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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。当ブログ内に掲載してある写真の無償提供はしておりません。また、無断で使用することは固くお断りいたします。

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燃える黄葉と体力勝負の親指ピークコース: 伯耆大山その2 

2020年10月31日(土) 鳥取県大山町 象ケ鼻(標高1550m) 単独日帰り 


親指ピーク周回から帰ってきてもう5日が経つというのに、いまだに疲労感が抜けきれない感じです。あまり夜更かしもしないで0時前には寝ているというのに、よほどきつかったのでしょうか。筋肉痛のほうは1日の夕方から2日にかけてそこそこありましたが、階段の上り下りに苦労するほどのことはなく、さすがに前の週に金ヶ谷山を歩いたことがいいトレーニングになっていたようです。


今週末は土曜日が仕事でつぶれたので、行くとしたら日曜日ですが、月曜日がわりと朝から仕事があるので、あまりきつくない山行にしておこうと思います。


それでは、続きをどうぞ。


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10:45 大休峠でアミノバイタルゼリーと「おからだから」というおからケーキを行動食として食べ、15分休憩後に野田ヶ山に向けて出発です。矢筈ヶ山方面には2組ほど出発していきましたが、野田ヶ山方面はトレラン装備の男女4人組が少し前に入って行っただけなので、入山者は少なそうです。


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歩き始めてすぐに、ぐちゃぐちゃのぬかるみがありました。木の枝や石が埋め込まれていたので、スリップしないようにそれらを伝って突破しました。その後も、ぬかるんだ場所が何箇所かありましたが、とりあず問題なく通過しました。


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たいして勾配のきつくない緩やかな森の中をのんびりと登っていきます。


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徐々に勾配がきつくなり、標高が上がってくると、黄葉も少なくなってきました。


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それでもときおり鮮やかに色づいた木もありました。


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きつい勾配の登りが終わり、平坦になったと思ったら、突然垣根にはさまれた通路のような場所になりました。どうやら山頂は近いようです。


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垣根にはさまれた通路のような場所を抜けると山頂だと思っていましたが、まだ道は続いていました。


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しかし、15mほど進むと野田ヶ山の山頂でした。



ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。




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11:34 立木に小さな山名板がぶら下がっているだけで、せいぜい3畳ほどのせまい山頂でした。ピークというよりも登山道の途中のちょっと広くなった場所といった雰囲気で、展望もほとんどなく登り甲斐のない山頂でした。とりあえず、荷物を降ろしてすこし休憩していくことにしました。


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だいぶん葉が落ちた木々の向こうに三鈷峰が見えていました。野田ヶ山山頂は、秋から冬にかけて葉が落ちた時期だけ展望が開けるようです。


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11:40 ドリンク休憩を終えて、親指ピーク方面に向かいます。


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いったん鞍部へと下ります。野田ヶ山山頂から先は狭く急な尾根道になり、大休峠から山頂までと様相が一変しました。


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途中でやや展望が開けたところがあり、大山の主稜線が見えました。


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さらに進んで振り返ると、紅葉した野田ヶ山が見えていました。登っているときはこれほど紅葉しているとは思いませんでしたが、遠くから見ると全山真っ赤でした。


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矢筈ヶ山のあたりは、どちらかといえば終わりかけといった色合いでした。こうしてみると、このときは標高1000mあたりが紅葉のピークだったようです。


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紅葉した森の中に大休峠避難小屋がポツンと建っているのが見えました。


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そうこうしているうちに、ようやく親指ピークが姿を見せました。狭いリッジ状の尾根の途中に突然聳え立つ岩塔です。その手前にも一回り小さい岩塔があり、ちょうど先行する登山者が超えていくところでした。


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親指ピークの先は急峻な尾根となっていて、登りきったところが振子山です。そこから稜線を右へとたどり右手に見えている草付き斜面のピークが象ケ鼻、その右手に小さくユートピア避難小屋が見えています。


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11:58 親指ピーク手前の岩塔が近づいてきました。岩塔の手前の尾根も岩の露出した左右が切れ落ちたリッジ状の尾根道です。慣れていない人には結構怖い場所かもしれません。


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眼下に広がる地獄谷方面の森は、今が盛りと色づいていました。


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岩塔からの下りは、この狭い岩溝を下ります。高さは4mぐらいでそれほど怖さはありませんが、足場があまりよくないので、それなりに慎重に下りました。なお、この岩塔の西側(ユートピアに向いて右側)の下部に迂回路があるようです。下りたところでトレースが付いているのを見ましたが、野田ヶ山側の入口は見落としたのか、見た記憶がありません。岩場が苦手な人は、探せばどこかに入口があると思われます。


