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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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春の陽気で快適登山: 烏ヶ山その2  

2019年2月24日(日) 鳥取県江府町 烏ヶ山(標高1448m) 日帰り単独行 


想定外の体調不良ですっかり更新が滞ってしまいました。風邪らしい寒気などの症状はどうやらなくなったようで、下痢と嘔吐感もなくなりました。ただし、腰痛はまだ100%完治とはいえず、前かがみになったりすると若干ですが鈍い痛みを感じたりします。でも、行動に影響するほどのものでもないので、もう数日おとなしくしていれば完治しそうな雰囲気です。


というわけで、ほったらかしになっていた烏ヶ山レポの続きです。


11:24 混雑するのを嫌って、南峰から北峰へと出発しました。後ろから三人組が来てすぐに出発したので、写真を撮ることをすっかり忘れていました。


南峰から北峰へは一度下って登り返します。それほど大きな標高差はありませんが、けっこう急斜面だし、鞍部も狭く切り立った場所なので、途中でほっと一息つけるような場所がありません。足を滑らせないように気をつけながら鞍部まで下り、短いながらナイフリッジ状の鞍部を越えて、北峰への登り返しに取り付きます。


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鞍部から登り返す場所は、ちょうど立木がトンネルのようになった場所を潜り抜けるようにしながら雪の急斜面の登ります。


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木のトンネルを抜けると、山頂まで一気の急斜面が続きます。この先は幸いにも木の枝に邪魔されるような場所はなく、かなりきつい斜度ですが比較的登りやすい斜面でした。


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急斜面を登りつめてすっと斜度がゆるくなった先に山頂が見えました。


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11:33 烏ヶ山北峰山頂に着きました。山頂の大岩は雪に埋もれていませんが、足元にある道標などは雪の下でした。写真手前に見える2つの穴の中に道標が見えていました。積雪深は1.3mぐらいというところでしょうか。


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混雑する前にさっさと自撮りしておきます。


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北方面にある矢筈ヶ山や甲ヶ山の山塊もまだ真っ白です。こうしてみると、雪はそれなりにあるみたいですが、いつまでもつかはビミョーなところです。


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登ってきた東方面は、南峰の先に皆ヶ山や蒜山の山々が連なります。


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南側を見ると、意外と低い場所まで雪が残っているのがわかります。


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西に見える大山もまだ多くの雪に覆われていて、3月下旬までは残雪期の山を楽しめるかもしれません。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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11:42 つかの間の静かな山頂を楽しんでいるうちに、後続の3人組と別の2人組も登ってきたので、雪が緩んでくる前にさっさと下ることにしました。


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北峰の急斜面は慎重にバックステップで下り、鞍部から南峰へと向かいます。


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南峰のナイフリッジを歩いていくと、結構な高度感に緊張しますが、空に向かって歩いているような不思議な感覚も味わうことができます。昔は高所恐怖症気味だったので、こういうところを歩くのはかなりビビッていましたが、いつの間にか慣れてしまったようです。


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南峰下の分岐点まで降りてきました。正面登山道は結構厄介な箇所があったし斜度も急なので、下りは新小屋峠ルートで下ることにし、左下の尾根に向けて下ります。


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出だしはかなりの急斜面なので、バックステップで下りました。


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尾根まで降りてくれば、あとは楽に進むことができました。


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見上げれば断崖絶壁の北峰に、天狗の鼻のような岩が突き出しているのがよく見えました。


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12:25 標高1300mの小ピークまで下りてきたところで、ランチ休憩をとることにしました。ほぼ平坦で広々としている上に、ちょっとした段差があって、段差の低いところに座ると西風がさえぎられて暖かいので、休憩するにはもってこいも場所でした。


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背後には烏ヶ山北側の断崖が大きな翼を広げたカラスのように見えていました。


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大山を背景に、段差のところに荷物を降ろしてランチタイムです。


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本日のランチは、あっさりおいしいカップヌードルカレーと、デザート代わりの1本満足バーのレモンタルト味です。


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鏡ヶ成とその向こうに広がる山並みを眺めながら、贅沢でゆったりとした静かなランチタイムを楽しみました。


