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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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GW登山第1弾 わずか2時間でまさかの撤退: 塩見岳

2019年5月2日(木) 長野県大鹿村 塩見岳(標高3047.3m) テント泊単独行 


4月28日から5月6日までの9連休となった2019年のGWは、当初前半で槍ヶ岳を考えていました。GWは前半のほうが空いているので、後半はできれば避けたいというのがあり、できるだけ前半に山行を終えてしまいたいと思っていたわけです。


当初は、4月27日の午前で仕事を終えて、午後に出発。28日と29日はいい天気になるという予報だったので、2泊3日で新穂高温泉から槍平経由での登山を考えていました。


ところが、4月末の週末は寒波が来て天気が悪いということで、どうしたものかと考えているうちに天気予報もどんどん変わって、結局晴れそうなのは5月1日と2日で、その後は雨予報ということになってしまいました。それなら、上高地から入山して小屋泊の短期決戦でいくかという方向に計画を修正。30日は午前中は雨が残るものの午後からはあがりそうだったので、30日のお昼前に入山、軽装を生かして槍沢ロッジまで行って宿泊。2日は早朝から出て午前中に槍ヶ岳に登り、午後は大喰岳あたりまでトレッキングして槍ヶ岳山荘に宿泊。3日は一気に下山という段取りでした。


35リットルのバックパックにパッキングを終えて出発の準備も整った29日の夜、天気予報はまたも変わりました。30日は夕方まで雨が残り、全体に1日ずれたような状況になりそうです。2日の宿泊はおそらく大丈夫だとしても、3日は連休後半初日なのでかなり混雑しそうで、できれば3日以降の山小屋利用は避けたいところです。


ということで、他に天気のいいエリアはないかと探してみたら、南アルプスはかなりいい天気が続きそうです。それならということで、年末年始の山行で登頂を果たせなかった塩見岳にリベンジしてみるかと目的地を変更しました。35リットルのパッキングをといて、75リットルのバックパックでパッキングしなおしました。このとき、前かがみで作業していると腰が痛いなと感じていたのですが、まあ大きな問題はないだろうとあまり気にしませんでした。


GWとはいえ中日だし、上り方面になるのでそれほどひどい渋滞はないだろうと思って5月1日の11時に岡山を出発したのですが、京都の手前の大山崎あたりから滋賀の草津JCまで25kmの渋滞が発生。京滋バイパス経由なら8kmの渋滞という表示だったので、まよわず京滋バイパスに迂回。40分ぐらい余計な時間をとられたものの、その後は順調に走行。これなら夕方には松川に着きそうだと思っていたら、名古屋の一宮ジャンクション付近で事故が発生したらしく、岐阜羽島のあたりから動いたりとまったりの大渋滞が始まりました。


1時間近くも渋滞につかまって、ようやく事故現場を通過すると、なんと車4台ぐらいの多重衝突事故でした。ほんといい加減にしてほしいものです。


この時点でナビの到着予定時間が19時40分ぐらいになっていて、入浴時間が20時までの信州まつかわ温泉に間に合うかどうかあやしい感じでした。そのうえ、なんと恵那山トンネルの手前と出たところで2件の事故が発生しており、このうえ渋滞で時間がかかったらまつかわ温泉はまず無理です。しかし、事故現場まではまだ1時間ぐらいかかるので、その間に事故処理が終わる可能性もありとにかく行くしかありません。


幸い、どちらの事故も現場に着く前には処理が終わったらしく、渋滞につかまることもなく、信州まつかわ温泉清流苑には18時30分ごろに到着。ゆっくりと温泉に浸かることができました。


松川町内のセブンイレブンで夕食を食べてから、暗い夜道をひた走って鳥倉林道ゲートの駐車場で車中泊。着いたのは21時半ごろでしたが、車は2台停まっていただけでした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




5月2日の朝は、3時30分に起床。起床時の車内温度は8度ぐらいと比較的温かかったのですが、使用していたドイター アストロ -2では少し寒いと感じました。この寝袋を初めて使用した三嶺のお亀岩避難小屋では、室温が2度ぐらいで防寒着を着ないで寝ても寒くなかったのに、どういうことでしょうか。温かいと安心して、首割りに隙間ができていたのかもしれません。それとも極端に寒さに弱くなってしまったのか・・・


起床後、お湯を沸かして熱いカフェラテをいれ、買ってきたパンで簡単に朝食を済ませてから、準備を整えました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ミレー ドライナミックメッシュ3/4シャツ
 ベースレイヤ: バーグハウス メリノウール200クルーネック
 ミドルレイヤ: マムート デイトリッパーフリースジャケット
 ソフトシェル: マムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケット
 ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: モンベル トレールアクショングローブ
        モンベル OutDryオーバーグローブフィット
 キャップ/ハット: マムート ネックゲイター

