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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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いろんな意味で残念な山: 花見山その1

2019年10月13日(日) 新見市千屋花見 花見山(1188m) 単独日帰り 


謎の疲労感や腰痛のため、長らく本格的な登山から遠ざかっていましたが、10月13日に1ヶ月と1週間ぶりに1000m級の山に登ってきました。途中、9月24日に里山歩きをしているものの、行動時間が3時間以上になる登山は、ほんと久しぶりという感じです。


訪れたのは、新見市の北部、鳥取県との県境にある花見山です。北麓と南麓に2つのスキー場がある山で、それぞれのスキー場から登山道がありますが、今回は岡山県側となる北側のいぶきの里スキー場から登りました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート パフォーマンスドライジップ L/S
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート クルーズジャケット
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ソフテックトレッカーズパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 ソックス: ハリソン 総パイルクライミングソックス
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


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山シャツのマムート パフォーマンスドライジップ L/Sはすでにもっていますが、今回色違いの赤を購入したので、シャツだけが新しいグッズになります。先週までの蒸し暑さの感覚がそのままだったので、夏山装備のまま出発したものの、現地に着くと気温16度で風もあり肌寒さを感じました。台風が過ぎ去ったら急に秋めいて、すでに薄手のダウンかフリースが必要な季節になっています。次に出かけるときは防寒着を荷物に加えるのを忘れないようにしなければ。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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9:51 いぶきの里スキー場の下にある新見千屋温泉の駐車場を出発します。登山道は滝コースと千年の森コースの2つがありますが、今回は滝コースから登り、千年の森コースで下山します。


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滝コースは、千屋温泉前のアスファルト道をゲレンデのほうへ上っていきます。


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この道沿いはオートキャンプ場になっていて、電源付のキャンプサイトが並んでいます。トイレも3ヶ所あって、利用できるようです。千屋温泉には外トイレがないので、登山する場合はこのオートキャンプ場の道沿いにあるトイレを利用しておいたほうがいいようです。これ以後はトイレはありません。僕は一番上のトイレを使用しましたが、個室のほうは確認していません。


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9:59 オートキャンプ場を過ぎるとアスファルト道は終わりになり、立ち入り禁止になっていました。登山道を示すような道標も看板も何もないので、どうしたものかと考えました。


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あたりを見渡してみると、左手の草むらの中に横倒しで放置されている看板が見えました。何が書いてあるのか確認してみると、登山者は通行してもいいと書かれていました。どうやらこのまま登っていけばいいようです。それにしても、もう少しわかるように置くとか、立てておくとかできないものなのかと管理のずさんさに少しあきれてしまいました。


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スキー場のゲレンデの中を上がって行きます。正面に見えるのがおそらく花見山でしょう。


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今日は予報では晴れだったはずですが、空はどんよりとした雲が覆っています。台風の余波がまだ残っているのか、天候の回復が遅れているようです。


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ゲレンデに沿って上っていくと、途中から道は左の森のほうへと入っていきます。この手前でゲレンデの真ん中を上って行く土道との分岐があるのですが、どうも見てもそちらの道は工事車両が通過してできた道なので、もともとの道だと思われるこちらの道を進みます。


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ゲレンデを離れて森の中へ入ったところに、手書きの案内図が設置されていました。


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NHCコースと書かれいているの場所が滝コースの分岐になりますが、その先に下の谷の滝があります。地形図やガイドブックでは滝のところで道は行き止まりとなっていますが、この案内図だと下の谷の滝から谷の左岸を登る道が描かれています。道は荒れているとなっていますが、目印を探して登ってくださいと書いてるところをみると、コースはちゃんとしているようなので、下の谷の滝を見た後そのまま登ってみることにしました。


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道は車が通れるぐらいの幅があり、荒れていないので歩きやすく快適です。傾斜も緩いので、登山道ではなく遊歩道として整備されたようです。


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途中案内図がありましたが、もはや判読不可能な状態でした。


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10:20 右手に階段が現れたのでなんだろうと思って見上げると、東屋が見えました。出発して30分なので一休みしてもいいのですが、ほとんど疲れていないのでそのまま通過しました。


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やがて偽木の階段が現れました。最初はほとんど段差のない楽な階段でしたが、途中からそれなりの段差がつき、傾斜も少しきつくなります。とはいえ、疲れるほどでもなく、あいかわらず快適な道です。


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10:30 二つ目の東屋がありましたが、周囲は背の高いヒノキ林なので展望もなさそうだし、ここも通過します。


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10:32 滝コースの分岐に着きました。もともとはここから右へ登っていく予定でした。


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今回は予定変更で、下の谷の滝へ向かいます。


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滝コース分岐から緩やかに下っていきます。相変わらず偽木の階段があるので、下の谷の滝までは遊歩道として行政による整備が行われたようです。


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尾根を回り込むようにして右へカーブすると、緩やかな上り坂になりました。


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やや傾斜がきつくなり、小さな谷に沿って上っていきます。


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10:43 下の谷の滝に着きました。着くなり、滝の下からイノシシの子供ウリ坊が3匹対岸へ向かってダッシュで逃げていきました。親の姿は見えないので、子供だけでウロウロしていたのでしょうか。


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滝のすぐ下まで来ると、結構な高さのある滝でした。台風の後ですがそれほど水量が多いわけではなく、岩肌を流れ落ちるためもあり、大きな滝つぼはありません。このとき、滝の反対側の岩陰から突然大きなイノシシが飛び出して一目散に逃げていきました。突然のことでびっくりしましたが、どうやらさっきのウリ坊の親だったようです。先に子供が逃げたので様子を見ていたのかもしれません。もしも子供と一緒にいて、子供を守ろうとこちらに向かってきていたらと思うと、ちょっとビビリました。


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滝の下で立ったままドリンク休憩をとり、休憩後登山道を探してみると、滝の右手にある斜面の上のほうに小さな道標のようなものが設置されているのが見えました。しかし、そこに行くための道は草に半分隠れたわずかなふみ跡があるだけです。けっこうな急斜面を横切って上っていかなければいけません。道が荒れていると案内図に描かれていましたが、この時点でほとんど利用さていない可能性が高そうであることがわかるので、嫌な予感がしました。


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手作り感満載の道標までくると、「下の谷登山口」と書かれていました。しかし、この上にも明確なトレースらしきものは見当たりません。


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幸い、赤テープがたくさん設置されていたので、草や低木を掻き分けつつ道なき道の斜面をトラバースしながら登って行きます。


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左下に滝を見ながら、急斜面を高巻していきます。踏み跡などまったくないので、足を安定して置ける平坦な場所などなく、足を滑らせて滝に落ちないよう慎重に足元を確かめながら、笹や木の枝をつかみながら進みました。


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やっと滝の上にでてひと安心です。


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少し進んだところに、「花見山←」と書かれた道標が木にかかっていました。その奥に赤テープもあります。この道標の通りに行くと、右岸に渡ることになりますが、最初の案内図に書かれていた地図では、谷の左岸をそのまま登っていくような描かれ方になっていたので、案内図と食い違います。とりあえず、赤テープの先で右岸に渡ってみました。


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ところが、その先で手がかりはぷっつりなくなりました。右岸に渡ったところでそのまま尾根を登るのかとも思いましたが、テープや道標は見当たらないし、そもそも簡単に登れるような斜面ではありません。当然、足跡もまったく見当たりません。


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それでは、谷に沿って上っていくのかと少し進んでみましたが、こちらもまったく人が歩いた痕跡は見当たりません。もちろん、見える範囲にテープも道標も見当たりません。左岸の斜面はヒノキ林ですが、注意深く見てもテープが見当たらないところを見ると、ここから左岸に上がるというコースではないと思われます。常識的に考えればこのまま谷をさかのぼり、途中で左岸に上がるというのがもっとも妥当な選択だと思われます。おそらく進んでいけばテープなりペンキなりの印が出てくるのでしょうが、まったく人の歩いた痕跡がないとなると、相当な藪漕ぎを強いられる可能性が高いといえます。


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地形図を見ながら検討すると、自分だったら青線のようなコースで登るかなと思います。いずれにしても、稜線に出れば正規の登山道に合流できるので、とりあえず登ってみてもいいのかもしれません。しかし、地形図だけではわからないのが地形の怖いところです。10m未満の崖は10m間隔の等高線には出てきませんから、崖地の記号がなくても存在する可能性はあります。


状況からすると、この先目印も最後まで当てになるという保証はありません。なによりも、万が一転倒や滑落で身動きが取れなくなったら、このような谷地形では携帯の電波が通じるかどうかかなり怪しいので、救助要請ができない可能性があります。自力で下山するか尾根まで這い上がることができればいいのでしょうが、足を骨折したりしたら動くことができず、その場合数日間はビバークしなければいけないわけですが、水も食料もどんなに節約してもせいぜい2日しかもたない量しかありません。なによりも、防寒着がありません。夜になればおそらく10度を下回るでしょうから、ハードシェルで雨風をしのげたとしても、防寒着なしでツェルトとシルバーシートだけで何日もビバークできるかどうかです。


ということで、下の谷登山道を登るのはやめることにしました。これ以上このコースを進むのは時間の無駄になりそうなので、さっさと引き返します。それにしても、よくこんな道を一般の登山者に簡易な案内図で紹介しているものです。荒れているというレベルではなく、利用者がいなさすぎて道が消滅しているといったほうが正しいレベルなので、紹介するにしてもそれなりの注意を喚起すべきだと思います。


つづく。

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| 2019年10月 花見山 | 13:52 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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一部廃道と化した中国自然歩道: 駒の尾山その3 

2019年9月7日(土) 岡山県西粟倉村大茅 駒の尾山(1280.5m) 単独日帰り 


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大海里山への分岐から先は、大海里山の西側を等高線に沿って迂回するルートなので、道はほぼ平坦で歩きやすく、崩落したり草に埋もれたりしているところもなく、本来の中国自然歩道らしい良く整備されたハイキングコースといった雰囲気でした。


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12:34 大海里山への分岐から15分ほどで大海里山南側の鞍部に着きました。ここにはベンチが1脚設置されていたので、座って休憩をとりました。この鞍部は、大海里山と駒の尾山の間にある鞍部で、地形図では東西に下る道がある十字路になっているはずですが、東側の千種町へ下る道の道標はあるものの、西側のダルガ峰林道に下る道の道標はなく、それらしいトレースもありません。少し下に草に埋もれた道のように見えなくもないところがありますが、どちらにしても廃道と化しているようです。


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休憩を終えて、駒の尾山への登りに取り掛かります。地形図を見ると、なだらかに30mほど登った後に、標高差50mほどのやや急な登りがありますが、それを過ぎれば緩やかな尾根筋なので、楽に行けそうです。


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やや急登になったものの、階段が設置されていて、あまり苦労せず登ることができました。


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急登を登りきって尾根末端の小ピークに出ました。ここから先は尾根歩きです。


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道の両側が背の高い笹薮になったと思ったら、前方に避難小屋が見えてきました。


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13:01 避難小屋前で後山からの縦走路と合流します。駒の尾山山頂は右へ少し行ったところにあります。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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13:04 駒の尾山山頂に着きました。誰もいないかと思っていたら、男女ペアの登山者が休憩中でした。お邪魔虫にならないように、ストーンサークルの反対側に行って休憩です。


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北側には、高原状に木々がまばらになったダルガ峰と、その右手前に大海里山と思われるピークが見えました。大海里山はどうせ展望のないピークだろうと思っていたのですが、ここから見る限りでは、東側に開けているようなので、東の展望はありそうです。なので、帰路は大海里山経由で行くことにします。


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ところで、大海里山やダルガ峰のずっと奥に、このあたりではぬきんでて高い山が見えます。扇ノ山でもないしなんていう山だろうと気になって、帰宅後に調べてみたら、どうやら標高1388mの東山(とうせん)という山のようです。中国地方第4位の高峰なのに無雪期に登る道がないという謎の山ですが、最近は南側の林道鞍部から1時間ちょっとで登ることができるようです。大茅スキー場の北にある若杉原生林から中国自然歩道で東山登山口となる鞍部まで行けるので、縦走してみるのもよさそうです。


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さて、遅い時間ですがランチタイムです。今日は、高速道路のPAで買って来たおにぎりです。山陽道備前ICから北上し佐用経由で来たのですが、初めて通る道ということでコンビニがあるかどうかわからず、万一のためということでPAの売店で購入したのですが、佐用市内でローソンが2件もあったので心配しすぎでした。


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御嶽山でハイマツの藪漕ぎで汚してしまったファイントラック クロノパンツですが、洗濯してもやはり松脂の汚れは完全には落ちませんでした。まあ、山で履くものですから汚れるのは当たり前で、気にする必要はありません。


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食後に、大山が見えるかどうか石の上に立って周囲を見渡してみましたが、良く晴れているものの雲が多く、空気も若干かすんでいるため、大山はまったく見えませんでした。風がけっこう強くて、雲がかなりの勢いで飛んでいきますが、そのぶん日影の無い山頂にいても暑くないので助かります。


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13:33 30分のランチ休憩を終えて、下山開始です。


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笹原の道を避難小屋へと下ります。前方に見えているのが船木山と後山です。


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避難小屋前の分岐を、来た道である左へと入ります。


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大海里山との鞍部に向けて下ります。写真は、急登だった場所の途中で、倒木が道をふさいでいたところですが、脇を通過できたので問題なしでした。


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13:57 駒の尾山と大海里山の鞍部まで下りてきました。往路と違って、岐路は大海里山のピークを経由して帰るので、直進です。


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山頂まで0.3kmとなっていますが、明確なトレースは無く、やや不安が残る道です。


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とりあえず、分岐からまっすぐ登っていきますが、徐々に傾斜がきつくなり、上のほうはちょっとした崖のような状態になっているようです。右から巻くか左から巻くか考えながら登っていくと、なんとなく左にトレースらしきものがあるように見えたので左に行ってみました。しかし、どうやら人が歩いた気配がありません。


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右のほうはどうだろうかとよくよく見てみると、ロープが設置されているのが見えました。どうやら右から巻くのが正解だったようです。


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ロープの助けも駆りながら、そこそこ急な崖っぽいところを登っていきます。


