累積標高差1100mでヘロヘロ: 広戸仙・滝山その2
2020年8月1日(土) 岡山県津山市 滝山(1196.5m) 日帰り単独行
山行後3日が経って筋肉痛がようやくなくなりました。日曜日の午後から月曜日にかけてが最悪の状態でしたが、月曜日は仕事が午後に1件あっただけなので助かりました。もしも日曜日に山に行っていたら、仕事の立て込んだ火曜日に一番筋肉痛がひどい状況になっていたはずなので、やっぱり週末は土日休みで土曜日に遊んで日曜日は休養というのが理想だと思いました。やはり、土曜日や祝日が休めないような仕事は、早く足を洗いたいものです。
11:02 標高896mの鞍部から標高差約300mの登り返しが始まります。しっかり締めていた靴紐を緩めに結びなおして登り返しに取り掛かります。丸太の階段が設置されていますが、半分以上壊れたような状態です。
11:10 壊れた丸太階段の急登が終わり、平坦な尾根に出ました。
木々の間から滝山が見えました。少しは近づいているのを感じますが、まだまだ先は長そうです。
坂道と平坦な道を交互に繰り返しながら、徐々に標高を上げていきます。結構平坦な場所にも丸太の階段が設置されていて、なんでこんなところに階段を作ったのだろうかと思いつつ先を急ぎます。
11:26 滝山のピークなのか、手前の小ピークなのかわかりませんが、だいぶん近づいて来たようです。
登山道の上に倒れかけた杉がありましたが、この杉はなんとこの状態でしっかりと生きていました。枝を上に伸ばし、根が半分露出しながら土の中に残った根の部分からしっかりと栄養分と水分を吸い上げて成長しているようです。
傾斜が急になってきましたが、このあたりの丸太階段は比較的まともな状態で、ピカピカの鎖の手すりも設置されていました。ここまでの痛み具合に比べると不思議なほどいい状態です。
道の傾斜が徐々に緩くなってきました。山頂が近くなって来たような雰囲気です。
ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。
11:58 右カーブを過ぎると、滝山山頂の展望台が見えました。登り返しで1時間以上かかるかと思っていたのですが、鞍部から山頂までほぼ1時間で登ることができました。途中から、腰の調子がどうもおかしくて、痛いわけではないものの渋いような妙な感じがあり、ちょっとしたきっかけでぎっくり腰にでもなるのではないかとびくびくしながら登って来ました。なんとか山頂までもってくれて助かりました。
展望台から東の那岐山を望みます。今日はそこそこいい天気ですが、那岐山方面からの登山者はいません。誰もいない静かな滝山山頂です。
南の展望はガスでほぼ何も見えませんでした。
山頂のベンチに荷物を下ろし、手すりに手をかけてゆっくりとしゃがみこんで腰と背中を伸ばすようにストレッチをしてから、しばらくベンチで寝転がって腰の負担を軽減してやると、登りで感じていた渋いような変な感覚がようやくなくなりました。
お昼時なので、もって来たパンで軽く食事をとったのですが、腰のことに気を取られていたのか、写真を撮るのをすっかり忘れていました。10分ほど遅れてご夫婦が到着し、展望台の下で食事の用意を始めたようです。展望台の上はずっと貸しきり状態で、のんびりできました。
12:40 なんとなく不穏な感じの雲が出て来たので、下山することにしました。40分間の休憩で、汗でビショビショに濡れていたシャツがかなり乾きました。マムート ボディクール ロングスリーブAFは、胸元のジップもないしハイネック仕様なので速乾性はあまり期待していませんでしたが、そこそこ速乾性能はいいようです。
滝山は標高から言えば山頂直下に立派なブナ林があってもいいはずですが、ブナはあるものの他の樹種との混成林だし、森の様子も雑然として綺麗とは言い難い状態です。なので、歩いて楽しい山ではなく、トレーニング目的で訪れる以外、あえて登りたいとは思えません。どちらかといえば、またつまらぬ山に登ってしまったという感覚です。
13:16 896m鞍部まで戻ってきました。今度はここから広戸仙まで約216mの登り返しです。
右の滝めぐりのふるさと登山コースを行くと反対側の入口まで4~5時間と看板に書いてあったので、さすがにそれでは遅くなりすぎるということで、素直にピストンで戻ることにしました。ただし、地形図を見る限り大きなアップダウンは無く、等高線に沿った道なので、どうみても2時間もかからないで歩けそうな感じがします。4~5時間というのはちょっと盛りすぎではないかと思います。
はじめのうちはそこそこ荒れた急登です。
13:41 標高1020mでようやく急登が終わり、ここからはなだらかな道です。
14:03 広戸仙山頂です。これで登り返しは終わりです。ゆっくり登ってきたのですが、やっぱり汗だくになり、ベンチで少し休憩したのですが、アブがしつこくまとわりついてきてイラつくばかりでした。出発の準備をしていると、頭の周りを飛び回っていたでかいアブがベンチに止まってじっとこちらを見ているので、帽子を思い切りたたきつけてやったら見事にヒットして、地面に転がっていました。死んだというより衝撃で失神しただけのようですが、ストーカーを撃退したようでスカッとしました。踏みつけて昇天させてやろうかと思いましたが、さすがに無益な殺生はやめておきました。
