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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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雪はなくてももう冬山: 三嶺その2 

2017年12月3日(日) 徳島県三好市 三嶺(標高1894m) 日帰り単独行 


1791ピークを出発したのが12時30分でした。以前このコースを下った時2時間半かかったので、暗くなる前に下山するには、山頂を14時には出発したいところです。山頂まで30分として、山頂の避難小屋に入るのが13時過ぎなら、とりあえずランチ休憩をとるぐらいの時間的余裕はありそうです。

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鞍部まで下ってから、見上げる急傾斜の登り返しがきつそうです。

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登り返しはそれほど標高差がないので5分程度で登り終え、緩やかな尾根道に出ました。

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鹿除けフェンスのゲートを通過します。胸の高さぐらいに緑のロープがあり、それは簡単に外れたのですが、ポールの一番上に巻いてあった太い針金をほどくの若干手間取りました。なんとか針金を外して、ポールを斜めにしてできた隙間から体をねじ込んで通過し、元通りゲートを閉じたら出発です。

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12:47 避難小屋のある頂上台地に出ました。避難小屋には寄らずに、前方に見える山頂へまっすぐ向かいます。

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笹原の中のトレースをたどって山頂を目指します。それにしても人の姿がありません。山頂にも人のいる様子がありません。晴天の日曜日だというのになぜこれほど閑散としているのか不思議です。まあ、自分としてはありがたいことですが。ここまで誰にも会っていないので、もしかしたらこのまま誰にも会わない可能性もありそうだと思いつつ、山頂へ向かいました。


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12:56 三嶺山頂に着きました。1791ピークから30分かからずに登ることができました。山頂直下でソロの男性とすれ違っただけで、山頂には誰もいません。


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天狗塚へと続く稜線にも人の姿はありません。紅葉シーズンが終わるとこれほど静かな山域になるとは知りませんでした。隣の剣山はいまごろそれなりの数の登山者でにぎわっていると思われますが、三嶺はすでにシーズンが終了したかのような静けさです。


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今回は真っ黒ウェアの組み合わせとなりました。もう虫にまとわりつかれることもないし、スズメバチもこう寒くなると心配しなくてもいいだろうということで、黒ばかりでも大丈夫との判断です。山頂は風がそれなりに吹いていて寒かったので、写真を撮っただけですぐに退散しました。


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山頂の池まで下りてくると。水面はきれいに氷結していました。この時間でも融けていないということは、このまま春まで凍ったままなのでしょう。雪が降ればすぐに雪原状態になりそうです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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13:10 山頂ヒュッテに着きましたが、周囲に人影はありません。中に入ってみると、山頂直下ですれ違ったソロの男性が休憩していただけでした。思ったよりも早めに小屋に入ることができたので、ゆっくりランチを食べることができそうです。


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最近は、行動食やチョコレートだけといった簡易的な昼食しか食べない山行が続いていたので、今回はしっかりとカップラーメンを作りました。イオンのPB トップバリューのカレーラーメンで、どこのOEMか知りませんが十分おいしいラーメンでした。安くてうまいトップバリュー商品はなかなかいいコスパです。時間の余裕があるので、食後はカフェラテを飲んでゆっくりしました。


食事中に、山頂から下りるときにすれ違った別のソロ男性が入ってきたのですが、結局この日出会ったのは、先のソロ男性とこの男性の二人だけでした。ただ、この男性は単独ではなく二人連れだったようで、途中で一度小屋を出て行き、菅生コースからやってきた別の男性と話をして戻ってきましたが、相手の方は山頂へ向かったようで、結局会うことはありませんでした。


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13:37 ゆっくりとランチとカフェオレを味わってから、下山にとりかかります。14時下山の予定でしたが、20分ほど早く出発することができました。これで、余裕をもって下れます。


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凍結した池と三嶺のピークに別れを告げます。今年は、積雪期に戻ってきたいと思っています。


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1791ピークとの間にある鞍部に向けて急斜面を下ります。積雪がないのでスリップを警戒しなくてもいいのが助かります。


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風がなく日当たりのいい1791ピークです。休憩したいところですが、あまり時間を無駄にできないので通過します。


