ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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快晴の雪山でストレス発散: 剣山~次郎笈その4 

2017年3月19日(日) 徳島県三好市 剣山(標高1955m) 日帰り単独行 


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12:48 静かだった山頂が少し騒がしくなってきたので、さくっと撤収します。


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剣山まで約1時間の道のりです。30分ぐらいで行けそうな距離に見えますが、登り返しに時間をとられます。


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13:00 分岐を通過します。


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往路では左の尾根を通ってきましたが、帰りは右の夏道をたどります。


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登り返しの傾斜が徐々にきつくなってきました。


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山頂までもう少しです。


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13:42 剣山山頂へ戻ってきました。山頂には人影がなく、遠くのテラスに2~3人がいるだけでした。もう14時前なので、これから一ノ森へ行くというのは時間的に無理そうですが、とりあえず一ノ森方面へ向かいます。


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あわエコトイレの前を通りましたが、完全に閉鎖されていました。


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13:53 一ノ森方面へ向かうコースの木道末端まで来ました。あの先に見えるのが一ノ森ですが、やはり1時間近くかかりそうな距離です。ひとまず荷物を降ろして休憩しつつ、地図でコースタイムを確認しました。往路が50分、復路が1時間ということなので、往復で2時間必要となり、剣山へ戻ってくるのが16時頃になります。それから下山していたら駐車場へ着くのは17時。ちょっと遅すぎるし、体力的にももたないだろうなと感じるので、一ノ森はまたの機会に訪れることにしました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




あとは下山するだけなので、急ぐ必要はありません。誰もいない日当たりのいいテラスの上で、のんびりとくつろぐ至福の時を楽しみます。風が少し冷たいのですが、テラスの末端は一段低くなっていて、そこに座っているので風がさえぎられて暑くもなく寒くもなく、日差しがほんのり暖かく包み込んでくれます。喧噪も寒さもないので、ストレスの要因がまったくありません。今日は心底リラックスできる極上の休日になりました。


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14:12 15時を下山の目標時間にしていたので、そろそろ出発する時間です。名残惜しいのですが、荷物を背負い、歩き始めました。


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来たときと同じ、大剣神社と頂上ヒュッテの間の階段を使って下山します。


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14:28 刀掛の松を通過します。


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14:37 西島駅に戻ってきました。あまり時間がかかっていないので、休憩しないでそのまま下山します。


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テントサイト横から剣山の雄姿を眺めて、樹林帯へと下りました。


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15:02 リフト下のトンネルを通過します。


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トンネルから登山口までの急斜面は、凍結はなくなっていたものの、思いのほか雪は締まっていて、あまりズルズルになっていませんでした。北向き斜面なので、融けにくいみたいです。


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15:14 神社に着きました。神社前のベンチでクランポンを外し、登山口横にある水場で泥を落として駐車場へと戻りました。


朝、凍結していた国道438号線は帰り道ではさすがに凍結はしていませんでしたが、圧雪路自体はまだ残っていて、慎重に下る必要がありました。

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| 2017年3月 剣山・次郎笈 | 09:20 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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快晴の雪山でストレス発散: 剣山~次郎笈その3 

2017年3月19日(日) 徳島県三好市 剣山(標高1955m) 日帰り単独行 


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11:33 山頂から次郎笈へと続く階段を下りて行くと、その先は雪のない尾根になっていました。しかし、眼下には雪のある稜線が見えているので、クランポンはそのままで岩ゴロの登山道を下ることにしました。


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しばし岩ゴロ道を下ると、ようやく雪のある道になりました。すでに表面はかなり柔らかくなっていますが、傾斜はそれほどないので滑ることもなく比較的歩きやすい状態でした。


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さらに下っていくと、最低鞍部近くで尾根が細くなってきます。夏道は前方にある大岩の左下を通っていて、雪が帯状に残っているのが夏道です。ここまでくると状況が見えますが、この手前からだと夏道の状況がわかりません。傾斜のきつい斜面をトラバースするルートだし、大岩を越えた先で尾根上に合流する部分がちょっとした雪庇のようになっていて超えるのが厄介だった記憶があったので尾根上を歩いてきたわけですが、こちらはこちらで雪のない場所があり笹の茂った道のない尾根を進まなければならず、どっちもどっちです。


夏道のほうは問題なく歩くことができそうな状態だったので、帰りは夏道を通って帰ることにします。


そういえば少し前に剣山と次郎笈の間で女性が滑落して意識不明の重体になったというニュースがありましたが、その方は亡くなられたそうです。おそらくまだ笹原が雪の斜面だったときに、転倒滑落してこの斜面を落ちてしまったのではないかと思われます。安全で簡単な山のように見えても、雪山は危険がいっぱいです。


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11:57 最低鞍部まで来ました。尾根が狭くなり雪も多くなりました。ここから登り返しです。


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三嶺方面へのトラバース道分岐を直進します。


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傾斜がきつくなり少し息が上がりますが、距離があまりないのでそれほど疲れません。あの上まで行けば頂上はすぐのはずです。


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頂上手前のピークに出ました。あの向こうに見えるのが次郎笈の山頂です。どうやら、午後の一番乗りになりそうです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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12:22 次郎笈山頂に着きました。誰もいない山頂です。やはり午後の一番のりでした。剣山山頂と同様に雪はきれいになくなっています。山頂の山名板は以前登った時にはなかったもので、どうやら新しく作り直されたようです。どういうわけか剣山のほうに向いて設置されていて、山名板と一緒に写真を撮ろうとすると背景は何もない状態になります。登山者の心理としては、やはり剣山を背景に写真を撮りたいと思うので、背後に剣山が見える向きに設置すればいいのにと思います。


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誰もいないうちに、記念撮影。山名板が三脚がわりにちょうどいい高さでした。もしかしてこういう使い方を見越して、この位置と向きで山名板を設置したのでしょうか。だとしたら担当者は相当な切れ者です。


記念撮影が終わったら、さっそくランチです。今回は写真を撮っていませんが、前回の毛無山と同じ菓子パンとれもん湯の簡単なものです。


食事中に途中で追い越した単独の男性が登ってきて、山名板の近くでランチの用意を始めました。しげしげと見たわけではありませんが、バーナーの音がしていたので、ラーメンでも作っていたのかもしれません。


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僕の方は20分ほどでランチ休憩を終えて、出発の準備を整えてから剣山の写真を撮っていました。そこへ、剣山の山頂にいた犬が2匹だけで登ってきて、食事中だった男性のほうへ近づいて行ってにおいをかいだりしていたようです。そして遅れてきた飼い主がそれを見つけて犬を叱ってやめさせていました。リードを付けないで犬を自由にさせておけばこうなることはわかるわけで、叱らないといけないことをする程度のしつけしかできていないのなら、なぜリードを付けないのでしょうか。


食事中の男性はとくに驚いた様子もなかったので、犬が嫌いだったり怖がっていたりしていたわけではないと思いますが、もしも犬が大嫌いな人だったり、犬を怖がる子供だったりしたらどうでしょうか。驚いた拍子にラーメンやお茶をこぼして火傷をおうかもしれないし、子供なら逃げ出した拍子に転んで大けがをするかもしれません。


何かの拍子に犬がかみつくということだってないとはいえません。そんなこと起こるわけがないと思っているとしたら大間違い。千葉で飼い犬を散歩中にその犬が通行人を襲ってけがをさせたという事件がおこっています。また、東京都八王子市でゴールデンレトリバーが乳児をかみ殺したという事件もありましたから、絶対ということはないのです。そうならないために飼い主がすべきことは、リードを付けることです。山はドッグランではないのです。自分の行為がどんな結果を招く可能性があるかを登る前に想像してみるべきだし、犬を溺愛する前に他の人間に気を配ってもらいたいものです。


