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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。当ブログ内に掲載してある写真の無償提供はしておりません。また、無断で使用することは固くお断りいたします。

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日帰りで登る3000m峰: 乗鞍岳その2 

2021年5月6日(木) 長野県松本市 乗鞍岳(3025.7m) 日帰り単独行 


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10:20 約20分もガッツリ休憩してから、乗鞍岳を目指して歩き始めました。ここから先は木立もない見渡す限りの雪原です。


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進行方向右手には、穂高連峰がくっきりと見えていました。けっこうあちこちの山を登ってきましたが、実はここから見える西穂、奥穂、前穂の三座にはいまだに登っていません。いい加減登り行きたいところですが、人気の山だけに休日の混雑している時には登りたくないし、いい条件で登れるタイミングを待ちたいと思います。


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剣ヶ峰が近づいてきました。一般的には右にある肩ノ小屋を経由して右手から稜線を辿って登るルートが主ですが、ここから見ると直接剣が峰に登るのに何の支障もなさそうです。なので、左の稜線から剣ヶ峰に直登することにしました。


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10:51 肩ノ小屋に向かうルートから外れて剣ヶ峰直下の斜面下にまでやってきました。かなり風が強くなりソフトシェルジャケットだけでは寒さを防げなくなってきたので、剣ヶ峰に取りつく前にハードシェルジャケットを着て、グローブもテムレスに変更しておきました。見上げると雲一つない青空に高層雲が広がり始めていました。天気が下り坂なのはわかっていますが、今日一日はもってほしいものです。


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剣ヶ峰の東陵下部の北斜面を登っていきます。写真では緩い斜面に見えますが、そこそこの斜度はあります。スキー場で言えば上級者コースという感じです。


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呼吸を整えるために立ち止まって振り返ると、結構登ってきたのがわかります。斜めに登って雪が固くなってきたら折り返すということの繰り返しでジグザグに登ってきましたが、登るうちに徐々にビビりの気持ちが湧いてきました。久しぶりの雪山ということで気持ちが負けそうになっているようです。なので、”ビビるな! ビビるな!”と自分を鼓舞しながら登っていました。



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11:34 東陵まで登ってきたので小休止をとりました。標高2810m地点です。バックパックが落ちていかないように雪の柔らかいところにタコつぼを作り、座る場所も作って一休みです。ここから先は一直線に東陵を辿るだけです。


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休憩後、東陵をまっすぐに登ります。


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5分ほどでやや傾斜がきつくなり雪も固くなってきたので、直登からジグザグに登り方を変更しました。


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11:56 さすがに3000mが近くなって急な尾根を登っていると息が切れます。先ほどの休憩からまだ30分しか経っていませんが、ちょうど岩が露出しているところがあったので、岩の上側にタコつぼを掘って休憩することにしました。


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下を見ると遥か彼方まで雪の急斜面が続いているので、何か落とすと大変です。もちろん、自分が落ちてもどこで止まるかわかりません。そう思うとちょっとビビりの虫が騒ぎ出しそうになりますが、すぐ下に岩があるおかげでなんとなく安心できました。


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山頂までもうすぐなので、ラムネでエネルギー補給しておきます。


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12:04 休憩後、一気に山頂を目指します。右手の谷筋を上の方からスキーヤーが2人滑り降りてくるのが見えましたが、自分が登っている稜線のほうへ来る様子はなかったので、安心して登ることができました。


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山頂が近づいてきたため、尾根の傾斜もかなりきつくなってきました。標高2900mのこの辺りで35度ぐらいでしょうか。


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標高2900mを越えてくると、さらに傾斜が増してきました。


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傾斜は40度ぐらいになってきたようです。滑落に気を付けて、一歩ずつクランポンの爪が雪面にかんでいるのを確認しながら登ります。


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見上げると壁のような稜線ですが、かなり幅が狭くなり、山頂が近いことを実感しするようになってきました。


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12:23 標高2960m付近でついに急傾斜の狭い尾根を登り切り、緩んだ傾斜の先に山頂らしい岩場が見えました。


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振り返ると、真っ白な東陵に自分の足跡だけが続いています。


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山頂が見えてきました。


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誰もいなければいいのにと思っていましたが、さすがにそうはいきませんでした。とはいえ、下山し始めていたスキーヤー以外は2人組の登山者がいただけなので、ゆっくりできそうです。


