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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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軽い縦走のつもりががっつり6時間: 後山その2 

2019年11月23日(土) 岡山県美作市後山 後山(1344m) 日帰り単独行 


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狭く傾斜のきつい尾根を登っていくと、ふたたびトラロープが設置されていました。ロープが立木とからむためロープを使うとかえって歩きにくい状況だったので、ここではロープのお世話になりませんでした。ロープの設置状況を考えると、急傾斜でスリップしないための補助ロープというよりも、左側(西側)がけっこう急傾斜なので、あやまってトレラン参加者が転落しないためのようです。


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11:07 標高950mあたりまで登ってくると、ようやく急登がすこし緩んできました。尾根の幅も広がり歩きやすくなりました。このあたりからGPSのマップデータ範囲に入って、GPSで現在位置の確認ができるようになり、ほっと一安心です。


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標高1000m地点で、尾根の上に巨岩が立ちふさがるようにあり、左右どちらかから巻いていくしかありません。


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巨岩の前まで来ると、左側(西側)にロープが設置されていたので、左から巻いていくことにしました。ただ、このロープはなぜか巨岩に張り付くように設置されていて、ロープに沿っていくと巨岩の足元にある岩をよじ登るようなルート設定になっています。もう少し下の植林帯の中にも薄いトレース跡があるので、それなりの急斜面をトラバースするとはいえ植林帯の中を行ったほうが楽そうに思えます。とはいえ、わざわざロープを岩に沿って設置してあるということは、植林帯をトラバースするよりこちらのほうが何か都合がいいということかもしれないので、ロープに沿って巨岩を巻きました。しかし、巨岩を越えたところで確認してみると、植林帯を通ってもとくに問題になるようなことはなさそうだったので、登山で通過するだけなら植林帯を通っても差し支えなさそうです。


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1094mピークを越えると、尾根筋に低木が増えてきましたが、歩くのに支障はありませんでした。


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その後はやや背の高い笹が増えたものの、藪漕ぎになるようなこともなく、一定のペースで歩き続けることができました。


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11:51 1253mピークに出ました。ブナの森になっていて、広々とした雰囲気のいいピークでした。


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正面にようやく後山のピークが見えました。


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1253mピークを越えた先で、笹薮の中に壊れてバラバラになった道標がありました。兵庫県側の板馬見渓谷へ下る登山道の分岐のようです。


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反対側にも道標があり、山頂まで330mと書かれていました。僕が山で歩く場合、あまり急ではない登山道ではおおむね時速2kmぐらいで歩いているので、分速33mぐらいになります。ということは、330mを歩くのに必要な時間は約10分です。ちなみに、結構な急登だと時速1kmぐらいになります。自分がどういうルートでどれぐらいの速さで歩くのか知っておくと、道標の距離から大まかな所要時間を計算することができるので便利です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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12:13 後山山頂に着きました。お昼時なので登山者がそれなりにいるだろうと思っていたのですが、誰もいません。林道が通行止めになっているためなのかもしれません。とはいえ、ほんの数分前に7人ぐらいの団体とすれ違っていたので、ついさっきまでその団体が山頂にいたということになります。奇跡的なタイミングで団体と入れ違いになり、誰もいない静かな山頂に来ることができたわけです。


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誰もいない間にさっさと自撮りを済ませます。ちなみに、この白い標柱は兵庫県の設置したもので、上のほうは宍粟50名山と書かれているので、そこはカットです。


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ちなみに、岡山県側の標柱がこちら。岡山県人としてはこちらで自撮りするべきなのでしょうが、逆光になるので兵庫県側の標柱で撮ったというわけです。ちなみに、兵庫県側では1345mとなっているのに、岡山県側では1344mとなっています。地形図では1344.4mとなっているので、四捨五入すれば1344mが正しいし、切り上げれば1345mが正しいということになりますが、普通は切り上げないので、岡山県側が正しいということになりそうです。


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南側の山麓に広がる後山集落はよく見えていましたが、遠くのほうはかすんでしまい、展望はいまいちです。