なお、僕は犬嫌いでもないし、犬を連れ出すことに反対しているわけでもありません。しかし、山に犬を連れてきて、リードをしないで自由にさせるという考え方には賛同できません。どう言い訳しても犬は人間ではないのです。自宅周辺を散歩するときはリードをするのに、なぜ山に来たらしないのでしょうか。自宅周辺であろうと山であろうと、犬と人間の関係は同じであるべきだと思います。


ちなみに、犬を飼う場合は都道府県や市町村等の地域で「犬取締条例」という条例があります。地域によって明文化されている内容に違いはあるようですが、飼い主の義務として次のような内容が書かれています。

・飼い犬は常に繋留しておく
・飼い犬を連れだすときは丈夫な鎖等でつなぐ
・飼い犬を連れだすときは、糞尿は衛生的に処理する

つづく。

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| 2017年3月 剣山・次郎笈 | 17:34 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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快晴の雪山でストレス発散: 剣山~次郎笈その2 

2017年3月19日(日) 徳島県三好市 剣山(標高1955m) 日帰り単独行 


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10:48 西島駅からのルートは、今回初めて尾根道最短コースを使うことにしました。以前は西島駅から鳥居をくぐって大剣神社方面の道を進み、途中から尾根道コースへ合流するコースを使っていました。特に理由があったわけではありませんが、リフトとトイレの間の狭い場所を反対方向に進んでUターンするコースより、目の前に見えている山頂方向へ続く道のほうに自然に向かっていたというだけのことです。


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リフト駅舎の横から反転して尾根にとりつきます。


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取り付き部分は雪がたっぷりでしたが、このすぐ上から雪のない道がしばらく続きます。


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多少気を遣いながらも、クランポンでガシガシとコンクリート階段をのぼりました。


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11:01 刀掛の松です。完全に枯死した松なので、遠からず腐って倒れてしまうのではないかと思っていたのですが、わりとしっかり残っていました。松脂が多いので腐りにくいのかもしれません。


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刀掛の松のところからは大剣神社方面や一ノ森方面へ分岐が分かれていますが、トレースが残っていたのは、山頂へ向かう尾根道コースだけでした。


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尾根道コースはわりと日当たりのいい場所が多いのですが、北向きのためか雪がしっかりとついていました。


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山頂近くで道が二股に分岐していて、トレースもそれぞれについていました。実はここで分岐していることを知らず、右の斜面をトラバースする方向しか歩いたことがありません。今回は天気も良く、雪がそれほど多くないため左手の先に鉄階段があるのが見えて、左方向にコースがあることを知りました。当然、階段のある左のコースへ進みます。


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階段といっても、踏板の部分はただのL型鋼材なので、見た目は階段でも実質梯子のようなものでした。それでも、手すりがあるだけましです。


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階段を上ったところで、先ほどの分岐の右コースと合流し、そのすぐ先で山頂直下に飛び出します。


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今までは雲海荘のすぐ横の階段を上って山頂に出ていましたが、今回はちゃんと鳥居をくぐって大剣神社奥宮を経由して山頂に出るコースを行きます。


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ステンレス製のピカピカの鳥居がハイカラな大剣神社奥宮と頂上ヒュッテの間の階段から山頂へ出ます。なお、頂上ヒュッテの前を奥へ行ったところにトイレがあります。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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階段を上りきったら広々とした剣山山頂です。予想通り、雪はほとんどありませんでした。


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11:30 桟木の間隔と歩幅が合わない木道をちまちまと歩いて山頂までやってきました。奥に見えているのが次郎笈です。


山頂を取り巻いている木道にはベンチが何か所か設置されていますが、その一つに犬を3匹連れた男女のペアが休憩していました。いつも思うのですが、国立公園や国定公園に犬を連れて入るというのはどうなんでしょうか。ネットではかなり厳しい意見も散見されますが、いまのところ大きな問題にはなっていないので黙認されているというところなんでしょうか。


犬がその環境にはいなかった寄生虫や病原菌を持ち込み、野生の動物が感染するとか、湿原を踏み荒らしたり高山植物を枯らしたりという意見もあるようですが、実際にそういう被害が報告されているのかどうかわかりません。それを言えば、写真を撮ったり、弁当を食べるために木道を下りて高山植物を踏み荒らしたりしてしまう人間も数知れずで、犬だけを問題視するのもどうだかなと思います。また、昔から狩猟犬は山の中を走り回っているわけで、それで何か野生動物や野生植物が絶滅の危機に瀕しているという話も聞いたことがありません。


とはいえ、皆が犬に好意的で犬好きというわけではなく、幼少期に犬にかまれてトラウマがあるという人もいるでしょう。リードを付けずに野放し状態の犬がそういう人の周りをうろついたり近寄ったりすれば、その人は山を楽しむ権利を侵害されているわけで、飼い主のエゴで犬を連れて入って、他人の権利を侵害していいというわけはありません。犬を連れて山に登ろうという人は、そのあたりの配慮が足りない傾向が強いように感じます。飼い主にとっては家族かも知れませんが、他人からすればただの動物であり、場合によっては不快感や恐怖感さえ抱かせる存在でもあるということを、山に入る前にじっくりと考えるべきです。自分と飼い犬が楽しければいいというのでは、あまりにも身勝手です。


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早めのお昼にしようかどうか迷いながら、ひとまず周囲の展望を楽しみました。正面には、雪をかぶった次郎笈が見えています。


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西には、やや霞んでいますが三嶺が見えます。


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北側の塔丸に続く稜線には、白い雪の道が残っています。


のんびりと展望を楽しんではみたものの、いがいと風が冷たくて、休憩するには寒すぎる気がします。おなかもあまり空いていないし、シャリバテのような感じもありません。ということで、休憩なしで次郎笈へと向かいました。

つづく。

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| 2017年3月 剣山・次郎笈 | 16:02 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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快晴の雪山でストレス発散: 剣山~次郎笈その1 

2017年3月19日(日) 徳島県三好市 剣山(標高1955m) 日帰り単独行 


3月18日から三連休で日本アルプスへ行くつもりでいろいろと計画を練っていたところ、18日と20日が仕事でつぶれてしまいがっくり。当然登山計画をたてるのも中止し、何の準備もしないまま18日の夜をうだうだと過ごして、唯一の休みである19日もだらりと惰眠をむさぼって過ごそうかなどと多少やけ気味でいたのでした。


しかし、天気予報を見ると19日はけっこういい天気に恵まれそうです。雪のあるシーズンも中四国ではもう終わり。ここで行かなければもったいなさすぎると思い直して、日帰りでどこかへ登りに行くことにしました。


で、どこへ行くかです。日本アルプスに登りに行くつもりでいた気分の高揚感がまだ残っているので、県北の1000mクラスの低山では気持ちがおさまりそうにありません。とすると伯耆大山しかないわけですが、三連休の大山なんて登山者が列をなしているに違いありません。登山者の少ない宝珠尾根から三鈷峰を経由して大山主稜を縦走するというのも考えましたが、結局弥山まで行けば人ごみに出会うことに変わりありません。人ごみがあればタバコの匂いがするもので、自ら望んでそういうところに行く理由はありません。


