ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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トレーニングのつもりがバテバテ: 上蒜山・中蒜山その2 

2017年4月23日(日) 岡山県真庭市 上蒜山(標高1202m)・中蒜山(標高1123m) 日帰り単独行 


GWのトレーニングとして行ってきた上蒜山・中蒜山ですが、実際このトレーニングは役に立ちました。5泊6日という長い山行で3000m峰二座に登り、上高地から涸沢までのアプローチを約20㎏の荷物を背負って上り下りしたわけですが、軽い筋肉痛が出た程度で、日中の行動に影響が出るようなことはありませんでした。下山後も、これといってひどい筋肉痛になることもなく、階段の上り下りもまったく問題なくこなすことができました。


ただし、疲労感はなかなかきついものがあり、朝起きるのがけっこうつらい状況ですし、7日の日曜日は昼食後に寝落ちしてしまい、そのまま夕方まで寝てしまいました。こればっかりは加齢のせいもあるでしょうが、もう少し山行の頻度を上げて、筋力だけでなく体力も増強させたいと思うわけです。2017年の目標は、毎週山行。雨天決行で頑張ってみたい・・・ものです。


さて、GW山行のレポを早く書き上げるためにも、とっとと蒜山の記事を完了させたいと思います。


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11:17 上蒜山に向けて出発です。避難小屋前の分岐から、上蒜山との鞍部に向けて下っていきます。


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すぐに雪渓が現れます。この先、登山道が西に曲がる部分まで、数十mの雪渓下りとなりました。今回はトレッキングシューズのミレーオールロードGTXを履いてきたのですが、とくに問題なく雪渓もこなせました。靴についていたタグの説明によると廃タイヤを原料にしたTRAXソールというソールが採用されていて、かなり食いつきが良く、泥や雪でもけっこう滑らない優秀なソールです。ファイブテンのステルスソールのような優れたグリップ力ですが、ほとんど世間に認知されていないのが残念なところです。もっとも、すでに廃番になっていて、現行のミレーのブーツはビブラムソールを採用しているので、TRAXソールの靴はすでにラインナップから消えているようです。


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登山道が西に向きを変え、ようやく雪渓から離れることができました。とはいえ、雪解け水が登山道を流れるので、しばらくは泥道を歩くことになります。


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中蒜山から鞍部に下って行く尾根は、ちょうど下蒜山の雲居平のような笹原の広い尾根になっています。見晴らしがよく、気持ちのいい道ですが、北風がけっこう冷たくて、ちょっとつらい道のりでした。


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鞍部まで下ってきました。上蒜山が眼前にそびえていますが、しばらくはフラットな道が続きます。


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鞍部から上蒜山への登り返しが始まりました。落葉樹の森の中を抜けていくので、新緑のころや紅葉の時期にもう一度歩いてみたいところです。


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しばらくすると鎖の設置してある坂道になりますが、それほどきつい斜度ではないし、道も岩が多く露出していることもあってグリップも効き、鎖の設置がなぜ必要だったのかちょっと理解できません。まあ、雨の日に下るときにはあったほうが安心かもしれませんが。


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登って行くにつれて斜度が増してきて、このぐらいの斜度なら鎖があれば便利かなと思います。


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鎖のある斜度のきつい部分が終わると、山頂が見えました。あとは、そこそこ緩やかな土の道をたどります。


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前回、上蒜山に登った時に、山頂が団体さんに占拠されていたので、この笹原の斜面でランチをとりました。山頂まであと少しです。


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12:01 上蒜山山頂に着きました。しかし、ここには山頂を示す標柱も看板もなく、なぜこれほど扱いがぞんざいなのか謎です。中蒜山の山頂部分は岡山県側にあるので、岡山県が整備しているのかもしれませんが、上蒜山の山頂は岡山と鳥取の県境になっているので、行政の縄張り争いのようなものがあるのでしょうか。しかし、それなら下蒜山山頂も同様なのに、あちらはちゃんとした標柱がたてられています。上蒜山は蒜山三座の最高峰なのに、なぜか山名板すらない冷遇された山なのです。


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さて、中蒜山からまだ40分ぐらいしか経っていないこともあり、上蒜山山頂でのんびり休憩したくなるほど疲れていません。それに、上蒜山山頂はあまり展望もないので、のんびりするには不向きです。というわけで、まだ行ったことのない三角点のピークへ行ってみることにしました。とはいえ、けっこうトレースが笹藪状態で、ちゃんとたどり着けるか若干不安が残ります。


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雪庇の名残のような雪渓が残る稜線をたどります。ところどころ赤テープがありますが、トレースは不明瞭だし、雪渓で隠されていたりで、自分で考えながら進むしかありません。


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12:11 なんとか三角点にたどり着きました。


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こちらもそれほど展望があるわけではありませんが、木立の向こうに大山東壁を見ることができます。しかし、それも葉が落ちているこの時期ならではの特典です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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12:24 少しの間のんびりしたあと、上蒜山山頂へ戻ります。


