ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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理想の冬期ミドルレイヤを求めて~通気・透湿性能と保温性能の両立

登山における服装の基本はレイヤリングであるということは、すでに登山をされている方であれば周知の事実です。冬期登山の場合は、ベースレイヤ・ミドルレイヤ・アウターレイヤという3レイヤが基本でしたが、最近ではベースレイヤの下にドライレイヤを入れて4レイヤにしたり、さらにミドルレイヤを断熱レイヤと防風レイヤの2つに分けて5レイヤにするといった方法もあって、レイヤリングも多様化しています。


僕が雪山を始めたころはやはり3レイヤから始めました。最初のうちはベースレイヤとアウターレイヤはちゃんとした登山用品でしたが、ミドルレイヤはユニクロのフリースなんかを着ていました。次第に条件の厳しい山へ登るようになると、それでは対処しきれなくなり、ユニクロのようなタウンウェアからは早い段階で卒業しました。現在のスタイルは、4または5レイヤという形に落ち着きました。


一番最初に3レイヤで限界を感じたのは、やはり汗冷え対策です。いまでもよく覚えていますが、素肌にミズノ ブレスサーモMW長袖を着て山に登った時で、帰路の車中で汗で濡れたベースレイヤがなかなか乾かず、暖房を強く効かせても寒さがおさまらなかったことがありました。登山の最中でなかっただけましですが、これが山の上のことだったらやばかったなと思ったわけです。


次の登山のときに、素肌に夏用のブレスサーモLW半袖を着て、その上にブレスサーモMW長袖を着てみたら、山中でも帰りの車中でも汗冷えを感じることがなかったので、ドライレイヤの必要性を実感したわけです。もっとも、この頃はドライレイヤという概念を明確に持っていたわけではなく、ブレスサーモMWの汗抜けがよくないのなら、もっと薄手で汗抜けのいいシャツを下に着れば改善されるのではないかと思ったという程度の発想です。


さらに、厳冬期の高山に登るようになると、断熱層となるミドルレイヤに悩むようになりました。そのころ使っていたユニクロのリバーシブルフリースは厚手で生地もそこそこ詰まっていたので防風効果はそれなりにありました。しかし、袖口が閉められず緩いし首元も少し余裕があるつくりだったので保温性能があまりいいとはいえず、ハードシェルを着る機会が多くありました。冬の山では、晴れているけれど風があるという状況が多いわけですが、その場合フリースでは寒いけれど、ハードシェルを着ると暑いのです。また、風はないし気温もそれほど低くないけど雪が降っている場合もフリースのままというわけにはいきません。そういう場合も、ハードシェルを着ざるを得ないわけです。


最初に購入したハードシェルは脇下のビットジップがないものだったので、フロントジッパーを開けていてもジャケット内にこもる熱気をうまく排出できずすぐに汗をかいてしまいました。そのため、フリースを薄手のマイクロフリースに変更したりしたのですが、そうすると今度は寒いのです。稜線や山頂で風に吹かれるとハードシェルを着ていてもさすがに薄手のマイクロフリースでは寒さをしのげません。


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考えた末に、晴天時の登山であればハードシェルよりも通気性の高いソフトシェルで行動した方がいいだろうということで、ソフトシェルを購入しました。最初に購入したのはモンベル ライトシェルアウタージャケットというもので、今のライトシェルジャケットです。今のモデルはサイドと袖口にジャージのようなストレッチ素材を組み合わせているので、動きやすさとともに蒸れにくさも良くなっているのでしょうが、当時のものは全身ナイロン生地だったのですぐに暑くなって蒸れてしまい、とても登山の行動着として使える代物ではありませんでした。アップダウンの少ない稜線を風に吹かれながらのんびり歩くようなときはいいのですが、登りではほぼサウナスーツ状態でした。








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ライトシェルジャケットの反省を踏まえて次に購入したのは、バーグハウスのジョラスソフトシェルジャケットです。脇下のビットジップも付いていて、温度調節もやりやすいということで、しばらくは満足していました。しかし、次第に不満点が出てきました。ひとつには、ジャケットが重いということです。けっこう厚みのある生地なので仕方がないのでしょうが、暑くて脱いだりするとけっこう持て余します。バックパックのポケットに突っ込んでおくということができないので、たたんでバックパックの中に入れるわけですが、そうすると寒くなってまた着たいというときに取り出すのが面倒です。


また、いがいと汗を吸って濡れやすいということもあります。山頂について避難小屋で脱いだりすると背中がじっとりと濡れているというのが普通でした。このあたりはモノによって違うのかもしれませんが、なんだかなあと思う原因のひとつでした。真冬では途中で脱ぐことはほぼないのですが、天気が良くて登っている途中で暑くなって脱いだ場合、あっという間に冷えるので休憩時に再び着ると背中がひんやりするのが嫌でした。


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冬用ではありませんが、春秋用の薄手ソフトシェルジャケットとしてマムート ソフテックハイブリッドジャケットを購入しました。こちらはほぼ期待通りの性能ですが、ハイブリッドという名前のとおり、汗をかきやすい脇や背中の生地が薄手になっていて、気温が低く風があるとやや肩の後ろあたりがスース―する感じがあるので、冬に使うのはやはり厳しい感じです。


細かい不満を感じつつも、それでもトータルとしては悪くないと思ってソフトシェルジャケットを愛用していたのですが、2年前に寒さに弱くなっている自分に気が付きました。装備は変わっていないのに、以前よりも寒いと感じることが増えたのです。経年劣化による装備の性能ダウンというのもないわけではありませんが、やはり自分自身の経年劣化、つまり歳をとって体力が衰えたというのが主な理由だろうと感じたので、装備も状況に応じて変えざるを得ないと悟りました。



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というわけで、改善すべきはミドルレイヤの保温力を高めることです。しかし、保温力を高めると汗をかきやすくなります。保温力がありながら通気性があって汗をかきにくいものってなんだろうと思っていろいろと調べてみたところ、同じような要望は高いらしくさまざまな素材が開発されていることを知りました。その中で一番良さそうだと思ったのが、ポーラーテックアルファという化繊綿です。暖かいフリース素材として有名なポーラーテックのバリエーションとなるポーラーテックアルファは、米軍特殊部隊用に開発された素材ということで、保温力がありながら蒸れにくいという特徴があります。この生地を採用したジャケットを見つけて購入してみました。マーモットのアイソザムフーディーというジャケットです。


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アイソザムフーディーは、ジョラスソフトシェルジャケットよりも確かに防風性能・保温性能ともに高く、しかも蒸れにくいので行動着としてはより快適でした。しかし、何度か使ってみると、その快適さが得られる条件はそれほど幅広いわけではないということがわかってきました。状況に合わせて中に着るもので調整が必要であることに変わりはありません。いまのところかなりいいということは確実ですが、これで決まりというほどの決定打となっているわけではありません。


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さらなる快適さを求めて今シーズン試してみたのは、フリースとウィンドブレーカーの組み合わせです。寒さに弱くなったということで、テント泊での就寝時に着ることを想定して購入したノースフェイス マウンテンバーサロフトジャケットを見ていて思い立ったのがきっかけです。重さは450gあり、これを就寝時の防寒用だけにわざわざ追加で持っていくと荷物の重量増になるわけで、だったらソフトシェルがわりに行動着にしてしまうというのはどうだろうと思ったわけです。


