ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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リベンジ! 星空登山: 伯耆大山夏山登山道その3  

2017年6月14日(水)~15日(木) 鳥取県大山町 大山(標高1709.4m) 小屋泊単独行 


撮影から戻ると午前3時でした。これから寝てしまうと日の出を見逃してしまう可能性がすこぶる大きいので、寝るのはやめて朝食をとることにしました。アツアツのラーメンを食べると、冷えた体があったまって、気持ちも落ち着きます。


4時ごろになると空が明るくなってくるので、夜明けのグラデーションを撮るために4時前に小屋を出ました。山頂には一番乗りだったので、方位盤横のいい場所にカメラを構えて夜明けを待ちました。


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肉眼ではまだそれほど明るいわけではありませんが、カメラで撮るとしっかりと地平線が赤く染まっているのがわかります。写真はクリックで拡大します。


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空の明るさに対して地上はまだ夜の暗さなので、一発撮りすると山が黒潰れしてしまいます。なので、ここではHDRを使うことにしました。標準の設定をマイナス1補正にしておいて、プラスマイナス2の設定でHDR撮影をした結果です。山肌が黒潰れしないでいい感じに再現できました。シャッター速度が遅くなるため、はじめのうちは風の影響でブレた写真になってしまったので、いろいろと設定をかえつつ、カメラブレを抑えるためにカメラのストラップを軽くひっぱた状態で撮影して、なんとかブレのない写真を撮ることができました。写真はクリックで拡大します。


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4:31 空がだいぶん明るくなってきました。日の出前のこの空のグラデーションは、いつみても感動的な美しさです。写真はクリックで拡大します。


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4:51 太陽が姿を現しました。三脚を据えた場所からは三角点が邪魔で日の出が見られなかったので、カメラだけもって日の出の見える場所まで移動して撮影しました。写真はクリックで拡大します。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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弥山山頂にもどって三角点の向こうから太陽が昇ってくるのを待っていると、ちょうど三角点のピークから太陽が出てきました。この写真も、山肌の黒潰れを避けるためにHDRで撮影しています。HDRの欠点は、RAWでの撮影ができないこと。あとで調整する幅が少ないので、現場でどんぴしゃの設定で撮っておく必要があります。その点では、ほぼフィルムで撮る感覚です。写真はクリックで拡大します。


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太陽が顔を出して山肌もだいぶ明るくなってきたので、このころからはRAWでの一発撮りができるようになりました。太陽を画面内に入れず、フードもつけて撮影していますが、画面左の尾根上に緑のゴーストが出てしまいました。初代24-105F4Lはこういうときにゴーストが出やすく、その点が残念なところです。それ以外はほぼ満足できるいいレンズなんですけどねえ・・・写真はクリックで拡大します。


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烏ヶ山の奥に霧がたまっているのが見えました。おそらく蒜山高原に溜まった霧だと思います。写真はクリックで拡大します。


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5:21 撮影を終えて小屋に引き上げるとき、影大山がくっきりと浮かび上がっているのが見えました。


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小屋に戻って荷物を片付け、下山の準備を済ませた後、コンデジをもってもう一度山頂に行ってみました。


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太陽の高度が少し高くなっていましたが、基本的に剣ヶ峰は逆光になるので、風景的には今一歩。大山できれいな風景を見るなら、朝早い時間よりお昼ぐらいのほうがいいと思われます。そうすると、8時ごろ登山開始というのがいいところでしょうから、あまり早起きする必要もなくいい時間です。


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湿度がやや高いのか、遠景は少し靄がかっている感じです。


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6:44 まだ7時前ですが、下山することにします。今から下山すると9時ごろには駐車場に着いてしまい、温泉の営業開始時間である11時まですることがなくなってしまいますが、仮眠でもとればすぐに11時になるでしょう。


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いつもならここを右へ入り夏山登山道を往復するのですが、今日は時間が余っているので、直進して頂上台地をぐるっと回ってから下りてみることにします。


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大地の縁に設置された木道をのんびりと下って行きます。


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左手に見える大きな谷は大ノ沢です。


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石室は入口のコンクリート製ひさしが壊れて垂れ下がっていました。昨年12月に来たときはこうなっていなかったはずなので、今冬の雪でやられたようです。


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下から見ると頂上台地もけっこうな急斜面だとわかります。


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頂上台地をぐるりと回って夏山登山道の合流点に来ました。ここからは往路と同じルートです。


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登山道わきにイワカガミの群生がありました。撮影時、カメラの液晶画面で見ると花の色が白く飛んでいましたが、パソコンで見るとちゃんとピンク色が出ていました。


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北壁もいつの間にか草木に覆われて緑が増えています。ほんの3か月前にはまだ雪ののこる斜面だったのに、季節の移ろいは早いものです。


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頂上台地が終わり、長い登山道が始まりました。あとはもうひたすら下るのみです。


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八合目あたりから下もすっかり緑に覆われた尾根になりました。寒風吹きすさぶ雪の尾根だったのがウソのようです。


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7:42 六合目でゆっくりと休憩をとりました。冬には小屋が隠れるほど積雪があったわけですから、少なくとも5mぐらいの積雪があったということで、そう考えるとすごい豪雪地帯なんだということが改めて実感されます。


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8:48 途中から膝痛が出てきたのでゆっくりと下山し、阿弥陀堂前のベンチでも休憩をとりました。このベンチの前にあるお地蔵さんは、登山者を危険から守ってくれるというご利益があるそうで、前を通るときはぜひ手を合わせてくださいとたまたまお花を供えにきていたお坊さんから言われました。なんでも、昔遭難が多発したためここにお地蔵さんを祀ったところ、遭難が激減したそうです。


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9:14 駐車場に着きました。のんびりと休憩をとりながら下山しましたが、あまり時間稼ぎはできませんでした。温泉が開くまでまだ1時間45分もあります。しかし、のんびりと着替えたり、スマホをいじったりしているうちに11時前になり、豪円湯院でゆっくりと温泉につかって帰りました。

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| 2017年6月 伯耆大山弥山 | 15:24 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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リベンジ! 星空登山: 伯耆大山夏山登山道その2 

2017年6月14日(水)~15日(木) 鳥取県大山町 大山(標高1709.4m) 小屋泊単独行 


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20:02 すっかり暗くなった頃、山頂避難小屋に着きました。入り口前の温度計は10度をさしていました。10度といえば、平地なら冬の気温ですから、手がかじかんだり、寒さを感じるのはあたりまえ。岡山市内では日中30度になろうかという気温なのに、標高1700mの夜はまだ冬なのですから驚きの気温差です。


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小屋に入ってみると、4名の宿泊者がいました。平日なので貸切かと思っていましたが、意外といるものでちょっとびっくり。写真は、皆が外に出て誰もいなくなったときに1枚だけ撮らせてもらいました。正面手前の荷物が僕の寝どこです。


天気予報では最低気温が7度ぐらいだったので、コンフォート温度が3度の3シーズン用寝袋 ドイター アストロ-2をもってきました。寝るときはモンベルのEXライトダウンの上下を着て寝ましたが、夜中に暑くて寝袋を開けることがあったほどでした。


小屋について荷物をほどいて寝床の準備を終えたら、すぐに食事をとりました。この時期は天の川が20時ぐらいには上ってくるので、東に見える剣ヶ峰と天の川を絡めて写真を撮るには、21時ぐらいがちょうどいい時間帯だと見当をつけていました。なので、食事は21時までに終えないとチャンスを逃してしまいます。