日帰りできて登山者が少なくて標高も高い山といえば、四国は徳島県の剣山か三嶺ぐらいです。この山域はアクセスが厄介で冬場はハードルが高いため、登山客が少ないのです。そのうえ営業しているスキー場がないこともあり、登山客だけでなく訪れる人が圧倒的に少なく、知名度の割に静かな山が楽しめます。


剣山は登山口の見ノ越の標高が高いので、比較的簡単に登れてしまいますが、三嶺はけっこうがっつりと標高差があり、時間的にも体力的にもタフです。なので、今回は剣山にして、消化不良感を残さないために次郎笈へも足を延ばすことにしました。時間と体力に余裕があれば、一ノ森も訪れてみたいと思います。


6:00 自宅を出発しました。見ノ越まではおおよそ3時間の行程です。なので、5時には出たかったのですが、寝たのが1時だったので起きれませんでした。


瀬戸大橋を渡り、坂出ICで高速道路を下りて、あとは国道438号線をひたすら南下します。美馬市に入ったところでコンビニに立ち寄り、朝食と昼食を購入して、見ノ越へ向けて走り続けます。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




一宇の集落を通り過ぎて、いよいよ急こう配の山岳路に差し掛かってくると、一気に標高が上がります。第三ヘアピンを過ぎたあたりから路肩に雪が見え始め、第六ヘアピンを過ぎたあたりから路面にも時折雪が残っている場所が出てきました。とはいえ、剣山スキー場までは山陰の部分にちょこちょこと雪が残っているぐらいで、轍の部分はアスファルトが見えているような状況なのでノーマルタイヤでも行けるだろうという感じでした。


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ところが、スキー場を通り過ぎて少し進んだところで右カーブを曲がるといきなり凍結した圧雪路が現れました。ノーマルタイヤで登ってきたらしい車が狭い路肩でチェーンの装着作業をしていて、通過するのに気を使いました。こんなところで無理やりつけなくても、交通量が少ないんだから少しバックして乾いたアスファルト道で装着した方が楽だろうにと思うのですが、凍結路面にいきなり直面してパニクり、とにかくチェーンをつけることしか思い浮かばなかったのでしょう。


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ちなみにスキー場を過ぎたあたりから、比較的等高線に沿った勾配の緩い道になるので、ノーマルタイヤだからといってあわてる必要はありません。とはいえ、朝のうちは凍結路なのでチェーンは必要だと思います。夫婦池を過ぎて尾根を越えると日当たりがいいため雪も凍結箇所もありません。チェーンを付けていると夫婦池から見ノ越までが逆に大変かもしれません。なお、僕の車はFFのスタッドレス装着車ですが、何の問題もなく通行できました。


見ノ越に着いたのは9時20分ぐらいでした。屋外駐車場に4台ぐらい、屋内駐車場は空っぽでした。車を屋内駐車場に入れ、冬期用の仮設トイレに行くと、2つのうちの右側はけっこう大変なことになっていました。左側はそれほどでもなかったので、左側で用を足し、車に戻って準備を整えます。ちなみに、山頂の山小屋横にあるトイレは利用可能ですが、山頂にあるバイオトイレは閉鎖されています。西島駅の公衆トイレも水は出ませんが利用はできます。


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9:41 出発です。屋外駐車場に出てみると、車が倍ぐらいに増えていました。


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神社に登る階段には雪はありません。この分なら登山道の雪も少ないかもと思っていました。


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ところが、神社奥の登山口からいきなり凍結した雪道が始まりました。凍結しているとはいえ、完全にツルツルというほどでもないので、とりあえずクランポンは装着しないでそのまま登り始めました。


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リフト下のトンネルに至るまでの急こう配の斜面はわりとツルツルしていて厄介でした。朝のうちに登るときは神社境内でクランポンを装着しておくことをお勧めします。チェーンタイプや4本爪でも大丈夫だと思います。


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10:32 西島駅に到着です。途中は写真を撮るのも忘れて休まず登ってしまいました。写真はありませんが、ここまでの登山道は完全な雪道でした。クランポンなしでも登ってくることはできましたが、滑りやすいので注意が必要です。


ここから上の登山道は雪も氷もあるだろうから、ここで10本爪クランポンを装着しておきました。

つづく。

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| 2017年3月 剣山・次郎笈 | 18:38 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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積雪期しか歩けない縦走路: 毛無山~西毛無山その3

2017年3月13日(日) 岡山県新庄村 毛無山(標高1218m) 日帰り単独行 


ランチを終え、少しのんびりしてから下山の準備に取り掛かります。


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午後になって雪が緩んできたので、下山はスノーシューを装着することにしました。エキスパートオブジャパンのスノーシューを使うのもずいぶん久しぶりです。もう一つ持っているTSLのスノーシューに比べると浮力は劣るものの、軽さで優り、ワカンタイプのため足の自由度が比較的あって斜面での使い勝手はこちらの方がいいので、雪が比較的締まっている春先の山にはこちらを使います。それに、前後に爪がついているし真ん中に滑り止めのL型金物を自分で付けたおかげで、けっこうな急斜面でも踏ん張ってくれます。とっくの昔に廃番になっているところを見ると売れなかったのでしょうが、僕はけっこう気に入ってます。


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12:33 西毛無山から南へ延びる尾根を下ります。下山コースは、尾根通しに南に下ったところにある996ピークから東へ続く尾根を利用する予定です。996ピークまでは、毛無山―西毛無山間と同じぐらいの距離なので、45~50分ぐらいかかるとみています。


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初めのうちは広くて緩やかな斜面が続きます。


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ひとつ南のピークへの登り返しも、緩やかなのでまったく問題なしです。


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12:50 西毛無山の南側にある1180mぐらいのピークを通過します。このあたりから急に尾根の幅が狭くなってきました。


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ピークをを越えると、尾根はどんどん細くなっていきます。両側の斜面も傾斜を増してきました。


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地形図の等高線の間隔は、1180ピークのすぐ南側はわりと幅が広くゆったりしているのですが、実際に目にするとけっこうな角度で下っています。


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滑りやすくなった下り坂を下りていくと、トレースが分岐していました。標高1120mぐらいの場所です。


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左の斜面へと下っていくトレースは、登ってきた足跡でした。左側の斜面は地形図で見てもかなり等高線が詰まった斜面だし、そのまま下ると谷へ下りてしまいます。実は、1180ピークから東へ下る尾根も下山コースとして検討しました。地図の黄色い線がそうです。ただ、ピークから東へ下り、1100mのあたりで右の支尾根に分岐する場所が分かりにくそうだということでやめにした経緯があります。検討した尾根とは違いますが、登ってきたトレースがあるということは、これをたどれば労せずして駐車場までもどれるということですが、谷筋の急傾斜地から登ってきているというのが気になります。


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実際に左手の斜面は、すぐ先で見えなくなっていて、傾斜が急であることがわかります。朝のうちの雪が締まっているときに登りで使うならまだよかったのかもしれませんが、すでに雪が緩んでここに来るまでの下りでさえずるずると滑りながら下りてきているような状態ですから、これ以上傾斜の急な場所を下るのは厄介なことになりそうです。というわけで、トレースを追うのはやめて、当初の計画通り996ピークから下りることにしました。


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下るにつれて尾根はさらに幅を狭め、傾斜もきつくなってきました。雪がゆるくなっているため、スノーシューでも表面の雪がすぐに流れてしまい、半分ずり落ちるようにしながら下る時間が多くなってきました。そのため、足に力が入って疲労がたまってきました。