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12:34 上蒜山山頂では記念撮影していた親子がいたので、そのままスルー。上蒜山登山口のほうへ下ることにしました。


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標高1100mにある広くて平坦な八合目まで下ってくると、展望が開けます。


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西には残雪の大山がくっきり。


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大山の右手には、矢筈ヶ山や甲ヶ山が連なります。


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東を見れば目の前に中蒜山、その背後に下蒜山も見えます。


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少し引いて、上蒜山から下蒜山まで、蒜山三座を一望。


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上蒜山に登るときは、展望のない山頂よりも八合目でのんびりすることをお勧めします。


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13:14 八合目で20分ほど休憩をとり、上蒜山登山口へ下ります。


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途中、二輪だけカタクリの花が咲いていたので、きれいな方を真下から接写してみました。カタクリの花の写真というと、たいてい上から俯瞰で撮るか、横から撮るかの2パターンが多いので、うつむき加減の花の様子がよくわからないなあといつも思っていたので、コンパクトカメラのメリットをいかして花の真下にカメラを差し込んで撮ってみたら、こんな感じになりました。太陽の光もいい具合に光芒になり、あまり見かけないカタクリの写真になったと思います。


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五合目の上まで下りてきました。ここからは支尾根を南へ下って行きます。


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13:53 二合目です。ここから先は植林帯に入ります。ずっと日向の登山道を下ってきて暑かったので、日陰の植林帯に入れてひと安心です。


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下草の全くない、薄暗い植林帯を下って行きます。


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14:03 やっと登山口にでました。


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牧場の中を横断する道は、解放感があって気持ちいいです。


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以前通った時は、柵もゲートもちゃんとしていたはずですが、このときは残骸と化していました。牧場の営業をやめたのか、それともまだ放牧する前なので手入れをしていないのか。


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ゲートの残骸から少し下ると、上蒜山スキー場の駐車場へは右へ下って行くのですが、中蒜山に戻る場合はアスファルト道を直進します。


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左手に下ってきた上蒜山が見えます。


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蒜山高原の標高が高いため、まだ桜が咲いていました。散り始めといった感じです。


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ちょっとした桜並木もあり、桜を楽しむことができました。


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牧場と桜と蒜山の風景を楽しみながら、のんびりと散策しながら戻ります。


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桜もきれい。


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中蒜山と桜。


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サイクリング道に合流したら、あとはサイクリング道をたどって行くだけです。


伯耆大山の黄葉01
たまにサイクリングの自転車が通過しますが、ほとんど通行する人もいなくてのんびりと歩くことができます。


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14:48 さすがに疲れてきたので、東屋で休憩しました。


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道の駅 蒜山高原です。日曜日ですが、あまり混雑している様子はありません。立ち寄ってソフトクリームを食べようかと思いましたが、面倒くさくなったので通過します。


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中蒜山が近くに見えるようになってきました。駐車場までもうすぐです。


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道の駅を過ぎた先で、サイクリング道から左折してショートカットコースに入ります。


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左折した先を今度は右折。


伯耆大山の黄葉02
右折してからまっすぐ歩いてくると、ちょうど中蒜山オートキャンプ場受付のところに出てきます。ここを左折すればその先が中蒜山登山口です。


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15:36 駐車場に戻ってきました。上蒜山登山口から約1時間30分のウォーキングでした。かなり足が疲れました。やはりアスファルト道の長時間歩行は足への負担が大きいのかもしれません。というより、6時間という長い山行が疲れの原因なのかも。どちらにしても、GW前に疲れを残してしまわない程度の山行にしておくべきでした。まあ、1週間あれば回復するでしょうけど。


もしも蒜山三座を縦走して歩いて戻ってくるとしたら、この倍の時間が必要になるでしょうから、下山してから駐車場に戻るまで3時間かかることになります。タクシーだと3000円ぐらいかかるみたいなので、やっぱ自転車を持ってこないと厳しそう。三座縦走するなら、中蒜山から登って、上蒜山と下蒜山をそれぞれピストンして、中蒜山に下山というほうがよさそうです。それを縦走というのかという疑問は残りますが。

20170423上蒜山中蒜山


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| 2017年4月 上蒜山・中蒜山 | 18:27 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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トレーニングのつもりがバテバテ: 上蒜山・中蒜山その1 

2017年4月23日(日) 岡山県真庭市 上蒜山(標高1202m)・中蒜山(標高1123m) 日帰り単独行 


GW直前の週末は、土日ともいい天気でした。できればテント泊装備でGW前のトレーニング山行を行いたかったのですが、土曜日が仕事でつぶれてしまいそれもかなわず。仕方がないので、日帰りで距離を歩くことにしました。


ということで、蒜山三座の踏破を狙ったのですが、早起きできずこれまた断念。とりあえず、上蒜山と中蒜山の二座だけ歩くことにしました。


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9:13 中蒜山登山口を出発します。快晴で真っ青な空が広がっています。登山者の駐車場は、蒜山塩釜ロッジ前のアスファルト舗装された駐車場の奥の牧草地が指定されていました。以前来たときは、普通にロッジ前の駐車場に停めていましたが、登山者の車で駐車場がいっぱいになって、観光客が停められないということになったのでしょう。


