ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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リベンジ! 今度は行くぜ!: 矢筈ヶ山 その2

2015年3月22日 鳥取県琴浦町 矢筈ヶ山 単独日帰り


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11:17 大休峠上の1150m地点での休憩を終えて、矢筈ヶ山に向けて出発です。地形図を見ると、ここから標高1200mまではわりと緩やかな尾根ですが、そこから1300mのピークまではそこそこ急傾斜が続くようです。ひとまず、目前に見える1300mピークを目指します。


標高が上がったので、雪は良く締まってます。踏み抜くこともなく、クランポンの爪がよく食い込んでくれますが、1300mピークが近くなってくるとかなり急傾斜になってきて、ジグザグに歩かないと登れなくなってきました。


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11:47 ようやく1300mピークに出ました。ここからは緩やかな尾根をたどっていくだけです。


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尾根をたどって歩き始めると、すぐに雪庇が崩落して進めなくなっていました。なので、左手の林の中を迂回して進みます。ちょうどこのときに、途中で一緒だったパーティーが、前方の尾根上に見えました。やはり直登して、すでに山頂を踏んで戻ってきたようです。彼らは尾根から直接右手の斜面へと降下しようとしているようで、下山路として僕も考えていたあたりから下山するようです。おそらく登りのトレースをそのままたどっているのでしょう。下山路としてちゃんと通れるかなと少し気になっていたので、先行者がいるというのは安心です。


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林の中を迂回して、再び尾根へ出たところから矢筈ヶ山のピークが見えました。途中、標高差10m程度の小ピークがありますが、山頂まではほぼフラットな尾根ですから、30分もかからないぐらいで着けそうです。


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12:18 矢筈ヶ山山頂に着きました。2週間越しの登頂なので、少しだけ達成感も強めです。


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山頂から見下ろす小矢筈と甲ヶ山。どちらも山頂部はすでに雪がなく、険しいピークですがこれなら登頂は楽そうです。とはいえ、甲ヶ山まで行って帰ってくれば2時を回るでしょうし、けっこう足腰も疲れているので、今回はここまで。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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12:32 山頂に15分ほどいましたが、風があって寒いし、大山方面は雨雲のような黒い雲に覆われていて、なんとなく天候が気になります。ゆっくりとランチをしたかったのですが、あまりおなかもすいていないのでさっさと撤退することにしました。


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先行のパーティーが下った場所は、この先のピークのようになったあたりですが、このあたりのほうが雪庇も小さいし下りやすそうなので、ここから下ることにしました。


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滑ったら止まりそうにない急斜面を慎重に下ります。先行パーティーのトレースに合流して、ひたすら下るだけです。クランポンは装着したままでしたが、雪が柔らかく膝下ぐらいまで潜るので、つぼ足でも問題なさそうです。


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13:04 下り始めてからわずか20分で標高差200mを下り、夏道の近くの尾根まで下りてきました。この尾根をまっすぐ東に進めば当初予定していた931mピークを経由して飯盛山の鞍部からつり橋まで下るルートになりますが、つり橋上の雪の状況が怪しそうなので、素直に夏道へ戻ることにします。


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トレースの残る夏道に合流しました。あとは、往路のトレースをたどって帰るだけです。


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このまま地獄谷分岐まで下りて、そこでお昼休憩にするつもりでしたが、さすがにおなかが減って動くのがつらくなってきたので、尾根上のちょっと広くなった場所でランチ休憩をとりました。


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地獄谷分岐は通過して、大山滝を目指します。


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14:20 大山滝まで下りてきました。ベンチでのんびり休憩します。胸に付けているのは、雪崩用のビーコンですが、もう雪崩を心配するような状況ではなかったので必要なかったと思いますが、コンパス機能がついていたりするので念のためということで装着しました。