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13:19 996ピーク手前の鞍部まで下りてきました。予想通り50分ほどかかりました。996ピークは目の前に見えていますが、下りで足が疲れてしまい、40mほどの標高差を登り返す気力がわきません。トレースは996ピークへと向かっています。


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そこで、地形図を取り出して下山コースを再検討することにしました。996ピークから東へ下る尾根に描いたピンク線が当初の下山予定コースです。このコースを選んだ理由は、途中で沢を渡らずに尾根通しで下れるからです。ただし、山頂直下の950mから850mにかけての区間がけっこう等高線の幅が狭く、傾斜のきつい斜面だと思われるので、この区間が問題なく下れるかどうかが懸念材料です。


いまいるのが996ピークの西側の鞍部ですが、ここから北へ下る尾根の等高線は予定コース上部のものよりも幅が広く傾斜がゆるそうです。ただし、900mから850mの区間が少し幅が狭くなっています。それでも予定コースの950mから900mの区間よりも広いし、すぐ下が谷になっているので、万一滑落するようなことがあっても確実にそこで止まるという安心感もあります。下りきった谷を渡って北側にある尾根に出れば尾根通しでキャンプ場上部へ出ることができるので、それほどリスクは高くなさそうです。


谷が渡れるかどうかだけが気になるところですが、積雪量や標高などから考えると、渡れないほど深く水量の多い谷である可能性はないと思われるので、そこのところは心配しなくても大丈夫だろうと判断しました。鞍部のすぐ北側にある谷も、完全に雪に埋まっている状態なので、多分同じ状況だろうと思ったわけです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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ということで、左手前方に見えている尾根へトラバースし、あとはその尾根を下っていくことにしました。この時スノーシューを履いたままだったので、斜面の上を向いた状態で横歩きしながらトラバースしました。


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尾根上に出たので、あとはこれを下っていくだけです。


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しばらくは問題なくサクサクと下っていくことができたのですが、やがて思いのほか傾斜のきつい斜面になってしまい、スノーシューではずるずると滑って安全に下ることができなくなってしまいました。そこは地形図のちょうど900mあたりで、等高線の間隔が狭くなるまさにその場所でした。地図の赤線が実際に下ったラインですが、920mあたりから谷へ下るまでかなり右往左往しているのがわかると思います。


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最初はうろうろしてスノーシューのまま下れそうな場所を探したのですが、少し下ってみてこれは無理だと判断し、クランポンに交換しました。じつは入山時に、残雪期の山だし4本爪のクランポンでいいかなと思ったのですが、初めて歩くコースだし何があるかわからないからと思い直して10本爪のクランポンを持ってきたという経緯があり、このときつくづく10本爪にしておいてよかったと思いました。


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表面に融けかけの柔らかい雪がのった斜面でしたが、下には硬い雪の層があり、クランポンの爪を下の硬い雪に食い込ませるようにけりこみながら斜面を下り始めた時、自分が落とした雪がきっかけになって足元の雪が突然わらわらと壊れるかのように崩れて流れ始めました。ビミョーなバランスで均衡を保っていた表層の柔らかい雪が、人が歩いたことでその均衡が崩れて一気に崩れ落ちてしまったようです。小さくわずかな規模ですが、これはまさに表層雪崩だと思いました。自分よりも上の斜面の雪が同じように落ちてきたら、もしかしたら流されていたかもしれません。埋もれてしまうほどの量はないので少し流されるだけで済むとは思いますが、気温の高い春の山は要注意です


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雪崩れた雪が落ちて行った先は、2mほどの高さの段差になっていました。下に雪もあるので、万一ここから落ちても命の危険はなさそうですが、場合によっては立木に頭部などを強打して重傷を負うという可能性も否定できません。やばいやばいと思いつつ、なんとか谷まで無事に下ることができました。


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谷は予想通り雪に埋まっていて、幅も狭く問題なく隣の尾根にとりつくことができそうです。ただ、この時点では対岸の尾根の高さがけっこうあるので、尾根が低くなるところまで谷の右岸をたどっていくことにしました。


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少し歩いて標高800mのあたりまで来ると、その先から谷が急に深く広くなっているのが見えました。これ以上進むと谷を渡れなくなるし、ちょうど左手の尾根も低くなって登りやすくなったので、ここで谷を渡りました。


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ところが、左岸の尾根に登ってみると、尾根の反対側にももう一つ谷があり、どうやらこの尾根の先で先ほどの谷と合流しているみたいです。


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地図の小尾根が今いる尾根になるということのようです。ビミョーな等高線のカーブを見落としていたので、てっきり一本の谷だと思っていたのですが、間に小さな尾根を挟んだ2本の谷筋になっていたわけです。とすると、取り付く予定の尾根は小尾根のもう一本北側にある大尾根であるはずで、小尾根の北側の谷を渡る必要があります。


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小尾根の今いる場所のすぐ下は、すでに雪が融けて水が流れている状態だったので、少し上流側に戻ってまだ雪に埋もれている場所で谷を渡りました。


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大尾根の斜面を登っていくと、尾根上の立木に赤いテープが巻いてあるのが見えました。どうやら、積雪期に利用されている尾根のようです。上の鞍部から下ってくるときはまったく人の気配がない状態だったので、多少なりとも不安を感じながらの下山でしたが、ここにきてようやく安心することができました。


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赤テープをたどりながら、尾根を下ります。しかし、赤テープがついているとはいえ、トレースはまったくありません。


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14:14 キャンプ場上部にでました。毛無山山頂を出発して以来、初めて見る道標です。ところが「ゆりかごの小径」というのが地形図に描かれている道なのかどうかがわかりません。

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当初、この道標の手前、写真の下側に林道が左右方向に走っていて、地形図に黒線で描かれている道路だとすっかり勘違いしてしまいました。ただ、その林道は右手方向に斜面上へと続いています。地形図では尾根に沿って下っていくようになっているので、地図と現状が違っています。とすると、地形図の黒線がゆりかごの小径ということなのかもしれません。


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ということで、道標の示す矢印の方向に進んでみることにしました。ところが、GPSを確認すると尾根を南へ下るように移動しているのがわかりました。ぜんぜん進む方向が違います。ということで、道なき雪原を無理やり進むのはやめて、林道をたどってみることにしました。結局、この林道は地形図には載っていない道でした。


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元の場所まで戻って、前方へ下る方向へと林道をたどります。


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林道脇の木に赤テープがあったので、どうやらこれが正解だったようです。


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丁字路のような場所に出ました。GPSを確認してみると、ここが地形図の黒線で示されている道路との合流点でした。あとはここを右へ下っていけばいいだけです。


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人工林の中に続くわずかな凹みをたどって行きます。クランポンなので時々大きく踏み抜いてしまうのですが、さすがにここでスノーシューに履き替えるのは時間の無駄だということで、そのまま歩き続けました。


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道がS字状に大きくカーブした先で、小さな沢を渡ります。スノーブリッジではなくて、橋の上に雪が積もっただけなので、安心して渡れました。


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14:34 キャンプ場に出ました。駐車場まではもうすぐです。


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14:39 駐車場に戻ってきました。休憩込みで6時間ほどの山行だったので、思っていたよりは疲れました。この次は、霧氷がついている寒い時期に歩いてみたいものです。

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| 2017年3月 毛無山・西毛無山 | 17:50 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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積雪期しか歩けない縦走路: 毛無山~西毛無山その2

