ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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5年ぶりの訪問: 和気アルプス(神ノ上山 370m) 

2016年3月25日(金) 岡山県和気町 和気アルプス(神ノ上山 370m) 日帰り単独行 


3月3日の金甲山のあと風邪を引き、完治するまで2週間を要してしまいました。その後も病み上がりで体力が回復してなかったみたいで、せっかくの連休は出かけることができずに無駄にしてしまいました。しかし、連休をおとなしく過ごしていたおかげで体力もすっかり回復し、山に行きたいという欲求がふつふつと湧き上がってくるようになり、3週間ぶりに出かけてきました。

訪れたのは最近人気の高い和気アルプス。最高峰の神ノ上山(こうのうえやま)でも標高370mしかない低山ですが、様々な縦走路や岩登りコースがたくさんあって、1日では歩ききれないほど多彩でなかなか楽しめる山です。初めて訪れたのは2011年1月で、その時は和気富士から登って神ノ上山まで表銀座コースを縦走。復路は涸沢峰から竜王山・小竜王を経由して大田原へ下山するというコースを歩きました。

今回は和気中学校から北にある白岩様を経由して神ノ上山に登り、下山は表銀座縦走路を南下して竜王山から由加神社に下るルートを歩くことにしました。


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10:00 由加神社の駐車場に車を停めて、ひとまず和気中学校へ向けて県道96号を東へ向かいます。


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ヤマザキデイリーストアのある信号を左へ曲がります。


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前方に巨大な岩壁(白岩様)と岩稜(チンネ・スラブルート)が見えます。


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和気中学校の手前の分岐を左に入ります。


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学校に沿って右に曲がっていくと、アスファルト舗装が終了しますが、そのまま直進します。


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未舗装路を進んでいくと分岐になるので、左へ進みます。


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分岐から少し歩くとイノシシ対策の柵があるので、扉部分を開けて中に入ります。中に入ったら扉をきちんと閉めて、奥へと進みます。

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墓地の中を抜けて行きます。正面に白岩様が見えますが、なんとなく顔のようにも見えるのでちょっと不気味。


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再び柵があるので、先ほどと同じように自力で開閉して先に進みます。


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2つ目の柵を過ぎると、いきなり人里の気配がなくなり、山の雰囲気が濃くなります。


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ここまで道標も何も無かったのでなんとなく不安がありましたが、ここでようやく道標が現れます。


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10:26 山の学校の分岐に来ました。右がチンネ・スラブルート及び白岩様直登ルートです。左に行けば山の学校。今回は左腕の痛みが回復しておらず強く握ることができないため、山の学校から稜線を巻いて白岩様の上に出るルートで行くことにします。


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山の学校とはなんだろうと思っていたのですが、登り棒がある広場のようになっているところでした。近くに鎖場体験の岩場があるらしいので、登山初心者向けの体験エリアのようなものなんでしょう。


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白岩様へのルート入口にある道標には、「健康づくりの路」と書いてあったので、それが正式名称なのかもしれません。また、道標には「鷲ノ巣岩700m」となっていますが、鷲ノ巣岩は白岩様の通称らしいです。もともと白岩様と呼ばれていた大岩が、クライミング場として利用されるようになり、クライマーが鷲ノ巣を見つけたことから鷲ノ巣岩と呼ばれるようになったというのが由来だとか。


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健康づくりの路はそれなりに整備されていて、問題なく歩けます。


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尾根に取り付くところから先を「七曲」というらしく、きつい勾配で右に左に斜面を縫うように登って行きます。


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10:42 尾根上に出ると勾配は緩くなり、クールダウンしながらゆっくりと歩きます。


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右手には巨大な白岩様がすぐ近くに見えます。白岩様の右奥に見えているのがチンネ(岩峰群)だと思われます。


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チンネの右下に続いているのが、スラブルートでしょう。


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「馬の背」とかかれた道標を通過します。


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馬の背から少し登ったところで道が分岐していて、右へ下ると白岩様の上にでます。


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白岩様のトップに出る手前で、左手に青いロープが設置されていました。少しロープに沿って下ってみましたが、どうやら白岩様の東側へ下るルートがあるようです。2012年に白岩様とスラブルートを結ぶ一般道ができたらしいので、もしかしたらこれがそうなのかもしれません。