マウンテンバーサロフトジャケットは、ポーラーテックサーマルプロハイロフトという毛足の長い厚手のフリースです。いわゆるふわモコの暖かいフリースですが、珍しく脇下にビットジップを備えています。フリースと言えば一番の弱点は通気性能が良すぎて防風性能が低いということですが、毛足の長いフリースなら風を通しにくいのではないかと思ったわけです。それでもジャケットに使われている生地に比べれば当然通気性能はいいわけで、そのぶん透湿性能がいいわけです。通常のフリースよりも保温性能が高く風を通しにくいけれど、ソフトシェルジャケットほど防風性能が高いわけではないということなら、見た目には暑そうでも行動着として使えるのではないか。もしも暑くなったらビットジップで温度調節もできるわけで、これは案外いけるかもしれないと思いました。


とはいえ、冬山の風は温度も低いしいつもそよそよと吹いてくれるわけではありません。風が強い場合は、いくら毛足の長い厚手フリースとはいえさすがに耐えられないでしょうから、防風対策は必要です。当初はハードシェルがあるからそれを着ればいいだろうと思いましたが、それだとソフトシェルを買う前の段階と同じだとすぐに気がつきました。となると、なんらかの防風ジャケットが必要ですが、ウィンドストッパーを使ったソフトシェルなど買ったらいままでとなにも変わりません。防風性能は向上するでしょうが、メンブレンが入っていれば基本的に通気性能はあまり期待できません。中に厚手のフリースなんか着ていたら余計に暑いだけです。とすると、防風性能はそこそこで、ある程度の通気性能があり薄手で軽いジャケットが必要です。該当するのはウィンドブレーカーぐらいしかなさそうです。


Softech Granite hooded Jacket
いろいろと検討してみた結果、購入したのはマムートのソフテックグラナイトフーデッドジャケットでした。ソフテックというマムートオリジナルの生地で作られたジャケットです。ソフテックは、撥水性に優れた二重織りになっていて、防風性・透湿性があり、伸縮性にも優れた生地です。ウィンドブレーカーによくあるナイロンのシャカシャカした感じはなく、ソフトで肌触りのいい生地なのもいい感じです。以前購入したソフテック グラナイトハイブリッドジャケットでも使われている生地なので、その性能はわかっています。ソフテック グラナイトハイブリッドジャケットが使えれば問題なかったのですが、さすがに厚手フリースの上に着るにはサイズが小さかったので、倉敷のマムートストアで試着してみて、自分のサイズよりも2サイズ大きいユーロL(日本XL)を購入しました。通常は、シャツやフリースはS、ジャケットはMを選びますが、マムートは腕が細い作りになっているので、パツパツ感がないサイズとなるとユーロLだったわけです。丈は思っていたよりも長くなくて、それほどダブダブした感じもありません。






この組み合わせで今年の正月は八ヶ岳に行ってきました。登山口から行者小屋までの工程では、気温はマイナス6度以下でしたが、はじめのうちはマウンテンバーサロフトジャケットだけで大丈夫でした。すこし汗ばむぐらいのところもありましたが、脱ぎたくなるほど暑くもなく、かといって寒いということもなく、いい具合でした。文三郎道の中岳のコルでは、気温マイナス19度、風速20m/秒ぐらい吹いていましたが、グラナイトフーデッドジャケットの上にハードシェルを着れば優秀な防寒性能を発揮してくれました。ハードシェルは完ぺきに風を防いでくれますが、断熱性能がないに等しいので寒さはしみてきます。しかし、断熱層であるマウンテンバーサロフトジャケットとハードシェルの間にグライナトフーデッドジャケットがあることで、ハードシェルからの寒さを遮ってフリースの毛足の間に溜まった暖かい空気が冷えるを防いでくれるというわけです。いわゆる、二重窓と同じ原理です。


朝の気温がマイナス15度と低かったものの風が弱く晴天だった硫黄岳への登頂時は、グラナイトフーッデッドジャケットは着ないでバーサロフトジャケットに直接ハードシェルを着ていましたが、暑くもなく寒くもなく赤岳山荘に戻るまで服装の調整はしませんでした。


下山時はハードシェルの代わりにグライナトフーデッドジャケットを着て下りましたが、これもまた暑くも寒くもなく登山口までそのままでした。いつも下山するときは登山口が近くなると汗ばむことが多いのですが、この時は汗ばむこともありませんでした。


ということで、今のところ厚手フリース+ウィンドブレイカーという組み合わせがもっとも汎用性が高く、幅広い気象状況に対応できる組み合わせだと感じています。ただし、考え方は人それぞれなので、あくまでも個人的な意見です。


ミドルレイヤ―を防風レイヤと断熱レイヤに分割するという発想になるわけですが、アウターレイヤ―にハードシェルがあることを前提にしているので、この場合の防風レイヤはハードシェルのような完ぺきな防風性能は不要です。防風・通気・透湿の3つがうまくバランスしている軽量なものでいいわけです。断熱レイヤは極寒の状況でも耐えられる保温性能があるのが理想です。断熱性能の低いものにしてしまうと、インシュレーションジャケットを余分に持つ必要が出てくるので、はじめから高い保温性能があるほうがいいわけですが、暑すぎて行動に支障をきたしては意味がありません。なので、保温性能が高いのに通気性能もあるフリースジャケットが適しているといえます。


マウンテンバーサロフトジャケットは使ってみるとアウターとしての使い方を考えて設計されているようで、左右のポケット位置が高めについているため、バックパックのヒップベルトと干渉しないようになっていて使いやすいと感じました。また、ノースフェイスお得意の肩についている補強生地もショルダーベルトとすれて毛足が切れたり毛玉になったりするのを防いでくれます。ビットジップは結局使いませんでしたが、あれば便利な機能であることは事実です。現行品では、より極地向けのアンタークティカバーサロフトジャケットと、ビットジップとをなくして中厚手の生地にしたスーパーバーサロフトジャケットの2系統に分かれたみたいです。どちらも肩の補強生地はなくなってしまいました。







アウターとしても使うことを考えると、肩の補強生地があるマウンテンバーサベントジャケットのほうがいいのかもしれません。いまならアマゾンでブラックの日本Lサイズが通常20%オフに加えて10%オフクーポン(3月2日まで)が使えるので、18,800円ほどで購入できます。オリーブ色ならさらに500円ほど安いです。








さらにメリットがもう一つ。重さ的には、マウンテンバーサロフトジャケットが450gでグライナトフーデッドジャケットが381gですから、厚手ソフトシェル+薄手フリースと大差ありません。しかし、ソフトシェルジャケットの時には休憩時用にインシュレーションジャケットが別途必要でしたが、この組み合わせではそれが省略できます。防風性能が上がればマウンテンバーサロフトジャケットはインシュレーションジャケット並みの保温力を発揮してくれるからです。


休憩時のインシュレーションジャケットが必要なければ、トータルの荷物の軽量化になりますが、その分テント泊時の停滞時用ダウンジャケットのグレードを上げるということもできます。持っている装備や状況に合わせて判断すればいいわけですが、選択肢が増えるというのはいいことです。


とりあえず、自分がいま求めているミドルレイヤの性能を手に入れることができたわけですが、決してこれで完成というわけではありません。素材開発は日進月歩です。これからもどんどん新しい素材が開発されるでしょうから、さらに快適で高性能なウェアがリリースされる可能性は間違いなくあります。現状で満足できなくなったときは、またまた素材探しの旅に出ることになるわけですが、それもまた楽しです。懐はさびしくなりますけどね。


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ダウンとプリマロフトのハイブリッドジャケット: マムート セラックダウンフーディー