2017年3月13日(日) 岡山県新庄村 毛無山(標高1218m) 日帰り単独行 


毛無山山頂で休憩しているときに、早めにお昼を食べるかどうか迷いましたが、ぽつぽつと登山者があがってくるし、まだお昼まで1時間もあるので西毛無山まで行ってからランチにすることにしました。なので、ここではエネルギー補給にチョコレートを2個食べるだけにとどめておきました。


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10:58 西毛無山にむけて出発です。毛無山から南西方向に下っていきます。


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もともと登山道のないコースなので初めて歩くわけですが、トレースがしっかりと残っているのでまったく問題ありません。


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山頂直下のやや急な斜面を下りきると、鞍部に向かって広くなだらか斜面が続きます。


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左手を見ると九合目避難小屋がわりと近いところに見えていました。斜面をトラバースすればいいショートカットコースになりそうです。


けっこう深そうな踏み抜き跡があったので、踏み抜き跡を避けて60㎝ほど右側を通過しようとしたら、突然右足がひざ上まで雪に潜り込んでしまい、見事に前のめりに転倒してしまいました。


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何事かと思って足を引き抜いてから中を覗いてみると、結構大きくて深いクラックになっていました。


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写真ではちょっとわかりにくいのですが、深さは人の背丈ほどあり、まともに踏み抜いて両足ともずっぽりと落ち込んでしまうと、脱出するのに苦労しそうなクラックです。左の踏み抜いた跡まで内部でつながっていて、さらに左右に続いています。斜面にできたけっこう大きなクラックが新雪に隠されてしまっていたようです。いってみればヒドゥンクレバスのミニチュア版のようなもので、幅が狭かったおかげで足を踏み抜くだけで助かりました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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気を取り直して、鞍部に向けて斜面を下っていきます。よく締まった雪の斜面なので快適です。しかし、ときおり半分凍結したような場所もあったので、あまり気を抜くわけにはいきませんでした。


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鞍部の近くまで下ってきました。鞍部の向こう側の斜面には雪崩れた跡が見えています。立木のない笹原の斜面のようなので、雪崩れやすいのでしょう。


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鞍部を越えて登り返しです。このあたりから若干雪が緩んできて、やや歩きづらくなってきました。それにしても展望のきく気持ちのいい尾根です。


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毛無山と西毛無山の中間に位置する1200mほどのピークが近くなってくると、雪庇の発達した稜線歩きになりました。とはいっても、それほど大きく張り出した雪庇ではないので、あまり心配する必要はなさそうです。


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だいぶお腹が空いてきて、小ピークの頂上まで来たらランチにしてしまおうかと思いながら上り詰めたのですが、雪庇が連なる狭い尾根状のピークで居心地がよくなさそうでした。それに西毛無山がもうすぐそこに見えていたので、空腹を我慢して西毛無山まで行くことにしました。


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西毛無山への登りが一番しんどい時間でした。アミノバイタルウォーターで空腹をごまかしながら、黙々と登ります。


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11:50 西毛無山に着きました。といっても山名板もなければ、標柱もありません。GPSで確認して西毛無山山頂にいることが確認できたというだけです。わりと木立に囲まれた山頂ですが、山頂部は比較的平坦で広々としていました。グリーンシーズンは展望がよくないかもしれませんが、今の時期は大山もきれいに見えています。風もなく、ぽかぽかの陽気が気持ちのいい山頂です。もちろん、貸切状態です。


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雪を踏み固めて休憩場所を作ったら、さっそくランチタイムです。


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本日は、コンビニで買ってきたコク旨カレーパンともちふわパンケーキに、れもん湯の簡単ランチです。セブンイレブンのコク旨カレーパンは、カレーのルーがとろりとしていておいしいし、もちふわパンケーキは昨年来のお気に入りです。しっとりもっちりとしたパンケーキにメープルシロップとマーガリンの組み合わせが絶妙のおいしさです。もっとも、もちふわパンケーキは食べずに持ち帰って、翌日の朝食となりました。


暖かい日差しに包まれ、周囲の風景と静寂を楽しみながらランチタイムを過ごしていると、久しぶりにとてもリラックスした気分に満たされました。人の多い大山の山頂ではこうはいかなかったでしょうから、西毛無山に来たのは大正解でした。


サラリーマンをやめてから仕事の上であまりストレスを感じることはなくなりましたが、それでも日々の生活の中では大なり小なりストレスと向き合う生活にならざるを得ません。それに、少し前までは厳冬期の山に登っていたわけで、山頂でのんびりランチを楽しめるほどの快適な環境は望めなかったわけです。


しかし、今この瞬間はあらゆるストレスから解放された状況にあるといえます。誰もいないことで対人関係のストレスはありませんし、暖かい日差しが寒さのストレスを消してくれます。美しい風景を眺めることで視覚的な癒され効果もあります。そのうえおいしい食べ物があれば、ストレスの発生する余地はありません。まさに至福のひと時でした。

つづく。

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| 2017年3月 毛無山・西毛無山 | 12:33 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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積雪期しか歩けない縦走路: 毛無山~西毛無山その1 

2017年3月13日(日) 岡山県新庄村 毛無山(標高1219m) 日帰り単独行 


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岡山県北の鳥取県との県境に位置する毛無山はブナ林が美しい山です。毛無山の山頂から東へと延びる稜線には登山道があり、白馬山から金ヶ谷山を経て朝鍋鷲ヶ山までの長い縦走が楽しめますが、反対の西方面へは登山道がありません。毛無山の南西には標高1216mの無名の山がありますが、一般的には西毛無山と呼ばれているようです。毛無山から西毛無山を経て稜線を縦走し、適当なところから登山口のある田浪キャンプ場へ下山するという周回コースがとれるので、日曜日に歩いてきました。


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8:43 駐車場を出発します。ここまでの道のりは積雪や凍結箇所はなく、そろそろスタッドレスをノーマルタイヤに交換してもいい時期かもなあと運転しながら思ったのでした。もう春になったということです。登山口の駐車場には、自分の車のほかには3台ほど停まっていただけなので、この時点では入山者は数名だけのようです。


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登山口へと続く道は除雪されていたのですが、駐車場から雪原をショートカットして直進します。朝は気温が低かったので、雪は締まっていて踏み抜くこともありませんでした。美甘(みかも)のあたりを走っていたときにマイナス2度の表示が出ていたので、登山口の気温もそれぐらいだったのではないかと思います。日差しがあるため、全然寒いという感じはありませんが。


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登山道へと続く道はアスファルトが見えていました。


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しかし、毛無山山の家を過ぎたところで除雪区間は終わりです。


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8:59 スノーシューコースとの分岐点となる看板のある場所まで来ました。夏道の登山道はこのまま直進ですが、今回は夏道を使わずに登るつもりです。2012年2月に途中で敗退している山頂まで続く尾根筋に再チャレンジしようという計画なのです。前回は新雪が深く、ラッセルがきつかったことに加えて、今考えると軽装過ぎて体温調節に失敗し、冷えすぎて眩暈を起こしてしまったのではないかと思うわけです。2012年といえば冬山登山を初めて2年目ですから、装備も知識も経験もまったく足りていなかったわけで、敗退もやむなしだったのでしょう。


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看板の場所から左へと進みます。スノーシューの跡がありましたが、奥からこちらへきている足跡なので、先行者はいないようです。


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スノーシューの跡はコースに沿って続いているので、このあたりで右へ折れて尾根にとりつくことにしました。


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しばらくは足跡すらないきれいな雪尾根を登ることができましたが、やがて古いトレースの跡が現れました。しかし、時々足跡がわかるという程度の状態なので、少なくとも1週間以上は前のもののようです。


