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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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歴史をめぐる散策路: 吉備の中山その3 

今日は午後になって例の楽天カードを装った不審なメールが2通届き、うっとおしいので迷惑メールに指定してやりました。夕方迷惑メールのフォルダを見てみると、なんと6通も届いていました。基本的には楽天のキャンペーンやリボ払い申し込みでポイントがもらえるという受信者の物欲をくすぐる内容のもので、ぱっと見ただけでは怪しいところがなさそうに見えます。もちろん、発信元のアドレスが違うので詐欺メールであることは明白です。しかし、楽天が1日に6通もメールを送ってくるなんてことはこれまでの記憶ではありません。詐欺メールもこういうところがアホなところです。


さて、ちょっと遅れてしまいましたが、吉備の中山のレポの完結編です。




2017年11月3日(金) 岡山県岡山市 吉備の中山(標高170m) 日帰り単独行 


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13:36 吉備津神社からまっすぐ車道を歩いてくると、「鼻ぐり塚」と書かれた看板があります。この右手にあるのが福田海のお寺で、その中に鼻ぐり塚があります。


そもそも福田海って何?と思う人が多いと思いますが、宗教法人です。詳しくはググってもらえばわかりますが、実は我が家のお墓はここにあります。で、鼻ぐり塚というのは、食肉にされた牛と豚を供養するために鼻輪を集めた塚というわけです。鼻輪の数は700万個近くあるそうです。昔は誰でもいつでも自由に見学できたのですが、今では護摩木料というお布施をしないと見学できないようになっているようです。ウルトラセブンだったか、ウルトラマンエースだったかのロケ地にもなりました。


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福田海の入り口には、りっぱなムクノキが立っています。


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福田海を通り過ぎて、小さな川を渡った先の右手に墓地があります。吉備の中山への登山口がこの墓地の脇にありました。


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いままで数えきれないぐらいこの前を通りましたが、単に墓地に上がる階段だと思っていましたが、ここから天柱岩を経て龍王山に登ることができます。入口に「天柱岩登・・・」と掘られた石柱がありますが、下の方は埋まってしまったのか見えませんでした。たぶん、天柱岩登山口と掘られているのだと思います。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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長い石段を上って行きます。真夏に通るとやぶ蚊に襲撃されそうな雰囲気ですが、この時期はさすがに大丈夫でした。


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石段の一番上で登山道が右手に分岐します。


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上って行くと水平な道に合流しましたが、この場所にはなんの道標もありません。この水平な道は吉備の中山を守る会の地図にも記載されていない謎の道です。方角的には右へ行けば福田海の奥から中山へ登る道に続いていると思われますが、左はどこへ行くのかわかりません。どちらに行くべきか迷いましたが、左の先に分岐があり、小さな道標らしいものが見えたので左へ行ってみました。


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予想通り、この分岐を右へ上がって行くと天柱岩へ行けるようです。


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分岐から先はジグザグの急登が続きます。立ち止まって写真を撮っていると、蚊がまとわりついてきました。温暖化の影響なのか、子供の頃よりも蚊が飛び回る時期が長くなっているようで、まだまだ油断はできません。


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13:52 木々の隙間に塔のような巨岩が見えました。どうやらあれが天柱岩のようです。


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登山道は天柱岩のすぐ下を通過します。この手前から上に上がる道もありましたが、岩の下を通って向こう側から上がることもできます。


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岩塔の先端に「天柱」と掘られていました。天柱岩という名前の由来だそうです。


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天柱岩から上はさらに急斜面になり、ロープにつかまりながら登って行きます。


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上りきったところに元宮磐座という巨岩があります。おそらく”もとみやいわくら”と読むのだと思いますが、正しくはわかりません。なんでも、吉備津彦神社の元宮と伝えられる磐座だそうです。


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下から見るとあまり大きく見えませんが、上から見ると結構な大きさです。


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元宮磐座の先が龍王山の山頂でした。広い草地になっていて、それなりに展望もあります。のんびりと弁当をたべるのに良さそうでした。


