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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その7 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 


今回で最終回となります。継子岳から五ノ池、二ノ池を経由して、登山口である中の湯までの区間のレポです。

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9:42 継子岳から五ノ池小屋へ向かう稜線の道はほとんど高低差のないフラットな尾根歩きで、晴れていれば右手に飛騨側の展望が広がっているはずですが、ガスで視界は100mほどしかなくなってしまいました。


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ふっとガスが切れた瞬間に、眼下に濁河温泉と思われる建物が見えました。3ヶ月半ほど前のGWに濁河温泉から摩利支天山まで登ったことが、ずいぶん前のことのように思われます。あのときはまだ真っ白な雪に覆われていたのに、いまではその痕跡すら見つけられません。


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9:57 小さな岩だらけのピークを越え、巨岩の下を潜り抜けて出たところから、飛騨頂上の祠が見えました。五ノ池までもうすぐです。


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飛騨頂上の近くまで来ると、ここにもコマクサが群生する砂礫地が広がっていました。継子岳の群生地とちがって、登山道の西側、つまり飛騨側だけになりますが、花の密生具合はもしかしたら継子岳よりも上かもしれません。コマクサが見たいのならわざわざ継子岳の先まで行かなくても十分といえるぐらいたくさんのコマクサが咲いていました。


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10:03 五ノ池小屋に着きました。


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五ノ池は完全に干上がっていました。ネットで検索すると、池に水がある写真がたくさん出てきますが、どうやらいつも水があるというわけではなさそうです。昨晩けっこう雨がふったのに全然たまっていないところをみると、ちょっとやそっとの雨では池にならないのかもしれません。


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五ノ池小屋の前には、池を見下ろすようにデッキが設けられていて、真新しい木の椅子とテーブルが設置されているのですが、ペアの登山者が1組いるだけで閑散としていました。


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デッキの隣には6畳の広さの畳敷きの縁台、そしてまるでリゾートのような木製ビーチベッドまで並んでいます。とくに利用に関する注意書きのようなものもなかったので、小屋の利用の有無にかかわらず誰でも利用していいようで、ホスピタリティの行き届いた小屋のようです。どうせ泊まるならこうゆう小屋に泊まりたいものです。


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ひとまず、あまたらしい木の椅子にすわって休憩をとりました。ガスで視界も悪いし、じっとしていると少し肌寒いかもというぐらいの気温ですが、なんだかのんびりとくつろぐことができました。御嶽山はロープウェイで日帰りができるせいか、剣ヶ峰以外はお盆休みでも案外空いているようです。混雑が嫌いな人には穴場かもしれません。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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10:16 五ノ池小屋を出発します。ガスが濃くなってきて、風もそこそこ強くなったこともあり、ジャケットを着ようかどうか迷いましたが、ここから剣ヶ峰の肩まで登りが続くし、歩き出せばすぐに暑くなりそうなので、そのままシャツだけで行くことにしました。


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三ノ池を左下に見ながら進みます。朝のようにガスが湖面を覆いつくすということはなくなって視界は良好でしたが、空はすっかりガスに覆われてしまいました。


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摩利支天山への登り口で左の巻道へ入ります。朝、三ノ池乗越しから下って来た巻道です。途中で三ノ池へ下ったので、こちら側の区間はまだ歩いていません。


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瓦礫の斜面をトラバースしながら進んでいきます。このあたりは斜面下からけっこう強い風が吹き上げてきて、そこそこ寒い思いをしました。なので、少し速度を速めて体を温めながら進みました。


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10:24 三ノ池への分岐です。朝は、ここから三ノ池へ下りました。この先は歩いた道なので、状況もわかり安心です。


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崩落箇所に差し掛かります。落石に注意が必要ですが、ガスで視界が悪く、目視よりも音に注意をしながら通過しました。


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三ノ池乗越し直下の急登に取り付きます。上のほうを見ると、けっこう大きな岩がごろごろしていて、いつ落ちてきてもおかしくないような状況です。用心しながら急いで進みました。


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10:42 三ノ池乗越しに出てきました。すっかりガスガスです。


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三ノ池乗越しにある避難小屋を覗いてみましたが、木の床が張ってあり、悪天候時に休憩する程度なら十分きれいです。


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となりにトイレ棟もありましたが、入ったところの床が腐って落ちていて、あまり管理はされていないようです。


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個室はこんな感じで、あくまでも非常用と考えたほうがよさそうです。


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賽の河原へ下り始めると、ガスが晴れてきました。


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賽の河原のお地蔵さんの背後に摩利支天山も見えました。


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賽の河原からの登り返しは、二ノ池ヒュッテ経由ではなく、直接二ノ池へつながるコースで戻りましたが、どちらを選んでも時間も歩きやすさもほぼ同じようです。


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11:10 二ノ池まで戻ってくると、頭上のガスがなくなって陽も射し始めました。


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二ノ池で少し休憩をとりながら、今年から営業を再開した新しい二ノ池山荘を観察してみました。シンプルな総二階建てのつくりで、玄関は反対側になります。赤い庇の下のドアは、有料の外部トイレ入口です。最新の山小屋だけあって、雨樋で集めた雨水がすべて基礎から内部に入るようになっていて、地下に大きな貯水タンクが設置されているようです。二ノ池ヒュッテでは、食事時のお茶だけは無料で飲むことができましたが、水は宿泊者といえども有料でした。二ノ池山荘ではどうなんでしょうか。


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10分の休憩後、二ノ池を出発します。


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二ノ池沿いに歩いて行くと、分岐があります。そのまま直進し右奥の鞍部に向かうのが剣ヶ峰への道、黒沢口登山道への下山は左に進みます。


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剣ヶ峰へのコースとの合流点を左へ下ると石室山荘方面です。


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昨日登って来た道なのですが、道沿いに石室山荘があったことに気がつきませんでした。足元と上ばかり見ていたためでしょうが、石室山荘へはこの下の分岐から上がるか、剣が峰へ続く尾根筋に別の道がついているのだとばかり思っていたのですが、どうやら下の分岐から入っても、小屋の中を抜けてここへ出てくるようです。下山時に石室山荘に立ち寄ってみるつもりでしたが、とくに用もないので素通りします。


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石室山荘下の分岐から山荘を見上げます。よくこんなところに小屋を建てたものだと感心するような場所に立っています。


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さあ、あとはひたすら下るのみでです。幸い、天気もよくなってきました。