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12:55 ランチを終えて下山再開です。新小屋峠コースは左手北方向に下るのですが、けっこう遠回りになるので、ここから東の尾根を下って、途中で正面登山道に合流するルートをとることにしました。もちろん積雪期しか歩けないルートです。


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幸いトレースが残っていたので、ひとまずトレースをたどります。写真右端中ほどに見えている尾根が正面登山道で、考えている下山ルートはそのすぐ左手に見えるちょっとこんもりとした尾根を下るルートです。


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途中、赤テープがあったので、冬場にはそこそこ使われているルートのようです。


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かなりの樹齢と思われるブナの大木がありました。


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無雪期には足を踏み入れることのない場所なので、ほぼ原生林といってもいい状態なのでしょう。ブナの大木がそこかしこにありました。


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目標だった尾根にのったのですが、途中からトレースが尾根の左へと向きを変えていたので、トレースを追うのをやめて自分の考えるルートで歩き始めました。右手にある正面登山道の尾根と並行して走る尾根をまっすぐ下り、ふもとの森の中で正面登山道に合流する予定です。


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谷を挟んで右に正面登山道の尾根を見ながら下っていきます。右手の谷の中にはスノーシューの足跡がたくさんあって、このときも3人が歩いていました。どうやら鏡ヶ成のスノーシュートレッキングコースになっているみたいです。


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尾根を下っていくと、たくさんのスノーシューのトレースがありました。しばらくはこのままトレースをたどりましたが、途中からトレースが左手方向に向きを変えていたので、そこからはまた自分でルートファインディングしながら進みました。


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13:34 森の中で朝自分がつけたワカンのトレースを見つけました。あとは、このトレースをたどっていくだけです。雪が緩んでほぼ足首ぐらいまでは沈むようになっていて、ときどきもっと深く踏み抜くこともありましたが、もうあまり距離もないので、クランポンのまま進みました。


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谷を渡ります。これを越えれば鏡ヶ成までわずかです。


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13:49 スタート直後に少し回り道してしまった場所はショートカットして、交差点まで戻ってきました。



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13:53 下山完了です。駐車場はだいぶん車が減っていました。


装備をはずし、着替えた後は休暇村で奥大山の水で沸かした軟水の滑らかなお風呂に入ってから、のんびりと家路につきました。

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| 2019年2月 烏ヶ山 | 00:20 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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春の陽気で快適登山: 烏ヶ山その1 

2019年2月24日(日) 鳥取県江府町 烏ヶ山(標高1448m) 日帰り単独行 


1週間前の三嶺ではまだまだ厳冬期の厳しさがありましたが、わずか1週間で季節は一気に様変わりしました。腐れ雪になる前に残り少ない雪山を楽しもうと、伯耆大山の隣にある烏ヶ山を訪れました。


最初は伯耆大山のほうに行こうかと思ったのですが、先週の三嶺で痛めた右足の調子が悪化すると困るし、標高の低い山から雪がなくなるので、行動時間が短くて脚への負担が少なく標高が低い烏ヶ山に登ることにしたわけです。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤー: ノースフェイス L/S ハイブリッドパラマウントメッシュクルー
 ベースレイヤ: マムート アタカソジッププルAF
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケット
 ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット
 インサレーション: バーグハウス ラムチェハイパーダウンジャケット
 グローブ: マムート メリットパルスグローブ
       モンベル OutDryオーバーグローブフィット
 キャップ/ハット: マムート ストーニービーニー

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: ノースフェイス ウォームトラウザーズ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: マムート ゴアテックスグレイシャープロパンツ
 ソックス: BVD 5本指化繊ソックス
       ノンブランド ウールソックス
 シューズ: シリオ 712GTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンプロ35+
 ストック: ブラックダイヤモンド トレイルコンパクト
 ヘルメット なし
 ワカン: エキスパート・オブ・ジャパン スノーシューズL


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先週と打って変わって暖かい残雪期の春山状態になるとのことで、2点新製品を投入しました。