食事を終えて、防寒対策にダウンの上下を着こみ、21時過ぎにカメラや三脚をもって弥山山頂に出かけました。すでに、撮影している人がいたので、ヘッドライトは消したまま木道を歩き、空いていた場所に三脚をたてて撮影開始です。以降の写真はクリックで拡大します。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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天の川はちょうどいい高さで剣ヶ峰の上空にかかっています。しかし、けっこう風が強くて、20秒前後の長い露出をかける星景写真には厳しい条件でした。三脚にバックパックをぶら下げて重しにして、風上側に立ってちょくせつ風がカメラや三脚に当たりにくくするなどしながら撮影して、なんとかぶれずに写真を撮ることができました。


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撮影位置とアングルをかえて撮影してみました。天の川は地平線に近い当たりが一番濃い色になるので、そこをメインに据えると、剣ヶ峰は外さざるを得ません。少し望遠にしてカメラマンを外してもよかったのですが、点景としてカメラマンを入れてみました。


星景写真をひととおり撮り終わってから、22時過ぎに小屋に戻って寝袋にもぐり込みました。冬のテント泊で使うダウンのテントシューズを持ってくるのを忘れたので足の冷えが心配でしたが、ソックスを履いていればまったく問題ありませんでした。


2時前に暑くて目が覚めました。目が覚めたついでに外に出てみると、月明かりが煌々と頂上台地を照らし出し、はるかかなたの米子の明かりが星空と対比するかのように光り輝いています。思いがけずきれいな風景に出会えたので、小屋に戻ってカメラを携えて、再び山頂に出かけました。


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先ほどと違って山頂には誰もいません。なので、一番いいと思える場所に何の遠慮もなくカメラを構えることができました。しかし、あいかわらず風が強く、カメラブレが問題です。先ほどと違ってカメラを構える向きが反対方向になるため、正面から風を受け、体で風を防ぐことができません。仕方がないのでISO感度を上げて、シャッター速度をできるだけ短くすることでなんとかぶれないで写真を撮ることができましたが、ノイズがやや浮いてしまったのが残念です。こういう時には、ISO10000以上でもノイズが少ないカメラがほしいと思います。


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夜景と星空という難しい撮影にも挑戦です。星空に露出を合わせると街灯りが白飛びするし、その逆なら星はほとんど写りません。ということで、ハーフNDフィルターを使ってなんとかどちらも再現することができました。しかし、街灯りがぼやけるのを避けるためにソフトフィルターを外したので、星の光が小さな光点になってしまい、わかりにくいのが難点です。角型ソフトフィルターを入手して、今後はハーフNDフィルターとあわせて使えるようにしたいところです。

つづく。

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| 2017年6月 伯耆大山弥山 | 01:02 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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リベンジ! 星空登山: 伯耆大山夏山登山道その1  

2017年6月14日(水)~15日(木) 鳥取県大山町 大山(標高1709.4m) 小屋泊単独行 


伯耆大山の山頂で星空の写真を撮りたいということで、深夜の登山を行ったのが4月3日のことでした。このときは、まだ雪がたっぷり残る冬山状態で、結局ガスにまかれてわずか3回のシャッターを押すことしかできませんでした。やはり、泊まりでないと十分な時間が取れないし、チャンスを活かせないという反省だけが残った山行でした。


ということで、雪はなくなってしまいましたが、6月14日から15日にかけて晴天が続くという予報がでていて、うまい具合に仕事の依頼も入っていなかったので、千載一遇のチャンスとばかりに出かけてきました。


目的は星空の撮影なので、早くから登る必要はありません。15時に家を出て、南光河原に17時前に到着。普通の登山者なら家路につくタイミングで登り始めるというのは、今回が初めてです。


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17:23 駐車場を出発します。


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雪のない夏山登山道を登るのはずいぶん久しぶりです。昨年12月に正面道から登った時に下りで通りましたが、登りでこの道を無雪期に通るのは、何年かぶりです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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一合目を過ぎると始まる階段地獄。このあたりはまだ段差が低いので歩きやすいのですが、三合目の手前あたりから五合目にかけて段差の大きい急傾斜の階段が続き、体力を削られます。


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18:11 三合目を通過します。すでにけっこうな汗がしたたり落ちるような状況です。先週の雄山・雌山ではじんわりと汗ばむ程度の汗しかかきませんでしたが、久しぶりに滝のような汗をかきました。


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18:52 六合目避難小屋で休憩をとりました。日中ならかならず登山者が複数人は休憩している場所ですが、さすがにこの時間では誰もいません。


薄手のシャツ一枚で登ってきて、汗ですっかり濡れてしまったので、休憩を始めるといっきに汗冷えが始まりました。6月中旬とはいえ、山の上は20度を下回る温度で、そのうえ風も吹いているのでまだまだ夏とは大違い。ウールを混紡した山シャツを重ね着すると、ひとまず汗冷えからは逃れられました。


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夏至が近いので、日没の時間はかなり遅くなっていて、もう19時前だというのにまだ北壁を夕陽が染め上げています。夕陽に赤く染まる北壁を見たのは、じつは今回が初めてだと思います。いつも同じ時間帯に登山していては、何年経とうとと、何度登ろうと、同じような風景しか見ることはできませんが、時間を変えると今まで見られなかったものを見ることができます。常識的にはこんな時間に登山を始めるのは非常識な行動かもしれませんが、自分の見たい風景を見るためにはしかたありません。


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七合目を過ぎたところで、日没の時刻を迎えました。ちょうど、展望のきく場所があったので、少しの間日本海に沈む夕日を眺めていました。


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こちらは一眼レフで撮影したものです。クリックで拡大します。


日が沈むと、山はあっというまに冷え始めます。それまでは素手でも大丈夫でしたが、急に手がかじかんできました。じっとしているとどんどん冷たくなってくるので、とりあえず上を目指して歩き始めました。


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八合目手前の草鳴社ケルンに着いた時には、西の水平線に残照が赤く残っているだけで、登山道もだいぶん暗くなってきました。このあたりはもう立木がなくなっていて、空の明かりが十分得られる場所ですが、石の凹凸などわかりにくくなってきています。

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19:45 ようやく頂上台地の縁に着きました。ここからは比較的傾斜の緩い木道歩きになるので、汗をかくこともありません。クールダウンしながら、ゆっくりと山頂避難小屋を目指しました。


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途中で振り返ると、残照の空の下で米子の街灯りがきらめき始めていました。


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こちらは一眼レフで撮影したものです。クリックで拡大します。


つづく。

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| 2017年6月 伯耆大山弥山 | 10:47 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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日曜日なのに全山貸切: 雄山・雌山  

2017年6月4日(日) 岡山県新見市 雄山(標高1153m) ・雌山(標高1067m) 


4日の朝は寝坊してしまい、できるだけアクセスに時間がかからず、登山にも時間のかからない山ということで、新見市大佐大井野にある雄山(おんぜん)・雌山(めんぜん)に行くことにしました。


中国自動車道大佐スマートICで下りて、県道32号線を北上。どこが登山口なのかとか、登山口に駐車場やトイレなどの施設があるのかという情報を確認しないまま出てきたので、とりあえず大井野を目指します。


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大井野の集落に入れば看板の一つぐらいあるだろうと思いながら県道317号線を西進していると、県道443号線との分岐からすぐのところに登山口の看板発見。