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足跡のないきれいな尾根を一人でのんびりと登っていきます。実は、天気もいいし大山の縦走も考えたのですが、快晴の日曜日の大山は人が多すぎてうんざりするのでやめました。稜線を縦走する人はあまりいませんが、それでも狭い稜線ですれ違ったり、せっかくの稜線を誰かの後ろをついて歩くなんてのはあまりうれしくありません。


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9:23 やがて、見覚えのある場所に着きました。比較的平坦で広い場所です。前回、引き返した場所です。風もなく日差しが暖かくて気持ちいいので、ここで休憩をとることにしました。

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気温は6度。多少日差しの影響を受けて高めになっているかもしれませんが、まあそんなものかなという感じです。ちなみに、以前使っていた黄色のものは、いつの間にか紛失してしまったので、あたらしく黒色のものを購入しました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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9:34 休憩を切り上げて出発です。この先は傾斜が急になるので、ここからが本番といえます。


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登るにつれてさらに傾斜が増してきました。歩きやすそうな場所を選んで行くと、自然と古いトレースとかぶるようで、見た目にはトレースがなくても足を置くと急に沈み込んだりしてけっこう難儀しました。古いトレースは雪が柔らかいときについたものらしく、割と深い足跡が多く、その上に雪が積もって隠してしまったため、一種の落とし穴のようになっていてむかつきます。そのため、できるだけトレースがなさそうな場所を選んで歩くようにせざるを得ないのがつらいところです。


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標高900mあたりになると、きれいなブナ林が目につきます。毛無山のブナ林は原生林だそうで、太くて立派なブナが距離を開けて立ち並んでいます。一本一本が大木なので枝振りが広く、生育するのに一定の空間が必要になるわけです。自然はうまくできています。


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尾根上に立ちはだかるように立つブナの大木。24㎜相当の焦点距離だと、この程度しか写せません。やはり16㎜相当がほしいところですが、コンデジではこれが限界。今回は昼間のトレッキングということで、一眼レフは置いてきました。


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982ピークの手前の斜面が一番きつい傾斜でした。たまにズリッと滑ったりもしましたが、雪質がまだましだったので、ツボ足のまま登りきることができました。


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982ピークの近くにあった枝振りのいいブナの大木です。背後に見えるのが今日の目的地、西毛無山だと思われます。急斜面の登りで大汗をかいてしまったので、休憩をとり、上着も脱いでモンベル ジオラインLWのアンダーウェアだけになりましたが、全然寒さは感じません。


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982ピークから先は尾根の傾斜もゆるくなり、明るいブナ林の中をのんびりと登っていきます。


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ここまで全く人に会っていません。静かで気持ちのいいトレッキングを楽しみます。しかし、さらに進んで夏道との合流点近くになると、遠くの方から男性の叫ぶ声が時折聞こえてきました。何を言っているのかと聞き耳を立ててみると、「おーい、早く来い!」などと怒鳴っているようです。彼らが見えるようになると、その状況がわかりました。二名のパーティーらしく、一人が先行し、もう一人が遅れていて、先行する男性が後ろの人(性別不明)に怒鳴っていたのです。静かな山がぶち壊しです。


個人的な意見をいえば、こういう性格の人と山に登るのはやめた方がいいと思います。複数人でパーティーを組むときは一番弱い人(遅い人)にペースを合わせるべきで、強い人(早い人)が自分のペースで勝手に登り、遅れた人を急がせるというのは一種のパワハラです。やいやい言われながら登っても楽しいはずがありません。登るペースは体力や体調によって個人差が大きいものです。体調が悪かったり体力がないのに無理なペースで登り続けた挙句、具合が悪くなってしまったらそれこそ生死にかかわることもあります。


また、一部の人が勝手に先行してパーティーが分断してしまうと、道迷いなどが発生する可能性も高くなり、いいことはひとつもありません。自分勝手に先行してしまうような人は、結局自己チューな性格でしょうから、何かあった時に信用できるかどうかも疑問です。そういう人と一緒に登っても、疲れて不愉快になるだけで楽しくはないと思うのです。あくまでも個人の考えですが。


ちなみに、かくいう僕も基本的には自己チューです。だから、単独で登ってます。しかし、誰かと登る場合は自己チューをコントロールするぐらいの自制心はもっています。皆いい大人なんだから、自己チューであっても自制心ぐらいは持ちたいものです。


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10:36 九合目避難小屋まできました。扉に外からつっかえ棒がかけてあったので、中に人はいないようです。山頂まですぐなので、小屋には寄らず通過します。


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真っ青な空と雪の稜線が見えてきました。山頂はもうすぐです。


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10:45 毛無山山頂です。登ってきたときは年配のご夫婦がいましたが、すぐに下山されたので貸切になりました。


山頂の標柱そばで休憩すると誰か来たときに写真を撮る邪魔になるし、にわか観光カメラマンをやらされる羽目になりがちなので、少し離れたところにバックパックを降ろしました。


しかし、後から登ってきた単独男性は標柱そばに荷物を降ろして休憩していたため、さらに後から登ってきた人に案の定カメラマンをやらされていました。しかも、縦構図も撮ってくれとか、あっちの方角も入れてとかけっこう注文が細かくて聞いていてイラッとするぐらいでしたが、文句も言わずにスマホのシャッターを押していました。ご苦労様です。


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貸切状態のときに、ひとまず自撮り。


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今日はびっくりするぐらいいい天気で、空気も透明感があって抜群の展望です。大山と烏ヶ山が驚くほどクリアに見えています。


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右に目を移すと、鏡ヶ成の擬宝珠山と象山、皆ヶ山と続きます。


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そして、蒜山三座もきれいに見えていました。


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これから向かう西毛無山への稜線もきれいです。


つづく。


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| 2017年3月 毛無山・西毛無山 | 12:15 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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最大斜度45度の雪壁に挑む: 下蒜山その2 

2017年2月26日(日) 岡山県真庭市 下蒜山(標高1100m) 日帰り単独行 


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九合目の肩にある急斜面を、足元を確かめながら一歩づつ登っていきます。トレースはさすがに笹原の斜面からできるだけ遠くて木立に近い右端のあたりについています。上を見上げると首が痛くなるので、目の前の雪壁だけを見ながら登ります。斜度が増してくると普通にアックスのシャフトを雪に刺して登るのが難しくなってくるので、ピックを突き刺してしっかりと効いているのを確かめながら登ります。今回は、ストレートシャフトのグリベル モンテローザをもってきたのですが、急斜面でピックを突き刺すとシャフト先端のスピッツェが雪に刺さらないこともあり、シャフトが曲がったBD ベノムアッズウィズリーシュを持って来ればよかったと思いました。この急斜面以外ではモンテローザで問題ないのですが、やはり一番リスクの高い場所での利便性を考慮した道具を選ぶべきだったなと反省した次第です。


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最大斜度のあたりで撮った写真です。こうしてみると確かに45度ぐらいありそうな斜度です。真横から見ると斜面に間違いないのですが、下から見ると垂直に近い壁に見えます。とにかく、ゆっくり景色を眺めるほどの余裕はなく、何かに急き立てられるかのように無心に登りました。リスクの高い場所に長い時間いるとそれだけ危険に遭遇する確率が増すので、やばいところは一気に突破したほうがリスクを軽減できます。なので、動作がいい加減にならないことだけを注意しながら、とにかく体を動かし続けました。


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わずかながら斜度が緩みましたが、あいかわらず梯子を上っているような感覚の雪壁が続きます。だいぶん息が上がってきましたが、ここは休まずに登り続けます。