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岩塔を超えると、親指ピークが正面に見えました。見た限りでは、野田ヶ山側の斜面はそれほどやっかいな状況ではなさそうです。


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親指ピークに取り付いてみると、古びたロープが1本設置されていました。これに全体重をかけるのは気が進まないので、左手だけロープを握り、右手は岩をつかみながら登りました。


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親指ピークの頂上部分は、東側の少し低いところをトラバースするようになっていました。


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親指ピークのトップですこしゆっくりしていこうかと思いましたが、反対側から2人組の登山者が来ていたので、さっさと下ることにしました。ユートピア側の斜面は、野田ヶ山側よりもすぱっと切れ落ちた崖のようになってい、古びたロープに頼りつつ、両手両足を使ってゆっくりと下りました。


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下りきってから振り返った親指ピークです。


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三鈷峰の東壁も目の前に見えています。ただし、この写真で見えているピークは三鈷峰ではなく、東側にある1470mの小ピークです。


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登山道脇の崩落箇所から下を覗いてみましたが、切れ落ちた崖の底は見えませんでした。



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12:16 野田ヶ山と振子山を結ぶつり橋のような尾根が終わり、いよいよ振子山へ向けての急登が始まります。ここまでは大して体力を削られるような場所はなく、けっこう楽勝気分でしたが、ここから先は体力勝負の激登りでした。



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木の根につかまってなんとかよじ登れるような段差があったり、写真のように古びたロープがかかるいかにも滑りそうな急斜面があったりして、なかなか気を抜くこともできません。


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当たり前のようにロープの設置された場所がつぎつぎと現れ、徐々に体力を削られていきました。なにしろ、すでに12時を回っており、本来ならランチタイムでのんびりとしている頃ですが、この激登りの途中で昼食をとれるような場所はありません。とにもかくにも登りきるしかありません。


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登山道の崩落した場所から、ようやく小ピークに隠れていた三鈷峰のピークを見ることができました。


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いったん急登が終わり、道が緩やかなトラバース道になってほっとしたのもつかの間、まだロープ場は続きます。しかし、これが最後のロープ場でした。


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12:33 長い激登りがようやく終わり、振子山の頂上に出ました。1時間ぐらいのぼっていたような気がしますが、時間を確認するとわずか20分もかかっていませんでした。


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振子山からはなだらかな尾根道を西へ下ります。正面に三鈷峰、左手に象ケ鼻から続く大山の稜線を眺めながらの気持ちのいい道です。


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とはいえ、ところどころ道が崩れていたりするので、油断は禁物です。


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右手下方に、さっき越えてきた親指ピークが小さな突起のように見えています。


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主稜線のように半ば崩落した登山道を慎重に通過します。


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12:44 振子山から続く稜線を離れて、ユートピアに向かって小さな吊り尾根を渡ります。振子山から見たときには、象ケ鼻にけっこうたくさんの人が居ましたが、いつの間にか人影が少なくなっていました。ランチタイムが終わるぐらいの時間なので、ちょうど空いてくるタイミングで象ケ鼻につけそうです。かなりシャリばて気味ですが、象ケ鼻まで行ってからランチにすることにしました。


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12:53 振り子沢への分岐点まで登って来ました。象ケ鼻までもう一息ですが、最後の登りが待っています。


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13:04 空腹感をアミノバイタル入りドリンクで紛らわせながら、ようやく象ケ鼻下の分岐に着きました。あとひと登りで今日の登りは終わりです。


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13:05 象ケ鼻に着きました。空腹感もあって、かなりバテバテでした。象ケ鼻には5~6人の人が居ましたが、比較的空いていて、眺めのいい場所に座ってランチタイムにすることができました。食事の前に、とりあえず記念撮影。背後のピークは烏ヶ山です。


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烏ヶ山のアップも。手前の紅葉真っ盛りの山は、振袖山でしょう。


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歩いて来た方向です。右手前が振子山、左中ほどに野田ヶ山、中央奥に矢筈ヶ山、一番奥の黒い三角が甲ヶ山です。


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今日のランチはケーキドーナツとカフェモカです。けっこう甘いドーナツでしたが、疲れと空腹のおかげで美味しくいただきました。


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13:33 ランチを終え、下山開始です。下山は宝珠尾根経由です。お昼時にたくさんいた登山者はあらかた下山していて、避難小屋周辺にも2人ほど姿が見えるだけなので、スムースに下れそうです。


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上宝珠越えから少し下にある崩落箇所ですが、以前よりも崩落が進んだように思えます。


