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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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けっこう大規模な天神山城跡: 佐伯天神山 

2017年11月24日(金) 岡山県和気町 佐伯天神山 (標高408.9m) 日帰り単独行 


雪彦山に登った翌日、昼前に美作市で仕事が入り、午後は空いていたので那岐山に行くつもりでした。ところが、現場から一路那岐山に向けて走り出したところ、雨がパラパラと降ってきました。那岐山もガスに隠れていてどうやら登山にはよろしくない天気だということで、やめて帰ることにしました。


しかし、県南に行くにつれて天気は回復し、周匝(すさい)のあたりまで来ると日差しも出てきました。このまま帰るのももったいないということで、近くの天神山に寄って行くことにしました。


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天神山は吉井川沿いの里山で、山頂に天神山城跡があります。同じ名前の山があるので、旧町名の佐伯をつけて佐伯天神山と呼ばれています。なので、地形図には天神山としか書かれていません。


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佐伯天神山は、和気町から国道374号線を北上したところにあります。ちょうど吉井川が90度曲がっているところで、和気町からだと車で10分程度の距離です。登山口そばに天石門別神社があり、その前には公衆トイレも設置されていますが、登山口周辺には駐車場はありません。374号線を100mほど西に行ったところにコミュニティハウス(いわゆる公民館)があり、そこの駐車場に車を停めることができます。


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登山口の道路脇に割れたプラスティックの看板が地面においてあり、登山者向けの駐車場案内が書かれていましたが、50m西というのは嘘です。ゆうに100m以上はあります。また、コミュニティ広場というのも何も表示がなく、コミュニティハウスも見た目には民家のように見えるため、何も知らないで行くと少し迷うかもしれません。


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僕もどこがコミュニティハウスかわからず、登山口から集落の方へ50mほど行ったところにあったふるさと会館という看板がかかっている洋館がそうなのかと思って、そこに停めさせてもらいました。結果的に違っていましたが、特に使われている建物でもなかったようなので、とりあえず問題はなかったようです。


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12:20 ふるさと会館を出発します。前方に見えるのが天神山です。


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登山口です。入口にけっこう雑草が生えていて、ぱっと見本当に登山道かと疑ってしまう状態でした。右奥に見える小屋は公衆トイレです。男女共用ですが、きれいに掃除されていました。手洗いの水道もあります。


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登山口にあった天神山城跡の標柱。


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10mほど行くと、左手の斜面下に登山口の看板が立っていました。ここからいきなり急登が始まります。


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落ち葉の積もった急登を登って行きます。


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数分のぼったあたりでロープの設置された岩が現れました。とりあえずこの岩を登って行くようです。ロープはあるものの使うほどの斜度ではないし、大きな凹凸や段差はないので普通に歩けます。ただ、岩の上なので踏み跡がなく、ロープが終わると何の表示もないので、ロープが終わった後はなんとなくこっちかなという感じで登って行くしかありません。おおむねまっすぐ登って行けばOKですが、ほんとにこっちなのかという不安はぬぐいきれません。


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12:53 岩が集まっている場所の足元に壊れかけた案内板があり、「武者おとし上の石畳」と書いてありました。しかし、石畳と言えるようなものは見当たりません。


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上に回ってみると、なんとなく石畳のように見えなくもない状態ですが、落ち葉が積もっていてよくわかりません。結局、どこが石畳なのかわからないまま通過しました。


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12:55 今度は「見張り所」という案内板がありました。ここはちょっとした平地になっていて、休憩にはいい場所です。


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見張り所は展望がよく、その名のとおり見張りをするにはいい場所です。南に流れる吉井川と天神山の岩壁に黄葉が彩りを添えてなかなかの絶景です。


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こちらは西方面。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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見張り所から尾根道を上って行くと、山頂らしきピークが見えてきました。


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徐々に傾斜がきつくなり、岩の露出した道になってきました。