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11:36 ようやく急斜面が終わり、九合目にたどり着きました。とはいえ、九合目は狭くて斜度のある尾根の末端に位置しており、のんびりと休憩できるような平地ではありませんし、狭い尾根には雪庇が張り出していて安全な尾根筋を歩くこともできません。


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左に切れ落ちた笹原の急斜面の上を歩くことになるため、まだ気を緩めるわけにはいきません。


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九合目道標の少し先にあるわずかばかりのやや傾斜の緩いテラス状の場所で束の間の休憩をとりました。汗を拭き、水分を補給してこの先の稜線を確認します。山頂手前まで続く細い尾根筋は北側には木立があり、稜線には雪庇が出ているので、雪庇の左側をたどっていきます。左手に落ち込む斜面は木立がなく笹原の斜面なので、雪崩そうで嫌な感じです。実際、左前方下あたりに雪崩れた跡も見えていて、ここも山頂まで一気に登り詰めたほうがよさそうです。


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休憩を終えて、急ぎつつも慎重にトレースをたどり、山頂を目指します。以前登った時は立木が邪魔だったりした記憶がありますが、今回はやっかいな立木はありませんでした。雪が多くて埋まってしまっていたのだと思われます。


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ようやく山頂が近づいてきたようです。青空も見え始めて、空に向かってカーブを描く雪稜がことのほか美しく感じました。


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11:57 下蒜山山頂です。けっこう広い雪原になっていて、足跡は残っているものの誰もいませんでした。少なくとも二人は先行していたはずですが、どうやら中蒜山方面に下って行ったようです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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薄日が差し始めて、下蒜山山頂から中蒜山と上蒜山がよく見えました。以前から、積雪期に三山縦走をしたいと思っているのですが、いまだ挑戦する機会がありません。


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山頂貸切状態なので、タイマーで万歳写真を撮ってみました。道標の上において撮ったので、傾いてしまったのはご愛嬌です。


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ちょうどお昼時に登頂できたので、ランチ休憩をとることにしました。今回は、いつも持ってくるだけで食べる機会があまりない行動食の簡単ランチです。いつもは、白湯で済ませてしまうところですが、ちょっと手間をかけてれもん湯も作ってみました。チタンマグカップを使うのも久しぶりなので、妙に金属臭がしてあまりうまくありませんでした。チタンカップで金属臭を感じたことは購入直後に使ったときぐらいしかないのですが、使い込んでいないと金属臭がするのかもしれません。日常生活でも使うようにしたほうがいいのかも。


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ランチのあとは、山頂からの風景を眺めて楽しんでいたのですが、いつの間にか薄日が差していた空には灰色の雲が垂れ込めはじめていました。


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伯耆大山は雲に隠れていて、初めから見えていませんでした。


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下山前に山頂の道標前で自撮りしてみたのですが、肝心の下蒜山の山名が写っていませんでした。


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12:34 下山開始です。山頂下の九合目までの稜線を下り、さらにその先の45度の壁を下ることを思うと、ちょっと憂鬱です。


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九合目へと下る稜線をゆっくりと下っていきます。このあたりは危険な感じはないので、まだ安心です。


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九合目手前の急斜面のトラバース部分です。右側の斜面は立木がない上に谷底が見えない状態の斜面なので、ちょっとドキドキです。


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九合目を過ぎて、核心部の斜面へと下りていきます。


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45度斜面のすぐ上からの眺めですが、少し先のところから始まる45度の斜面は、当然ながら上からは見えません。写真にするとあまり斜度がないように見えますが、ここでも40度近くありそうな感じです。


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とうとう45度斜面の上まで来ました。登ってきたときよりもちゃんとしたステップができていたので、誰かが後から登ったみたいです。でも、山頂には誰も来なかったので、九合目で引き返したのでしょうか。七合目の先のあたりを登山者が二人下っていくのが見えたので、どうやらそのようです。


45度斜面はバックステップで下りざるを得ないかなと思っていましたが、ちゃんとしたステップが刻まれていたおかげで前を向いたまま下ることができました。とはいえ、アックスをしっかりと雪に刺しこんで動かないことを確認しながら、一歩づつ慎重に下りました。さすがに高度感がきつく、先を見ると恐怖が湧き上がってくるので、できるだけ足元を見るようにしていました。


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45度の斜面を下りきって、ようやく普通に歩けるようになりました。ここまでくればもう安心です。


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振り返れば、覆いかぶさってくるような雪の壁です。


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13:13 七合目の道標前で休憩を兼ねてウェアの調整をしました。ここから先は標高が下がって気温も高くなってくるので、ソフトシェルは脱いでおきます。


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雲居平を下っているときに、ふと気が付いたのですが、左手には雪のない関金町の風景が広がっています。


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ところが、右前方に広がる蒜山の風景はふもとまで真っ白な雪景色です。こんなに近い距離にあるのに、山ひとつ隔てるとまったく違う風景が広がっているというのがなんだか不思議です。


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13:33 三合目を通過します。五合目から下はすっかり雪がグズグズになっていて、滑るし踏み抜くしで大変でした。


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13:51 登山口まで戻ってきました。登山口の前に見覚えのない立派な建物ができていてなんだろうと思っていたのですが、なんと火葬場でした。なにも登山口の前につくらなくてもと思わないでもないですが、とりあえずこの日は使われていなかったのでなんとなくホッとしました。

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| 2017年2月 下蒜山 | 19:46 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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最大斜度45度の雪壁に挑む: 下蒜山その1 

2017年2月26日(日) 岡山県真庭市 下蒜山(標高1100m) 日帰り単独行 


2月最後の日曜日、事前の予報では四国の剣山あたりは晴れ予報が出ていたので三嶺に行くつもりでした。しかし、前日に曇り予報に変わってしまい、GPV気象予報でもがっつり雲に覆われる予報になっていたので、わざわざ瀬戸大橋を渡って行ってもガスガスになるのは明白です。というわけで、急きょ行先を変更し、下蒜山に登ってきました。


下蒜山を選んだ理由は特になく、湯原ICから一番近くて登りがいのある山で考えたら下蒜山が思い浮かんだというわけです。思えば下蒜山に登るのは2012年4月以来なので、約5年ぶりです。厳冬期の登頂経験はないので、今回登頂すれば厳冬期初登頂となるわけです。とはいっても、この日は気温も比較的高くなりそうで、おそらく春山のような状態になると思われます。


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9:52 登山開始です。前回の大雪でけっこう積もったみたいで、登山口周辺にはまだたっぷりと雪が残っています。


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朝の気温はマイナス1度ぐらいだったので、雪は比較的締まっていて歩きやすい状態です。しかし、下蒜山は早めに傾斜のきついところが出てくるので、スタート時点から10本爪クランポンを装着しておきました。


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林の中を進んでいくと、やがて前方で谷が二股に分かれるところに出ますが、正しいルートは右です。ここには道標など明確なコース指示はありませんが、赤テープが立ち木についているので、見落とさなければ大丈夫でしょう。以前来たときはテープを見落としてうっかり左方向に入ってしまい、少し時間をロスしてしまった記憶があります。


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二股から少し行くと、斜度がきつくなり、尾根への取り付きになります。とはいえ、ここは距離も短いし傾斜も大したことはないので、問題ありません。


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尾根上に出ると立派な道標が出迎えてくれます。ここで90度左折して尾根を登っていきます。


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すぐ先に一つ目の急坂が見えます。ここから五合目まできつい斜度が続きます。


