ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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晩秋の縦走路: 金ヶ谷山・朝鍋鷲ヶ山その2

2016年11月13日(日) 岡山県新庄村 金ヶ谷山(標高1164m)・朝鍋鷲ヶ山(標高1074m) 日帰り単独行 


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11:02 10分程度の小休止を終えて、朝鍋鷲ヶ山へ向けて出発です。このあたりのブナ林はすっかり落葉していて、日差しを浴び、青空を眺めながら気持ちのいい縦走路が続きます。


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途中変わった形のブナの大木がありました。まだ枯木ではありませんが、主幹は苔むして緑色になり、根元付近柄太い枝が別の木のように伸びています。もしかしたら本当に別の木だったものが隣の大木に取り込まれた合体木なのかもしれません。


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朝鍋鷲ヶ山を正面に見ながら、下りの道が続きます。朝鍋鷲ヶ山の向こうには上蒜山も見えています。


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高度が下がるとまだ赤茶けた葉を残したブナが増えてきました。すっきりとした青空が背景だと、晩秋のブナ林も美しいと感じます。


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高度が下がり朝鍋鷲ヶ山がおなじぐらいの目線で見えるようになりました。距離もだいぶん近づいてきました。


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金ヶ谷山と朝鍋鷲ヶ山の間には小ピークが二つあり、登り返しがちょっと面倒です。まあ、たいした傾斜ではないので、特に疲れるほどのものではありません。


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朝鍋鷲ヶ山西面にある送電線の鉄塔あたりから大山南壁が屏風のように聳え立ち、右横には烏ヶ山が付き従っているのがよく見えました。


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烏ヶ山の右肩に大きな崩落痕が見えますが、崩落痕の一番上のところが、ちょうど登山道の合流点です。以前の地震で崩れたところですが、最近はこれほど生々しい色ではなかったと記憶しています。おそらく、この前の地震で新しく崩れたのでしょう。烏ヶ山は最近登山道が再開されたばかりですが、今はまた閉鎖されてしまいました。登山道の合流点がかなり崩落して道そのものがなくなった状態だと聞いています。


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大山のほうは特に目立つような崩落はなく、通行止めになった登山道はないようです。ただし、三鈷峰下の崩落場所がさらに崩落したとかで、通行は困難な状態らしいです。また、弥山から剣ヶ峰への縦走路は、以前から通行禁止のままです。


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11:41 朝鍋鷲ヶ山に着きました。山頂には鉄骨製の展望台が設置されています。もしもこの展望台がなかったら、どこが山頂なのかよくわからないような広くて平坦な場所です。


展望台前の草地には10名ほどのグループが休憩していました。本日初めて会った登山者です。結局この日出会った登山者は彼らだけでした。晴天の日曜日だというのに、こんなに人がいない山があったとは。彼らが展望台に登っている間に、ランチをとることにしました。菓子パンと白湯で簡単な食事を取っている間に展望台が空いたので、カメラを持って登ってみました。


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なかなかいい展望です。左から大山、烏ヶ山、鏡ヶ成の象山・擬宝珠山、深い鞍部を経て皆ヶ山、アゼチへと続く稜線です。


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さらに右へ行くと、蛇ヶ乢の鞍部を経て蒜山三座が並んでいます。


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蒜山パークウェイの鬼女台のあたりが真っ赤に色づいていて、標高800m~600mあたりが紅葉のピークだということがよくわかります。高い山の紅葉はもう終わりになってしまいました。今度は白い雪の世界が待っています。


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展望台に登っている間にグループが三平山方面に下山して行ったので、ようやく山名の標柱の写真を撮る事ができました。


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標柱の脇にあるのは、「感動の碑」と刻まれた石碑です。何のことやらさっぱりですが、以前国体の会場になったことに関するもののようです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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12:04 ランチ休憩を終えて、下山に取り掛かります。下山するには野土路方面にいけばいいのですが、道標も何もありません。ずいぶん前に蒜山側から旧道の野土路乢にあがったことがあり、そこから朝鍋鷲ヶ山への登山道があったように記憶していますが、地形図には道の記載はありません。山頂から野土路乢までほぼ稜線沿いに送電線があるので、おそらく巡視路があると思うのですが、どこに入り口があるのかわかりません。とりあえず、山頂北側から東へ回りこむように道があるかもしれないので、三平山方面に行ってみることにしました。しかし、少し下ってみてもそれらしい道はなかったので引き返しました。


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金ヶ谷山からの登山道合流点から林道が始まっているので、ひとまず林道を南へ下ることにしました。


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途中で金ヶ谷山と縦走路になっている尾根がよく見えました。ブナの赤茶色の紅葉が妙に艶やかに見えます。


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林道を少し下ったところに巡視路の入り口がありました。ちょうど送電線の下あたりです。おそらくこれをたどっていけば野土路乢に出られると思うのですが、何しろ確証がありません。登りならまだしも、下りの場合尾根ひとつ違うところに下ってしまうとリカバリするのが大変になることもあるので、不確実な道をたどるのはやめて林道をそのまま下ることにしました。


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標高1000mあたりでまだきれいな黄葉が残っていました。


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時々差す薄日に黄葉が照らされるタイミングを待ってシャッターを切りました。


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赤系の紅葉も残っています。


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さらに下ると、赤、黄、緑の混在したきれいな場所もありました。