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13:08 天神地蔵と書かれた道標がありました。登山道から右へ入って行くようです。


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ほんの5mほど行ったところに大きな岩があり、その足元に小さなお地蔵さんが祀られていました。


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天神地蔵はかなり展望がよく、吉井川が屈曲する様子が一目で見渡せました。


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登山道に戻ると、尾根の左側を巻くようになりましたが、少し行くと再び尾根に戻りました。


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山頂直下は大岩がごろごろする急登でした。


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目の前に粗い石積みが見えると、天神山城跡に到着です。


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13:16 石積みを巻いて上がって行くと、下の段という場所でした。上に東屋が見えます。


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下の段の案内板です。


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下の段の上には西櫓台という場所がありました。


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東屋があったのは三の丸でした。てっきり山頂で本丸だと思っていたのですが、天神山城跡は思いのほか奥に広がっていました。せっかくの東屋ですが、風が強く寒いので座って休憩する気になれず、立ち止まらずに本丸まで行くことにしました。


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三の丸はずっとフラットで幅の広い尾根になっています。


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三の丸の案内板です。


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その後、帯曲輪、鍛冶場という場所を通過。ところどころきれいな紅葉が残っていました。


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風は強いものの日差しがあるので、紅葉が青空に映えます。


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さらに、桜の馬場や大手門跡を通過。


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たこ足のように幹が分かれた大きなカゴノキの脇を通って先に進みます。


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行けども行けども本丸にたどり着きません。ちょっとした山城ぐらいに思っていたのですが、かなり本格的な山城だったようです。


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さらに一段高い場所が見えたので、これこそ本丸かと思い登って行くと、


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違っていました。何度も偽ピークに騙されているような感じです。


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ようやく、二の丸がありました。本丸はもうすぐのはずです。


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二の丸の先は空堀になっていて、一段低くなっていました。とすると、その向こうが本丸でしょうか。


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空堀から段差を登り返すと、大きな石碑がある場所に出ました。


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かなり広い場所です。


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13:34 やっと本丸に到着です。下の段から本丸まで20分近くもかかりました。これほど大きな城跡だったとは思いもよりませんでした。


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石碑には、「浦上遠江守宗景之城址」と掘られています。歴史マニアではないので詳しいことは知りませんが、岡山を宇喜多家が治めるようになる前に備前一帯を支配していた大名のようです。


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本丸にあった天神山城の鳥瞰図です。端から端まで1kmにも及ぶ大規模な城郭だったようです。


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本丸からさらに奥へ行くと南櫓や太鼓の丸という遺跡があるようですが、寒いし、本丸まで来たのでこれ以上奥へ行くのはやめにしました。なお、本丸があるのは標高337mの西峰で、さらに奥へ行くと標高408.9mの三角点が設置された東峰があり、地形図では東峰に天神山の表記があります。ピークハンターなら東峰まで行かないとピークハントしたことになりませんが、僕はピークハンターではないので、西峰で登頂完了ということにしました。


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13:42 日差しはあるものの冷たい風に体温を奪われるのでじっと座って休憩するわけにもいかず、広い本丸を少しぶらぶらしてから下山することにしました。雪山シーズンに向けて寒さ慣れしておく必要があるものの、風邪をひいてしまっては元も子もないので、今日はここまでということで。


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14:08 下山はわき目もふらずに一目散に下り、約30分で登山口まで帰ってきました。雪彦山から2日連続の登山でしたが、足腰は特に問題なく、これといった筋肉痛はありません。しかし、腕につながるわきの下の筋肉や胸筋が徐々に筋肉痛になってきて、翌日の25日は背伸びもできないほどの痛みでした。日ごろ使っている筋肉とそうでない筋肉の差がもろに出た感じです。


今年も気が付けば残り1ヵ月です。年末年始の山行に向けて、寒さ慣れと筋力強化のために、12月は時間を見つけてたくさん山に行こうと思います。

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| 2017年11月 佐伯天神山 | 18:01 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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