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西のほうには、駒の尾山の山頂の先に、うっすらと大山のシルエットが見えました。


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ひととおり展望を楽しんだ後は、ランチタイムです。本日も定番のカップ麺とカルパスの組み合わせです。


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この日は暖かく、風もほとんどないので熱いラーメンがうれしいということはなかったものの、山で食べるラーメンはやっぱり美味です。


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食後にもう一度展望を楽しみます。西の船木山の左奥に見えるのは、たぶん那岐山でしょう。


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こちらは東の兵庫県側に連なる山々ですが、詳しくないのでよくわかりません。左のピークが三室山でしょうか。


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13:06 結局山頂で50分ほどのんびりしていましたが、その間誰も登ってきませんでした。汗ばんでいたシャツもほぼ乾いたので、下山します。下山は、一般ルートで船木山から後山キャンプ場のほうへ下ります。


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途中で登って来た上乢からの尾根を振り返ります。手前のピークが1253mピークです。


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船木山に向かって下ります。鞍部まで標高差80mほどですが、数字以上に大きく感じるのは、それなりに疲れているということなのでしょう。


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13:25 船木山を通過します。途中で、2人の登山者とすれ違いましたが、下山中に出会った登山者はその2人だけでした。


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船木山を過ぎてすぐ先の分岐を左へ下ります。


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記憶では緩い道だったはずですが、けっこうきつい傾斜の道で、こんなだったっけ?と思いながら下りました。ところが、この数分後、GPSからピーという警告音が発せられ、電池切れになってしまいました。バックパックから予備電池を取り出して交換してみましたが、電源を入れてもGPSがまったく反応しません。怪訝に思って、予備としてもっていたほかのセットに交換してみましたが、やっぱり起動しません。充電は数日前に行ったばかりなので、充電忘れということはありません。しかし、充電したときに妙に早く充電が完了したなと思った記憶があります。予備電池はかれこれ5年前に購入したアマゾンPBのニッケル水素電池です。充電完了直後に一眼レフのペンタックスK-50が起動しなかったので、だいぶん弱っているのはわかっていました。しかし、まさかGPSも起動しないほど弱っているとは思わず、事前に確認しないでもって来たというわけです。


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いくら試したところで起動しないものはどうしようもないので、GPSはあきらめてさっさと下ることにしました。下山ルートは歩いたことのある一般ルートなので、GPSの世話になる必要はありません。ログが取れなくなるだけです。ということで、ログが取れなかったところは、後から手書きで青色のラインを追加しています。


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14:09 尾根から渓流沿いの道まで降りてきました。ここからは渓流に沿って下ります。


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渓流沿いには、まだきれいな紅葉が残っていました。


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14:35 落ち葉に埋もれてわかりにくく歩きにくい道に苦労しつつ、ようやく登山口に着きました。問題はここから駐車場所である愛の水給水所までの道です。地形図を見たときの記憶では、キャンプ場の先にジグザグに下る道があったはずです。とりあえず、その道を探します。


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キャンプ場の駐車場にあった案内板を見ると、キャンプ場を突っ切って東に行くと、下山する道があるようですが、記憶にある地形図のルートとはちょっと違う気がします。とりあえず、下る道があることはわかったので、キャンプ場を突っ切って東に向かうことにしました。


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キャンプ場を越えたところで2本の道があり、1本は左上に向かい「行者堂」という道標が出ていたので違うことはわかりました。もう1本は「後山ふるさと村」という道標がありましたが、それがどこだかわかりません。しかし、残る道はこれしかないし、微妙に下っていて、右下の斜面をジグザグに下っていくようなので、おそらくこれだろうということで下ってみることにしました。


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結構な急斜面をジグザグに下ります。


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14:51 舗装された道に出てきました。とりあえず、下る方向である右に進みます。


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朝通った上乢に向かう道のような違うような、確信が持てずに下っていくと、見覚えのない石像があったので違う道だとわかりました。それでも、とりあえず下れば後山の集落に出るはずなので、心配する必要はありません。