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山頂には八大龍王が祀られています。八大龍王は水神なので、雨乞いの儀式を行う場所だったそうです。


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八大龍王の前から岡山市街地が見えました。


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あとは、吉備津彦神社へ下るだけです。元宮磐座まで戻って吉備津彦神社から登って来た道に出ることもできますが、同じ道を下るのも面白くないので、山頂から北東へ下る道で行くことにしました。道標によればこの道も吉備津彦神社へ下ることができるようです。


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北東斜面を下る道なので日差しはまったく差し込まず、まだ14時過ぎだというのに夕方のような暗さです。


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下って行くと分岐が現れました。道標がないので、どちらにくべきかわかりません。吉備の中山を守る会の地図にも載っていないし、そもそもこの地図に描かれている道は吉備津彦神社の手前で尻切れトンボになっていて、どこか中途半端な地図です。どうせ作って公開するのならちゃんとしたものを作ってもらいたいものです。とりあえず、踏み跡の幅が広い右へ行くことにしました。方角的にも、北東に向かっていた道から左へ行くと北向きになってしまい、吉備津彦神社から離れた方向に行ってしまう可能性があるので、無難な右を選んだということでもあります。もっとも、実際には左へ行けば駐車場の上に出られたみたいです。


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右の道は斜面をトラバースしながら、右方向へまっすぐ下って行きます。どうも吉備津彦神社の上を通り過ぎて、登山道に合流する雰囲気です。このあたりは湿気た感じで、何度か蚊にまとわりつかれました。


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予想通り、朝通った登山道に出ました。結局、さっきの分岐で遠回りの道を選んでしまったようです。


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登山道に合流し、朝登って来た道を下ります。


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朝は通らなかった登山口を通って駐車場へ戻ります。写真は振り返って撮影したものです。


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登山口の前にもそこそこ広い駐車場があり、登山する場合はこちらのほうが便利です。ただし、この駐車場へは入り口が異なります。国道180号から入ってきた場合、正面の鳥居前を右折すると今回駐車した神社北側の大駐車場ですが、登山口前の駐車場は鳥居前で左折し、次の信号を右折して入ります。


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駐車場わきにはきれいなトイレもあります。


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神社前の広い道を歩いて駐車場にもどります。


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門前に新しい茶屋ができていました。以前は駄菓子屋でしたが、改装して茶屋になったようです。


14:22 駐車場に戻ってきました。最後に駐車場の写真を撮り忘れました。標高170mの里山ですが、ぐるりと回って歩くと3時間もかかってしまいました。とはいえ、筋肉痛にならない程度にいい運動ができました。

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| 2017年11月 吉備の中山 | 17:29 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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歴史をめぐる散策路: 吉備の中山その2 

2017年11月3日(金) 岡山県岡山市 吉備の中山(標高170m) 日帰り単独行 



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環状石離から福田海へ下る道の分岐までもどり、福田海方面へと進みます。


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この区間、GPSが調子悪かったのか、同じ道をたどらずぐるっと回っているようなログになっていました。ただしくは、青色のコースです。


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分岐から1分ほどでダイボーの足跡という名前の窪地がありました。人工的に掘られたものらしく、何のために作られたのかいまだわかっていないそうです。水に関する祭が行われていたのではといわれているようです。ダイボーとは大きな坊さんということだそうです。


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登山道からダイボーの足跡の奥に沿って左に入って行くと八畳岩があります。


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分岐のすぐ近くには八畳岩古墳があり、崩れかけた石室が露出しています。


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分岐から1分ほど行くと八畳岩です。名前からして大きくて平べったい岩があるのかと思っていましたが、ぱっと見は巨岩が寄り集まっているだけのように見えます。


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一番大きな岩の後ろに回ってみると、水平ではないものの、平たい岩になっていました。大きさは、まあ八畳といわれればそれぐらいかなという大きさです。ダイボーの足跡もすぐ近くにあり、ここが古代には信仰の場所だっただろうことは間違いなさそうです。


