ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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リベンジ! 星空登山: 伯耆大山夏山登山道その3  

2017年6月14日(水)~15日(木) 鳥取県大山町 大山(標高1709.4m) 小屋泊単独行 


撮影から戻ると午前3時でした。これから寝てしまうと日の出を見逃してしまう可能性がすこぶる大きいので、寝るのはやめて朝食をとることにしました。アツアツのラーメンを食べると、冷えた体があったまって、気持ちも落ち着きます。


4時ごろになると空が明るくなってくるので、夜明けのグラデーションを撮るために4時前に小屋を出ました。山頂には一番乗りだったので、方位盤横のいい場所にカメラを構えて夜明けを待ちました。


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肉眼ではまだそれほど明るいわけではありませんが、カメラで撮るとしっかりと地平線が赤く染まっているのがわかります。写真はクリックで拡大します。


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空の明るさに対して地上はまだ夜の暗さなので、一発撮りすると山が黒潰れしてしまいます。なので、ここではHDRを使うことにしました。標準の設定をマイナス1補正にしておいて、プラスマイナス2の設定でHDR撮影をした結果です。山肌が黒潰れしないでいい感じに再現できました。シャッター速度が遅くなるため、はじめのうちは風の影響でブレた写真になってしまったので、いろいろと設定をかえつつ、カメラブレを抑えるためにカメラのストラップを軽くひっぱた状態で撮影して、なんとかブレのない写真を撮ることができました。写真はクリックで拡大します。


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4:31 空がだいぶん明るくなってきました。日の出前のこの空のグラデーションは、いつみても感動的な美しさです。写真はクリックで拡大します。


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4:51 太陽が姿を現しました。三脚を据えた場所からは三角点が邪魔で日の出が見られなかったので、カメラだけもって日の出の見える場所まで移動して撮影しました。写真はクリックで拡大します。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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弥山山頂にもどって三角点の向こうから太陽が昇ってくるのを待っていると、ちょうど三角点のピークから太陽が出てきました。この写真も、山肌の黒潰れを避けるためにHDRで撮影しています。HDRの欠点は、RAWでの撮影ができないこと。あとで調整する幅が少ないので、現場でどんぴしゃの設定で撮っておく必要があります。その点では、ほぼフィルムで撮る感覚です。写真はクリックで拡大します。


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太陽が顔を出して山肌もだいぶ明るくなってきたので、このころからはRAWでの一発撮りができるようになりました。太陽を画面内に入れず、フードもつけて撮影していますが、画面左の尾根上に緑のゴーストが出てしまいました。初代24-105F4Lはこういうときにゴーストが出やすく、その点が残念なところです。それ以外はほぼ満足できるいいレンズなんですけどねえ・・・写真はクリックで拡大します。


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烏ヶ山の奥に霧がたまっているのが見えました。おそらく蒜山高原に溜まった霧だと思います。写真はクリックで拡大します。


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5:21 撮影を終えて小屋に引き上げるとき、影大山がくっきりと浮かび上がっているのが見えました。


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小屋に戻って荷物を片付け、下山の準備を済ませた後、コンデジをもってもう一度山頂に行ってみました。


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太陽の高度が少し高くなっていましたが、基本的に剣ヶ峰は逆光になるので、風景的には今一歩。大山できれいな風景を見るなら、朝早い時間よりお昼ぐらいのほうがいいと思われます。そうすると、8時ごろ登山開始というのがいいところでしょうから、あまり早起きする必要もなくいい時間です。


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湿度がやや高いのか、遠景は少し靄がかっている感じです。


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6:44 まだ7時前ですが、下山することにします。今から下山すると9時ごろには駐車場に着いてしまい、温泉の営業開始時間である11時まですることがなくなってしまいますが、仮眠でもとればすぐに11時になるでしょう。


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いつもならここを右へ入り夏山登山道を往復するのですが、今日は時間が余っているので、直進して頂上台地をぐるっと回ってから下りてみることにします。


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大地の縁に設置された木道をのんびりと下って行きます。


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左手に見える大きな谷は大ノ沢です。


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石室は入口のコンクリート製ひさしが壊れて垂れ下がっていました。昨年12月に来たときはこうなっていなかったはずなので、今冬の雪でやられたようです。


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下から見ると頂上台地もけっこうな急斜面だとわかります。


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頂上台地をぐるりと回って夏山登山道の合流点に来ました。ここからは往路と同じルートです。


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登山道わきにイワカガミの群生がありました。撮影時、カメラの液晶画面で見ると花の色が白く飛んでいましたが、パソコンで見るとちゃんとピンク色が出ていました。


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北壁もいつの間にか草木に覆われて緑が増えています。ほんの3か月前にはまだ雪ののこる斜面だったのに、季節の移ろいは早いものです。


