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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。当ブログ内に掲載してある写真の無償提供はしておりません。また、無断で使用することは固くお断りいたします。

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烏ヶ山南麓で巨樹探訪: 烏ヶ山その2 

2021年3月7日(日) 鳥取県江府町 烏ヶ山南1180ピーク 日帰り単独行 


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11:20 双子の大ブナから5分もかからず、烏ヶ山と1180ピークとの鞍部まで登ってきました。ここからは、烏ヶ山南峰の崩落した南壁が眼前にそびえているのが見えます。少しガスが出て見えにくくなりましたが、初めて見る風景だけにしばし見入ってしまいました。


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この鞍部にはテントを張った跡があり、わりと最近誰かがテント泊をしたようです。


さて、いつまでも風景に見とれていても仕方がないので、この後の行動を決めなければなりません。北上して烏ヶ山に登ることも考えましたが、けっこうな急斜面だし、南峰まででも1時間以上かかりそうです。かなり気温が高くなって雪はゆるゆるの状態なので、これから雪の急斜面を登るのはリスクがあるしかなり体力を消耗しそうなので、烏ヶ山登山はやめることにしました。時間的にも人が多くなりそうなので、狭い雪稜でのすれ違いなどは避けたいところです。


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ということで、南にある1180ピークに登ってみることにしました。この鞍部からなら標高差は50mしかありませんし、騒がしい集団はピークを越えて反対側に下ってしまったみたいで、声も聞こえなければ人影も見えません。


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11:30 鞍部から5分ほどで1180ピークに着きました。比較的緩やかな尾根を伝って登ってきましたが、上の方はわりと狭く、笹が邪魔をしていたり部分的に急傾斜になっていたりで、それほど楽ではありませんでした。


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しかし、振り返った時に目に飛びこんできた絶景に、多少の苦労は忘却の彼方に飛び去ってしまいました。惜しむらくは、もっと烏ヶ山が雪をかぶって真っ白だったらということぐらいです。左手には大山も見えているはずですが、木々に邪魔されてみることはできません。とはいえ、1180ピークが烏ヶ山のビューポイントであったことがわかっただけでも収穫でした。


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反対の南側に目を向けると、雲海とまではいかないまでも、目線よりも低いところに雲が出ていて、わずか1180mのピークなのに、ずいぶん高いところにいるかのような気がします。



ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。




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ひととおり1180ピークからの景色を楽しんだところで、少し早めのランチタイムとすることにしました。烏ヶ山を正面に見る場所で、霧氷の爆撃をさけるために上に木の枝がないポイントを整地してベンチを作りました。


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今回も菓子パンとカフェオレの簡単なランチです。カフェオレは、いままで飲んでいたのがちょうどなくなったので、新しく「大人のほろにが」という味のカフェオレを買いました。いままでの通常タイプのカフェオレスティックはちょっと甘すぎると思っていたので、今回のほろにがはちょうどいい感じでした。山で飲むなら、多少甘くてもいいのですが、やはりすこし甘さは抑え気味の方が好みです。


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ということで、今回は烏ヶ山南峰に乾杯です。


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今回は、食後のデザートもあります。ブルボン チョコブラウニーはバックパックに入れていても簡単にはつぶれたり折れたりしないので、山に持ってくるには便利なスウィーツです。濃厚なチョコレートの味と香りですが、ねっとりとするようなしつこい甘さはなく、なかなか美味でお気に入りです。


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デザートを食べていると、烏ヶ山南峰の頂上あたりに人影がいくつか見えました。日曜日なので、登山者はけっこういるみたいです。それに比べて、誰もいない1180ピークのなんと静かで平穏なことでしょう。今日はピークハントにしなくて正解でした。


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12:24 かれこれ1時間近くも1180ピークでのんびりとしていたので、そろそろ下山することにしました。下山は、スノーシューの集団が下ったのと同じ、南側へ下ることにしました。


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下り始める直前、木立の向こうに大山南壁が見えました。木立がもっと少なければ、すっきりと見えていたのでしょうが、残念ながらそういう場所はなさそうです。