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八畳岩から踏み跡をたどって奥へと進んで行くと、何かのアンテナが設置されている広場にでました。162mの三角点が設置されている場所です。アンテナの下を奥へ下って行くと鏡岩があります。


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下りて行くと左手に巨岩がいくつか並んでいます。


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一番下の岩が鏡岩でした。


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正面がほぼ平べったい状態になっていて、名前の通り大きな鏡のような巨岩です。表面に小さな傷のようなものがたくさんついていたので、人工的に削られて平べったくなっているのかと思いましたが、ほかの面にも同様の傷がついているので、どうやら自然にこうなったようです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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鏡岩を見た後は162mの三角点があった場所まで戻り、反対側から石船古墳方面への道を下ります。


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稜線上を通る中国自然歩道に合流し、右に進みます。


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森の中の道を歩いていくと、突然コンクリートの支柱にワイヤーが張られた柵が現れます。この柵の中に大きな前方後円墳があり、宮内庁の管理になっているというわけです。


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柵に沿って進んで行くと、道が分岐します。左は八徳寺というお寺に続く道です。今回は吉備津神社のほうへ下る予定なので、右に進みます。


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柵の途中に鉄格子の門があり、中に入ることができます。せっかくなので入ってみました。


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すぐ下にある八徳寺の奥ノ院ということで、仏像が彫られた石が祭られているそうです。


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丸っこい石が数個寄り添うようにあり、赤い前掛けをかぶせられていますが、一見すると不気味な雰囲気もあります。石に掘られた仏像というのはどれがそうなのかわかりませんでした。背後の丸っこい山が前方後円墳の後円部です。


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登山道に戻り、柵沿いに先へ進みます。


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左手下側に八徳寺が見えています。確かこのお寺のすぐそばに平安桜という大きな桜の木があったと記憶していますが、いまでも枯れずにあるのでしょうか。


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12:59 柵に沿って歩いてくると、古墳の正面に出ました。吉備津彦神社を出発してからほぼ1時間30分かかりました。この古墳は中山茶臼山古墳といい、吉備津彦命の墓とされています。吉備津彦命は、桃太郎のモデルになった人物で、第七代孝霊天皇の皇子であることから宮内庁が管理しているというわけです。


吉備津彦命は、吉備の国の鬼退治に遣わされ、温羅という鬼を退治したということになっていますが、これは勝者に都合のいい歴史話だと思われます。実際のところは、かつて大和朝廷に匹敵する勢力を誇った吉備国を攻め滅ぼし、大和朝廷による全国統一を推し進めるために派遣された将軍が吉備津彦命であって、鬼とされている温羅は吉備国を治める豪族だったのでしょう。見方をかえれば、吉備津彦命は吉備国の民からすれば侵略者であり、悪者はむしろ吉備津彦命だったのかもしれません。侵略者によって悪者にされてしまった温羅ですが、はたして実際はどうだったのか、真実は誰も知りません。


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中山茶臼山古墳からは長い石段を下ります。この石段の両側にはサクラが植えられているので、春は桜並木になってなかなかきれいです。


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石段を下りきるとアスファルト道に出るので、右折して吉備津神社へと下ります。


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右手に畑があるのですが、その奥の森がいい色に色づいていました。オートのjpeg撮影なのであまりきれいに再現できていないのが残念です。こういうときはRAWで撮影しておくべきでした。


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やがて遊歩道が左に分岐するので、遊歩道に入ります。僕が子供の頃はこんな遊歩道はありませんでした。


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遊歩道の左手には小さな沢があり、少し濁った水がさらさらと流れていました。細谷川という名前の小さな川です。標高が200mにも満たない低山なのに水の流れる川があるということがちょっとした驚きです。森の保水力には驚くばかりです。


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再びアスファルト道に合流すると、目の前が吉備津神社です。