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10:53 白岩様のトップに出ました。展望が開けていて、休憩するにはいい場所です。背中が汗でしっとりと濡れてしまったので、ジャケットを脱いで乾かしながら休憩をとりました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




11:21 たっぷり30分ほど休憩をとってから、神ノ上山に向けて出発しました。


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白岩様上の分岐から登っていくと、すぐに勾配が緩やかな尾根に出ます。


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5分も行かないうちに、チンネ・スラブルートが右から合流してきました。


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このあたりは椿谷というらしく、ツバキがたくさんありました。


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きれいな花を咲かせている木もちらほら。春の木と書くだけあって、ちょうどいまごろがシーズンのようです。


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チンネ・スラブルートの合流点から先には、登山道沿いに石垣の痕跡があり、水平に整地された場所が階段状に残っていました。どうも、何かの建物があったような雰囲気です。住宅なのか、寺院や神社の類なのかわかりませんが、白岩様の近くということからすると、宗教関係だったのかもしれません。


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11:28 ベンチのある分岐がありました。右は東平尾根ルートから神ノ上山東側にある鎌尾根リッジルートに続く道。この道のすぐ先に沢があり水が流れていたので、水の確保ができる場所に建物の痕跡があったのはやっぱりねという感じです。左の道はこれから行く神ノ上山方面に向かう道です。


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ベンチのある分岐から4分ほどで、再び分岐があります。ここが表銀座縦走路との合流点です。神ノ上山は右へ進みます。


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すぐに丁字路状の分岐に出ます。左は表銀座縦走路の末端にある剣峰、前剣に続いています。ここを右に曲がって少しのぼっていけば神ノ上山の頂上です。


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11:38 神ノ上山の山頂に着きました。誰もいません。そういえば、山に入ってからいまだに誰にも出会っていません。けっこう人気のエリアなのでちょっと不思議な気がしますが、平日の午前中だとこんなものなのでしょう。


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ベンチの横には岡山国体の旗が飾られていましたが、2005年のことなので何でいまさらという感じです。というよりも、こういう美しくもなく俗っぽいものを誰がうれしげに飾っているのか理解に苦しみます。わざわざ登山者がこんなものをもってくることは無いでしょうから、登山道の整備などにかかわっている人だと思いますが、こういうことが登山者に喜ばれるとか、登山者を歓迎する気持ちとして受け取ってもらえると思っているとすれば、明らかに勘違いです。例えば、槍ヶ岳の山頂に「歓迎! 長野県」と書かれた色鮮やかなノボリや旗が飾ってあったら、登った人が喜ぶでしょうか。せっかく、俗世間から離れてしんどい思いをして登ってくるのだから、俗っぽいものがないことのほうがうれしいのです。田舎の人は、何も無いからせめて飾りだけでもと思うのかもしれませんが、何もないことの価値をもう少し理解すべきです。


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2011年に来たときには、あまり展望はよくなかったのですが、山頂東側と北側の木々が伐採されていて、だいぶん眺めがよくなっていました。


11:52 白岩様からわずか20分程度で着いてしまったので、水分補給だけして5分ほどで出発しました。下り始めてすぐに小雨がパラパラと落ちてきました。剣峰や前剣にも立ち寄るつもりでしたが、バックパックのレインカバーを忘れてきたことに気がついて、そのまま下山することにしました。


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縦走路との合流点を右に折れて、表銀座縦走路を下ります。


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少し先からけっこうな下りが始まりました。


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気の早いツツジがちらほら咲いていて、ツバキとのコラボレーションも楽しめました。


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ヤマザクラも咲いていました。少し前にかなり暖かくなったので、勘違いして咲いてしまった木もちらほらあるようです。


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12:11 縦走路に入って最初に出てくる分岐は、新町に下る道です。右がその道で、下って行くとザイテングラートミチオルートの分岐があります。


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分岐を過ぎると奥ノ峰がすぐ近くに見えてきました。


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縦走路の中ほどにある奥ノ峰の手前に分岐があります。縦走路はここを右に進みますが、左はどこへ行くのだろうだとうということで、ちょっと行ってみることにしました。