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14:16 木の生えた巨岩を通過します。この先、急斜面要注意です。


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1578ピークから北西に伸びる尾根から東側の斜面へ下りるポイントです。まっすぐの間違いトレースはないし、トレースは右へ曲がっているのがわかるので、前をちゃんと見ていれば見落として直進することはないと思います。しかし、足元ばかり見ていたりおしゃべりに夢中になっていると、直進して遭難の可能性もあるので、注意が必要です。わかりにくい小さな赤テープはあるものの、道標やロープで直進しないようにするものは何もありません。


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尾根から下ってきて植林帯の中に入ると、もう夕方のような暗さです。この写真は、その場でモニターを確認して、実際と同じぐらいの暗さに写るようにして撮ったものですが、-1.33の補正になりました。もしも、日が陰って木々の向こうに光がない状態になると、もっと暗くなるはずです。15時前でこの状態ですから、16時ごろになるとヘッドライトが必要な暗さになりそうです。日帰りでも、万一のためにヘッドライトは必携です。とくに、植林帯の中は杉の枯葉がトレースの上にもたっぷり落ちていて、明るい状態でもなんとなくわかる程度のトレースです。暗くなって、ヘッドライトの明かりだけでは判別が困難になる可能性もあります。日の短い冬場は、遅くとも14時には下山にかかるほうが安心です。


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植林帯の中を下っているとき、左手の奥に巨樹があるのに気が付いて、根元まで行ってみました。すでに枯れていて何の木かわかりませんが、樹皮の雰囲気からするとトチノキのようです。幹回りは6m以上はありそうでした。


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巨樹のすぐ下にも、かなり大きな切り株のようなものがありました。植林帯になる前は、巨樹巨木がたくさんある豊かな森だったのかもしれません。


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15:08 造林小屋跡まで戻ってきました。ここまでくればあと1時間ほどです。


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植林帯が終わり、自然林の中へと入ってきました。同じ時間帯とは思えないほどの明るさです。しかし、落ち葉でトレースがわかりにくいことは同じで、晩秋の森は夏ほど歩くのが容易ではありません。


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最後のモノレールくぐりです。これを抜ければあと少し。


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16:05 登山口まで戻ってきました。暗くなる前に下山できてひと安心です。


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16:12 駐車場まで無事に下りてきました。3台の車はいやしの温泉郷の車なので、朝から動いていません。左手奥に1台四駆が止まっていたので、おそらく山頂にいた二人組の男性登山者のものでしょう。


僕が駐車場を離れたのは16時35分ぐらいですが、二人組はまだ姿を現しませんでした。どのあたりを下っているのかわかりませんが、暗くならないうちに下りてこられればいいけれどと気にしつつ、帰路につきました。

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| 2017年12月 三嶺 | 00:45 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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雪はなくてももう冬山: 三嶺その1 

2017年12月3日(日) 徳島県三好市 三嶺(標高1894m) 日帰り単独行 



11月5日の大休峠以来、約1か月ぶりの日曜日山行は、四国徳島の三嶺に登ってきました。シーズン初の雪山として大山も考えていましたが、まだ積雪が十分でないことや、日曜日の大山は人が多いので気がのらず、どうしようかと思案していました。


天気予報では四国方面が良かったので、約1年ぶりに三嶺に行くことにしました。剣山と比べて登頂に時間がかかるためか意外と混雑しない三嶺の、しかもマイナーな菅生コースなら日曜日でもそれほど登山者はいないだろうと思ったわけです。


最近は早起きが苦手だったのですが、今回はさくっと起きることができ、6時には家を出ることができました。瀬戸大橋を渡り、坂出ICで下りてからは一般道をひた走り、菅生のいやしの温泉郷に9時過ぎに着きました。12月から冬期休業に入っているので、なんだか閑散としていました。


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9:24 出発します。気温は8度ぐらいでした。この時期の雪のない山はちょっと風が吹けばけっこう寒く、とはいえ樹林帯の登りなら汗もかくしで、どんな服を着るか迷いました。以前の山行記録を見返してみても、あまり服装については書いていないので、写真で判断することしかできませんが、自撮りをしていない場合もあるので、何を着ていたのかよくわかりません。

