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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。当ブログ内に掲載してある写真の無償提供はしておりません。また、無断で使用することは固くお断りいたします。

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縦走路は秋と冬の境界線: 徳島矢筈山その2 

2019年11月9日(土) 徳島県三好市東祖谷落合 矢筈山(標高1849m) 日帰り単独行


気がつけば11月も後半に入っていて、朝晩の冷え込み方がすっかり冬になってきました。今日は曇っているため、日中も寒さを感じるほどで、ついにオイルヒーターを使い始めました。


ずいぶん昔に買ったオイルヒーターですが、購入以来冬の暖房はほとんどオイルヒーターがメインです。6畳程度の部屋なら、オイルヒーターだけでもそこそこ暖かくて、少し厚着をしておけばエアコンを使う必要もありません。空気も汚れないし、ホコリも立たないし、安全でほんわか暖かいオイルヒーターはなかなか優れものです。


もっとも、断熱性能が低い昔の家だとあまり温まらないと思われるので、それなりに断熱がしっかりした建物での使用が前提です。うちは、家自体は古くて断熱は壊滅状態ですが、自分の部屋だけは増築なのでそこそこまともな断熱があるようです。


大山や氷ノ山で初冠雪の便りも聞かれたので、もうすぐ雪山シーズンが始まります。スタッドレスへの交換も必要だし、冬に向けての準備に取り掛かる時期になりました。昨年の年末年始は腰痛で撤退ということになってしまったので、今年は腰を痛めないように気をつけたいと思います。


それでは、1週遅れ状態になってしまった山行レポの続きをどうぞ。


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10:42 誰もいない静かな山頂に着きました。そこそこ広さのある平坦な山頂です。


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三脚がないので、バックパックの上に一眼レフを置いて、タイマーで自撮りしました。


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しばし山頂からの眺めを楽しみます。南東方向には剣山と次郎笈が見えます。


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南から南西にかけては、三嶺から天狗塚までの尾根筋が見えています。右端の三角形が天狗塚です。


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北には、一段低い石堂山(左)と白滝山(右)が見えています。尾根伝いに行くこともできますが、200mほどの高低差があるので、戻ってくるのがけっこう大変そうで、時間はありますが行くのは却下です。


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東側に続く稜線の先、右奥に見えている三角の頂が、どうやら黒笠山のようです。こちらも登山道が通じていますが、地図によると荒れていて3時間かかるとのことなので、こちらも行きません。


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一通り風景を堪能したあと、残っていたおにぎりで早めのランチタイムです。シンプルな塩にぎりですが、けっこういけます。ローソンの金しゃりというおにぎりで、ご飯に厳選国産米をつかっているとのこと。ということは、これ以外のおにぎりは輸入米をつかっていることになります。おそらく米国産米なのでしょうが、どれほど違っているのかはなんともいえません。どれを食べても基本的においしいと思います。


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おにぎりひとつではちょっと物足りないので、行動食のプロテインバーとカフェモカもいただきました。プロテインバーはマツキヨのPBです。味は可もなく不可もなくです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




食べ終わってのんびりしていると、黒笠山方向から男性が2名登ってきました。彼らが頂上に着くと、「どこまで行くんですか」と聞かれて、一瞬何を言っているのか理解できず、返答に困りました。自分としては矢筈山に登山に来て、いまその頂上にいるので、このあとは下山するだけです。つまり目的地にいるわけで、これ以上行くところはないのです。一瞬、言葉に詰まりましたが、「ここまでです」と答えて、会話は終了。


山で人に会うとよく聞かれるのが、どこから来たのか、どこまで行くのかという質問ですが、あれはどういう意図で聞いているのかといつも不思議に思います。どこの誰かも知らない人がどこから来たのか、どこへ行くのかなんて、どうでもいいことです。僕にはまったく興味がないので、基本的にそんなことは聞きません。会話のきっかけや挨拶代わりで聞いているのかもしれませんが、それなら挨拶だけで十分だし、差しさわりのない天気のことでもいいわけです。出発地や目的地を聞いてどうしたいのでしょうか。できればそういう質問はやめてほしいと思います。


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11:29 山頂の静けさは二人の会話でかき消されてしまったし、これ以上根掘り葉掘り質問されても嫌なので、下山することにしました。


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下り始めると、落合峠がよく見えることに気がつきました。向こうから山頂が見えたので、こちらから見えてるのも当然といえば当然ですが。


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山頂下の巨岩が登れそうだったので、上に登ってみました。


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巨岩とはいえ、せいぜい2階建ての家ぐらいの高さしかないので、上に登ってみてもそれほど風景が違ってみえるということはなく、ちょっとがっかりでした。