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分岐を左に入っていくとすぐに下りになり、正面にエメラルドグリーンの室堂池が見えました。


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ややきつい勾配の道を少し下ると、丁字路になっていました。


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右は「小屏風トラバースルート」と書かれた札が木にぶら下がっていました。


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左は「大屏風は六合目へ下れ」と書かれていましたが、和気アルプスのサイトには「大屏風」という場所は記載がありません。おそらく荒神嵓(こうじんぐろ)という岩場のことだと思うのですが、そのうち行って確認してみたいと思います。


このあと小屏風トラバースルートのほうに少し入ってみましたが、どこへ行くのかわからないので、適当なところで引き返して縦走路に戻りました。


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縦走路に戻って奥ノ峰に向かっていくと、今度は左に下る分岐があります。


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分岐を少し下ってみたら小屏風のほうへ向かっており、さっきの小屏風トラバースルートの出口のようです。


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再び縦走路に戻って、奥ノ峰までやってきました。


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ここを右へ行くと槍ヶ峰を経由して鵜飼谷北稜ルートで鵜飼谷温泉に下ることができます。槍ヶ峰が近ければ寄ってみようかと思い、槍ヶ峰が見えるところまで行ってみましたが、けっこう下って登り返すことになりそうだったのでやめにしました。


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奥ノ峰の南にあるジャンダルムを越えると、涸沢峰から吊り尾根のような尾根でつながった竜王山が正面に見えました。


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振り返れば奥ノ峰(右)から槍ヶ峰(中)、白岩山(左)へと続く稜線がきれいに見えていました。このあたりでソロの男性とすれ違いましたが、どうも和気アルプスを拓いた藤本氏だったのではないかという気がします。


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12:51 涸沢峰に着きました。やや風がありますが、日が出ているので寒いということはなく、少し休憩していくことにしました。岩に座ってのんびりと景色を眺めながら、平日の山の静けさを楽しんでいると、シャカシャカと耳障りな音が近づいてきました。ラジオを大音量で鳴らしながら先ほどすれ違ったのとは別のソロの男性がのぼってきました。年のころは60代とみられる、それなりに教養のありそうな雰囲気の男性でしたが、せっかくの静けさを耳障りなラジオのノイズで台無しにされてむかついたので、挨拶だけして知らん顔をしていたら、いづらくなったのか穂高峰方面に去っていきました。クマが出るような山でもあるまいに、なぜラジオを大音量で鳴らす必要があるのでしょうか。ラジオが聞きたいのなら家で聴けばいい話で、山に来てまで聴く必要はないはず。どうしても聴きたいのならイヤホンで聴くべきです。クマよけだなどと頭のおかしいことをいうようなら、山に登る資格なし。まずは、クマの生態や分布の勉強から始めたほうがいい。いい年をして自分の行動が他人に迷惑をかけているかどうかを客観的に判断できない登山者が多くなったなと思いますが、自分の親を見てみれば歳とともに利己的になりあまり他人の迷惑を気にしなくなりつつあるので、年をとるということはそういうことなのかもしれません。


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13:04 竜王山に向けて出発です。立ち上がって荷物を背負うときにかすかにラジオの音が聞こえたので振り返ったら、さっきの男性が穂高山の頂上に立っているのが見えました。相変わらずラジオを大音量で鳴らしているようです。うんざりしながら滑りやすそうな道を慎重に下ります。


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竜王山頂上の手前にある分岐は、右へ行けば小竜王を経由して大田原へ下ることができます。前回はこの道を下りました。山頂は左奥になります。


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13:15 竜王山山頂は、展望はありません。小さな祠が祭られています。


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祠の前を通過し、ここから先は下るのみです。


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どんどん下っていきます。


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13:33 アスファルト道の手前で柵のゲートを通過します。


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道に出たら右へ下ります。


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13:38 由加神社に戻ってきました。


和気アルプスへの登山者に開放されている駐車場は、西側の鵜飼谷温泉、河川敷、町役場、由加神社、東側にある藤公園となっていますので、路上駐車などの迷惑行為を行わないようにしましょう。

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| 2016年3月 和気アルプス | 22:53 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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