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左手の崖の上に、2本の石樋から水が流れ落ちる祠が設置されていますが、子供のころからこの祠が不思議でした。なぜ水が流れ落ちているのか、なぜ崖の上にポツンと祭られているのか、なんとも不思議な祠です。ちなみに、小学校に上がる前まで、吉備津に住んでいたので、吉備津神社にはよく遊びに来ていました。


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吉備津神社は長い廻廊が有名ですが、その廻廊の末端が吉備の中山から下りてきたところにあります。廻廊入り口から吉備津神社本殿へと向かいます。


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廻廊を上りきって右に曲がったところが拝殿正面です。吉備津彦神社と同様に七五三の参拝客がたくさんいました。


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境内の大きな銀杏の木がきれいなレモン色に染まっていました。銀杏の木のそばにテントのある休憩場所があったので、ランチ休憩をとりました。


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国宝に指定されている比翼入母屋造の本殿を見ながらの、贅沢な休憩をとることができました。この様式の建物は全国で吉備津神社だけなので、吉備津造とも言われています。1425年の室町時代に再建されたものだそうですが、オリジナルも同じ様式だったのでしょうか。いずれにしても、クレーンもない時代によくこんな巨大な建物を作ったものだと感心するばかりです。


吉備津神社も吉備津彦神社も、どちらも吉備津彦命を祀った神社ですが、吉備の中山の西麓にある吉備津神社は備中国の一宮で、東麓の吉備津彦神社は備前国の一宮。吉備津神社の方が明らかに豪華でお金がかかっているのがわかりますが、なぜこのような差が生まれたのか気になるところです。


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蛇足ですが、地形図を見ると吉備の中山の南側に境目川という川が南北に流れていますが、この川が備前と備中の境界になります。なので、吉備の中山は備前と備中の境界線上にあるというわけです。


13:30 行動食だけの簡単なランチを終えて、5分ほどで出発しました。


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拝殿正面から北に向かって階段を下ると、矢置石のある神社入口に出ます。矢置石とは、吉備津彦命が温羅を退治するときに矢を置いたとされる岩です。このあとは、アスファルト道をまっすぐ北に進んで行きます。


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矢置石の前に毛並みのいいグレーの猫がいました。観光客や参拝客がわさわさしているのに動じる様子もなく、矢置石を眺める観光客を何してるんだろうと言いたげにじっと眺めていました。首輪はしていませんが、たぶんこのあたりの家の飼い猫なんでしょう。

つづく。

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| 2017年11月 吉備の中山 | 14:50 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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歴史をめぐる散策路: 吉備の中山その1 

2017年11月3日(金) 岡山県岡山市 吉備の中山(標高170m) 日帰り単独行 


文化の日の11月3日は朝から絶好の山日和となりましたが、悲しいかな仕事につぶされてしまい紅葉の山歩きはお預けとなりました。せめて丸一日仕事なら山に行けない代わりに儲かったからいいかとなるのですが、午前中のしかも11時という遅い時間に一件入っていただけなので、売り上げはコンビニでバイトした程度のもの。俺の休日を返してくれ~っ! と叫びたいところです。


仕事終わりにそのまま帰ってしまうとストレスがたまりそうだったので、現場近くの里山を歩くことにしました。訪れたのは吉備の中山。標高はわずか170mという低山ですが、山裾に吉備津神社や吉備津彦神社という格式の高い神社があり、山頂部には宮内庁が管理する全長120mの大型前方後円墳もある歴史に彩られた山なのです。


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現場から一番近い吉備津彦神社を起点として時計回りにぐるりと周回する予定で吉備津彦神社へ来てみると、やたらたくさんの車が駐車場に停まっていました。とりあえず、靴を履きかえて、トレッキングに出かける準備を整えます。

11:25 今回はバックパックではなく、水と行動食などを入れたウエストバッグを腰に装着して出発です。吉備の中山はふもとに有名な神社があるし、住宅もたくさんあるので、なにかあってもすぐに必要なものは手に入る環境なので、大げさな装備は必要なしと判断して、最低限の装備で行くことにしました。