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そういえば、往路で落としたタオルを無事回収しました。大山滝の上でプチ滑落した場所から登山道へ出たあたりで落としていたのですが、自分の身長より高い木の枝にぶら下げられていたため、最初は気づかずに通り過ぎてしまいました。大山滝まで降りてきて、荷物を下ろしてから空身で引き返して見つけたわけですが、基本的に登山者は足元に目がいきがちなので、落し物は目線より下にないと見落としがちだなと学習しました。とくに、雪のある斜面を歩いているときはどうしても足元に集中してしまいます。今後、どこかで落し物を見つけた時は、登山道脇の低い場所においてあげるようにしようと思います。


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15:05 つり橋を通過します。


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15:27 駐車場に戻ってきました。朝見かけなかった車が一台ありますが、持ち主はまだのようなので、5人組のパーティー以外にも入山者がいるようです。


帰路、また関金温泉に立ち寄りました。今回は、湯元である関の湯共同温泉に入りました。入浴料200円と格安です。夕方4時過ぎだというのに、妙に空いていたのでなんとなく気にはなったのですが、入ってみてその理由がわかりました。とにかく小さいのです。脱衣所は3畳程度の広さで、洗面台もないしドライヤーもありません。ロッカーは木製ドア無しの作り付けで、セキュリティーはまったくなしです。浴槽は1坪もないぐらいの木製湯船が1つあるだけで、洗い場はなし。シャンプーしたり体を洗ったりする場合は、湯船のまわりの床に直接座って湯船からお湯を汲んで洗い流さないといけません。もちろん、シャンプーや石鹸は自分で用意しないといけません。浴室内の入口そばにトイレの手洗いのような洗面台が1ヶ所だけありますが、お湯は出ません。登山後にゆっくりと温泉につかって、なおかつ頭や体もきちんと洗いたいということなら、共同温泉はやめたほうがいいです。

20150322矢筈ヶ山

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| 2015年3月 矢筈ヶ山 | 20:34 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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リベンジ! 今度は行くぜ!: 矢筈ヶ山 その1

2015年3月22日 鳥取県琴浦町 矢筈ヶ山 単独日帰り


土日二連休、先週遠く及ばなかった矢筈ヶ山へのリベンジを期して、大休峠避難小屋泊まりで考えていたものの、土曜日の朝起きられず避難小屋泊の山行はあえなくキャンセル。せめて日帰りで再挑戦せねばということで、22日に再び矢筈ヶ山を目指しました。


6時ごろ一向平に着くと、先週まで雪に覆われていた牧場の中の直線道路はすっかりアスファルトが見えていて、一向平キャンプ場の駐車場まで問題なく入ることができました。管理棟に向かって左手にあるトイレも使えるようになっていて、わずか一週間の間に春が訪れたことを実感しました。


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6:34 出発です。歩き始めたときに青い車が一台駐車場に入ってきました。先週は誰もいなかったのに今週は自分以外の入山者がいるようです。


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今回は往路も旧登山道を使うことにしました。キャンプ場の駐車場付近は雪がなくなっているとはいえ、山陰の現登山道は相変わらず雪が覆っている状態なので、歩きにくさはたぶん変わっていないだろうという判断です。旧登山道のほうは日当たりがいいこともあって、路肩付近の地面が出ており格段に歩きやすくなっていました。


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当初、つり橋を渡ったらそのまままっすぐ尾根上に出て、931ピークのある尾根を西へつめて、夏道に合流するというルートを考えていましたが、下から見上げる尾根筋はかなり雪が解けていて、尾根上は大丈夫でもアプローチが厄介そうに思えます。なので、素直に夏道で行くことにしました。


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つり橋手前の法面崩壊地ですが、ここも普通に歩けるだけの地面が出ていたので楽に通過することができました。


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6:56 つり橋に着きました。先週は一向平キャンプ場からここまで1時間弱かかったというのに、今回は約20分しかかかりませんでした。


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つり橋を渡った先の斜面も、かなり雪が解けていて階段が出ていたりして歩きやすくなっていました。