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12:33 標高3025.7mの剣ヶ峰山頂です。三本滝駐車場からほぼ4時間30分でした。これが早いのか遅いのかわかりませんが、今日は体調も良く足が止まることはなかったので、特に急がなくても普通に歩けばこれぐらいの時間で登ることはできるのではないかと思います。


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とりあえず、記念撮影です。


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北アルプスの峰々を背後にもう1枚。


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御嶽山とも記念に1枚。


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そして、ランチタイムです。クルミ蒸しパンとカフェオレです。


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さすがに菓子パン1個では満足できなかったので、しっとりたまご蒸しパンをおかわりです。


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ランチ後、建物の反対側に回ってみると、鳥居や建物にびっしりと大きなエビのしっぽが張り付いていました。5日に道路が凍結したとのことなので、前日はかなり荒れた天候だったようです。


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そういえば山名と標高をかいたものがないなと思っていたら、反対側に設置されていました。


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13:05 下山に3時間ぐらいかかるだろうと予測し、そろそろ下山することにしました。下山は肩ノ小屋方面から行くことにしました。


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剣ヶ峰から下ってきて最初のピークです。てっきりここが剣ヶ峰の北側にある朝日岳だと思っていたのですが、朝日岳は写真左奥に見えているピークでした。


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振り返れば、剣ヶ峰が小さくなっていました。


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肩ノ小屋まで行くと遠回りなので、朝日岳だと思っていたピークから右の斜面へと下りました。


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雪も柔らかくてザクザク下ることができました。しかし、少し下ると岩場が見え、斜面の先が見えなくなっていたので、若干左手に迂回しながら岩場の間を縫って下りました。


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位ヶ原まで降りてきて、下ってきたピークを見上げると、迂回した岩場がちょっとした崖のようになっていて、強行突破しなくてよかったと思いました。


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13:37 自分のトレースを見つけました。あとはこのトレースを辿って戻るだけです。午後になって雪が緩んで、時々踏み抜くことがありましたが、ワカンやスノーシューが欲しいと思うほどでもなく、ワカンを持ってこなくても困ることはありませんでした。


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14:43 休憩なしでゲレンデ上部まで降りてきました。ここでクランポンを外して、あとはゲレンデを下ります。


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最初は往路とおなじ土の出たゲレンデを下っていましたが、下りでは足の向きが斜めになって歩きにくいので、雪のあるところを下ることにしました。雪の上なら、踵からまっすぐ足を下ろせるので楽です。


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15:00 駐車場に戻ってきました。休憩なしだったこともあり、わずか2時間で下山することができました。着替えている間に濡れた靴やクランポンを乾かしておきました。陽射しがあるので、ほんの10分ほどでほぼ乾きました。

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これで今年のGWの遠征は終了です。当初の予定の聖岳から光岳への縦走はできませんでしたが、日帰りとはいえ3000m峰に登ることができたので、なんとか留飲を下げることができました。今後は、夏の遠征に向けて、筋力強化が課題です。


この後は、帰宅途中で鳥取の扇ノ山にブナ林の写真撮影目的で立寄る予定なので若狭方面に行くのですが、その前に温泉です。昨晩立ち寄った乗鞍高原の湯けむり館は連休明けということで今日は休業です。グーグルナビだと関が原から琵琶湖北岸を経由して若狭方面に行くのが最短ルートだと出たのですが、木祖村の方へ出ると一番近い温泉まで1時間ほどかかるし、検索してみるとやっぱり休業でした。


なので、安房トンネルを抜けて平湯に出て、ひらゆの森で温泉に入ることにしました。安房トンネルの通行料630円が痛いところですが、仕方がありません。


ひらゆの森でゆっくりと温泉を楽しんだ後は、髙山方面に移動し、途中のローソンで夕食を食べました。最近のローソンは19時ごろに行くと弁当などを半額で売っているので、案外お得です。普通に夕食を食べると弁当とサラダと副食などで1000円ぐらいかかってしまうところ、500円台で済みました。


食事の後は、中部縦貫自動車道の高山西IC前にある道の駅ななもり清見へ移動して、そこで車中泊しました。ここはそれほど大きい道の駅ではありませんが、ICの前ということで、トラックが1台エンジンをかけっぱなしで停まっていて失敗したなと思いましたが、しばらくすると出て行ったので助かりました。その後も、たまにトラックが入ってきたりしましたが、幸い眠れなくなるようなことはありませんでした。なお、この道の駅は入口から入って左側の奥にトラック用の駐車スペースがあるため、静かに寝たい場合は入口を入って右側の駐車場を利用することをお勧めします。