岩の上から周りを見渡していると、山頂にいた2人がこちらに下りてくる様子です。てっきり、黒笠山のほうから登って来たのだと思っていたのですが、こちらに来るということは落合峠から登って来たということになります。しかし、矢筈山から黒笠山まで片道3時間かかるとなると、往復で6時間、落合峠から矢筈山まで2時間なので、落合峠から黒笠山まで行って11時に矢筈山山頂に戻ってくるためには、午前3時に出発したことになります。矢筈山と黒笠山の往復が4時間としても午前5時出発だったわけで、ずいぶん早くから行動していたようで、ちょっと驚きです。それともかなりの健脚なのか。


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11:49 鞍部まで下りてきました。


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11:58 分岐を通過します。


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12:05 暗くて寒い森の中の区間がようやく終わり、陽射しのある道に出てきました。行きはけっこう長く歩いたような気がしていましたが、分岐からわずか7分しかかかっていません。下りということもあるのでしょうが、なんだかえらく早く下りて来たような気がします。


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天狗塚とススキの穂とのコラボレーションです。


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笹原の稜線まで下りて来たところで、振り返って矢筈山をズームで1枚。


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引きで1枚。矢筈山は左奥のピークです。


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ススキとからめてもう1枚。


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落合峠が見えてきました。


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13:06 途中、写真を撮るのに少し時間を使いましたが、1時間半ほどで下りてきました。


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落合峠には公衆トイレがあるということだったので、どこにあるのかと探してみると、峠から少し下ったところにあるようです。


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階段を下りていくと、赤い屋根のトイレがありました。


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木造だし、こういうところのトイレなのであまりきれいではないだろうと思っていたら、まったくそんなことはありませんでした。下手な街中の公園のトイレよりよほどきれいです。しかも、雨水をためるタンクがあって、手洗いの水もちゃんと用意されていました。グッドジョブです!


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13:15 駐車場に戻ってくると、出発時よりも増えていた車はわずか3台だけでした。晴天の土曜日にしては空いています。人の少ない山を歩きたいという場合には、おススメの山域のようです。

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| 2019年11月 徳島矢筈山 | 18:03 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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縦走路は秋と冬の境界線: 徳島矢筈山その1 

2019年11月9日(土) 徳島県三好市東祖谷落合 矢筈山(標高1849m) 日帰り単独行


久しぶりに四国に行ってきました。5月の西赤石山以来半年振りの遠征です。今回訪れたのは、徳島県第4位の標高を誇る矢筈山です。祖谷川をはさんで三嶺の北に位置し、寒峰から黒笠山まで1600mから1800mクラスの峰が連なる稜線の最高峰にあたります。矢筈山という名前の山はあちこちにあって紛らわしいので、タイトルでは徳島矢筈山としておきます。


矢筈山は標高は高いのですが、1500mの落合峠まで車で上がれるので、標高差は300m程度しかなく、2時間ほどで登れてしまいます。がっつり登山よりも、稜線散歩的な緩い登山を楽しみたいときにいい場所です。落合峠から反対方向の寒峰への縦走もよさそうなので、近いうちに行ってみたいと思います。


自宅を出発したのは午前5時30分。瀬戸大橋をわたり、髙松自動車道の善通寺ICで下りて、国道319号から32号を経て三好市へ出るまでは三嶺へ行くときと同じルートですが、箸蔵で左折して東へ向かうのは今回が初めてです。吉野川を渡り国道192号を経て、東みよし町から県道44号をひたすら南下します。


5分も走らないうちに狭い谷沿いの道になり、10分もすればなかなかの山岳路です。しかし、桟敷峠を越えると、道は狭いながら緩い下りとなり、松尾川ダムのダム湖の脇を通るあたりからほぼ平坦な道になり、四国の山岳路にしてはあまりきつい感じはありません。落合峠が近くなってくると再び山岳路らしい雰囲気になり、空が広く見えてきたなと思ったところで落合峠に飛び出しました。所要時間は約2時間半でした。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス L/S ハイブリッドパラマウントメッシュクルー
 ベースレイヤ: マムート ディライトウールジップL/S
 ミドルレイヤ: マムート エクスカーションジップフリース
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット
 インサレーション: バーグハウス ライトインシュレーテッドジャケット
 グローブ: マムート メリットパルスグローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインMWタイツニーロングタイツ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: ミズノ ベルグテックEX/レインパンツ
 ソックス: クロスプロ 脚力サポートソックス for Trekking
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


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今回は珍しくソフトシェルを使わず、ミドルレイヤとしてマムート エクスカーションジップフリースをもってきました。天気予報は、気温は標高2000mで3度ぐらいとなっていましたが、風はそれほどでもなく、天気も晴れとなっていたので、日当たりのいい稜線はわりと暖かいかもしれないという判断です。