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14:56 広い駐車場に出ました。キャンプ場の駐車場にあった案内板に描かれていた下の駐車場だと思われます。


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案内板の地図を確認してみると、左のほうに愛の水給水所がありました。右端が現在地ですから、ようやくどこにいるのかわかりました。朝、林道を進みゲートをくぐった先の分岐を左上方向に進んだところが現在地というわけです。ということで、水色の線が舗装路なのでそれを歩いていけばいいわけですが、駐車場を出てすぐのWCの脇を左に入り、緑色の遊歩道をたどれば近道だし、上乢に向かう林道を越えてまっすぐ行けば、おそらく最初に見たゲートのところに出られるはずです。


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予想通り、朝通った林道と合流し、最初のゲートの上に出てきました。


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これを下ればゲートです。


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ゲートを通過します。


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あとは林道をまっすぐ下るだけです。


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15:06 駐車場所まで戻ってきました。軽い縦走のつもりだったのに、気がつけば6時間近い行動時間となってしまいました。

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| 2019年11月 後山 | 17:31 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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軽い縦走のつもりががっつり6時間: 後山その1 

2019年11月23日(土) 岡山県美作市後山 後山(1344m) 日帰り単独行 


今回はあまり標高差のないルートで軽く縦走を楽しもうと、西粟倉村の駒の尾山から後山へのピストンのつもりで出かけました。目的地はダルガ峰林道を上り、駒の尾山の西にある黒岩峠登山口です。


道の駅あわくらんど前から林道に入り少し走ると、通行止め看板が出ているではありませんか。通行止めの割に看板だけでバリケードでふさいでいないので、とりあえず祝日で工事はしていないかもしれないし、ダルガ峰林道の入口まではいけるかもしれないのでそのまま進んでいきました。


トンネルを抜けたところで工事箇所がありましたが、工事はしていないし道の半分は通れる状況だったので、どうやら大丈夫だろうと思っていくと、ダルガ峰林道入口で再び通行禁止の看板がでていました。しかも、今度は黒岩峠まで行けないので、登山者は入らないようにとわざわざ書かれています。バリケードこそ設置されていないものの、ここまで書かれてはさすがにあきらめざるを得ません。


仕方がないので、このまま後山林道を直進し、後山の登山口を目指すことにしました。ところが、後山が近づいてくると、今度はバリケードで完全にふさがれた通行止め状態になっていました。ということは、後山キャンプ場近くの登山口にも行けない可能性が高いと判断し、まだ歩いたことのない上乢経由で登ることにし、愛の水給水所に車を停めることにしました。といっても、上乢経由のルートは正規の登山道ではないのか、ヤマケイの分県登山ガイド岡山県の山にも載っていません。地形図には破線が描かれているので、ルートはあるようですが、地形図の破線はすでに廃道になっていることもあるので、あまり信用できません。とはいえ、以前ネットでこのルートを歩いたレポを読んだことがあるので、とりあえず藪になっていることはなさそうです。


ところで、予定外のことなので地図を持ち合わせていません。今回は一般的な登山道ではないため道標類も整備されていないと思われますが、GPSとスマホのアプリ「地図ロイド」で対処できるだろうということで決行することにしました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインLWラウンドネックシャツ
 ミドルレイヤ: マムート エクスカーションジップフリース
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット
 インサレーション: バーグハウス ライトインシュレーテッドジャケット
 グローブ: マムート メリットパルスグローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ソフテックトレッカーズパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 ソックス: ノンブランド ウールソックス
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


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今回も天気がよく風も弱くて暖かそうなので、ソフトシェルのかわりに薄手フリースを着用しました。ミドルレイヤのマムート エクスカーションジップフリースはUSED品ですが、素材は17年4月の北穂高岳登頂時などに着用した白色のマムート デイトリッパーフリースジャケットと同じで、毛玉になりにくく極めて軽量なThermolite Fleeceを使用したジャケットです。デイトリッパーフリースジャケットの旧名がエクスカーションジップフリースのようです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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9:21 愛の水給水所を出発します。登山口というわけではないためか、車は他に停まっていませんでした。