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| 2021年5月 乗鞍岳 | 00:25 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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日帰りで登る3000m峰: 乗鞍岳その1 

2021年5月6日(木) 長野県松本市 乗鞍岳(3025.7m) 日帰り単独行 


聖岳から撤退してきた3日は、飯田市内の日帰り温泉に立ち寄った後、近くのコンビニで夕食をたべ、道の駅南信州とよおかマルシェで車中泊しました。遠山郷でもそうでしたが、信州の道の駅は無料Wi-Fiが利用できるのがいいところです。また、遠山郷もそうでしたが、幹線道路から外れているところにある道の駅はエンジンをかけっぱなしにするトラックがいないので、比較的静かで安眠できます。もっとも、エンジンをかけっぱなしのバンや乗用車もいたりするので、必ずしも静かとは言えないのが玉に瑕です。まあ、トラックと違って近くでなければ安眠妨害というほど五月蠅いわけではないので、ギリギリ許容範囲です。


4日の朝は、誰かがギターを弾いているなと思いながら目が覚めました。時間は9時過ぎでした。昨夜は22時過ぎには寝たので、11時間近く寝たようです。車中泊でこれほど長時間熟睡したのは初めてかもしれません。ギターの音は、道の駅で行われるイベントのリハーサルだったようです。昨夜比較的すいていた駐車場は、すでにけっこう車で埋まっている上に、どんどん車が入ってきます。イベントも始まってバンドの演奏で騒がしくなってきたので、早々に退散することにしました。


6日に乗鞍岳に登るつもりなので、もう乗鞍高原へ行ってしまおうかと思いましたが、コンビニも何もない乗鞍高原で1日過ごすのはさすがに時間を持て余しそうだし、5日は1日雨の予報だったので、外を出歩くこともできないとなるとさすがに4日のうちに乗鞍高原に入ってしまうというのはないなと思えたので、伊那谷から木祖谷へ抜ける国道361号線の入口となる伊那まで行って、道の駅大芝高原で車中泊することにしました。


駒ヶ根まで来たときに、そういえば空木岳に登るという手もあるなと思い、空木岳の登山口となる池山林道終点まで車で行けるのかどうか確認しに行ってみることにしました。しかし、駒ケ根高原スキー場の下まで来ると、池山林道は閉鎖中で林道終点の登山口まで行けないという看板が設置されていて、登山はスキー場の駐車場を利用するようにと書かれていました。スキー場から歩くとなると、1時間余計にかかってしまいます。


聖岳の場合でも、芝沢ゲートから先は歩行者も通行止になっていましたが、問題なく通行できたので、もしかしたら行けるかもしれないし、通行止めになっていたとしても、スキー場からの登山道が途中で林道にでてくるところまででも行ければ、だいぶん時間短縮できるので、とりあえず林道を進んでみることにしました。しかし、林道に入ってすぐのところにある古城公園あかつきの塔の先でゲートが閉まっていました。ここからだとスキー場から登るのと大差ありません。おそらく7時間ほどかかるので、やはり乗鞍岳に行くことにしました。


道の駅に行く前に、大芝高原よりも少し山側にあるみはらしの湯に立ち寄りました。大芝高原にも温泉がありますが、道の駅に併設されているので混んでいるだろうと思い、わざわざ離れたみはらしの湯に来たのですが、正解でした。17時と時間が早いせいもあるかもしれませんが、幹線道路からも離れているので、けっこう空いていてゆっくり浸かることができました。しかもここはその名の通り抜群の見晴らしで、南アルプスの名峰が一望できました。北端の甲斐駒から南端の光岳まですらりと並ぶ白い頂を露天風呂から眺められるのですから、最高の温泉です。登れなかった聖岳の姿もみることができ、少し悔しさも和らぎました。


温泉の後、夕食を買うために伊那IC近くにあるスーパーに立ち寄ってみたところ、国産ウナギのかば焼きが半額になっていました。これは買いだということで、これまた半額になっていたシーフードサラダと久しぶりにノンアルコールビールも買って、ちょっと贅沢な夕食を楽しみました。