いままで厳冬期のテント泊などの保温着として使っていたのはモンベル ライトアルパインダウンパーカーですが、2013年10月に購入して以来すでに4年が経過してへたった感じが強くなってきたため、今シーズンは新しいダウンジャケットに買い替えました。


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買い替えた理由は、購入時に比べてダウンの膨らみが小さくなったし、保温性能も落ちてきたように感じるからです。山に持っていくときはコンプレッションバッグに詰めて思いっきり圧縮するので、その負荷がダウンの復元力を弱めてしまったのかもしれません。冬山で2~3泊すれば当然ダウンの内部に湿気がたまってきます。撥水加工を施していないダウンだと結露して湿った状態で強く圧縮されれば、濡れてロフトがなくなったようになるのも当然なのかもしれません。下山後に荷物をほどいてみると、圧縮されていたダウンはなんとなく湿っているし、ロフトを回復するのに時間がかかります。


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ライトアルパインダウンパーカーの背中の部分を光に透かして見ると、チャンバーの縫い目のあたりはかなりダウンがスカスカしてしまっているのがわかります。腕の部分などは、触るとびっくりするぐらい薄っぺらい感じになっていて、ダウン封入量がずっと少ないULダウンと大差ないようにさえ感じます。タウンユースで使うレベルなら十分暖かいのかもしれませんが、マイナス10度を下回る雪山で使うには心もとない限りです。実際、2016年~2017年の年末年始の鳳凰山ではけっこう寒い思いもしました。



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買い替えるにあたって上位モデルのアルパインダウンパーカーにするという選択肢も考えましたが、ダウンの封入量が増えたとしても、結局数年使うと同じようにダウンがへたって保温力が低下してくるだろうと思われるわけです。モンベルはこのモデルにはあいかわらず撥水加工をしていないダウンをつかっているので、結果はなんとなく見えています。


それなら、化繊綿もしくは化繊綿とのハイブリッドタイプのものにしてみたらどうだろうかと考えました。化繊綿なら湿気でロフトが失われることはあまり心配しないでいいということなので、コンプレッションバッグで繰り返し圧縮してもへたれ具合はダウンだけのものよりだいぶんましなのではないかと思うわけです。もっとも、化繊綿100%だと重くかさばるし、保温力も同等の重さのダウンよりも劣るため、現実的にはハイブリッドタイプがよさそうです。


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ということで、数あるダウンジャケットの中から選んだのは、マムート セラックダウンフーディーです。2016/17FWモデルなので、2017年9月に旧モデル処分価格でかなり安くなっていました。2万円強の価格で出ているのをみつけ、セールの時に3000円引きクーポンで2万円を切る価格になったので、購入しました。


セラックダウンフーディーは、表地は撥水性に優れて軽量な20D Pertex Quantum Micro Rip Stop。中綿は40%のプリマロフトと60%の撥水ダウンを混ぜた新素材PrimaLoft Silver Down Brendを150g封入しているので雨や湿気にも強く、濡れても嵩高さを失わないという特徴をもつダウンジャケットです。重さはライトアルパインダウンパーカーの360gに比べて430gとやや重いのですが、プリマロフトが入っているのでこの点は仕方がありません。


すでに旧製品なので詳しいことは省略しますが、触った感じはセラックダウンフーディーのほうが少しボリューミーです。へたったライトアルパインダウンパーカーと新品のセラックダウンフーディーを比較するのも酷な話ですが、明らかに違うというほどでもありません。なので、保温性能は、新品時のライトアルパインダウンパーカーとほぼ同等なのではないかと期待しています。


なお、セラックダウンフーディーのあとは、セラックフーディーメランジュダウンという名称のモデルがでましたが、750フィルのダウンが170gも入った高級品で、重さは830gになっています。生地がメランジュ素材でおしゃれなタウンウェアっぽくなっているし、山に持っていくには重すぎると思うので、後継品といえるかどうかビミョーなところです。スペック的にはむしろ新しく出たセロンダウンフーディーのほうが事実上の後継モデルだと思いますが、こちらもハイブリッドではなく750フィルダウン150g封入で、重さ470gとなっています。






今年の正月山行は小屋泊まりにしたためセラックダウンフーディーを使う機会はありませんでした。そのうえ、正月以降の体調不良が完治していなくて、いまだに山に行けていないのでセラックダウンフーディーもタンスの肥やし状態です。寒波が居座っている間に、一度試してみたいものです。


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冬期登山用ソックス比較レビュー

僕が今まで購入した冬期登山用ソックスは、以下の4種類です。重さは1組の実測値になります。

(下写真右から)
モンベル メリノウールエクスペディションソックス 175g
ミズノ ブレスサーモウール極厚パイル 130g
スマートウール マウンテニアリング 135g
ファイントラック メリノスピンソックスEXPレギュラー  95g


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重さを見れば一目瞭然ですが、同じ冬期用といってもメーカーによって考え方はかなり異なるようです。せっかくなので、これら4種類を比較してみようと思います。


1、モンベル メリノウールエクスペディションソックス
一組の重さが175gで、片足なら87.5gという極厚のソックスです。モンベルショップのサイトでは、平均重量156gとなっていますが、実際にはそれよりも重いようです。重いということは、それだけメリノウールがたくさん使われているということで、その分暖かさが優秀であるという結果になるわけです。


実際に使ってみた限りでは、4種類の中でもっとも暖かいと感じます。また、ソックス自体の生地も厚くしっかりしていて、2~3日履きっぱなしでもへたって靴が緩くなるような感じにもなりません。素足にこのソックスを1枚ではいても、厳冬期の日本アルプスで寒さを感じたことはありませんでした(靴はスカルパ モンブランGTX)。


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ソックスの表側は目の詰まったセーターのような平滑さがあり、靴の脱ぎ履きでひっかかるようなこともなく、するりと足を入れたり出したりすることができます。生地は全体が均一なタイプで、部分的な補強や生地厚の変更などはありません。


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裏側は、小さ目のパイルがぎっしりと並んでいて、足を入れた時の肌触りも悪くありません。クッション性を保ちながらもしっかり感があって、ここで紹介する4種類の中では一番お勧めできるソックスです。モンベルの商品紹介文に書かれている”3,000m級の冬季登山や極地探検などでの使用に耐えうる、最高水準の保温性・耐久性・クッション性を備えています”というのは、嘘偽りのない内容だと思います。



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2、ミズノ ブレスサーモウール極厚パイル
重さはスマートウール マウンテニアリングとほぼ同じですが、生地のしっかり感はモンベル メリノウールエクスペディションソックスに近いものがあります。2018年2月3日現在ミズノ公式オンラインショップではすでに販売されていないようで、生産完了になったのか、はたまた時期的に完売しただけなのか不明です。アマゾンでも在庫切れとなっていて、再入荷の予定がたっていないとのことなので、すくなくと今シーズンは生産が完了したようです。


吸湿発熱素材ブレスサーモとウールを組み合わせ、ブレスサーモが吸湿発熱した空気をウール繊維が取りこみ保温するので、衣服内をドライで暖かな状態にするということですが、実際にほかのウールソックスと比べて明らかに暖かいかというとどうでしょうか。まあ、そんな気がするという程度には暖かいと思います。


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このソックスは部位によって織り方の異なる生地を使用していて、なかなか凝ったつくりをしています。すねの部分と甲の部分には横方向に粗めに織った生地が使われていて、通気性アップを図っています。