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たくさんの車が止まっていた理由は、七五三でした。


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吉備津彦神社の本殿にもたくさんの参拝客が訪れていました。


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登山口は本殿に向かって左手奥にあるので、にぎわう本殿は通らず左手から回り込みます。


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回り込んだところに稲荷神社の赤鳥居があるので、鳥居をくぐって行くことにしました。これをくぐらずに左へ行ってもOK。


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赤鳥居を抜けるとその先に石段が続いています。これを上がっても行けますが、上がって下ることになるので、石段へは向かわずに左へ曲がります。


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石段の前を左へ曲がった先で登山道に出ます。無料で使える竹や木の杖が設置されていました。写真の左奥の木の下にある石柱に登山道入口と刻まれています。登山道はここを右へ進みます。


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小さな橋を渡った先に、忠魂碑と刻まれた大きな石碑があり、石碑の手前を右に曲がります。


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石碑の前を右に曲がったところから、ようやく登山道らしくなってきました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。



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しばらくはフラットで広い道が続きます。


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次第に道幅は狭くなってきましたが、道の方は相変わらずよく整備されていて歩きやすい道です。


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そこそこの傾斜になった道を10分ほど登って行くと、ようやく傾斜が緩くなりました。


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11:49 分岐路がありました。


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右へ行くと元宮磐座や八大龍王のある吉備の中山の最高峰龍王山ですが、帰路に通る予定なので直進します。


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分岐の先は、木漏れ日の道と名付けられたフラットで気持ちのいい道が続きます。


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木漏れ日が降り注ぐ道を緩く下って行きます。


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下りきったところで、再び分岐がありました。左へ下ると夫婦岩があるそうです。当初は夫婦岩方面にはいく予定はなかったのですが、そうそう何度も訪れるような山でもないので、行ってみることにしました。


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夫婦岩への道はあまり利用する人がいないようで、かすかなトレースがあるといった感じです。道迷いしそうなほどではありませんが、地図もコンパスももたずに足を踏み入れるにはちょっと勇気がいる道かもしれません。もっとも、平野部の比較的住宅街に近い場所にある山なので、たいていの場所で携帯が通じますから、スマホで地図を確認することは可能です。


吉備の中山の詳しい散策路が掲載されているマップは、「吉備の中山を守る会」のホームページにあります。国土地理院の地形図はほぼ役に立ちません。


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分岐から8分ほど下ったところで、それらしい巨岩が見えました。


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下へ回り込んでみると、なるほど2つの巨岩が向かい合うようにそびえたっていました。たいした大きさではないのだろうと思っていましたが、けっこうな巨岩で、わざわざ下ってきたかいがありました。ただ、わりと急斜面にあり、のんびりと眺められるような平地もないので、あまりゆっくりできずそそくさと離れることにしました。


吉備の中山を守る会の地図によると、夫婦岩の少し上から石船古墳のほうへ行く道があるようなので、来た道を戻るより石船古墳の方へ行ってみることにしました。しかし、下ってくるときにそれらしい分岐を見た記憶はありません。はたして道があるのかどうか、半分疑いつつ来た道を戻りました。


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4分ぐらい登り返したところに、白い札がぶら下がった木がありました。見た目には何も書かれていない札に見えます。近づいてよくよく見ると、細い字でうっすらと石船古墳と書かれています。


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どうやらここが分岐のようですが、正直ほとんどトレースは消えかかっています。そのうえ、入り口に通行禁止を暗示しているかのような木の枝が通せんぼするように置かれています。こういう木の枝はときどき見かけますが、これを自然に落ちてこうなったものとみるか、誰かが通行禁止を示すために置いたものだと見るかで、判断が分かれるところです。道迷いしやすいところによくこうやって木の枝が置かれていますが、こうしたものをサインだと気が付かずに直進してしまうと遭難しかねないので、要注意です。