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12:16 女人堂でひと休み。


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長い木階段を、ただただ下り続けます。


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13:07 行場山荘でも少し休憩とりました。


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ロープウェイ駅への分岐を通過し、中の湯へ下ります。


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13:39 中の湯駐車場に戻ってきました。出発から下山まで7時間と見ていましたが、ほぼ予想通りのコースタイムでした。


行場山荘の少し上辺りからぽつぽつと降り始めた雨でしたが、七合目を過ぎたあたりで本格的に降り始めてしまいました。幸いにもちょうど背の高い樹林帯に入るところだったので、雨脚の強さの割りにほとんど濡れることもなく、レインウェアも着ないですみました。駐車場に戻る頃には雨もほぼ上がり、2日間を通して天候に恵まれたとはいえないものの、台風が近づいているにもかかわらずびしょぬれになって歩くこともなく、その意味ではそれなりに運のいい山行だったといえそうです。

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| 2019年8月 御嶽山 | 18:45 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その6 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 

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思いのほか長くなりつつありますが、今回は開田頂上から継子岳までのレポになります。


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7:56 三ノ池をたっぷり楽しんでから、開田頂上へとやってきました。頂上となっていますが、ピークというより鞍部のような場所です。目の前にあるのは、避難小屋です。


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避難小屋の隣にはトイレもあります。


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ぱっと見はそれなりに小奇麗な感じでしたが、個室の内部は見えていないコーナーに半分溶けてかたまったようなペーパーの山があって、しゃがんで用を足すのはちょっと躊躇されるような状況です。


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ここから女人堂のある黒沢口登山道八合目へ下る道があるのですが、いまは崩落のため通行禁止になっています。この道が使えると下山がとても楽なので、ぜひ復旧して欲しいものです。


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出発する前にもういちど三ノ池のほうを見ると、まぶしいほどきれいな青色に輝いていました。


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7:59 開田頂上から継子岳方面に進みます。ここで大きな間違いを犯してしまいました。本来なら稜線伝いに尾根道を登っていくべきなのですが、文字が消えて読めない道標が右斜め方向を指していたので、地図を確認することもなく道標の指す方向に進んでしまいました。事前に地図を確認していたので、開田頂上から道が2本あることは知っていましたが、開田方面に下るところから尾根へ上がる道も描かれていたので、どちらでも継子岳方面へ行けると思っていました。なので、ほぼ等高線に沿って水平についている開田口登山道経由のほうが楽で良いかもと思ったのでした。


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少し進んだところで、女人堂に下る道の崩落箇所が見えました。開田頂上からあまり離れていない場所です。完全に崩落していて、通行止めになるのも仕方がない状況です。


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8:06 ほぼ水平な道を進んでいくと、道標がありました。行き先は開田高原キャンプ場/開田村4合目となっています。道の先を見ると、どうやら右手方向に下るようなので、ここから左上、つまり尾根方向に登る道があるはずですが、道標もなければそれらしいトレースも見当たりません。


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どういうことだと思いながら少し先に行って確かめてみたりしましたが、尾根に登る道はありません。とりあえず、ガレになっているところを尾根方向に登ってみることにしました。


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すると、左上に回りこむように上がったとこりに矢印のペイントを発見。どうやらこれが尾根に上がる道のようですが、明らかに人が通った気配がありません。ほんとに行けるのかと疑いつつも、矢印が書いてあるんだから道はあるんだろうと進んでみることにしました。


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少し行くと、前方に雷鳥がいました。目の上が赤いのでオスのようです。


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この雷鳥はすたすたと先に歩いていき、すぐにハイマツの中に消えてしまいました。


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その後も道とはいえないようなところを、歩きやすそうな場所を選びながら進んでいくと、再び矢印のペイントがあり、どうやら正しいルートをたどっているようです。しかし、前方には完全にハイマツに閉ざされてしまった道の痕跡のようなものが見えるだけです。


ハイマツを掻き分けて入っていくと、どうやら道はかろうじて残っているようで、ハイマツに覆われてしまっているものの、足元は枝に邪魔されることなく歩くことができました。途中で、ハイマツの枝の下にまたペイントを発見し、迷わずに尾根道に出られるだろうと安心できました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




開田口登山道から分かれて5分で、尾根道に出ることができました。傾斜も緩く、ちゃんとした道があれば開田頂上から尾根道を来るより楽だったのかもしれませんが、ルートファインディングにハイマツ漕ぎが必要となる廃道状態なので、開田頂上から継子岳方面に行く場合は、素直に尾根道をたどるのがいいようです。開田口登山道を利用する人も、おそらく継子岳方面に行く人はあまりなく、仮に継子岳に行く場合でもとりあえず開田頂上へ行って、三ノ池畔で休憩してから継子岳方面に行く人がほとんどなのでしょう。その結果、開田口登山道から直接尾根道に出る道は使われなくなったと思われます。


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尾根道に出てから右へ曲がり、ひと登りすると眼下に三ノ池が見える場所がありました。再びガスが上がってきて、湖面を隠し始めています。最初に三ノ池に寄ったのは正解だったようです。


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ふと気がつくと、パンツがかなり汚れています。ハイマツ漕ぎで濡れたり松脂がついたりしたようです。いい値段がしたファイントラック クロノパンツですが、山で汚れるのは仕方がありません。洗濯で汚れが落ちることを祈りつつ、先を急ぎます。


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緩やかに上っていく尾根道を進んでいくにつれて、徐々にガスが周囲に立ち込めてきました。


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8:22 道が下りに変わってすぐに分岐がありました。右は四ノ池、左は五ノ池となっています。ちょうど、三ノ池と四ノ池の間にある分岐点まで来たわけです。ガスがでて視界も閉ざされつつあるので、四ノ池方面に下っても登り返しがしんどいだけのような気がするので、五ノ池方面に行って五ノ池小屋で小休止をとって継子岳に向かうことにしようかと考えました。しかし、せっかく御嶽山の山頂部をぐるりと一周するチャンスなのに、みすみすそれを不意にするのももったいない気がします。展望はなくても、どういうコースでどんな場所なのか知っておけば、次に来たときにもう一度行くかどうかを判断しやすくなるわけで、時間もあるし四ノ池方面に行ってみることにしました。


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真っ白なガスの中にダイブするような感覚の斜面を降りていきます。


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下るにつれてガスの中から徐々に湿原のような平地が見えてきました。


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ちょっとした砂礫の広場のような場所に来ると、岩陰にひっそりとコマクサが咲いていました。ガスのせいで水滴をたくさんつけています。隣にもう一株ありましたが、見た限りではその2株だけでした。もっとたくさん咲いていたら良いのにと少し残念な気もしましたが、今まで見かけなかったコマクサに出会えたのはラッキーだったと思うことにして、先を急ぎます。


