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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。当ブログ内に掲載してある写真の無償提供はしておりません。また、無断で使用することは固くお断りいたします。

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雨の森を歩く: 高清水トレイル 

2021年6月13日(日) 岡山県鏡野町 池川山(標高1030m) 日帰り単独行 


雨予報の週末だったので、自宅でのんびりするつもりでした。しかし、土曜日をダラダラと過ごした反動か、日曜日の朝起きると、どうにも山に行きたいという欲求が湧いてきました。しかも、なぜか雨の森を歩きたくなってきたのです。ちょっと疲れてんのかな? と思わないでもないのですが、雨降りなら人も少ないだろうし、久しぶりに雨の森を歩いてみるのも悪くないかもということで、急遽出かけることにしました。


行き先は、高清水トレイルにしました。雨降りなので、あまりがっつりと登るような山だとスリップしてけがをする恐れがあるので、高低差があまりなく道の整備もきっちりされている場所の方が向いています。高清水トレイルは、できてからまだあまり時間が経っていなくて訪れる人が多いのですが、さすがに雨降りの日にたくさんの人が来ているということはないはずです。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マーモット クライムウールL/Sジップ
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: モンベル ストームクルーザージャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: セイラス エクストリームオールウェザーグローブ
 キャップ/ハット: アウトドアリサーチ ゴーストレインハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: バーグハウス イージーストレッチパンツ
 ハードシェル: モンベル ストームクルーザーパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: クロスプロ 脚力サポートソックス for Trekking
 シューズ: マムート デュカンハイGTX

●ギア
 バックパック: ハクバ GWアドバンス ピーク25
 ストック: なし


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今回は久しぶりに使ったもの、初めて山で使ったものが多くありました。アッパーのマーモット クライムウールL/Sジップは久しぶりの着用です。雨降りなので、少し肌寒いかもしれないし、レインウェアを着るとインナーが汗で濡れるので汗冷えしにくいようにということで、ウール混のシャツにしました。

レインウェアは、これまた数年ぶりに着るモンベル ストームクルーザーの上下です。かれこれ20年以上が経過している骨董品のようなレインウェアですが、腐ってもゴアテックスということで、とりあえず防水性能だけはまだ大丈夫でした。といっても、シーリングなどダメになっているところもあり、そろそろお役御免かなという感じです。


セイラス エクストリームオールウェザーグローブもかなり久しぶりです。2月頃バイクに乗るときに2度ほど使用しましたが、山で使うのは何年ぶりか忘れてしまいました。レイングローブとして持っていきましたが、寒くはなかったので結局使いませんでした。


ゴアテックスのレインハット アウトドアリサーチ ゴーストレインハットを使うのも久しぶりです。雨の日に山を歩くときはツバのあるレインハットが快適で便利なのですが、稜線で横風があると顔がもろに濡れてしまうというデメリットはあります。今回は横風が吹き付ける稜線部分はごくわずかだったので、全般的にレインハットの快適さが勝りましたが、2018年8月に後立山連邦を縦走したときは、逆でした。高山では素直にレインウェアのフードをかぶった方がいいみたいです。


ボトムスのバーグハウス イージーストレッチパンツは、夏の普段着もしくは仕事着として購入したものですが、通気性のいい薄手の生地がレインウェアのインナーパンツとしてちょうどよさそうということで山デビューとなりました。さらりとした履き心地で蒸れてべとつくこともなく、またストレッチが効いていてツッパリ感を感じることもなく、レインウェアのインナーとして快適でした。


雨のブナ林の写真を撮るために一眼レフを持って行ったので、バックパックはハクバ GWアドバンス ピーク25を選びました。


マムート デュカンハイGTXを雨の日に使うのは初めてでしたが、ゴアテックスメンブレンがちゃんと防水性能を発揮してくれて、雨がしみてくるようなことはありませんでした。また、ソールのグリップもしっかりしていて、雨でぬれた登山道も安心して歩くことができました。ホント、よくできたトレッキングシューズです。



ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。




人形峠の駐車場に着いたのは11時ごろでした。お昼前なので、登山者がいればまだ車が停まっているだろうと思っていましたが、なんと1台も停まっていませんでした。


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11:10 駐車場を出発です。


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公衆トイレの裏の登山口から高清水トレイルに入ります。


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人形峠から高清水トレイルに入るのは、2020年2月以来2回目です。前回は積雪期だったので、無雪期に歩くのはこれが初めてです。コンクリート舗装の立派な道が続いているとは驚きです。


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今日は雨ということで、ガスにけぶる森を期待していたのですが、10分も歩くと期待通りガスが出てきました。


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コンクリート舗装が終わり、ウッドチップが敷き詰められた道になりましたが、雨で流されているところも多く、水に浮いてしまうウッドチップは傾斜の付いた登山道に使うのはあまり向いていないといえそうです。


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道の傾斜がきついところだとけっこう地面がえぐれていて、できてまだ1年半ほどしか経っていない高清水トレイルですが、自然は甘くないと感じます。


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11:41 高清水高原の休憩舎が見えました。出発時は雨は降っていなかったのですが、ちょうど休憩舎が見えてきたところでパラパラと落ちてきたので、ここでレインウェアを着ることにしました。


