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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。当ブログ内に掲載してある写真の無償提供はしておりません。また、無断で使用することは固くお断りいたします。

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穏やかな春山を楽しむ: 寒峰その2 

2021年4月10日(日) 徳島県三好市 寒峰(1,604.8m) 日帰り単独行 


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1279ピークの尾根にのってから、北西に向かって細い尾根を辿ります。


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気が付けば左からモノレールの軌道が伸びてきて、その後は軌道に沿って登っていくことになりました。そういえば林道を歩いている時にモノレールの車両があったのを見た記憶があるので、下の林道のあたりから伸びてきているようです。


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10:54 林道で休憩をとってからすでに1時間が経過しているので、そろそろ休憩したいなと思っていると、ちょうど椅子代わりになりそうな切り株があったので、ここで休憩して行くことにしました。ちょうど標高1300mのあたりです。


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直接切り株に座ると、樹液でべたべたになりそうなので、落ちていた杉の葉を切り株の上に敷いてからシートを置いて座りました。


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水分補給とエネルギー補給を兼ねてアミノバイタルのゼリー飲料をいただきました。真冬には冷たくなってしまいますが、暖かくなり多少冷たくても体が冷えることはないので、行動食としてゼリー飲料を利用しやすい季節になりました。


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休憩後再び尾根を登っていくと、狭い尾根上に葉が付いた杉の枝が山積みになっていて、まっすぐ歩くことができません。仕方がないのでモノレールの軌道の左側に出て通過しましたが、いくら登山者が少ないからと言っても、これはないだろうと思います。モノレールがちょうど終点になる場所だったので、ここから伐採された木を搬出するために、ここで枝を切り落とした結果なのでしょうが、せめて登山道の部分ぐらいは避けておいてもらいたいものです。


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モノレールの終点から少し行くと、尾根の傾斜がきつくなってきました。右側は相かわらず植林帯ですが、左側は自然林になり日が差し込むようになりました。


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さらに10分ほど登ると、激登りといってもいいほどの急傾斜になってきました。標高1450mあたりで笹原になっている場所にさしかかり、登山道は笹原の中をジグザグに登っていきます。


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再び右手の植林帯のほうへ戻りましたが、林床に笹の生い茂る急勾配の斜面が続きます。


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登山道が右の方へ大きくトラバース気味に進み、再び左へ大きくUターンするように尾根を上がると、どうやらピークが近くなったようです。


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不意に左手側の展望が一気に開けました。剣山から天狗塚までの稜線が一望です。しばし展望を楽しんでから、先を急ぎます。



ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。




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11:52 寒峰の東にある小ピークに出ました。


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道標がありましたが、寒峰までの距離を書いた部分だけ判読不能になっていました。まあ、もう目の前に見えているので距離がわからなくてもかまいませんが。


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笹原の稜線を寒峰へ向かいます。


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しかし、この笹原の部分がトレースがわかりにくくて困りました。トレースだと思って辿って行くと、這って通過しないといけないほど木の枝が張り出したところをわざわざ通っていて、どうやら獣道だったようです。引き返して左の方へ迂回して先に進みましたが、その後は獣道なのか登山道なのかよくわからない踏み跡が入り乱れていてなんじゃこれはという感じです。もっとも、狭い尾根上だし、トレースを無視してまっすぐ歩いてもいいぐらいの笹原なので、強引に進んでいけば問題ありません。


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山頂手前の小ピークを過ぎると、トレースも1本になり、目の前の寒峰まであと少しです。


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12:05 寒峰山頂に着きました。思っていたよりも狭い山頂でしたが、誰もいないので問題ありません。コースタイムは2時間40分ですが、休憩込みで3時間でした。休憩2回で20分ほど使っているので、実質的にはほぼコースタイム通りだったようです。不思議なことに、この日はあまり汗をかきませんでした。バックパックを背負っている背中は汗で濡れましたが、いつも汗が垂れ落ちる頭は、髪が少し濡れた程度で、顔や体はほぼ汗をかいていません。気温が低く、ウールのシャツ1枚だったのがちょうど釣り合っていたのかもしれません。


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1604.4mと決して高くはないのですが、360度の展望があり、剣山系の山々を一望できるなかなかの好立地です。