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8:34 湿原の端まで下りてきました。どうやら四ノ池という池は存在しないようです。昔は少なからず水がたまっていたのかもしれませんが、いまはすっかり湿原と化してしまっているようです。しかも、比較的水量のある川が流れ出ているので、これを堰き止めない限り池になることはなさそうです。


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継子岳へは、四ノ池から流れ出る川を渡って進みます。なお、この川の先に幻の滝があり、運がよければ開田口登山道から見ることができるようです。ただし、このときの水量では滝になっているとも思えず、大雨の後とか、春の雪解け時などでないと滝が出現することはないと思われます。だからこそ、幻の滝なんでしょう。


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渡渉箇所には、石が沈められていて、とりあえず水に入ることなく渡ることができました。


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対岸に渡ると、右側がけっこう切れ落ちた崖に沿って道が続きます。継子岳はガスでまったく見えません。


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背の低いハイマツの中を緩やかに登って行きます。


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巨岩の脇を回りこむと、その先は傾斜の急な岩ゴロの道に変わりました。


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登るにつれてハイマツが減り、荒涼とした岩ゴロの斜面になってきました。上の方はガスで見えないので、どこまで登ればいいのかわからず、妙に疲労感に襲われます。


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一瞬ガスが消え、ピークが見えました。あの岩峰がおそらく継子二峰だろうと思われます。


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岩峰に近づくにつれて傾斜が急になり、巨岩を乗り越えるようにしながら登っていきます。


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岩峰の下を右側から巻くようにして裏側に回りこむと、ガスが晴れて日が差してきました。どうやら継子二峰まであと少しのようです。


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9:02 祠が祭ってあるところ見ると、どうやらここが継子二峰のようです。背後に見えるのが継子岳だと思われます。このコースはあまり人気がないのか、三ノ池と五ノ池の分岐以後、誰にも会いませんでした。平日とはいえお盆休みでこれほど静かな山旅ができる数少ないコースかもしれません。


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とりあえず、継子二峰で休憩していくことにしました。四ノ池を見下ろせる岩の上に立つと、右手に城壁のような岸壁が連なっているのが見えました。


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しばらくするとガスが流れてきて、白い虹が出現しました。薄いオレンジ色に縁取られたような白い虹は、何か不思議な感じがしました。白虹と呼ばれるこの現象は、霧が晴れつつあるときに陽が射すと現れるそうで、太陽の光が霧に反射することで発生するそうです。虹は雨粒がプリズムの役目を果たして光を分光することで発生しますが、霧の粒は雨粒より細かく光を分光させることができず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されるため、白く輝く虹になるそうです。


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ガスが切れれば白虹も消え、またガスがやってくると現れるということを何度か繰り返していましたが、そのうち継子二峰のあたりにまとまったガスが来なくなったので、白虹も消えてしまいました。


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一方、ガスで全然見えなかった剣ヶ峰も、次第にガスが切れて見え始めました。


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ガスがダイナミックに動いて、剣ヶ峰が徐々に姿を現します。


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しかし、三ノ池のあたりにだけガスが途切れずに吹き上がってくるため、肝心の剣ヶ峰山頂が姿を見せてくれませんでした。


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9:25 いつまでも剣ヶ峰が姿を見せるのを待っているわけには行かないので、継子岳に向けて出発しました。継子二峰のピークから継子岳との鞍部に降りてくると、コマクサ群落に関する注意書きの書かれた看板が立っていました。どうやら、この先の砂礫地にコマクサの群落があるようです。


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ロープで仕切られた通路のような登山道に入っていくと、驚くほどたくさんのコマクサが咲いています。それも両側にです。


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こんな栄養素の何もなさそうな砂礫地に、可憐なピンク色の花が宝石をばら撒いたようにちりばめられていて感激ものです。砂礫地のずっと奥までピンクの花が続いています。


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もちろん反対側も同じです。


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登山道脇にも咲いているので、登山道から外れなくてもアップの写真も簡単に撮れます。それなのに、土壌の踏みつけによりコマクサの成育に影響が出ているとの注意書きがあるということは、誰も見ていないからとわざわざ登山道を外れて生育地に踏み込むバカがいるということなのでしょう。写真を撮るために生育地を荒らしたら来年からはもう花が咲かないことになりかねないわけで、そうなれば写真を撮ることもできなくなるという簡単なことがわからないバカは山に来るなと声を大にして言いたいと思います。


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コマクサの群落に心を癒された後、継子岳への登りに差し掛かりました。たいした高低差でもないし、歩きやすい道なので、のんびり歩いても5分程度の登りです。


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9:35 山頂の祠まで登ってきました。


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祠を回りこんだ先が継子岳山頂です。しかし、ガスですっかり展望はありません。継子二峰を出てから、まだ10分しか経っていないので、休憩するほど疲れてもいません。最終目的地の継子岳なのでのんびりしたい気持ちはありますが、展望もないしじっとしていると少し肌寒かったりするので、継子岳はさっさと通過して五ノ池小屋まで行くことにしました。

つづく。

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| 2019年8月 御嶽山 | 23:34 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その5 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 


13日の夜はトークショーが終わったらすぐに布団にもぐりこみ、19時30分ぐらいには就寝しました。天気予報では21時ぐらいから晴れるとのことだったので、2時か3時には起きて星景写真を撮りに行くつもりでした。


ところが、慣れない早寝のため10時ぐらいには目が覚めてしまいました。外はけっこう激しい雨が降り続いています。目をつぶってじっとしていればまた眠りに落ちるだろうと思っていたのですが、始め静かだった隣のおじさんが徐々にでかいいびきをかき始め、まったく眠れる環境ではなくなってきました。さすがにうっとおしくなったので、耳栓をして目をつぶっているといつしか眠りに落ちていました。


ところが、この耳栓が大失敗でした。3時にセットしていた腕時計のアラーム音にまったく気が付かずに、5時近くになってざわざわする気配でようやく目が覚めたのでした。窓の外を見ると、どうやら晴れています。2時ごろから晴れて星空が見えていたらしいので、完全に寝過ごしてチャンスを不意にしてしまいました。


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とりあえず、日の出の写真だけでも撮ろうとカメラを持って外に出てみたのですが。東の方向にはでかい雲の塊があって、どうも日の出の方角とかぶっているようです。