また、パンツは笹原の露で濡れる事を想定して、はじめからハードシェルパンツで行くことにしました。ミズノ ベルグテックEX/レインパンツはベンチレーションもついているし、薄手なので暑くなることはないないだろうということで、モンベル ジオラインMWニーロングタイツとの組み合わせです。それにしても、こうしてみるとだぼっとしてダサいシルエットのパンツです。まあ、基本的にレインパンツなので、山パンツの上から履くことを想定して太めに作っているのでしょうが、細身のマムートになれたこともあって、どうも垢抜けないと感じてしまいます。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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8:35 落合峠から少し南側に下ったところにある駐車場を出発します。自分以外には車は2台しか停まっていませんでした。落合峠に2台ほど停まっていましたが、登山者ではなく写真かビデオの撮影をしていたようです。


ちなみに、今回はいつものG7XⅡではなく、ペンタックス K-50をもってきました。記録用にわざわざ一眼レフを持ってくるのもどうかという気もしますが、昨年の三瓶山以来1年間もほったらかしにしていたのでたまには使わないともったいないということで持ってきました。コンデジと違ってC-PLフィルターが使えるので、きれいな画が撮れそうです。なお、最初のウェアの記録写真だけG7XⅡで撮影しています。


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駐車場から県道へと上がっていきます。


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駐車場入口から落合峠まで100mぐらいの緩い上り坂です。


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落合峠の西にある三角点1683ピークがすぐ近くに見えます。矢筈山は反対方向です。


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峠から東向きの登山道を上がっていきます。


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目前に見えているピークまでは、そこそこの傾斜の斜面が続きます。


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ススキの穂が朝の斜光に照らされて輝いていました。


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急斜面が終わったところで振り返ると、気持ちのいい広々とした風景が広がっていました。


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尾根の縦走路まで上がると、矢筈山のピークが見えます。最初は奥に見えるピークが矢筈山とはわかりませんでしたが、地図で確認すると矢筈山だとわかりました。


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9:07 1610.7mの三角点ピークを過ぎたところで、座るのによさげな平たい岩があったので、小休止していくことにしました。座って足元を見ると、いつの間にかパンツの裾と靴が濡れていました。ハードシェルパンツを履いてきたのは正解でした。この日は天気はいいものの気温が低く、駐車場で3度ぐらいしかありませんでしたが、落合峠からここまでは日当たりのいい稜線で、ハードシェルジャケットを着なくてもまったく寒くありませんでした。


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1654mピークの登りに差し掛かるあたりから森に入ります。


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1654mピークを越えると、急に日のあたらない暗くて寒い森になりました。比較的広い尾根ですが、登山道がわずかに北よりを通っているようで、冷たい北風が吹きつけてきます。さっきまではぽかぽかの日差しを浴びながらの秋山を満喫していましたが、ここに来ていきなり季節が進んで冬になったようです。しばらくはそのまま歩いていましたが、風の当たる左側の耳や頬が冷たすぎて我慢できなくなり、エクスカーションジャケットのフードをかぶりました。歩いているのでハードシェルを着るほど寒くはなかったのですが、体の左半分だけ冷たさを感じながらのトレッキングになりました。


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9:53 比較的フラットな尾根が続いていましたが、ロープのある急斜面が現れました。矢筈山の西にある1800mぐらいのピークの斜面です。


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10:00 ロープにつかまりながら急斜面を登りつめると、道標のある分岐になっていました。ピークを越えて南にあるサガリハゲ山へ向かう登山道はあまり歩く人がいないようで、半ば笹に埋もれかけています。矢筈山へは左に進み、ピークの北斜面をトラバースします。


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分岐からは、矢筈山がかなり大きく見えました。この距離なら、1時間もかからずに到着できそうです。


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背の低い笹がびっしりと生えた斜面を斜めに突っきって進みます。


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トラバースが終わると、小さな鞍部に出ました。陽射しがあり、風もほとんど当たらないので、ちょっと休憩していくことにしました。


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南に向いて開けているので、三嶺がよく見えます。右側のなだらかなピークの真ん中にちょこんと小さなでっぱりがでているのが三嶺山頂です。左手には剣山と次郎笈も見えます。


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10:10 小腹が空いてきたので、岩に腰掛けて朝食用に買って食べずにもって来たおにぎりをほおばります。冷たい北風に吹かれながら暗い森の中を歩いて来たので、暖かい陽射しが降り注ぐ鞍部にいると真冬からいきなり穏やかな秋の日にタイムスリップしたような気がします。


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10:22 暖かい鞍部でのんびりと休憩をとって、冷えた体が温まって来たところで、矢筈山への登りに取り掛かりました。


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細くそれなりに傾斜の急な尾根を登っていきます。半ばあたりで巨岩に尾根がふさがれて、右に左に巨岩を避けながら尾根を乗り越えながら登っていく場所もあり、案外厄介な場所もありました。


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10:36 前方にビルのような巨岩が見えてきました。尾根をふさぐように立ちはだかる巨岩は、右下を巻いて通過します。


IMGP1341.jpg
巨岩を過ぎると、笹原の先に山頂が見えました。


つづく。

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| 2019年11月 徳島矢筈山 | 00:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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