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とりあえず、記念写真を1枚。


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そして、すぐにランチタイムです。コーンマヨネーズパンとカフェオレ、デザートにはほろふわチョコレートケーキを持ってきました。じっと座っていても陽射しもあり風がなければぜんぜん寒くなかったのですが、たまにちょっと風が吹くと、汗で濡れた背中が一気に汗冷えしてしまうので、ソフトシェルジャケットを着ておきました。


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ランチ後は、風景を楽しみます。南側の展望が一番の見どころで、右端の天狗塚から左奥の剣山まで長い稜線の連なりを一望できます。


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三角錐型の天狗塚は、ほぼ正面に見えています。


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左に目を転じると、小さな三角形のピークの三嶺も見えています。


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そして、左手奥に並び立つ剣山と次郎笈。


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登ってきた東側には、矢筈山から烏帽子山まで一望です。


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登ってきた尾根が眼下に見えました。下の方に林道も見えています。


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登山道が出てくる小ピークの背後に見える一番高い山は、2019年11月に登った徳島矢筈山です。


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左奥に見える三角錐の山は、前回落合峠から登った時に立ち寄った烏帽子山です。


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西方面は赤石山系や石鎚山系が見えているはずですが、いまいちクリアでないのではっきりしません。


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おそらく右奥に見えるギザギザの山頂が赤石山系と思われます。左奥の三角形は、笹ヶ峰でしょうか。


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遥か彼方に見えている台形の山が、石鎚山だろうと思います。


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12:59 1時間近く貸し切りの山頂でのんびりと過ごせたので、そろそろ下山します。下山は南側に下ります。


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山頂からすぐにそこそこの急傾斜の下りが続きます。5分ほど下ったところで、夫婦らしい登山者に会いました。山頂付近で出会った唯一の登山者でした。


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13:11 標高1500m付近で、小ピークが3つほどまとまってある割と平坦な場所にさしかかると、登山道脇に幹周3mを越えていると思われるブナの巨木がありました。登りで使った登山道では、これといって目を引くような太いブナを見かけなかったので、こちらの道も同様だろうと思っていたので、ちょっと意外な感じです。


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ところが、その先の小ピークに囲まれたすり鉢状の場所で、たくさんの巨木に出会えたのでした。周囲にある小ピークに、まるで衛兵のように巨木が立ち並んでいて、なんだか不思議な場所でした。


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最初に目に留まったのが、右上のピークにいたこの木です。


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そばまで行ってみると、苔むしてかなりの老木のようです。


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幹周は4m近い感じです。


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すり鉢の底に戻って、今度は反対側の左上のピークにある巨木を見に行ってみました。


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こちらのブナは、幹周は4mを越えていると思われます。


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なかなかの大物でした。この場所での最大のブナだと思います。


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再びすり鉢の底に戻って、正面のピークに立っている木の下へ行ってみると、こちらも幹周4mはありそうなブナでした。


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右隣のピークにも、わずかに幹周4mに届かないぐらいの巨木がありました。まさか、寒峰の山頂近くにこれほどブナの巨木が密生している場所があるとは思いもしなかったので、けっこうびっくりしました。


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13:39 ブナの巨木が密生する場所からひと下りすると、西寒峰手前の広い鞍部に出てきました。奥の方に「下山方向」と書かれた看板があるのですが、そこに描かれている矢印はどう見ても西寒峰の山頂方向を指し示しています。


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地図では西寒峰の東斜面を巻いていくようになっていますが、崩落でもあって道が変わったのかとおもいながら看板の前まで来てみると、矢印方向に向かうトレースの痕跡すら見当たりません。


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どういうことだと思い、いったん引き返して少し離れたところから周囲を観察してみると、看板の奥の左手のほうにトレースらしいものが見えました。どうやら、地図通り西寒峰の東斜面をトラバース気味に下って行けばいいみたいです。それにしても、この山に設置してる道標の矢印は、なぜおかしな方向を指し示しているのか謎です。


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西寒峰の東斜面をトラバース気味に進んでいくと、斜面の上にわりと大きな木が2本生えているのが見えました。ちょっと距離があったのではっきりとはわかりませんが、ブナではないようです。木肌の感じと枝分かれが多いのでカツラかなと思いましたが、沢沿いを好むカツラがこんな水気のなさそうな斜面で生育するのか疑問が残ります。