14:13 第三展望台に戻ってきました。山頂で少し休憩したところですが、アブのストーキングのおかげでのんびりできなかったので、ここでもう一度ゆっくり休憩していくことにしました。展望台は周囲の木々より高く開けているためか、不思議とアブが寄ってきません。なので、休憩するなら展望台が最適です。
ここで、わずかに残っていた水を飲み干してしまいました。全部で1.5リットル持ってきたのですが、今回は足りませんでした。やはり真夏の登山では2リットルは必要です。
改めて滝山を眺めると、よくあんなところまで行って帰ってきたものだと、我ながら感心してしまいました。
14:45 下山開始です。30分ほどのんびり休憩しましたが、今度はご夫婦が追いついてきませんでした。滝山山頂でのんびりしていたのか、ふるさとコースのほうへ行ったのかわかりませんが、おそらくもう追いつかれることはなさそうです。
15:21 第一展望所で最後の休憩をとりました。下ってくる途中で膝が痛くなってきたし、足の裏もなんだかジンジンしてきました。登りはじめは、デュカンハイGTXのインソールが柔らかくクッション性に富んでいて良い具合でしたが、下山する頃になると最初に感じたクッション性はなくなってしまい、けっこう足裏に衝撃が伝わるようになりました。やはり標準付属のインソールでは力不足のようです。
10分ほど休憩して、再び歩き始めました。膝痛はあまり変わらないので、膝に負担をかけないようにゆっくりと下ります。
登山口直前のこの階段が、痛みを抱えた膝にはかなりきつかったです。
16:02 ようやく最後の階段を下りきって、駐車場に戻ってきました。休憩込みで7時間20分という長丁場の山行になってしまいました。靴を脱ぐと、右足の小指と左足の親指がジンジンしていました。靴ヅレというほどではないにしても、どうやら少し当たって痛みが出たようです。まだ慣らしも終わっていないのに、いきなり7時間以上の行動になったのがよくなかったようです。
左足の親指の痛みは、3日後でもまだ少し残っているので、靴の慣らし履きは短時間にとどめておくようにしたほうが無難です。今後は、長時間の山行で新しい靴を履くのはやめようと思います。
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山行後3日が経って筋肉痛がようやくなくなりました。日曜日の午後から月曜日にかけてが最悪の状態でしたが、月曜日は仕事が午後に1件あっただけなので助かりました。もしも日曜日に山に行っていたら、仕事の立て込んだ火曜日に一番筋肉痛がひどい状況になっていたはずなので、やっぱり週末は土日休みで土曜日に遊んで日曜日は休養というのが理想だと思いました。やはり、土曜日や祝日が休めないような仕事は、早く足を洗いたいものです。
11:02 標高896mの鞍部から標高差約300mの登り返しが始まります。しっかり締めていた靴紐を緩めに結びなおして登り返しに取り掛かります。丸太の階段が設置されていますが、半分以上壊れたような状態です。
11:10 壊れた丸太階段の急登が終わり、平坦な尾根に出ました。
木々の間から滝山が見えました。少しは近づいているのを感じますが、まだまだ先は長そうです。
坂道と平坦な道を交互に繰り返しながら、徐々に標高を上げていきます。結構平坦な場所にも丸太の階段が設置されていて、なんでこんなところに階段を作ったのだろうかと思いつつ先を急ぎます。
11:26 滝山のピークなのか、手前の小ピークなのかわかりませんが、だいぶん近づいて来たようです。
登山道の上に倒れかけた杉がありましたが、この杉はなんとこの状態でしっかりと生きていました。枝を上に伸ばし、根が半分露出しながら土の中に残った根の部分からしっかりと栄養分と水分を吸い上げて成長しているようです。
傾斜が急になってきましたが、このあたりの丸太階段は比較的まともな状態で、ピカピカの鎖の手すりも設置されていました。ここまでの痛み具合に比べると不思議なほどいい状態です。
道の傾斜が徐々に緩くなってきました。山頂が近くなって来たような雰囲気です。
ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。
11:58 右カーブを過ぎると、滝山山頂の展望台が見えました。登り返しで1時間以上かかるかと思っていたのですが、鞍部から山頂までほぼ1時間で登ることができました。途中から、腰の調子がどうもおかしくて、痛いわけではないものの渋いような妙な感じがあり、ちょっとしたきっかけでぎっくり腰にでもなるのではないかとびくびくしながら登って来ました。なんとか山頂までもってくれて助かりました。
展望台から東の那岐山を望みます。今日はそこそこいい天気ですが、那岐山方面からの登山者はいません。誰もいない静かな滝山山頂です。