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小さな沢にかかる橋の手前に倒れ掛かっていた木ですが、先週はストックのあたりまで雪があり、この木をまたぎこして進みました。ストックの高さが1m近くあったと思いますが、わずか1週間で1mの積雪が融けたということになります。さすがにそれはなさそうなので、雪が融けて木が上に持ち上がったということなのでしょう。


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橋の向こう岸も一面雪の斜面でしたが、すっかり雪がなくなっています。


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第一渡渉点です。さすがにこのあたりまで来るとまだ雪は残っていますが、それでも先週から比べると積雪の厚みは半分ほどになった感じです。


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川を渡った先にある木地屋敷の表示場所でスノーシューを装着することにしました。雪はけっこう締まっていて大きく踏み抜くことはありませんでしたが、この先どういう状況かわからないので早めに着けておくことにしました。


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今回は1年ぶりにTSL255を持ってきました。雪が緩んでワカンだと浮力が不足しそうだし、前爪やスノーシュー裏の金属爪があるので斜面でも滑りにくそうで、アップリフターを使えば登り斜面も楽そうという理由です。その分重さが増すのが難点ですが、日帰りなのでそれほど重い荷物にはなりませんでした。


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スノーシューを装着して歩き始めてすぐに、木道が出現。先週は雪に埋もれていたのですが、すっかり雪がなくなっていました。しょうがないので、そのままスノーシューで登ります。


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7:37 大山滝まで来ました。先週はここまで2時間強かかりましたが、今回は約1時間。半分の時間で済みました。


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ベンチが雪から出ていたので、ここで小休止。大山滝に朝日が当たって光っています。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




休憩を終えて出発です。大山滝から大休滝までの区間が前半の核心部ですが、雪がどういう状態になっているかです。大山滝からすぐの斜面はだいぶん雪解けが進んでいて、つぼ足だと踏み抜きが多そうだということで、スノーシューを履いたまま急斜面を直登しました。


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ところが、あともう少しで登山道というところで、右足がスリップ。ストックと左足で踏ん張ってみるもバランスを崩して左手側へ転倒し、そのままズル~と滑落してしまいました。幸い、距離にして5m程度で露出した岩のあるところに落ちたので事なきを得ました。表面がシャーベット状になった柔らかい雪の場合、ワカンなら足を蹴り込んでキックステップのようにして登ることが可能ですが、スノーシューではそうも行きません。爪先立ちするようにして前爪を効かせようとしてもたいして深くは入らないので、融けかけた表面の雪といっしょにずり落ちるという結果になったようです。どんな道具も状況に合わせて使い分けないといけないということです。命の危険のない小さな失敗を積み重ねて経験値を上げていけるのなら、低山歩きも役に立っているということかと、改めて思いました。


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スノーシューをはずして、つぼ足で斜面を登りきり、登山道へ出てきました。先週はこの道標を見た覚えはないので、だいぶん雪解けが進んだことがわかります。


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小さな沢を渡ります。


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ちなみに、これが先週の同じ場所。


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一番厄介だった不動滝上の区間も、夏道が出ていてまったく問題なし。


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先週はこんな状態でした。


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不動滝を眺める余裕もありました。滑り台のようなフラットな岩肌を流れ落ちている滝でした。


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先へ進んで第二渡渉点に来たときに、ちょっと厄介な状態になってしまいました。降口を雪の壁が邪魔するような状態で、しかもけっこうな傾斜に加えて下のほうは垂直またはオーバーハング気味になっていて、雪に足場を切って下りることができません。雪を避けて下りようにも大きな岩が邪魔をしていてだめ。


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ということで、雪の斜面を10mほどトラバースして上流側へ下り、浅瀬の岩を伝って対岸へ渡りました。この写真は渡りきって対岸から渡渉点を見たところ。


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8:45 地獄谷分岐です。途中、プチ滑落で時間をロスしたとはいえ、大山滝から先週と大差ない時間がかかってしまいました。やはりこの区間は前半の核心部です。


