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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。当ブログ内に掲載してある写真の無償提供はしておりません。また、無断で使用することは固くお断りいたします。

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またつまらぬ山に登ってしまった:  霰ヶ仙 

2020年7月19日(日) 岡山県鏡野町 霰ヶ仙(標高1074m) 日帰り単独行 


長く登山をしていると、ときどきなんでこんな山に来てしまったんだろうかとがっかりすることがあります。山頂に立っても達成感もないし、途中で風景の美しさに感動することも無く、ただ疲れただけといことがありますが、今回登った霰ヶ仙(あられがせん)は、まさにそういう山でした。


本当は、富栄山からブナの森を経て乗幸山まで行く予定でした。そのため、がんばって早起きして、8時過ぎには富栄山の登山口に着いたのですが、駐車場入口の先にある登山口が見えた瞬間、その光景に凍りつきました。なんと、20名以上はいると思われる団体が今まさに歩き始めようとしていたのです。駐車場に車が6台ぐらい停まっていたので、先ほどの団体が乗って来たものだと思われます。いままで何度も富栄山に来ましたが、朝から複数台の車が停まっていたことは初めてです。


とりあえず駐車場に車を停めましたが、このまま出発していいものかどうか迷いました。少しゆっくり目に準備をして出発したとしても、せいぜい15分から20分しかかからないわけで、どちらにしても途中で団体に追いつくことは明らかです。尾根に出るまでは細い山道で途中追いついても追い越せるような場所はありません。となると、少なくとも尾根に出るまでは団体の後ろについてちまちまと登って行くしかありません。山頂についてものんびりと休憩する時間があるかどうか怪しいものです。富栄山は素通りして乗幸山方面に行けばいいのでしょうが、団体の目的地がもしも同じだったら目も当てられません。


ということで、今日は不運だったと富栄山はあきらめることにしました。幸い、前から機会があったら登ってみようと思っていた霰ヶ仙がすぐ近くにあるので、目的地を霰ヶ仙に変更しました。


ちなみに、富栄山の登山口手前にあるキャンプ場も満員御礼状態でした。このキャンプ場がこれほど人であふれているのを見るのは初めてかもしれません。映画や遊園地などの屋内型施設が軒並み使えないということで、にわかキャンパーが増えたりしているのでしょう。その意味ではトレッキングも新しく始めたり頻度が増えたりという人が多くなって、山も混雑しがちなんだと思われます。やはり、しばらくは名の知れた山には近づかないか、行くとしても早朝など人の少ない時間帯を選ぶなど、密を回避する方策を考えたほうがよさそうです。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート アタカソライトジップ
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ランボールドパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 インサレーション: なし
 ソックス: クロスプロ 5本指ウォーキングソックス
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


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ここで一息。ぽちっと押したら、引き続きブログ「ヤマふぉと」をお楽しみ下さい。




霰ヶ仙は富栄山の西にある山なので、県道65号線を少し南下し、県道56号線を西に入って集落が途切れたあたりでヘアピンカーブになっているところから林道を入っていきます。富栄山の登山口からならわずか10分程度しかかかりません。本来の登山口は林道をずっと上がって、霰ヶ仙の東側にある標高900mの鞍部にあります。そこまで林道を車で上がっていけるのかどうか状況がわからないので、とりあえず林道入口の道幅の広い場所に車を停めて歩いていくことにしました。


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8:39 林道入口の駐車地を出発します。富栄山と違って他に車は停まっていませんでした。


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出発してすぐにコンクリート舗装の道になり、傾斜もそこそこきつくなりました。コンクリート舗装が終わると、未舗装路になりますが道の状態はそれほどひどくはありませんでした。4WDの車なら楽に上がっていけそうですが、2WDだとやや厳しいかもしれません。とりあえず、車を置いてきて正解でした。


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9:07 標高750mのヘアピンカーブまで来ると、ようやく道の傾斜も緩くなり、すこし広い駐車スペースもありました。4WDならここまで車で上がってきてもよさそうです。


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駐車スペースのすぐ先に2つ目のゲートがありました。ちなみに1つ目のゲートは林道入口にあります。


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2つ目のゲート脇に一般車両通行禁止の看板があり、やはり登山口まで車で上がっていくのはだめみたいです。


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道幅の広い林道ですが、歩き始めてすぐにクモの巣トラップに引っかかったので、今回も落ちていた木の枝でクモの巣トラップを破壊しながら進みました。不思議と顔の高さにあるのがムカつきます。


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9:15 前方に霰ヶ仙らしきピークが見えました。まだまだ距離がありそうです。


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クモの巣トラップを写真に撮ってみました。画面中央よりも少し上に写っている水平方向の白っぽい線がクモの巣です。いわゆる網のようになっているクモの巣部分ではなく、それを支える張り綱に相当する糸です。幸い、この張り綱に相当する部分は粘つく成分がないので、顔に当たっても張り付くことは無いのですが、やはり顔に当たると気持ちのいいものではありません。なので、木の枝でぶった切って通過するわけです。クモにしてみれば迷惑千万でしょうが、こればっかりはいたしかたありません。


