ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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高梁川と総社市を一望: 城山

2016年12月24日(土) 岡山県総社市 城山(標高190.7m) 日帰り単独行 


お昼前に仕事が終わり、夕方もう一件ある現場まで3時間ほど空き時間ができたので、現場近くの里山を歩いてきました。


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訪れたのは城山という標高200mにも満たない山ですが、東進してきた高梁川がちょうど南へ流れを変える場所にあるため、眼下に高梁川を見下ろしつつ、遥か南には総社市街も一望できる眺めのいい里山です。


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城山から尾根をたどって西へ行くと正木山380.3mの山があり、その北側にある386.9mの鍵山を縦走して戻ってくる周回路を歩くこともできますが、一周すると4時間ぐらいかかりそうなので今回は城山だけです。


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出発地点は、北東に延びる城山の尾根が高梁川とぶつかる末端にある石畳(いわたたみ)神社という小さな神社です。


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神社前に車3台分程度の駐車スペースがありますが、そのすぐ前は使われなくなってガードレールでふさがれた旧道になっているので、さらに2台ほど停めることができます。


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12:56 神社の階段を登っていくと、拝殿の左側に登山道が続いています。


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登っていくとすぐに分岐が現れます。登山道は左で、右は石畳神社の御神体である大岩塊の真上に出ることができるらしいので、ちょっと寄り道していきます。


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分岐からさして遠くないところに御神体がありました。サイコロを積み上げたような巨岩が下のほうから立ち上がった御神体は、高さが約60mあるそうです。


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すぐ下を高梁川がゆったりと流れています。上まで登れそうな感じもしますが、さすがに御神体なのでそういう罰当たりなことはしません。そういえば、以前那智大社の御神体である那智の滝をクライミングした罰当たりなクライマーがいましたね。


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大岩塊から引き返して登山道を登っていきます。尾根上を登るのかと思いきや、けっこう急傾斜の斜面をトラバースしながら登っていきます。


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13:12 パノラマ展望台です。東に向いて展望が開けていますが、背後の西方向も樹木が刈り払われていてそこそこ展望がありました。東を見ても西を見ても高梁川の水面が見えます。


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展望台の中には「秦パノラマ展望台」という看板が掲示されていましたが、このちょうど眼下にある集落が秦地区です。日本史の好きな方はわかると思いますが、応神天皇の時世に半島から渡ってきた渡来人である秦氏の一族が住んでいた地区のようです。


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こちらは西側の風景です。高梁川の上流方面が展望できます。


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パノラマ展望台からは尾根上の道を登って行きます。


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気温は11度。風はほぼなし。歩いている分には寒くもなく暑くもなくていい感じです。


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城山の三角点は、城跡の手前の登山道脇にさびしげに設置されていました。


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山頂には城跡があるので、あえて避けたのかも知れません。


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13:27 荒平山城跡に着きました。ここが城山の山頂になるわけです。城跡らしくけっこう広くて平坦な場所でした。


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パノラマ展望台とあまり違わない眺めですが、多少標高が高いだけあって総社市街地が遠くまで見渡せました。


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東屋がある場所が本丸跡だそうですが、石垣などはありません。


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東屋内の説明看板です。


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城跡の隅にトイレがあります。


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覗いてみると、意外にもこぎれいな状態でした。


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荒平山城跡から10分もかからないところにある193mピークまできました。右上の小高い丘のようなところがピークの様ですが、道はピークの左下へと向かっています。特にピークに行く用もないので、道なりに下りました。なお、このピークは茶臼嶽という名前があるようです。


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少し降りたところで階段と案内板がありました。


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どうやら193mピークには古墳と石鎚大権現があるようなので、立ち寄ってみることにしました。


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これが193mピークです。石の祠が石鎚大権現のようで、山頂の古墳はそこそこの規模の前方後方墳のようです。帰って調べてみると、やはり前方後方墳でした。小学校の頃、郷土クラブという地元の地理や歴史を研究するクラブで古墳の調査などしたことがあるので、古墳にはちょっとくわしいのです。ちなみに、この古墳は発見されたのが2014年だそうで、案外最近まで知られずにいたようです。県内三番目の規模だそうで、それなりの地位の人物の墓だったのでしょう。麓の秦氏の長かもしれません。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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登山道に戻って下って行くと、すぐ先に神社らしき建物が見えます。


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何の神様かと思って立ち寄ってみたら、金刀比羅宮でした。石鎚大権現といい金刀比羅宮といい、この山は四国の神様と何か所縁でもあるのでしょうか。それにしても海上交通の神様である金刀比羅宮がなぜこんな内陸部の山に祭られているのか謎です。もしかすると高梁川の水運の安全祈願のために祭られたのかもしれません。