この場合はどう判断すべきか。周囲の状況や頭上に木の枝をが折れて落ちたような木がなかったので、おそらく人工的に置かれたものだと思われるわけですが、もしも危険を伴う状況であればもっと明確に通行禁止のサインが出されているはずです。おそらく上から下りてきた人が間違って行かないようにということで置いたか、トレースが不明瞭で道がわかりにくいので、地図もコンパスももっていないような手軽なハイキング客が入り込まないようにしているかのどちらかだと思われるわけです。というわけで、とりあえず、石船古墳方面に進んでみることにしました。


ちなみに、今回軽装備とはいえ、GPSとコンパス付腕時計は装備していますし、スマホで吉備の中山を守る会の地図も表示することができているので、道迷いの心配はないという判断です。なお、途中まで行って道がわからなければ戻ればいいと思っても、この道はほとんど痕跡のない道なので、戻るときに迷う危険性があります。なので、入り口から見て不安がある場合はやめておいた方が無難です。


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かすかなトレースを探しながら先へ進んで行くと、少し登ったところで左へ曲がり、斜面をトラバースするようになりました。大岩の下を巻いて、さらに斜面をトラバースして行きます。


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分岐から10分ほど歩くと、石船古墳を通過する登山道に合流しました。こちら側には夫婦岩への入り口を示すしっかりとした道標が設置してあるので、特に危険な道とされているわけではなさそうです。実際、とくに危険なところはありませんでしたが、道がわかりにくいことは事実です。なので、山慣れしていない人はあまり入り込まない方がよさそうな道です。


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登山道の合流点から右に曲がって少し登ると、きれいに刈りはらわれた場所がありました。


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崩れかけた石室らしいものがあります。


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ここが石船古墳群でした。全部で4つの横穴式石室があるようです。先ほどの合流点から左へ下ったところにもっと規模の大きい横穴式石室の石船古墳があります。今回は下り過ぎてしまうと思ったので行きませんでしたが、写真で見るとけっこう大きな石室なので、行ってみればよかったと少し後悔しました。


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さて、石船古墳群から再び斜面をトラバースするように道が伸びています。


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道を進んで行くと、登山道が十字路になっている場所に出ました。吉備の中山を守る会の地図によると、石船古墳群から南西へ延びる道の先は丁字路になっています。当初立ち寄る予定だった稜線にある環状石離や八畳岩、鏡岩に寄るために、ここは右へ進みます。


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直進は「吉備桜へ0.2km」と書かれていますが、地図には吉備桜というものは記載されていません。方角的には八徳寺方面につながっていそうな道です。ネットで調べてみると、平成15年に見つかった山桜の大木のようです。八徳寺にも平安桜という大きな桜の木がありますが、吉備桜はそれとは別の桜だそうです。地図に載っていないところをみると、道がつけられたのも最近なのでしょう。来年春の桜の時期に訪れてみたいと思います。


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十字路から5分ほど登ってくると、稜線の中国自然歩道に出ました。


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右折して夫婦岩分岐まで歩いてきた来た方向へと戻ります。


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左に鏡岩への道を分けますが、上から下ってきてここへ戻ってくる予定なので直進します。


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大きな分岐路がありました。左へ行けば吉備の中山の西麓にある福田海というお寺に下ることができます。あとでそちら方面にいきますが、まずは環状石離を見たいので右へ進みます。


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分岐から2分で環状石離に着きました。


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何かというと、巨岩が環状に置かれている遺跡ということで、いわゆるストーンサークルのことだそうです。ただ、見た感じでは人工的に石を環状に設置したというにはちょっと無理があるような気がします。人工的に配置したにしては中途半端すぎると思うわけです。たまたまそれっぽく並んでいるだけのようにしか見えませんが、古代の祭礼や儀式が行われた場所だった可能性はありそうです。

なんだか思っていたよりも長くなりそうなので、今回はここまで。

つづく。



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| 2017年11月 吉備の中山 | 18:59 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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