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日の出の時間になると、まさに雲のかたまりの向こうに太陽が昇ってきたようで、朝焼けも日の出もまったくみることができませんでした。なんだかツキのない山行だなと思いながらしばらく日の出の方向を見ていましたが、雲が移動する気配もないし、太陽が姿を現すこともありません。


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せめて朝日に染まる剣が峰でもと思って剣が峰を見ると、まったく陽射しが当たっていません。


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せっかく一眼レフを担いで来たのに、これでは持ってきた甲斐がありません。しょうがないので、小屋前にあった雷鳥とコーヒーカップの装飾を撮ったりしておしまいです。


部屋に戻り、朝食前に布団を片付けて、パッキングを済ませておきました。朝食は6時からでしたが、夕食と違って山小屋らしいオーソドックスな朝食でした。写真は撮り忘れました。メニューはご飯と味噌汁、一口サイズのおかずが数点でした。ふりかけが6種類ぐらいあったので、ご飯はおいしく食べられました。


朝食を終えると、すぐに小屋を出ました。7時出発の予定でしたが、30分ほど早く出発できそうです。


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外に出てみると、すっきりとした青空が広がって、陽射しも降り注いでいました。


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しかし、東側にはすでに大きな雲が壁のように湧き上がってきていて、この晴天はあまり長く続かないだろうと思われます。


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準備運動をしていたら、賽の河原がガスに飲み込まれ始めました。ちょっと早すぎるだろうと思いましたが、台風の動きが少し早まったのかもしれません。


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今日はシャツを着替えただけで、シャツ以外は初日と同じです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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6:38 二ノ池ヒュッテを出発します。幸い、賽の河原を隠していたガスはすぐに消えて、とりあえず摩利支天までクリアに見えています。ガスで視界が閉ざされてしまう前に、なんとか継子岳まで行きたいので、すぐに歩き出しました。


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賽の河原まで下ってきて、三ノ池乗越しへ登り返します。朝早いこともあり、途中でカップルの登山者とすれ違った以外は誰にも会いません。


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そそくさと賽の河原を通過しようと思ったら、前方に雷鳥発見。御嶽山で雷鳥に会えるとは思っていなかったし、しかも晴天なのでまったく期待もしていなかったので、すごく得した気分です。


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この雷鳥はどうやら母親らしく、雛を呼ぶ「クークー」というかわいい声で鳴いていました。近くでピヨピヨと雛の声も聞こえてきました。


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声のするほうを注意深く観ると、雛が3羽いるのがわかりました。それぞれ気ままに歩き回っているのでうまくまとめて写真に収めるのは難しいのですが、なんとか2羽が近づいたところでシャッターチャンスがありました。


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画質をSサイズにしてデジタル望遠をつかって拡大写真も撮ることができました。


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母鳥のほうは、地面との保護色が見事です。


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なんとなくですが、美人でまだ若いおかあさんのような気がしました。


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ケルンの上にわざわざ上がるのは、雛を確認するためなのか、それとも敵を警戒するためなのでしょうか。とにかく、このまま全部の雛たちが元気に育って欲しいものです。


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7:00 三ノ池乗越しに着きました。


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着いたとたんにガスが押し寄せてきましたが、幸いすぐに切れました。


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三ノ池乗越しからは、摩利支天乗越しを経由しないで五ノ池山荘へダイレクトに行ける巻道をたどるので、分岐を右に進みます。


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三ノ池側に下る前に振り返ると、ガスが切れて賽の河原の先に剣ヶ峰がきれいに見えていました。


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しかし、東側を見ると、大量のガスがどんどん湧き上がってくるのが見えました。どうやら時間との勝負になりそうです。


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三ノ池乗越しから急斜面の下りが始まります。三ノ池はガスでほぼ隠れたような状態です。


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巨岩が折り重なるように露出した急坂を下ってきて、見上げたところです。継子岳まで行ったら再びここに戻ってきてこれを登り返さなければいけません。


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道が半分崩落したような場所を越えて下ります。かなり傾斜のきつい場所なので、上からの落石に注意しながら早足で通過します。


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7:22 五ノ池方面と三ノ池方面の分岐に着きました。当初は五ノ池方面に向かい、最初に継子岳、そこから四ノ池、三ノ池と回って戻ってくる予定でしたが、遅くなるとガスが出て三ノ池が見えなくなってしまう可能性が高いので、最初に三ノ池に寄って逆周りで行くことにしました。


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分岐から三ノ池へ下ります。三ノ池の向こうからガスが湧き上がってきますが、さいわいにも池を覆い隠してしまうようなことはなく、池はずっと見えたままでした。


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下まで降りてきました。とりあえず、池のほとりまで行ってみます。


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白い鳥居の奥に真っ青な三ノ池が広がります。


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湖畔にはお地蔵さんがたたずんでいました。


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湖水の透明度はなかなかのものです。火口湖なので、魚も棲んでいないのだと思います。


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時折ガスが湖面まで下りてきて、霧の中にいるような状態になります。


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しかし、すぐに風に飛ばされてガスが湖面の上を滑るように消えていきます。その様子がなにか神秘的で見入ってしまいました。山上の池フェチの自分としては、かなりお気に入りの池になりました。


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鳥居のそばから振り返れば、三ノ池乗越しの東方にそびえるアルマヤ天が青空に鮮やかに見えていました。

つづく。


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| 2019年8月 御嶽山 | 22:26 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その4 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 


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9:21 剣ヶ峰を下り、継子岳方面に向かいます。


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階段を下りたところに慰霊碑があり、5年前の噴火に関することが刻まれていました。犠牲者の数もさることながら、行方不明者が5名もいるということに驚かされます。登山道を通らずに斜面を下って避難しようとして滑落し、火山灰に埋もれてしまったということなのかもしれません。岩ゴロの山頂付近の急斜面を捜索するのはかなり危険を伴うでしょうから、捜索活動が終了したいまとなっては、ご冥福を祈ることしかできません。


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剣が峰を下っていくと雲が目線の高さに見え、3000mの高みを歩いているのを実感しました。


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振り返れば、雲の塊が剣ヶ峰を越えて行こうとしています。


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二ノ池分岐を左に下り、二ノ池に向かって下ります。


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石仏や銅像のあるところには、必ずといっていいほど鐘が設置されていますが、祈りをささげるときに鐘を鳴らすのが御嶽講の決まりごとのようです。


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二ノ池の近くまで下りてきましたが、水のある場所の反対側から見ると、完全に火山灰に埋め尽くされて干上がってしまった湖のように見えます。


