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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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ゆく夏くる秋: 櫃ヶ山 

2017年8月31日(木) 岡山県真庭市 櫃ヶ山(標高953.5m) 日帰り単独行 


8月最後の日、快晴予報が出ていたので仕事は休みにして出かけてきました。下蒜山から中蒜山への縦走をしようと思ってでかけたのですが、後立山連峰縦走から帰ってから2週間、どこにも出かけずかなり足腰がなまってそうなので、ちょっときついかなと思い、急きょ櫃ヶ山に目的地を変更しました。


櫃ヶ山は湯原温泉の近くにあるピラミダルな山で、岡山ではそこそこ人気の山だと思います。湯原ICから国道313号を少し南に下ったところに櫃ヶ山登山口という大きな看板がたっていますが、そこにある駐車場はけっこう狭くて、4台分ぐらいのスペースしかありません。そこがいっぱいだった場合は、登山口のすぐ南にある橋を渡ったところから河原に下りることができ、河原に広い駐車スペースがあります。


国道沿いの登山口からは集落の中を通り、畑のそばを通って竹藪の中を登って行くのですが、この区間が登山道という雰囲気がなく、ただのアクセス路という感じで面白くありません。2016年5月に櫃ヶ山から星山へ縦走した時は、復路に基幹林道を使うことから、林道を上がったところにある登山口に駐車して、そこを起点にしました。ここからなら、すぐに登山道に入れるので、集落や畑などを通過する必要がないので始めから登山の雰囲気を味わうことができます。今回も林道の登山口を利用しました。さすがに平日ということで、ほかに停まっている車はありませんでした。


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9:23 準備を終えて出発です。今回は、いつも通り駐車場所の登山口から入山するのではなく、しばらく基幹林道を南へ歩いたところにあるもう一つの登山口から入ることにしました。同じルートを同じ方向に歩いていも目新しさがないので、逆回りで歩いてみようというわけです。


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林道を歩き始めて5分ほどすると、急に勾配がきつくなります。最初は11%の表示があり、その後12%の表示がありました。10%を超える勾配なんて山岳路にでも入らない限りあまりでくわすことはありません。高速道路でけっこうきつなと思う勾配でも、たいてい5%ぐらいですから、12%勾配はなかなかレアです。もっとも、登山道ではこんなものではないでしょうから、歩いている分にはそれほどでもありません。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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9:47 登山口に到着です。八月末ということで、雑草が伸び放題です。


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林道からの入り口は廃道のような雰囲気で、かなり草に覆われていました。


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しかし、森の中に入ってしまうとトレースはしっかりと見えています。


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苔むした丸太橋を渡ります。


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沢音を聞きながら谷筋に沿って登って行きます。


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若干わかりにくい場所が渡渉地点になっていました。沢の手前でトレースが消えたようになっていて、立ち止まって道を探しましたが、よく見ると沢へ下りて行くようにかすかな足跡がついていました。沢に下りると歩いてきた道の延長方向についトレースを探してしまいますが、沢の上流方向にはトレースらしい物はありません。なので、ここでもう一度周囲を確認してトレースを探すと、右手後方にトレースがありました。ちょっとわかりにくい場所です。


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数本の倒木がまとまって道をふさいでいました。またぐには高過ぎるし、くぐるには低すぎます。なので、上側を巻いて通過しました。


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植林の尾根下に見覚えのある看板がありました。標高630mぐらいの場所です。古い地形図には、このあたりから尾根を通って山頂南側の稜線に出る登山道が描かれていました。2010年12月に初めて櫃ヶ山に登ったときには、その古い地形図を持って行ったので、登山道の入り口がわからず行きつ戻りつして探したことがあります。最新の地形図では、現在の登山道が反映されていて、古い尾根筋の道はなくなっています。この看板は古い地図を参考にして廃道になった登山道に入り込まないようにするための注意書きなのでしょう。


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次第に登山道の傾斜がきつくなり、沢からも距離・高さが遠くなって水音も聞こえなくなってきました。標高700mあたりで、仕事の電話がかかってきました。スマホにはメールの着信音もしています。こんな山の中の谷筋にいるのに、電話もメールも通じるなんて、さすがドコモだと感心するばかりです。以前はソフトバンクの携帯でしたが、ちょっと山間部に入るとすぐに圏外になってしまい、平日に登山するのは躊躇したものでしたが、いまは全く気になりません。山に入るならドコモ回線が一番です。


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10:50 急に樹木のない開けた場所に出ました。


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稜線が近くに見えます。以前、下山で使ったときにこんな場所を通った記憶があるので、稜線まで近くなったことがわかります。樹木がない理由はわかりませんが、一度土砂崩れでもあったのかもしれません。ただ、日当たりがいいためか、登山道わきにトゲのある草がけっこうあり、夏用の薄手のパンツだとトゲが貫通しがちなので、パンツに引っかかったりビミョーにチクチクしたりしてあまりうれしくありません。短パンにタイツといういでたちだとけっこう大変かもしれません。