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かかとの上のアキレス腱の部分はジャバラ設計の生地になっていて、ずれ落ち防止を狙っています。また、足裏の部分はすこししっかりした生地になっているなど、メーカーの気合が入っているのを感じます。ミズノは登山用品のメーカーとしては一流とは言い難いところがありますが、このソックスはかなりいい出来なのではないかと思います。


3、スマートウール マウンテニアリング
登山用ソックスのブランドとして有名なスマートウールのハイクシリーズ中、もっとも厚いモデルがマウンテニアリングです。触った感じは、厚みはあるもののモンベルと比べて柔らかく、モンベルがカーペットのようであるのに対して厚手のバスタオルのようです。つま先から足裏、踵までの色の違う部分は甲側よりもやや厚手の生地が使われていて、耐久性を上げているようです。







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表側は平滑で脱ぎ履きしやすいのですが、全体に柔らかすぎて少しタイトな靴だと足入れするときにかかと部分が引っかかって伸びてしまいだぶつきやすくなります。そのため、足を入れてから中で足を前後に動かすなどしてだぶついたかかと部分をなおしてやらなければいけないのが面倒です。脱ぐときも、つま先が引っ張られたようにビローンと延びてしまうので、これまた手直しが必要になります。


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生地がやわらかい理由は、裏側のパイルが長くふっくらしていることにあると思われます。見た目にも、バスタオルやラグマットのような長いパイルがびっしりと覆っているのがわかります。問題なのは、毛足が長いゆえに圧力によわく、指でつまんでやれば簡単にへこんでしまうことです。柔らかく履き心地はいいのですが、登山をしているとすぐにへたってきて、わずか数時間で靴ひもを締めなおさなければならないぐらい緩くなってしまうのです。無雪期の登山であれば休憩がてら靴紐を調整すればいいのですが、冬期はゲイターを外さないといけないし、分厚いグローブをしていることもあって、そういう作業はできれば避けたいところです。


保温性能はモンベルのソックスと変わらないレベルなので、必要にして十分な性能だと思いますが、耐久性においては劣っていると感じます。このソックスを使うときは、靴紐をすこしきつめに絞めておいた方がいい感じです。


4、ファイントラック メリノスピンソックスEXPレギュラー
商品名にエクスペディションをあらわす「EXP」が入っているのに、他メーカーの中厚手ソックスと同等の重さしかないソックスです。それでもメーカーは冬期用厚手モデルとうたっているので、ファイントラックというメーカーの考え方に共感できないと感じさせる商品でもあります。もっとも、現行のモデルでは重さ120gと記載されているので、モデルチェンジして生地を少し厚くしたようです。おそらくファイントラックお得意のレイヤリングを前提とした製品コンセプトに基づいて企画された商品でしょうから、スキンメッシュソックスをドライレイヤーとして2枚履きをするために薄めの生地にしているのだと思われます。







重さが軽い分、生地も薄く、厚手ソックスだと思って通販で購入した場合、なにかの間違いだと思う人がほぼ100%なのではと思うほどです。僕の場合、スキンメッシュソックスを持っていたこともあり、生地の薄さを知りつつも通販の送料を無料にするためにあわせ買いしてみたソックスだったので、それほど愕然としたわけではありません。しかし、実際にモノを見てみたらやっぱりなんだこりゃあと思うぐらいのインパクトはありました。残雪期用ソックスだったら妥当かなという感じです。


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ミズノと同様に部位によって異なる生地を使い分けるタイプのソックスで、くるぶしの部分は丸くくりぬかれたように薄いメッシュ状の生地が使われています。靴と当たって痛くならないようにという配慮なのかもしれませんが、当たるところなら逆にクッション性のある厚手の生地のほうがいいのではと思ってしまうのは素人の浅はかさなのでしょうか。どちらにしても、いまどきの登山靴ならくるぶしがあたって痛くなるようなことはないと思うのですが、このような生地変更が本当に必要なんでしょうか。


写真左上のファイントラックマークのある部分はふくらはぎの部分ですが、オレンジ色のラインのマークがある左側は裏地にパイルのない平織の薄い生地になっています。甲の部分も同じ生地になっています。オレンジラインの右側からくるぶしの丸い部分を取り囲む部分には、小さなパイルのあるやや厚手の生地が使われています。この生地はそのまま足裏からつま先まで使われています。甲の上、足首が曲がる部分(写真右下部分)はジャバラ状になっていて、足首の動きを妨げないように配慮されています。


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上の写真と同じアングルになるようにソックスを裏返した写真です。左上部分がふくらはぎになります。


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土踏まずのあたりで足をぐるりと包むようにアーチ部分の疲労軽減サポートを目的としたゴムが入ったジャバラ状の処理がされています。同じものがくるぶしの上の足首部分にも採用されています。ソックスのズレ防止にも役立ちそうです。


いくら二枚履き前提とはいえ、この厚さで厳冬期の日本アルプスの寒さに耐えられるのかはなはだ疑問なので、いまのところこのソックスを厳冬期の日本アルプスで使ったことはありません。GWの涸沢で使った限りでは、特に寒くて困ったということはないので、保温材の入った冬靴なら大丈夫なのかもしれません。とはいえ、この厚さでモンベル メリノウールエクスペディションソックスよりも高価格で、なおかつスキンメッシュソックスも買わないといけないとなると、コストパフォーマンスが悪すぎてリピート買いはあり得ないと思っていますし、おすすめできるソックスでもないなというのが正直な感想です。


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| ウェア小物 | 18:49 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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マムート メロングローブが70%オフ!

仕事帰りに、三井アウトレットパーク倉敷にあるマムートストアに立ち寄ってみたら、セール品のワゴンの中にメロングローブを発見。いまのところ厳冬期のグローブはBD ソロイストと自分で選んだシェルグローブやウールグローブのレイヤリングセットで用は足りていますが、唯一の弱点がどちらも防水性能が弱いということです。ゴアテックスでなくてもいいので、防水透湿のメンブレンが入ったグローブがほしいなと思っていたところでした。


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メロングローブは、3本指の中綿入りグローブで、手のひらは柔らかいヤギ皮仕様になっていて、内側は肌触りのいいフリース地です。中綿は一般的なポリエステルの化繊綿ですが、ふっくらふんわりとしていていかにも暖かそうです。三本指の部分は中で3本の指が独立するように仕切りが設けてあって、はめた感じは5本指グローブに近いものがあります。



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防水に関しては、マムートオリジナルのDRYtechという防水透湿メンブレンが入っています。2.5レイヤーのDRYtechで、生地は40デニールです。タグにwaterproofと書かれているので防水性能があるということですが、アウターとインナーが一体型のグローブなので、インナーを外してアウターの裏側を見ることができません。そのため、はたして縫い目にシーリングまでされているのかどうかは不明です。シーリングがされていなければ厳密には防水とはいえないので、まあ大丈夫なんだろうと思いますが・・・ 


ワゴンに残っていたのは、サイズ8が5組ぐらいと、サイズ9が2組でした。マムートのグローブはサイズ7がぴったりで、サイズ8がやや余裕があるという程度ですが、インナーグローブをつけることを考えると余裕のあるサイズ9がよさそうです。ただ、実際にはめてみると8も9もあまり大きさに差がない感じでした。価格をみると、なんと5400円になっています。定価が18,000円のグローブですから、なんと70%オフです。旧商品なのでバカ安になっているみたいですが、こんなお買い得商品はめったにありません。購入即決でした。次の山行でさっそく試してみようと思います。


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暖かく蒸れにくいポーラーテックのタイツ: ミレー スーパーパワーパンツ