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金刀比羅宮から先はコンクリート舗装の道が続きます。もはや登山道ではなく車道です。


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手水舎の脇に簡易トイレがありました。なんでいちいちトイレの情報を入れるかというと、トイレのあるなしはトレッキングに重要な要素だからです。自己満足のブログならなくてもいいでしょうが、読み手にとって価値のあるブログにしたいので、トイレや東屋、避難小屋などの情報は山行記録に入れるようにしてます。


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覗いてみるとこちらもきれい。水洗用に水の入ったバケツまであります。荒平山城跡のトイレといい、このルートはトイレがあるだけでなく、管理も行き届いていてトレッキングにはいいコースです。


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手水舎の手水鉢はハート型でした。わりときれいな水が張られていたので、こまめに通って管理している人がいるのでしょう。


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手水舎の少し先のコンクリート舗装が切れるところから、右に下る道がありました。


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北西側にある大谷へ下る道だと思われます。地形図にも記載してある道です。


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見た感じ、わりと利用されているようです。


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大谷への道の分岐の先に鳥居があり、道は先へと続きます。


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鳥居の先で、今度は左へ下る道がありました。南東側の秦地区へ下る道で、地形図に記載されています。この道も、そこそこ利用されているようです。


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秦への分岐の先には、一丁ぐろ古墳群があり、道沿いに小型の古墳が並んでいます。


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13:56 正木山登山道の看板がある分岐につきました。地形図を見ると、秦への分岐を過ぎて少し南下したところに北へ下る道が描かれています。大谷へ下る道のようですが、なぜ正木山登山道という看板がでているのかわかりません。看板をよく見ると、薄い矢印のようなものが左を指していたように見えたので、正木山登山道へはこのまま林道をまっすぐ進むということなのだろうと思ったのでした。


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右への分岐の入口には、麻佐岐神社方面と書かれています。しかし、この神社はどこにあるのかわかりません。読み方は「マサキ」でしょうから正木山にありそうな感じですが、地形図には正木山のあたりに神社の記号はありません。どちらにしても、大谷へ下る道でしょうから、ここから下ってスタート地点の石畳神社へ戻ることにしました。なお、ネットで調べてみたところ、正木山山頂にある神社だそうで、麻佐岐神社=正木山山頂ということになります。


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分岐から2分ほどのところでまた分岐がありました。左へ行くと登りになるようですがどこへ行くのか不明です。


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分岐の所にあった道標にも左方向がどこへ行くのか書いていません。とりあえず、麻佐岐神社方面へ直進しました。


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ところが、道はずっと平坦なままです。地形図では大谷へ下る道のはずで、谷沿いにずっと下りのはずです。GPSで確認すると、地形図に記載されている道からは完全に外れています。谷沿いの道が崩れたりして迂回路が作られたのかもしれないと先へ進んでみましたが、どうも下る気配がありません。GPSを見る限り、どうやら正木山方面に向かっています。であれば、この先で林道に合流するはずです。


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やはり、林道に出ました。では、地形図に描いてあった大谷へ下る道はどこにあったのでしょうか。分岐があれば見落とすはずはないでしょうし、まったくもって謎です。しょうがないので、もうひとつ先にある下山道から下ることにしました。


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14:10 アスファルト舗装された車道にでました。この道を右へ下っていってもいいのですが、アスファルト舗装の道は味気ないので、このすぐ先にあるはずの登山道で下ることにします。


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ちょうど100m先の麻佐岐神社への分岐のところに道があるはずですが、看板には何も描かれていません。なんとなくいやな予感。


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麻佐岐神社への分岐です。


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奥に正木山登山口という看板もあります。


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看板の右手前、笹が生い茂っているところがどうも登山道っぽい雰囲気ですが、もはや道として機能していないのは明らかです。あきらめて、アスファルト道を下ることにしました。


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先ほど出てきたところを直進します。


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山から降りてきて、大谷の集落の中を高梁川に向かって歩きます。


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大谷集落を出ると、山沿いに石畳神社を目指します。


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石畳神社の御神体である大岩塊を下から見上げたところです。御神体の大岩塊を貫いてトンネルが作られているのがちょっと驚きです。反対運動とかは起きなかったのでしょうか。


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14:57 大岩塊の中をくぐりぬけたところが石畳神社です。ちょうど2時間のトレッキングでした。


このコースは、サントピア岡山総社からも登ることができるようで、むしろそちらから登る人のほうが多いのかもしれません。
しかし、正木山と鍵山を周回する場合は、石畳神社から出発したほうが便利だと思います。



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| 2016年12月 城山 | 18:59 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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