_8966.jpg
小屋の周囲には休憩する登山者がちらほらいましたが、中には誰もいませんでした。日差しがある外の方が暖かいので、皆外で休憩しているようです。とりあえず、荷物を小屋の中に下してこの後の行動予定を考えました。


先にも書いたように、状況によっては別山から三ノ峰を越えて三ノ峰避難小屋で宿泊することも考えていました。というのも、実は別山平で星景写真の撮影をしたかったからです。しかし、小屋泊装備でこれから別山と三ノ峰を越えて三ノ峰避難小屋までいくだけの気力も体力も、すでになくなっていました。仮に三ノ峰避難小屋まで行った場合、下山は六本檜から杉峠を経て三ツ谷川へ下り市ノ瀬に戻るという周回コースを想定していたので、白山でも有数のブナ林といわれるチブリ尾根のブナ林の写真を全く撮らずに下山することになってしまいます。これでは、何しに登ってきたのかわかりません。


ということで、宿泊はチブリ尾根避難小屋に決定。別山には小型バックパックで登ることにして、別山平は次の機会の楽しみにとっておくことにしました。同じルートのピストンなら、明日ゆっくりと撮影しながら下山することができるので、紅葉のブナ林を撮影したいという当初の目的も果たすことができます。


そうと決まれば善は急げです。小屋の床を備え付けの箒できれいにして自分の寝る場所を確保したら、必要なものを小型バックパックに詰めて外に出ました。小屋の中にいるとやはり冷えてくるので、とりあえず暖かい外で腹ごしらえです。


IMG_8968.jpg
白山を眺めながらおにぎりをほおばります。


IMG_8970.jpg
これから向かう別山はまだ遥か彼方です。避難小屋の標高が1900mですから、別山まではまだ標高差499mあります。コースタイムは1時間40分ですが、はたしてどれぐらいで登ることができるのでしょうか。

20171008map1.jpg

つづく。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング

登山用品・アウトドア用品専門店 好日山荘《公式通販》





| 2017年10月 別山(白山) | 21:22 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

素晴らしいブナ林で紅葉満喫: 別山(白山)その1 

2017年10月8日(日)~9日(月) 石川県白山市 別山(標高2399m) 避難小屋泊単独行 



10月の連休は天気が良ければ南アルプス塩見岳を考えていましたが、3連休の初日が雨ということで断念。2連休になってしまうと信州方面は日程的に厳しいということで、白山に行くことにしました。といっても、白山本峰は連休で大混雑することは明らかなので、あまり登山者が多くないという別山に登ることにしました。混雑するバスに乗る必要もないし、市ノ瀬からの登山道であるチブリ尾根のブナ林が素晴らしいとのことで、紅葉のブナ林を撮りたいというのも理由の一つです。日帰りが可能なコースですが、白山の星景写真も撮りたいので、避難小屋を利用して1泊2日の計画で出発しました。


8日土曜日のお昼前にのんびりと出発しました。18時ごろ白峰に着き、白峰温泉総湯でゆっくりと温泉につかり、20時前に市ノ瀬に到着。


早い時間なので十分あいているだろうと思っていたら、ほぼ満車に近い状態でびっくり。警備員の誘導に従って奥の方にある芝地に入ってすぐのところにあった空きスペースに駐車することができました。芝地は奥に向かってゆるい上りになっていて夜露でしっとりと濡れていたため、あとから来たステップワゴンは途中でスリップして入ることができず、他の場所に誘導されていました。結局、その後はこの芝地に車が入ってくることがなかったので、警備員も無理だと判断したみたいです。こういうときに4WDの必要性を感じてしまいます。


トイレと給水を済ませて車に戻り、21時前には就寝。8日の午前3時に起床し、お湯を沸かしたり、朝食を食べたりしながらのんびりと準備を整えました。今回は避難小屋周辺には水場がないので、食事用に2リットル、行動時の給水用に2リットル、予備としてポットにお湯を0.6リットル、合計4.6リットルを担ぎました。ただ、1泊2日ということで食料が少なく、着替えやテントもないので思ったよりも重くなかったのが救いです。


IMG_8893.jpg
5:09 駐車場を出発します。


IMG_8895.jpg
芝地から石段を上がると、そこが別山への登山道入り口です。たまたまですが、いい場所に車を停めることができました。


IMG_8896.jpg
アスファルト道は別当出合へ続く林道で、別山はコンクリート舗装の道を右に上がって行きます。


IMG_8897.jpg
林道の分岐から約10分、橋を渡ったところで登山道は左の藪の中へと入って行きます。右手の林道はすぐ先に植物の種などをとるための水たまりが作られていて、歩いて通過するには路肩の細いコンクリートの上を渡る必要があります。林道をまっすぐ進んだほうが早いのですが、この時はそれを知らず、また先行のグループが登山道の方へ入って行ったので、そのまま後に続きました。