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傾斜がゆるくなるとススキの原になり、今度はトレースを探しながら進んでいきます。


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ちょっとした細尾根に出ると、トレースも少し明瞭になってきました。


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14:08 尾根を抜けた先はススキの原になっていて、そこが大海里山の山頂でした。なお、地形図には大海里山の表記はなく、三角点の記号と標高が記されているだけです。


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三角点も設置されています。


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駒の尾山から見たとおり、東側の展望が開けていました。


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東南方向には後山も見えています。


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長居は無用ということで、一通り展望を楽しんだらすぐに下山です。山頂から北に向かって進みます。


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しばらくは尾根伝いに進みますが、すぐに右手方向に下ります。トレースが不明瞭でわかりにくいので道間違いに注意です。もっとも、間違って直進しても、下った先に中国自然歩道があるので遭難騒ぎになることはないでしょう。


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緩やかな鞍部を過ぎて小ピークに差し掛かると、マンネンスギ群生地なので迂回するようにとロープと注意書きが設置されていました。小ピークがマンネンスギの群生地になっているようです。迂回といってもちょっと外側をまわるという程度で、すぐに小ピークの反対側に戻りました。


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小ピークの先はトレースもわかりやすい緩やかな下りです。


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14:19 中国自然歩道と合流しました。往路で見かけた大海里山分岐点です。


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大海里山とダルガ峰の間にある鞍部からは、往路で歩かなかったダルガ峰西側を巻く中国自然歩道を通って戻ることにします。


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大海里山西側の道と同様に楽な道かと思いきや、一部崩落箇所があり、やや面倒でした。


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道の状態も、ぬかるみあり、えぐれた場所ありで、あまり歩きやすいとはいえない状態でした。しかもそこそこ傾斜もあります。これなら、ダルガ峰経由のほうが歩きやすいかもしれません。


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14:29 ダルガ峰北の分岐点に着きました。ここから先は往路を戻るだけです。


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往路で、ダルガ峰北側の杉林の中で迷った場所に、杉の枝でおせっかいながら印を作っておきました。赤矢印の直進は×、左に進めという意味ですが、わかる人にはわかるかな。ハイキング客だったらそもそも気がつかないかもしれません。


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往路で見かけた避難小屋に立ち寄ってみたのですが、鍵がかかっていて入れませんでした。利用する人がいないのか、中で悪さをされたのかわかりませんが、避難小屋として使えなければ無意味です。まあ、林道まですぐなので、困ることはないのでしょう。


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14:46 ダルガ峰林道に出ました。休憩なしでそのまま大茅スキー場への下山口へ急ぎます。


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大茅スキー場への下山口で、少し休憩をとりました。


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アミノバイタルリフレッシュチャージというのは、初めて飲みましたが、すっぱいレモン味が疲れた体に染みました。


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さあ、ここからあの廃道と化した道を下らなければいけません。すでに5時間が経とうとしているので、そろそろ疲れてきましたが、最後に気の抜けない区間があるので、気を引き締めて行きます。


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写真もほとんど撮らずに、無心に下り続けます。


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草に埋もれかけた階段で足を引っ掛けたり滑ったりしないように気をつけながら歩くので、精神的に疲れました。


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怪しいトレースの区間が終わり、ようやく林道に出てきましたが、この道もぼこぼこに荒れているし濡れていたりするので油断は禁物です。


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湿って滑りやすいコンクリートの上を下っていると、一度ズルッと滑りました。幸い転倒はしなかったものの、濡れた岩にめっぽう弱いマムート テトンGTXでこういう道を下るときは要注意です。


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橋が消えていた渓流を渡り、再び荒み放題の林道を下ります。


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水が流れて濡れているところでは、慎重に小さい歩幅で歩きました。


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15:45 ようやくスキー場に出てきました。あとはゲレンデを下るだけです。


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出発時には誰もいなかったキャンプ場ですが、ファミリーキャンプ客が1組テントを張っていました。品川ナンバーの車だったのでちょっとびっくりでした。まさか、東京から来たわけではないんでしょうけど。


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15:52 下山完了です。5時間弱のトレッキングでしたが、2週間ぶりということもあり少し膝が痛くなり始めていました。幸い、悪化する前になんとか下りてくることができて良かったです。

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| 2019年9月 駒の尾山 | 18:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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一部廃道と化した中国自然歩道: 駒の尾山その2 

2019年9月7日(土) 岡山県西粟倉村大茅 駒の尾山(1280.5m) 単独日帰り 


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10:59 微かなトレースと赤テープを探しながら登っていくと、突然道標が現れました。本来は中国自然歩道に沿った場所にあるのでしょうが、現状ではなぜこんなところに忽然と建っているのという雰囲気が否めません。とにかく、正しい道をたどっているのは間違いないようなので、少しほっとしました。


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さらに10数分歩くと、再び道標が見つかりました。ここでも先ほどと同じで遊歩道の痕跡はほぼ消えていて、山中に唐突に建っているという感じでした。


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2つ目の道標から10分強歩いたあたりで斜面の勾配がきつくなり、トレースもかなり怪しくなってきました。赤テープがあってもその先がどうなっているのか見た限りではほとんどわかりません。草の葉をかきわけて踏み跡を探しながら進みます。


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急斜面を大きく左に行ってから、Uターンするように右にトラバースして小尾根に出てくると、上のほうに陽射しにあふれる林道が見えました。どうやら、ダルガ峰林道との出合いまで来たようです。しかし、この最後の斜面が曲者でした。ここに来て完全にトレースが消滅しました。しかも急斜面の草の下に木の枝やら石やらが隠れていて歩きにくいのです。


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林道が見えているので直登すれば簡単なのですがそうもいかず、とりあえず今までのトレースのつき方から考えてこうだろうと思えるルートを考えてジグザグに登っていくと、草の中に木階段が埋もれていました。これで林道まで問題なくたどり着けます。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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11:34 想定外の荒廃ぶりにちょっと手こずりましたが、ようやくダルガ峰林道出合いに着きました。標高差で約400mなので、1時間もかからずに出られるだろうと思っていましたが、1時間15分ほどかかってしまいました。ここまで立ったままドリンク休憩をとっただけだったので、日陰に座ってやっと大休止を取ることができました。


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10分ほど休憩して出発しました。ここからは林道を少し歩いて、ダルガ峰登山口から再び中国自然歩道に入ります。ちなみに、ダルガ峰林道に出て来たところの反対側に支柱だけ残った壊れた道標があり、そこから斜め上に上って行くようなトレース跡がありますが、林道を行くのが正しいルートです。


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林道を3分ほど歩くと、ススキの原が広がっていました。まだ穂は開いていませんが、もう少しすれば秋らしい高原の風景が楽しめることでしょう。


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11:50 ダルガ峰林道出合いから5分で、案内板のあるダルガ峰登山口に着きました。ただし、ここには中国自然歩道の案内図があるだけで、駐車場もないし登山口を示すようなものは何もありません。もう少し先に公衆トイレがあるらしいので、おそらく駐車場もあるのでしょう。


ダルガ峰から駒の尾山への縦走をするのなら、大茅スキー場からではなくここをスタート地点にしたほうが楽だし、気持ちのいいトレッキングができると思われます。スキー場からダルガ峰林道出合いまでの区間は荒廃しすぎていてほとんど廃道といってもいい状態なので、物好きでない限り避けたほうがよさそうです。


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ダルガ峰林道から中国自然歩道をダルガ峰に向かって進みます。大茅スキー場からダルガ峰林道出合いまでの区間と比べると明るく開放的な道ですが、あまり利用されている雰囲気はやはりありません。


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クマ出没注意の看板もあります。


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途中、右手に避難小屋がありましたが、帰りに寄ってみようと思います。


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よく整備されているとはいえないまでも、広く歩きやすい道が続きます。


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11:59 林道との交差点の先は階段を上って先に進みます。


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このあたりは広く比較的平坦な場所ですが、林業には利用されていないらしく、切り残されたようなスギがちらほら立っている以外は、背の低い広葉樹がパラパラとあるだけの殺風景な雰囲気です。こういう平坦な場所ほど大型重機で効率のいい伐採ができるので林業適地のはずですが、なぜ利用されていないのかなぞです。


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ほぼ山頂と思われるところまでくると、駒の尾山まで2350Mという道標が建っていました。ダルガ峰はどこに行ったんだと思ったものの、GPSで確認するとまだ山頂には到達していません。とりあえず、ダルガ峰山頂から駒の尾山まで縦走路がつながっているので、道標の示す方向に進むことにします。


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ところが、トレースをたどっていくと20mほど先で消えていました。赤テープもあるので間違っているとも思えませんが、どう見てもトレースは消滅しています。


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道標のところまで戻ってもう一度先をよく見てみると、すぐ先で左に分岐するようなトレース跡らしきものがあるのに気がつきましたが、その先は倒木にふさがれています。先ほど進んだのは右方向ですが、あきらかによく踏まれているのは右方向です。


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倒木にふさがれている左方向の先がどうなっているのか、右方向に進んで倒木の先端から左へ回り込んでみると、しっかりしたトレースが残っていました。


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どうやら本来のトレースが倒木にふさがれたので、右から倒木を回り込むようにして迂回路ができたのですが、迂回部分の入口が不明瞭なので、直進するとトレースが消滅するということになってしまったようです。


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倒木を迂回して進んでいくと、すぐに道標があり安心しました。道標のすぐ先でちぐさ高原スキー場への道を左に分け、そのまま直進します。


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2分ほど行くと、地形図には載っていない分岐がありました。駒の尾山へは右折となっています。


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肝心のダルガ峰山頂は直進です。地形図には、ダルガ峰山頂を経由する稜線の縦走路しか描かれていないので右折するような道はないことになりますが、もしかすると崩落などでダルガ峰から先の部分が通行止めになって迂回路が設けられたのかもしれません。とりあえず、ダルガ峰山頂まで行ってみることにしました。


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ほぼフラットな道を進んでいくと、森の中の広場のようなところにダルガ峰山頂の標柱が建っていました。


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展望はまったくありません。休憩する気にもならないような場所だったので、そのまま駒の尾山に行くことにしましたが、山頂からそのまま南下する稜線の道はとくに通行禁止にはなっていないようです。なので、先ほどの分岐に戻るのはやめて、地形図に記載されている道をたどることにしました。


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ダルガ峰山頂から少し行くと、ダルガ峰南側の鞍部に向けて下ります。


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トレースはややはっきりしませんが、下草のない見通しのいい林床なので、道迷いの心配はなさそうです。道標もありました。


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鞍部まで下りてくると、道標がありました。ちくさ高原方向から降りてきたわけですが、ここで中国自然歩道が西に分岐しています。どうやら先ほどのダルガ峰手前の分岐が、ダルガ峰の西側を迂回してここで合流しているようです。


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ダルガ峰南の鞍部からは、緩やかな斜面の階段を登っていきます。


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ひと登りしたところで、大海里山と書かれた道標がありました。中国自然歩道は右に続いていますが、この道標に描かれた矢印は斜面をまっすぐ登る方向を指しています。地形図にも、1206.6mの三角点のあるピークをまっすぐ通過する道と、手前でピークの西側を迂回する道が描かれています。この三角点に大海里山という名前がついているようです。どちらでも駒の尾山に行けますが、大茅スキー場からダルガ峰林道に出るまでの区間でけっこう疲れたので、今回は西側の迂回路のほうで行くことにします。

つづく。

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| 2019年9月 駒の尾山 | 21:34 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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一部廃道と化した中国自然歩道: 駒の尾山その1 

2019年9月7日(土) 岡山県西粟倉村大茅 駒の尾山(1280.5m) 単独日帰り 


9月に入ったというのに、思っていたほど仕事が減りません。消費税増税で暇になると予想していたのに、どうしたわけなのでしょうか。とはいえ、新規着工の配筋検査は減っているので徐々に少なくなってくると思われますが、いまのところ前年並みの状態なので暇というほどではありません。


不思議に思っていたら、今日理由がわかりました。瑕疵担保保険の検査を行っている取引先の検査員が退職などで減ったので、一人当たりの検査数が増えたというのが理由でした。この先着工件数が減ることが予想されるので、当然今の段階で検査員の補充はないでしょうから、しばらくはあまり暇になりそうにありません。9月はせっかく連休が2週続くのに、はたして遠征する余力があるかどうかビミョーなところです。


さて、9月7日の土曜日に、駒の尾山に登ってきました。以前、岡山県の最高峰 後山から尾根伝いに縦走して登ったことがあるので、初めてというわけではありません。とはいえ、同じルートで登っても面白くないので、今回は北のタルガ峰からの縦走路を歩いてみることにしました。


出発は、西粟倉村の大茅スキー場です。ここからダルガ峰を経由して駒の尾山まで中国自然歩道が通じています。なんとなくがっつり登る気分ではなかったので、ゆるりと気持ちのいい縦走路をのんびりと歩きたいということで、よく整備されていてあまりきついところがなさそうな中国自然歩道ならまさにどんぴしゃだろうということで決めたわけです。


ところが、予想を遥かに超えた状況になっていた中国自然歩道にけっこう体力を削られて、考えていたよりもがっつり疲れてしまいました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート パフォーマンスドライジップ L/S
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: ファイントラック クロノパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 ソックス: クロスプロ 5本指ウォーキングソックス
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


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酷暑が戻って来たので、暑さ対策のウェアリングで行きました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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まず最初に困ったのが、登山口がどこかよくわからなかったことです。地形図では、大茅スキー場の中からと、スキー場の少し手前から2本のルートが記されていますが、手前のルートの入り口あたりには登山口を示すような道標などは見当たらなかったので、スキー場から登ることにしました。


しかし、大茅スキー場の入口まできても中国自然歩道の入口を示すものが見つからず、とりあえずスキー場の中に入ってみると、ゲレンデを登っていく舗装路があったので適当に登っていくと、ゲレンデ途中にある大茅オートキャンプ場につきました。オートキャンプ場らしい整備された区画が道沿いにいくつかあり、一番上の区画に車を停めました。このキャンプ場は有料らしいのですが、10時前に着いたときはゲレンデ下にある管理棟らしき建物に人の気配がなく、下山して来たときも相変わらずだったので、とくに何も言われませんでした。


