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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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水の山行ってきた: 烏ヶ山 

2017年9月25日(月) 鳥取県江府町 烏ヶ山(標高1448m) 日帰り単独行 



サントリー天然水 奥大山編のCMで、宇多田ヒカルが尾根の岩の上に座っているカットを見た時、奥大山編のくせに烏ヶ山でロケしてるなと思って、ちょっと気になっていました。というのも、鳥取地震の影響で登山道が崩落し、公式的には烏ヶ山は長らく登山禁止になっていたからです。


2001年8月から登山禁止になっていましたが、2016年7月30日にようやく解禁となりました。ところが、同年10月21日に発生した鳥取県中部地震で再び登山道が崩落し、再び登山禁止になっています。もっとも、登山道が閉鎖されているというわけではないので、登ること自体は可能です。


僕が烏ヶ山に登ったのは、2015年3月が直近で、この時は当然雪山でした。その前というと2011年10月になり、ずいぶんご無沙汰です。鳥取中部地震以降、登山道がどうなっているのか気になっていたところにサントリーのCMを見たこともあって、久しぶりに烏ヶ山に登ってきました。


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10:05 鏡ヶ成から大山環状道路を鳥取方面に登ったところにある新小屋峠が登山道入り口ですが、わずか車2台分しかない駐車スペースは埋まっていたので、少し鳥取県側に下ったところにある路肩の広い場所に車を停めて歩き出します。


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新小屋峠から登山道に入ります。


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登山道入り口に熊出没注意の看板があり、ちょっとビビりました。クマ鈴をつけて入山します。


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歩き始めるとすぐに気持ちのいいブナ林が広がります。


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ブナの大木が適度に広い間隔で立ち並ぶ森は、明るく解放感があっていい感じです。


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奥に進んで行くと、二抱え以上もありそうなブナの巨木がたくさん現れます。わずかに紅葉が始まっていました。


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やがて、笹が繁茂して地面が見にくい状態が続くようになります。長らく登山禁止となっていたので、入山者が減ったためか、それとも草刈などの整備がされなくなったのかわかりませんが、ちょっと廃れかけたような雰囲気がありました。とはいえ、おおむね歩きやすくわかりやすい道です。


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緩い上り道から次第に傾斜が強くなり、ロープが設置された場所が現れました。しかし、このロープ場を登りきれば、尾根上にでます。


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10:54 尾根に出ました。ちょっとした広場になっていたので、荷物を降ろして少し休憩をとりました。登山道はここから左手方向、すなわち南へと向きを変えて尾根道をたどります。


ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。



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5分間の休憩を終えて、出発します。今日は晴天予報でしたが、なぜか空は曇りで、烏ヶ山もガスって見えます。


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右が烏ヶ山北峰、左が南峰で、登山道は南峰の左側、肩のあたりに突き上げます。その突き上げた場所が鏡ヶ成キャンプ場からの烏ヶ山正面登山道と合流する場所になっていて、崩落個所はその合流点のある場所です。


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休憩場所からはしばらくくだりが続き、5分ほどで鞍部まで来ました。ここから登りが始まります。


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鞍部から南峰の肩にある登山道合流点までが、このコースの難所の一つです。かなりの勾配の道が続きます。


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標高1300mの尾根に出たところで一息つけます。ここからはしばらく傾斜が緩みます。展望もすこし開けてきました。


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烏ヶ山北側の断崖は、地震の影響はなさそうです。


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登山道わきの木々に真っ赤な木の実がたくさんついていました。ナナカマドかな?


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南峰の近くまで来ると、右手前方に崩落した跡のような裸地が見えました。地震で崩落した場所は南側のはずですが、北側でも崩落があったようです。


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南峰の肩に上がる直前の区間は、かなりの急こう配です。新小屋峠コース一番の難所といってもいい区間です。比較的新しい感じのロープが設置してあり、それほど厄介な場所ではありませんが、岩が滑りやすいことなどもあって慎重な足さばきが要求されます。


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11:41 登山道合流点に着きました。以前登った時にはなかったりっぱな道標が建っています。


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右上がすぐ南峰山頂です。


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尾根通しに下方へ烏ヶ山正面登山道が続いているわけですが、通行禁止の札やロープがないところを見ると、どうやら通行できるようです。


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どんな感じなのか、少し下ってみました。少し下にある大岩が、まるで掘り起こされたように浮き上がっています。この大岩の左側にトレースがついていました。


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大岩の下まで行ってみると、その先の南側斜面が大きく崩落していました。しかし、尾根そのものが崩れたわけではないので、登山道はなんとか残っているみたいです。


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昔の登山道は、崩落した尾根の南側を通っていたと思いますが、いまは北側の藪の中にトレースが続いています。通ることは可能みたいですが、新小屋峠コースの方が安心かもしれません。


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偵察を終えて、合流点に戻ります。南峰直下のところにも、小さな崩落跡のような部分が見えます。


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道標のすぐそばにある岩は下がなくなって半分宙に浮いていました。上から見ると下の様子が見えないので、うっかり乗っかると岩もろとも落ちそうでやばい状態です。


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ところで、サントリー天然水 奥大山編のCMで宇多田ヒカルが座っていた岩はどれだろうと思って、CMの画像をよく観察してみると、どうやらこの道標の左手にある岩の赤丸の位置みたいです。


