ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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思いのほかタフな縦走路: 泉山 

2016年4月22日(金) 岡山県鏡野町奥津 泉山(標高 1209m) 日帰り単独行 



GWの山行直前トレーニングを兼ねて、奥津の名峰 泉山を縦走してきました。


泉山と書いて、「いずみがせん」と読むのが一般的らしいのですが、地元ではもっぱら「いずみやま」と呼ばれているとか。まあ、どちらでもかまいません。泉山には主峰の泉山が北端にあり、その南側に中央峰、井水山のピークが連なり、これらの三峰を縦走するようにコースが設けられています。

泉山には過去3回登っていますが(初回は途中撤退、2回目は井水山のみ)、3回とも積雪期で無雪期の登山は初めてです。しかも、まだ縦走したことはありません。今回はトレーニングを兼ねてということなので、最長コースのAコースで登り、Bコースで下山することにしました。


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9:45 最初は泉嵓神社前の駐車場からスタートしたのですが、途中で忘れ物に気がついて引き返したため、時間節約のためにBコース分岐点となる林道脇の空地まで車で移動し、ここからスタートしました。


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林道をあがっていくとすぐに分岐があり、これを左に入ります。


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砂利道を少し進むと、登山口です。


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植林の尾根斜面を登っていくと5分ほどで尾根上に出ます。


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尾根を登りつめていくとやがて沢を渡りますが、渡った先に水場があります。万一飲み水を忘れた場合は、ここで補給可能です。


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10:34 福ヶ乢という鞍部に着きました。ここから稜線の縦走路が始まります。左下から登ってきて、90度まわって右上に進みます。


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ツツジがきれいに咲いていました。


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これは何の花か知りませんでしたが、ネットで調べてみるとどうやらアセビのようです。


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尾根通しの道を進みます。


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コブシの花でしょう。


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標高1000m付近では、ブナ林の中を進みます。


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色気のないまだ冬枯れの森の中に、時折コブシの白い花が彩りを添えます。


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11:24 井水山山頂です。


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東に那岐山、滝山、広戸仙の連なりがはっきりと見えます。


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北に連なる中央峰と泉山。


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南側も展望が開けています。


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まだ行ったことのない西側にある「のぞき岩」を見に行きます。急斜面を下ると細い尾根があり、それを進んでいきます。直進もできるようですが、途中に大岩があり越えるのが難儀なので、右下を巻くように道がついていました。


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細尾根の先端にある岩塊がのぞき岩です。先端の岩の上に登れるようですが、とても恐ろしくて近づけませんでした。左側はほぼ垂直に見える断崖です。右側もかなり急斜面ですが、木々があるので見た目はまだまし。写真だけ撮ってさっさと引き返しました。


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井水山から中央峰に向かいます。


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ここにもアセビの花がありました。


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井水山を下ったところにBコースの分岐点がありました。Bコースは健脚向きとされていて、あまりメジャーなコースではないらしく、踏み跡も薄い感じです。道標もちゃんとしたものは設置されていなくて、手書きの看板のようなものが立ち木にぶら下がっているだけでした。


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Bコース分岐のすぐ先に右へ分岐する踏み跡があります。この奥に津山高校の山小屋 泉山ヒュッテがあるはずなので、ちょっと立ち寄ってみることにしました。


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けっこうりっぱなログハウス風の山小屋です。


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ドアを開けると玄関ホールが奥まであります。


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左手に6畳ほどのフロアがあり、その奥に2段になった部分があります。上段で誰かが寝泊りしたのでしょうが、紙くずなどのゴミが散乱していて、今まで見た県北エリアの無人小屋で最も汚い小屋という印象だけが残りました。トイレは室内はもちろん屋外にも見当たらなかったので、周囲の薮で用を足すということみたいです。


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小屋の前に「湧き水」の看板があったので見に行ってみました。


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土に突き刺したパイプからちょろちょろと水が出ていましたが、ほぼ枯れているのに近い状態です。水は持参したほうが良さそうです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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登山道に戻って中央峰を目指します。


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笹原の快適な道になると、その先に中央峰が見えてきました。


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12:11 中央峰に着きました。ここはCコースの分岐にもなっています。


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中央峰から先は、なだらかな稜線歩きです。


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この坂を登れば山頂です。


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12:22 広々とした泉山山頂です。誰もいません。


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お腹が減ったので、ひとまずおにぎりでランチ。


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ランチを終えて、あらためて山頂からの眺めを楽しみます。遥か西方に見えるのは、伯耆大山です。あいにく少し雲がかかって半分ぐらい隠れていました。