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改めてグーグルマップで観ても、キャンプ場内はもちろんスキー場内にも一般の駐車場らしいものはなく、一番左の茶色の屋根の建物の横に4台分の駐車場があるだけです。ネットで調べてみたところ、どうやら道の駅あわくらんどの2階に管理会社が入っていて、キャンプサイトの利用申し込みなどはそちらでやっているそうで、現地の管理棟は無人になっているようです。


ということで、知らなかったとはいえ本来はキャンプ場利用者しか駐車してはいけない場所に停めてしまったようです。幸い、下山して来たときもキャンプ場利用者は3組しかいなかったので問題はありませんでしたが、登山利用の場合は、ゲレンデ内の適当なところに停めるしかなさそうです。


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10:14 駐車場所を出発します。といってもどこへ行けばいいのかわからないので、とりあえず上に見える建物のほうへ行ってみます。


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白い建物はトイレでした。茶色の建物はなんだかわかりません。トイレはキャンプサイト利用者向けのトイレなので、水洗トイレになっていて利用可能でした。


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トイレの横から左上の木の奥に案内板らしいものが見えたので、確認しに行くことにしました。


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案内板の近くまで来ると、道標があるのが見えました。どうやら中国自然歩道の入口のようです。


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道標を見ると、予想通り中国自然歩道と記載されていました。ダルガ峰まで2100Mとなっています。


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隣には目的地である駒の尾山までのルート図もありました。この時点では、中国自然歩道として整備されているルートだから、ハイキング気分で楽にのんびり歩けるだろうと気楽に考えていました。


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道標とルート図のある場所から、スキーゲレンデをまっすぐ登っていきます。この右手にも階段状にキャンプサイトが整備されていて、車で上がってくることもできるようです。


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キャンプサイトがあるうちは道も草の生えていないきれいな状態でしたが、キャンプサイトが終わるとその先はいきなり草ぼうぼうの状態で、とても中国自然歩道という名前がついている道とは思えません。


GPSで確認してみると、地形図に描かれている道はゲレンデの端の谷沿いについているようで、今いる場所よりももっと右手になります。


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ということで、少し戻ってキャンプサイトの一番上で右に入る道(写真だと左)があったので、そちらに入ってみました。


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ところが、右に入っていくと道は谷沿いの給水施設らしいところで行き止まりでした。地形図によると谷に沿って上がっていく道があるはずですが、トレースらしいものは見当たりません。ただ、谷沿いに木々が生えていて、その下は草がなく歩きやすそうです。


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そこで、とりあえず給水施設の横から上がってみることにしました。


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道なき道を上っていくと、先ほどの草ぼうぼうの道らしいものと合流し、その先に道標がありました。結局、素直に草ぼうぼうの道を上がっていけばよかったわけで、余計な回り道をしてしまいました。中国自然歩道なんだからきちんと整備された道に違いないという思い込みに惑わされたわけです。しかし、これはまだ序の口だったのです。


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きれいな渓流に沿って上っていきます。


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10:28 コンクリート舗装された林道に合流しました。地形図に描かれているスキー場手前から入ってくるもう1本の登山道がこの林道のようです。


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コンクリート舗装の道になって、ようやく楽に歩けるなと思いながら上っていくと、なんだかずいぶん荒れている状態になってきました。たまたまこのあたりだけ舗装が傷んでいたんだろうと思いながら上っていきます。


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しかし、さらに状況はひどくなってきました。さっきまでは舗装されたコンクリートがはがれて少し道がえぐられた程度でしたが、こんどは深さ1mぐらいまでごっそりと道がなくなっています。


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工事途中で放置されたのかと思えるような状況の道が続きます。


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ついには、怪獣でも出現したのかと思えるようなめちゃくちゃな状態になってきました。


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そして、もはや道というよりも荒地といったほうが早い場所まで来ると、その先に道はありませんでした。


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土石流でも発生したのか、道がごっそり消えて、深さ5mぐらいありそうな滝つぼの前で道は消えていました。滝の向こう側には道が残っていて、道標が立っているのも見えます。


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先に進むためには上流側から巻いて川を渡らざるを得ません。伐採された木々が苔むした状態で乱雑に折り重なっているのを慎重に越えて、上流のほうへと進んでいきました。


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すぐに小さな堰堤が見えましたが、あれを渡るには足場が悪いうえに急傾斜の斜面を下りないといけないので、ちょっと無理そうです。


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そのすぐ先に川幅が狭く、立木もあり足場も比較的しっかりしている場所があったので、そこから下りて川を渡りました。


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道標のある場所で林道に戻ってきました。しかし、この先も何があったんだと思うようなぼろぼろの状態です。


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幸い、しばらく上っていくとようやく道がきれいな状態に戻りました。これでひと安心です。


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10:48 右手の斜面に階段がありました。道標も何もありませんが、立木に赤テープが巻いてあるし、GPSで確認してもどうやらここから右の尾根に上っていくようなので、この階段が中国自然歩道だと考えて間違いなさそうです。


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林道から階段を上って尾根に上がると、少し行ったところでトレースが消えました。尾根の傾斜が緩くなった場所なので木の階段も終わりました。しかし、最後の階段の先にトレースの痕跡すら見当たりません。2mほど前方の草に赤テープが結んであるものの、まっすぐ行けということなのか、曲がり角だという意味なのかわかりません。どちらかといえば右方向にトレースと見えなくもないという程度のものがあるので、とりあえず右に曲がってみました。しかし、その先はやっぱり草が生い茂るだけの状態です。あたりを見渡してみても、トレースらしいものは見当たりません。仕方がないので、さっきのトレースが消えたところまで戻り、前方に見える赤テープの方向に進んでみることにしました。


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草の中を踏み分けるようにして上って行くと、右手の草の中に埋もれかけた木階段を発見。トレースの消えたところからどういう風につながっていたのかわかりませんが、なんとか中国自然歩道に復帰することができました。


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その後も、微かなトレースと時折ある赤テープを頼りに斜面をジグザグに登っていきました。登って行くうちになんとなくわかってきたのは、中国自然歩道だけあってきつい直登箇所はないということ。登山ではなくハイキングコースというレベル設定らしく、比較的緩やかな斜面でも基本はジグザグの緩い傾斜の道になっているようです。なので、トレースがわからなくなっても、一番歩きやすそうなジグザグのルートを想定して行けば、おおむね正しい道をたどることができました。

つづく。

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| 2019年9月 駒の尾山 | 21:27 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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秋の気配がそこはかとなく: 泉山 

2019年8月25日(日) 岡山県鏡野町大町 泉山(1290m) 単独日帰り 


岡山県内で登りたい山はほぼ登ってしまい、行き先を決めるのに困ることも多々ある最近ですが、困ったときの泉山といってもいいぐらい比較的よく登っている泉山に行ってきました。


コースは大神宮原Cコースのピストンです。無雪期にこのコースを登るのは、2016年11月以来のことで、しかも無雪期に使うのは2回目なので、登山回数の割りに新鮮なコースといえます。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート アイガーエクストリーム メンヒロングスリーブ 
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ランボールドパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 ソックス: クロスプロ 脚力サポートソックス for Hiking
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


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新しいグッズはなしです。夏の終わりで少し涼しくなって来たものの、相変わらずの夏装備です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。





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以前は、奥津温泉から登って来た基幹林道沿いの駐車場所に車を停めて登りましたが、今回は少し楽をするために、基幹林道から枝線の林道を上ってきて登山口の前の広くなっている場所に車を停めました。他に車はないので、先行者はいないようです。


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8:37 雑草の生い茂る登山口から階段を上っていきます。


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階段が終わると、林道を左に折れて進みます。


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二股分岐は右方向です。ここから先は森の中に入るので、けっこうひんやりとして涼しくなってきました。


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8:45 休憩舎跡を通過します。


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休憩舎跡を過ぎると謎のゲートを通過します。


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ゲートを通過して少し行くと、急登が始まります。


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急登を登り始めて少し経ったところで、お昼用のおにぎりを持ってきたかどうか確認するためにバックパックを下ろしたのですが、このときチェストベルトに引っ掛けていたサングラスを落としたことに気づかずに出発してしまいました。数分後、伐採地に差し掛かって日が差してきたのでサングラスをしようとして落としたことに気がつきました。ピストンだから岐路で良いかとも思いましたが、稜線でサングラスなしはつらいし、帰路にそこにあるという保証もないので、引き換えして無事に回収することができました。幸い、往復で5分程度のロスで済みました。


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途中、何度かほぼフラットに近い傾斜の緩くなる部分もありますが、基本的に中央峰山頂まで急登が続きます。


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ロープが設置されている山頂直下がもっともきつい区間ですが、これを登りきれば山頂です。


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10:01 中央峰山頂にでました。誰もいません。約1時間20分休憩なしで登って来たので、さすがに荷物を降ろして大休止です。


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雲は多めですが、よく晴れていい天気です。登ってくるときは森の中で涼しかったためか、虫はほぼいない状態でしたが、山頂に出てくると日が当たり暑いためアブが時折やってきます。それでも数が少ないししつこくまとわりつかれることもなく、うっとおしい思いはしなくてすみました。


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10分休憩してから、泉山に向かいます。


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登山道脇にナデシコがちらほら咲いていました。適当に撮ったのでピントが抜けてしまいました。


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山頂手前の鞍部まで下りてきて、ここから登り返して山頂です。


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10:26 誰もいない静かな山頂に着きました。


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誰もいないので、自撮りではなく三脚を使って記念写真を撮りました。


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よく晴れていますが、水蒸気が多いらしくモヤっているし雲があって大山は見えません。


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少し早い時間ですが、ランチタイムです。今回もローソンの悪魔のおにぎりです。またまた新製品がでていたので、買ってきました。ピリ辛ペペロンチーノ味だそうで、けっこう美味でした。四川風坦々麺味と甲乙つけがたいナイスな味でした。


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10:57 下山にかかります。30分の休憩中、結局誰も登ってきませんでした。静かな日曜日を気持ちのいい山上で過ごせて満足です。


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11:12 中央峰を通過し、急傾斜のCコースを下ります。


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11:43 休憩舎跡をまで下りてきました。登りで1時間15分かかった区間ですが、下りでは30分しかかかっていません。


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11:49 下山完了。無理に飛ばしてきたわけではありませんが、泉山山頂から1時間を切っているので、登りもさくさく行けば1時間ちょっとで行けそうですが、競技登山でもあるまいしそんなしんどいことはしません。今後も、ゆっくりのんびり登山を楽しみたいと思います。

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| 2019年8月 泉山 | 11:17 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その7 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 


今回で最終回となります。継子岳から五ノ池、二ノ池を経由して、登山口である中の湯までの区間のレポです。

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9:42 継子岳から五ノ池小屋へ向かう稜線の道はほとんど高低差のないフラットな尾根歩きで、晴れていれば右手に飛騨側の展望が広がっているはずですが、ガスで視界は100mほどしかなくなってしまいました。


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ふっとガスが切れた瞬間に、眼下に濁河温泉と思われる建物が見えました。3ヶ月半ほど前のGWに濁河温泉から摩利支天山まで登ったことが、ずいぶん前のことのように思われます。あのときはまだ真っ白な雪に覆われていたのに、いまではその痕跡すら見つけられません。


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9:57 小さな岩だらけのピークを越え、巨岩の下を潜り抜けて出たところから、飛騨頂上の祠が見えました。五ノ池までもうすぐです。


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飛騨頂上の近くまで来ると、ここにもコマクサが群生する砂礫地が広がっていました。継子岳の群生地とちがって、登山道の西側、つまり飛騨側だけになりますが、花の密生具合はもしかしたら継子岳よりも上かもしれません。コマクサが見たいのならわざわざ継子岳の先まで行かなくても十分といえるぐらいたくさんのコマクサが咲いていました。


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10:03 五ノ池小屋に着きました。


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五ノ池は完全に干上がっていました。ネットで検索すると、池に水がある写真がたくさん出てきますが、どうやらいつも水があるというわけではなさそうです。昨晩けっこう雨がふったのに全然たまっていないところをみると、ちょっとやそっとの雨では池にならないのかもしれません。


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五ノ池小屋の前には、池を見下ろすようにデッキが設けられていて、真新しい木の椅子とテーブルが設置されているのですが、ペアの登山者が1組いるだけで閑散としていました。


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デッキの隣には6畳の広さの畳敷きの縁台、そしてまるでリゾートのような木製ビーチベッドまで並んでいます。とくに利用に関する注意書きのようなものもなかったので、小屋の利用の有無にかかわらず誰でも利用していいようで、ホスピタリティの行き届いた小屋のようです。どうせ泊まるならこうゆう小屋に泊まりたいものです。


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ひとまず、あまたらしい木の椅子にすわって休憩をとりました。ガスで視界も悪いし、じっとしていると少し肌寒いかもというぐらいの気温ですが、なんだかのんびりとくつろぐことができました。御嶽山はロープウェイで日帰りができるせいか、剣ヶ峰以外はお盆休みでも案外空いているようです。混雑が嫌いな人には穴場かもしれません。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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10:16 五ノ池小屋を出発します。ガスが濃くなってきて、風もそこそこ強くなったこともあり、ジャケットを着ようかどうか迷いましたが、ここから剣ヶ峰の肩まで登りが続くし、歩き出せばすぐに暑くなりそうなので、そのままシャツだけで行くことにしました。


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三ノ池を左下に見ながら進みます。朝のようにガスが湖面を覆いつくすということはなくなって視界は良好でしたが、空はすっかりガスに覆われてしまいました。


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摩利支天山への登り口で左の巻道へ入ります。朝、三ノ池乗越しから下って来た巻道です。途中で三ノ池へ下ったので、こちら側の区間はまだ歩いていません。


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瓦礫の斜面をトラバースしながら進んでいきます。このあたりは斜面下からけっこう強い風が吹き上げてきて、そこそこ寒い思いをしました。なので、少し速度を速めて体を温めながら進みました。


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10:24 三ノ池への分岐です。朝は、ここから三ノ池へ下りました。この先は歩いた道なので、状況もわかり安心です。


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崩落箇所に差し掛かります。落石に注意が必要ですが、ガスで視界が悪く、目視よりも音に注意をしながら通過しました。