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愛の水ってなんだとおもうかもしれませんが、要は湧水です。


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ずいぶん立派な施設を作ったものだなと思って、給水場所を見に行くと、有料のようです。20リットルで100円だとか。横の注意書きに理由が書いてありましたが、混雑したりトラブルがあったり、トイレ等の問題が発生したのでこの施設を建設し、施設の維持管理のために有料にしたとのことです。結局利用者のマナー違反がブーメランとして帰ってきたということのようです。


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しかし、施設の向側に無料の給水場所も設置されていました。というか、もともとこれしかなかったのかもしれません。しかし、水量がわりと少なく、蛇口もひとつしかないので混み始めるとだいぶん待たされることになりそうです。施設ができる前の給水場所がここだったのだとしたら、そりゃあ混雑したりトラブルが発生するわなという感じです。事実、下山して来たときにポリタンクをいくつも並べて水を汲んでいるおばさんがいて、水を汲むことができませんでした。


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給水場所の先で後山林道を横切って、まっすぐ坂を上っていきます。


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坂道を上っていくと、道は左へカーブします。そのカーブの場所からまっすぐ進む方向にゲートがありました。以前ネットで読んだ上乢ルートのレポでは、確かゲートを通過すると書かれていたのでこれがそうかと思いましたが、どうも確証がありません。上乢までは林道が通じていたはずなので、ここで林道を外れて森の中に入っていくのは違うなと思い、道なりに左へ進んでみることにしました。後でわかることですが、実はここを直進したほうが近道でした。


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林道を進んでいくと、再びゲートがありました。


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「開けて通れます」と書かれているところを見ると、登山者など一般人が通過することが前提ということでしょうから、このまま進んでいけばよさそうです。


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ゲートを抜けたすぐ先で、道は大きく右にカーブするのですが、ちょうどそのカーブのところで分岐になっています。道なりに上のほうへいくのか、右の分岐へいくのかわかりません。ここでGPSでルートを確認しようとしてびっくりしました。なんと、地形図を切り取って作ったマップデータが、駐車場所から上乢の先の標高950mあたりまで含まれていませんでした。マップデータを作成したときは、まだこのルートを知らなかったので、切り取る範囲に含めていなかったのです。


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仕方がないので、スマホを取り出して地図ロイドで確認したら、手前の分岐を進めばいいとわかりました。


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分岐からアスファルト道を進んでいくと、右に下る道があり、その先に最初に見たゲートが見えました。最初のゲートをくぐってまっすぐ来れば、ここで林道に合流したというわけです。結局ぐるりと遠回りしてしまったわけです。


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9:44 林道を進んでいくと、通行止の看板がありました。またしても通行止めかよと思いましたが、今回は車ではないので問題ないだろうということで、とにかく進んでみることにしました。


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林道沿いの木の枝にちょくちょくピンクのテープがぶら下がっていますが、登山者のためなのか、キノコ採りの人の目印なのかわかりません。とりあえず、分岐もないのでまっすぐ林道を進みました。


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9:57 のんびりと林道を歩いて行くと、突然道が終わりました。ウソでしょ!?と思いながら、右のほうから巻くトレースでもあるのかと探してみましたが、それらしいトレースはありません。左は崖地なのでトレースはもちろんありません。地図ロイドで確認してみると、どうやら分岐を見逃して直進してしまったようです。そういえば、途中で「走路→」と書かれた看板が設置されていて。なんだろうと思いながら通過したのですが、以前行われたトレランのものだとしたら、上乢から下ってくる道がその反対側にあったということだと思われます。つまり、看板に気をとられて分岐に気づかずに通過してしまったのでしょう。


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林道を引き返していてふと気がついたのですが、上乢に向かう林道は右手の尾根の向こう側を通っています。分岐まで行ってまた戻ってくることになるので、尾根を越えて直接林道に出れば距離も時間も短縮できます。


