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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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厳冬期の三嶺に初アタック: 三嶺その3 

2019年2月17日(日) 徳島県三好市 三嶺(標高1894m) 日帰り単独行 


13:26 山頂滞在時間はわずか5分ですが、時間が厳しいのでさっさと下山することにしました。


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山頂付近の低木は真っ白でもこもこの猫の尻尾のような状態になっていました。厳冬期だけに見られる風景なので、これで見納めになりそうです。


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夏道を下ったほうが最短なのでしょうが、けっこうアップダウンがあるので来た道をもどります。


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なだらかな雪原を下って避難小屋前まで来て山頂を振り返ると、山頂がガスに巻かれ始めていて、いいタイミングで登頂できてラッキーでした。


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13:37 避難小屋はまったく雪に埋もれていない状態でした。


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誰もいない避難小屋に入って、すぐにカップラーメンにお湯を注いでランチタイムです。今回は、棒ラーメンでおなじみのマルタイが出している高菜ラーメン。結構美味でした。


ランチ後に山専ボトルに残ったお湯を、行動時に使っているサーモスマグボトルに移して一口飲もうとしたら、傾けすぎて一気に口の中に暑いお湯が入ってしまい、あまりの熱さで噴出してしまいました。当然ながら、口の中はやけどでひりひりします。お湯を入れてからすでに8時間以上が経過しているというのに、恐るべし山専ボトル!



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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14:03 急いで準備を整えて小屋の外に出てみると、すっかりガスに巻かれて山頂は見えなくなっていました。


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このままガスが濃くなってしまうと、下山に時間がかかりかねないので、急いで出発しました。


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台地の縁から菅生方面へ下ります。


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幸い鹿よけゲートのあたりまで下ると、ガスが取れて視界が広がってきました。


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14:21 1791ピークまでもどってきました。


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三嶺山頂はやっぱりガスに巻かれたままでした。次回はもう少し雪が深い状態で訪れてみたいものです。


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1791ピークからはひたすら下りです。雪があまり深くないので、踵からがんがん下るということができず、思いのほかペースは上がりません。


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巨岩の脇を抜けると急斜面の下りになります。


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雪の下に石があるので気をつけながらゆっくり下りました。


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急斜面を無事に下り、尾根道に入ります。ここでも雪の下の石に気をつける必要があり、また積雪量も少なくなりほとんどクッション効果がなくなってきたので、かえってクランポンが歩きにくく感じます。早くはずしたいところですが、まだ尾根道からの下りでそこそこ急斜面があるので、造林小屋跡まではクランポンで行くことにしました。


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植林帯に入ってくると、雪の下が土の道になってクランポンでも歩きやすくなって助かりました。


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15:26 造林小屋跡まで戻ってきました。バックパックを下ろして小休止をとり、クランポンを取り外しました。



少し膝が痛み始めていたので、20分近くの長い休憩をとってから出発しました。しかし、途中からやっぱり膝痛が出始めたので、悪化しないように歩幅を小さくしてゆっくり歩きました。


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16:42 造林小屋跡から約1時間かかってようやく民家のあるところまで下りてきました。膝痛が悪化し始めていたので、あとはほぼ平地のような道だけなのでほっとしました。


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16:51 駐車場に着きました。日没時間近くになってしまいましたが、とりえあえず明るいうちにおりてくることができました。温泉が休業中なので、そそくさと着替えて帰路に着きました。

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| 2019年2月 三嶺 | 11:47 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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厳冬期の三嶺に初アタック: 三嶺その2 

2019年2月17日(日) 徳島県三好市 三嶺(標高1894m) 日帰り単独行 


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大木の下でクランポンを装着し、少し座って休憩をとってから、急斜面を登り始めました。先行者のトレースは、最初は夏道に沿っていたのですが、すぐに倒木が夏道をふさいでいて、それを迂回するためにコースを外れたようです。


倒木を高巻いて夏道に戻ったものの、夏道が急斜面を斜めにトラバースしていくところだと思われるあたりから、トレースはそのまま急斜面をまっすぐ登っています。夏道はすっかり雪に埋もれていて、どこが夏道かわからない状態なので、やはり急斜面を直登していったようです。もちろん、自分も素直にトレースに従って直登しました。


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直登とはいってもまっすぐ登れるほど雪が深いわけではなく、埋もれている石がけっこうクランポンに当たるので、クランポンを引っ掛けて転ばないように気をつけながらジグザグに登ります。