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雪が積もったような白い湖を回り込むように進みます。


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9:51 立て替えられて営業を再開した二ノ池山荘(旧二ノ池本館)です。当初はここに宿泊するつもりでしたが、近くの二ノ池ヒュッテ(旧二ノ池新館)のほうが1000円安かったので、二ノ池ヒュッテに宿を取りました。


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二ノ池山荘の前には、水をたたえた場所があり、二ノ池としての体裁をかろうじて保っていました。向かいの山腹に残雪があり、そこから雪解け水が供給されているようで、水が流れ込む音がかすかに聞こえていました。


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剣が峰を振り返ると、すっかり曇り空となった稜線を多くの登山者が登っていくのが見えました。


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剣ヶ峰はまだガスに巻かれていないものの、さっきまで見えていた青空はすっかり見えなくなっています。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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二ノ池で10分ほど休憩してから、三ノ池方面に向かいます。わずか10分の休憩の間に、すっかりガスに覆われてしまいました。


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10:02 二ノ池から少し行ったところで、二股分岐がありました。地図で確認すると、どちらを行ってもこの先の賽の河原で合流するのですが、宿泊先である二ノ池ヒュッテを確認しておきたかったので、ひとまず左に進むことにしました。


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二ノ池ヒュッテ前を通過して進んでいくと、ガスが晴れて前方に山が見えてきました。どうやらGWに登った摩利支天のようです。


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さらに進んでいくと、眼下に広々とした賽の河原も見えました。


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賽の河原まで下りてくるとすっかりガスが晴れました。広々とした平地の向こうに摩利支天が城壁のように横たわっています。摩利支天の山頂は左端になります。


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賽の河原から三ノ池乗越しに向かってゆるやかに登り返します。


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10:27 三ノ池乗越しに着きました。左手に見えているのは無人避難小屋です。


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三ノ池乗越しからは、眼下に三ノ池がよく見えます。到着したときはガスもなく、三ノ池がきれいに見えていました。椅子代わりになるちょうどいい岩があったので、荷物を降ろして岩に座って、三ノ池を眺めながら休憩しました。


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ところが、1分もするとガスが湧き上がってきて、あっというまに三ノ池は見えなくなってしまいました。


今日はこのあと三ノ池のさらに先にある継子岳まで行って戻ってくるつもりでしたが、すっかりガスガスの状態になってしまったので気持ちが萎えました。ガスガスの中をわざわざ行っても面白くもなんともないということで、もう少し様子を見てみることにしました。


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ガスで真っ白になってしまった三ノ池乗越しの岩に座って、ぼんやりと時間を過ごしているうちに、突然ガスが切れ始めました。再び三ノ池も姿を現し、その奥に日差しを浴びた継子岳も見えるようになりました。


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三ノ池にも日が差して、神秘的な青い色が宝石のように輝きます。オーッと思いながら眺めていると、ソロの女性が二ノ池方面からやってきてウワーッと喜んでいたので、「さっきまでガスで見えなかったのに、いいタイミングで来ましたね」と声をかけると、とても喜んでいました。


しかし、その後しばらくして再びガスが視界を閉ざしてしまい、どうやら時間とともに天気は悪くなっているように感じます。かれこれ30分ほどゆっくりしていたものの、午後から雨になるという予報も出ていたので、今日はここで引き返すことにしました。明日はすくなくとも午前中は好天に恵まれるようなので、朝一番で継子岳まで行って、その足で下山すれば十分間に合うはずです。行って帰って7時間とみているので、朝7時に出れば14時には下山できます。


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11:08 ガスの漂う賽の河原に向けて下ります。


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賽の河原からの登り返しは、最初がすこし急ですが、すぐにゆるい上り坂になります。


このまま行けば、11時30分ぐらいには二ノ池ヒュッテに到着しそうな感じです。ちょっと時間が早すぎると思ったので、二ノ池ヒュッテの手前にあった大岩でしばらく時間をつぶすことにしました。


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体温の影響を受けてしまって、正確な気温がわからない腕時計をはずして、しばらく岩の上に放置しておいたところ、気温は22.3度になりました。若干肌寒いものの、風がほとんどないので気持ちのいい涼しさです。標高のほうは、きちんとあわせていないのでかなりでたらめです。実際の標高は2870mぐらいの場所です。なにしろ初期型のプロトレックなので、高度計の性能は現在のものよりも大雑把です。最近はほとんど標高を気にしなくなったので、ほぼ確認することもなくなりました。なので、時間と方位がわかれば問題ありません。


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11:58 ほぼ正午に二ノ池ヒュッテに着きました。この時間なら部屋の掃除なども終わっているでしょうから、チェックインもスムースにできそうです。


小屋の中に入ると、すぐに立ち寄り登山者用の机と椅子があるスペースがあるのですが、受付もなければ人もいません。休憩中らしい登山者が二人ばかり座っているだけです。小屋の奥まで土間の廊下がまっすぐ続いていて、その先にスタッフらしい人の姿が見えたので、奥に入って声をかけると、厨房の入口にある机が受付だと案内されました。


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宿帳に必要事項を記入して料金を支払うと、夕食は18時、朝食は6時と説明され、メガネの男性に部屋に案内されました。6畳ほどの部屋に布団が5枚。先客は2人だけのようです。布団は山小屋によくある幅の狭いタイプではなく、一般的なシングルサイズの布団でした。入口脇の場所に寝床を確保して、このまま人が増えなければいいなと思いましたが、結局、定員5名で満室となりました。ここ以外の部屋は4名定員の部屋が4つぐらいあったようですが、使用されていない部屋もありました。ソロの男性をすべてこの部屋に詰め込んだわけですが、空いていれば部屋を少人数でゆったり使わせてくれた双六小屋のような発想はないみたいです。


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お腹がすいたので、食堂に行って何が食べられるか聞いてみると、鍋焼きうどんか坦々麺というので、坦々麺を注文しました。どうやら二ノ池ヒュッテのお勧めメニューのようです。たしかに味はよかったのですが、麺の煮込みぐあいがいまいちでした。高所なので、沸点が低くちょっと中途半端な状態になったのかもしれません。ちなみに価格は1000円でした。なお、カップヌードルも500円で販売していたようですが、尋ねた時は先の二品しか言われませんでした。個人的にはカップヌードルで全然OKだったのですが、なんだか価格の高いものを注文させられようですこしひっかかる応対でした。


夕食は18時といわれていましたが、山岳ライターの小林千穂さんのトークショーがあるとかで、17時30分からに変更になりました。予約時は全然知らずに予約したので小屋についてから初めて知ったわけですが、受付時にはなにもいわれず、昼食後にゆっくりしていたらその旨の説明を受けました。なぜ受付時に説明しなかったのか疑問です。