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県道317号線から左に折れてアスファルト道を登って行くと、舗装が終わったところで二股分岐となり、分岐点に写真のような看板がありました。登山道は分岐を左へ行けばいいわけですが、ここから徒歩で行けというわりに車を止められるような十分なスペースはありません。


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仕方がないので、登山道方面に進んでみたところ、すぐ先の左カーブの右側に駐車可能なスペースがありました。ほかには駐車している車はなかったので、もしかしたらもう少し上に駐車場所があるのかと思ってさらに先に進んでみましたが、作業小屋があるあたりで道がやや荒れた感じになってきたので、引き返して先ほどの場所に車を停めさせてもらいました。


ちなみに、看板に書いてあったように危険と感じるようなことはありませんでしたが、上に牧草地があり、この日は牧草の刈り取り作業中で、トラクターやトラックがわりと頻繁に通行していたので、下手に車で進入するとすれ違いできないので、やはりこの場所に駐車して、歩いて登るのが正解です。


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11:00 登山口へ向けて歩き始めます。


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作業小屋のあたりから雌山が見えました。ひとまず雌山へ登り、そこから雄山まで尾根の縦走路になります。


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作業小屋を過ぎて進んでいくと、道は二股に分かれますが、ここは道なりに右へ進みます。


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徐々に雌山が近づいてきました。


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再び分岐があり、ここは道標に従って左に進みます。


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分岐から先は一本道になり、植林帯の中を進んでいきます。


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11:30 右ヘアピンカーブを通過して、その先で丁字路に突き当たりました。正面に文字の書かれていない矢印だけの看板があったので、とりあえず登山道の方向だろうということで左に進みました。


地形図によると、この丁字路から左へ進んですぐのあたりから尾根を登る登山道が破線で描かれていますが、それらしい道はありませんでした。おそらく、昔の登山道なのでしょうが、いまは谷筋を登る新しい登山道がつけられています。


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11:35 林道の終点に雄山・雌山の案内図があり、ここが登山口になるようです。


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案内図によると、雌山まで約30分、雄山まで約1.5時間ということのようです。


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ところが、登山道入り口の道標には雌山まで20分と書かれています。10分のちがいはけっこう大きいので、このあたりは統一しておいてほしいものです。


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登山口からはけっこうな急斜面をジグザグに登って行きます。登山者がそれほど多くないらしく、登山道は整備されたものというよりも普通に踏みならされてできただけといった雰囲気です。


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11:53 登山道の傾斜がゆるくなってきたので、そろそろ山頂が近いような感じです。


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左に分岐する踏み跡があったので入ってみたら、大きな岩の上に出ました。そこそこ展望があります。方角的には北方向のはずなのですが、大山は見えませんでした。


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左手に見えるピークが雄山でしょうか。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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11:56 雌山山頂にでました。展望はまったくありません。


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四等三角点が設置されていました。


駐車場からほぼ1時間。登山口からは25分でした。登山口の案内板には30分、道標には20分と書かれていて、実際には25分だったわけで、うまいぐあいに間をとったという感じです。


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時間的には休憩をとるべきなのですが、全く展望のない山頂で休憩してもつまらないので、そのまま雄山を目指すことにしました。


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雌山山頂から南斜面の植林帯を下ります。


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途中踏み跡が不明瞭な個所もありましたが、道標がちゃんと設置されていたので、迷うことはありませんでした。


雌山と雄山の間はなだらかなアップダウンの縦走路が続きます。前にも後ろにも他の登山者の姿も気配もありません。クマ鈴を忘れてきてしまったので、念のためときどき手をたたいたり、わざと大きな咳払いをしたり、声を出したりしながら歩きました。


雄山・雌山は標高1000mクラスの山なので、縦走路にはブナ林があるかなと少し期待していたのですが、一度伐採されたらしく、毛無山のようなきれいなブナの純林はありませんでした。もちろんブナは生えていますが、直径30㎝を越えるような大木はなく、松などの他の樹種も多く、里山の雑木林のような雰囲気で、残念ながら標高のわりにあまり面白くない山です。


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木々の隙間から左手前方の遠くになだらかな山が見え、あれが雄山だったらけっこう遠いなあとややうんざりしたのですが、幸いこの山ではありませんでした。


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ところどころ赤い花が咲いていました。


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もしかしてこれがアカヤシオってやつかなと思いましたが、かえって調べてみるとどうも違うみたいです。


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12:35 雌山から40分ほどで雄山山頂に着きました。登山口から1時間強しかかかっていないので、案内板に書かれていた1.5時間というコースタイムはちょっと余裕がありすぎです。むしろ、駐車場所からの時間と一致しています。


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雄山山頂にも他の登山者の姿はなく、本日は山全体を貸切状態だったようです。


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雌山がまったく展望がなかったので、雄山の展望も期待していなかったのですが、見事な展望が広がっていました。北側には、大山と烏ヶ山がきれいに見えていました。


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東側にはきれいな青空と山波がはるかかなたまで続いています。


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南側には、パラグライダーで有名な大佐山がすぐ近くに見えます。標高が足りないのか、残念ながら瀬戸内海までは見えませんでした。


ひとしきり展望を楽しんだ後、貸切の山頂にシートを引いて、座ってのんびりとランチタイムとしました。日差しはけっこうきつかったのですが、空気がひんやりとしていたので、それほど暑くはありませんでした。この時期はまだ虫も少なくて、うっとおし思いをすることもなく、快適なランチタイムとなりました。


13:14 久しぶりに長いランチタイムをのんびりと楽しんで、下山にとりかかります。


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シートをたたんでバックパックのポケットに突っこんで立ち上がると、大山の上にかかっていた雲がとれて、南壁に日が当たっていました。この日は大山の開山祭りがおこなわれていたので、登山者もたくさんいたことでしょう。こちらは誰もいない静かな山でした。


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素晴らしい展望と静かな山頂を惜しみつつ来た道を戻ります。


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おそらく、かつては毛無山と大差ないきれいなブナ林だったであろう雑木林の中を下ります。


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13:50 雌山に到着です。縦走路なので、復路も往路と同じくらいの時間がかかると思っていましたが、すこし早く着くことができました。


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帰りも雌山は通過し、そのまま下山を続けます。


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14:07 登山口まで下りてきました。あとは林道を下るだけです。


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作業小屋の上まで来ると、朝は草刈を終えたばかりだった牧草地に、牧草ロールがたくさん転がっていました。


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以前訪れた北海道の風景を思い出します。


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14:33 下山完了です。雄山に限って言えば静かで展望もよくいい山でしたが、雄山までほぼ展望がなく、きれいな森もなく、登山の過程を楽しむことができないのが残念です。下山後、近くに温泉がないということもあり、日曜日だというのに登山者がまったくないというのもわかる気がします。トレーニングがてらに静かな山歩きを楽しみたいのなら、むしろ好都合な山といえるかもしれません。

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| 2017年6月 雄山・雌山 | 16:14 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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新緑輝くブナ回廊: 毛無山  

2017年5月28日(日) 岡山県新庄村 毛無山(標高1219m) 


扇ノ山で残雪のブナ林を歩いた翌週は、燦々と降り注ぐ太陽光に輝くブナの縦走路を歩いてきました。


訪れたのは岡山県北の毛無山(けなしがせん)です。岡山県で最大級のブナ林がある毛無山ですが、実は新緑の時期に訪れるのは今回が初めてです。


駐車場に着いたのは8時45分頃で、着いてすぐトイレに行きコンタクトレンズを装着して外に出たら、いきなり大型観光バスが大勢の登山客を乗せて入ってきました。のんびりしているとこの団体の後ろをついて歩く羽目になりそうなので、大急ぎで車に戻り、あわてて準備を整えました。


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8:55 なんとか10分もかからず準備を終えて出発です。団体さんはまだリーダーらしき人の諸注意を聞いている状態で、すぐに出発する雰囲気ではなさそうです。これなら、後ろを気にしながら歩かなくてもすみそうです。


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最近は積雪期にしか訪れていないので、久しぶりに雪のない山の家を見ました。


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本日は快晴です。けっこう強烈な日差しですが、空気はひんやりしていてそれほど暑いとは感じません。


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アスファルト舗装が終わると、きれいに平に圧縮された砂利道になりました。最近整備したばかりのようです。こぶし大の石がわりと多いのですが、ほぼ平らになっているので非常に歩きやすかったです。新庄村に感謝!