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9:42 たまにぽつぽつと降っていた雨が、いきなり本降りとなりました。木の下でしばし雨宿りです。ちょうど出発から1時間ほど経っていたので、休憩するのにいい時間でした。このまま降り続くようなら帰ろうかと思いましたが、5分ほどするとほぼ止んでくれたので、再び霰ヶ仙に向けて歩き始めました。


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9:58 登山口に到着です。ここから左上に登っていきます。


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ちょっとわかりにくいのですが、「霰ヶ仙」と書かれた道標が木にぶら下がっています。分県版登山ガイドにも載っていない山なので、藪漕ぎ状態を予想していましたが、どうやらそれなりに歩ける道のようです。


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地形図には登山口から東へ下る尾根道の印が描かれているので道があるかどうか確認してみたのですが、ほぼ笹薮と化したトレースらしいものがあっただけでした。


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とりあえず、登山口で一休みです。ハイキングチェアーを出して座り、ラムネで栄養補給です。


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10:16 登山開始です。


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登山口の道標はわりとちゃんとしていて、文字もはっきりと読むことができました。


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出だしの急登を過ぎて尾根上に出てくると、草を刈った跡もあったりで、意外にもちゃんと整備されているようです。


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急傾斜が終わるといったん緩い道になり、一息つけます。


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しかし、すぐに急傾斜の道が現れました。ここで足元に蛇がいたのを見つけてちょっとビビリましたが、蛇のほうはめどくせーなという程度のスローモーションでゆっくりと草薮のほうへ移動していくだけでした。


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進んでいくと、さらに傾斜が増してきつい坂道になりましたが、半ば崩れかけていたとはいえ階段の名残があったので、すこしは役に立ちました。


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10:30 標高1000m地点で平坦な尾根に出ました。尾根を右へたどります。ここからしばらくは緩やかな道で助かりました。


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途中、すこしガスっているものの山頂が見えました。残り、70m程度の標高差です。


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山頂直下までくると、再び急登の始まりです。


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この急登は階段の名残もほぼなく、湿った滑りやすい黒土の急坂なので、わりと苦労しました。登山者の多い山だと、なんとなく踏み跡が階段のようになっていたりするのですが、この山は登山道の土も柔らかく、階段状の踏み跡など皆無で、登山者が少ないことがもろわかりです。


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10:40 霰ヶ仙山頂です。当然ながら誰も居ません。1時間20分の林道歩きの後、24分の登山でした。ほとんど林道を歩いただけといった感じです。


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山頂の山名板も、それなりにちゃんとしたものが設置されていました。


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山頂からは北東から南南東にかけて展望がありましたが、雲が多くて富栄山らしき山はほとんど見えませんでした。


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南南東の方向に見事なピラミッド型の山が見えていましたが、どこの山でしょうか。地形図でみると、津山市と真庭市の境界にある高山という標高664mの山のようです。


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展望をひととおり楽しんだら、記念撮影。


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山頂はけっこう蒸し暑いし虫がブンブン飛び回っていてウザいのでさっさと下りようかと思いましたが、虫除けスプレーを首や側頭部などにつけると、あまり近くには寄ってこなくなったので、すこし休憩していくことにしました。小腹が空いたので持ってきたクリームパンをほおばりました。ドリンクはカフェオレをつくるつもりでしたが、暑くてホットドリンクという気分ではなかったので、スポーツドリンクですませました。


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休憩しているうちに雲が切れて展望が広がってきました。大空山から富栄山にかけて全体が見えるようになりました。


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麓にあるキャンプ場も見えました。


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11:18 下山開始です。山頂直下の急坂でズルッと滑って転倒しそうになりましたが、なんとか踏ん張って転倒せずに下りきりました。


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11:26 標高1000mの尾根から左へ下ります。この急坂もなかなか大変でしたが、ここでは階段の名残のおかげでスリップすることなく下れました。登りで蛇にあった場所で、また同じ柄の蛇に会いました。おそらく同じ蛇なのでしょう。1度ならず2度までも日向ぼっこの邪魔をして申し訳ないと心の中で謝罪しておきました。


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11:34 登山口まで下りてきました。わずか20分ほどで下りて来たので、あっけないやら物足りないやらという感じです。ここからまた長い林道歩きの始まりです。


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12:30 だらだらと林道を下り、駐車地まで戻ってきました。やたら蒸し暑くて汗はかいたものの、全然爽快感はありません。登山したという感じもあまりなく、ただただ山の中を歩いただけという感じです。綺麗な森があったわけでもなく、山頂から展望が楽しめたというほどのこともなく、達成感も満足感も無い無味乾燥な山でした。この感覚は、三十人ヶ仙のときと似ています。


また、つまらぬ山に登ってしまった・・・


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| 2020年7月 霰ヶ仙 | 22:20 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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