●ボトムス
 ドライレイヤ: ミレー ドライナミックメッシュ3/4タイツ
 ベースレイヤ: バーグハウス メリノウール200タイツ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: マムート ゴアテックスグレイシャープロパンツ
 ソックス: ファイントラック メリノスピンソックスEXPレギュラー
 シューズ: スポルティバ トランゴアルプGTX

●ギア
 バックパック: ミレー マーカムスウィッチ75+15
 ストック: ブラックダイヤモンド トレイルコンパクト
 ヘルメット グラビティリサーチ アルパインヘルメット
 ワカン: なし
 アックス: カンプ カシン Xライトアッズ/ハンマー
 クランポン: ペツル サルケンLLU
 テント: アライテント Xライズ2
 寝袋: モンベル ダウンハガー800 #1
 マットレス: エバニュー FPmat125
 ハーネス: カンプ ブリッツ


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出発時の服装です。頭にかぶっているのはネックゲイターです。帽子ほど暑くなく、汗止めになり、薄手なのでこのままヘルメットもかぶれてビーニーより便利です。体に装着しているのは、いわゆる雪崩用ビーコンです。


今回、装備の軽量化のために、エバニュー FPmat125という薄手の軽いマットを購入して持ってきました。125cmのマットで、重さ200g。年末年始につかったRONDEのマットレスは約380gなので、180gの軽量化です。もちろん銀マットとの組み合わせで使いますが、正直雪上テント泊で暖かく眠れるのか不安は残ります。


荷物の重量は、水無しの状態で20.5kgでした。水を入れると、ほぼ22kgというところです。背負った感じは年末年始のときより少し軽いかなというところです。なので、特に問題はないと思っていました。


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5:42 予定より40分ほど遅れてしまいましたが、ようやく出発です。夜着いたときは、車は2台しか停まっていませんでしたが、いつの間にか7台ぐらいに増えていました。それでもキャパに対してはガラガラの状態です。


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20分ほど歩いたところで、谷の向こうに駐車場が見えました。20分でこんなに遠くまで来たのかという感じです。


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年末年始のときは積雪や凍結で歩きにくかった場所ですが、雪も氷もないので楽に歩けます。


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それにしても、よくこんなところに道路を通したなと驚くような急峻な崖地です。


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途中、小河内岳だけらしき山が見えていました。


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6:28 鳥倉登山口に着きました。ゲートからのコースタイムは約40分ですが、5分ほどの遅れですみました。


出発時に全身写真を撮り忘れていたので、ここで写真を撮ったりして15分ほどの長い休憩になってしまいました。


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6:44 ここから始まる長い登りを思うと憂鬱になりますが、あせらず一歩づつ進んでいくことにします。


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7:03 1/10の道標を通過します。


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気温は6度です。じっとしていると肌寒さを感じますが、メリノウール200のシャツと薄手フリースの組み合わせでも、登り始めれば汗が流れ始めました。


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7:15 尾根上に出ました。ひとまずここで小休止です。汗をかいて暑くなったので、フリースを脱いでクールダウンです。


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7:22 体が冷え切る前に出発します。


ところが、歩き始めて5分も経たないうちに、腰に痛みを感じ始めました。いままでにも多少の痛みを感じたことはありましたが、今回は少し様子が違います。無視するには痛みがきついのです。とくに、段差を乗り越えるときに前傾姿勢が強くなると、痛みも大きくなります。この先ずっと登りが続くので痛みは増すばかりかもしれません。


立ち止まって腰を伸ばし、すこし休憩していると傷みは感じなくなるので、まあ大丈夫だろうと歩き始めると、やっぱり痛みがぶり返します。


止まっては歩き、痛くなってまた止まるということを繰り返しながらしばらく進みました。しかし、継続して歩き続けることができなければ、三伏峠にいったい何時につくことになるのかわかりません。無事に着ければまだしも、途中で悪化したり、最悪ぎっくり腰にでもなったら救助要請することになるかもしれません。


勾配の急なところはひとまず終わり、この先の豊口山間のコルまでは比較的緩やかなトラバース道になるところまで来ましたが、歩いている間は腰の痛みはなくなりません。


そろそろ決断しなければいけないと思いました。このままだらだらと進んでいても、時間がかかるばかりだし、腰が悪化したら下山すらできなくなります。


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7:41 出発してまだ2時間しか経っていませんが、ここをこの山行の最高到達点にすることにしました。


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目の前にはまだ道が続いていますが、ここで引き返します。


下山のときは、体を前傾にしないおかげでほとんど痛みは感じませんでした。これなら行けるんじゃないかと勘違いしそうで、やっぱりもう一度登ろうかと欲が出てきますが、どうせ登り始めたらすぐに痛くなるのは目に見えているので、ここは断固下山することにしました。


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9:03 鳥倉林道ゲートまで戻ってきました。3時間半ほどのハイキングで終わってしまった山行でした。


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鳥倉林道を下る途中で、南アルプスの名峰群が見えました。おそらく右が赤石岳、左が荒川岳だと思います。

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| 2019年5月 塩見岳 | 14:12 | comments:4 | trackbacks(-) | TOP↑

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