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日差しに輝く新緑の美しさは、写真で再現するのがとても難しい被写体のひとつだと思います。被写体が非常に細かい上に明暗差が大きいので、カメラの性能の差が如実に反映されるし、撮影時の設定でも結果が大きく違います。カメラが何であれ、いまだにこの手の写真で満足のいく写真が撮れたことはありません。


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晴天の日に森の写真を撮ると、このように斑模様になるのであまり撮影日和とは言えません。森の写真を撮るなら曇りか雨が適しています。もっとも、今日は日差しで光る新緑を撮りたいので、晴天のほうが適しています。


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さっそく、透過光で輝く林冠を撮ってみましたが、実際に見た時の煌めき感は再現できてません。


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ブナの大木の下でも撮ってみましたが、やっぱりいまいちです。まあ、コンデジに多くを望んでも仕方がありません。


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登山道脇にスポット光が当たった葉があったので、アップで撮ってみました。こちらはコンデジでもRAWで撮影し、現像時にレタッチを多めにしてみたら、記憶のイメージには及ばないものの少しは煌めき感も出たかなという感じです。しかし、ブラウザでみるといまいち鮮やかさがなくなっていて、ソフトによる再現力の違いはどうしようもないという感じです。


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登山道脇に落ちていた白い花。何の花でしょうか。


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どっしりとしたブナの巨木の下で一休み。


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標高1000m近くになると、本格的なブナの極相林になります。極相林とは、森林の遷移過程の最終段階のことで、土砂崩れなどで裸地化したところには、まず先駆植物のコケなどが入り込み、つづいて1年生植物、多年生植物などが生育して草原化します。その後日差しを好み乾燥に強い陽樹の森ができ、最終的には暗い林床の日陰でも育つことができる陰樹の森になるわけで、この状態になると植物種の遷移が行われなくなるので、安定した森になります。その状態が極相林です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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八合目の大岩の横を通過します。


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八合目の大岩を過ぎると、すぐに山頂に続く尾根に出ます。この尾根はブナ林の中をまっすぐ上がって行くので、さながらブナ回廊といった雰囲気です。


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尾根筋で日当たりがいいためか、八合目下のブナ林に比べると、全体的に明るい感じです。


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10:30 9合目避難小屋を通過します。出発して1時間半が過ぎていて、しかも途中撮影しながら登ってきたので休憩もしていませんが、山頂まですぐなので小屋での休憩はなしです。


ここで、せっかく撮った一眼レフでの写真も載せておきたいと思います。RAWで撮影し、現像時にレタッチしていることもあり、コンデジの写真よりも少しはましかなという感じです。ただ、これも現像ソフトで見たのとブラウザで見たのとでは、やっぱりブラウザの方がくすんだ感じです。横位置写真はクリックで拡大します。

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ブナ林が終わり、山頂下の笹原の斜面に出ると、登山口の田浪集落がよく見えました。これも最初はコンデジで撮りましたが、空が真っ白に飛んでしまったので、一眼で撮った写真を掲載します。写真クリックで拡大。


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山頂が見えました。それほど多くの人はいないようですが、子供の騒ぐ声が聞こえてきます。静かな山頂というわけにはいかない雰囲気です。


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10:43 ようやく山頂に着きました。普通に登れば、たぶん1時間ちょっとで登れるところを、1.5倍ぐらいかけてしまいました。山頂には10人もいないような人出ですが、子供二人の声だけで雑踏にいるかのような騒々しさです。


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山頂から伯耆大山がきれいに見えていました。写真クリックで拡大。


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10:51 というわけで、10分もしないうちに出発することにしました。毛無山から東にある白馬山まで縦走路を歩き、白馬山から登山口へと下ります。


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11:08 鳥取側の登山路との合流点にあるカタクリ広場に来ました。もう少し早い時期ならカタクリがたくさん見られるところらしいのですが、さすがに時期外れで花はないだろうということで通過するだけです。


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分岐を白馬山方面に進みます。


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カタクリ広場から白馬山への尾根道は、左手に山陰の名峰 伯耆大山を眺められる快適な縦走路です。写真クリックで拡大。


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常に見えているといわけではありませんが、木々の隙間から見えることもあれば、ばっちり見えるところもあり、晴れていれば最高に気持ちがいい尾根歩きが楽しめます。写真クリックで拡大。


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下って行くと、次第にブナが増えてきて、1120ピークのあたりから立派なブナ林になります。ただ、どういうわけか毛無山の九合目下の尾根にあるブナ林よりも暗く、からっと明るい毛無山のブナ林よりもしっとりとした感じのブナ林です。


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11:50 撮影ポイントを探しながら歩いていくうちに、いつの間にか白馬山まで来てしまいました。結局、毛無山から白馬山の間では、一眼レフのシャッターを切ることはありませんでした。


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ちょうどお昼時ということで、白馬山でランチにしました。菓子パンとカフェオレの簡単なランチです。お湯は山専ボトルに入れてきました。少しガスの余ったボンベを使い切りたいところですが、やっぱりボンベとバーナーを持ってくるのはめんどくさいのです。


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白馬山山頂はブナ林の中のちょっとした広場なので、展望はほとんどありません。日差しもないので暑くはありませんが、逆にじっとしているとやや肌寒いぐらいでした。


ランチを終えて、残ったお湯をカップに入れて飲もうとして、膝の上にカップを置いてバックパックのほうに体をねじった瞬間、見事にカップをひっくり返してしまい、膝の内側にお湯をぶちまけてしまいました。幸い、この日のパンツは撥水性能のしっかりあるやや厚手のソフトシェルパンツだったので、火傷をおうことも、あとから冷たい思いをすることもありませんでした。こんな置き方したらひっくり返しそうだと思いながら置いていたので自業自得ですが、パンツの撥水性能はこんなときにも役に立つということを実感しました。


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12:12 金ヶ谷山方面に少し行ってみようかと思いましたが、往復しているとそれなりに時間がかかるし、踵が少し痛くなっていたので予定通り下山することにしました。この日履いていたマムートのテトンGTXですが、インソールを交換していないのが踵の痛みの原因だと思われます。この次は、冬靴のモンブランに入れているスーパーフィートブルーを入れてみたいと思います。


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白馬山から登山口への下山路沿いにも大きなブナが並んでいます。


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途中、田浪の集落が見えていたので、もう一度コンデジで撮ってみましたが、やっぱり空が白飛びします。小さなセンサーはどうしてもダイナミックレンジが狭くなるのでいたしかたなしです。


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やがてブナ林もなくなり、雑木林の面白くない尾根道がだらだらと続くようになり、足も痛いしいい加減うんざりしてきます。