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その少し先の登山道脇にも、幹周3m級と思われる巨木がありました。


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こちらは、どうやらナラのようです。


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西寒峰東斜面のトラバースが終わると、細い尾根を緩やかに下ります。


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振り返れば、木立の先に寒峰が見えていました。


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14:00 尾根の下りが少しきつくなった先で、広場のような平坦な場所に出ました。1415.2mの三角点のある場所です。休憩するのに良さそうな場所ですが、それほど疲れていないので、通過しました。


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三角点をすぎると傾斜は少しきつくなりましたが、それほどきついということはありません。


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しかし、標高1300mのあたりから激下りが始まります。


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14:18 激下りが終わり、尾根道から右手の急斜面のトラバース道に入ります。


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ほっとしたのもつかの間、このトラバース道がけっこうな下りで、落ち葉が堆積していて滑りやすうえにかなりの急斜面で、落ちるとやばい道なので気を抜くことができません。


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14:26 ようやく急斜面が終わり、一息つける平坦な場所に出てくると、フクジュソウの群生地の案内板が設置してありました。住吉神社前に設置されていた案内板に書いてあった場所のようです。すでに花の時期は終わっているので、さすがにそれらしい花はありませんでした。


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その先は植林帯の中の緩やかな道となり、どんどん下っていきました。


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14:42 不意にコンクリート舗装された林道に出合いました。寒峰登山口と書かれた道標もたっています。地形図にはこんな道は載っていません。GPSで現在地を確認してみると、ちょうど標高950m地点でした。


さて、ここからどう行くべきかです。この林道は、おそらく往路で最初にあった林道分岐につながっているのだろうということはおおむね予想がつきますが、そちらに行くとかなり遠回りです。しかし、右に行くと山に登っていくようなので、右はないだろうと思われます。では、本来の登山道はどこに行ったのかです。


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そう思って、林道に降りてキョロキョロしてると、降りてきた道の反対側に下へ下る道があるのを見つけました。こちら側の入口には、何も道標はありませんが、林道ができる前は1本につながっていたのでしょう。これが本来の登山道だと考えてよさそうなので、この道を下っていきました。


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ちなみに、帰宅後にグーグルマップの衛星写真で確認してみると、地形図に載っていない林道がバッチリ写っていました。


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登山道を下っていくと、植林帯の中で分岐に出合いました。道の雰囲気は直進の方が本来の道っぽいのですが、直進方向には木の枝がたくさん積み重ねてあって、まるでバリケードのようになっています。これは、明らかに直進はダメだというサインなので、左の細い道に進みました。


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その後、給水用のホースらしきものが敷かれた道を歩いていたら、再び分岐がありました。ホースはまっすぐ敷かれているので、それに引っ張られて直進しそうになりましたが、やはり木の枝が通せんぼするように置いてあるのに違和感を感じて立ち止まりました。横の立ち木に赤テープがついていることもあり、どうやら左へ下るのが正解のようです。もう、住吉神社の杉近くまで来ているのはわかっていたので、どうやら地形図に描いてある神社の裏手の分岐点のようです。とすると、どちらでも行けのるのでしょうが、住吉神社に出るなら左ということのようです。


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15:00 住吉神社に出てきました。


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前の写真に写っていた杉の木は、幹周4mちかくありそうな、巨木でした。


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住吉神社の階段を下り、駐車場所に戻ってきました。下山は約2時間でした。コースタイムは1時間40分ですが、途中のブナの巨木が密生していた場所で20分ほど使ったので、それを差し引けばこれまたほぼコースタイム通りのペースでした。


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今回、グーグルマップの衛星写真にGPSのトラックデータを載せてみました。衛星写真だけ観ていると、尾根と谷の区別がつかないので、どこを歩いているのかわかりませんが、こうしてトラックデータを載せてみると、よくわかります。


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しかし、写真はどうしても周辺部がゆがむので、寒峰の山頂がトラックデータの場所とけっこうずれています。地形図だと、山頂とトラックデータはドンピシャで合致しているので、正確性をとるならやはり地形図で確認するほうがいいということのようです。