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標高870mあたりになると、雑木林のような状況になり、紅葉もいまひとつ。ここから下は植林帯になり、紅葉も終わりになりました。


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野土路乢から下ってくる旧道に出たら、あとはアスファルト道をひたすら下っていくだけです。


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13:36 野土路トンネル入口まで下ってきました。左手にトンネル入口が見えています。


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県道58号線を駐車場所まで下ります。


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13:49 駐車場所まで戻ってきました。長いアスファルト道歩きからやっと開放です。


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駐車場所の向かいにある山肌がきれいに色づいていました。これから平野部へと紅葉前線が降りて来る時期です。今週から来週にかけては、県南部の低山のほうが紅葉を楽しめそうですが、週刊予報はずっと曇りや雨。せめてもう一度ぐらいは秋の山歩きを楽しんでおきたいものです。

おわり。

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| 2016年11月 金ヶ谷山・朝鍋鷲ヶ山 | 22:54 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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晩秋の縦走路: 金ヶ谷山・朝鍋鷲ヶ山その1

2016年11月13日(日) 岡山県新庄村 金ヶ谷山(標高1164m)・朝鍋鷲ヶ山(標高1074m) 日帰り単独行 



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秋も深まる11月半ばに、岡山県新庄村にある金ヶ谷山(かながやせん)から朝鍋鷲ヶ山(あさなべわしがせん)へと続く縦走路を歩いてきました。



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8:31 県道58号線沿いにある広い駐車スペースに車を停めて、ここから出発です。ここは、以前山の駅という名前だった施設から少し北側にある場所。山の駅はいまはなんとかセンターという施設になっているので、日曜日とはいえ勝手に駐車するのはどうだろうということで、こちらに車を停めました。


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駐車場所から少し南に下ったところに、登山道に続く林道入り口があります。左側が旧山の駅です。


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林道入口に標高630mと書かれた道標がありますが、地形図だと631mとなっています。なぜ1m違うのか謎です。


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最初はアスファルト舗装された林道を進みます。


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すぐに未舗装路となりますが、道はあまり荒れていません。


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8:55 二又の分岐は右へ進みます。ここまで何も道標や案内板がなかったのでやや不安でしたが、分岐に道標が設置してあったので、問題なさそうです。


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分岐を過ぎてすぐのところで、左手に妙なものが2つ並んでいました。最初なにかよくわからなかったのですが、どうやらもののけ姫に登場する木霊をイメージした彫刻のようです。ちょっと不気味。


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隣のものは口をあけていてさらに不気味。


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分岐から先は、ところどころに道標があり、安心して歩くことができます。


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9:26 登山道入口に着きました。ここから右の尾根に取り付きます。出発から1時間経っているので、少し休憩をとりました。この場所には、車三台分ぐらいの駐車スペースがありますが、わざわざここまで車で上がってくるよりも、のんびりと林道を歩いてきたほうがウォーミングアップになっていいと思います。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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休憩後、尾根に取り付きます。最初は階段が続きます。


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わりと細くて傾斜のきつい尾根の登山道で、小さなアップダウンをこなしながら高度を上げていきます。


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標高900m手前のあたりできれいな紅葉に出会いました。今回は記録写真も紅葉の写真もペンタックスK-50だけで撮ることにしました。記録写真は5M画素のjpg記録、紅葉写真はRAWでフル画素での記録です。記録写真用の設定はユーザ1に登録して、モードダイヤルを回すだけで素早く切り替えられるようにしておきました。記録写真に5M画素は多すぎるのですが、なぜか最小画素数が5Mになっているので仕方がありません。640×480ピクセルで十分なんですけどね。


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透過光に煌めくモミジはほんときれいです。


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ブナ林では黄葉が主体ですが、このあたりはブナがまだ多くないので、モミジなどの紅葉する木々がわりと多く見られました。


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少し登っては立ち止まって撮影していたので、標高差100mほどを1時間近くもかけてしまいました。


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10:32 尾根の縦走路に出ました。左へ行けば毛無山まで縦走できます。右へ行けば金ヶ谷山です。


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稜線のブナ林の黄葉が残っていれば毛無山方面に脚を伸ばしてみてもよかったのですが、尾根のブナ林はすっかり茶色になって落葉が進んでいたので、毛無山方面は来年のお楽しみにしておきました。この尾根筋はずっとブナ林が続いているみたいなので、黄葉のピークの時期にぜひ歩いてみたいものです。


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朝鍋鷲ヶ山方面に出発です。


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金ヶ谷山はピラミダルな山容なので、登山道もそれなりの傾斜があり、楽な道ではありません。しかし、落葉が進んで日差しが林床まで降り注ぐため、明るくて気持ちのいい登山道です。


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階段が出てくるともうすぐ山頂です。


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10:49 登山道の傾斜が緩んだなと思ったら、金ヶ谷山の山頂でした。まったく山頂らしからぬ場所で、展望もあまりないし、広場のようになっているわけでもなく、普通の登山道の途中という感じです。このあたりの山の中では、毛無山に次ぐ標高なのになぜか通過点としての扱いしか受けていないようです。とりあえず、道標にバックパックやカメラをぶら下げて、立ったまま休憩をとりました。


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木々の隙間から大山南壁がよく見えました。落葉したこの時期だから見られるわけで、晩秋の山歩きは展望が開けるのがメリットです。

つづく。


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| 2016年11月 金ヶ谷山・朝鍋鷲ヶ山 | 14:06 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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