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12:57 ようやく尾根道を下りきって、朝通った道の合流点に出ました。


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13:03 本日の山行はこれにてお終いです。観光バスはまだ駐車場にいましたが、そういえば朝の団体は結局気配を感じることさえありませんでした。撮影しながらのんびりと登っていたのに、全然追いつかれなかったというのがなんだか不思議です。


なお、国道181号線は、勝山の西の県道32号線との交差点から神代までの区間が通行止めになっていて、勝山から県道321号線経由でサンフォレストゴルフクラブへの道が迂回路として指定されています。通行止め期間は、うろ覚えですが6月21日までだったと思います。念のためネットなどで確認してください。

20170528毛無山


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| 2017年5月 毛無山・白馬山 | 00:27 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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GW涸沢山行番外編~雨晴海岸

涸沢から下山した後、富山を経由して帰りましたが、5月5日の午前中に雨晴海岸に立ち寄りました。涸沢には持って行っただけで一度も使わなかった70-200ミリの望遠レンズを、ここでやっと使うことができました。写真はクリックで拡大します。

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夜明け前の雨晴海岸です。水平線に雲があるので、日の出が見られるかどうかビミョーな感じです。


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次第に明るくなってきました。もうすぐ日の出です。


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水平線から太陽が顔を出しました。なんと、だるま太陽を見ることができました。


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一隻のボートがサンロードを横切って通り過ぎます。


ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。



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剱岳や立山がきれいに見えてきました。何度もここを訪れていますが、これほどすっきり姿が見えたのは初めてのような気がします。





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日の出直後。太陽は剱岳の左後方から登ってくるので、残念ながら朝焼けの赤い剱岳を見ることはできません。


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金色の海原を海鳥が滑るように飛び去って行きました。


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午後になって剱岳や立山に光が当たるのを狙っていたのですが、あいにく曇り空になってしまいました。山にも雲がかかります。


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さすがにそうそう思い通りの写真は撮れません。残雪をまばゆく輝かせる洋上のアルプスの姿は、今後のお楽しみということになりました。


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| 2017年4月 涸沢岳・北穂高岳 | 00:12 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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残雪とブナ新緑のコラボレーション: 扇ノ山その2  

2017年5月17日(水) 鳥取県鳥取市 扇ノ山(標高1310m) 


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大ズッコの1273ピークを越えると、扇ノ山との間にある鞍部に向かって下ります。このあたりは比較的細いブナの森になっていて、おそらく一度伐採されたのではないかと思います。雰囲気的に、奥大山の木谷のブナ林と似ています。


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上地コース分岐を直進し、階段を下って行きます。


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11:59 階段を下りきったところが最低鞍部です。標高差50mぐらいの下りでしたが、意外と疲れました。この鞍部から再び林床に残雪が出てきました。


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扇ノ山への登り返しで斜面を登るにつれて残雪はどんどん多くなり、小ズッコのあたりで見た平坦な場所の残雪とは比べ物にならないくらいの本格的な残雪になりました。ブナの森も人の手が入っていない雰囲気で、大きなブナが広い間隔で生えていて、原生林のようです。写真クリックで拡大します。


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ほとんどのブナの根本は根開きと呼ばれる丸く雪が融けた状態になっていて、見たかった風景を作っていました。写真クリックで拡大します。


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積雪地域のブナ特有の、根元が斜面下方向に曲がった木がほとんどです。写真クリックで拡大します。


この斜面でもあちこち撮影して歩きました。次の3枚は一眼レフで撮影したものです。コンデジの写真とは緑の色が違いますが、見た目に近いのは一眼レフで撮影した方です。コンデジ写真はコントラストを多少いじっただけですが、一眼レフの写真は色味の調整など記憶の風景に近づけるようにレタッチしています。また、新緑のさわやかさを出すために、実際よりも若干明るめに仕上げています。
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写真クリックで拡大します。

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30分ほど撮影して回ってから、斜面を登って山頂方面に行くと、畑ヶ平登山口コースの分岐を左に分け、その先はもう雪のない尾根になっていました。


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分岐のすぐ先には西向きの展望台がありました。最初はこれが山頂なのかと思いましたが、山頂はまだ先でした。


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展望台からは鳥取市方面が見えるはずですが、雲が多く展望はありませんでした。


ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。



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12:44 ようやくきれいな避難小屋が建っている山頂につきました。撮影に時間を費やしたため、夏道のコースタイムなら1時間もかからないところを2時間20分もかかってしまいました。その間、座って休憩をしていないので、けっこう足が疲れています。撮影山行をすると長時間立ちっぱなしになるため、だいたいこのパターンです。たいして高い山に登っていなくても、距離をそれほど歩いてなくても、やたら疲れます。


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避難小屋前には広場があり、ベンチが四脚設置されていました。広場には誰もいませんが、小屋の中には先行していたご夫婦がいるようです。いったんベンチに座って荷物をおろし、ひとまず喉を潤しながら休憩です。


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山頂から南側に見える横長の山は、おそらく氷ノ山でしょう。


休憩していると小屋からご夫婦が出てきたので、入れ替わりに小屋に入り、昼食にすることにしました。


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避難小屋に入ると正面に階段があり、右手にドアがありました。てっきりトイレだと思ったら、中は土間と板の間になっていて、トイレはありません。小さな窓があるだけで外の風景も見られない部屋なので、二階に上がることにしました。


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二階は土足厳禁なので、靴を脱いで階段を上ると、大きなガラス窓がある開放的な部屋になっていました。


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階段部分を除いてL字型になった部屋は、けっこうな広さで、15人ぐらいは宿泊できそうな広さです。階段の右側にドアがあったので開いてみたら、積雪期用の出入り口でした。


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広くて見晴らしのいい小屋を貸切でランチタイムです。今回はラーメンではなく肉そばです。和風のそばもけっこういけます。食後はカフェオレでくつろぎました。


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13:32 お昼休憩をゆっくり楽しんでから、下山開始です。


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展望台からの眺めは相変わらずでした。


山頂北側にある残雪のブナ林でもう一度撮影をしていくことにしました。行きと帰りでは見える景色が違うこともあり、同じ場所でも違う写真が撮れるので、たいてい2度撮影していきます。登ってくるときは24-105ミリの標準ズームで撮っていましたが、くだりでは16-35ミリの広角ズームにレンズをかえて撮りました。写真クリックで拡大します。
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30分ほど撮影して切り上げ、下山再開です。鞍部まで下って、大ズッコへの階段を上り返しますが、ここがけっこうきつかった。さすがに疲れるとちょっとした上りも堪えます。写真クリックで拡大します。


小ズッコ近くのフラットなブナ林に戻ってきました。ここでも広角ズームを使いました。写真クリックで拡大します。
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撮影を終えて下っているときに下を通ったブナの大木です。同じような写真を撮ってしまいがちですが、巨樹・大木好きとしてはついついカメラを向けてしまいます。


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小ズッコのあたりでコブシの花が頭上に咲いていました。コブシとタムシバはよく似ていますが、花の根本のところに1枚だけ葉っぱがついているのがコブシだそうです。花の中心にある柱頭でも見分けられるようですが、下から見上げて一番わかりやすいのが、花の根元の緑の葉っぱの有無ではないかと思います。


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15:33 小ズッコ小屋まで戻ってきました。時間も遅いので、休憩なしで通過します。


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アスファルト道路に出ました。あとは舗装道路を下って行くだけです。