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ちなみに、下りで使った登山道と林道出合いの近くには、車が停められそうな場所が林道わきに作られているようなので、寒峰へピストンで登るのなら、林道出合の近くまで車で登って、そこから出発するほうが住吉神社から行くよりもかなり楽です。

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| 2021年4月 寒峰 | 23:32 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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穏やかな春山を楽しむ: 寒峰その1 

2021年4月10日(日) 徳島県三好市 寒峰(1,604.8m) 日帰り単独行 


朝起きられず1か月も山に行けない状態だった3月と打って変わって、4月になるとなぜかやたら早起きできるようになりました。3月の1か月間ですっかり疲労がとれたのか、それとも何か別の要因なのかわかりませんが、今回も予定より1時間も早く目が覚めてしまったので、急遽行く先を変更して、四国まで遠征してきました。


登ったのは、徳島県にある寒峰。2020年11月に落合峠から目指したものの、寒さと時間の関係で撤退した山です。ただし、今回は南側の東祖谷から周回路で登りました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス L/S ハイブリッドパラマウントメッシュクルー
 ベースレイヤ: アイスブレイカー メリノウールBODYFIT200モンドジップ
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケット
 ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マーモット AWストレッチパンツ
 ハードシェル: ミズノ ベルグテックEXレインパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: バーグハウス メリノウール トレッキング ガイド クルー
 シューズ: マムート デュカンハイGTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンライト28L
 ストック: レキ マイクロバリオタイタニウム


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登山天気によると、1000m付近で風速は3m/秒程度と弱いながらも、気温は1~2度と結構低く、前回の後山でも意外と寒かったことを考えると晴天予報とはいえあまり薄着はできないということで、この時期ですが200番手ウールのアイスブレイカー メリノウールBODYFIT200モンドジップをベースレイヤ-にしました。そして防風対策にマムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケットを選択。前回の後山で防風よりも防寒対策優先でフリース生地のミドルレイヤにして失敗したので、今回は素直に防風対策優先としました。山で寒さを感じるのは気温の低さよりも風の強さが主要因なので、すなおにウィンドストッパーのジャケットを選んだほうがいいと悟りました。


ボトムスは、気温が低いということで厚手のマーモット AWストレッチパンツを選びましたが、こちらはそこまでしなくても良かったかもという感じです。足は筋肉が多いので、風が弱く陽射しがあるのなら、この時期なら普通の3シーズン用パンツで問題ないといえます。とはいえ、暑くて困ったということはなかったので、それほど大外しだったわけではなかったようです。


バックパックは前回に引き続きマムート トリオンライト28Lを使いましたが、こちらはちょっと失敗だったかなと思います。というのも、やはり背中に汗をかいて濡れてしまったので、そろそろ背面部分がメッシュになったバックパックを使う時期になったといえそうです。


三嶺など祖谷方面に行くときにいつも通っているのは、高松道善通寺ICから国道319号を南下し、国道32号で猪ノ鼻峠を越えて阿波池田へ出るというルートですが、この猪ノ鼻峠を越えるのがけっこう面倒で、峠越えに20分ぐらいかかっていました。この峠の下に新猪ノ鼻トンネルを通す工事がずっと行われていたのですが、トンネルが完成していたので今回はわずか10分ほどで阿波池田に抜けることができました。時間も短縮できるし、燃料も節約できて大助かりです。


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登山口となるのは、東祖谷栗枝渡(ひがしいやくりしど )の住吉神社です。ただし、ここからしか登れないということではなく、周回路ではなくピストンでいいのなら、もっと上のほうまで車でいくことができます。今回は周回路で歩く予定なので、下山口となる住吉神社に車を停めることにしました。


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ナビに従って住吉神社まで上がってくると、神社の手前にある民家の前に駐車スペースがあり、「トイレ」の看板も設置してあったので、てっきり登山者や神社の来訪者用の駐車場と思い車を停めて、トイレも使わせてもらったのですが、じつはここは前にある民家の所有地らしく、基本的に有料の駐車場でした。下山してきたときに民家からおばあさんが出てきて、ここは駐車料金をもらっていると言うので有料駐車場だとわかりました。もっとも、わりと申し訳なさそうな物言いで高圧的な感じはなく、本来は500円もらっているが、朝来たのに気が付かなかったので100円でいいとずいぶん値下げしてくれました。