先週と同じように日の当たる林縁部で休憩していると、数人の登山者がやってきました。最初二人来て、少し遅れてさらに二人、最後に一人という具合だったので、てっきりばらばらの登山者と思っていたら、どうやら5人パーティーだったようです。最初に来た二人に、落し物しなかったかと聞かれたので、タオルを落としたと思うと答えると、大山滝のあたりで登山道脇に落ちていたと教えてくれました。SEA TO SUMMITの速乾タオルで、確か1000円ほどだして買ったものなのでなくすと痛いなと思っていたところでした。帰りに回収できそうで助かりました。


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9:06 休憩後、クランポンを装着して、先週引き返した場所から斜面を見上げます。後から来たパーティーが先に斜面を登っていったので、ここからはトレースをたどって行くことができます。それほど深く沈みこむことはないとはいえ、急斜面でトレースがあるのとないのとでは大違いです。


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20分ほどで急斜面を登りきり、尾根に出ました。


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尾根を詰めていくと、矢筈ヶ山が森の向こうに見えてきました。まだまだ高度差があります。直登するのが一番早そうですが、今回は大休峠避難小屋の状況を見ておきたいので、夏道をたどって遠回りします。


夏道の登山道が大きな谷をぐるっとトラバースするように左にカーブし始めるあたりで先行のパーティーが休憩していたので、再び僕が先行することになりました。彼らは尾根上についている夏道をたどらず、夏道より下の斜面をトラバースするように進んでいたので、ここから夏道のあるあたりまで斜面を直登しなければなりません。つい楽であることを優先してトレースを追ってしまいましたが、やはり夏道どおり尾根をたどったほうが楽だったかもしれません。


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10:15 矢筈ヶ山の南にある1300mピークから南に伸びる尾根まで登ってきました。後にいたパーティーの姿はいつの間にか見えなくなっていたので、彼らは矢筈ヶ山への直登ルートを選んだのかもしれません。


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ここからは烏ヶ山が正面に大きく見えます。


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右手には大山の東壁が立ちはだかっているのが良く見えました。


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積雪期に一向平から矢筈ヶ山へ登るなら、この尾根を詰めて1300mピークにでるのが一番楽そうな感じですが、大休峠へはこの斜面をトラバースして行きます。


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大休峠までは約700mほどの距離ですが、途中けっこうな急傾斜になるところもあったりして、思っていたよりもしんどいトラバースでした。大休峠へはここから左下へ行かないと行けないのですが、さすがに下ってから登りかえす気になれずまっすぐ進んでしまったため、大休峠から1300mピークへ続く尾根の1150m地点に出てしまいました。


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11:04 大休峠は目の前にある小尾根の向こう側ですが、避難小屋の確認はまたの機会に譲ることにして、ここで大休止をとることにしました。スノーシューの跡がひとつ小屋のほうへ続いていたので、どうやら香取方面から矢筈ヶ山に登った人がいるようです。


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ここから眺める烏ヶ山は、ほんとうに烏が羽を広げているように見えます。改めてみると不思議な形の山です。


つづく。

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| 2015年3月 矢筈ヶ山 | 18:11 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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大休峠までも届かず : 矢筈ヶ山

2015年3月15日 鳥取県琴浦町 矢筈ヶ山 単独日帰り


伯耆大山といえば、アクセスが良く積雪期でも登山者が多く人気の山ですが、矢筈ヶ山や甲ヶ山は大山のすぐ近くにあるというのに思いのほか登りにくい山です。というのも、アクセス道路が積雪で通行止めになってしまい、アプローチにやたら時間がかかるからです。矢筈ヶ山へのアプローチは、北西側の香取からと東側の一向平(いっこうがなる)が一般的です。ネットで積雪期の登山記録を探すと、香取からの記録は散見されるものの、一向平からのものは11月の雪が少ない時期のものはいくつかありましたが、積雪期のものは見つかりません。香取からだと、無雪期のときよりもかなり手前からアプローチすることになり、大休峠まで4時間ほどかかるようです。しかし、一向平の場合は、一向平キャンプ場の手前にある牧場までは車で入れるようなので、アプローチ的には500mほど長くなるだけです。ならば一向平から入山したほうが楽そうなのに、記録がみつからないのはなぜなのでしょうか。


