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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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宝珠尾根を見ずに大山の紅葉を語るなかれ: 伯耆大山宝珠山 その2

2018年10月28日(日) 鳥取県大山町 宝珠山(1183m) 単独日帰り 


11月2日に三瓶山に行ったときに少し体を冷やしてしまったのか、その後ちょくちょく寒気がしたり咳が出たりで、風邪のような違うような妙な体調です。正月の八ヶ岳の後で寒気が続き体調が良くなかったときに似ているといえば似ています。どうもあれからくせになったのかもしれません。


そのためか山に行く気力がわかず、2週間もサボってしまいました。紅葉シーズンが終わったことが、さらに気力をそぐことに拍車をかけているみたいです。今週末まで行かなければ、3週間もインターバルがあいてしまうことになり、雪山シーズン前に体力を落としてしまいそうです。


体があまり疲れていないためか、夜ぐっする眠る感覚がなく、なんとなく寝不足のような状態だったり、なんだか運動不足が体調不良の引き金になっているようにも感じます。今週末が連休になれば、どこかに泊まりで行きたいところですが、どうなりますやら。


ということで、ようやく写真の現像と選択がおわったので、宝珠尾根レポの続きです。



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美しい紅葉に目を奪われて、元谷側の森ばかり見ながら登ってきましたが、ふと気が付くと色づく森の向こうに三鈷峰が聳えていました。宝珠尾根から見る三鈷峰は、その標高からは想像できないほどの圧倒的迫力を持っています。


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中宝珠の少し手前の小ピークからは、紅葉の森と北壁のコラボレーションを見ることができます。相変わらず大山の山頂付近はガスが覆っているので、北壁も上の方はガスの中です。


IMGP1027.jpg
荒々しい北壁と紅葉の尾根をアップで切り取ってみました。こういうとき、18-150㎜という便利ズームは助かります。もっとも、画質とのトレードオフになってしまうのが残念なところです。ブログに掲載する程度ならまったく問題ないのですが、大きなサイズに印刷するとちょっと厳しいと感じます。


IMGP1037.jpg
三鈷峰も良く見えます。


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時折ガスが山頂付近をかすめて行きますが、もうガスに隠されてしまうということはなさそうな雰囲気になってきました。


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中宝珠越のあたりもまだそこそこきれいな黄葉が残っていました。


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9:43 中宝珠越です。あいかわらず謎に高い道標が突っ立っています。少し座って休憩しましたが、鞍部で風が通り抜けるためじっとしていると寒いので、先に進むことにしました。


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中宝珠越から急斜面を経て上宝珠越に続く尾根に出ました。標高1330mあたりの小ピークから北壁を望みます。足元の小尾根の紅葉は半ば散ってしまったようになっていて、さすがに上宝珠越がちかくなると紅葉は終わりかけのようです。


IMGP1079.jpg
たぶん別山だと思いますが、頭はまだガスの中です。


IMGP1083.jpg
しかし、反対側の三鈷峰上空には青空が広がり、陽もさしてきました。


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上宝珠越手前の、標高1350mあたりの小ピークから、元谷を見下ろします。下を見ればまだ紅葉がありますが、目線を上げると冬枯れの木が目立ちます。


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10:32 上宝珠越手前の崩落した尾根を見上げると、ほとんど紅葉は終わりかけていて、これ以上進んでも絵になるような場所はなさそうです。当初は三鈷峰まで登るつもりでしたが、大山山頂にガスがかかっているし、風が冷たくてけっこう寒いので、ここで引き返すことにしました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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中宝珠越の手前まで戻ってくると、宝珠尾根にも陽が差し始めました。しかし、ときどき雲の切れ間からほんの十数秒程度陽が当たるという状態なので、尾根全体に陽が差すタイミングを待っていましたが、部分的に陽が差した写真しか撮れませんでした。背後の日本海の青と紅葉のコントラストを狙ったのですが、なかなかうまくは行きません。


IMGP1098.jpg
林床がお花畑のようになっていた場所でも、ときどき差し込む陽射しを待って何度もシャッターを切りました。


IMGP1113.jpg
やはり陽が差すと紅葉が華やぎます。


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逆光を浴びたブナの葉がまぶしいほど輝いていました。


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逆光で見る紅葉の森はステンドグラスのような美しさです。


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前の写真の一番きれいなところを切り取ってみました。見た目の印象に近づけるようにレタッチしましたが、やはり実際のキラキラ感を再現しきれません。


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下宝珠越の近くまで戻ってきました。朝も撮影した場所ですが、なんだか赤っぽくなっています。まさか数時間で紅葉が進んだ? まさかね。オート設定にしているホワイトバランスがビミョーに違ったのかもしれません。