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ピークの南端に、まるで動物がはい出してきたかのような大きな穴がぽっかりと口を開けていました。どういう理由でこんな穴があいたのかわかりませんが、踏み抜く可能性もあるということで、警戒しながら降りたほうがよさそうです。


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ガスに覆われた鏡ヶ成は左前方(南東方向)になりますが、とりあえず斜面を南へと下ります。


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それほど急傾斜というわけではありませんが、場所によっては要注意な感じの斜度になっているところもあり、スリップに気を付けながらどんどん下ります。幸い、踏み抜くようなことはありませんでした。


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12:34 斜度が緩やかな広い谷筋に降りてきました。ここからは楽なスノートレッキングとなります。


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はじめのうちは直径の小さい木ばかりが生えている森の中を下ってきましたが、標高1050mあたりから直径1m級の巨木も見られるようになってきました。


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12:40 巨樹を探しながら下っていると、右手南側の尾根に太そうな木が見えたので登ってみると、幹周4m級と思える巨樹でした。


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高さ4mぐらいのところで2本に枝分かれしていて、太い主幹が上まで伸びているような迫力はありませんが、地上1.3mの部分の太さはなかなかのものです。


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樹種はなんだかよくわかりませんでした。ナラ類にしては縦割れがあまり見られないし、どちらかといえば鱗片状に剥がれそうな感じなので、ケヤキのようにも思えます。


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根元にはミズナラらしい落ち葉があり、ミズナラなのかもしれませんが、この木の落葉かどうか確証がないのでいまいちよくわかりません。


この巨樹のあった尾根の隣の尾根にも太い幹の木が見えたので谷を渡って見に行ってみましたが、幹周4mを越えるような大物ではなさそうだったので、最初に下っていた尾根に戻りました。


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ところが、今度は北側にある隣の尾根に別の巨樹を見つけました。


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近寄ってみると、2本の木が合体したようにも見えるので、もしかしたら合体木かもしれません。樹種に関しては、木肌の感じから先ほどの尾根上にあった巨樹と同じもののようで、やっぱりよくわかりません。ただ、この木のある場所は谷筋に面した尾根斜面で比較的低い場所なので、もしかしたら水気の多い土壌を好むカツラかなと思わないでもありません。もうすこし、木の勉強をしたほうがよさそうです。


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合体木のような巨樹から少し上の尾根に見えていた巨木です。ぎりぎり4mに届かないかもしれないという大きさでした。こちらは、ミズナラで間違いなさそうです。


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ミズナラらしき巨樹を確認した後、尾根の上の方にも大きな木が見えたので登り返してみたところ、見えていた木はそこそこでしたが、北側の谷の真ん中に大物がいました。


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足元まで降りて見上げると、苔むした主幹にぶっといツルが巻き付いてなかなかの風格です。


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直径2mにわずかに届かず、幹周5m後半といった感じです。樹種は、こちらもミズナラのようです。ミズナラばっかりじゃねえかと思うかもしれませんが、標高1000mあたりのブナを主体とした落葉樹の森の中で巨樹となる木はブナかミズナラぐらいで、たまにトチノキやケヤキなどがあるという感じです。なので、似たような樹種になるのは仕方がないところです。


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この木のある周囲は巨木が多く、さながら巨木の森といった雰囲気でした。


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前の写真の左上に見えていた木です。どうやら幹周4m級のようで、巨樹といって差し支えなさそうです。下に見えているのが、さきほどの大物です。


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その後、さらに上の方へ登り返して、2本の巨樹を確認して、下山を再開しました。


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10分ほど下ると、シートでぐるぐる巻きにされた巨木がありました。それほど大きいというわけではありませんが、なぜこの木だけ保護されているのか良くわかりません。ここから5分ほどのところに先ほどの大物があり、そちらもわりと痛みが目立つので、保護するなら大物のほうもすべきではないかと思うのですが、この木でなければいけないなんらかの理由があるのでしょう。