ということで、今回から今後の山行のためにどんな服装だったのかを書き記しておくことにします。

今回のウェアリング
●アッパー
ドライレイヤ: ファイントラック スキンメッシュロングスリーブ(初使用)
ベースレイヤ: バーグハウス メリノウール薄手ロングスリーブ
ミドルレイヤ: マムート トレイルジャケット(初使用)
ソフトシェル: マムート クルーズジャケット
ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット(今回未使用)
インサレーション: マムート フリーフライトダウンジャケット(初使用・今回未使用)

●ボトムス
ベースレイヤ: ノースフェイス ウォームトラウザース
アウター: ノースフェイス バーブパンツ
ソックス: ファイントラック スキンメッシュソックス
      アイスブレイカー メリノウールソックス
シューズ:マムート テトンGTX



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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駐車場のすぐ上にある古民家の下を左に入ります。このコースは下りでは2回歩いていますが、登りで歩くのは初めてです。所要時間は3時間強ぐらいだろうと予想しています。


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突き当たりに新しい道標が設置されていました。右に曲がります。このあとすぐに分岐を左に曲がり、その後また右に曲がってからは道なりにまっすぐ進みます。


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お墓がぽつんとあるところに出てきました。先に見える民家まで進みます。


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すでに住む人のいない空き家になっている民家の前を左折します。


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その先はススキが生えて草むらのようになっていました。人通りがすくないことが一目瞭然です。


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すぐに分岐が現れます。ここが登山口で、右へ登って行きます。はじめからそこそこの急斜面で、こんなに急だったかなと思いながら登って行きました。下りでしか通っていないので、勾配のきつさを体感していなかったのでしょう。


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あまり使われていなさそうな林道を横切ってまっすぐ登って行きます。


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9:47 観光モノレール下をくぐります。このあとさらに3回くぐります。ちなみに、地形図だと5回モノレールをくぐっていますが、現在のモノレールの軌道は地形図のものと違うようです。モノレールをくぐった後は尾根道に出て、尾根をモノレールに沿って登って行きます。


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しばらくすると、再びモノレールの下をくぐり、反対側へ出ます。この後はしばらくモノレールから遠ざかります。


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暗い植林帯を抜けて、ようやく自然林の中に入ってくると、日差しがあり明るくからりとした冬枯れの森になりました。汗をかき始めたので、休憩がてらレイヤリング調整を行いました。アウターとして着ていたクルーズジャケットを脱ぎます。クルーズジャケットは薄いウィンドブレーカーで背中に通気口もありますが、あまり風のない森の中の登りではやはり暑かったようです。


最近、ソフトシェルというものの考え方を変えて、フリースなどの断熱素材とウィンドブレーカーでいいのではないかと思っています。というのも、メーカーが出しているソフトシェルジャケットはけっこう重いものが多く、脱ぐとかさばって邪魔なのです。僕が持っているバーグハウスのジョラスソフトシェルジャケットも500g以上あって、脱ぐと重くて嵩張るのがネックです。そのあたりのことは、のちのち検証しつつ記事にまとめたいと思います。


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10:50 3度目のモノレールくぐりです。この場所は1198.8mの三角点の少し上のところで、モノレールが上りと下りに別れているところです。


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3度目のモノレールくぐりのすぐ先で4度目のモノレールくぐりとなります。これでモノレールとはさようならです。


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この先はしばらく等高線に沿って植林帯の中の水平な道が続きます。


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11:00 造林小屋跡に到着。1年ぶりに見ると、廃墟化がまた進んだような気がします。裏手の日の当たる場所で、少し休憩をとることにしました。チョコレートを2個食べて、水分補給をしてから、出発です。


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造林小屋から先は、次第に上り勾配になってきます。三嶺の北斜面なので、日が当たらず、しかもうっそうとした杉の植林帯なので、空気もひんやりと寒々しい感じになってきました。標高が上がったこともあり、気温は6度。風がそれほどないのが唯一の救いです。通気性のすこぶるいいトレイルジャケットは、普通に歩いているだけで冷たい空気を通してくるので、なんとなくひんやりとしますが、運動で発生する熱といい具合に均衡しているようです。体の表面は肌寒く、内部はやや暑いという感じです。