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神社の奥に神社の来訪者用だと思われる駐車場があり、4~5台停められるので、駐車料金を払うのは嫌だという人は、そちらの駐車場を利用しましょう。また、神社から林道をさらに上っていくと、林道わきに駐車スペースが何か所かあります。周回路ではなく、奥の登山道をピストンで利用するのであれば、谷を渡る少し手前あたりにかなり広い場所があったので、そちらが一番便利そうです。谷を渡ってしまうと駐車スペースはなかったと思うので、谷にかかる橋から先に車で入ると、Uターンすることになります。


出てきたおばあさんと少し話をしているうちにわかったのですが、どうやら住吉神社から寒峰のほうへ登ったあたりにフクジュソウの群生地があり、毎年3月頃にフクジュソウ目当ての客が登ってくるので、そのために駐車場として土地を開放して自費で簡易トイレも設置したとのこと。金儲け主義でやっているというわけではなさそうだし、数少ない現金収入でしょうから、いくらオフシーズンだからと言っても6時間も車を停めてトイレも使用して100円では申し訳ないと思ったので、300円払っておきました。とはいえ、有料なら有料と看板のひとつも出しておいてもらいたいものです。あとから出てきて有料ですというのは、後出しじゃんけんみたいでちょっと引っかかるというのが、正直なところです。まあ、いつもなら車の音を聞きつけてすぐに出てきて、登山するならもっと上まで行ったほうが楽だと教えているらしいので、悪い人ではないんでしょうけど。



ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。




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9:00 思っていたよりも暖かかったので、ソフトシェルジャケットはバックパックにしまってウールのシャツだけで出発しました。


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住吉神社の前に案内板があり、住吉神社から寒峰へ上がる登山道の途中にフクジュソウの群生地が2か所あると、ものすごくアバウトな地図が描いてありました。


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わざわざこんな大きな案内板を設置してあるところを見ると、けっこう有名でそこそこの数の見学者が来るのでしょう。


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案内板の隣に住吉神社の石段があるのですが、ここには登山道を示す道標の類はなにもありません。今回は住吉神社からの道は下山路に使うので、林道をそのまま奥へ進みます。


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神社の裏に回ると、林道のすぐわきに杉の巨木がありました。幹周4m越えと思われる巨木です。少しの間その迫力ある姿を眺めてから、先に進みました。


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林道はコンクリート舗装されていて歩きやすいものの、周囲の植林帯の風景も相まってさすがに味気なさすぎです。


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9:18 林道の分岐がありました。地形図には描かれていない分岐です。しかし、地形図では谷にぶち当たるまではほぼ直線なので、まっすぐ行けばいいようです。なお、この分岐の手前右手に広い駐車可能な平地があります。


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林道わきにミツマタが花をつけていたりして、春を実感させてくれました。


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9:39 谷を渡り、Uターンするように反対側の尾根斜面を南下し、尾根を回り込んで再び北へ少し行ったあたりで、道端にベンチによさそうな丸太が転がっていたので、休憩して行くことにしました。地形図だと住吉神社の少し先から破線の道になっているので、てっきり未舗装の細い林道だと思っていたのですが、完璧にコンクリート舗装されてダンプでも十分走れるレベルの道が延々と続くので、気分的に疲れました。


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5分ほど休憩し、再び歩き出して先のカーブを回ったところで前方に民家があるのが見えました。地形図にも描かれているぽつんと一軒家です。ただし、人の気配はなく、どうやら空き家になっているようです。この民家の入り口あたりが工事現場になっていて、重機が置いてあったり伐採された木が山積みになっていたりで、かなり大規模な工事を行っているみたいです。


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地形図では民家の横から登山道が上の方に入っていくように描かれていますが、工事現場となっているのでてっきり登山道は林道にとってかわられたのかと思い、ちゃんと登山道を探しもせず、林道をそのまま進んでしまいました。とりあえず、方向からしてこの先で登山道がついている尾根に出るはずです。