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シートでぐるぐる巻きにされた木を過ぎると、大きな木は目につかなくなったので、まっすぐ鏡ヶ成に向かって帰ることにしました。赤テープも足跡もない平坦な森の中ですが、鏡ヶ成にある擬宝珠山が見えていたので、その方向に向かって歩くだけです。


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13:42 そろそろ鏡ヶ成が近くなってきたところで、ちょっと深い谷にぶつかりました。雪があるので強行突破してもいいのですが、少し谷沿いに下って渡りやすそうなところを探すことにしました。


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1分もしないうちに、谷に降りるのに手頃そうな緩斜面を見つけたのでここで渡ることにしました。


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13:51 谷を渡り少し歩くと、大山環状道路にでました。もう少し鏡ヶ成に近いところに出たかったのですが、手前でまた谷にぶつかってしまったので、そのまま谷沿いに道路に出たというわけです。幸い、道路脇には歩ける幅の雪が続いていたので、クランポンのまま道沿いを歩いて鏡ヶ成に向かいました。


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キャンプ場入口向かいに、烏ヶ山正面道の入口があり、あたらしい案内板らしきものが設置されていました。通行禁止になっていた正面道がまた解禁されたのかもしれません。


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14:00 ちょうどいい時間に鏡ヶ成に戻ってくることができました。朝は吹雪のような状況だし、なんの当てもなく広い森の中をさまようことになるのでどうなることかと思いましたが、思いのほかたくさんの巨樹巨木に出会て満足です。新小屋峠ルートから北側の烏ヶ山東麓の森や、今日歩いていない南麓の森にまだ見ぬ大物が人知れずいるかもしれないので、また訪れてみたいと思います。

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| 2021年3月 烏ヶ山 | 20:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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烏ヶ山南麓で巨樹探訪: 烏ヶ山その1 

2021年3月7日(日) 鳥取県江府町 烏ヶ山南1180ピーク 日帰り単独行 


1週間前に奥大山の木谷で無名の巨樹に出会ったときのワクワク感が忘れられず、今週は烏ヶ山南麓にあるというブナの巨樹を探しに行くことにしました。以前、「森の神」というタイトルで、巨樹の写真を掲載したホームページを作っていたのですが、サイトをアップしていた無料ホームページサービスが終了してしまい、そのまま閉鎖となってしまいました。データは残っているので再開はできるのですが、どうせならデザインなどいろいろと手直ししたいということもあってまだ再開できていません。そういういきさつで巨樹好きなわけですが、ホームページが閉鎖されて以来、しばらく巨樹関係からは遠ざかっていました。それが、久しぶりに巨樹を見つけて、やけぼっくりに火が付いたのかもしれません。


烏ヶ山南麓のブナの巨樹に関しては、ずいぶん前に誰かのブログか何かで読んだという程度の知識しかなく、具体的な太さとか位置とかは何もわかりません。わかっているのは、烏ヶ山南麓の1180ピークとの鞍部のあたりにあるらしいということだけです。


地形的にみても、烏ヶ山南麓はなだらかで広大な森が広がっていて、ちょうど奥大山の木谷と似た環境です。なので、ブナだけでなく、まだ知られていない巨樹もあるのではないかと思っていたので、目的のブナを探すついでに他の巨樹も探しながら森の中を彷徨してみることにしました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインLWラウンドネックシャツ
 ミドルレイヤ: マムート ロワーモーズリージャケット
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート コンベイ プロ GTX HS フーデッドジャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: ショーワ テムレス02ウィンター
 キャップ/ハット: マムート トゥウイークビーニー

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインLWタイツ
 ミドルレイヤ: マーモット AWストレッチパンツ
 ハードシェル: なし
 インサレーション: なし
 ソックス: BVD 5本指化繊ソックス
       ノンブランド ウールソックス
 シューズ: シリオ 712GTX
 ゲイター: マムート ゴアテックスゲイター

●ギア
 バックパック: マムート トリオンプロ35+7L
 ストック: ブラックダイヤモンド トレイルコンパクト
 クランポン: グリベル G10ワイド
 ワカン: エキスパート・オブ・ジャパン スノーシューズL
 ヘルメット: グラビティリサーチ アルパインヘルメット
 アックス: ブラックダイヤモンド ベノムアッズ ウィズ リーシュ