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誰もいない休憩舎を一人で贅沢に使って休憩です。


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久しぶりにモンベル ストームクルーザーを着ましたが、写真にとってみるとぶかぶかでだっさーという感じです。誰もいなくて良かったです。サイズ的にちょっと大きいLということもありますが、パンツのほうは太さが足の倍ぐらいあり、なんでこんなに太いシルエットにするのか理解できません。やっぱりモンベルはデザイン的にダメダメです。もっとも、かれこれ20年ほど前のデザインなので、今は改善されているのかもしれませんが。


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11:57 休憩舎からひと登りで、高清水高原のピークです。まったく展望がないのでそのまま通過します。


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12:06 高清水高原のピークからいったん下り、再び上り返したところが大畝山二等三角点です。


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大畝山二等三角点を過ぎると、急斜面をジグザグに下ります。このルートで唯一の急斜面ですが、距離は短いので問題ありません。


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送電線の下をくぐるとなだらかな上り坂が続き、途中でブナの原生林に入ります。


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原生林に入ると、ブナの巨木が出迎えてくれます。


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ガスにけぶる幻想的なブナ林をのんびりと進みます。このころから雨が本格的に降りだし、パラパラとレインハットをたたく雨音もなぜか心地よく感じます。


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雨に濡れ、苔むしたブナの巨木が何かしら艶やかに見えます。


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雨の森は、なぜか生命力にあふれているように感じます。


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ブナの幹を伝って流れ落ちる雨水が、まるで湧水のようです。


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12:35 なだらかなブナの原生林の中の道を登り詰めると、御林山の山頂です。登山道はそのまま先に続いていて、標柱がなければ山頂と気づかずに通り過ぎそうです。


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御林山を過ぎると少し下りになります。たっぷり水分を含んだ空気で白くもやっている森の空気を大きく吸い込むと、何か心身をリフレッシュしてくれる気のようなものが体に充満してくるようです。


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苔むすブナの古木も、活力がみなぎっているようです。


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掌のような葉っぱが、雨に濡れつやつやと光り輝いていました。


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12:52 やや急な斜面を登りきると、池川山山頂です。池川山も御林山と同じで、広くピーク感はありません。当初は、ここで引き返すつもりでしたが、せっかく誰もいない高清水トレイルなので、ブナの谷頭の展望台まで行くことにしました。池川山からなら急げば20分程度です。


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池川山を過ぎるとブナ林は終わってしまうので、よそ見をすることもなく、急ぎ足で丸山分岐まで来ました。そのままブナの谷頭へ向かいます。


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丸山分岐からブナの谷頭までの区間が、比較的吹きさらしの尾根道となります。晴れていれば南側(右側)の展望が開けていますが、今日は真っ白で視界は50m程度です。


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13:06 わき目もふらずに急ぎ足で歩き続け、ブナの谷頭に着きました。池川山から14分と、けっこう早く着きました。


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展望台でランチにするつもりでしたが、吹き込んだ雨で床は一面濡れていました。ベンチもテーブルも何もない展望台なので、これではどうしようもありません。


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比較的濡れていない階段に座ってランチにすることにしました。今日は、さすがに人が来ることはないと思われます。


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今日は賞味期限の近づいてきた行動食で軽く済ませます。プロテインのほうがチーズケーキ味、一本満足バーがハニー&クリームチーズ味と、まさかのチーズかぶりでしたが、どちらも美味しかったです。


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13:27 20分ほどの短い休憩を終えて、下山します。雨はやや小降りになっていました。


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13:43 池川山を通過します。


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ブナの原生林に入ると、やっぱり何か雰囲気が違います。


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ブナの古木は、それ単体で小さな森のようです。


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雨の森を歩くのも、案外悪くないなと感じました。これからは、時々雨のブナ林を訪れてみようという気になりました。


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13:58 御林山を通過します。


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ブナの幹の模様も、何か不思議な雰囲気が漂います。もともとは灰白色のなめらかな樹皮ですが、地衣類がカモフラージュ柄のような不思議な模様を描きます。


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14:27 高清水高原まで戻ってきました。


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雨はまだ小降り状態ですが、ガスがかなり引いて展望が効くようになっていました。左奥の山が、先ほど通過してきた池川山だと思います。


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14:29 休憩舎で休憩していくことにしました。わずかに残っていたスポーツドリンクでラムネを流し込み、最後の下りに備えます。


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5分程度の短い休憩の後、出発しました。雨はほぼやみかけていました。


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15:01 最後のコンクリート舗装の林道の下りでちょっと左膝が痛くなりかけましたが、悪化することなく駐車場に戻ってきました。誰にも会わなかったので、当然ながら自分の車以外はありませんでした。


この時期はまだ暑くなく、レインウェアを着ていてもあまり蒸れて困るということがないので、雨の森を歩くのも悪くないかもしれません。問題は、雨に濡れずに休憩する場所があるかどうかです。高清水トレイルは、高清水高原に休憩舎があるものの、ブナの谷頭の展望台は中にベンチがないのが残念なところです。幸い、階段にも屋根があったので助かりました。


ブナ林と言えば新庄村の毛無山ですが、毛無山は9合目に避難小屋があり休憩場所として利用できます。岡山県立森林公園や冨栄山はブナ林のあるあたりには休憩舎はありませんし、稜線にも休憩舎がないので、雨の日の森歩きには向いていないのかもしれません。最低でも傘とハイキングチェアーがあれば座って休憩することは可能ですが、できればタープなどあればいいのかもしれません。

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| 2021年6月 高清水トレイル | 15:34 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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