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北東方向に見えるのは角ヶ仙でしょうか。


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左に目を移していくと、ひときわ高いのが北に位置する花知ヶ仙だと思われます。


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さらに左方向を見ると三角形の山が妹山で、その左奥のしろゴマをまぶしたようなのが三ヶ上だと思われます。


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東方遥かにひときわ高い横長の山が見えていましたが、もしかしたら氷ノ山かなあ。


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12:53 貸切の山頂を堪能して、下山にかかります。


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中央峰を越えて井水山へ下って行きます。


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13:18 Bコース入口まで戻ってきました。他のコースと比べてバリエーションコース的な雰囲気が漂います。


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入口にある看板です。登りで健脚向きというのはわかりますが、健脚向の下山路ってどういう道なんだろうと思ってしまいます。


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しばらくは比較的緩やかな笹薮の踏み跡が続きます。さすがに人があまり歩いていないらしく、やや不明瞭なところがあります。


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こんな風に半分薮と化したような場所もありました。


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テープナビはほぼ見当たりませんが、たまに登山者向けの看板があります。


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標高1000mあたりで巨大な岩がありました。これが入口に書いてあったよぼし岩かと思いましたが、入口からはすでに300mぐらいの距離を歩いているので、200mとなっていたよぼし岩かどうかはっきりしません。ここよりももう少し手前の尾根が細くなっている場所にも岩が露出しているところがあり、そこは北側を岩の下から巻く道がついていたので岩そのものはちゃんと見ていませんが、もしかしたらそちらがよぼし岩だったのかもしれません。距離的にもおおむね入口から200mぐらいの場所でした。ただし、わざわざ名前をつけるほどの特徴的な岩だったような記憶はありません。その意味ではこの岩のほうがよほど特徴があるように思います。


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大岩を越えると一段と笹薮が濃くなっていて踏み跡がわかりにくくなります。


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ただ、すぐ先の左手の杉に黄色いテープが巻かれていて、この場所で下ってきた尾根から南側斜面にルートが変わります。ここを見逃して尾根をまっすぐ下ってしまうとまったく違う方向に行ってしまうので、へたをすると遭難騒ぎになりかねません。要注意箇所です。


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黄色のテープの場所から南側斜面に下ると、すぐにまた黄色のテープがあり、その先は植林になって笹薮もなくります。


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植林の中も踏み跡は不明瞭ですが、テープや看板がわりと頻繁に出てくるので、注意して探せば迷うことはないと思われます。


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途中、巨岩がたくさん露出した小尾根を通過します。


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木に咥えこまれた看板がありました。


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急傾斜の尾根をどんどん下ります。


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標高850m付近で再び尾根から左へ下る場所があります。左手方向に赤いテープが巻かれた木が2本あるので、山慣れた人なら左へ曲がるのだとわかると思いますが、正面の木にも赤いテープが巻かれていて、うっかりするとそのまま直進してしまう可能性もあります。なんとなく左へ曲がるようなトレースになっているのですが、道迷いする可能性のある場所です。


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標高850m付近の左折箇所から数分くだったところで、こんどは右折箇所があります。ここはテープが巻かれた木はなくて、地面に赤いプラスチック片が置いてあるだけです。うっかりすると直進してしまう場所です。踏み跡は不明瞭で、右折とはわからない可能性が高いです。テープにしろプラスチック片にしろ、人工物があった場合はルートの屈曲点である可能性を考えるようにしないと迷います。Bコース入口の看板に書かれていた健脚向きという言葉は、経験者向きと読み替えたほうが良さそうです。


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下って行くと、山桜がきれいに咲いている場所がありました。


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青い山波を背景にすると、桜の淡いピンク色が映えます。


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沢の音が聞こえ始めると、Bコースの終点も近くなります。


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14:18 林道のBコース登山口に出ました。Bコース入口からちょうど1時間かかりました。車を止めた場所になぜなんの看板もないのか不思議に思っていたのですが、林道を少し入ったところからBコースが始まるということのようです。それでもちょっと不親切だと感じますが、コースのレベルを考えるとあまり道標や看板を設置すると初心者が入り込んで遭難騒ぎになりかねないコースということで、あえてわかりにくくしているのかもしれません。


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あまり利用されていなさそうな林道を下っていきます。


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14:24 駐車した林道入口に戻ってきました。4時間を切るぐらいで降りてこられるかと思っていたのですが、約4時間半の山行になりました。Bコースがけっこうきつい下りの場所が多くあり、かなり足にきた感じです。


Bコースは迷いそうな箇所が何箇所かあり、他のコースと比べるとわかりにくくなっているので、初心者や自信のない人はAコースをピストンしたほうが無難です。

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| 2016年4月 泉山 | 18:45 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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