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天気予報では気温0~1度で、風は5m/秒程度、晴れ予報となっていたので、暖かくて穏やかな天気だろうということで、服装は比較的軽めの選択にしました。マムート ロワーモーズリージャケットはフリースジャケットです。


ところが、朝のうちはまるで吹雪のような天候で、完全にウェアの選択を間違えたと思いました。幸い、少し出発を後らせたら風が収まったので、ハードシェルを着ていれば寒さに凍えることはありませんでした。


途中から晴れてきて、一気に気温が上がり予報通りの天候になったので、服装に関しては予想がバッチリで何も問題なく行動することができました。


ヘルメットとアックスは、巨樹が見つからず時間に余裕があれば烏ヶ山に登ることも考えていたので、念のため持っていきましたが、帽子代わりにヘルメットをかぶっていただけで、アックスとワカンは使うことはありませんでした。



ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。




朝6時に家を出発。岡山から蒜山まで高速道路を経由して、鏡ヶ成に着いたのは8時20分頃でした。


サントリーの工場を過ぎて、大山環状道路に入ると路面がうっすらと白くなっていて、ときどき車のスリップマークが点灯するような状況になりました。雪が積もっているわけではないのですが、どうも凍結しているみたいです。もしも奥大山のほうも同じ状況だったら、スタッドレスとはいえFF車では登れなかったかもしれません。烏ヶ山ではなく、二ノ沢、三ノ沢に行くことも考えていただけに、鏡ヶ成にしてよかったと思いました。


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鏡ヶ成の道路上に設置されている気温表示板は、なんと-3度でした。しかも、ガスが出て視界が悪く、けっこうな強風が吹いていて、まるで厳冬期の悪天候のようです。


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鏡ヶ成の駐車場は、一面薄く氷が張っていて、まるでスケートリンクです。


時々強風で車体が揺れるような状況の中、車の中でわざとゆっくり目に準備をして、様子を見ることにしました。準備が終わってもまだ状況が好転しないので、朝食用に持ってきたパンを食べながらさらに少しの間時間をつぶしました。


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8:52 車体を揺らしていた風がいつの間にか弱まって、どうやら厳冬期のような状況は脱したみたいなので、出発することにしました。風は弱まったものの、ガスは相変わらずで、烏ヶ山は全く見えません。


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10本爪クランポンはもっていますが、とりあえず山麓の森の中を歩くだけなら軽いチェーンスパイクで十分だろうということで、チェーンスパイクを装着して行くことにしました。


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アイスバーンと化したアスファルト道をたどって、烏ヶ山正面道のほうへ進みます。


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例年なら道路脇に雪が積み上がっているところですが、今年はすでに段差のない状況でした。


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森の中に入ると、雪はフラットで良く締まった歩きやすい状態でした。これなら、巨樹探しも楽にできそうです。


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鏡ヶ成の交差点から北へ向かい、983ピークの南にある谷を越えます。写真ではわかりませんが、谷に降りたところで二股に分かれた左側の細い谷を登っていきます。写真では正面に見える白い谷筋を辿ります。


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正面登山道から西へ移動しながら登っていくと、標高1010mあたりで1本の巨木に出合いました。なお、巨樹と巨木の使い分けですが、この2語の厳密な区別基準はありません。一般的に根元から1.3mの高さの幹周が3m以上のものが、巨樹・巨木とされています。個人的に、巨樹のほうが迫力や風格があるような言葉と感じるので、幹周4m以上のものを巨樹、それ以下を巨木として区別して使っています。


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樹皮の様子からすると、どうやらケヤキのようです。幹周3m級と思われます。


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9:32 森の中を西へ西へと進んでいくと、標高1050m地点の尾根上で大物に出合いました。


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遠くからでもその存在感が伝わってくるほどの巨樹でした。


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直径が2m近くありそうで、幹周は5m級と思われます。


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苔が多く、樹皮の様子がわかりにくいのですが、白っぽく縦に裂けているので、ミズナラのようです。ただ、縦割れの様子があまり大きくないので、もしかしたら違う樹種かもしれません。