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ところが、尾根に出る手前で道をふさぐように重機が置いてあり、その先の尾根の取りつき部分は、ちょうどユンボで斜面を削り取ったばかりのような状態で、行けるかどうかビミョーな感じです。


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近くまで行ってみると、大きな段差もあってまっすぐ進むのは無理そうですが、右端からなら行けそうです。


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10:02 フカフカで崩れやすい土の斜面を乗り越えて尾根上に出てくると、削り取られた斜面の上の木の枝にピンクテープがぶら下がっているのが見えました。どうやら、ここから尾根を登って行けば大丈夫そうです。


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尾根に取りついてみると、トレースらしいものはほぼ皆無で、やはり登山道として利用されているわけではなさそうです。本来は、先ほどの民家の所から入っていく道があるはずなので、そちらを探した方が楽なのかもしれません。


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10:09 落ち葉が堆積して滑りやすい急斜面の尾根を登ってくると、不意に左手の植林帯の中から続いている道に出合いました。これが本来の登山道のようです。ここまで道のない尾根を登ってきましたが、ここから先は正規の登山道を歩くことができます。


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しかし、すぐに尾根から右側の斜面をトラバースするルートになり、傾斜が緩くなった代わりに落ち葉が積もっていて滑るとやばそうな急傾斜のトラバース道にかわりました。


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途中、腐って崩壊しかけた橋があり、一瞬ビビりました。


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しかし、山側に新しい道がつけられていて無事に通過できました。


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その後は、植林帯の傾斜の緩やかな斜面にほぼ水平につけられた道がつづきます。楽でいいのですが、これではまったく標高が稼げないので、いつまで経っても山頂に近づけません。


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10:26 小さな尾根に出たところで、寒峰の道標がありました。


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ところが、この道標が指し示す矢印の方向が、尾根を回り込んで反対側に行く水平な道なのか、このまま左上へ続く尾根方向をさしているのか判然としません。GPSで現在地を確認してみると、地形図ではこのまま尾根を回り込んで水平に進み、少し先から左へ上がっていくように道が描かれています。しかし、ここから左の尾根に上がれば、その先で登山道と合流できそうです。つまり、左へ上がっていくのはショートカットということのようです。


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尾根に上がっていくトレースには赤テープもあるので、とりあえず左の尾根を登ってみることにしました。


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ところが、これが失敗でした。少し登っていくと、間伐材がそのまま放置されていて歩きにくいうえにトレースがまったくわかりません。たまに赤テープがあったりしますが、間伐する木にも間伐用の目印として赤テープが巻いてあるので、トレースの目印なのか間伐用の目印なのかわかりません。尾根の傾斜もきつくなり、このまままっすぐ登っていくのは厳しそうなので、右に移動して登山道に合流することにしました。


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10:38 数分後、明確なトレースを見つけました。どうやら、登山道に合流できたようです。結局、急がば回れということで、素直に登山道を辿った方が楽でした。


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しかし、そのあとはトレースがあまりはっきりしなくなり、薄いトレースを探しながら慎重に登っていきました。植林帯の中を通る登山道は往々にして不明瞭な道が多いうえに、作業をするためのトレースも残っていたりするので、うかつに歩くと間違いやすく注意が必要です。


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しばらく進んで、斜面が緩やかになったところで、足元に小さな道標が設置してありました。「登山道」と書かれた道標というのも珍しいなと思いつつも、とりあえず道を間違っていないということで、少し安心しました。


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二重稜線に挟まれた谷のような場所を進んでいくと、木立の間にピークが見えました。寒峰のピークではなさそうですが、方向からしてこの登山道がつながっている稜線上のピークのようです。


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少し先で、登山道は左の尾根のほうへ登ります。ここは道標などはなく不明瞭なトレースだけが判断材料なので、見落として直進しないように要注意です。


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10:48 左の尾根上に出たところで道標がありました。地形図の1279ピークのすぐ北になります。今度は迷いようがない明瞭な尾根道なので、矢印に沿って右に進みます。左の方からもトレースが来ていたので、どうやら先の道標のところから尾根通しで登ってくるとここで合流するようです。

つづく。

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| 2021年4月 寒峰 | 16:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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