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5分ほど登ったあたりで、なんとなく見覚えのある風景になりました。写真ではわかりにくいのですが、木々の奥に巨岩があり、急斜面の一番上にある巨岩だと思われます。


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近づいてみると、やはり夏道が下を通っている巨岩でした。ここを過ぎれば比較的緩やかな斜面です。


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もう正午を回っていますが、木々の霧氷は融け落ちずにしっかりと枝についています。


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広くて平坦な雪原の中のトレースをたどって行きます。


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陽射しと青空が出てきました。


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少し山頂部に雲がかかっているものの、剣山と次郎笈も見えてます。写真を撮っていると、ソロの男性が下ってきました。おそらく駐車場に停まっていたジムニーで来た方でしょう。とすると、このコースを登っているのは、もはや自分だけということになります。トラブルを起こさないように、慎重に行くことにしました。


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平坦な雪原を過ぎると、1791ピークへの上りが始まります。距離は短いのですが、そこそこ急斜面になっていて、クランポンを着けていなかったらかなり苦戦したことでしょう。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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12:46 1791ピークに到着。三嶺はガスの中だとばかり思っていたら、しっかり姿を見せていました。12時頃に到着する予定だったのですが、結構遅れてしまいました。山頂がガスの中だったらここでランチにして引き返そうと思っていたのですが、晴れているのなら行かない理由はありません。ただし、下山に3時間ほどかかるはずなので、遅くとも14時には下山を開始しないと日が暮れてしまいます。ここから山頂までは30分ほどかかるので、登頂は13時15分ぐらいになりそうです。すぐに下山して避難小屋でランチに20分かけたとしたら、下山開始は14時前ということになりそうなので、なんとかなりそうです。


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1791ピークからの下りは南斜面なので、いままでの北斜面に比べると雪の量がぐんと少なくなりました。クランポンを引っ掛けないように注意しながら下ります。


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鞍部までおりて、これから登り返しです。この登り返しもけっこうな急斜面なので、要注意です。


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標高が上がり、霧氷に着雪したような木が多くなってきました。厳冬期らしい風景です。前日は結構吹雪いたみたいです。


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急斜面を詰めあがって尾根に出ました。ここから先は緩やかな尾根道です。


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少しですが雪庇も発達しています。


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鹿よけゲートの横のネットが雪に埋もれていたので、ゲートを開け閉めしないで通過できました。


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頂上台地の縁に出ました。なんとか山頂はガスに巻かれずに見えています。空腹感が強まってきたので先に避難小屋でランチをしようかと思いましたが、いつガスに巻かれるかわからないので、やはり登頂を優先することにしました。


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雪原と化した広い笹原を登っていきます。雪質は比較的しまっていて、クランポンでも踏み抜かずに歩くことができる場所が多かったのですが、やはり笹原の上ということでちょくちょく踏み抜いてしまうので、すこし歩きにくい感じでした。


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雪原から山頂へ続く尾根上に出たところで、山頂にガスがかかり始めました。西から結構冷たい風も吹き始め、サラサラのパウダースノーのためクランポンを装着していても滑ったりすることがあり、なんだか登頂を邪魔されているような雰囲気になってきました。トレースは複数人のものがあり、菅生以外の登山口からも登頂した人がいるようです。


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13:21 厳冬期の三嶺に初登頂です。誰もいない静かな山頂でした。山頂は予想外に風がほとんどなくて、薄日も差して山頂直下よりもずっと暖かく感じました。なんならここでランチにしてもいいかと思うほどです。


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とりあえず、記念撮影。


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西熊山方面は、けっこうガスが多くなっていました。


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東の剣山への銃走路は、きれいに見えていました。冬季の縦走もしてみたいところですが、剣山からもどってくるのにバスが使えないので、歩きでもどってこなければならず、それが問題です。今日のように麓に雪がなければ見ノ越に自転車を置いておくという手も使えそうですが、暖冬の年でないと難しそうなので、タイミングしだいになりそうです。


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剣山と次郎笈もガスが取れてはっきり見えていました。

つづく。

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| 2019年2月 三嶺 | 13:46 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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厳冬期の三嶺に初アタック: 三嶺その1 

2019年2月17日(日) 徳島県三好市 三嶺(標高1894m) 日帰り単独行 


日帰り圏内にあるのにいまだに積雪期に登っていなかった三嶺に、ようやくアタックする機会がめぐってきました。しかも、一番厳しい厳冬期です。


2017年12月3日に一度訪れているのですが、このときはまったく雪がなく、時期的には厳冬期になるとはいえ積雪期の山ではなかったので、今回がはじめての積雪期登山ということになります。