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気のせいか、残雪の縁が朝通った時よりも若干後退しているような気がします。


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15:48 無事、車まで戻ってきました。14時ごろには戻ってくるつもりでしたが、思った以上に時間を費やしてしまいました。ここからまた3時間半のドライブです。


GWの疲労感がとれたばかりだというのに、往復7時間のドライブに5時間半の山行でまた疲れてしまい、このあと数日は疲労感がとれませんでした。体力づくりが今年の課題ですね。

20170517扇ノ山


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| 2017年5月 扇ノ山 | 00:15 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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残雪とブナ新緑のコラボレーション: 扇ノ山その1  

2017年5月17日(水) 鳥取県鳥取市 扇ノ山(標高1310m) 


GWの疲労感がようやくとれた5月17日、かねてより撮影したいと思っていた残雪とブナの新緑の組み合わせを求めて、鳥取県と兵庫県の県境近くにある扇ノ山(おうぎのせん)に行ってきました。


西日本ではブナ林はおおむね標高1000mあたりにありますが、その標高では3月末までにはほぼ雪が融けてしまいます。ブナの芽吹きが始まる5月になっても残雪が残っている場所はほぼないといってもいいのですが、扇ノ山の北側にはその場所があるらしく、いつか訪れてみたいと思っていました。


岡山から行く場合、扇ノ山の南側にある姫路公園コース登山口から登るほうが便利なのでしょうが、目的が北側のブナ林なので、わざわざ遠回りして北側の河合谷登山口から登ることにしました。


グーグルナビに従って鳥取市から国道9号線を東進し、兵庫県境になっている蒲生トンネルを抜けた先で県道262号を右折、1.5kmほど先でUターンするように右折して上山高原に向かう山道に入ります。海上の集落を抜けると、狭く曲がりくねった山道をぐんぐん高度を上げていきます。


ちょっと四国の酷道を思い出すような道を登りつめていくと、急に草原のような上山高原にでました。立木のあまりない見通しのいい場所で、夏の星空撮影によさそうです。


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上山高原の中を通過して、さらに進んでいくと河合谷登山口へ行けるのですが、途中で道路が雪に埋もれていて通行できない状態でした。仕方がないので雪渓手前のやや道幅のある場所で方向転換して路肩に駐車しました。5月半ばで標高1000mあたりで雪渓で通行できない道が残っているとは驚きです。しかし、残雪を求めてきたのですから、残っていてくれないと困ります。そうでなければわざわざ3時間半もかけて来たかいがありません。


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10:20 準備を整え出発です。登山口まで行けなかったとはいえ、林道歩きは30分程度で済みそうな距離です。


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車で通れなかった積雪の場所のすぐ先でいったん雪はなくりましたが、少し先で完全に道が残雪でふさがれている場所があり、まだしばらくは通行できそうにない雰囲気です。歩き始めてすぐにガスが湧いてきて、幽玄な感じの写真を撮りたかったので、願ったりかなったりです。


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さらに進むと、北側斜面とはいえびっくりするほどの残雪が道を覆っていました。


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残念ながらガスが晴れてきて、思っていたような写真は撮れなくなりそうです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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10:35 登山口の少し手前にあるヘアピンカーブのところまで来ると、案内図の看板がありました。地形図には載っていませんが、どうやらここから登山道に入れるようです。


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すぐ上にある小ズッコ小屋を経由して、尾根通しに登って行くことができるコースです。


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ヤマケイオンラインの登山地図には小ズッコ登山口として記載されています。地形図に載っていない道なのでやや不安があるものの、ちゃんと整備されていることもあり、ここから登ってみることにしました。


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登山口から入ってすぐ先で階段と道の二股分岐になっていましたが、階段を行くことにしました。理由は、階段は人が通るために整備されたものだから正規の登山道の可能性が高く、普通の道は林業の作業道などの可能性もあり、どちらかを選ぶとすれば階段を選ぶほうが正解だろうということです。結果的に、階段を上りきったところでさっきの右側の道が合流してきたので、どちらでも同じでした。


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合流後は、車が通れるぐらいの広い道が新緑のブナ林の中に伸びていました。


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10:41 登山道に入ってわずか数分で、小ズッコ小屋に着きました。


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外見はそこそこきれいでしたが、中はそれなりに古い感じです。時計型ストーブがあり、入り口に薪も置いてあったので、冬期に来た場合でも暖がとれそうです。


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きれいとはいきませんが、トイレもあります。


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二階は6畳ぐらいの広さでした。


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小屋の前にある登山道入り口には「畑ヶ平高原→」と書かれた朽ちかけた道標しかなく、これが扇ノ山への登山道なのかはっきりしませんが、ほかに道らしいものもないのでそのまま進みました。地形図には、上山高原方面へ下る道があるように書かれていますが、それらしい道を見た記憶はありません。


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小ズッコ小屋から先はほとんど傾斜のない緩やかな尾根道が続きます。3分ぐらい歩いたところから、徐々に残雪が出てきましたが、ところどころ雪があるといったレベルでした。


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10:56 河合谷登山口コースとの合流点です。合流点を左へ進みます。


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大山や烏ヶ山のブナ林はけっこう傾斜のきつい斜面にありうかつに立ち入れませんが、ここはとてもフラットな場所がブナ林になっていてポジションの制約がなく、残雪があればいい画が取れそうな予感がします。


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今日は曇り空ですが、空はそれなりに明るいのでブナの新緑がまぶしくさわやかです。写真クリックで拡大します。


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11:26 大石コース分岐にきました。いつの間にか小ズッコといわれる1159ピークを通り過ぎていました。ネットで調べた情報によると、小ズッコと大ズッコの間が見どころとのことだったので、そろそろ残雪がでてきてもいい頃です。


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大石コース分岐から3分ほど歩いたところで、待ち望んでいた風景に出合うことができました。残雪の量がもう少しあればもっと良かったのですが、欲を言い出せばきりがありません。雪の上に落ちている茶色のものは、ブナの芽を覆っていた外皮です。コンデジの写真もけっこうきれいに撮れているので、写真クリックで拡大するようにしておきます。


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上の2枚は一眼レフで撮影した写真です。横位置写真はクリックで拡大します。


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林床がフラットな場所から、先に進むと大ズッコへの登りが始まります。このあたりも残雪が残っていて、画になりそうな場所を探しながらゆっくりと登って行きます。写真クリックで拡大します。


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しかし、大ズッコへの登り斜面はブナの生え方がまばらなためか、画になりそうな場所はこれといって見つかりませんでした。幼木や雑木が雪の中から中途半端に立ち上がりかけて、林床がうるさい感じになっていたせいかもしれません。写真クリックで拡大します。


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残雪の斜面を登りきると、木道が現れました。


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木道の左側にも残雪が広がっていたのでそちらの方に入ってみましたが、このあたりもブナがまばらで林床が猥雑で写真にはなりません。ブナがまばらということは林床まで日差しが多く差し込むため、どうしても下草や雑木が生育しやすくなるというわけです。まあ、ブナの幼木が育つためにもいいので、温暖化がひどくならなければ数百年後にはりっぱなブナ林になっているかもしれません。


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木道の先には階段が現れましたが、緩い勾配で距離も長くないので、とくにしんどいこともありません。