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12:00 下宝珠越まで戻ってきました。ちょうどお昼時ですが、下宝珠越は狭いし、一人休憩中の人がいたので、そのまま宝珠山まで行くことにしました。この先の宝珠山方面は初めて足を踏み入れる場所です。


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木立の向こうに三鈷峰が見えます。


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宝珠山へはブナが立ち並ぶ尾根道をまっすぐ登って行きます。


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中宝珠越方面のブナ林よりも少し林床の低木の高さが高いようで、若干雑然とした感じがあり、あまりいい撮影スポットはありませんでした。


IMGP1170.jpg
しかし、紅葉の美しさは負けず劣らずです。


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12:14 宝珠山に着きました。標高1183mと、引き返した場所よりも低いのですが、本日の山行で唯一名前の付いたピークです。というわけで、今回の山行のタイトルにも宝珠山の名前を出しておきました。


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山頂はブナ林の中なのでそれほど展望がいいわけではありませんが、冬枯れが進んでかなり落葉していたので、大山北壁も見えていました。


IMGP1173.jpg
こちらは若干隠れ気味の三鈷峰。


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せいぜい四畳半ほどの広さしかありませんが、誰もいないのでここでランチタイムにしました。日差しがあって風もほとんどないので、座っていても寒くなかったのが幸いでした。食べ始めてすぐに女性のグループが登ってきましたが、長居することなくスキー場方面に下って行ったので、のんびりとランチを食べることができました。


IMGP1176.jpg
12:33 ランチを終えると、スキー場方面に下ることにしました。


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スキー場へと下る道も、宝珠尾根に勝るとも劣らないきれいな紅葉が全開でした。


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ちょうど逆光になるので、紅葉が輝きます。


IMGP1192.jpg
場所によって黄葉がメインになるところともありました。


IMGP1196.jpg
登山道に沿ってずっとこんな風景が続くので、なかなか足が進みません。


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日差しが強くなるとキラキラの森になりました。


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木立の奥が金赤のスクリーンのようです。


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標高が下がってブナ林がなくなってきたので、ようやくカメラを収めて下山に集中できるようになりました。


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13:01 スキー場のトップに出てきました。


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大山国際スキー場のトップに初めて来ましたが、なかなかいいスロープが広がっています。岡山に戻ってきて以来ほとんどスキーをしていませんが、こういう景色を見るとなんだか滑りたくなってきました。


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スキーで下りるとアッという間なのでしょうが、歩いて下りると結構長い斜面です。


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13:23 ようやく大山環状道路まで下りてきました。あとはアスファルト道をだらだらと下るだけです。


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駐車場が見えるところまで来ると、車がびっしりでした。さすがに1300年祭期間の日曜日です。


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車を停めている情報館横の駐車場もこのとおりでした。


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大山を見ると、いつの間にかガスがとれていましたが、ものすごい勢いで雲が流れていたので、山頂はかなり強風だったようです。


IMGP1234.jpg
13:36 車に戻ってきました。結構冷えたので温泉に入りたいところですが、混雑してそうなので温泉はやめることにしました。かわりに、圓流院というお寺で開催されている地元の風景写真家 柄木孝志氏の写真展を見て帰りました。少し前に植田正治写真美術館で個展が開催されていたのを見逃したので、今回はぜひ見たいと思っていた写真展です。大山の山頂からの風景をテーマにした作品が20点ほどあり、どれもすばらしい作品でした。訪れた時にちょうど柄木孝志氏によるトークセッションが始まるところで、いいタイミングでした。

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| 2018年10月 大山宝珠尾根 | 14:56 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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宝珠尾根を見ずに大山の紅葉を語るなかれ: 伯耆大山宝珠山 その1 

2018年10月28日(日) 鳥取県大山町 宝珠山(1183m) 単独日帰り 


少し時差ができてしまいましたが、10月末に伯耆大山宝珠尾根に紅葉を撮影しに行ってきました。宝珠尾根に紅葉の時期に行くのは初めてでしたが、これほど美しい紅葉の森を見たのは初めてと言ってもいいほど感動的な美しさでした。