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今年の正月に行った八ヶ岳で使用したボトムスのアンダーウェアが、ミレーのスーパーパワーパンツです。名前だけ聞くと山パンツのようですが、れっきとしたアンダーウェアです。厳冬期用のタイツはモンベルのジオラインEXPタイツを使っていましたが、スーパーパワーパンツを一度使ったらもう手放せないというぐらいの優れものです。


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ポーラーテック素材の厚手タイツで、厚さはメリノウールのEXPモデルよりもさらに厚く、いわゆるポーラーテックのジャケットと同じ生地のタイツだと思えば間違いありません。


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裏地はポーラーテックジャケットと同じ柔らかく肌触りのいい起毛素材になっています。縫い目はフラットロックシームになっているので、あたるようなところもなく、快適な履き心地です。ただし、お尻の真ん中の縦の縫い目だけはフラットロックシームではありません。もっとも、この部分はちょうどおしりの真ん中の溝にあたるところなので、縫い目が当たってきになるということは今のところありません。



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生地が厚いと足の動きがつらくなりそうと思うかもしれませんが、柔らかく伸縮性に富んでいるので、足上げなどで突っ張るような感覚は全然ありません。ひざ裏に生地がかたまって違和感が生じることもないし、生地厚からは想像できないほど足の動きに追従して自然な履き心地です。


生地が厚手ということもあって、断熱性能に優れています。赤岳に登った時はマイナス19度で強風の吹くコンディションでしたが、スーパーパワーパンツを素肌に直接履いて、その上にゴアテックスのハードシェルパンツをはいただけでしたが、寒さは感じませんでした。


また、GWの仙丈ケ岳や北穂高岳への山行にも使いましたが、下山時に履いていても熱くて蒸れるという感じはほぼないぐらい通気性と透湿性に優れています。多少汗ばむようなことがあっても、パンツのベンチレーションを開いてやればすぐにおさまるし、汗がべったりと残って不快な感じになったこともありません。



サイズはユーロサイズなので、日本MサイズならSを購入すればいいのでしょうが、僕はMサイズ(日本L)を購入しました。通常はSサイズ(日本M)がぴったりですが、ウエストの表記サイズが70~74となっていてちょっときつそうだし、股下はSもMも82cmと同じだったのでMにしたわけですが、結果的にMでよかったようです。ダルっとした感じもなく体にぴったりとフィットするし、ウエスト82cmで緩くない程度にわずかに余裕があるという感じです。ウエストには微調整用に紐がついているので、少ししめればOKです。ちょっと価格が高いのが玉にきずですが、この時期になると30%オフで手に入れることもできますので、寒がりの方にはお勧めです。






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過度の期待は禁物: ファイントラック スキンメッシュ

年末年始の休みに入ったのですが、あまり天気が良くなくて、いまのところまだ家でゴロゴロしています。どうやら年内はあまり天候がすぐれないようなので、年が明けてから行動する予定です。掃除も済んだし、年賀状も出したし、髪も切ったし、山行用の食料も買えたしで、いまのところするべきことはやり終えた感じです。


30日は比較的天候が安定しているようなので、ちょっと重めの荷物を担いで、歩荷トレーニングがてら伯耆大山にでも登ってこようかと思います。


さて、年内最後の更新になるかもしれませんが、ドライレイヤーについて書いておこうと思います。


ドライレイヤーといえば、ファイントラックが提唱し始めた言葉だったと思いますが、該当する商品はファイントラックだけのオリジナルというわけではありません。ほかの登山用品メーカーからも出ていますが、名の知れているのはミレーのドライナミックメッシュです。また、あまりメジャーではないかもしれませんが、ノースフェイスからもハンドレッドドライタンク(旧パラマウントタンク)などの商品がラインナップされています。


PARAMOUNT TANK
僕が最初に購入したのはノースフェイス パラマウントタンクで、その後ミレー ドライナミックメッシュNSクルーを購入し、使い分けてきました。今年、ドライナミック3/4スリーブクルーを追加するとともに、最後の最後に本家のファイントラックスキンメッシュを購入しました。このため、3社のドライレイヤーを比べることができたので、スキンメッシュのレビューを他のドライレイヤーとの比較をからめながら記事にしておきたいと思います。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




まずはファイントラックですが、当初はフラッドラッシュスキンメッシュという商品だけだったのが、いつの間にかスキンメッシュ、パワーメッシュ、アクティブスキンという3種類の展開になっています。


ファイントラックの宣伝文句によれば、スキンメッシュはオールシーズン、オールラウンドタイプで、適度な保温力と汗抜けスピードのバランスに優れているので、どんな登山シーンにも対応する高い汎用性が特長だそうです。ちなみに、パワーメッシュはトレランなどのアスリート向き、アクティブスキンは沢登りや冬期登山向きということだそうです。もちろん、どれもオールシーズン使えるとのこと。


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僕が購入したのはスキンメッシュのロングスリーブです。実は、購入した時は現在では3種類のシリーズ展開になっているということを知らず、ファイントラックのドライレイヤーはスキンメッシュだけだと思っていました。なので、冬山用ということなら本来はアクティブスキンを購入した方がよかったのかもしれません。もっとも、スキンメッシュもオールシーズンで登山にも使えるとうたっているので、決して用途と商品の性格が間違っているということではないはずです。


実際にスキンメッシュを使用したのは、2017年12月3日の徳島県三嶺への登山時でした。汗冷えとは直接関係ありませんが、正直なところ、最初に肌につけた感じはあまりいい感じではありません。なんというか、かさついた化学繊維という感触があり、どちらかというと不快です。ただ、しばらく着ていると慣れてしまい、不快感はなくなります。一度洗濯をすると、不快感はほぼ気にならない程度になっていたので、新品を使う場合は一度洗ってからのほうがいいかもしれません。


登山口での気温は約8度で、登りではそこそこ汗をかきました。汗抜けをよくして汗冷えを起こさないようにスキンメッシュの上にはメリノウールの薄手シャツとポーラテック パワードライ素材のジャケットを着ていたのですが、当然ながら風通しがいいため尾根で風に吹かれるとかなり冷えました。このとき、背中を中心に汗冷え感を強く感じたので、スキンメッシュのドライレイヤーとしての性能に疑問を持たざるを得ませんでした。言ってみれば、普通のシャツを着ていて汗をかいた時に近い感覚です。ノースフェイス パラマウントタンクやミレー ドライナミックメッシュは、同じような状況でも汗冷えを感じたことはほぼありません。これはいったいどういうことなんでしょうか。


おそらく、生地の違いが原因だと思うわけです。


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スキンメッシュの生地は、メッシュという名前ですが、実際のところは目の粗い布地に近いものです。等間隔に穴が開いていたりしますが、メッシュというには少し無理があるように感じます。このため、かいた汗が生地の部分で膜状になって残る時間が長いのではないかという気がします。ファイントラックは、撥水素材であることと濡れ戻りがないことに力点を置いた宣伝をしている一方、吸汗速乾性能についてはそれほど触れていないように感じるのですが、そのあたりも何か関係するのかもしれません。


もしも、この時に上に着ていたメリノウールの吸汗性能が不十分なのでドライレイヤーが汗を迅速に肌面から吸い上げられなかったということだったとしたら、むしろそのほうが問題です。冬場にはいつもベースレイヤはメリノウールのシャツを着ていますが、パラマウントタンクやドライナミックメッシュだと同じような状況で同じようなレイヤリングをしていても汗冷えを感じたことはほぼありません。であれば、ドライレイヤーとしてのスキンメッシュは限定されたシャツとの組み合わせの時しか発揮されないということになってしまい、汎用性のないスキンメッシュを選ぶ理由はなくなります。