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夕食のメニューは、鶏肉ときのことトマトを煮込んだものをかけたご飯と野菜の添え物、一口サイズのケーキ、わかめスープというものでした。トークショーの記念に小さなグラスワインも付きました。味は悪くなかったのですが、ご飯とスープのおかわりはできるものの、ご飯にかける煮込みはおかわりがなく、ボリュームを満たしたい場合は、結局ご飯をたくさん食べるしかないというメニューなので、おかずがしっかりと付いている他の山小屋の食事に比べると、物足りなさは残ります。トークショーで小林千穂さんはこの食事を絶賛していたので、小食の女性受けはいいのかもしれません。


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食後にはデザートもでましたが、これも本日だけのスペシャルのようです。ババロアだかムースだか忘れましたが、そういう系統のものです。


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食事が早く終わったので、19時開始予定だったトークショーは18時30分からになりました。御嶽山の魅力を語るということなので、かなり御嶽山に通っているのかと思いきや、登山は4回目とのこと。当然ながら内容的にはそれほど深いものではなく、ちょっと残念な感じでした。


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トークショーの最後に、紙のようなヒノキの薄板に印刷された木曽おんたけ観光局の登頂記念証が、小林千穂さんから参加者に手渡されました。これは一般の登山者もどこかでもらえるのかどうか知りませんが、ただ日帰りで登山しただけではもらえなさそうなので、いい記念になりました。

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つづく。


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| 2019年8月 御嶽山 | 12:29 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その3 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 


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6時40分に女人堂を出発して5分ほど歩いたところで、見晴らしのいい場所に出ました。そこに鎮座していたのは2体の銅像です。御嶽山にゆかりのある人物なのでしょうが、詳しいことはわかりません。この後、同じような銅像をときどき見かけましたが、ガスの中から不意に現れるとけっこうびっくりします。


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銅像の向側には、石像が立ち並んでいました。


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7:03 森林限界を抜けて荒涼としたところまで来ると、一気に展望が広がります。台風が近づいているのですが、今のところそんな雰囲気は感じられません。


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照りつける日差しを背に受けながら、ゆっくりと登っていきます。すでに標高2500mを越えているので、息が切れる感じがしてきてもおかしくないのですが、標高の高い中の湯で一晩過ごしているためか、これといって息苦しい感じはありません。昨晩寝るときに若干息苦しさを感じたりもしましたが、車中泊のおかげで高度順応ができたようです。


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女人堂から遥か彼方に見えていた石室山荘が、近くに見えるようになってきました。


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石室山荘直下までくると、巨岩がごろごろと重なる急斜面になり、巨岩の斜面をジグザグに登っていきます。


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石室山荘の下で、道が分岐していました。てっきり山荘経由の道になっていると思っていたのですが、右へ行けば山荘経由、左へ行けば直接剣が峰山頂へ行けます。石室山荘にも寄ってみたいところですが、とくに立ち寄る必要もないので、直接山頂に向かうことにして、左へ進みます。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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分岐から少し行くと、稜線への急登が始まりました。このルートで一番きつい傾斜かもしれません。しかも不安定な岩がごろごろで、なかなか気を抜けない区間です。さすがに3000m峰は甘くありません。


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途中で九合目を通過。感覚的に九合目というとほぼ山頂のようなものですが、3000m峰では一合の間隔が広いので、ここから山頂までまだ30分以上かかります。


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九合目から5分登ったところで、山頂まで30分位という案内がありました。まだ30分もあるのかと思うと、わかっていてもなんだかがっかりです。


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8:10 二ノ池方面への分岐まで来ました。山頂は直進です。とりあえず稜線まで上がって来たので、岩ゴロの急斜面はこれでおしまいです。


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荒涼とした稜線をたどっていきます。


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前方の小ピークの先に見えている岩峰が剣ヶ峰です。


小ピークを越えたところが二ノ池方面への分岐になっていて、そこそこ広いフラットな場所に椅子代わりになる岩がいくつかあったりして休憩によさそうなので、登頂前の最後の休憩をとりました。


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休んでいると、背後から白装束の信者さんが登って来ました。歌を歌いながらゆっくりと登ってくるのですが、おそらく開山以来、同じような光景が繰り返されて来たんだろうと思うと、なんだか不思議な感じです。山岳信仰ってなんなんだろうとちょっと興味がわきました。


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信者さんの一団が登っていくのを見送りながら、こちらもそろそろ出発する準備を整えます。


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歩き始めて10分ほど経ったとき、左手の信州側から雲が吹き上がってきました。さっきまで雲ひとつないような晴天が広がっていたのに、いつの間にか雲が発生してしまったようです。この調子でいくと山頂に着くのが早いか、ガスがかかるのが早いか、ビミョーな感じです。息を切らさない程度に少し歩調を速めました。


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山頂が近づいてきましたが、ガスに先を越されそうです。頼むからもう少しだけ待ってくれと思いながら先を急ぎます。


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ようやく山頂下に着きました。コンクリート製の真新しいシェルターが3つ設置されていました。ただし、扉のついていないシェルターなので、噴石を避けるのには有効でしょうが、ガスや熱風に関しては無防備で、どうなんだろうという気がしないでもありません。とはいえ、ないよりはあったほうがいいいことは確実です。


シェルターの反対側の斜面下には、ぼろぼろに倒壊した山荘がまだ解体されずに残されていましたが、なぜか撮影禁止の札がかけられていたので、写真はありません。


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いよいよ最後の階段です。手すりがなぎ倒されて、飴のように捻じ曲げられた状態のまま残されていました。


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鳥居の脇にある灯篭は噴石でやられたのか、今にも折れそうな状態でかろうじて建っていました。


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反対側の灯篭は、すでに倒壊して火山灰に半ば埋もれていました。噴火の威力のすさまじさを実感する光景です。


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8:49 剣ヶ峰山頂に着きました。なんとかガスに巻かれる前に登頂することができました。山頂の建物と祠は建て直されたようで、傷もなく真新しい状態でした。


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建物の前から南側の下を覗くと、噴火口がぽっかりと口を開けているのが見えました。あそこが噴火したのだとしたら、こんな場所にいてはたして助かるのかかなり怪しい気がしますが、山頂の建物の影に隠れた人は自力で避難できたらしいので、奇跡はあるようです。しかし、建物の影に入れなかった人は噴石にやられて多くが亡くなったそうで、なんとも痛ましい限りです。