今回は、ペンタックスK-50だけを持っていったので、山行記録写真もすべてK-50での撮影です。さすがに一眼レフはきれいな写真が撮れますが、山行記録のように手軽にさっと撮って先を急ぐという使い方にはやはりめんどくさいと感じました。バックパックのショルダーベルトに一眼レフを固定することができる金具を使ってみたのですが、首にかけるよりも楽で付け外しもそれなりに便利でしたが、やっぱりでかいカメラは取り扱いが面倒です。それに、大きさと重さと形状の問題で自撮りするのが難しく、やはりコンデジと併用するのが一番いいと感じます。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤー: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マーモット ハイブリッド PP L/Sジップ 
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: モンベル ライトシェルアウタージャケット
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: バーグハウス ライトインシュレーテッドジャケット
 グローブ: マムート メリットパルスグローブ
        イスカ ウェザーテック ライトオーバーグローブ
        アクシーズクイン ウィンドストッパ―グローブ
 キャップ/ハット: マムート バイザービーニー

●ボトムス
 ベースレイヤ: ミズノ ドライベクター 7分丈タイツ
 ミドルレイヤ: ノースフェイス バーブパンツ
 ハードシェル: ミズノ ベルグテックEX/レインパンツ
 ソックス: クロスプロ 5本指ウォーキングソックス
 シューズ: ミレー オールロードGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし
 ヘルメット なし


IMGP0949.jpg
天気予報では、標高1500mで3度ぐらいだったし、風速も6mぐらいとなっていたような記憶があります。かなり寒そうだということで、久しぶりに裏地の付いたモンベル ライトシェルアウタージャケット(現行品はライトシェルジャケットに名称変更)を選びました。グローブは白山で具合の良かった組み合わせです。防寒のためにと選んだバーグハウス ライトインシュレーテッドジャケットも、久しぶりに使いましたが、ハードシェルをマムート オールラウンダージャケットにしておけば必要なかったなという感じです。なんにしても、結構寒かったのは事実でした。


ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。



IMGP0950.jpg
7:45 大山博労座駐車場を出発します。大山には分厚い雲が帽子のように乗っかっています。


大山ナショナルパークセンターのトイレに寄ってから出かけたかったのですが、8時以降でないと入れないようになっていたため、参道の途中にある駐車場の公衆トイレに立ち寄ることにしました。


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朝の参道は人影もなくしんと静まり返っています。


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大神山神社へ続く石畳も静かでした。


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神社の手前にある階段は、向かって左手側の石垣がはらんで崩れそうになっているため、半分通行止めになっていました。


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神社裏手の山が見事に紅葉していました。宝珠尾根のブナ林の黄葉も期待できそうです。


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神社裏手から登山道に入ります。


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下宝珠越えへの分岐点です。このあたりの黄葉はまだ始まったばかりという感じでした。


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登って行くにつれて、前方の森が色づいているのが見えてきました。


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8:20 林道の下宝珠越への登山口に着きました。休憩なしでそのまま登山道へと進みます。


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登山口からわずか2分ほどで、素晴らしい黄葉の森が広がっていました。


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陽が差していないので、輝くような華やかさはありませんが、ところどころ赤色が混ざった黄葉の森が頭上を覆います。


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まだ緑色を残す色づき始めの木々と赤や黄色の木々が混ざり合って、感動的な美しさです。


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下宝珠越えの少し下のあたりはまさにピークを迎えているようで、赤みを帯びた黄葉のブナが所狭しと立ち並んでいます。


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8:42 下宝珠越に出ました。ここまでライトシェルアウタージャケットを着たまま登って来たので、少し汗をかいてしまいました。尾根に出て風があたるようになったので、けっこう寒いと感じます。とりあえず、じっとしていると冷えるので、歩きながら汗を乾かせばいいかと思い、休憩なしで中宝珠に向けて歩き始めました。


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宝珠尾根の黄葉は、下宝珠越えを過ぎるといきなり本番になりました。


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この尾根の黄葉の特徴は、ブナ林の黄葉だけでなく、林床の低木類も余すことなく色づいているところです。


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ブナ林の多くは林床に笹が繁茂していて、秋になっても林床が色づくというシーンを見たことがありませんでしたが、この尾根は全く違っていたのです。


IMGP0988.jpg
尾根上から斜面に広がるブナ林を見ると、茶色になりかけの赤味の強まったブナの紅葉の美しさに加えて、林床を彩る赤や黄の低木類がまるでお花畑のようです。


IMGP0989.jpg
グレーのブナの幹以外は、視界すべてが紅葉の森です。


IMGP0999_20181114131220bb0.jpg
この場所などは、まさに林床がお花畑のような状態です。


IMGP1010.jpg
これほど見事な紅葉が見られるとは、思いもしませんでした。伯耆大山で最も美しい紅葉を見ることができる場所といってもいいのではないかと思います。

つづく。


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| 2018年10月 大山宝珠尾根 | 13:13 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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