19時ごろ道の駅大芝高原に着いてみると、道の駅の駐車場とその他の施設は離れているためか、思いのほか空いていました。奥の方に1台トラックが停まっていたので、駐車場の反対側に車を停めて、安眠することができました。ただし、地元民なのか夜中にときどき車が入ってきて、しばらくエンジンをかけっぱなしにしたり、大音響で音楽をかけていたりと、必ずしも朝まで平穏な道の駅とはいえませんでした。


大芝高原でも無料Wi-Fiが使えましたが、ここは通信速度が遅く、動画を観ようとするとしょっちゅうフリーズしてしまい、接続自体もなかなかつながらなかったりで、あまり役に立ちませんでした。


5日の朝に目覚めると、雨でした。といってもそれほどきつい雨ではなく、弱い雨が降ったりやんだりといった感じです。少しのんびりしていると、続々車が入ってきて、他に空いている場所はたくさんあるのにわざわざ自分の車の周囲に駐車して奥の方へ歩いて行きます。テニスラケットなど持っていたので、どうやら駐車場の奥にあるテニスコートを利用する人たちのようです。たまたま自分が停めた場所がテニスコートの入口に近いところだったので、駐車する車が集中してきたみたいです。そういえば、この道の駅の周囲には野球のグランドなどがあり、どうやらスポーツ施設の利用者用駐車場にもなっているようです。


道の駅を出てコンビニに立ち寄った後、国道316号線で木祖村に出て、県道26号線を北上し、梓湖で国道158号に入り、乗鞍高原までやってきました。乗鞍岳までは、乗鞍観光センター前から位ヶ原山荘まで春山バスがでていますが、もっと上の三本滝駐車場までは自家用車でも上がることができ、そこから山頂まで歩くこともできるし、 三本滝駐車場からバスに乗ることもできるみたいです。バスで行くか自分で歩くかは状況次第ですが、聖岳を体力不足で撤退したこともあって、バスで行くほうに気持ちは傾いていました。


とりあえず、時間もあるので三本滝駐車場まで様子を見に行ってみることにしました。雨の降る中を上っていくと、広々とした三本滝駐車場に着きました。レストハウスは休業中でしたが、屋外の公衆トイレは利用できました。目の前のスキー場のゲレンデはほぼ雪はなくなっていましたが、左の方にはまだ上まで雪がつながっています。その上はどうなっているのかわかりませんが、おそらく雪はつながっているのでしょう。


駐車場から三本滝を経て夏道のほうへ行くこともできますが、雪がある場合は、わざわざ遠回りして夏道を辿る必要はありません。ネットで調べたところでは、三本滝駐車場の上にあるかもしかリフトの終点からまっすぐ登っていくというのが積雪期の一般的な登山ルートのようです。少し前に雪崩が発生したルートですが、時期的にあまり心配しなくてもよさそうです。ただし、積雪期限定のルートなのでコースタイムがわかりません。夏道のコースタイムは、三本滝駐車場から夏道まで出るのに40分ほどかかる部分を除くと山頂まで約5時間なので、同じぐらい見ておけばよさそうです。


バスの場合、始発が8時30分で、位ヶ原山荘まで約30分かかります。そこから山頂まで3時間ぐらいなので、バス利用の登山者が山頂に着くのは、おおむねお昼頃です。歩きで行くなら、朝6時に三本滝駐車場を出れば11時ごろには登頂できるので、バス客よりも1時間早く山頂でゆっくりできます。混雑したバスでアプローチするのは気が進みませんが、6日は平日なのでそれほど登山客が多くはないでしょうから、バスで行ってもいいかなと思えます。


とりあえず観光センター前まで戻り、向かいにある湯けむり館でゆっくりと温泉に浸かりました。平日ということもあり、温泉はかなり空いていました。硫黄臭のある白濁したお湯はかなり気持ち良かったです。考えてみれば、今回まだまともに山に登っていませんが、温泉には毎日入っています。一部沸かし湯のところもありましたが、登山というよりも温泉巡りのGWといってもいいかもしれません。普段はシャワーで簡単に済ませることが多いので、それはそれで悪くないのかもしれません。


車中泊は観光センターの駐車場でするつもりでしたが、入り口に18時から3時までは使用できませんと書かれた看板が設置してあったので、とりあえず温泉の駐車場で夕食を食べることにしました。昨晩贅沢をしたこともあり、聖岳で食べる予定だったアルファ米などの食料で簡単に済ませました。