ためしに、スキンメッシュの生地の裏側、つまり肌に触れる側にスプレーで水をかけてみたところ、表側ほどではないにしてもけっこう表面に水滴が付着した状態になりました。手の甲で上から押さえてみても、すぐに吸い込まれることなく光を反射してテカるぐらい生地表面に水分が残ります。ドライナミックメッシュやパラマウントタンクでは、そもそもメッシュ状なのでメッシュ部分が濡れた感じになるというだけだし、手の甲で抑えればすぐに吸収されてしまい、水分が光を反射してテカるような状態にはなりません。触ってみてもなんとなく湿っているという程度です。こうしてみると、スキンメッシュは撥水生地というのが逆効果になっているような気がします。個人的な意見ですが、登山用途に限って言えばドライレイヤに撥水性能など不要で、生地の含水率ができるだけ低いこと、肌との接触面積が小さいこと、吸汗速乾性能が高いことの3つが重要で、これらの要素をいかに最大化するかということに尽力すべきではないかと思うわけです。


ファイントラックは、商品化する前に社員が試用して性能を検証するというようなことをサイトあたりに書いていますが、どこのメーカーでも誰かがテストくらいはしているでしょうから、それがとくにすごいこととは思いませんが、この汗冷え感については何も指摘されなかったのか不思議です。どんな状況で使って検証しているのでしょうか。僕のような素人からは及びもつかない発汗コントロールを可能にする卓越したプロフェッショナルの社員ばかりで汗冷えなどしないということなのか、それともファイントラック製品同士のレイヤリングなら発生しない事象なのか、どうなんでしょうか。ファイントラックのミッドシェルを着ていれば防風・透湿にすぐれているので汗もかかないし、風も入らないから汗冷えなんてそもそも発生しないということなのかもしれませんね。


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パラマウントタンクは、生地的な部分はほとんどなく、メッシュ感が強くなります。含水率がほぼ0というポリプロピレン100%なので、汗をかいても生地自体が濡れる感じがないのも、汗冷え感がない理由だと思われます。パラマウントタンクはハンドレッドドライタンクと名前が変わっていますが、あいかわらずタンクトップとシュートスリーブしかラインナップがなく、ロングスリーブがありません。生地が薄く、レイヤリングへの影響が少ない商品なので、ぜひロングスリーブもラインナップしてほしいと思います。


なお、ウールを混紡した生地のロングスリーブパラマウントウールクルーという商品が出ていて、秋冬用であればこちらを選ぶことができます。ただ、実際のものを見ていないので、生地の厚みがどの程度なのかは不明です。写真で見た限りでは、メッシュの感じはドライナミックメッシュに近い雰囲気です。







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ドライナミックメッシュは3つの中でもっともメッシュの間隔が大きく、まさに網というかんじです。網を構成する繊維はわりと太いため生地に厚みがあります。繊維は柔らかく吸汗性も高いようで、真夏に大汗をかいても汗が肌に残っているという感覚がほぼありません。生地に厚みがあるため上にシャツを着ると肌との間にできる空間が大きくなり、肌とシャツが接触することはまずありませんし、冬は空気層が作られることもあって暖かさもあります。反対に夏場は汗の蒸発する空間になり速乾性能に優れているようです。


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ということで、3つのドライレイヤーシャツの中で一番のおすすめはと聞かれたら、迷わずミレー ドライナミックメッシュです。汗冷えということを忘れさせてくれる優れたドライレイヤーです。ハンドレッドドライタンクもその点では同じぐらい優秀です。ただし、ドライナミックメッシュは生地が厚いため、タイトなシャツをあわせるのがちょっと苦手なケースがあります。スキンメッシュを購入した理由がまさにこれで、タイトなシャツにあわせるための生地が薄い長袖のドライレイヤーとして購入したわけです。もしかすると、アクティブスキンなら違う結果だったかもしれませんが、スキンメッシュについていえば、汗冷えしないと思ったら大間違いであるということは覚えておいた方がいいでしょう。ファイントラックも汗冷えを軽減するといっているだけで、汗冷えしないとはいっていないので、誇大広告というわけではないのですが、過度の期待はしないほうがいいです。










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テクニカルな場面でも心強いクランポン: ペツル サルケンLLU

10日の日曜日は、シーズン初の雪山へ行く気満々だったのに、朝起きられず、気が付いたのは10時前。がっくし・・・ もっとも、ライブカメラを見ると県北はあまりいい天気ではなかったので、なんとなく気も晴れてのんびり過ごしました。11月後半から妙に忙しくなってきて、まさに師走だなという状況だったので、どうやら疲れがたまっていたようです。こういう時は休むに限る。ということで、たまっている山行記録はなくなったので、久しぶりにギアの紹介でもしてみます。



いままで主力のクランポンとして使っていたグリベル エアーテックニューマチックは、爪が短くて歩きやすく縦走用のクランポンとしては使い勝手も良かったのですが、硬い急傾斜の雪壁では短い爪が逆に不安要素になって、登るのをためらわせることがありました。具体的に言えば、涸沢のあずき沢最上部だったり、奥穂高の取り付きにある雪壁がそうです。単に小心者ということもあるのかもしれませんが、エアーテックニューマチックでテクニカルな場面をこなすのはちょっとしんどいという気がしています。


というわけで、今年はクランポンを更新することにしました。といっても、買い替えるということではなく買い増しということになります。テクニカルな場面がない山ならエアーテックニューマチックで十分なので、使い分けていく予定です。


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新しく購入したのはペツルのサルケン LLU(レバーロックユニバーサル)というモデルです。ペツルの12本爪クランポンには、バサックというモデルもあり、そちらの方が少し安いのですが、前爪の形状が一般的な平たいタイプなので、エアーテックニューマチックとそれほど違いがありません。サルケンはフロントポイントがT字型になっていて、テクニカルマウンテニアリング用のクランポンです。アイスクライミングをするわけではありませんが、登っている途中で凍結した場所がないとも限らないので、テクニカルな場面にも強いほうが安心感もあるだろうということでサルケンを選びました。


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なぜグリベルG12ではなく、ペツルにしたのかというと、フロントのバインディングを交換することで、ワンタッチタイプにもセミワンタッチタイプにもすることができるというのが一番の理由です。冬靴であるスカルパ モンブランGTXは前コバのある靴なので、ワンタッチ式クランポンが使えますが、残雪期用のスポルティバ トランゴアルプは前コバがないのでセミワンタッチ式のクランポンが必要になります。サルケンならワンタッチ式になるフロントバインディングが標準付属なので、靴に合わせて自分でバインディングを交換することができます。グリベルでも別売りのバインディングを購入すれば交換可能ですが、標準付属になっているというのがミソです。


ワンタッチ式にしたい理由は、今年のGWに奥穂高岳に登った時、靴紐部分に雪が付着して凍結し、クランポンを外すのにえらく手間取ったからです。嵐のような強風の中で手袋を外して紐をほどく羽目になり、下手をしたら凍傷になるところでした。すぐに小屋に入れたから事なきを得ましたが、やはり前後のバインディングで固定できるワンタッチ式のほうが楽だと痛感しました。



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懸案だった前爪に関しては、44ミリほどあります。靴につけた状態で37ミリぐらい出てます。


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エアーテックだと、36ミリぐらいなので、8ミリも差があります。靴につけた状態だと、前爪の出は、25ミリほど。サルケンとの差は12ミリですが、この12ミリが生死を分けるかもしれないと思うと2万円ほどの出費はたいしたことではありません。