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三ノ池乗越し直下の急登に取り付きます。上のほうを見ると、けっこう大きな岩がごろごろしていて、いつ落ちてきてもおかしくないような状況です。用心しながら急いで進みました。


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10:42 三ノ池乗越しに出てきました。すっかりガスガスです。


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三ノ池乗越しにある避難小屋を覗いてみましたが、木の床が張ってあり、悪天候時に休憩する程度なら十分きれいです。


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となりにトイレ棟もありましたが、入ったところの床が腐って落ちていて、あまり管理はされていないようです。


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個室はこんな感じで、あくまでも非常用と考えたほうがよさそうです。


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賽の河原へ下り始めると、ガスが晴れてきました。


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賽の河原のお地蔵さんの背後に摩利支天山も見えました。


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賽の河原からの登り返しは、二ノ池ヒュッテ経由ではなく、直接二ノ池へつながるコースで戻りましたが、どちらを選んでも時間も歩きやすさもほぼ同じようです。


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11:10 二ノ池まで戻ってくると、頭上のガスがなくなって陽も射し始めました。


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二ノ池で少し休憩をとりながら、今年から営業を再開した新しい二ノ池山荘を観察してみました。シンプルな総二階建てのつくりで、玄関は反対側になります。赤い庇の下のドアは、有料の外部トイレ入口です。最新の山小屋だけあって、雨樋で集めた雨水がすべて基礎から内部に入るようになっていて、地下に大きな貯水タンクが設置されているようです。二ノ池ヒュッテでは、食事時のお茶だけは無料で飲むことができましたが、水は宿泊者といえども有料でした。二ノ池山荘ではどうなんでしょうか。


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10分の休憩後、二ノ池を出発します。


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二ノ池沿いに歩いて行くと、分岐があります。そのまま直進し右奥の鞍部に向かうのが剣ヶ峰への道、黒沢口登山道への下山は左に進みます。


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剣ヶ峰へのコースとの合流点を左へ下ると石室山荘方面です。


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昨日登って来た道なのですが、道沿いに石室山荘があったことに気がつきませんでした。足元と上ばかり見ていたためでしょうが、石室山荘へはこの下の分岐から上がるか、剣が峰へ続く尾根筋に別の道がついているのだとばかり思っていたのですが、どうやら下の分岐から入っても、小屋の中を抜けてここへ出てくるようです。下山時に石室山荘に立ち寄ってみるつもりでしたが、とくに用もないので素通りします。


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石室山荘下の分岐から山荘を見上げます。よくこんなところに小屋を建てたものだと感心するような場所に立っています。


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さあ、あとはひたすら下るのみでです。幸い、天気もよくなってきました。


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12:16 女人堂でひと休み。


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長い木階段を、ただただ下り続けます。


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13:07 行場山荘でも少し休憩とりました。


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ロープウェイ駅への分岐を通過し、中の湯へ下ります。


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13:39 中の湯駐車場に戻ってきました。出発から下山まで7時間と見ていましたが、ほぼ予想通りのコースタイムでした。


行場山荘の少し上辺りからぽつぽつと降り始めた雨でしたが、七合目を過ぎたあたりで本格的に降り始めてしまいました。幸いにもちょうど背の高い樹林帯に入るところだったので、雨脚の強さの割りにほとんど濡れることもなく、レインウェアも着ないですみました。駐車場に戻る頃には雨もほぼ上がり、2日間を通して天候に恵まれたとはいえないものの、台風が近づいているにもかかわらずびしょぬれになって歩くこともなく、その意味ではそれなりに運のいい山行だったといえそうです。

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| 2019年8月 御嶽山 | 18:45 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その6 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 

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思いのほか長くなりつつありますが、今回は開田頂上から継子岳までのレポになります。


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7:56 三ノ池をたっぷり楽しんでから、開田頂上へとやってきました。頂上となっていますが、ピークというより鞍部のような場所です。目の前にあるのは、避難小屋です。


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避難小屋の隣にはトイレもあります。


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ぱっと見はそれなりに小奇麗な感じでしたが、個室の内部は見えていないコーナーに半分溶けてかたまったようなペーパーの山があって、しゃがんで用を足すのはちょっと躊躇されるような状況です。


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ここから女人堂のある黒沢口登山道八合目へ下る道があるのですが、いまは崩落のため通行禁止になっています。この道が使えると下山がとても楽なので、ぜひ復旧して欲しいものです。


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出発する前にもういちど三ノ池のほうを見ると、まぶしいほどきれいな青色に輝いていました。


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7:59 開田頂上から継子岳方面に進みます。ここで大きな間違いを犯してしまいました。本来なら稜線伝いに尾根道を登っていくべきなのですが、文字が消えて読めない道標が右斜め方向を指していたので、地図を確認することもなく道標の指す方向に進んでしまいました。事前に地図を確認していたので、開田頂上から道が2本あることは知っていましたが、開田方面に下るところから尾根へ上がる道も描かれていたので、どちらでも継子岳方面へ行けると思っていました。なので、ほぼ等高線に沿って水平についている開田口登山道経由のほうが楽で良いかもと思ったのでした。


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少し進んだところで、女人堂に下る道の崩落箇所が見えました。開田頂上からあまり離れていない場所です。完全に崩落していて、通行止めになるのも仕方がない状況です。


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8:06 ほぼ水平な道を進んでいくと、道標がありました。行き先は開田高原キャンプ場/開田村4合目となっています。道の先を見ると、どうやら右手方向に下るようなので、ここから左上、つまり尾根方向に登る道があるはずですが、道標もなければそれらしいトレースも見当たりません。


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どういうことだと思いながら少し先に行って確かめてみたりしましたが、尾根に登る道はありません。とりあえず、ガレになっているところを尾根方向に登ってみることにしました。


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すると、左上に回りこむように上がったとこりに矢印のペイントを発見。どうやらこれが尾根に上がる道のようですが、明らかに人が通った気配がありません。ほんとに行けるのかと疑いつつも、矢印が書いてあるんだから道はあるんだろうと進んでみることにしました。


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少し行くと、前方に雷鳥がいました。目の上が赤いのでオスのようです。


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この雷鳥はすたすたと先に歩いていき、すぐにハイマツの中に消えてしまいました。


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その後も道とはいえないようなところを、歩きやすそうな場所を選びながら進んでいくと、再び矢印のペイントがあり、どうやら正しいルートをたどっているようです。しかし、前方には完全にハイマツに閉ざされてしまった道の痕跡のようなものが見えるだけです。


ハイマツを掻き分けて入っていくと、どうやら道はかろうじて残っているようで、ハイマツに覆われてしまっているものの、足元は枝に邪魔されることなく歩くことができました。途中で、ハイマツの枝の下にまたペイントを発見し、迷わずに尾根道に出られるだろうと安心できました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




開田口登山道から分かれて5分で、尾根道に出ることができました。傾斜も緩く、ちゃんとした道があれば開田頂上から尾根道を来るより楽だったのかもしれませんが、ルートファインディングにハイマツ漕ぎが必要となる廃道状態なので、開田頂上から継子岳方面に行く場合は、素直に尾根道をたどるのがいいようです。開田口登山道を利用する人も、おそらく継子岳方面に行く人はあまりなく、仮に継子岳に行く場合でもとりあえず開田頂上へ行って、三ノ池畔で休憩してから継子岳方面に行く人がほとんどなのでしょう。その結果、開田口登山道から直接尾根道に出る道は使われなくなったと思われます。


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尾根道に出てから右へ曲がり、ひと登りすると眼下に三ノ池が見える場所がありました。再びガスが上がってきて、湖面を隠し始めています。最初に三ノ池に寄ったのは正解だったようです。


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ふと気がつくと、パンツがかなり汚れています。ハイマツ漕ぎで濡れたり松脂がついたりしたようです。いい値段がしたファイントラック クロノパンツですが、山で汚れるのは仕方がありません。洗濯で汚れが落ちることを祈りつつ、先を急ぎます。


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緩やかに上っていく尾根道を進んでいくにつれて、徐々にガスが周囲に立ち込めてきました。


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8:22 道が下りに変わってすぐに分岐がありました。右は四ノ池、左は五ノ池となっています。ちょうど、三ノ池と四ノ池の間にある分岐点まで来たわけです。ガスがでて視界も閉ざされつつあるので、四ノ池方面に下っても登り返しがしんどいだけのような気がするので、五ノ池方面に行って五ノ池小屋で小休止をとって継子岳に向かうことにしようかと考えました。しかし、せっかく御嶽山の山頂部をぐるりと一周するチャンスなのに、みすみすそれを不意にするのももったいない気がします。展望はなくても、どういうコースでどんな場所なのか知っておけば、次に来たときにもう一度行くかどうかを判断しやすくなるわけで、時間もあるし四ノ池方面に行ってみることにしました。


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真っ白なガスの中にダイブするような感覚の斜面を降りていきます。


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下るにつれてガスの中から徐々に湿原のような平地が見えてきました。


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ちょっとした砂礫の広場のような場所に来ると、岩陰にひっそりとコマクサが咲いていました。ガスのせいで水滴をたくさんつけています。隣にもう一株ありましたが、見た限りではその2株だけでした。もっとたくさん咲いていたら良いのにと少し残念な気もしましたが、今まで見かけなかったコマクサに出会えたのはラッキーだったと思うことにして、先を急ぎます。


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8:34 湿原の端まで下りてきました。どうやら四ノ池という池は存在しないようです。昔は少なからず水がたまっていたのかもしれませんが、いまはすっかり湿原と化してしまっているようです。しかも、比較的水量のある川が流れ出ているので、これを堰き止めない限り池になることはなさそうです。


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継子岳へは、四ノ池から流れ出る川を渡って進みます。なお、この川の先に幻の滝があり、運がよければ開田口登山道から見ることができるようです。ただし、このときの水量では滝になっているとも思えず、大雨の後とか、春の雪解け時などでないと滝が出現することはないと思われます。だからこそ、幻の滝なんでしょう。


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渡渉箇所には、石が沈められていて、とりあえず水に入ることなく渡ることができました。


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対岸に渡ると、右側がけっこう切れ落ちた崖に沿って道が続きます。継子岳はガスでまったく見えません。


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背の低いハイマツの中を緩やかに登って行きます。


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巨岩の脇を回りこむと、その先は傾斜の急な岩ゴロの道に変わりました。


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登るにつれてハイマツが減り、荒涼とした岩ゴロの斜面になってきました。上の方はガスで見えないので、どこまで登ればいいのかわからず、妙に疲労感に襲われます。


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一瞬ガスが消え、ピークが見えました。あの岩峰がおそらく継子二峰だろうと思われます。


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岩峰に近づくにつれて傾斜が急になり、巨岩を乗り越えるようにしながら登っていきます。


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岩峰の下を右側から巻くようにして裏側に回りこむと、ガスが晴れて日が差してきました。どうやら継子二峰まであと少しのようです。


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9:02 祠が祭ってあるところ見ると、どうやらここが継子二峰のようです。背後に見えるのが継子岳だと思われます。このコースはあまり人気がないのか、三ノ池と五ノ池の分岐以後、誰にも会いませんでした。平日とはいえお盆休みでこれほど静かな山旅ができる数少ないコースかもしれません。


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とりあえず、継子二峰で休憩していくことにしました。四ノ池を見下ろせる岩の上に立つと、右手に城壁のような岸壁が連なっているのが見えました。


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しばらくするとガスが流れてきて、白い虹が出現しました。薄いオレンジ色に縁取られたような白い虹は、何か不思議な感じがしました。白虹と呼ばれるこの現象は、霧が晴れつつあるときに陽が射すと現れるそうで、太陽の光が霧に反射することで発生するそうです。虹は雨粒がプリズムの役目を果たして光を分光することで発生しますが、霧の粒は雨粒より細かく光を分光させることができず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されるため、白く輝く虹になるそうです。


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ガスが切れれば白虹も消え、またガスがやってくると現れるということを何度か繰り返していましたが、そのうち継子二峰のあたりにまとまったガスが来なくなったので、白虹も消えてしまいました。


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一方、ガスで全然見えなかった剣ヶ峰も、次第にガスが切れて見え始めました。


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ガスがダイナミックに動いて、剣ヶ峰が徐々に姿を現します。


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しかし、三ノ池のあたりにだけガスが途切れずに吹き上がってくるため、肝心の剣ヶ峰山頂が姿を見せてくれませんでした。


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9:25 いつまでも剣ヶ峰が姿を見せるのを待っているわけには行かないので、継子岳に向けて出発しました。継子二峰のピークから継子岳との鞍部に降りてくると、コマクサ群落に関する注意書きの書かれた看板が立っていました。どうやら、この先の砂礫地にコマクサの群落があるようです。


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ロープで仕切られた通路のような登山道に入っていくと、驚くほどたくさんのコマクサが咲いています。それも両側にです。


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こんな栄養素の何もなさそうな砂礫地に、可憐なピンク色の花が宝石をばら撒いたようにちりばめられていて感激ものです。砂礫地のずっと奥までピンクの花が続いています。


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もちろん反対側も同じです。


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登山道脇にも咲いているので、登山道から外れなくてもアップの写真も簡単に撮れます。それなのに、土壌の踏みつけによりコマクサの成育に影響が出ているとの注意書きがあるということは、誰も見ていないからとわざわざ登山道を外れて生育地に踏み込むバカがいるということなのでしょう。写真を撮るために生育地を荒らしたら来年からはもう花が咲かないことになりかねないわけで、そうなれば写真を撮ることもできなくなるという簡単なことがわからないバカは山に来るなと声を大にして言いたいと思います。


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コマクサの群落に心を癒された後、継子岳への登りに差し掛かりました。たいした高低差でもないし、歩きやすい道なので、のんびり歩いても5分程度の登りです。


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9:35 山頂の祠まで登ってきました。


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祠を回りこんだ先が継子岳山頂です。しかし、ガスですっかり展望はありません。継子二峰を出てから、まだ10分しか経っていないので、休憩するほど疲れてもいません。最終目的地の継子岳なのでのんびりしたい気持ちはありますが、展望もないしじっとしていると少し肌寒かったりするので、継子岳はさっさと通過して五ノ池小屋まで行くことにしました。

つづく。

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| 2019年8月 御嶽山 | 23:34 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その5 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 