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紅葉の三鈷峰です。


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中宝珠越えの上にあるロープ場のあたりから渋滞が始まってしまいました。こればっかりはどうしようもないので、ソーシャルディスタンスをキープしながらおとなしく待ちました。ちょうど左ひざが痛くなっていたところだったので、この渋滞がいい休憩になり、痛みがかなり和らぎました。もっとも、渋滞が終わって動き始めるとすぐに再発してしまいましたが。


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14:51 下宝珠越えに着きました。膝が痛くなければ宝珠山経由も考えていましたが、もう登り返す気力も体力もないので林道へ下ります。


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15:07 ブレてしまいましたが、林道の下宝珠越え登山口です。いつもならさらに下って大神山神社経由で下山するところですが、今回は駐車場所が豪円山キャンプセンターなので、このまま林道を右へたどります。


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歩き始めると、林道上のブナ林がいい具合に色づいていました。


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標高950mあたりの森なので、ちょうど紅葉のピークになっていたようです。


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いい具合に西に傾いた陽射しが色づいた森を照らして、驚くほどの美しさでした。


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惜しむらくは、林道から見上げるアングルでしか撮れなかったことです。森の中に足を踏み入れれば少しは違う画も撮れるかもしれませんが、わりと下草が生い茂っていたので、はたしてどうだかという感じです。


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とはいえ、来年にでももう一度訪れてみようと思います。


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15:25 20分ほどコンクリート舗装の林道を下ってきましたが、ここから遊歩道に入ります。


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けっこう分岐が多いのですが、道標がしっかり設置されているので、初めて歩く道でも迷うことなく中の原方面に進んでいくことができます。


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15:40 再び林道に合流しました。もう豪円山キャンプセンターまですぐです。


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15:42 駐車場所へ戻ってきました。6時間半ぐらいで周回できると考えていましたが、休憩込みで7時間40分もかかってしまいました。さすがにへとへとです。足も痛いし、膝も痛いしで、豪円湯院で温泉に入って帰ろうと思っていたのですが、博労座駐車場まで降りていくとまだほとんど満車状態だったので、混雑する温泉に入る気にはならずそのまま家路に着きました。


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今回、180号線経由で新見から高速に乗ることにし、明智峠から夕日に染まる大山を撮ろうと思っていたのですが、着いたときには日没後でした。残念。

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青色が今回歩いたルートです。

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| 2020年10月 伯耆大山象ケ鼻 | 21:25 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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燃える黄葉と体力勝負の親指ピークコース: 伯耆大山その1 

2020年10月31日(土) 鳥取県大山町 象ケ鼻(標高1550m) 単独日帰り 


この前10月になったと思ったばかりなのに、あっという間に10月も終わりました。そして、2020年は残すところもう2ヶ月しかありません。年々時間の流れが速くなっているように感じる今日この頃ですが、うかうかしていたらあっという間に登山のできない老人になってしまいそうで、いろいろと考えさせられてしまいます。


それはさておき、10月最後の週末は、人出の多い大山山系にあえて行ってきました。といっても、大山山系の中では比較的空いていると思われる親指ピークコースを使った周回路です。だいぶ前から考えていたのですが、紅葉もちょうどいい時期だし、先週の金ヶ谷山でかなり体力も戻って来たと感じたので、晴天予報の31日に行ってきました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス L/S ハイブリッドパラマウントメッシュクルー
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: バーグハウス スモルダーライトフリースジャケット
 ソフトシェル: マムート フォレイカーハイブリッドジャケット
 ハードシェル: なし
 インサレーション: バーグハウス ラムチェハイパーダウンジャケット
 グローブ: マムート メリットパルスグローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ソフテックトレッカーズパンツ
 ハードシェル: なし
 インサレーション: なし
 ソックス: ミズノ ドライベクターソックス中厚
 シューズ: マムート デュカンハイGTX

●ギア
 バックパック: ハクバ GWアドバンス ピーク25
 ストック: なし
 ヘルメット: なし


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天気予報では標高1500mで9時に3度ぐらいと結構寒そうでしたが、風は3~5m/秒と弱く、陽射しもたっぷり降り注ぐようなので、厚着になり過ぎないように、ポーラテック パワードライ素材の薄手フリースジャケットであるバーグハウス スモルダーライトフリースジャケットに、ウィンドストッパーではないソフトシェルジャケットのマムート フォレイカーハイブリッドジャケットを組み合わせました。


ソックスは、前回金ヶ谷山で薄すぎて失敗したので、今回は中厚のものをチョイス。足指が痛くならないか少し心配でしたが、まったく問題ありませんでした。



ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。




5時30分に起床するつもりでしたが、なぜか4時に目が覚めてしまい、しばらくグダグダしていましたがさっさと起きて出発することにしました。


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5時10分に家を出て、米子道蒜山あたりで大山が綺麗に見えていましたが、キリン峠から烏ヶ山にかけて雲がかぶっていました。