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反対側の一ノ池を見下ろします。名前は池となっていますが、一ノ池はもともと水をたたえていない火口湖だそうです。しかし、すっかり火山灰に埋め尽くされてしまったように見えます。


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一ノ池の右手下方には二ノ池も見えましたが、ほぼ火山灰でうまっていて、左隅のあたりにわずかに水をたたえているだけです。


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北方遥かに特徴的な三角錐の山が見えていましたが、笠ヶ岳だと思われます。とすると、その左奥に見えるのは黒部五郎岳でしょう。それでは、笠ヶ岳の右にある2つのピークは何でしょうか。方角的には剣岳と立山のようです。そして、右端にちょこんと頭をだしているのが水晶岳だと思われます。


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そして、槍の穂先と奥穂高岳から西穂高岳に連なる吊り尾根もきれいに見えました。


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風景を楽しんでいると、信者の方と神主さんが祈祷を始められ、山頂にいた人たちも神妙な顔で見つめていました。


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山頂に長居をするとリスクが高くなるので、そろそろ下山することにしました。山頂滞在時間は、約30分でした。御嶽山頂上と刻まれた石柱は自撮り人気が高く人が多かったので、最後に火口をバックに自撮りをして下山開始です。

つづく。

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| 2019年8月 御嶽山 | 15:54 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その2 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 


17日は山に行こうと思っていたのですが、さすがにまだ疲れが取りきれていないらしく、早起きできなくて中止となりました。腰もなんだか痛いし、おとなしく療養したほうがよさそうです。


ということで、御嶽山のレポの第2弾です。


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4:14 駐車場を出発します。僕が出発する少し前に、2組の登山者が先行しましたが、僕の後に出発しそうな動きは見られなかったので、どうやら後ろから来る人を気にせずマイペースで登れそうです。


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初めて歩く道なので、間違わないように道標をちゃんと確認して進みます。


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2分ほど歩いたところに祠がありました。さすが信仰の山です。


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普通の登山道かと思いきや、登り坂になるとすぐに木の階段になりました。この手の階段はたいてい急な部分にだけ設置されているものですが、この登山道は傾斜に関係なく行けども行けども階段が続きます。段差が大きくないので歩きやすく、多くの信者さんが登りやすいように整備されたものなのかもしれません。


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4:30 鳥居と祠が現れました。出発してまだ15分しかたっていないのに、すでに2つの祠があったわけで、他の信仰対象となっている山よりも信仰の深さがちょっと違うような感じです。


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振り返ると、真っ暗だった空が群青色に変わり、下のほうはわずかに赤く色づいていました。


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祠を過ぎて10分ほど行くと、登山道の傾斜がきつくなってきました。木階段はあいかわらず続いています。


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4:49 空の赤みが増えて、日の出の時間が近づいて来たようです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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4:58 前方に小屋が見えました。行場山荘だと思ったら、違いました。


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八海山支店という営業していない小屋でした。中の湯から南西方向の白川方面に下ったところに、八海山小屋というのがあるようなので、そこの支店だったのかもしれません。


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小屋の横を通って反対側に出ると、ちょっとした広場になっていて、その一角にまたまた祠が祭られていました。隣に鐘がありますが、信者さんが登ってくるときに各祠で読経しているようで、そのときに鐘を鳴らしているみたいです。僕は単なる登山者なので興味本位で鐘を鳴らすことはしませんでしたが、中には意味もなく慣らしている登山者もいたりして、良いのか悪いのかどうなんでしょうか。


八海山支店で10分ほど休憩して、出発しました。八海山支店から先は、登山道の傾斜が緩くなり、楽に歩けるようになりましたが、それでも木階段は続きます。


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気がつけば、太陽が顔を出していました。


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5:19 ロープウェイへと続く道との合流点に来ると、前方に小屋が見えました。


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行場山荘です。国土地理院地形図には、先ほどの八海山支店が飯森小屋、こちらの行場山荘が一の又小屋と記載されています。昔の名前で出ていますということなんでしょうか。


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小屋の手前、左手に有料公衆トイレあり。中は覗いていませんが、外から見た限りでは比較的新しくきれいそうです。ロープウェイの観光客がこのあたりまで散策に来るので、トイレもそれなりにきれいな状態だろうと思います。


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朝早いので小屋はまだ閉まっていました。小屋の脇を通って奥へと進みますが、小屋脇にベンチがあって休憩することができます。登山道は小屋の右側を通っていますが、写真は振り返って撮ったので小屋が右側になっています。


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小屋の奥、右手に「開山覚明行場跡覚明社」というお堂がありました。行場山荘の名前の由来のようです。


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行場山荘では休憩せずに先を急ぎます。


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山荘からひと登りしたところが七合目でした。


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七合目から上も、あいかわらず木階段が続きます。段差が小さく間隔が狭いので歩きやすく、登山口からずっとこの階段を整備したことを考えると、その労力にただ驚くばかりです。


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6:03 途中で展望が開けている場所があり、振り返ると輝く太陽の下に雲海が広がり、島のように浮かぶ山並みが絶景を作り出していました。


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この場所から八合目まで400mなので、もうそれほど遠くありません。傾斜も比較的緩いので、楽に行けそうです。


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6:18 八合目の女人堂に着きました。


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山小屋の前にはテーブルつきベンチも設置されていて、大休止をとることにしました。


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ベンチに座ると、正面に剣ヶ峰が見えました。


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手前の岩山の途中にあるのが石室山荘です。剣が峰は左奥に見えているピークですが、奥社のある山頂は見えていないようです。


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ここから先は念のためにヘルメットをかぶって行きます。小屋に宿泊予約をしたときにも、ヘルメットを持参するように言われました。ヘルメット装着は義務ではありませんが、指導事項とされているようです。実際、多くの登山者がヘルメットを装着していました。


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三の池から女人堂に直接下ることのできるコースは落石のため通行禁止になっていました。このコースが使えれば下山時にかなり楽なのですが、仕方がありません。


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この石碑のようなものは、○○霊神と文字が彫られていて、お墓なのかなんなのかわかりませんが、信仰心の篤さを感じさせられました。

つづく。

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| 2019年8月 御嶽山 | 23:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その1 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 


今年の夏季休暇は、予定としては11日からでしたが、9日、10日と仕事の依頼がなかったので実質的に9日から10連休となりました。あらかじめ予定がたっていたのなら8日の夜に出かければ山の日の三連休前の空いている時期に入山できたのですが、前日の仕事依頼も多々あるということで、結局9日は待機ということになってしまいました。