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11:52 階段を上りきると、フラットなピークに出ました。1273ピークで、ここが大ズッコです。道標がありますが大ズッコという表記はありませんでした。小ズッコもそうですが、正式な呼称ではないのかもしれません。残雪のあるブナ林は小ズッコから大ズッコの間が見どころとのことだったので、この先は残雪のあるブナ林は期待できないのかなと思うと、ややテンションも下がります。とりあえず、立ち止まらずに扇ノ山の山頂まで行ってみることにしました。

つづく。

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| 2017年5月 扇ノ山 | 18:02 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

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14年ぶり、そして初めての雪の涸沢: 涸沢岳・北穂高岳その7  

2017年4月29日(土)~5月4日(木) 長野県松本市 涸沢岳(標高3110m)・北穂高岳(標高3106m) 


5月4日(木) 下山編 
下山する最終日も、昨日と同じく早起きしました。昨日は雲が出ていてきれいな星空を撮れなかったのですが、今日は星が見えています。カメラと三脚をもってそろりとテントを出ました。


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昨日は撮っていないアングルを探して少し歩いてから、テント村越しに北穂高岳を正面に見る場所に三脚を据えました。また15ミリ魚眼レンズでの撮影ですが、やっぱりこの写真も16ミリで撮っておいた方がよかったなと思います。テントの光がにじんで見えるのは、ソフトフィルターを使っているからですが、明るい人工光がある場合は、使わない方がよかったなと思います。それに、この写真はピントが少し甘く、いってみれば失敗写真なのですが、このアングルは唯一この写真しか撮っていないので、とりあえず現像してみました。クリックで写真拡大します。


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夜明けが近づいてきたので、昨日と同じ場所に移動して撮ってみました。こちらはソフトフィルターは外してます。すでに多くのテントが活動を開始しているので、テント村もにぎやかで活気があります。トイレに行く人のヘッドランプが光跡になって写るので、わりと面白い写真になりました。クリックで写真拡大します。


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光跡をもっとたくさん入れて朝のにぎやかさを出そうと思い、バルブモードで撮ってみました。しかし、それほど多くの人が出歩いているわけではないので前の写真と大差なく、長い時間シャッターを開いても思ったほどの効果が得られないばかりか、かえって星の写りが悪くなっただけでした。クリックで写真拡大します。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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6:45 テントを撤収して出発します。フラットでいい幕営場所でした。


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あずき沢を見ると、すでに登山者がアリの行列のような状態です。


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北穂沢も同様です。今日下山でよかったとつくづく思いました。


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テント村に別れを告げます。


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さあ、サクサク下って行きましょう。


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奥穂高岳に見送られながら下ります。来年か再来年には、リベンジに来たいものです。


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7:43 横尾本谷との出合で小休止しました。まだ8時前だというのに、すでに汗が流れるほどの暑さです。


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横尾本谷は、あいかわらずデブリに埋め尽くされていました。


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休憩を終えて、横尾谷を下って行きます。すでに雪はグズグズです。


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8:50 斜面のトラバース区間が終わり、河原の道に下りてきました。屏風岩を目の前に見ながら、休憩がてらクランポンを外しました。


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9:14 横尾橋を通過します。


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来たときと違って、横尾は人があふれていました。人ごみを避けて公衆トイレの脇で少し休憩しました。


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喧騒の中でも、山も空も静かで美しいことに変わりありません。


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9:51 徳澤を目指して歩き始めました。


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梓川の水は透明できれいです。


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美しい風景をしっかりと目に焼き付けて、先を急ぎます。


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途中、子ザルが数匹いるサルの群れがいました。親ザルはどこかふてぶてしいのですが、子ザルはやっぱりかわいいです。


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10:51 徳澤に着きました。名物のソフトクリームを食べようとみちくさ食堂に入ってみたら、カウンター前に列ができていたのでやめました。小屋の前の丸太に座って、涸沢で買ったパンで早めの昼食にしました。


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11:35 ちょっとゆっくりしすぎたので、重くなってきた腰を上げて出発します。


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徳澤のキャンプ場も大盛況ですが、もともと広大なので、まだまだスペースの余裕はあるようです。


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12:42 明神で再び休憩していきます。ここまで来ると、登山者だけでなく観光客もけっこういて、明神館の食堂は20分待ちの状態だったようです。


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河童橋周辺もけっこうな混雑でした。


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13:42 バスターミナルに着くと、建物をぐるりと取り囲む人の列がありました。バス待ちの行列です。うんざりしながらバス停の位置を確認しに行くと、長蛇の列は沢渡行のもので、アカンダナ駐車場行は20mほどの列になっているだけでした。すぐに並んで、14時のバスに乗ることができました。


予定外の長期山行になりましたが、久しぶりに涸沢を訪れることができたし、雪の涸沢も経験できたし、泊まってみたかった穂高岳山荘にも泊まれたし、それなりに充実した山行でした。奥穂高岳に登れなかったのは残念でしたが、必ずリベンジしに戻ってきたいと思います。


今年は期間中ひどく冷え込んだ日はなく、モンベル ダウンハガー800#1の寝袋でほぼ快適に過ごせました。もっとも、寝ているとたまに寒いかなと感じることがあり、念のために持って行っていたモンベル ダウンブラケットを寝袋の中で使用していたので、気温の確認はしていないものの、氷点下になるぐらいまで冷えた日もあったみたいです。それでも、コンフォート温度がマイナス5度の寝袋で少し寒いとたまに感じる程度なら、おそらくマイナス2度ぐらいだったのではないかと思います。一番冷えたと思われる5月1日はもっと下がってたかもしれませんが、幸いにも小屋泊だったので、タイミングがよかったようです。

おわり。

20170504横尾


20170504徳澤

20170504明神

20170504上高地


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| 2017年4月 涸沢岳・北穂高岳 | 23:10 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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14年ぶり、そして初めての雪の涸沢: 涸沢岳・北穂高岳その6  

2017年4月29日(土)~5月4日(木) 長野県松本市 涸沢岳(標高3110m)・北穂高岳(標高3106m) 


5月3日(水) 北穂高岳編 
前の日は午後からずっとのんびりしていたので、この日はアラームでちゃんと目が覚めました。午前3時。普通なら寝不足で起きれない時間ですが、19時前には寝袋にもぐっているので睡眠時間は十分です。とはいえ、ぐっすり眠れたわけでもないので、それほどすっきりと目が覚めたというわけでもありません。眠りが浅かったので目が覚めただけというのが正直なところです。


とりあえず、ポットの白湯を飲んで体温を上げ、体も目覚めさせます。なぜこんな時間に起きたかといえば、星景写真を撮るためです。僕の登山はもともと写真を撮るのが目的なので、山に来るとどうしても早く起きなければなりません。


カメラと三脚をもって外に出ました。空にはたくさんの星がきらめいていました。この時期の夜明けは5時前ですが、高感度のカメラはその1時間ぐらい前から空の明るさを拾ってしまいます。すでに3時を回っているので、あまり時間がありません。急ぎ足で前日に撮影した場所に行きました。


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すでに明かりの灯っているテントも多く、北穂高岳の斜面とあずき沢にはヘッドライトの明かりも見えます。


4時ごろになると肉眼ではよくわからないものの、空の色が明るく写るようになり星の光が弱くなってきたので、テントに戻りました。朝食を食べて一息ついてから、もう一度テントの外に出てみると、夜明けが訪れていました。


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5時。北穂高岳を赤く染め上げて太陽が顔を出します。テントから出て赤く染まる頂をたくさんの登山者が静かに眺めていました。