13日の夜はトークショーが終わったらすぐに布団にもぐりこみ、19時30分ぐらいには就寝しました。天気予報では21時ぐらいから晴れるとのことだったので、2時か3時には起きて星景写真を撮りに行くつもりでした。


ところが、慣れない早寝のため10時ぐらいには目が覚めてしまいました。外はけっこう激しい雨が降り続いています。目をつぶってじっとしていればまた眠りに落ちるだろうと思っていたのですが、始め静かだった隣のおじさんが徐々にでかいいびきをかき始め、まったく眠れる環境ではなくなってきました。さすがにうっとおしくなったので、耳栓をして目をつぶっているといつしか眠りに落ちていました。


ところが、この耳栓が大失敗でした。3時にセットしていた腕時計のアラーム音にまったく気が付かずに、5時近くになってざわざわする気配でようやく目が覚めたのでした。窓の外を見ると、どうやら晴れています。2時ごろから晴れて星空が見えていたらしいので、完全に寝過ごしてチャンスを不意にしてしまいました。


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とりあえず、日の出の写真だけでも撮ろうとカメラを持って外に出てみたのですが。東の方向にはでかい雲の塊があって、どうも日の出の方角とかぶっているようです。


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日の出の時間になると、まさに雲のかたまりの向こうに太陽が昇ってきたようで、朝焼けも日の出もまったくみることができませんでした。なんだかツキのない山行だなと思いながらしばらく日の出の方向を見ていましたが、雲が移動する気配もないし、太陽が姿を現すこともありません。


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せめて朝日に染まる剣が峰でもと思って剣が峰を見ると、まったく陽射しが当たっていません。


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せっかく一眼レフを担いで来たのに、これでは持ってきた甲斐がありません。しょうがないので、小屋前にあった雷鳥とコーヒーカップの装飾を撮ったりしておしまいです。


部屋に戻り、朝食前に布団を片付けて、パッキングを済ませておきました。朝食は6時からでしたが、夕食と違って山小屋らしいオーソドックスな朝食でした。写真は撮り忘れました。メニューはご飯と味噌汁、一口サイズのおかずが数点でした。ふりかけが6種類ぐらいあったので、ご飯はおいしく食べられました。


朝食を終えると、すぐに小屋を出ました。7時出発の予定でしたが、30分ほど早く出発できそうです。


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外に出てみると、すっきりとした青空が広がって、陽射しも降り注いでいました。


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しかし、東側にはすでに大きな雲が壁のように湧き上がってきていて、この晴天はあまり長く続かないだろうと思われます。


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準備運動をしていたら、賽の河原がガスに飲み込まれ始めました。ちょっと早すぎるだろうと思いましたが、台風の動きが少し早まったのかもしれません。


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今日はシャツを着替えただけで、シャツ以外は初日と同じです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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6:38 二ノ池ヒュッテを出発します。幸い、賽の河原を隠していたガスはすぐに消えて、とりあえず摩利支天までクリアに見えています。ガスで視界が閉ざされてしまう前に、なんとか継子岳まで行きたいので、すぐに歩き出しました。


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賽の河原まで下ってきて、三ノ池乗越しへ登り返します。朝早いこともあり、途中でカップルの登山者とすれ違った以外は誰にも会いません。


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そそくさと賽の河原を通過しようと思ったら、前方に雷鳥発見。御嶽山で雷鳥に会えるとは思っていなかったし、しかも晴天なのでまったく期待もしていなかったので、すごく得した気分です。


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この雷鳥はどうやら母親らしく、雛を呼ぶ「クークー」というかわいい声で鳴いていました。近くでピヨピヨと雛の声も聞こえてきました。


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声のするほうを注意深く観ると、雛が3羽いるのがわかりました。それぞれ気ままに歩き回っているのでうまくまとめて写真に収めるのは難しいのですが、なんとか2羽が近づいたところでシャッターチャンスがありました。


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画質をSサイズにしてデジタル望遠をつかって拡大写真も撮ることができました。


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母鳥のほうは、地面との保護色が見事です。


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なんとなくですが、美人でまだ若いおかあさんのような気がしました。


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ケルンの上にわざわざ上がるのは、雛を確認するためなのか、それとも敵を警戒するためなのでしょうか。とにかく、このまま全部の雛たちが元気に育って欲しいものです。


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7:00 三ノ池乗越しに着きました。


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着いたとたんにガスが押し寄せてきましたが、幸いすぐに切れました。


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三ノ池乗越しからは、摩利支天乗越しを経由しないで五ノ池山荘へダイレクトに行ける巻道をたどるので、分岐を右に進みます。


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三ノ池側に下る前に振り返ると、ガスが切れて賽の河原の先に剣ヶ峰がきれいに見えていました。


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しかし、東側を見ると、大量のガスがどんどん湧き上がってくるのが見えました。どうやら時間との勝負になりそうです。


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三ノ池乗越しから急斜面の下りが始まります。三ノ池はガスでほぼ隠れたような状態です。


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巨岩が折り重なるように露出した急坂を下ってきて、見上げたところです。継子岳まで行ったら再びここに戻ってきてこれを登り返さなければいけません。


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道が半分崩落したような場所を越えて下ります。かなり傾斜のきつい場所なので、上からの落石に注意しながら早足で通過します。


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7:22 五ノ池方面と三ノ池方面の分岐に着きました。当初は五ノ池方面に向かい、最初に継子岳、そこから四ノ池、三ノ池と回って戻ってくる予定でしたが、遅くなるとガスが出て三ノ池が見えなくなってしまう可能性が高いので、最初に三ノ池に寄って逆周りで行くことにしました。


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分岐から三ノ池へ下ります。三ノ池の向こうからガスが湧き上がってきますが、さいわいにも池を覆い隠してしまうようなことはなく、池はずっと見えたままでした。


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下まで降りてきました。とりあえず、池のほとりまで行ってみます。


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白い鳥居の奥に真っ青な三ノ池が広がります。


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湖畔にはお地蔵さんがたたずんでいました。


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湖水の透明度はなかなかのものです。火口湖なので、魚も棲んでいないのだと思います。


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時折ガスが湖面まで下りてきて、霧の中にいるような状態になります。


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しかし、すぐに風に飛ばされてガスが湖面の上を滑るように消えていきます。その様子がなにか神秘的で見入ってしまいました。山上の池フェチの自分としては、かなりお気に入りの池になりました。


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鳥居のそばから振り返れば、三ノ池乗越しの東方にそびえるアルマヤ天が青空に鮮やかに見えていました。

つづく。


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| 2019年8月 御嶽山 | 22:26 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その4 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 


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9:21 剣ヶ峰を下り、継子岳方面に向かいます。


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階段を下りたところに慰霊碑があり、5年前の噴火に関することが刻まれていました。犠牲者の数もさることながら、行方不明者が5名もいるということに驚かされます。登山道を通らずに斜面を下って避難しようとして滑落し、火山灰に埋もれてしまったということなのかもしれません。岩ゴロの山頂付近の急斜面を捜索するのはかなり危険を伴うでしょうから、捜索活動が終了したいまとなっては、ご冥福を祈ることしかできません。


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剣が峰を下っていくと雲が目線の高さに見え、3000mの高みを歩いているのを実感しました。


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振り返れば、雲の塊が剣ヶ峰を越えて行こうとしています。


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二ノ池分岐を左に下り、二ノ池に向かって下ります。


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石仏や銅像のあるところには、必ずといっていいほど鐘が設置されていますが、祈りをささげるときに鐘を鳴らすのが御嶽講の決まりごとのようです。


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二ノ池の近くまで下りてきましたが、水のある場所の反対側から見ると、完全に火山灰に埋め尽くされて干上がってしまった湖のように見えます。


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雪が積もったような白い湖を回り込むように進みます。


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9:51 立て替えられて営業を再開した二ノ池山荘(旧二ノ池本館)です。当初はここに宿泊するつもりでしたが、近くの二ノ池ヒュッテ(旧二ノ池新館)のほうが1000円安かったので、二ノ池ヒュッテに宿を取りました。


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二ノ池山荘の前には、水をたたえた場所があり、二ノ池としての体裁をかろうじて保っていました。向かいの山腹に残雪があり、そこから雪解け水が供給されているようで、水が流れ込む音がかすかに聞こえていました。


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剣が峰を振り返ると、すっかり曇り空となった稜線を多くの登山者が登っていくのが見えました。


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剣ヶ峰はまだガスに巻かれていないものの、さっきまで見えていた青空はすっかり見えなくなっています。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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二ノ池で10分ほど休憩してから、三ノ池方面に向かいます。わずか10分の休憩の間に、すっかりガスに覆われてしまいました。


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10:02 二ノ池から少し行ったところで、二股分岐がありました。地図で確認すると、どちらを行ってもこの先の賽の河原で合流するのですが、宿泊先である二ノ池ヒュッテを確認しておきたかったので、ひとまず左に進むことにしました。


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二ノ池ヒュッテ前を通過して進んでいくと、ガスが晴れて前方に山が見えてきました。どうやらGWに登った摩利支天のようです。


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さらに進んでいくと、眼下に広々とした賽の河原も見えました。


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賽の河原まで下りてくるとすっかりガスが晴れました。広々とした平地の向こうに摩利支天が城壁のように横たわっています。摩利支天の山頂は左端になります。


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賽の河原から三ノ池乗越しに向かってゆるやかに登り返します。


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10:27 三ノ池乗越しに着きました。左手に見えているのは無人避難小屋です。


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三ノ池乗越しからは、眼下に三ノ池がよく見えます。到着したときはガスもなく、三ノ池がきれいに見えていました。椅子代わりになるちょうどいい岩があったので、荷物を降ろして岩に座って、三ノ池を眺めながら休憩しました。


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ところが、1分もするとガスが湧き上がってきて、あっというまに三ノ池は見えなくなってしまいました。


今日はこのあと三ノ池のさらに先にある継子岳まで行って戻ってくるつもりでしたが、すっかりガスガスの状態になってしまったので気持ちが萎えました。ガスガスの中をわざわざ行っても面白くもなんともないということで、もう少し様子を見てみることにしました。


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ガスで真っ白になってしまった三ノ池乗越しの岩に座って、ぼんやりと時間を過ごしているうちに、突然ガスが切れ始めました。再び三ノ池も姿を現し、その奥に日差しを浴びた継子岳も見えるようになりました。


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三ノ池にも日が差して、神秘的な青い色が宝石のように輝きます。オーッと思いながら眺めていると、ソロの女性が二ノ池方面からやってきてウワーッと喜んでいたので、「さっきまでガスで見えなかったのに、いいタイミングで来ましたね」と声をかけると、とても喜んでいました。


しかし、その後しばらくして再びガスが視界を閉ざしてしまい、どうやら時間とともに天気は悪くなっているように感じます。かれこれ30分ほどゆっくりしていたものの、午後から雨になるという予報も出ていたので、今日はここで引き返すことにしました。明日はすくなくとも午前中は好天に恵まれるようなので、朝一番で継子岳まで行って、その足で下山すれば十分間に合うはずです。行って帰って7時間とみているので、朝7時に出れば14時には下山できます。


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11:08 ガスの漂う賽の河原に向けて下ります。


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賽の河原からの登り返しは、最初がすこし急ですが、すぐにゆるい上り坂になります。


このまま行けば、11時30分ぐらいには二ノ池ヒュッテに到着しそうな感じです。ちょっと時間が早すぎると思ったので、二ノ池ヒュッテの手前にあった大岩でしばらく時間をつぶすことにしました。


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体温の影響を受けてしまって、正確な気温がわからない腕時計をはずして、しばらく岩の上に放置しておいたところ、気温は22.3度になりました。若干肌寒いものの、風がほとんどないので気持ちのいい涼しさです。標高のほうは、きちんとあわせていないのでかなりでたらめです。実際の標高は2870mぐらいの場所です。なにしろ初期型のプロトレックなので、高度計の性能は現在のものよりも大雑把です。最近はほとんど標高を気にしなくなったので、ほぼ確認することもなくなりました。なので、時間と方位がわかれば問題ありません。


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11:58 ほぼ正午に二ノ池ヒュッテに着きました。この時間なら部屋の掃除なども終わっているでしょうから、チェックインもスムースにできそうです。


小屋の中に入ると、すぐに立ち寄り登山者用の机と椅子があるスペースがあるのですが、受付もなければ人もいません。休憩中らしい登山者が二人ばかり座っているだけです。小屋の奥まで土間の廊下がまっすぐ続いていて、その先にスタッフらしい人の姿が見えたので、奥に入って声をかけると、厨房の入口にある机が受付だと案内されました。


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宿帳に必要事項を記入して料金を支払うと、夕食は18時、朝食は6時と説明され、メガネの男性に部屋に案内されました。6畳ほどの部屋に布団が5枚。先客は2人だけのようです。布団は山小屋によくある幅の狭いタイプではなく、一般的なシングルサイズの布団でした。入口脇の場所に寝床を確保して、このまま人が増えなければいいなと思いましたが、結局、定員5名で満室となりました。ここ以外の部屋は4名定員の部屋が4つぐらいあったようですが、使用されていない部屋もありました。ソロの男性をすべてこの部屋に詰め込んだわけですが、空いていれば部屋を少人数でゆったり使わせてくれた双六小屋のような発想はないみたいです。


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お腹がすいたので、食堂に行って何が食べられるか聞いてみると、鍋焼きうどんか坦々麺というので、坦々麺を注文しました。どうやら二ノ池ヒュッテのお勧めメニューのようです。たしかに味はよかったのですが、麺の煮込みぐあいがいまいちでした。高所なので、沸点が低くちょっと中途半端な状態になったのかもしれません。ちなみに価格は1000円でした。なお、カップヌードルも500円で販売していたようですが、尋ねた時は先の二品しか言われませんでした。個人的にはカップヌードルで全然OKだったのですが、なんだか価格の高いものを注文させられようですこしひっかかる応対でした。


夕食は18時といわれていましたが、山岳ライターの小林千穂さんのトークショーがあるとかで、17時30分からに変更になりました。予約時は全然知らずに予約したので小屋についてから初めて知ったわけですが、受付時にはなにもいわれず、昼食後にゆっくりしていたらその旨の説明を受けました。なぜ受付時に説明しなかったのか疑問です。