南の展望はガスでほぼ何も見えませんでした。
山頂のベンチに荷物を下ろし、手すりに手をかけてゆっくりとしゃがみこんで腰と背中を伸ばすようにストレッチをしてから、しばらくベンチで寝転がって腰の負担を軽減してやると、登りで感じていた渋いような変な感覚がようやくなくなりました。
お昼時なので、もって来たパンで軽く食事をとったのですが、腰のことに気を取られていたのか、写真を撮るのをすっかり忘れていました。10分ほど遅れてご夫婦が到着し、展望台の下で食事の用意を始めたようです。展望台の上はずっと貸しきり状態で、のんびりできました。
12:40 なんとなく不穏な感じの雲が出て来たので、下山することにしました。40分間の休憩で、汗でビショビショに濡れていたシャツがかなり乾きました。マムート ボディクール ロングスリーブAFは、胸元のジップもないしハイネック仕様なので速乾性はあまり期待していませんでしたが、そこそこ速乾性能はいいようです。
滝山は標高から言えば山頂直下に立派なブナ林があってもいいはずですが、ブナはあるものの他の樹種との混成林だし、森の様子も雑然として綺麗とは言い難い状態です。なので、歩いて楽しい山ではなく、トレーニング目的で訪れる以外、あえて登りたいとは思えません。どちらかといえば、またつまらぬ山に登ってしまったという感覚です。
13:16 896m鞍部まで戻ってきました。今度はここから広戸仙まで約216mの登り返しです。
右の滝めぐりのふるさと登山コースを行くと反対側の入口まで4~5時間と看板に書いてあったので、さすがにそれでは遅くなりすぎるということで、素直にピストンで戻ることにしました。ただし、地形図を見る限り大きなアップダウンは無く、等高線に沿った道なので、どうみても2時間もかからないで歩けそうな感じがします。4~5時間というのはちょっと盛りすぎではないかと思います。
はじめのうちはそこそこ荒れた急登です。
13:41 標高1020mでようやく急登が終わり、ここからはなだらかな道です。
14:03 広戸仙山頂です。これで登り返しは終わりです。ゆっくり登ってきたのですが、やっぱり汗だくになり、ベンチで少し休憩したのですが、アブがしつこくまとわりついてきてイラつくばかりでした。出発の準備をしていると、頭の周りを飛び回っていたでかいアブがベンチに止まってじっとこちらを見ているので、帽子を思い切りたたきつけてやったら見事にヒットして、地面に転がっていました。死んだというより衝撃で失神しただけのようですが、ストーカーを撃退したようでスカッとしました。踏みつけて昇天させてやろうかと思いましたが、さすがに無益な殺生はやめておきました。
14:13 第三展望台に戻ってきました。山頂で少し休憩したところですが、アブのストーキングのおかげでのんびりできなかったので、ここでもう一度ゆっくり休憩していくことにしました。展望台は周囲の木々より高く開けているためか、不思議とアブが寄ってきません。なので、休憩するなら展望台が最適です。
ここで、わずかに残っていた水を飲み干してしまいました。全部で1.5リットル持ってきたのですが、今回は足りませんでした。やはり真夏の登山では2リットルは必要です。
改めて滝山を眺めると、よくあんなところまで行って帰ってきたものだと、我ながら感心してしまいました。
14:45 下山開始です。30分ほどのんびり休憩しましたが、今度はご夫婦が追いついてきませんでした。滝山山頂でのんびりしていたのか、ふるさとコースのほうへ行ったのかわかりませんが、おそらくもう追いつかれることはなさそうです。
15:21 第一展望所で最後の休憩をとりました。下ってくる途中で膝が痛くなってきたし、足の裏もなんだかジンジンしてきました。登りはじめは、デュカンハイGTXのインソールが柔らかくクッション性に富んでいて良い具合でしたが、下山する頃になると最初に感じたクッション性はなくなってしまい、けっこう足裏に衝撃が伝わるようになりました。やはり標準付属のインソールでは力不足のようです。
10分ほど休憩して、再び歩き始めました。膝痛はあまり変わらないので、膝に負担をかけないようにゆっくりと下ります。
登山口直前のこの階段が、痛みを抱えた膝にはかなりきつかったです。
16:02 ようやく最後の階段を下りきって、駐車場に戻ってきました。休憩込みで7時間20分という長丁場の山行になってしまいました。靴を脱ぐと、右足の小指と左足の親指がジンジンしていました。靴ヅレというほどではないにしても、どうやら少し当たって痛みが出たようです。まだ慣らしも終わっていないのに、いきなり7時間以上の行動になったのがよくなかったようです。
左足の親指の痛みは、3日後でもまだ少し残っているので、靴の慣らし履きは短時間にとどめておくようにしたほうが無難です。今後は、長時間の山行で新しい靴を履くのはやめようと思います。
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