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T字型のフロントポイントというのは、いわゆる平爪タイプにのこぎりのような縦爪が追加されて、前から見るとT字型になっているというわけです。


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2列目の爪にも歯がついているので、前爪だけで登るような傾斜のきつい硬い雪壁でも、しっかりと食いついてくれそうです。


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ペツルのクランポンを使うのは初めてですが、前後のパーツを繋ぐブリッジが固定されていないというのが面白いところです。


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収納時は、こんな風に全体を収縮させることができるので、コンパクトになります。


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使用するときは伸ばしてやるわけですが、ブリッジが外れてしまわないようにブリッジの先端をひっかけるストッパーが2か所あります。通常は後ろ側を使います。


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足が小さい人用に前部分の真ん中あたりにもストッパーがあります。このため、靴の大小にかかわらず非常に幅広いサイズ調整幅をもっています。ただ、完全に靴の大きさでロックされた状態にはならず、靴に装着していないときは常に解放されたままです。最初はなにかパーツが抜け落ちた欠陥品かと思いましたが、べつに手に持って持ち歩くようなものでもないので、心配する必要はなさそうです。



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マムート ヴァイタルフリースグローブが187円で買えた

好日山荘の1000円お買物券が12月10日までの期限だったので、本日夕方ぶらりと出かけてきました。


薄手のタイツでいいのがあれば買おうかなと思っていたのですが、最近の好日山荘岡山駅前店は品揃えがよくなくて、目当てのものはありませんでした。


それではと店内をうろうろして何かいいものはないかなと物色していると、マムートの暖かそうなフリース手袋が目にとまりました。そういえば、厳冬期用の厚手の手袋はあるものの、それほど気温が低くない時に使う中厚手のものはブリッジデイル Bdメリノグラブというウール手袋しかありません。気に入ってもう何年も使い続けているので多少くたびれてきているということもあり、マムートのフリース手袋を購入することにしました。

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VITAL FLEECE GLOVEという名前のフリース手袋ですが、とても柔らかく、そこそこ厚みもあり、装着した時に指の縫い目部分がごわつくこともなく、着け心地がよく指の動きもスムースでいい手袋です。マムートロゴが控えめなのもいい感じです。


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人差し指と親指の指先および指の股部分に補強が入っていて、使い勝手や耐久性も考慮されています。


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手首の部分にはループもつけられていて、装着するときに便利です。


価格は4,500円+税となっていたので4,860円となりますが、1,000円のお買物券があるので支払額は3,860円となり、ほぼ20%オフの価格になるわけです。それなら悪くないと思ってレジに持って行ったところ、なんと20%引きの値札を貼り忘れているので、3,600円+税=3,888円ですと言うではありませんか。なんかめっちゃラッキーと思ったら、ポイントが2701ポイントたまっていたので、お買物券と合わせると差額はたったの187円です。当初3,860円支払うつもりでいたのが、ほぼ20分の1で済んでしまいました。他にもいくつか気になったグローブもありましたが、モノとしての良さとマムートにしては良心的な価格が気に入ってVITAL FLEECE GLOVEを選んで正解でした。







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登山用サングラスに最適: SWANS エアレス リーフ

登山にサングラスは欠かせないアイテムの一つですが、これだというものに巡り合うまでいくつか買って試してみたという人も多いと思います。


そもそも、サングラスといってもピンからキリまで本当に多種多様です。高いサングラスの方がいいんだろうなと思うわけですが、なかなか1万円を越えるような金額をサングラスに払う気になれないというのも正直なところです。高いものと安いものと何がどう違うのか、そのあたりもいまひとつよくわかりません。


サングラスには、ちゃんと工業規格が決められていて、その基準を満たしたものだけが「サングラス」という名目で販売することが許されています。基準を満たさないものは、「ファッション(用)グラス」という名前で販売されています。偏光グラスの場合は、さらに独自の基準が定められています。


スポーツ用品店でも眼鏡屋でも、売られているサングラスのタグを見ればサングラスまたはファッション(用)グラスと明記されています。基本的に、価格の安いものはファッション(用)グラスである場合がほとんどです。


サングラスの工業規格はどういうものかというと、以下のように決められています。

”屈折力がいかなる経線においてもマイナス0.125ディオプトリから0.125ディオプトリまでの範囲内であり、かつ、任意のいかなる二経線間の屈折力の差が0.125ディオプトリ以下であって、平行度が0.166ディオプトリ以下のもの”


はっきりいって、なんのことだかよくわかりません。屈折力ということからして、光線が透過するときの屈折に関する規格なのでしょうが、素人には理解できません。てっきり、可視光線透過率とか紫外線透過率が何%以下という規格かと思っていたのですが、どうも視界がゆがんだりしないという方面の規格のようです。


であれば、かけてみて違和感がないものなら問題ないわけで、サングラスをかける目的である可視光線や紫外線をどれだけブロックしてくれるかという数値を基準に選んでもよさそうだと思うわけです。


いままでお店で見てきた感覚では、サングラスは紫外線透過率がほぼ0.1%以下で、ファッション(用)グラスは1%以下と表示されているものがほとんどのようです。サングラスの紫外線透過率はファッション(用)グラスの1/10以下になるわけですが、なにも0.1%までいかなくても1%以下なら十分じゃないかとも思うわけです。だって、普通に街を歩くときは裸眼で歩く場合がほとんどで、その時は100%の紫外線を浴びる環境にいるわけです。それに比べれば、たとえ紫外線の強い山であっても、99%も紫外線をカットしてくれればほぼ完ぺきといえます。


そんなわけで、僕は2000円ぐらいの安価なファッション(用)グラスをしばらく愛用していました。すぐになくしたり壊したりしやすいサングラスだから、安価なもので十分と思っていたわけです。


実際にはなくしてしまうということは1度も経験したことはないのですが、安いものは壊れやすいというのは紛れもない事実で、これまで少なくとも4つ以上のファッション(用)グラスを壊して捨てた記憶があります。どこが壊れるかというと、レンズが割れるとか、ツルが折れるというのがほとんどです。1枚レンズの場合は真ん中あたりで割れることが多く、レンズが分かれているタイプでも、レンズをフレームに止めているでっぱりの部分が折れて、レンズが外れるということもありました。このほかには、フレームがビニールコーティングのようになっていて、そのコーティングがはがれてきたというのもありました。


そういうわけで、安物買いの銭失いを実践していることに気が付いて、ようやくまともなサングラスを購入することになったわけです。で、最初に購入したのが、AXEというブランドのAS-375というモデルです。


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AS-375は、レンズの色とフレームの色の組み合わせで何種類かありましたが、僕が購入したのは白いフレームに赤いレンズのタイプです。当時は、まだ安価なファッション(用)グラスも持っていたので、曇りの日や森の中でも使える明るめのレンズのものを買おうということで赤系のレンズにしました。このサングラスは黄色のスペアレンズがついているので、赤でもまだ暗いと思ったら黄色に交換することができるというのもポイントでした。いままでのところ、黄色レンズを使ったことはありませんが。


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かけたらこんな感じです。


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AS-375はフレームがしっかりしていてそれなりに装着感はありますが、顔にフィットする形状なので、風の巻き込みが少なく、ハードコンタクトレンズを使用している自分には好都合です。しかし、フレームがあるためやや曇りやすいという欠点もあります。赤いレンズは視界が明るく見え、可視光線透過率が27%のわりに森の中でもそれなりに視界は良好です。購入後すでに3年以上が経ったと思いますが、いまのところ壊れる気配はありません。AS-375はまだ市場在庫があるみたいで、定価7,000円の半額ぐらいで売られています。