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1つ目は、薄手のソフトシェル マムート アルティメイト V ライト SO フーデッドジャケットです。アルティメイトフーディーがけっこう厚手で保温力があるので春山ではもう暑くて着ていられないだろうということで、薄手のウィンドストッパー素材のシェルで安価でいいのはないかと探していたら、昨年末のセールでこれを見つけたというわけです。薄手だけど脇下のベンチレーションもあるし、登りでは大汗をかきがちな春山でも着たまま行動することができ、いい買い物ができたと満足してます。


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2つ目が、バーグハウス ラムチェハイパーダウンジャケットです。かなり薄手のダウンジャケットですが、850フィルパワーのグースダウンに耐久撥水加工が施されたハイドロダウンが50g充填され、総重量はわずか179gという軽さです。年末の塩見岳で、ラムチェダウンがコンパクトにならず行動時用の保温着を持っていけなかったことで、軽量でコンパクトになる保温着が必要だなと思い購入しました。日帰り登山ではいままではノースフェイスのレッドポイントライトジャケットを使っていましたが、重量が約300gほどあるので、ラムチェダウンと一緒に持っていくには重過ぎるというわけです。夏の高山でも使えるでしょうから、年間通して使えそうです。


新しい山用品は原則マムートを買うことにしていますが、ダウンに関してはマムートに要求を満たすものがなかったこともあり、ちょうど半額セールになっていたこのダウンを購入しました。正月に使用したラムチェダウンがすこぶる優秀だったこともあり、同じラムチェシリーズなら間違いないだろうということもありましたが、今回は使う機会がありませんでした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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8:49 休暇村鏡ヶ成の駐車場を出発します。まだスキー場も営業していたので、車は半分ほど埋まっていて、登山客もちらほら見かけました。


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キャンプ場前の交差点から森の中へ入ります。ちゃんとした登山口ではなく道標もなにもありませんが、積雪期は事実上ここが登山口のようなものです。ただし、ここから入るとテープもほとんどなく道標もないので、自分でルートファインディングしながら通行止めになっている正面登山道を行くことになるので、道迷いのリスクがあります。また、南峰山頂直下で崩落箇所を通過することになります。けっこうリスクのあるナイフリッジを通過するので、安全に登りたい方は新小屋峠ルートを利用することをお勧めします。


思ったよりも雪がやわらかく、道路から入ったところですぐにワカンを装着して森の中へ入りました。


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比較的新しそうなシールをつけたスキーのトレースがあったので、とりあえずそのトレースをたどっていくと、どうも進む方向が違う感じがしたので、すぐにトレースを外れて右手方向に進みました。正しくは森に入ってすぐ右折するのが最短ルートなのですが、とりあえずまっすぐ進んで谷が見えたら谷に沿って右へ登っていくというのがわかりやすいかもしれません。


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しばらく進むと明確なトレースがあったので、谷に沿って上流に向けてトレースをたどります。


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冬枯れの森の向こうに烏ヶ山が見えます。


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9:19 谷を渡ります。そこそこ深い谷で斜面もそれなりに急ですが、雪が深いしステップもできているので問題なく通過できました。


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ちょうど谷が二股になっているところを渡り、左の小さい谷の中を登っていきます。トレースは途中から急斜面を右岸のほうに登っていましたが、もう少し上流に行けば谷が浅くなり楽に登れるので、トレースは無視してさらに上流に向かいます。


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谷が浅くなったところで右岸に上がりました。何の道標もなく、トレースもない雪の森の中を谷に沿って進んでいくと、赤テープがありました。しかし、この後は赤テープがなく、テープナビは期待できません。基本的に谷に沿って進めばいいので、テープナビは探さずに歩きやすいところを進めばOKです。


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やがて、先に右岸に上ったトレースに合流しました。足跡の向きを見ると下りのトレースのようなので、道がわからずに適当に歩いているトレースではなさそうです。なので、このままトレースをたどることにしました。


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展望のない針葉樹の森の中を登って行きます。ゆるい勾配の森なので、汗ばむようなこともなく楽に歩けます。


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9:48 ようやく針葉樹林が終わり、明るい広葉樹の森になりました。


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風がわずかにありますが寒いということもなく、陽射しも燦燦と降り注ぐ割に暑いということもなく、ちょうどいい快適な状況です。すっきりと晴れ渡った青空もきれいで、今日は最高のコンディションといってもいいぐらいです。