7時30分ごろに豪円山キャンプ場受付前の駐車場に着きました。博労座駐車場に停めなかった理由は、大山寺から川床まで歩く距離が長くなるし、下山に下宝珠越え入口から林道を使えばすぐ前に出てくることができ、集会するのに便利だったからです。ちなみに、豪円山キャンプ場は整備工事のため2022年3月まで閉鎖中で、駐車場前にあるキャンプ場受付棟も営業していません。


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7:54 出発します。駐車場からは、スキー場を横切ってアスファルト道を川床へ向かいます。


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ちょうど三鈷峰にあたりに滝雲が発生していました。米子道蒜山あたりから見たキリン峠から烏ヶ山にかけてかぶっていた雲が、鳥取側に流れ込んできているようです。今日通過する場所なので少し気になりますが、お昼ごろにはおそらく雲は消えているはずです。


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8:11 大山国際スキー場に入ってすぐのところで、中国自然歩道の入口がありました。地形図によると、ここから川床まで遊歩道があるはずです。


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入口にある案内板を見ると、たしかに川床までの道が描かれています。ただし、この案内板の道はかなりいい加減です。ほとんどまっすぐな道のように描かれていますが、実際はスキー場のゲレンデを横切り、その先で曲がりくねっていて全然違います。


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案内板のすぐ横に、石仏が祭られていました。案内板に書いてあったなんとか明王像なのでしょう。


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さて、歩き出そうとしていきなり問題に出くわしました。道は斜め下に続いていますが、その先はスキー場のゲレンデになっています。一方、右の森の中へと続くトレースもあり、どちらに行くべきなのかわかりません。いきなりゲレンデに入るのもどうかと思って、とりあえず右のトレースを進んでみることにしました。少し進んだところでどうも違うなと思いましたが、たいした距離でもないので、とりあえずもう少し進んでみることにしました。


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小さな枯れ沢を越えると、トレースはほぼなくなりましたが、笹薮の向こうにゲレンデが見えていたので、そのまま強行突破してゲレンデに出ました。GPSで地形図を確認してみると、どうやら遊歩道は左下方向に向かっているようなので、ゲレンデをつっきて向こうの森に沿って下っていきました。


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すると、無事に遊歩道らしきトレースに出合いました。


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振り返ってみると、どうやら中国自然歩道の入口からすぐにゲレンデに入り、そのまままっすぐ斜め下方向に下ってくればよかったようです。ゲレンデ内は草刈などされていてトレースが消えていたようですが、一番近いリフトの支柱を目指して斜めに横切ればトレースに出会えるはずです。それにしても、なんとも不親切な案内です。


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その後は、森の中をくねくね曲がりながらどんどん川床に向かって下っていきました。


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8:25 川床の手前で再びアスファルト道に出てきました。ここからまたアスファルト道歩きです。


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8:30 川床に着きました。ここから右手の川へ向かって降りていきます。


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2016年10月に来た時は、まだ古い木橋がもっと低いところにかかっていましたが、新しい鉄橋が架かっていました。


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川床木地屋橋というそうです。


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橋をわたったとこで阿弥陀滝コースの分岐があります。今日の親指ピークコースを歩けば、大山山系のコースはほぼ歩いたことになりますが、残るはこの阿弥陀滝コースと地獄谷コースぐらいです。とはいえ、この2コースはどちらも川をさかのぼるコースで登山道ではないので、歩く機会があるかどうか微妙なところです。どちらも行き止まりではなく登山道に接続することができるので、いずれは歩くこともあるでしょう。


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8:50 15分ほど急登を登って、少し汗ばんで来た頃に尾根上に出ました。ここから先はなだらかな道が大休峠までだらだらと続きます。出発して1時間になるので、ここで小休止を取りました。上空はいつのまにか曇り空になっていて日が差していないので、けっこう肌寒いのですが、登りで汗ばんでしまったところなので、空気の冷たさがかえって心地よく感じました。


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休憩後、ゆったりと登山道を進んでいくと、次第に黄葉したブナ林が多くなってきました。陽射しも差し込み始めたので、黄金の森の中を歩いているような感じです。


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川床から大休峠までの道は、石畳や石階段が多くあり、基本的に湿っているのでとても滑りやすく要注意です。しかし、デュカン ハイ GTXのソールのグリップ力はそこそこ優秀で、足の置き方と置き場所を失敗しなければ、それなりにグリップしてくれました。とはいえ、もともと滑りやすい湿った石なので、過信は禁物です。