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夕食のメニューは、鶏肉ときのことトマトを煮込んだものをかけたご飯と野菜の添え物、一口サイズのケーキ、わかめスープというものでした。トークショーの記念に小さなグラスワインも付きました。味は悪くなかったのですが、ご飯とスープのおかわりはできるものの、ご飯にかける煮込みはおかわりがなく、ボリュームを満たしたい場合は、結局ご飯をたくさん食べるしかないというメニューなので、おかずがしっかりと付いている他の山小屋の食事に比べると、物足りなさは残ります。トークショーで小林千穂さんはこの食事を絶賛していたので、小食の女性受けはいいのかもしれません。


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食後にはデザートもでましたが、これも本日だけのスペシャルのようです。ババロアだかムースだか忘れましたが、そういう系統のものです。


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食事が早く終わったので、19時開始予定だったトークショーは18時30分からになりました。御嶽山の魅力を語るということなので、かなり御嶽山に通っているのかと思いきや、登山は4回目とのこと。当然ながら内容的にはそれほど深いものではなく、ちょっと残念な感じでした。


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トークショーの最後に、紙のようなヒノキの薄板に印刷された木曽おんたけ観光局の登頂記念証が、小林千穂さんから参加者に手渡されました。これは一般の登山者もどこかでもらえるのかどうか知りませんが、ただ日帰りで登山しただけではもらえなさそうなので、いい記念になりました。

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つづく。


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| 2019年8月 御嶽山 | 12:29 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その3 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 


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6時40分に女人堂を出発して5分ほど歩いたところで、見晴らしのいい場所に出ました。そこに鎮座していたのは2体の銅像です。御嶽山にゆかりのある人物なのでしょうが、詳しいことはわかりません。この後、同じような銅像をときどき見かけましたが、ガスの中から不意に現れるとけっこうびっくりします。


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銅像の向側には、石像が立ち並んでいました。


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7:03 森林限界を抜けて荒涼としたところまで来ると、一気に展望が広がります。台風が近づいているのですが、今のところそんな雰囲気は感じられません。


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照りつける日差しを背に受けながら、ゆっくりと登っていきます。すでに標高2500mを越えているので、息が切れる感じがしてきてもおかしくないのですが、標高の高い中の湯で一晩過ごしているためか、これといって息苦しい感じはありません。昨晩寝るときに若干息苦しさを感じたりもしましたが、車中泊のおかげで高度順応ができたようです。


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女人堂から遥か彼方に見えていた石室山荘が、近くに見えるようになってきました。


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石室山荘直下までくると、巨岩がごろごろと重なる急斜面になり、巨岩の斜面をジグザグに登っていきます。


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石室山荘の下で、道が分岐していました。てっきり山荘経由の道になっていると思っていたのですが、右へ行けば山荘経由、左へ行けば直接剣が峰山頂へ行けます。石室山荘にも寄ってみたいところですが、とくに立ち寄る必要もないので、直接山頂に向かうことにして、左へ進みます。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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分岐から少し行くと、稜線への急登が始まりました。このルートで一番きつい傾斜かもしれません。しかも不安定な岩がごろごろで、なかなか気を抜けない区間です。さすがに3000m峰は甘くありません。


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途中で九合目を通過。感覚的に九合目というとほぼ山頂のようなものですが、3000m峰では一合の間隔が広いので、ここから山頂までまだ30分以上かかります。


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九合目から5分登ったところで、山頂まで30分位という案内がありました。まだ30分もあるのかと思うと、わかっていてもなんだかがっかりです。


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8:10 二ノ池方面への分岐まで来ました。山頂は直進です。とりあえず稜線まで上がって来たので、岩ゴロの急斜面はこれでおしまいです。


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荒涼とした稜線をたどっていきます。


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前方の小ピークの先に見えている岩峰が剣ヶ峰です。


小ピークを越えたところが二ノ池方面への分岐になっていて、そこそこ広いフラットな場所に椅子代わりになる岩がいくつかあったりして休憩によさそうなので、登頂前の最後の休憩をとりました。


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休んでいると、背後から白装束の信者さんが登って来ました。歌を歌いながらゆっくりと登ってくるのですが、おそらく開山以来、同じような光景が繰り返されて来たんだろうと思うと、なんだか不思議な感じです。山岳信仰ってなんなんだろうとちょっと興味がわきました。


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信者さんの一団が登っていくのを見送りながら、こちらもそろそろ出発する準備を整えます。


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歩き始めて10分ほど経ったとき、左手の信州側から雲が吹き上がってきました。さっきまで雲ひとつないような晴天が広がっていたのに、いつの間にか雲が発生してしまったようです。この調子でいくと山頂に着くのが早いか、ガスがかかるのが早いか、ビミョーな感じです。息を切らさない程度に少し歩調を速めました。


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山頂が近づいてきましたが、ガスに先を越されそうです。頼むからもう少しだけ待ってくれと思いながら先を急ぎます。


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ようやく山頂下に着きました。コンクリート製の真新しいシェルターが3つ設置されていました。ただし、扉のついていないシェルターなので、噴石を避けるのには有効でしょうが、ガスや熱風に関しては無防備で、どうなんだろうという気がしないでもありません。とはいえ、ないよりはあったほうがいいいことは確実です。


シェルターの反対側の斜面下には、ぼろぼろに倒壊した山荘がまだ解体されずに残されていましたが、なぜか撮影禁止の札がかけられていたので、写真はありません。


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いよいよ最後の階段です。手すりがなぎ倒されて、飴のように捻じ曲げられた状態のまま残されていました。


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鳥居の脇にある灯篭は噴石でやられたのか、今にも折れそうな状態でかろうじて建っていました。


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反対側の灯篭は、すでに倒壊して火山灰に半ば埋もれていました。噴火の威力のすさまじさを実感する光景です。


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8:49 剣ヶ峰山頂に着きました。なんとかガスに巻かれる前に登頂することができました。山頂の建物と祠は建て直されたようで、傷もなく真新しい状態でした。


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建物の前から南側の下を覗くと、噴火口がぽっかりと口を開けているのが見えました。あそこが噴火したのだとしたら、こんな場所にいてはたして助かるのかかなり怪しい気がしますが、山頂の建物の影に隠れた人は自力で避難できたらしいので、奇跡はあるようです。しかし、建物の影に入れなかった人は噴石にやられて多くが亡くなったそうで、なんとも痛ましい限りです。


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反対側の一ノ池を見下ろします。名前は池となっていますが、一ノ池はもともと水をたたえていない火口湖だそうです。しかし、すっかり火山灰に埋め尽くされてしまったように見えます。


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一ノ池の右手下方には二ノ池も見えましたが、ほぼ火山灰でうまっていて、左隅のあたりにわずかに水をたたえているだけです。


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北方遥かに特徴的な三角錐の山が見えていましたが、笠ヶ岳だと思われます。とすると、その左奥に見えるのは黒部五郎岳でしょう。それでは、笠ヶ岳の右にある2つのピークは何でしょうか。方角的には剣岳と立山のようです。そして、右端にちょこんと頭をだしているのが水晶岳だと思われます。


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そして、槍の穂先と奥穂高岳から西穂高岳に連なる吊り尾根もきれいに見えました。


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風景を楽しんでいると、信者の方と神主さんが祈祷を始められ、山頂にいた人たちも神妙な顔で見つめていました。


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山頂に長居をするとリスクが高くなるので、そろそろ下山することにしました。山頂滞在時間は、約30分でした。御嶽山頂上と刻まれた石柱は自撮り人気が高く人が多かったので、最後に火口をバックに自撮りをして下山開始です。

つづく。

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| 2019年8月 御嶽山 | 15:54 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その2 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 


17日は山に行こうと思っていたのですが、さすがにまだ疲れが取りきれていないらしく、早起きできなくて中止となりました。腰もなんだか痛いし、おとなしく療養したほうがよさそうです。


ということで、御嶽山のレポの第2弾です。


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4:14 駐車場を出発します。僕が出発する少し前に、2組の登山者が先行しましたが、僕の後に出発しそうな動きは見られなかったので、どうやら後ろから来る人を気にせずマイペースで登れそうです。


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初めて歩く道なので、間違わないように道標をちゃんと確認して進みます。


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2分ほど歩いたところに祠がありました。さすが信仰の山です。


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普通の登山道かと思いきや、登り坂になるとすぐに木の階段になりました。この手の階段はたいてい急な部分にだけ設置されているものですが、この登山道は傾斜に関係なく行けども行けども階段が続きます。段差が大きくないので歩きやすく、多くの信者さんが登りやすいように整備されたものなのかもしれません。


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4:30 鳥居と祠が現れました。出発してまだ15分しかたっていないのに、すでに2つの祠があったわけで、他の信仰対象となっている山よりも信仰の深さがちょっと違うような感じです。


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振り返ると、真っ暗だった空が群青色に変わり、下のほうはわずかに赤く色づいていました。


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祠を過ぎて10分ほど行くと、登山道の傾斜がきつくなってきました。木階段はあいかわらず続いています。


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4:49 空の赤みが増えて、日の出の時間が近づいて来たようです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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4:58 前方に小屋が見えました。行場山荘だと思ったら、違いました。


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八海山支店という営業していない小屋でした。中の湯から南西方向の白川方面に下ったところに、八海山小屋というのがあるようなので、そこの支店だったのかもしれません。


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小屋の横を通って反対側に出ると、ちょっとした広場になっていて、その一角にまたまた祠が祭られていました。隣に鐘がありますが、信者さんが登ってくるときに各祠で読経しているようで、そのときに鐘を鳴らしているみたいです。僕は単なる登山者なので興味本位で鐘を鳴らすことはしませんでしたが、中には意味もなく慣らしている登山者もいたりして、良いのか悪いのかどうなんでしょうか。


八海山支店で10分ほど休憩して、出発しました。八海山支店から先は、登山道の傾斜が緩くなり、楽に歩けるようになりましたが、それでも木階段は続きます。


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気がつけば、太陽が顔を出していました。


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5:19 ロープウェイへと続く道との合流点に来ると、前方に小屋が見えました。


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行場山荘です。国土地理院地形図には、先ほどの八海山支店が飯森小屋、こちらの行場山荘が一の又小屋と記載されています。昔の名前で出ていますということなんでしょうか。


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小屋の手前、左手に有料公衆トイレあり。中は覗いていませんが、外から見た限りでは比較的新しくきれいそうです。ロープウェイの観光客がこのあたりまで散策に来るので、トイレもそれなりにきれいな状態だろうと思います。


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朝早いので小屋はまだ閉まっていました。小屋の脇を通って奥へと進みますが、小屋脇にベンチがあって休憩することができます。登山道は小屋の右側を通っていますが、写真は振り返って撮ったので小屋が右側になっています。


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小屋の奥、右手に「開山覚明行場跡覚明社」というお堂がありました。行場山荘の名前の由来のようです。


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行場山荘では休憩せずに先を急ぎます。


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山荘からひと登りしたところが七合目でした。


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七合目から上も、あいかわらず木階段が続きます。段差が小さく間隔が狭いので歩きやすく、登山口からずっとこの階段を整備したことを考えると、その労力にただ驚くばかりです。


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6:03 途中で展望が開けている場所があり、振り返ると輝く太陽の下に雲海が広がり、島のように浮かぶ山並みが絶景を作り出していました。


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この場所から八合目まで400mなので、もうそれほど遠くありません。傾斜も比較的緩いので、楽に行けそうです。


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6:18 八合目の女人堂に着きました。


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山小屋の前にはテーブルつきベンチも設置されていて、大休止をとることにしました。


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ベンチに座ると、正面に剣ヶ峰が見えました。


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手前の岩山の途中にあるのが石室山荘です。剣が峰は左奥に見えているピークですが、奥社のある山頂は見えていないようです。


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ここから先は念のためにヘルメットをかぶって行きます。小屋に宿泊予約をしたときにも、ヘルメットを持参するように言われました。ヘルメット装着は義務ではありませんが、指導事項とされているようです。実際、多くの登山者がヘルメットを装着していました。


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三の池から女人堂に直接下ることのできるコースは落石のため通行禁止になっていました。このコースが使えれば下山時にかなり楽なのですが、仕方がありません。


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この石碑のようなものは、○○霊神と文字が彫られていて、お墓なのかなんなのかわかりませんが、信仰心の篤さを感じさせられました。

つづく。

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| 2019年8月 御嶽山 | 23:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その1 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 


今年の夏季休暇は、予定としては11日からでしたが、9日、10日と仕事の依頼がなかったので実質的に9日から10連休となりました。あらかじめ予定がたっていたのなら8日の夜に出かければ山の日の三連休前の空いている時期に入山できたのですが、前日の仕事依頼も多々あるということで、結局9日は待機ということになってしまいました。


10日からの三連休に入山すると、まさに混雑する山に入ることになってしまうので、三連休が終わってから入山するという予定で計画を練っていました。


問題は、近づいてくるダブル台風です。9号は直接中部地方に影響を及ぼすことはなさそうですが、10号はかなりやばそうです。しかし、動きが遅く、影響が出てくるのは14日の夜からになりそうです。GPV天気予報の雨雲の動きを確認し、その他の天気予報なども見比べた結果、12日から14日にかけて御嶽山が天気がよさそうだということで、1泊2日で御嶽山に登ることにしました。三連休最終日の12日なら山小屋も空いていると思われます。


11日のお昼前に出かけようと思って、高速道路の混雑状況を確認してみると、名神や東名で渋滞が多発しているではありませんか。連休だし、お盆休みに入ったところだし、当然の結果ですが、さすがに出かける気がうせてしまいました。


その上、天気予報が少し変わって、12日の午後は中部地方は雨が降る可能性が高くなっていました。13日の午後も高い山では雨になりそうですが、13日の午前中は晴れるようだし、13日の夜から14日の午前中にかけても晴れるみたいなので、13日の入山に予定変更です。午前中に登頂し、お昼頃に小屋に入ってしまえば雨が降っても問題ありません。夜は晴れそうなので、星空の写真も撮れるでしょう。