19時前に観光センターの駐車場に行ってみると、特にチェーンなどで入れなくしているわけではなく、他にも数台の車が停まっていたので、トイレに近い場所に車を停めて、就寝しました。標高が高いので寒いかと思っていましたが、案外暖かくて、今回初めて電気敷毛布のスイッチを入れずに朝まで寝ることができました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: バーグハウス メリノウール200クルーネック
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケット
 ハードシェル: マムート スリルトリップジャケット
 インサレーション: マムート フレックスライト ハイブリッド ジャケット
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
       ショーワ テムレス02ウィンター
 キャップ/ハット: マムート ランボールドアドバンスドハット
 バラクラバ: マムート バラクラバアークティックウィンドストッパー

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: バーグハウス メリノウール200タイツ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: マムート ゴアテックスグレイシャープロパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: ファイントラック メリノスピンソックスEXPレギュラー
 シューズ: スカルパ モンブランGTX
 ゲイター: なし

●ギア
 バックパック: マムート トリオンライト28L
 ストック: ブラックダイヤモンド トレイルコンパクト
 ヘルメット: なし
 クランポン: グリベル エアーテックニューマチック
 アックス: ブラックダイヤモンド ベノムアッズ ウィズ リーシュ


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乗鞍岳登山はもともと予定になかったので、聖岳用装備の使いまわしです。ドライレイヤは扇ノ山用に持ってきたパラマウントタンクを使い、ベースレイヤとソックスは聖岳用の着替えだったものです。グローブも、天気が良く気温が高いので、扇ノ山用の作業用グローブを使い、念のため防寒用にテムレスを持っていくことにしました。バックパックは、聖岳の登頂用です。せっかく持ってきた冬用のウェアや靴をちゃんと雪のある所で使えてよかったです。


帽子はいつものベンチレーションハットではなく、首の後ろ部分の日よけがついているランボールドアドバンスドハットにしました。これは、登りでは西に向かって、下りでは東に向かうため、常に後ろから日差しを浴びることを考慮した結果です。この選択はドンピシャで、常にうなじ部分に陽射しを浴びることになりましたが、日よけがあったおかげで日焼けすることもなく暑さで頭がくらくらすることもありませんでした。



ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。




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6日の朝はさすがに早く目が覚めました。といっても、バスの始発時間が8時30分なのでそれほど早く起きる必要はなく、起きたのは6時前ぐらいです。それでもバスの始発までは十分余裕のある時間なので、バタバタすることなくゆっくり準備ができました。昨日降っていた雨はすっかり上がり、まぶしい陽射しが差し、乗鞍岳がまぶしく輝いています。


車の中を片付け、軽く朝食を済ませて着替えも終え、あとはバスを待つだけという状態になっても、まだ7時過ぎです。念のためバス停の状況を確認し、なんとなく切符売り場も覗いてみました。ところが、そこで愕然としてしまったのです。


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切符売り場の窓口に張り紙がしてあり、5日は路面凍結したのでバスは全面運休、6日は9時30分までの便は休止が決定していて、その後の便は状況次第で運行するかどうか決めるというのです。なんでそんな大事なことをバス停に掲示しないのでしょうか。実は、昨日の夕方、一度バス停の時刻表の確認は一度したのですが、バスが運休するという情報が何も出ていないかったので、てっきり始発から動くものだと思っていたのです。


バスの時刻確認のためにバス停の時刻表を見に来る人はいても、わざわざわざ閉まっている切符売り場を見に来る人なんてあまりいないでしょうから、まずはバス停の時刻表のところに掲示するのが常識だと思うのですが、驚くべき間抜けぶりです。顧客満足度とか観光客の行動心理とか、考えたこともない人たちなのでしょう。アルピコ交通は信州側から上高地へのアプローチで使いますが、岐阜側からの濃飛バスの登山者冷遇の態度に比べていろいろな面で優秀だなと思っていたので、こんなところで間抜けぶりを発揮しているとは思いませんでした。上高地路線がドル箱の東海道新幹線だとしたら、乗鞍岳の春山バスは地方のローカル線みたいなものでしょうから、サービスの質も所詮この程度になるということなのでしょう。


9時30分の第2便まで休止となると、そのあとは10時30分の便となります。位ヶ原山荘に着くのは11時なので、それからとなると山頂に着くのは14時です。今から三本滝駐車場まで行って徒歩で登った場合、8時に出発したとしても13時には山頂です。1時間の違いですが、10時30分のバスが確実に出るという保証はないので、事実上三本滝駐車場から歩きで登るしか選択肢はありません。