今年は暖冬ということで、積雪に関してはあまり期待できない可能性がありましたが、幸い週末に寒気が来ていて、降雪があるのがわかっていました。しかも、来週から春の陽気になるとの予報が出ていたので、この週末が厳冬期らしい冬山を味わえる最後のチャンスになるかもしれません。


午前4時に起きて5時過ぎに出発。冬季休業中の菅生(すげおい)にある「いやしの温泉郷」駐車場には、8時30分ごろ到着しました。もう少し早く着きたかったのですが、3時起きとなると寝不足になるし、GPV予報によれば朝のうちは雪雲が山頂付近にかかるようだったので、山頂にお昼ごろ着くぐらいの計画としました。



装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤー: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインLWラウンドネックシャツ
 ミドルレイヤ: マムート コンフォートジップ L/S
 ソフトシェル: マムート アルティメイトフーディー
 ハードシェル: マムート スリルトリップジャケット
 インサレーション: ノースフェイス レッドポイントライトジャケット
 グローブ: ノースフェイス マウンテンフリースグローブ
       ノースフェイス マウンテンロングシェルグローブ
 キャップ/ハット: マムート ストーニービーニー

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインEXP.タイツ
 ミドルレイヤ: なし
 ハードシェル: マムート ゴアテックスグレイシャープロパンツ
 ソックス: バーグハウス メリノウール トレッキング ソックス
 シューズ: シリオ 712GTX

●ギア
 バックパック: マムート トリオンプロ35+7L
 ストック: ブラックダイヤモンド トレイルコンパクト
 ヘルメット なし
 ワカン: なし


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新装備は、バックパックのマムート トリオンプロ35+です。いままで使っていたクレオンライト32Lが冬装備で使うには若干容量不足になることがあるのと、背面がメッシュになっていたり、メッシュのポケットが前面や左右についていて、雪の中で使うと雪が入り込んでしまうことがあり、車に戻ってから雪を取り除くのが面倒だったりするので、冬用のバックパックとして購入したものです。


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もともと冬用として作られたものではありませんが、クライミング用に作られたモデルということで、簡単に物が脱落してしまうようなメッシュポケットはついていなくて、背面も雪が入り込まないパッドになっています。容量も35+7リットルあるので、かさばる冬山装備も日帰りレベルであれば十分対応できます。ということで、新雪の上において雪まみれになっても、パンパンとはたくだけでOK。積雪期に使い勝手のいいバックパックです。


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服装については、山頂付近はマイナス7度という予報が出ていたものの、登山口あたりではプラスの温度になっていて、かなり寒暖差が大きいということで悩みました。で、途中まではかなり汗をかく可能性があることを考慮して、ミドルレイヤーに保温力よりも吸汗速乾性能を重視したシャツを選びました。風が当たると少し肌寒さを感じたりしましたが、ソフトシェルジャケットを脱ぐことなしにフロントジッパーやベンチレーションなどの開閉で暑さ寒さの調整ができたので、とりあえず狙いはあたったみたいです。


ただし、ソックスはちょっと失敗でした。バーグハウス メリノウール トレッキング ソックス はそこそこ厚手のソックスですが、指先が冷たく感じることが何度かあり、厳冬期用極厚ソックスかインナー+厚手の2枚履きにしておくべきでした。2000mに満たない山とはいえ、冬山はやはり冬山でした。


ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




駐車場に着いたときは、霧雨のような細かい雪粒が舞っていて、山頂付近はガスがかかっているようでした。駐車場の北側に見える標高1400mクラスの山の山頂付近は白くなっていますが、霧氷で白くなったという感じです。駐車場から見渡す限り雪はなく、まるで春先のような状況です。これでは山頂付近もたいした積雪量はなさそうです。


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8:57 出発準備に少し手間取ってしまいましたが、なんとか9時前には出発することができました。本当は8時30分には出発したかったのですが、到着したのがその時間だったので、30分の遅れはいたし方ありません。雪が少なそうということで、ワカンはおいていくことにしました。


駐車場にはジムニーが1台停まっているだけでした。とりあえず、先行者は最低一人はいることになります。雪も少ないし、何度か歩いた道なので道迷いの心配はないと思いますが、トレースがあれば安心です。ひとつだけ気になっていたのが、標高1600m付近の急斜面をトラバースする区間です。雪があれば当然尾根通しで直登したほうが安全なのでしょうが、その場合はまったく登ったことのない尾根を行くわけで、若干不安が残ります。まあ、先行者がどういう判断をしているかを確認してルートを決めることにします。闇雲にトレースをたどっても仕方がないので、危険だと判断したら自分なりのルートで行けばいいだけのことです。