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道を間違えかけた要注意地点です。標高890m地点になります。滑りやすい石に気をとられて、視線が下ばかり見がちになる場所ですが、ここで道は左へUターンするように曲がります。しかし、パッと見直進のように見えるので、そのまま直進してしまいました。数m先の苔むした石が固まっているところで、おかしいと気がつきました。何がおかしいと感じたのかといえば、苔に覆われていた石に人の踏み跡がついていなかったことです。また、石畳や階段という人工的な感じがなく、自然に石がかたまってあるという状況だったので、違和感がありました。立ち止まり振り返ったところ、左へ曲がるトレースが見えたので事なきを得ましたが、道迷いで遭難してしまう人は、ちょっとした違和感を感じないか無視してしまうことでどんどん先へ進んでいってしまうのかもしれません。そういえば、以前歩いたときも同じ場所で間違いかけた記憶があります。


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道を間違えた地点から5分ほどで、岩伏別れに着きました。地形図には何も描かれていませんが、標高910m地点です。


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以前来た時は、ほかに分岐する道もないのになぜ岩伏別れなのかと思いましたが、なんと左手方向に笹が駆り払われて道ができていました。方角的には東に向かっています。


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ヤマケイオンラインの地図を確認してみると、なんとそれらしい道がグレーの点線で表示されていました。どうやら、この先の香取別れから香取へ向かう道の途中に接続しているみたいです。しかもその接続場所のすぐ先から甲ヶ山へ続く道も記載されていて、いままで完全なバリエーションルートとして地図には載っていなかった道がちゃんと描かれています。とにかく、甲ヶ山西側のルートを使う場合、以前はいったん香取別れを経由しないといけなかったのが岩伏別れからショートカットルートができたわけなので、少しは楽になります。ちなみに、カシミールで表示される地形図には、なにも描かれていません。ヤマケイオンライン、やるな!



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岩伏別れを過ぎると、ブナ林の黄葉が本格化してきました。青空が広がり陽射しも差して、美しさも倍増です。


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こうなると、歩くペースはぐっと鈍ってしまいますが、そんなのお構いなしに、立ち止まってはカメラを取り出してしまいます。


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黄葉の美しさに目を奪われます。


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わずかに緑を残した黄葉の葉のグラデーションが綺麗です。


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進むにつれて、ブナの黄葉に赤色が増えてきました。正確に言えば、枯れて茶色になりかけということですが、陽射しを受けて赤っぽく見えます。


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赤いブナ林もまた素晴らしい。


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黄葉した森の彼方に、甲ヶ山が見えるようになってきました。


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前方に、ひときわ華やいだ森がありました。


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見上げると、まるで巨大なシャンデリアのようです。


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赤、黄、緑のグラデーションの美しさにただただ見惚れてしまいました。


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赤く染まったカエデの紅葉も見事です。


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青空バックの順光で見る紅葉もまた良しです。


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逆光の紅葉ならなおさらです。


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9:36 香取別れを通過します。


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香取別れを過ぎると、黄葉はまさにピークを迎えていました。


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上から下まで黄色とオレンジ色のグラデーションで埋め尽くされています。


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時折混じる緑が鮮烈なアクセントを添えます。


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色づいた森にどっぷりと浸かりながら歩ける幸せを感じます。いいとき来られたものです。


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どちらを向いても彩りに満ちた森です。


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陽射しがあることに感謝しつつ、輝く森を楽しみました。


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このあたりの森がこれほど美しく色づくとは、想像もしていませんでした。


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ただただ、その色合いに圧倒されるばかりです。以下6枚はまとめてどうぞ。

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赤い落ち葉に埋め尽くされた古の石畳道は、まるでレッドカーペットのようです。ただし、スリップ注意。


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10:30 そんなこんなでかなり時間をロスしてしまいましたが、ようやく大休峠に着きました。コースタイムは、川床から1時間40分ぐらいですが、2時間もかかってしまいました。大休峠は特に混雑はしていませんでしたが、日向になっているベンチは登山者で埋まっていて、日陰になっているベンチがひとつだけ空いていました。他に10名弱の登山者がいましたが、幸いにも喫煙する輩がいなかったので、日陰のベンチではあったものの気持ちよく休憩することができました。


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避難小屋のトイレに寄ったときに入口の温度計を見ると、9度でした。そろそろ日中でも1桁台の気温になってきたようです。


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ベンチから正面に象ケ鼻のピークとユートピア避難小屋が見えていました。左に見えているのは、たぶん振子山だと思われます。

つづく。


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| 2020年10月 伯耆大山象ケ鼻 | 16:43 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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