ということで、渋滞がなくなる12日早朝に出発することにして、11日の夜は22時には就寝したのですが、なれないことはするものではありません。1時間ほど寝たものの23時過ぎには目が覚めてしまい、その後眠れなくなってしまいました。予定では3時起床で4時出発のつもりでしたが、眠れないままぐだぐたしていてもしょうがないので、さっさと出発することにしました。


2時に家を出て、まったく渋滞のない高速道路を順調に走り、途中眠くもならなかったので仮眠もとらず、8時前には中央道中津川ICに着いてしまいました。


中津川から国道19号線を木曽福島に向かい、途中コンビニで休憩しつつのんびり走って9時すぎには木曽福島に着きました。さすがに疲れもあり、眠くなって来たので、道の駅で2時間ほど仮眠を取りました。うまい具合に木陰になる場所に駐車できたので、エアコンをつけなくても比較的快適に眠ることができました。


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今回、夏の車中泊対策として、窓用換気扇を手作りしたのですが、これがけっこう役立ちました。これに関しては、後日記事にする予定です。


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また、以前作ったポータブルクーラーももってきていたのですが、こちらも快適な車中泊にそこそこ役立ってくれたようです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




お昼前に起きて、道の駅で売っていた手作り弁当で昼食をとり、木曽福島のイオンで少し買い物をし、途中で温泉に入りさっぱりしてから、登山口となる中の湯に向かいました。


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中の湯は標高1800mほどのところに位置しているので、気温30度の下界から比べると天国のような涼しさでした。舗装された広い駐車場にトイレもあるので、車中泊にも困りません。三連休最終日の夕方ということで、車の数も少なく空いていました。


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ちなみに、トイレは水洗ではありませんが、こんな感じできれいでした。ただし、手洗いは水が出ませんでした。個室のほうは洋式で、紙も備え付けられていました。明かりはセンサー式の自動点消灯になっていて、比較的新しいトイレのようです。


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車内の車中泊準備が終わってから、バス停前のベンチで夕食です。ちなみに中の湯までバスが来ていて、下りの最終が17時前に出て行ったので、その後であればお客さんはなくベンチも利用可能というわけです。賞味期限切れのフリーズドライカレーが2つあったので、カレーとアルファ米、わかめスープで簡単な夕食ですが、カレーを2つとも食べたので、ボリューム的にはわりとたっぷり目でした。


明日は3時起床、4時出発の予定で、19時過ぎには早々に就寝しました。ところが、20時頃に隣に入って来た車がエンジンをかけっぱなしのままだったので、エンジン冷却ファンの音がうるさくて目が覚めてしまいました。そもそも他にいくらでも空いているのに、なぜわざわざ隣に停めるかの理解できません。ストーカーかよ。


窓を全部閉めてしばらく我慢していましたが、いっこうにエンジンを切らないので怒鳴り込んでやろうかと思ったのですが、怒ると興奮して寝られなくなるし、変なトラブルになってもなあと逡巡していました。窓から覗いてみると、白髪交じりのオヤジが運転席でなにかやっているみたいです。また老害かよとうんざりです。無駄に長生きした害悪老人がなぜこうも多いのでしょうか。見ると車中泊仕様のような軽ワンボックスなので車中泊素人ではなさそうですが、静かな夜の登山口の駐車場でエンジンをかけっぱなしにすれば、他の車中泊者に迷惑だということに思い至らない愚者は、日帰りで登山を楽しんで欲しいものです。


下界と違って涼しいので、まさか朝までエアコンをつけっぱなしで寝るつもりはないだろうから、もう少しすれば切るだろうとつとめて平静を保つように別のことを考えたりしていると、ようやくエンジンを切りました。


その後、どれぐらい時間がたったのかわかりませんが、トイレに出てみるとエンジンをかけっぱなしだった隣の車の向こう隣に別の車が入っていて、やっぱりエンジンをかけっぱなしで駐車しています。自分の車では隣の車が防音壁になるのでほとんど気になりませんが、隣の車はさぞやうるさいことでしょう。因果応報です。ザマミロ!


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ミレー ドライナミックメッシュノースリーブクルー
 ベースレイヤ: マムート パフォーマンスドライジップ L/S
          マムート ジップロングスリーブオールイヤー
 ミドルレイヤ: マムート エクスカーションジップフリース
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: バーグハウス ラムチェハイパーダウンジャケット
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: ミレー ドライナミックメッシュボクサー
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: ファイントラック クロノパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 ソックス: ファイントラック メリノスピンソックスEXPレギュラー
 シューズ: スポルティバ トランゴアルプGTX

●ギア
 バックパック: マムート クレオンライト32L
 ストック: レキ マイクロバリオタイタニウム
 ヘルメット: グラビティリサーチ アルパインヘルメット


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今回は1泊2日の小屋泊なので、着替えは山シャツ1枚のみです。シャツは1日目がマムート パフォーマンスドライジップ L/S、2日目がマムート ジップロングスリーブオールイヤーです。写真は1日目。ミドルレイヤのマムート エクスカーションジップフリースは、星景写真撮影時の防寒用にと持っていったのですが、結局使いませんでした。ダウンジャケットだけでも問題なかったようです。

つづく。


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| 2019年8月 御嶽山 | 13:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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猛暑と雨でも充実度100%: 大山剣ヶ峰その2 

2019年8月3日(土) 鳥取県大山町 大山剣ヶ峰(標高1729m) 日帰り単独行 


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槍ヶ峰へと直登する尾根道を登ります。あいかわらず猛烈な急斜面が続きます。


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トレース脇に咲く可憐なシコクフウロに癒されながら、体を押し上げていきます。


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このルートの一番の難関区間まで来ました。以前はロープもあり、それほど厄介ではありませんでしたが、すっかり崩落して手がかり足がかりの少ない崖地になっていました。登って登れない事はないのですが、下りはちょっと厳しいと思われます。そのため、右手から藪の中を巻くトレースができていました。


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12:11 ようやく直登が終わり、槍尾根まで上がってきました。


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尾根に出たところの崖沿いに咲いていた花ですが、ヤマホタルブクロかな。なんか色が違うような気もしますが、詳しくないのでよくわかりません。


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12:21 三ノ峰に着きました。お昼時ですが誰もいないので、ゆっくり休憩することができます。この日は虫もあまり多くなく、ことに登山口から尾根に上がってくるまでまったくといっていいほど虫にまとわりつかれることがありませんでした。三ノ峰山頂ではアブなどがそれなりに飛んでいて、ときおり頭の周りに飛んできたりしましたが、休憩するのがうっとしいほどのことはなく助かりました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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休憩しながら天狗ヶ峰の方を観ていると、天狗尾根をおっかなびっくり下っていく登山者がいました。滑落するんじゃないかとはらはらしながら見ていましたが、なんとか無事に難所を通過して下っていきました。


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出発する前に、記念写真を撮っておきました。ここからはヘルメット装着でいきます。


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剣ヶ峰を眺めるの図。


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ちょっとかっこつけてみた。


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12:44 ということで、剣ヶ峰に向けて出発です。


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三ノ峰から天狗ヶ峰までの尾根道は、特別崩落しているようなところもなく、昨年歩いたときととくに変わったところはありませんでした。ただし、もともと整備された安全なルートではないので、スリップや転倒が滑落転落に直結する危険性の高いルートであることに変わりありません。


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12:50 天狗ヶ峰まで来ました。


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岩に書かれた山名もだいぶん色あせてほぼ判読不能状態です。


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ユートピア方面にはガスがかかってきました。


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天狗ヶ峰から先も、相変わらずの状態です。


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途中の南壁側の崩落もだいぶん進んできた感じです。この場所は、足元がえぐれたように崩落していて、いつ足元が崩れてもおかしくないような雰囲気があるので、通過するときにけっこうハラハラしました。


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剣ヶ峰が近くなってくると、登山道が完全に崩落しているので、右手の北壁側の藪を迂回するようにトレースがついています。


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藪のトレースを進んでいくといったん尾根上に出てきますが、すぐにまた藪の中に入ります。


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再び尾根に出て来たところは、南壁側に奈落の底が口を開けています。


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ヤマハハコのお出迎えを受けつつ山頂に近づきます。


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13:01 お久しぶりの剣ヶ峰に登頂です。


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昨年は山頂碑の台座部分ががたがたになっていましたが、ある程度モルタルで補修されていました。


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修復された台座に座ってのんびりとしていましたが、気がつけばなんだかやばそうな雲が空を覆い始めました。


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頭上には積乱雲が急速に発達してきました。雨になりそうな雰囲気です。雨だけならまだしも、積乱雲なので雷まで発生したらたまったものではありません。逃げも隠れもできない山頂や稜線で雷に遭遇なんて、考えただけでぞっとします。


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弥山の南壁をガスが駆け上がっているのも見えます。のんびりしている暇はないと判断して、急いで下山することにしました。


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13:10 涼しい山頂にわずか10分しかいることができませんでしたが、一刻も早く下山開始です。


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13:17 天狗ヶ峰を通過。


少し気がせいていたためか、天狗ヶ峰の下りでスリップダウン。幸い、尻餅をついただけでしたが一瞬ヒヤリとしました。


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三ノ峰まで戻ってくると、頭上に広がっていた積乱雲は風に流されて弥山のほうに行ってしまい、青空が戻ってきました。急いで下山してきたのがバカみたいですが、どうなるかわからないのが山の天気なので、何もなければそれでOKです。


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ユートピアにかかっていたガスもなくなり、避難小屋や三鈷峰も見えています。


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三ノ峰で靴紐を締めなおして、そのまま槍尾根を下ります。



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槍尾根から草つきの急斜面を一気に下ります。少し休憩したいところですが、再びガスが出始めたので、とにかく大ガレまで下ってしまうことにしました。


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14:02 大ガレまで下りてきて、大堰堤までもう少しというところで、とうとうポツリポツリと雨が降り始めました。本降りになる前に大堰堤を越えてしまえば、あとは登山口まで森の中を歩くので、少々の雨なら大丈夫です。歩く速度を速めます。


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大堰堤の下に出ました。頭上には雨を降らしそうな雲が一面に広がり始めていました。


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工事箇所の迂回路から三の沢に出る直前に、とうとう本降りになってしまいました。この先は森から出て三の沢沿いの道になるので、そのままでは濡れてしまいます。しかし、すでに汗でシャツもパンツもすっかり濡れているので、いまさら雨に濡れたところで何も変わりません。ということで、雨具もつけずに雨の中を普通に歩いて下りました。


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14:37 駐車場に戻ってきました。雨の中を歩いた割には、それほど濡れた感じはしません。汗で濡れていたからなのか、思ったほど雨脚が強くならなかったからかはわかりません。しかし、やたら湿度が高く、濡れた服を脱いでしばらく工事事務所の軒下で涼んでいましたが、いっこうに体が乾かないので、車に戻ってエアコンをつけ、車内で全部着替えてようやく不快感から開放されました。


久しぶりに4時間を越える行動時間の登山をしましたが、ようやく登山らしい登山ができたということで、なんだか充実感が半端なく、お盆休みもまた信州遠征できそうだなと感じた1日でした。もっとも、重い装備を試していないので、GWのときのように腰痛で撤退することになりはしないかということが気がかりです。腰のほうは全快しているとは言いがたいので、本番前に一度ボッカ訓練をしておきたいものです。

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| 2019年8月 伯耆大山剣ヶ峰 | 17:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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猛暑と雨でも充実度100%: 大山剣ヶ峰その1 

2019年8月3日(土) 鳥取県大山町 大山剣ヶ峰(標高1729m) 日帰り単独行 


GPV気象予報では午後1時ぐらいから雨の可能性がありましたが、登山天気の予報では晴れになっていたので、久しぶりに伯耆大山剣ヶ峰に登りに行きました。


剣ヶ峰は2018年4月以来で、1年4ヶ月ぶりになります。お盆休み1週間前ということで、トレーニングをかねて負荷の大きい山行をしておく必要があるのと、暑さ慣れする必要もありました。なにより、体力的にも体調的にも猛暑の登山を問題なくこなせるのか確認しておく必要があります。先週登った花知ヶ仙では、すこし体調面に不安を感じたので、1週間前にきつめの登山をして確認しておかないと、ぶっつけ本番だと何が起こるかわかりません。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート パフォーマンスドライジップ L/S
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ランボールドパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 ソックス: ハリソン 総パイルクライミングソックス
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし
 ヘルメット: グラビティリサーチ アルパインヘルメット


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新しい山シャツを着用しました。といっても、マムート パフォーマンスドライジップ ロングスリーブはすでに1枚持っているもので、好日山荘の夏セールで色違いを買い増ししたというだけです。夏用の山シャツは白系や青系ばかりなので、初めて赤系を買ってみました。素材は薄くて肌触りがよく、汗抜けもとてもいいので、暑い夏山登山にはぴったりのシャツです。







ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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10:19 文殊堂の駐車場を出発します。本当は暑くなる前の早い時間に出発したかったのですが、寝坊して到着が遅くなりました。文殊堂の駐車場にはすでに12台ほどの車が停まっていて、人の姿はありませんでした。まあ、他に出発する人がいないということは、前後に人がいないのでマイペースで登ることができるわけで、それはそれで結果オーライです。


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三の沢に入ると、前方に大山の姿が見えていました。到着した頃はガスで稜線は見えていなかったのですが、どうやらガスが取れてきたようです。


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5分ほど登ると、登山者用の通路が左手の森の中に分岐していました。どうやらまた堰堤工事が始まっているようです。大山の治水工事は永遠に終わりはなさそうです。


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以前にも設置されていた迂回路なので、しっかりとしたトレースがついています。


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5分ほどで再び三の沢に出てきました。


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出て来たところがちょうど左岸に渡る二重堰堤の前でした。二重堰堤の下を渡って、対岸に上るための通路も新しく設置されていました。しかも、ロープの手すり付です。工事のおかげでかえって通路がしっかり整備されたわけです。


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左岸に上ると、まっすぐ登っていくだけですが、けっこう草がトレースに覆いかぶさるようになっていて、ややうっとおしい状態でした。


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そのうち、木の枝も上から覆いかぶさるようになってきて、軽い藪漕ぎ状態になりました。以前は、何度か三の沢に下りる区間があったように記憶していますが、今回は1度下りただけで、あとはひたすら藪や森の中を登っていくトレースになっていました。どうやら沢沿いの区間の崩落がひどくなって、新しく森の中にトレースがつけられたようです。