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林道から植林帯に入っていきます。標高830mあたりですが、雪はありません。


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森の中に入っても春先のような状況です。歩きやすいので楽は楽ですが、厳冬期の山に来たという雰囲気はまったく感じられません。


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9:31 標高1000mあたりでモノレールの下をくぐります。このあたりではわずかに雪が地面を白くしているという状況です。


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植林帯の中を登っていくと、徐々に雪が増えてきました。


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植林帯を抜けて自然林の斜面にでると、一気に雪景色になりました。杉や檜の植林帯と違って、葉が落ちてしまった自然林は林床まで雪が落ちてくるので、いきなり雪景色になったのでしょう。といっても、積雪量はほんの1~2センチといったところです。


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道標が新しくなっています。中国語とハングルも書かれています。中国語圏や韓国からどの程度登山者が来るのか知りませんが、菅生から登山する人が増えたのかもしれません。



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10:13 標高1230mあたりで明るい自然林が終わり、薄暗い植林帯に再び入っていきます。しかし、この先は等高線に沿ったルートになるので、ほぼ平坦な楽な道です。もっとも、そのぶん標高を稼げないので、時間だけかかって山頂に近づかない無駄足の区間と言えなくもありません。


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10:32 造林小屋跡に着きました。薄暗い植林帯の中で、ここだけなぜか陽が差し込むので、いつもここで小休止を取ります。


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気温はマイナス4度でした。登山口から500mほど登った場所ですから、逆算すると登山口は0度ぐらいということになります。来る途中の京上トンネル内に設置されていた温度計の表示は2度だったと思うので、登山口で1度ぐらいでしょうから、おおむね順当な気温のようです。


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10:43 荷物は降ろしたものの、立ったままアミノ酸顆粒を白湯で流し込み、汗を拭き、少し休憩してから出発しました。雪は多少増えてきたものの、まだ踏み込めば地面が見える程度だったので、クランポンは装着しないでそのままです。


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長く単調な杉の植林帯の中を登りつめて、そろそろ自然林が見えてきた頃、新しい道標がありました。標高1425m地点で、登山口まで3000m、山頂まで2050mとのことなので、すでに6割の行程をこなしているわけです。以前はこのような詳しい情報がなかったので時間で判断するしかありませんでしたが、こういう情報を道標に記載してくれると助かります。



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ずっと斜面を登ってきていたトレースが、斜面をトラバースするようになり、杉林から自然林へ入っていきます。


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尾根の斜面をジグザグに登っていくのですが、このあたりから急に雪が深くなってきました。気温が低いためか、サラサラの乾いた雪質なので、つぼ足ではけっこう滑って登りにくくなってきました。尾根上に出たらクランポンを装着する場所を探したほうがよさそうです。


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11:24 尾根に出ました。風が強くなって寒いだろうと予想していたのですが、見事に外れました。風はほとんどなく、ぜんぜん寒くありません。また、傾斜が緩んでくれたおかげで、足も滑らなくなってまだしばらくはつぼ足のままで行けそうです。


5分ほど登ったあたりで、おなかが鳴り始めました。そろそろ行動食を補給しておいたほうがよさそうです。ちょうど日差しのあたる場所があったので、荷物を降ろして小休止することにしました。


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すきっ腹を1本満足バーで満たします。


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ひとまずシャリばて防止の行動食摂取ができたので、再び歩き出しました。尾根上の道はまだあまり雪が深くなく、下の石をたまに踏んで足首をぐねらせかけたりしますが、風もなく寒くないので比較的快適な区間でした。


しかし、登っていくにつれて徐々に傾斜が強まってきて、やっぱり滑りやすくなってきました。その上、風も出てきて寒さも増します。この尾根を登りきるとこのコースの難所になる急斜面の区間になるので、そろそろクランポンを装着しておく必要がありますが、風が当たる場所で装着すると体が冷えてしまいます。


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2017年12月に登ったときに、尾根道を登りきって急斜面に取り付いてすぐのところにある大木の根元が風除けになって快適な休憩場所だったことを思い出して、その大木の下でクランポンを装着しました。標高1590m地点になります。この先からまさに急斜面が始まるので、場所的にもタイミング的にもいいところでした。

つづく。


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| 2019年2月 三嶺 | 16:42 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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