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中蒜山登山口は蒜山塩釜ロッジの横にあります。登山口脇の東屋は塩釜の冷泉を引いてきた水場です。うまい水が無料で利用できるので、出発前にボトルに入れていくのをお勧めします。なお、登山口脇には水洗の公衆トイレもあります。個室はなんとウォシュレット付の豪華仕様でした。


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登山道に入ると、すぐに木立の中を進んでいくのですが、まだ冬枯れの木々が多く中蒜山が木立の向こうに見えます。


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たまに新芽が膨らんだ枝もあり、春の到来を実感できます。


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少し開けた牧草地から中蒜山山頂が見えました。どうやら雪はないみたいです。


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牧草地の中に桜が三本花をつけていました。右の二本は半分葉桜になりかえていましたが、左の一本はいまが満開のようでした。


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「ブナの森」と掘られた石柱のあるところから左へ入っていきます。


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ここがちょうど一合目(標高562m)になります。


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少し進んだところで、たくさんの山桜が今が盛りのように花をいっぱいつけていて、青空とのコントラストがきれいでした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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道標のあるところから右の谷筋へと下って行きます。右に折れて少し下ったら今度は左に折れて谷斜面をトラバースしながら北へ下ります。


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谷に降りたところに割と新しい道標が設置されていました。このあと、谷筋を抜けるまで同じ道標が頻繁に現れます。以前はなかったので、この数年のうちに設置されたようです。無雪期はなくても特に迷うことはないと思いますが、積雪期には役に立ちそうです。


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最初の道標の先で、沢を渡ります。水はほとんどないのでまったく問題ありません。


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再び道標があるところで、また渡渉します。


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その先で三度目の渡渉をしたら、左岸の小さな尾根を乗越し、尾根を越えた先から小さな尾根にとりつきます。あとは尾根通しの道です。


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9:45 尾根にとりついて植林帯の中を登っていくと、三合目(標高645m)に着きました。休憩は五合目でとるつもりだったので、三合目は通過します。


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標高700mを越えたあたりで、植林帯が終わり自然林の中へと入っていきます。


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10:02 五合目(標高792m)です。小さな祠が祭られていて、わりとフラットな広場になっていて、休憩するのにいいところです。落葉した自然林の中なので日差しが降り注ぎ、やや暑いぐらいです。


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この日は暑くなりそうだったので、少し前に購入したフェニックスのARBOR HATを着用してきました。メッシュの窓がぐるりと頭を取り囲むようについているので、風が吹くと頭がスーッと涼しくなるなかなか優れもののハットですが、メッシュが粗目であるためけっこう透けてしまいます。




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汗で前髪がべったりならないように前髪を上げてかぶると、おでこが見えてハゲ頭みたいに見えるし、おでこが日焼けしそうな雰囲気もあったりで、その点がいまいちです。


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同じようにメッシュのついたハットであるバーグハウスのサイド スナップ ブリム ハットも持っていますが、メッシュが頭頂部に近いところにあるのでそういう心配はありませんが、その分涼しさはやや劣る感じです。一長一短あるということですね。



好日山荘 バーグハウスサイドスナップブリムハット20%オフ



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10:14 小休止を終えて出発します。五合目から先は、しばらくは緩やかな尾根が続き、その後は徐々に斜度がきつくなっていきます。


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六合目を過ぎると尾根の幅が狭くなり、斜度も増してきます。木の根が露出した登山道を、黙々と登って行きます。


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七号目を過ぎると、さらに尾根が細くなり、斜度もきつくなってきました。


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鎖場もありますが、晴れた日には鎖の必要性は感じません。雨が降って滑りやすいときにあると便利というぐらいの鎖です。


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10:43 八合目(標高1030m)を通過します。このあたりが最も斜度のきついところです。


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木立がまばらになり、偽木の階段が現れると稜線ももうすぐです。


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10:51 稜線に出ました。


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中蒜山は左へ進みます。


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振り返ると、蒜山高原がすっきりと見えていました。


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稜線の出合いから中蒜山山頂までは10分弱です。緩やかに登って行きます。


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山頂まであと一息。


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10:59 中蒜山山頂です。一組と一人の登山者がいました。


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とりあえず、自撮り。山頂の標柱には1122mと書かれていますが、最新の地形図では1123.4mとなっており、メートル表記なら1123mとなるはずです。何年か前に標高の修正があったときに、中蒜山も修正されたのかもしれません。


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山頂のベンチに座って、眼前の上蒜山を眺めながらのんびりと休憩しました。、蒜山三座は個別に登頂していますが、縦走はしたことがありません。今回、初めて中蒜山から上蒜山へと縦走することになります。上蒜山から先、ピストンで中蒜山に戻るか、上蒜山登山口に下るかはまだ決めていません。

つづく。

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| 2017年4月 上蒜山・中蒜山 | 16:07 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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