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根元に落ちていた落葉の様子からすると、やはりミズナラかなという感じです。


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この木のあるあたりからちょうど木々に霧氷がついていて、ガスがとれて日が差し始めたこともあり、輝く白い森の中に悠然と立つ巨樹の様子が神々しく感じました。


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ミズナラの巨樹から尾根の上方にブナらしい巨木が見えたので、登ってきました。幹周3m級と思えるブナでした。


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そこから尾根上に向かって右手50mほどの所にもけっこうな大物が見えたので来てみたら、先ほどのブナよりも一回り大きなブナでした。


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不思議なことにこのブナの周りには一面笹が生い茂っていて、ある程度雪で倒されているものの、ぐるりと緑の笹が根本付近を覆っていて、この積雪の中でさえ笹によって周囲から隠されているようでした。なぜこのブナの周囲にだけ雪がないのか謎です。幹周は、ぎりぎり4mあるかもという感じです。


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10:17 笹に守られた大ブナから斜面を西へとトラバースして行くのですが、陽射しで雪が緩み、チェーンスパイクでは斜面を斜めに突っ切っていくのがやばい感じだったので、10本爪クランポンに交換することにしました。


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すっかりガスが消え、暖かい陽射しが降り注ぎ始めた結果、木の枝についていた霧氷が一気に溶けてまるで雨のように氷の破片が降り注ぎ始めました。高いところから落ちてくる氷が当たると結構痛いので、ヘルメットを帽子替りに被っていて正解でした。とはいえ、うかつなところでクランポンの装着をすると霧氷の爆撃を食らうので、上に木の枝がない開けた場所を探して、クランポンを装着しました。


10:34 1180ピークの東にある広々とした緩やかな谷に降りてくると、なんと10人ぐらいのスノーシューを履いた集団が、これから向かうつもりの烏ヶ山と1180ピークの鞍部に向かって登っていくのが見えました。大声でしゃべったり叫んだりとやたら騒がしく、近づくのもはばかられるので、とりあえず彼らと出会わないように、反対方向に下ってみることにしました。地形的に大ブナがあってもおかしくなさそうな雰囲気です。


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案の定、直径1mを越える大ブナが見つかりました。


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とはいえ、幹周は3m級で、これぐらいならわざわざブログに書かれるほどのものではないので、探しているブナではなさそうです。


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大ブナからわずか20mほどのところに、小さな谷に乗り出すようにして立つブナの巨樹がありましたが、上から見た場合それほど大きくは見えません。


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ところが、横に回ってみるとけっこうなボリューム感です。


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さらに、谷に降りて見上げると、結構な太さでした。谷に乗り出すようにして立っているので、巨体を支えるために谷側が太く成長したのでしょう。


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上のほうまで主幹が伸びていればかなり迫力のあるブナの巨樹だったと思いますが、残念ながら上半分は幹が分かれていていまひとつ迫力に欠けます。


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それでも、下半分の幹の太さはかなりのものです。幹周はおそらく4m級でしょう。とすると、これが烏ヶ山南麓にあるという大ブナなのでしょうか。他にそれらしいのが見当たらないので、とりあえず有力候補としておきます。


大ブナと戯れているうちに、騒がしい集団は1180ピークの北にある鞍部へ上がってしまったようで、声が聞こえなくなったので、自分も鞍部に向かって登り始めました。


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2本ほど太そうなブナを確かめに大きく左右に移動しながら登っていくと、まるで門番のように並んで立つ2本のブナがありました。


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天高く伸ばした枝の先から、溶けた霧氷のかけらが雨のように降ってきます。


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2本ともけっこうな巨樹で、幹周4m級のようです。先ほどの大ブナよりも目立つ場所にあり、2本並び立っているという状況からしても人目に付きやすいので、もしかしたらこれが噂の大ブナかもしれません。太さからすると、さっきのブナもいい勝負かもしれませんが、迫力と立地からして、噂になるとするとこちらの双子ブナのほうでしょう。

つづく。

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