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最後のファッション(用)グラスが壊れたタイミングで、その代替品として購入したのがAXEのSC-1027P BKです。晴天の雪山なでど使えるように可視光線透過率20%で偏光グラスというスペックが気に入って購入しました。SC-1027Pはすでに廃番になったらしく、AXEのサイトの製品一覧には載っていませんが、こちらも市場在庫があり、検索すると安いところでは1,700円台で販売されているようです。僕が購入したのは好日山荘のセールだったので、2,500円ぐらいで購入したと記憶しています。定価は5,000~6,000円ぐらいだったように思います。


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かけたらこんな感じです。


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SC-1027Pもしっかりとしたフレームがあるタイプで、顔のカーブにあっていてフィット感も悪くありませんが、やはり装着感はそれなりにあります。曇りやすいという傾向もAS-375と似ています。







最近の登山では、この2つのサングラスを持参して、天候や状況に応じて使い分けてきたわけですが、明るい稜線から暗い森の中に入ると目が慣れるまでしばらく見にくい状況が続くし、結局サングラスを外してしまうということもよくあります。また、登りの時に汗をかくとレンズが曇っていちいち外して曇りをとったりするのが面倒だと感じることも時々あります。


そういうわけで、曇りにくく暗い場所でも明るい場所でも継続して使えるもっと明るいレンズのサングラスがないかと探していたところ、SAWNSのエアレス・リーフに出会ったわけです。楽天スーパーセールのおかげで、ほぼ半額で購入することができました。








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前置きが長くなりましたが、今回新たに購入したのは、エアレス・リーフSA-606 COPというモデルです。フレームレスタイプで、重さは14グラムという驚異的な軽さです。可視光線透過率は45%と明るく、レンズはミラーレンズになっていて、色は淡いブラウンというかピンクというか、そういう色です。本体の色はコーラルロゼというオレンジっぽい赤色で、男性の場合は好みの分かれるところかもしれません。ただ、派手な色ではないので、悪くないと思います。


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かけたらこんな感じです。


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先日の下蒜山から中蒜山への縦走で使用しましたが、草木のない晴天の稜線から暗い森の中にはいっても、あまり見にくいという感じがなく、入山から下山までずっと通して使用することができました。また、額から流れ落ちるほどの汗をかいてもレンズが曇って見えなくなるということもなく、フレームレスのおかげでレンズ内側の通気性も良好のようです。もちろん、14グラムという軽量さはかけているのを忘れるほどでした。


SA-606 COPも旧製品になり、現行品はエアレス・リーフフィット ミラーレンズモデル SALF-0712 COPというモデルになります。ノーズパッドが調整可能なタイプになったことと、重さが2グラム増えて16グラムになったこと以外は変更点はないようですが、価格は1,000円高くなっています。なので、値引き率の大きいSA-606 COPのほうがお買い得だと思います。


色がどうもという方には、SA-512というモデルがあり、こちらも可視光線透過率45%になってますが、お値段がちょっと高めになります。SA-512はフレームレスではなく、レンズ上側にフレームがあり、ねじれなどには強い構造になっています。





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秋冬用ソフトシェルパンツ: マムート グレイシャーパンツ

この春に好日山荘のセールでマムートのグレイシャーパンツという山パンツを購入しました。このパンツは2015年春夏モデルで、もうカタログ落ちしているらしくマムートのサイトにも掲載されていないし、ネットで検索しても好日山荘以外では扱っている店がほぼないという状態です。なので、レビューはしないつもりでしたが、好日山荘Web店で復活しているので、レビューしておくことにしました。


僕がグレイシャーパンツを見つけたのは、好日山荘岡山駅前店のセールに訪れたときで、しなやかでストレッチがきいていて、やや厚手で保温力のありそうな生地、スマートで体にフィットするシルエットがすっかり気に入ってしまいました。


積雪期は基本的にゴアテックスのハードシェルパンツを使用していますが、晴天の初冬や残雪期であればかならずしもゴアテックスのハードシェルでなくてもいいかなという気がしていたのと、晩秋などの雪はないけれど気温は低いという時期に使えるソフトシェルパンツが1本ほしかったのもあって、ちょっと高いけれど購入しました。税込で18,000円ぐらいでした。



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全体的なシルエットは、細身ですらっとしています。ポケットは全部で4か所、左右と右後ろ、右太ももにあり、すべてジッパーつきです。おそらく積雪期での使用を考慮して、雪が入り込まないようにしているのでしょう。ポケットの内側はメッシュ生地になっていて、ジッパーを開ければベンチレーションとしても機能します。ひざ部分は補強が入っています。写真ではちょっと青っぽい感じに見えますが、実際の色はチャコール(濃いグレー)です。左太ももにはマムートロゴマークが刺繍で入っています。


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背面は、お尻の部分がひざと同じチャコールの補強生地が使われています。右ひざの後ろ側にマムートロゴが刺繍で入っています。


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裾の内側には明るいグレーのお尻やひざよりもさらに強そうな生地で補強が入っています。クランポン対策だと思います。また、裾を絞ることができるようにボタン留めのフラップがあり、ボタンも3か所あるので、状況に応じて絞り方を調整することができます。


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腰の部分内側は、ポケットの生地と同じメッシュが使われていて、汗によるべたつきを軽減してくれるようです。これで通気性が確保されているかどうかはビミョーです。また、サスペンダー用のループもつけられています。マムートのサスペンダーであればこれを利用してスマートに取り付けられます。


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生地の裏側は、細かいグリッド状で微起毛になっているので、肌触りも良く秋冬の行動時もそれなりの保温力がありそうです。


このパンツの一番の売りは、schoeller(ショーラー)-dryskinという生地が使われていることです。ついていたタグによれば、

1、Breathable 通気性
2、Wind and water repellent 耐風・耐水性
3、Permanet elasticity 永続的な柔軟性
4、Hard-wearing and durable 高い耐久性
5、Moisture transport functional fiber 透湿性機能繊維
6、Fast drying 速乾性
7、High level of comfort 高い快適性能

といった特徴がある生地だそうです。


このほかに、UPF40+、SUN Reflector、UV Protectorの機能もついています。このうち、SUN Reflectorというのは、太陽光による熱の吸収を阻害する機能らしく、黒色の生地の割に直射日光を浴びても熱くならないという不思議な生地です。


このパンツを5月、6月の1000mクラスの低山登山で使用した限りでは、透湿性やストレッチ性はまったく嘘偽りがなく、脚上げも快適でベンチレーションがついていないパンツのわりに蒸れを感じることはありませんでした。また、ひざの上にお湯をこぼしてしまったことがありましたが、パンツがお湯をはじいて吸収しなかったので、やけどもせず、あとから冷たい思いをすることもなく、撥水性がとても役に立ちました。


サイズは、ユーロの44を購入しました。日本サイズだとM(ウェスト83㎝)サイズなので、公表されているサイズだと46がちょうどいいはずですが、試着してみると46ではややだぶつきぎみでした。通常はマムートであればユーロSがぴったり(M寄りのSです)というサイズですが、このパンツはウェストが少し余裕のあるつくりになっているようです。なので、保証はできませんが日本サイズのMなら44、Lなら46でいけると思われます。なお、ベルトは付属していないので、別途用意する必要があります。


そこそこ値の張るパンツですが、秋から春まで使えるし、セールでかなり安くなっているので、買って損のないパンツだと思います。


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