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標高1100mを越えてくると、次第に尾根の傾斜がきつくなってきました。ワカンで登るのが次第にきつくなってきたので、そろそろクランポンに交換する必要がありそうです。


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9:59 木の根元に少し平坦な場所があったので、ここで小休止をとり、ついでにワカンからクランポンに交換することにしました。ここまでに会ったのはスキーを履いたソロの男性一人だけです。すぐに滑り降りて行ったので、ほぼ誰にも会っていないという状況です。大山ではなく烏ヶ山にして正解でした。


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クランポンを装着し、ストックからアックスに持ち替えて出発です。標高が高くなって雪がしまってきたので、もうワカンでなくても踏み抜くようなこともありません。


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出発してすぐに尾根が狭くなってきました。地形図だと狭い尾根ということがわかるような等高線の突出は描かれていませんが、実際は結構狭くて切り立ったような尾根です。やはり、所詮地図は地図です。


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標高1160mあたりではブナ林も疎らになってきました。


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徐々に勾配がきつくなってきて、そろそろまっすぐ登るのがつらくなってきたので、横歩きでジグザグに登ります。


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30度ぐらいの斜面でしょうか。


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烏ヶ山南峰から続く主尾根との合流点が見えてきました。雪庇ができているようですが、合流点にはないみたいなので、問題なく主尾根に出ることができそうです。それにしても傾斜がきつい! 標高1200mあたりが一番きついようで、等高線の間隔も一番狭くなっています。


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10:50 主尾根に出ました。ほぼ標高1300mになります。この先は少し緩やかで広い尾根道になるので、休憩がてらゆっくり歩いていくことにします。


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南峰に近づいていくと、狭い尾根に枝を広げた木が通せんぼするように生えていたりして、時々厄介な箇所がありました。


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緩やかな尾根が終わり、藪の中を縫うような急斜面が現れました。正面登山道で一番厄介な場所といってもいいかもしれません。張り出した枝をよけつつ、同時に枝をロープ代わりに使いつつ、あわせてアックスも使ってこの雪壁を突破しないと頂上には立てません。


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5分ほどかかって雪壁を登りきりました。ここからまた傾斜はゆるくなりますが、この後はいよいよ崩落箇所の通過です。


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崩落箇所の手前からナイフリッジの尾根になります。左側は絶壁なので、右側を通過しますが、右も結構な急斜面なので、あまり気を抜けない箇所であることに変わりありません。


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ナイフリッジを進んでいくと、えらく厄介な場所がありました。1mぐらいの段差ができていて、しかも太い木の枝がちょうど低くなって乗り越えやすい部分を邪魔するように生えています。以前通ったときにこんな場所があった記憶がありません。崩落で地形が変わった影響でしょうか。とりあえず左側からは乗り越えられないし、下手をすると絶壁のほうへ落ちてしまうので、右から行くしかありません。木の枝を力づくで押し広げて体を入れて、ついでに太い枝を足がかりにして上の雪によじ登りました。


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そして、いよいよ崩落箇所の通過です。ここも狭いナイフリッジで、木の枝に邪魔される場所もありますが、滑落にさえ気をつければ通過はそれほど困難ではないのが助かりました。


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最後は4mぐらいの雪壁をよじ登ります。


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最後の雪壁をクリアして南峰直下の尾根に出ました。ちょうど新小屋峠からも3人組が登ってきたところでした。


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3人組が小休止していたので、その間に先に進みます。ちょっとした急斜面を登ると南峰です。


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南峰山頂までふたたびナイフリッジを歩きます。ここは完全な稜線になるので、それなりに高度感があり慎重に進みました。


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11:22 南峰山頂です。北峰の背後に大山南壁が大きく見えています。快晴の下、まだ真っ白な姿は残雪期の雰囲気はあまりありません。来週までならぎりぎり冬山っぽい雰囲気を楽しめるかもしれません。少しゆっくりと風景を楽しみたかったのですが、すぐに先ほどの3人組がやってきたので、さっさと北峰に行くことにしました。

つづく。

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| 2019年2月 烏ヶ山 | 22:01 | comments:1 | trackbacks(-) | TOP↑

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