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頂上台地が終わり、長い登山道が始まりました。あとはもうひたすら下るのみです。


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八合目あたりから下もすっかり緑に覆われた尾根になりました。寒風吹きすさぶ雪の尾根だったのがウソのようです。


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7:42 六合目でゆっくりと休憩をとりました。冬には小屋が隠れるほど積雪があったわけですから、少なくとも5mぐらいの積雪があったということで、そう考えるとすごい豪雪地帯なんだということが改めて実感されます。


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8:48 途中から膝痛が出てきたのでゆっくりと下山し、阿弥陀堂前のベンチでも休憩をとりました。このベンチの前にあるお地蔵さんは、登山者を危険から守ってくれるというご利益があるそうで、前を通るときはぜひ手を合わせてくださいとたまたまお花を供えにきていたお坊さんから言われました。なんでも、昔遭難が多発したためここにお地蔵さんを祀ったところ、遭難が激減したそうです。


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9:14 駐車場に着きました。のんびりと休憩をとりながら下山しましたが、あまり時間稼ぎはできませんでした。温泉が開くまでまだ1時間45分もあります。しかし、のんびりと着替えたり、スマホをいじったりしているうちに11時前になり、豪円湯院でゆっくりと温泉につかって帰りました。

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| 2017年6月 伯耆大山弥山 | 15:24 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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リベンジ! 星空登山: 伯耆大山夏山登山道その2 

2017年6月14日(水)~15日(木) 鳥取県大山町 大山(標高1709.4m) 小屋泊単独行 


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20:02 すっかり暗くなった頃、山頂避難小屋に着きました。入り口前の温度計は10度をさしていました。10度といえば、平地なら冬の気温ですから、手がかじかんだり、寒さを感じるのはあたりまえ。岡山市内では日中30度になろうかという気温なのに、標高1700mの夜はまだ冬なのですから驚きの気温差です。


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小屋に入ってみると、4名の宿泊者がいました。平日なので貸切かと思っていましたが、意外といるものでちょっとびっくり。写真は、皆が外に出て誰もいなくなったときに1枚だけ撮らせてもらいました。正面手前の荷物が僕の寝どこです。


天気予報では最低気温が7度ぐらいだったので、コンフォート温度が3度の3シーズン用寝袋 ドイター アストロ-2をもってきました。寝るときはモンベルのEXライトダウンの上下を着て寝ましたが、夜中に暑くて寝袋を開けることがあったほどでした。


小屋について荷物をほどいて寝床の準備を終えたら、すぐに食事をとりました。この時期は天の川が20時ぐらいには上ってくるので、東に見える剣ヶ峰と天の川を絡めて写真を撮るには、21時ぐらいがちょうどいい時間帯だと見当をつけていました。なので、食事は21時までに終えないとチャンスを逃してしまいます。


食事を終えて、防寒対策にダウンの上下を着こみ、21時過ぎにカメラや三脚をもって弥山山頂に出かけました。すでに、撮影している人がいたので、ヘッドライトは消したまま木道を歩き、空いていた場所に三脚をたてて撮影開始です。以降の写真はクリックで拡大します。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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天の川はちょうどいい高さで剣ヶ峰の上空にかかっています。しかし、けっこう風が強くて、20秒前後の長い露出をかける星景写真には厳しい条件でした。三脚にバックパックをぶら下げて重しにして、風上側に立ってちょくせつ風がカメラや三脚に当たりにくくするなどしながら撮影して、なんとかぶれずに写真を撮ることができました。


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撮影位置とアングルをかえて撮影してみました。天の川は地平線に近い当たりが一番濃い色になるので、そこをメインに据えると、剣ヶ峰は外さざるを得ません。少し望遠にしてカメラマンを外してもよかったのですが、点景としてカメラマンを入れてみました。


星景写真をひととおり撮り終わってから、22時過ぎに小屋に戻って寝袋にもぐり込みました。冬のテント泊で使うダウンのテントシューズを持ってくるのを忘れたので足の冷えが心配でしたが、ソックスを履いていればまったく問題ありませんでした。


2時前に暑くて目が覚めました。目が覚めたついでに外に出てみると、月明かりが煌々と頂上台地を照らし出し、はるかかなたの米子の明かりが星空と対比するかのように光り輝いています。思いがけずきれいな風景に出会えたので、小屋に戻ってカメラを携えて、再び山頂に出かけました。


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先ほどと違って山頂には誰もいません。なので、一番いいと思える場所に何の遠慮もなくカメラを構えることができました。しかし、あいかわらず風が強く、カメラブレが問題です。先ほどと違ってカメラを構える向きが反対方向になるため、正面から風を受け、体で風を防ぐことができません。仕方がないのでISO感度を上げて、シャッター速度をできるだけ短くすることでなんとかぶれないで写真を撮ることができましたが、ノイズがやや浮いてしまったのが残念です。こういう時には、ISO10000以上でもノイズが少ないカメラがほしいと思います。