急いで車を出し、三本滝駐車場までやってきました。ちなみに、ここまでは凍結個所もなくノーマルタイヤで何の問題もありませんでした。もう8時前ですが、意外にも登山準備をしている人が複数いました。準備中にも数台車がやってきたので、この時間から出発しても十分日帰りで登って帰ってこられるということなのでしょう。早めに気が付いたからよかったもの、これが始発が出るものだと思ってのんびりと待っていたら、出発が9時になってしまうところでした。公共交通機関を使う場合は、事前に必ず窓口など一通り下見しておかないといけないと、強く反省した次第です。というよりも、立山のように公共交通機関を使わざるを得ない場合を除いて、今後はできるだけ自分の足で登ることをまず優先するようにしようと思います。


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7:54 三本滝駐車場を出発します。先行する登山者やスキーヤーは、左の雪のある斜面を登っていましたが、道路脇の雪を踏んでみると溶けかけのズルズルだったので、右の雪のない斜面を登ることにしました。


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8:08 この選択が大正解で、斜面をぐいぐい登ることができ、雪の斜面を登っていた先行の登山者を一気に追い越し、リフト終点まで登ることができました。2日間ゆっくりと休養したこともあるし、一眼レフを車に置いてきたので日帰り装備の荷物がすこぶる軽く、足が軽快に出ます。3日にこの状況なら楽々聖岳に登れていたのにと思うと悔しいところです。


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リフト終点まで来て振り返ると、信州方面に雲海が出ているのが見えました。


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リフト終点からしばらくフラットな草地を歩き、雪のある斜面が前方に見えてきたところで、早々にクランポンを装着しました。この先はもう雪面歩きが続くと思われるので、さっさとつけておいた方が何かと有利だとの判断です。


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クランポンを装着して、雪の斜面に踏み出しました。


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すぐに急斜面が現れましたが、距離がたいしてないこともあり、難なく通過することができました。


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その後はやや傾斜のある雪面が続きます。それにしてもゲレンデのように木々の生えていない斜面がずっと続いているところを見ると、どうやら乗鞍岳の山頂付近からスキー場まで滑り降りることができるように作られたツアーコースのようです。積雪期だけのルートなので、森の中を登っていくバリエーションコースだとばかり思っていたのですが、これほど明確なスキーコースだったら迷う心配はありません。


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登っていくうちに乗鞍岳が見えてきました。さすがに3000m峰だけあって、完全に白銀の頂です。


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9:03 出発から1時間が過ぎたので、休憩をとりました。風が少し冷たいものの、日向にいればジャケットを着こむほどの寒さではなく、3日の聖岳の時とは大違いです。


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そうはいっても、ポットに入れた暖かいドリンクがありがたく、GWの高山ではまだ暖かい飲み物が必要だなと感じます。


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休憩を終えて先に進んでいくと、だいぶん乗鞍岳が近くに見えるようになってきました。


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9:40 前方にちょっとした急斜面が見えてきたと思ったら、注意書きの書かれた案内板がありました。


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赤文字で書かれていたのは、この先の斜面右側で3月14日に雪崩が発生し、この案内板の近くまで到達したとのことで、通過や休憩には注意するようにとのことでした。また、位ヶ原山荘はここから右手方向に行くとのことで、途中で立ち寄ろうかと思っていたのですが、やめてまっすぐ乗鞍岳に向かうことにしました。


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先ほどの案内板から3分ほど登ったところに、別の案内板がありました。雪崩の発生した地点の写真があり、写真を参考にしてルートを選択するようにと書いてありました。通常ならロープを張って、そこから中へ入らないようにとするところですが、ここはわりと登山者の判断を尊重しているようです。


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雪崩の発生した斜面を登りきると、その先はフラットで広大な斜面が広がる位ヶ原でした。しかし、だだっ広い雪原は木々もまばらで風をさえぎるものがなく、上から吹き下ろしてくる冷たい風を浴びると体が冷えてきます。


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10:02 少し木々があって、風当たりが少ない場所があったので、低木の風下側に座って休憩をとりました。ここまで2時間で登ってこられたので、なかなかいいペースです。


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水分補給とエネルギー補給を兼ねて、ゼリー飲料を飲みました。そして、寒さ対策にソフトシェルジャケットを着ていくことにしました。


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休憩場所の正面には、中央アルプスの峰々が白く輝いていました。

つづく。

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