10日からの三連休に入山すると、まさに混雑する山に入ることになってしまうので、三連休が終わってから入山するという予定で計画を練っていました。


問題は、近づいてくるダブル台風です。9号は直接中部地方に影響を及ぼすことはなさそうですが、10号はかなりやばそうです。しかし、動きが遅く、影響が出てくるのは14日の夜からになりそうです。GPV天気予報の雨雲の動きを確認し、その他の天気予報なども見比べた結果、12日から14日にかけて御嶽山が天気がよさそうだということで、1泊2日で御嶽山に登ることにしました。三連休最終日の12日なら山小屋も空いていると思われます。


11日のお昼前に出かけようと思って、高速道路の混雑状況を確認してみると、名神や東名で渋滞が多発しているではありませんか。連休だし、お盆休みに入ったところだし、当然の結果ですが、さすがに出かける気がうせてしまいました。


その上、天気予報が少し変わって、12日の午後は中部地方は雨が降る可能性が高くなっていました。13日の午後も高い山では雨になりそうですが、13日の午前中は晴れるようだし、13日の夜から14日の午前中にかけても晴れるみたいなので、13日の入山に予定変更です。午前中に登頂し、お昼頃に小屋に入ってしまえば雨が降っても問題ありません。夜は晴れそうなので、星空の写真も撮れるでしょう。


ということで、渋滞がなくなる12日早朝に出発することにして、11日の夜は22時には就寝したのですが、なれないことはするものではありません。1時間ほど寝たものの23時過ぎには目が覚めてしまい、その後眠れなくなってしまいました。予定では3時起床で4時出発のつもりでしたが、眠れないままぐだぐたしていてもしょうがないので、さっさと出発することにしました。


2時に家を出て、まったく渋滞のない高速道路を順調に走り、途中眠くもならなかったので仮眠もとらず、8時前には中央道中津川ICに着いてしまいました。


中津川から国道19号線を木曽福島に向かい、途中コンビニで休憩しつつのんびり走って9時すぎには木曽福島に着きました。さすがに疲れもあり、眠くなって来たので、道の駅で2時間ほど仮眠を取りました。うまい具合に木陰になる場所に駐車できたので、エアコンをつけなくても比較的快適に眠ることができました。


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今回、夏の車中泊対策として、窓用換気扇を手作りしたのですが、これがけっこう役立ちました。これに関しては、後日記事にする予定です。


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また、以前作ったポータブルクーラーももってきていたのですが、こちらも快適な車中泊にそこそこ役立ってくれたようです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




お昼前に起きて、道の駅で売っていた手作り弁当で昼食をとり、木曽福島のイオンで少し買い物をし、途中で温泉に入りさっぱりしてから、登山口となる中の湯に向かいました。


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中の湯は標高1800mほどのところに位置しているので、気温30度の下界から比べると天国のような涼しさでした。舗装された広い駐車場にトイレもあるので、車中泊にも困りません。三連休最終日の夕方ということで、車の数も少なく空いていました。


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ちなみに、トイレは水洗ではありませんが、こんな感じできれいでした。ただし、手洗いは水が出ませんでした。個室のほうは洋式で、紙も備え付けられていました。明かりはセンサー式の自動点消灯になっていて、比較的新しいトイレのようです。


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車内の車中泊準備が終わってから、バス停前のベンチで夕食です。ちなみに中の湯までバスが来ていて、下りの最終が17時前に出て行ったので、その後であればお客さんはなくベンチも利用可能というわけです。賞味期限切れのフリーズドライカレーが2つあったので、カレーとアルファ米、わかめスープで簡単な夕食ですが、カレーを2つとも食べたので、ボリューム的にはわりとたっぷり目でした。


明日は3時起床、4時出発の予定で、19時過ぎには早々に就寝しました。ところが、20時頃に隣に入って来た車がエンジンをかけっぱなしのままだったので、エンジン冷却ファンの音がうるさくて目が覚めてしまいました。そもそも他にいくらでも空いているのに、なぜわざわざ隣に停めるかの理解できません。ストーカーかよ。


窓を全部閉めてしばらく我慢していましたが、いっこうにエンジンを切らないので怒鳴り込んでやろうかと思ったのですが、怒ると興奮して寝られなくなるし、変なトラブルになってもなあと逡巡していました。窓から覗いてみると、白髪交じりのオヤジが運転席でなにかやっているみたいです。また老害かよとうんざりです。無駄に長生きした害悪老人がなぜこうも多いのでしょうか。見ると車中泊仕様のような軽ワンボックスなので車中泊素人ではなさそうですが、静かな夜の登山口の駐車場でエンジンをかけっぱなしにすれば、他の車中泊者に迷惑だということに思い至らない愚者は、日帰りで登山を楽しんで欲しいものです。


下界と違って涼しいので、まさか朝までエアコンをつけっぱなしで寝るつもりはないだろうから、もう少しすれば切るだろうとつとめて平静を保つように別のことを考えたりしていると、ようやくエンジンを切りました。


その後、どれぐらい時間がたったのかわかりませんが、トイレに出てみるとエンジンをかけっぱなしだった隣の車の向こう隣に別の車が入っていて、やっぱりエンジンをかけっぱなしで駐車しています。自分の車では隣の車が防音壁になるのでほとんど気になりませんが、隣の車はさぞやうるさいことでしょう。因果応報です。ザマミロ!


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ミレー ドライナミックメッシュノースリーブクルー
 ベースレイヤ: マムート パフォーマンスドライジップ L/S
          マムート ジップロングスリーブオールイヤー
 ミドルレイヤ: マムート エクスカーションジップフリース
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: バーグハウス ラムチェハイパーダウンジャケット
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: ミレー ドライナミックメッシュボクサー
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: ファイントラック クロノパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 ソックス: ファイントラック メリノスピンソックスEXPレギュラー
 シューズ: スポルティバ トランゴアルプGTX

●ギア
 バックパック: マムート クレオンライト32L
 ストック: レキ マイクロバリオタイタニウム
 ヘルメット: グラビティリサーチ アルパインヘルメット


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今回は1泊2日の小屋泊なので、着替えは山シャツ1枚のみです。シャツは1日目がマムート パフォーマンスドライジップ L/S、2日目がマムート ジップロングスリーブオールイヤーです。写真は1日目。ミドルレイヤのマムート エクスカーションジップフリースは、星景写真撮影時の防寒用にと持っていったのですが、結局使いませんでした。ダウンジャケットだけでも問題なかったようです。

つづく。


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| 2019年8月 御嶽山 | 13:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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