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小さな尾根を回りこんだところで、傾斜の緩い谷筋があり、ここからなら楽に尾根を越えていけそうです。ということで、右の植林帯に入り、尾根を越えて林道に合流することにしました。


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最初こそれなりの傾斜がありましたが、すぐに楽に登れるようになりました。


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不思議なことにトレースがついていたのですが、人の足跡ではなく蹄のような跡がついていたので、獣道のようです。方角的には自分が進む方向と同じなので、しばらくは獣道をたどっていきました。



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尾根を越えると、林道が見えました。しかし、手前にそこそこ深い谷があります。このまま林道に平行に尾根を登っていっても上乢に出ますが、越えられないほど深く急な谷でもないので、林道に出ることにしました。


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コンクリート舗装された林道に出ると、あとは上乢に向けて上っていくだけです。


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10:10 上乢に着きました。ここにもトレラン大会の道標が放置されたままになっています。近いうちにもう一度開催するのでわざと残しているのか、それとも主催者の怠慢なのかわかりませんが、一般登山道ではないルートなので、ある意味道標代わりで役にたっているというのも事実です。とはいえ、やはり本来の道標ではないので、大会終了後は現状復帰するのが主催者の義務といえます。休日の混雑する山でトレランする非常識な輩に加えて大会主催者までこれでは、トレラン愛好者はモラルが低いと思われても仕方がありません。


ちなみに、2019年5月26日に開催された第1回 美作・後山 ベルピールトレイルランというのがその大会のようですが、主催者はジャパンスポーツコンサルティング株式会社という会社で、兵庫県トライアスロン実行委員会でもあるようです。兵庫の会社なので他県で開催された大会の後始末はしなくていいというスタンスなんでしょうか。兵庫県内でいくつも大会を開催しているようですが、それぞれの開催地でも同じように後始末をしないで放置しているのでしょうか。後始末をしない正当な理由があるのならともかく始末する気がないということなら、今後は岡山県で大会を開催するのは遠慮してもらいたいものです。


上乢で休憩しながら、これから先のルートを地図ロイドで確認していると、なんとバッテリーの警告が出てしまいました。のこり15%となってしまったので、このまま使い続けるとあっというまにバッテリーが空になってしまいます。万が一のときにまったく使えないとやばいので、ここでスマホは電源を切りました。林道の通行止めなどでナビとしてもつかっていたので、出発時に半分ぐらいしか残っていなかったのはわかっていたのですが、GPSのマップデータが使えずにスマホを使わざるを得なかったというのが誤算でした。


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休憩を終えて尾根を登っていきます。左手の斜面に林道がありますが、どこに行くのかわからないので、地形図の破線どおり尾根をたどることにしました。


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しばらく登っていくと、ようやくトレースらしいものがわかるようになって来ました。


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左手(西側)の斜面についていた林道は、いつしか尾根と違う方向に向かっていたので、途中まで林道で上がるのはいいとしても、適当なところで尾根に上がらないとおかしなところに行ってしまうことになります。


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10:32 標高850mのところで登って来た支尾根が939.6mの三角点につながる尾根と合流します。地形図があればまっすぐ登ってもいいとわかりますが、GPSもスマホも使えないので、左手方向に斜面をトラバースするようについていたトレランの走路をそのままたどります。


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939.6mの三角点ピークの直下では、かなりの急登になるためかトラロープが設置されていました。かなり新しいもののようなので、これもトレラン大会の残置ロープなのでしょう。せっかくなので使わせてもらいました。


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10:43 三角点ピークに着きました。割と広く平坦な場所になっていて、休憩するのにいい場所です。奥に見える岩をベンチ代わりにして休憩を取りました。


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10分で休憩を終えて、先に進みます。


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少し先で小さな鞍部に向かって下りになっていました。


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鞍部からの登り返しは、わりと狭い尾根になりました。落ち葉がけっこう積もっていて滑りやすいし、ジグザグに歩けるほどの幅もないので、それなりに苦労しました。

つづく。

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