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再び森の中の道になり、草の少ない歩きやすい道になります。


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10:59 稜線に出ました。稜線上の道はきれいに草刈がされていて、星山への縦走路も1mを越えるぐらいの広い幅で続いていました。出発以来とくに休憩をとっていませんが、電話がかかってきたときに荷物を降ろして数分間立ち止まっていたので、休憩をとったようなものです。なので、ここでも休憩なしで山頂まで行くことにしました。


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櫃ヶ山へと続く尾根道をたどります。


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振り返ると、星山への縦走路になっている尾根と、その向こうに星山が半分だけ顔をのぞかせているのが見えました。


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小ピークに登ると、櫃ヶ山が見えました。あとひと登りです。


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足元にあまり見たことのない花が咲いていました。戻ってネットで調べてみると、どうやらフシグロセンノウという花のようです。都道府県によっては絶滅危惧種に指定されているみたいです。


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11:13 櫃ヶ山山頂です。誰もいない静かな山頂です。山頂南側の一部だけ草刈がされていました。しかし、山頂部から北側にかけては雑草が伸び放題です。


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相変わらず標高しか記載していない標柱がたっています。


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離れたところにぽつんと立っている標柱に消えかけた文字で日津ヶ仙と書かれていて、古くはこちらの字をつかっていたのかもしれません。とりあえず、その標柱横で自撮り。


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今日はいい天気で、日差しも常に降り注いでいるのですが、風がひんやりと涼しくて少し前のうだるような暑さが全然ありません。風がやんでも、日差しに焼けつくようなエネルギーはなく、夏が往き秋が訪れたのを感じました。


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大山は雲に邪魔されて頂上付近は見えません。単に雲が邪魔しているだけなのか、頂上付近にガスがかかっているのか、ここからだとはっきりしません。


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蒜山三座は雲の下、山頂までなんとか見えていました。


かれこれ30分ほど誰もいない山頂でぼけーっと景色を見て過ごしていました。お昼前ですが、あまり空腹感もなく、ランチ用に持ってきたパンも手をつけませんでした。山頂でコーヒーでも飲もうと担いできたバーナーと水も使わずで、無駄に重い荷物になってしまいましたが、日帰りなのでたかが知れています。


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11:43 この日は休憩用にシートではなくトレッキングチェアーを持ってきたので、山頂で昼寝というわけにもいかず、せっかくの静かな山頂ですが下山することにしました。伸び放題の草の中を北に向かって下って行きます。


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山頂直下は比較的傾斜が急ですが、ちゃんとした階段があってそれほど大変な場所ではありませんが、草に階段が覆い隠されていて、足で段差を探りながら下りなければならず、けっこう手間取りました。


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9合目の草地にたくさん生えていた赤っぽい猫じゃらしのような植物。花なのか実なのかよくわからないものですが、調べようもないのでそのうち判明することを期待しつつ、先を急ぎます。


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9合目から8合目へと下る道も、やはり藪化していました。ここでも足で段差を探りながらゆっくりと下って行きます。


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8合目の天狗の森分岐はただの草薮状態です。


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天狗の森へ下る道も草で覆われてトレースさえ見えません。夏場はほとんど人が通っていないみたいです。


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8合目から下って行くと、マツムシソウが咲いていました。やっぱり秋だなあと納得。


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7合目あたりにある天狗の森分岐が見えてくると、単独の男性が天狗の森方面に入ってくのが見えました。この日見た唯一の登山者でした。


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下って行くと、ナデシコも咲いていました。またまた秋を感じた瞬間でした。


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12:17 6合目を通過します。


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6合目にある広場のような場所も、伸び放題の草に覆われていました。


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6合目から5合目にかけての急傾斜の区間も草がびっしりついていて、段差がまったく見えないばかりか、草で滑ったりしてかなり大変でした。夏の櫃ヶ山はめんどくさい山でした。


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ようやく樹林帯に入ると、草ぼうぼうの登山道から解放されて、涼しくて歩きやすい道になりました。


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イガグリもたくさん落ちていて、すっかり秋っぽくなっていました。


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急傾斜の植林帯を水平にトラバースする道になると、登山口ももうすぐです。


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12:51 登山口に下りてきました。特に急いだわけではありませんが、休憩をとらなかったので、1時間10分で下りてくることができました。3時間半の山行ということで、2週間ぶりの山としてはきつすぎず緩すぎずでちょうどいい感じでした。


帰りは足(たる)温泉に立ち寄りましたが、平日の午後早い時間だったため、ガラガラでした。山も温泉も平日に限るなと思った1日でした。

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| 2017年8月 櫃ヶ山 | 15:59 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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