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朝のうちは雪が締まっていて、踏み抜きもなく快適に登っていけます。


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10:25 三合目を通過します。三合目は急坂の途中にあり、ここから先がさらにきつくなります。


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三合目上の急坂にはロープも設置されていますが、ロープの助けを必要とするほどでもないというのが正直なところ。


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10:41 三合目の急坂を登りきると、斜度はゆるくなり、樹林がまばらになってきたころに五合目の道標が現れます。この上は雲居平と呼ばれる見晴らしのいい笹原です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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登山口では薄日もさしていたのに、雲居平に入るころになるとすっかり曇ってしまいました。おまけに、ものすごく粒の小さい粉雪まで降ってきました。まさか雪になるとは思っていませんでした。上がってくるまでに暑かったので、ドライレイヤ+ベースレイヤの上に薄手のフリースを着ただけでした。ここにきて風と雪で一気に冷えてきたので、上からソフトシェルジャケットを着て、ウールのビーニーもかぶっておきました。


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前方にそびえるのが下蒜山の肩にあたる九合目の急斜面です。最大斜度は45度もあるらしく、立木のない笹原の急斜面なので雪崩の危険もあり、積雪期はちょいとリスキーです。今日は朝までけっこう冷え込んでいたし、いまのところ粉雪が舞うような天気なので、なだれの心配はあまりなさそうです。よく見ると、最大斜度のあたりでペア同士が登りと下りですれ違おうとしているようです。なにもあんなところですれ違わなくても、登るほうが少し下で待てば安全にすれ違えたでしょうにと思いますが、斜度がきつすぎてお互いを見つけられず、気付いた時には最大斜度の斜面に入っていたということだったのかもしれません。


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雲居平の道標のあるところまで来ると、粉雪はほぼ止んできました。吹雪になると嫌だなと思っていたので、天候が回復する傾向にあるなら助かります。


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一面が笹原になっている雲居平は、ちょっと傾斜のきつい斜面に雪崩の跡がたくさん見られます。こちらは南側斜面ですが、この下までずっと雪崩ていて、笹原が見えていました。北側斜面にも雪崩跡がたくさんみられます。立ち入る人はいないと思いますが、いい斜面だからとスキーやスノボで滑りこむとやばいことになりかねなません。


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雲居平の上部で、ちょっとした雪庇を乗り越えます。


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11:12 雪庇を乗り越えたところが七合目です。


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七合目の道標前を左に折れて、雪庇に沿って急斜面方向に進みます。この区間は、ちょうど雪庇の裏側になるので、風が当たらず休憩にはいい場所です。急斜面ですれ違っていた下山組のペアも、ここで休憩していました。


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いよいよ、最大斜度45度の雪壁に挑みます。2012年4月に登った時は、急傾斜の場所は半分雪が解けて地面が出ていたので案外楽でしたが、今回はがっつり雪が張り付いた状態です。滑ったらあっというまに谷底なので、慎重に突破しないといけません。軽い緊張感を伴いつつ、一歩づつ進んでいきました。

つづく。

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| 2017年2月 下蒜山 | 16:41 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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雨雲と競争の弾丸登山: 那岐山その2 

2017年2月22日(水) 岡山県奈義町 那岐山(標高1255m) 日帰り単独行 



避難小屋での小休止を終えて、那岐山山頂に向かいました。小屋から山頂まではわずか5分程度の距離です。


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13:17 山頂は貸切でした。石碑の一部が頭をのぞかせていましたが、それ以外なにもない雪原になっていました。


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来し方である三角点方面を見ると、黒い雲がますます広範囲に広がっていました。


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滝山へと続く稜線にも雪はたっぷりあるようです。


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13:19 そこそこ風が強く、じっとしていると寒くなってきました。雨雲も迫っていることですし、さっさと下山することにしました。下山はAコースとBコースを繋いで周回コースでいくことにします。山頂から東の稜線へと進みますが、トレースが付いているので、楽に下れそうです。


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5分ほど歩いた先にある小ピークから山頂を振り返ると、山頂に登山者が一人いるのがみえました。入れ違いで登ってきた人がいるようです。


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山頂から東へ延びる稜線にはそれなりに雪庇ができていましたが、ひさしのように伸びた状態にまで発達したわけではなく、あまり警戒しなくても大丈夫そうです。トレースは安全そうなところについていたので、忠実にトレースをたどっていけば問題ありません。


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北向き斜面の一部の木の枝にわずかですが霧氷が残っていました。そういえば、今年はきれいな霧氷を見ていません。暖かくなる前に真っ白な雪の華が咲いた霧氷の森を見に行きたいものです。


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Bコースの分岐点が見えてきました。何年か前にふわふわさらさらの新雪にてこずりながらBコースを登ってきたことを思い出します。結局、山頂までもう少しのところで時間もないし力尽きて撤退しましたが、自分のトレースをたどって下山するのも一苦労でした。


Bコース分岐の道標は完全に雪に埋まっていたらしく、どこが分岐だったのかよくわかりませんでした。トレースもなかったので、最近Bコースを歩いた人はいないようです。稜線から下の部分がけっこうな急斜面のトラバースなので、雪が深いときはなかなか大変なコースです。なので、積雪期にBコースを通しで歩く人はあまりいないのでしょう。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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13:37 鳥取側に下る東仙コースとAコースとの分岐にある道標は、雪に埋まらずに出ていました。ここから右斜め方向に進みますが、すぐ先でトレースが分かれていました。ツボ足のトレースは左へ、スノーシューはまっすぐ続いています。方向的にはまっすぐなので、スノーシューのトレースをたどってみましたが、下るにつれて右へ逸れていくので、これは違うなと思い、左へ雪原を突っ切ってツボ足のトレースに合流しました。


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合流してすぐに赤テープを見つけたので、今度は間違いなさそうです。


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13:58 Aコースの途中にある鞍部まで下りてきました。


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ここから右へ林道を少し下ればBコースに合流することができます。


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林道を3分ほど下るとBコースへつながる分岐があります。植林の中を抜けていく道ですが、意外と踏み抜くことがあり、トレースを外れると面倒な道でした。


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14:07 Bコースとの合流点です。不思議なことにBコースにもトレースがありました。稜線の分岐点にはトレースがなかったのに、なぜなんでしょう。登山者が途中で引き返したのか、Aコースから続いていたスノーシューの主が途中からBコースで下りてきたか、どちらかなんでしょう。


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Bコースとの合流点から下は植林帯の中を下っていくのですが、しばらく行くと急斜面をトラバースしながら下っていく区間が長く続きます。ずっとクランポンを付けずにツボ足で下ってきたのですが、ここにきてちょっとやばいなと感じました。こういう時に簡単に装着できるチェーンアイゼンであれば斜面の途中でも装着できそうですが、10本爪のクランポンしか持っていないので、急斜面の途中で座り込んで装着するのも大変です。なので、ツボ足のまま慎重に下りました。


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14:34 なんとか無事に橋まで下りてきました。ここから先はとくに危険な場所はないし、Cコースとの合流点まで近いので安心です。


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橋から3分でCコースとの合流点に着きました。


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第一駐車場はあいかわらず雪原のままでした。


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第一駐車場下の北側へ下る進入路はこんな状態です。轍が深いので、普通車で進入するのは難しそうです。


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14:54 駐車場所まで戻ってきました。幸い雨に降られることもなく下山することができましたが、山の家に寄って帰路についたとたんに雨がパラパラと降ってきて、ぎりぎりのタイミングでした。

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| 2017年2月 那岐山 | 12:45 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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