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行けども行けども変わり映えのしない杉林が続き、いい加減飽きてきました。


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ようやく杉林を抜けて自然林の斜面をトラバースする道になりました。確かここを上りきったところから尾根道になるはずです。


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日差しの降り注ぐ尾根に出ました。ところが、風もビュービュー吹いてきます。日差しがあるだけまだましですが、風の冷たさには参ります。


しばらくはジャケットを着ることもなく登っていましたが、どうも運動による発熱よりも風で奪われる熱が上回ってきたらしく、寒さを感じるようになってきました。この尾根は1578ピークから北西に伸びる尾根なので、西からの風がもろに当たるようです。


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しばらく登ると左手に少し低い場所があり、日当たりも良さそうなので、風があたらずに暖かいかもと思って下りてみましたが、残念ながら風は変わらず吹きまくっていました。1578ピークからは南に方向が変わり、尾根の東側を巻くように登って行くので、風も収まるだろうと思い、とりあえずそこまで急いでいくことにしました。


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1578ピーク下の屈曲点です。ここで道は右(南)へ向きを変えます。


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小さな吊尾根を渡って、上の大きな尾根に向かいます。このあたりでだいぶ体の熱を奪われたらしく、なんとなく体調がよくない感じがしてきました。そうなると、考え方もネガティブになるようで、もう帰ろうかという気持ちがふつふつとわいてきます。さっさとジャケットを着ればよかったのですが、立ち止まるのがめんどくさくてそのまま歩き続けてしまったのが失敗です。


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吊尾根を渡ると、尾根を左上へと登っていく急登になりました。


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急登を登りきったところにあった巨木がちょうど風を遮ってくれて、根元に座れば風に当たらずにすむので、ここでようやく休憩をとることにしました。とにかく、体を冷やさないようにまずはジャケットを着て、暖かいドリンクを飲んで一息つきました。チョコレートを食べてカロリーも補給します。少し経つとやっと体が温まってきて、体調も戻ってきました。体調が戻ると不思議とネガティブ思考がポジティブ思考になるもので、もう少し頑張れば斜度もゆるむし、1791ピークも近いから、とりあえずそこまでは行こうと決めました。


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巨木から先は急斜面のトラバースになっていて、このコースで一番注意が必要な場所です。一度切り替えして登りつめると、その先から斜度はそれなりにあるものの普通の尾根歩きになります。


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やがて、上に木が数本生えている巨岩の下を通ります。この巨岩が斜度の変わり目にあるので、登るときは急斜面が終わる目印になり、下るときは急斜面が始まる目印になります。


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巨岩を覆うコケには、つららができていました。見た目にはまだ晩秋のようにも見えますが、季節はいつの間にか冬になっていました。


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巨岩を過ぎると斜度が一気に緩み、なだらかな笹原の道になります。笹の上にまばらに残る白いのは雪です。


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日の当たらない場所にはうっすらと雪が残っていましたが、積雪というレベルのものではないし、凍結もしていないので、この時点ではクランポンなどの滑り止めは必要ありませんでした。もっとも、念のためということで、スノーグラバーはバックパックに装着してきました。


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標高1720mあたりの平坦地です。笹原の向こうに剣山と次郎笈が仲良く並んでいるのが見えました。ここを通るたびに、ここから剣山と次郎笈を入れて星空の写真を撮ってみたいと思ってしまいます。いつか、機会があれば挑戦してみたいものです。


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12:28 ようやく1791ピークまで来ました。


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ピークを越えた先には、三嶺を一望できる場所があります。ここは真南に向いていて日当たりがよく、その上なぜか風がほとんど吹いていなかったので、ここだけ小春日和のようなぽかぽかの天気になっているようでした。暖かくて気持ちがいいので、もうここでランチを食べて、のんびりしてから帰ろうかという思いがむくむくと湧き上がってきました。しかし、目の前に見える三嶺の頂上までは、もう30分ぐらいで行けるわけで、悪天候でもないし、体調不良でもないのにここで引き返してどうする? と自問自答した結果、やはり山頂まで行くことにしました。

つづく。


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| 2017年12月 三嶺 | 23:01 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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