IMG_8898.jpg
分岐地点の藪の中にある道標です。暗いと気づきにくいので、初めて通る場合は見落とすかもしれません。


IMG_8899.jpg
藪の中へと続く登山道。暗い中、一人で歩くにはちょっと薄気味悪い感じです。


IMG_8900.jpg
10分ほど森の中を歩くと、再び林道に出ました。林道から分岐する前にはいなかった登山者が、数名すぐ先を歩いていたので、林道をそのまま直進した方が早かったということを知りました。昼間だと工事車両が通過するので林道を歩くのは危険ですが、この時間であればその心配もないし、早いわけです。この合流点のすぐ先で、登山道は再び右手の森の中へと分岐するのですが、先行の登山者にならってそのまま林道を進みました。


IMG_8902.jpg
林道との合流点から約5分で、堰堤のある場所に着きます。ここが登山口への入り口で、右手の堰堤を渡って行くのですが、道標も何もありません。もともと登山道ではない工事用の林道ですから登山者用の案内などあるはずがないわけです。知っていないと気がつかずに通過してしまう可能性が高いので、初めて通る場合は要注意です。今回は、先行者が数名いたので助かりました。初めて歩く場合で他の登山者がいなければ、素直に登山道を歩いたほうが確実かも知れません。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_8904.jpg
5:40 登山口の道標によれば、チブリ尾根避難小屋まで5.2kmだそうです。


IMG_8905.jpg
ようやく明るくなりかけた森の中を、トラバースするように登って行きます。初めのうちは等高線に沿った方向になるので、傾斜もゆるく歩きやすい道です。


IMG_8908.jpg
登山道のそばにはたくさんの大木がそびえたっていて、しょっぱなからわくわくさせられます。こちらはブナの大木。


IMG_8911.jpg
少し進むと、トチの巨木が多く見られます。


IMG_8912.jpg
幹が半分空洞になりながらも、立派なトチが枝葉を広げていました。


IMG_8913.jpg
これは幹周6mぐらいありそうなトチで、背後の木もトチです。このあたりはトチの巨樹巨木が林立する森になっていました。こんな森は初めてです。ちなみに、巨樹と巨木の使い分けは、幹周3m以上(直径約1m)を巨木、幹周5m以上を巨樹と言っているようですが、あまり厳密なものではありません。


IMG_8916.jpg
そして現れたのがカツラの巨樹。丸いかわいい葉っぱでカツラと判別。登山道の上に覆いかぶさるように伸びている堂々たる躯体が迫力満点です。幹周は8mはありそうな感じです。


IMG_8917.jpg
カツラは大きくなると、主幹以外にたくさんの枝が幹のように成長している姿をよく見かけます。


IMG_8918.jpg
カツラのすぐ下から見上げるとすごい迫力です。


IMG_8920.jpg
反対側から見るとこんな感じ。歩き始めて1時間も経たないうちに、こんなすごい巨樹に出会えるとは、チブリ尾根の森のすごさを雌つけられたような気がします。


IMG_8923.jpg
6:26 登山口から1km進んできました。カツラの巨樹の写真撮影で少し時間をロスしていますが、登山口から46分かかっています。


IMG_8924.jpg
小さな沢を越えていきます。


IMG_8925.jpg
6:34 清流沿いの開けた場所にベンチがあったので休憩することにしました。登山口からほぼ1時間弱のところなので、ちょうどいいタイミングです。地形図によれば標高1120m地点の等高線が広くなった場所です。ここまでは等高線に沿うようなコースでしたが、ここからは等高線に直角な方向へと向きを変えるので、傾斜がきつくなります。いよいよ本格的な登りの始まりです。


IMG_8926.jpg
沢沿いの休憩地点から歩くこと30分で最終水場に着きました。山と高原地図に上段床と記載されている場所ですが、道標には水飲場としか書かれていません。背負った時には思ったより軽いと感じた荷物ですが、さすがに登りがきつくなってくると次第にその重さを感じてきます。先の休憩から30分しかたっていませんが、ひとまず荷物を降ろして小休止です。水はあるので水場にはいきませんでした。

つづく。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング

登山用品・アウトドア用品専門店 好日山荘《公式通販》





| 2017年10月 別山(白山) | 13:21 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

| PAGE-SELECT | PREV