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10:56 最終堰堤手前に出てきました。ここまでずっと森の中だったので、ここに来てようやく大山南壁を見ることができました。


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11:02 最終堰堤を越えて大ガレに出てくると、曇りがちだった空はすっかり晴れて、照りつける日差しでオーブンの中にいるかのような暑さが襲ってきました。出発して50分ほど経っていたので、右手にある木の下に座って陽射しを避けながら休憩をとりました。


右岸の、三の沢と二の沢の間にある尾根の上のほうから人の声が聞こえてくるので、なんだろうと思いましたが、きのこ採りか、あえて二の沢へトラバースしようとしている団体なのでしょう。そのうち声も消えなくなりました。


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11:10 休憩を終えて、出発します。トレースは休憩場所からまっすぐ南壁方向に伸びていました。以前は、大ガレに出たところからすぐに右斜め方向に進んで大ガレの真ん中あたりを登っていった記憶があるので、妙だなと思いましたが、理由はすぐにわかりました。深さ3~4mぐらいありそうな大きな涸れ沢ができていたのです。


これほど深く大きな沢が大ガレにできているのを見たのは、今回が初めてです。今年それほどきつい雨がふったかなと思いましたが、7月に雨が多かったのが原因なのでしょう。トレースは涸れ沢に沿って少し登り、途中から沢に下りて対岸に渡りました。


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涸れ沢の中から南壁を見ると、こんな感じです。


照りつける日差しで猛烈に暑い大ガレを登っていくと、やたらのどが渇いてついつい水分補給が多くなります。いままでだったら0.5リットルのペットボトルが剣ヶ峰山頂までもっていたのですが、今回はもう半分ぐらいになってしまいました。1回あたり一口飲む程度ですが、回数が増えるのでどうしても消費量が増えます。


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たまに、雲が日差しをさえぎってくれると、それだけでも楽になったように感じます。幸い、花知ヶ仙で感じたようなしんどさはないので、体調は悪くなさそうです。


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大ガレ直登から右折して南壁下のトラバース区間に入りました。この右折場所があいかわらず草に覆われてわかりづらく、しかも直進方向はいかにもトレースらしく見えるので、おそらく多くの人が気がつかずに直進して間違いトレースが出来上がってしまったのでしょう。南壁近くで大ガレから右手の茂みの中に入って2分ほど直登したら右折するので、茂みの区間に入ったら常に右折箇所を探しながら登るよう注意しておく必要があります。下山時に、小さなケルンを積んでおいたので、崩れていなければ少しはわかりやすくなっているはずです。



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このトラバース区間はいい具合にお花畑になっていました。こちらはシモツケソウ。



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淡い薄紫がさわやかなオオバギボウシ。


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オレンジ色が目を引くコオニユリ。


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これはシシウドかな? なんか違うような気もしますがよくわかりません。


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ビタミンカラーのダイセンオトギリ。


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おそらくクサボタンという花だと思いますが、初めて見たかも。


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沢筋にはヤマアジサイも咲いていました。


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トラバース区間が終わり、いよいよ槍ヶ峰への急登が始まります。このあたりで、急に疲れたようなしんどいような感じが出てきました。やはり体調不良なのか、それとも熱中症かと考えましたが、急速に空腹感もでてきたので、シャリばての雰囲気も濃厚です。そういえば朝は栄養ドリンクとゼリー飲料しか採っていません。


さらにまずいことに、今回は昼食なしの山行になってしまいました。というのも、蒜山ICを下りたところにあるローソンで昼食を調達するつもりだったのですが、なんとローソンが跡形もなく消えていたのです。少し蒜山方面に走ればセブイレブンがありますが、行動食に1本満足バーを2本持ってきているし、アミノバイタルのゼリー飲料もまだ1つあるので、まあいいかということでセブンイレブンにはよらずに来たのでした。ところが、出発時にアミノバイタルのゼリー飲料を車に置いてきてしまい、1本満足バー2本が今日の食料すべてなのです。


これから急登が始まるというのにシャリばてではどうしようもないので、行動食を食べようと思ったのですが、座って休憩できるようなところはありません。とりあえず少し登れば適当な場所があるだろうと、スポーツドリンクを2口ほど飲んで急登を登り始めました。ところが、スポーツドリンクが意外にも空腹感を紛らわせてくれたらしく、空腹感もしんどい感じも登っているうちになくなってきました。




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途中でクガイソウを写真に撮る余裕も出てきました。


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きつい陽射しも急傾斜の登山道も、ばてることなくぐいぐい登ることができました。ビタミンやクエン酸は入っているもののカロリーゼロのスポーツドリンクでシャリばての解消になるとも思えないので、やはり熱中症気味だったのかもしれません。それとも、急登を前に自然に気合が入って精神的に不安要素を押さえ込んでしまったのでしょうか。なんにしても、不安要素がなくなったことは好都合でした。


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トレースを登り詰めていくと、上方に崖が見えてきました。以前はここに来ると道間違いということだったのですが、いまはこの崖下から左手にトラバースして尾根道に出ることができるようになりました。アリ地獄のようなガレを無理やり登っていたことを考えれば、このルートができたのはすごく助かります。


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11:54 尾根道に出てきました。ちょうど正面に一の沢の上流にあるタケノコ岩が見えていました。このあたりで行動食休憩にしても良かったのですが、あいかわらず空腹感もしんどさもないので、このまま先に進むことにしました。

つづく。

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| 2019年8月 伯耆大山剣ヶ峰 | 13:51 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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岡山県7位なのに達成感なし: 花知ヶ仙 

2019年7月27日(土) 岡山県鏡野町上齋原 花知ヶ仙(標高1247.3m) 日帰り単独行 


花知ヶ仙(はなちがせん)は、岡山県で7番目に高い山になります。6位のギラガ仙は標高1247.6mでわずか0.3m高いだけですが、登山道がなく無雪期に登ることができないので、無雪期にも登ることができる山であれば、県下6位ということになります。


いままでなぜ登らなかったのかというと、登山口が標高960m付近の林道途中にあり、標高の割りに高低差が287.3mしかなく、県南の低山に登るのと変わらないからです。わざわざ時間とお金をかけていくほどのことでもないということで、まったく登りに行こうという気になりませんでした。


今回、登山口からではなくもっと下のほうからアプローチすれば、それなりの標高差になるから、トレーニングがてら登っておこうということで行ってみることにしました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート アタカソライトジップ
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: アクシーズクイン ウィンドストッパ―グローブ
 キャップ/ハット: マムート ランボールドアドバンスドハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ランボールドパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 ソックス: アイスブレイカー メリノウールミディアムソックス
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


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ボトムスのランボールドパンツは、津黒山で着用したものではなく、2017年3月に好日山荘Webショップで購入したものです。サイズがEU48で少し大きかったのでもっぱら夏の普段着として使っていましたが、今回初めて山で使ってみました。ちなみに、津黒山で着用したランボールドパンツは、EU46Shortサイズで、ジャストフィットでした。


この日は蒸し暑い天候で、通気性のいい薄手の夏用パンツでもしっかり汗をかいてしまいました。津黒山でほとんど汗をかかなかったので少し期待していたのですが、やはりベンチレーションがないと熱気がこもってしまうのを避けることができないようで、腰周りや太もも部分がしっかりと汗で濡れてしまいました。本格的な夏山では、やはりベンチレーション付のパンツに勝るものはないようです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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8:56 当初は、林道が二股に分岐する遠藤杉母樹林群生地の看板前に車を停めるつもりでしたが、駐車スペースに水が流れ込んでぬかるんだ感じになっていたので、脱出できなくなる危険があるということで、少し戻った林道脇の駐車スペースに車を停めました。


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9:01 林道分岐点まで来ると、前方に背の高い遠藤杉の梢が見えます。分岐を右へ進みます。


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分岐のすぐ先に、車両通行止めの看板がありますが、鎖などの物理的な障害物はないので、車で進入することは可能です。この看板の前に駐車ペースがあるので、当初はここに停めるつもりでした。


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道の反対側には、遠藤杉母樹林群生地の看板があります。とはいえ、遠藤杉についての説明はなにもないので、どういう杉なのかさっぱりわかりません。


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林道の分岐までは、ところどころ路面が荒れている場所もありましたが、分岐を右折して奥に進んでいくと路面の状況はかえってよくなりました。


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9:06 分岐から5分ほど歩くと、林道の左右に広い駐車スペースがありました。左右でそれぞれ5台ぐらい停められそうで、地面もフラットでここまで来たほうが楽でした。これより奥へ行くと、路面がかなり荒れてくるので、車高の高い4WD車でないと登山口まで車で行くのは困難だと思われます。山と渓谷社の分県登山ガイド岡山県の山では、登山口まで問題なく車で行けるような書き方ですが、近年の林道の状況を調査しないまま昔の内容でそのまま改訂したのではないかと思われます。なので、実質的に花知ヶ仙登山はこの場所に車を停めて歩いていくことになると思います。


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振り返れば、遠藤杉母樹林が天を突くようにまっすぐ伸びています。


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9:12 さらに5分ほど歩くと、2台ぐらい停められそうな駐車スペースがありました。2WDの普通車で行けるのはここが限界です。


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その先では、こんな感じで道が掘れているので、オフロード車でないとやばいことになりそうです。


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9:30 分岐から30分で登山口に着きました。林道の荒れ具合からして、登山口の看板も壊れかけたような状況かと思っていたのですが、意外にも真新しいきれいな看板が設置されていました。



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9:35 登山口で5分ほどドリンク休憩をとって、登山道に分け入りました。


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登山道に入ってすぐに小さな沢を渡ります。


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沢を渡って少し登ると、登山道は右折します。右手の杉に赤テープが巻いてあるのですが、目線よりも高いところにあるので、下ばかり見て歩く癖のある人はうっかり見逃して直進してしまう危険性があり、注意が必要です。


右折すると小さな沢を渡り対岸を登っていくのですが、このあたりは道がぬかるんでいて滑りやすくなっています。


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9:39 標高1000mの鞍部に着きました。山頂まで600mと書かれた案内板が設置されています。


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案内板を過ぎると傾斜がきつくなります。緩やかな山というイメージがあったのですが、思いのほかきつい斜度にちょっとびっくりです。


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他に登山者がまったくいないうえにうっそうとした森の中を登っていくので、熊よけ鈴も鳴らしつつ、ときどきホイッスルを吹きながら登ります。


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登っていくにつれて傾斜はさらにきつくなってきました。ブナ林になって雰囲気は悪くありませんが、急登といってもいいほどの急傾斜で、ブナ林の様子をのんびりと楽しむほどの余裕はありません。


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登山道はよく整備されていて、笹が覆いかぶさってくるようなところはまったくありません。それなのに、まったく登山者がいないという事実が、いかに不人気の山であるかということを物語っているようです。



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立木にセミの抜け殻が残されていました。セミの抜け殻をみたのは、ずいぶん久しぶりのような気がします。


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登山道の傾斜がようやく緩んで来たようです。


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10:00 ようやく急登が終わりほっと一息つけるようになりました。鞍部からわずか20分しか経っていませんが、思いのほかしんどい思いをしました。単に体力が落ちているのか、寝不足で体調がいまいちだったのかわかりませんが、この程度で息が上がっているようでは、今年の夏は日本アルプスのテント泊縦走は厳しそうです。


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10:12 登山道の傾斜がゆるんでからもしんどさがとれず、ゆっくり歩いてようやく山頂に着きました。花知ヶ仙山頂は展望がないということは知っていましたが、これほどとは思いませんでした。がっかり感も強く、あまり登頂したときの達成感も感じられませんでした。


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唯一、北西方向だけわずかに駆り払われていて麓のほうまで展望があるにはあるのですが、この日は山頂付近にガスがかかっていたので、ほぼ展望はなしでした。


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ほかに誰もいないので、三脚を使って記念撮影しておきました。


北西方向に開けた場所に座って、展望のない風景を見ながら休憩をとりました。座って休んでいると、さすがにしんどさはなくなってきましたが、お盆休みの山行をどうするか考える必要がありそうです。考えてみれば7月ももう終わりなので、お盆休みまで10日ほどしかありません。いまさらトレーニングしても付け焼刃にしかならないし、どうしたものやらという感じです。


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10:32 あまり考えてもしょうがないので、さっさと下山して温泉に入ってかえることにします。


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山頂から7分ほど下ったあたりで展望が開けているところがありましたが、このあたりは周囲の山々もそれなりの標高があるので、あまり展望があるという感じではありません。せっかく登っても展望が良くないし、標高差も小さく達成感も感じにくいので、そのあたりが不人気の原因かもしれません。


現在、人形峠から高清水高原まで高清水トレイルが整備されていて、今年の秋には伯州山までつながるらしいのですが、どうせなら上齋原を基点として高清水高原から伯州山を経由して三国山、ギラガ仙、辰巳峠を経て、三十人ヶ仙、天狗岩、花知ヶ仙、三ケ上とつながり上齋原へ戻ってくる周回トレイルにすれば面白いのにと思います。


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急傾斜の登山道をスリップしないように慎重に下ります。


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10:52 標高1000mの鞍部を通過します。


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10:56 登山口まで戻ってきました。ここから先はだらだらと林道を下っていくだけです。


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林道を下っていく途中でお腹が減って来たので、買ってきたおにぎりを食べながら歩きました。ローソン名物悪魔のおにぎりの新作がまたでたようです。今度はうなぎのタレと山椒味だそうで、わざわざ「うなぎ不使用」と目立つように書かれています。味は悪くないのですが、やはりうなぎのこってりとした味がないと物足りない気がするし、主役のいない演劇みたいで味気なさ過ぎると感じます。ちょっと企画倒れかなというのが正直な感想です。


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遠藤杉母樹林帯の林道分岐のすぐ下あたりで、遠藤川を覗くことができる場所がありました。涼しげで透明な清流がとうとうと流れていました。この沢なら大きな滝や段差もないので、沢登りも楽で楽しそうな雰囲気です。


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11:22 駐車場所に戻ってきました。行って帰って2時間半の行程でした。標高差はおおむね417mでした。

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| 2019年7月 花知ヶ仙 | 15:56 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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