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夜景と星空という難しい撮影にも挑戦です。星空に露出を合わせると街灯りが白飛びするし、その逆なら星はほとんど写りません。ということで、ハーフNDフィルターを使ってなんとかどちらも再現することができました。しかし、街灯りがぼやけるのを避けるためにソフトフィルターを外したので、星の光が小さな光点になってしまい、わかりにくいのが難点です。角型ソフトフィルターを入手して、今後はハーフNDフィルターとあわせて使えるようにしたいところです。

つづく。

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| 2017年6月 伯耆大山弥山 | 01:02 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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リベンジ! 星空登山: 伯耆大山夏山登山道その1  

2017年6月14日(水)~15日(木) 鳥取県大山町 大山(標高1709.4m) 小屋泊単独行 


伯耆大山の山頂で星空の写真を撮りたいということで、深夜の登山を行ったのが4月3日のことでした。このときは、まだ雪がたっぷり残る冬山状態で、結局ガスにまかれてわずか3回のシャッターを押すことしかできませんでした。やはり、泊まりでないと十分な時間が取れないし、チャンスを活かせないという反省だけが残った山行でした。


ということで、雪はなくなってしまいましたが、6月14日から15日にかけて晴天が続くという予報がでていて、うまい具合に仕事の依頼も入っていなかったので、千載一遇のチャンスとばかりに出かけてきました。


目的は星空の撮影なので、早くから登る必要はありません。15時に家を出て、南光河原に17時前に到着。普通の登山者なら家路につくタイミングで登り始めるというのは、今回が初めてです。


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17:23 駐車場を出発します。


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雪のない夏山登山道を登るのはずいぶん久しぶりです。昨年12月に正面道から登った時に下りで通りましたが、登りでこの道を無雪期に通るのは、何年かぶりです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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一合目を過ぎると始まる階段地獄。このあたりはまだ段差が低いので歩きやすいのですが、三合目の手前あたりから五合目にかけて段差の大きい急傾斜の階段が続き、体力を削られます。


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18:11 三合目を通過します。すでにけっこうな汗がしたたり落ちるような状況です。先週の雄山・雌山ではじんわりと汗ばむ程度の汗しかかきませんでしたが、久しぶりに滝のような汗をかきました。


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18:52 六合目避難小屋で休憩をとりました。日中ならかならず登山者が複数人は休憩している場所ですが、さすがにこの時間では誰もいません。


薄手のシャツ一枚で登ってきて、汗ですっかり濡れてしまったので、休憩を始めるといっきに汗冷えが始まりました。6月中旬とはいえ、山の上は20度を下回る温度で、そのうえ風も吹いているのでまだまだ夏とは大違い。ウールを混紡した山シャツを重ね着すると、ひとまず汗冷えからは逃れられました。


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夏至が近いので、日没の時間はかなり遅くなっていて、もう19時前だというのにまだ北壁を夕陽が染め上げています。夕陽に赤く染まる北壁を見たのは、じつは今回が初めてだと思います。いつも同じ時間帯に登山していては、何年経とうとと、何度登ろうと、同じような風景しか見ることはできませんが、時間を変えると今まで見られなかったものを見ることができます。常識的にはこんな時間に登山を始めるのは非常識な行動かもしれませんが、自分の見たい風景を見るためにはしかたありません。


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七合目を過ぎたところで、日没の時刻を迎えました。ちょうど、展望のきく場所があったので、少しの間日本海に沈む夕日を眺めていました。


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こちらは一眼レフで撮影したものです。クリックで拡大します。


日が沈むと、山はあっというまに冷え始めます。それまでは素手でも大丈夫でしたが、急に手がかじかんできました。じっとしているとどんどん冷たくなってくるので、とりあえず上を目指して歩き始めました。


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八合目手前の草鳴社ケルンに着いた時には、西の水平線に残照が赤く残っているだけで、登山道もだいぶん暗くなってきました。このあたりはもう立木がなくなっていて、空の明かりが十分得られる場所ですが、石の凹凸などわかりにくくなってきています。

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19:45 ようやく頂上台地の縁に着きました。ここからは比較的傾斜の緩い木道歩きになるので、汗をかくこともありません。クールダウンしながら、ゆっくりと山頂避難小屋を目指しました。


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途中で振り返ると、残照の空の下で米子の街灯りがきらめき始めていました。


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こちらは一眼レフで撮影したものです。クリックで拡大します。


つづく。

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| 2017年6月 伯耆大山弥山 | 10:47 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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