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奥穂高岳も朝日に染まります。


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北穂高岳のズーム。ここまでの3枚はコンデジでJPEG撮影したもので、記憶色に近づけるためにパラメーターを調整してあります。RAWで撮影してればもう少しよくなると思いますが、JPEGだとこのあたりが限界のようです。


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こちらは一眼レフで撮影したもの。さすがにもともと画質が良くレタッチ耐性も高いので、記憶色の再現もうまくいきました。クリックで拡大します。


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5:52 今日は北穂高岳に登ります。連休後半が始まる日なので、それなりに登山者が増えることを想定して、早めに出発して戻ってくることにしました。午前中に戻ってきて、12時までに撤収して出発できるようなら、18時の最終バスに間に合いそうなので、今日のうちに下山するつもりです。


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涸沢小屋を過ぎると、デブリの横を登って行きます。ひと抱えもふた抱えもありそうな大きな雪の塊が折り重なっているデブリをみると、さすがにこんなのに巻き込まれるのは勘弁してほしいと思います。


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6:40 振り返ると涸沢の奥に前穂北尾根が壁のように立ちはだかっているのが見えます。こういう風景を見ると、日本アルプスに来たことを実感します。


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あずき沢の向こうには、要塞のような奥穂高岳の絶壁が聳えます。


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空には薄く高層雲が出ていますが、天気は上々で、富士山も見えていました。


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前穂北尾根の6峰だったかにあるタヌキ岩もよく見えます。本当にタヌキが立っているみたいな形です。


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北穂沢を詰めていくと、ようやく山頂が見えてきました。


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徐々に傾斜がきつくなってきます。


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涸沢に入ってから今日で4日目ということで、高度順応ができたのか今日は体がよく動きます。とくに急がなくても前を行く登山者にいつの間にか追いつき、先行します。先日エベレストで亡くなったスイス・マシンことウーリー・ステックがアイガーをフリーでガンガン登って行く動画をふと思い出して、今日の調子ならあんなスピード登山もいけるかもなどと調子に乗ってガンガン登って行ったら、途中で息が切れて死にそうになりました。やっぱ図に乗ってはいけません。




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松濤岩下まで登って来ました。


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松濤岩のすぐ前が山頂です。さあ、あと一息。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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8:19 北穂高岳に登頂です。14年ぶり、積雪期には初の登頂です。


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朝早いためか、単独の男性が一人いただけで、思っていた以上にがらがらの山頂でした。自撮りしていたら単独の男性から撮りましょうかといわれましたが、ただの記録写真なのでありがたい申出は辞退して、さくっと自撮りで終わりました。


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その後山頂からの風景を楽しみます。こちらは滝谷の岩壁越しの奥穂高岳。コンデジながらよく写っているので、これ以降槍ヶ岳の写真までクリックで拡大できるようにしてあります。


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奥穂高岳から前穂高岳へとつながる吊尾根ですが、おもっていたよりも高低差が大きいことを知りました。


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前穂高岳は個人的に好きな形の山です。奥穂高岳とともにまだ登っていないので、今年は登っておきたい山の一つです。


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こちらは常念岳。こちらもまだ未踏です。


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昨年の正月に登った蝶ヶ岳。


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大キレットの先に槍ヶ岳。これも拡大できます。


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ひととおり風景を堪能したら、北穂高小屋に向かいます。雪の下から掘り出したばかりの小屋へは、雪の壁に挟まれた階段を下りて行きます。


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GW前までは完全に雪に埋まっていただろう小屋は、きれいに掘り出されていました。ここまで除雪するのはさぞ大変だったことでしょう。


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コンデジと大差ないのですが、いちおう一眼レフで撮った写真も載せておきます。大キレット越しの槍ヶ岳です。


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槍ヶ岳と後立山連峰。クリックで拡大します。


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槍ヶ岳アップ。左後ろに見えているのは左側がおそらく水晶岳で、右側が真砂岳かな。クリックで拡大します。


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滝谷の岩壁と笠ヶ岳、遠方は白山。クリックで拡大します。


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撮影したあと小屋前のベンチで休憩していると冷えてきたので、小屋に入ってホットミルクで温まりました。


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9:23 北穂高岳山頂でかれこれ1時間ものんびりしていたので、そろそろ下山することにします。


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まだ午前中の早い時間ですが、山頂下あたりから雪がグズグズになり始めていました。


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10:36 途中1回だけ休憩を入れたものの、1時間10分ほどで涸沢小屋まで下りてくることができました。


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10:41 テントに戻ってきたのは思っていたよりも早い時間でした。いまから急いで撤収すれば12時前には出発できそうです。どうしようかと考えましたが、いま北穂高岳から下りてきたばかりでけっこう疲れていて、すぐにパッキングに取り掛かる気力がわきません。とりあえず、カフェオレを作って飲みながら考えました。


12時に出発したとして、上高地に着くのが18時前ぐらい。最終バスが18時なので、ぎりぎり間に合うタイミングですが、途中でばてたりしたらアウト。14年前に来た時もぎりぎりのタイミングで、徳澤あたりから足を棒にして一生懸命歩いたものの、わずかに間に合わず小梨平でテント泊することになりました。あわてて下山する理由もないし、途中でテント泊するぐらいなら、涸沢でもう1泊して下山したほうが、パッキングやテント設営を1回余分にしなくて済みます。


しかし、問題は食料が足りないことです。もともと3泊4日の予定で、予備の食料は2食分しか用意していません。つまり、すでに5日目になっているため、本日分の食料しか残っていないのです。朝はもう食べてしまったので、残っているのは1食分の食料だけ。涸沢にもう1泊するとなると、このあとの昼、夜、そして明日の朝の食事のうちの2食分を確保する必要があります。


とりあえず、売店に行ってカップ麺以外に何かあるか探してみたところ、パンがありました。このパンが良心的で1個200円でした。カップめんが4倍近い価格なのに、パンはせいぜい2倍ぐらいと不思議な値付けです。食料調達のめどが立ったので、涸沢でもう1泊することに決定です。予備の食料は今晩食べることにして、明日の朝用にカップ麺、行動食としてパンを二つ買いました。


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そして、昼食として涸沢ヒュッテの名物 おでんを注文。おいしくいただきました。


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夕方になると、テントの数はさらに増えて、奥と下方向へテント村が拡大していました。


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もう17時前だというのに、まだ登山者の姿が途切れません。ちなみに、テント受付は17時までとなっています。


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テント泊の受付をするテントの前を通った時に、何か写真が張り付けてありました。なんだろうと思ってみると、あずき沢と北穂沢の登山コースが赤線で明示してありました。


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あずき沢は、ザイテングラート沿いを登って、途中からは真ん中あたりを登っていいようです。


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北穂沢は、今日登ったコースと同じコースになっていました。なんとも親切なことです。明日から一気に登山者が増えるので、そのためのサービスなんでしょう。


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夕食後、一眠りしてから、今宵も星景写真を撮ろうと出かけてみましたが、あいにくの曇り空でした。テント場が広がって16ミリでは収まりきらなかったので、いままで出番がなかった15ミリ魚眼レンズを使ってみましたが、こういうアングルで使うとやはり魚眼の歪曲が不自然です。全部が治まりきらなくても16ミリで撮っておけばよかったと、下山してから後悔してます。もう少し魚眼レンズの効果的な使い方を見極める必要があると思います。そんなこんなで、テント場の夜の雰囲気だけカメラに収めて、この日はさっさと引き上げました。

20170503北穂高岳

つづく。

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| 2017年4月 涸沢岳・北穂高岳 | 01:23 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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