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CMのキャプチャー画像ですが、道標が写っていません。設置される前のロケなのか、画像処理で消しているかのどちらかだと思います。位置を特定するために、特徴的な岩を探してみると、右下の大岩と左上の白っぽい三角の岩がわかりやすそうです。写真クリックで拡大します。


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左上の白っぽい三角形の岩は、どうやらAの岩のようです。


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拡大してみるとフラットな三角形の面があるので、光を反射して白っぽく見えているのでしょう。頭の部分だけ少し色が違うという特徴も一致します。


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右下の大岩は、合流点から少し下にあった浮き上がったような大岩だと思われます。頭のでっぱりと、下の方だけ色が違うという特徴が一致します。こちらの岩はBとしておきます。


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ということで、位置関係を書き入れてみると、こんな感じだと思われます。道標の位置は後ろの草むらが妙な感じで丸くボケているので、おそらく画像処理で消去したのだと思われます。だからなんだといういわけではありませんが、宇多田ヒカルも撮影のためとはいえ、よくここまで登ってきたなと感心します。写真クリックで拡大します。


さて、宇多田ヒカルの座った岩探しはこれくらいにして、さっさと烏ヶ山山頂を目指して先へ進みたいと思います。


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登山道合流点から少し上がったところが、下から見えた北側の崩落個所の真上のようで、岩が浮いたような状態になっています。通過するのがちょっと怖い場所でした。


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少し登ると、崩落個所の様子がよくわかります。


ガスが上がってきた尾根
2011年の時の写真と比べると、一目瞭然。


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南峰は台形のフラットな山頂ですが、そこに至るまで少し岩伝いの歩きにくい場所があります。


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南峰山頂に出ると、紅葉が進んでいました。


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まだ紅葉は始まったばかりというところです。


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南峰の西端までくると、ガスの中に北峰が姿を現しました。


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南峰から北峰へは、一度鞍部へと下り、登り返します。南峰からの下りはあまり問題ありませんが、北峰の登りはそこそこ大変です。


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山頂直下の岩場です。初めて見ると、どこを登るんだと思うような岩ですが、左側から割れ目を伝って登れるようになっています。


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12:00 ちょうどお昼ぴったりに登頂することができました。


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さすがに平日のお昼なので、誰もいません。


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ガスガスで展望もよくありません。南側の方は、少し日が差していますが、全体的に曇り空です。


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南峰も半分ガスの中。


とりあえず、ランチにしようと思って山頂の大岩の上に登ろうと思ったら、そこらじゅうに虫が団子になって飛んでいて、近づきたくない雰囲気です。いわゆる蚊柱です。


南峰を見下ろす、登山道上のフラットな岩のあたりには蚊柱がいなかったので、そこでお昼にしようと移動すると、なんと蚊柱が追いかけてきて、頭のあたりにたかってくるではないですか! 虫よけスプレーを噴霧しても、一瞬たじろぐだけですぐにまた向かってくるし、グローブを振り回して追い払ってもまったくひるむ様子がありません。吸血昆虫ではないとはいえ、こんなのに頭の周りを飛び回られてはランチどころではありません。滞在時間わずか3分で、逃げるように北峰を後にしました。


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南峰まで戻ってくると、一瞬ガスが晴れて、北峰が見えました。写真を撮っていると、静かだった山が急に騒がしくなり、結構若そうなグループがどやどやとやってきました。こんな平日に登ってくるところを見ると、大学生だろうかと思っていると、そのあとからも数名の登山者が登ってきて、みな比較的若いのが不思議です。平日だし、登山者に会うこと自体あまりないだろうと思っていたら、予想外に多くの登山者に会いました。


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登山道合流点まで戻ってきて、岩に座っておにぎりを食べていると、またもや若者グループが登ってきました。今度は完全に学生らしく、一人を除いては普通にジョギングでもしているかのような服装だったりしていて、登山が初めてといった雰囲気でした。平日に若者に人気の烏ヶ山って、いったいなに? もしかして宇多田効果なんでしょうか。そういえば、南アルプス編でロケ地となった栗沢山も、いままでは全然人気がなかったのに登山者が急増したというニュースを何かで読んだのですが、同じことが起きているのかもしれません。


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12:40 ランチを終えて出発するときに北峰を見ると、天狗の鼻のような突き出た岩がよく見えていました。


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13:08 尾根道からの下降点まで戻ってきました。汗ふきと水分補給で立ったまま小休止をとりました。


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あとはひたすら下って行くだけです。


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13:44 登山口に出ました。朝、2台停まっていた駐車スペースを、でかいベンツが1台で占領していました。


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13:47 駐車場所まで戻ってきました。今回の行動時間は、約3時間42分とけっこう短めでした。そのためか、あまり休憩をとっていないわりに、足の痛みも疲労感もなく、行動を終えることができました。


帰りは、鏡ヶ成国民休暇村にあるホテルで、日帰り入浴してかえりました。ここのお風呂は温泉ではありませんが、超軟水である奥大山の水で沸かしたお湯なので、肌触りが滑らかでとっても気持ちのいいお湯でした。料金は510円とリーズナブルなので、烏ヶ山登山の後におススメです。


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| 2017年9月 烏ヶ山 | 19:49 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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