登山道的には香取からのルートに比べて、谷沿いの急峻な斜面をトラバースするような部分が多く、雪崩の心配もあるし、歩きにくそうではあります。しかし、雪も安定し落ち着いてくる3月半ばなら大丈夫なのではないかと考え、一向平から矢筈ヶ山を目指してみることにしました。


7時前に一向平に到着。一向平入口の牧場から直線道路を300mほど入ったところから先は雪が積もっていて、轍に頼って進入を試みましたが無理でした。すぐにバックして、雪のない道幅の広いところの路肩に駐車。他に車は一台もいませんでした。やはり積雪期は一向平から入山しようという人はほとんどいないようです。


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7:18 雲ひとつない青空に目指す矢筈ヶ山から甲ヶ山への稜線がくっきりと見えています。お昼ごろには登頂できるかなと思いつつ出発です。しかし、それは甘い考えでした。


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50mも進まないうちに車の轍は消えました。ここから先はトレース跡もほとんど消えかけていて、いかに入山者が少ないかわかります。


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今日の目的地である矢筈ヶ山は、左端のピーク。その右隣が小矢筈で、右端に見えている白い大きなピークは甲ヶ山だと思われます。余裕があれば甲ヶ山にもとこの時は思っていたのでした。


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7:36 一向平キャンプ場はまだまだたっぷりの雪に覆われていました。


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登山届のポストに自宅で書いてきた登山届を提出し、ワカンを装着することにしました。朝なので雪はしまっているかと思ったのですが、けっこう柔らかくてワカンなしでは大変です。ちなみに、隣にあるトイレ棟は、ドアに鍵がかかっていて使用できませんでした。


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7:51 一向平キャンプ場を出発します。まったくトレース跡がないので、ここ1週間はすくなくとも誰も通っていないようです。


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どこが道なのかもわからないまままっすぐ進んでいくと、小さな沢が前方に現れました。沢に沿って大きく左にカーブしながら進んでいくと、前方に橋が見えました。そこまでの道は沢に向けて傾斜していてちょっと歩きにくい状態です。


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橋を渡ってからも、等高線に沿ってフラットな斜面の森の中を進みます。


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前方がなんとなく進みにくそうだなあと感じていたら、右手にロープの柵があるのが見えました。どうやらここで右手に下るようです。


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覗いてみると、階段にも雪が積もっていて、それほど急傾斜でもなかったので、ワカンのまま通過します。


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沢沿いの急斜面につけられた道はすっかり雪に埋もれていて、ワカンで通過するのはけっこう大変です。


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再びフラットな場所に出てきたところで、右手下方に吊橋が見えました。おそらくこの先で、つり橋に下る道があるはずです。


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8:21 つり橋への降り口がありました。階段入口から先には雪がないし、けっこう急斜面だったので、ここでワカンをはずします。


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狭くて急な階段を下っていきます。


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雪がなかったのは最初だけで、少し下ると雪ですっかり埋まっていました。滑らないように足元の雪を踏み固めたり足でよけたりしながら下ったので、案外時間がかかりました。写真は、通過してきた階段を振り返ったところ。


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急な階段を下りてきたら、今度は雪崩に覆われたようにルートが消えていました。無雪期にはロープが張ってあるらしいのですが、向こう側の杭にロープが巻きつけられているところを見ると、冬季は雪崩を避けてロープをはずしてしまうようです。距離にして15mぐらいでしょうか。足元にちょうどアックス代わりになりそうな太い木の枝があったので、それを雪面に突き刺して手がかりにしつつ、足場を作りながら向こう側へ渡りました。


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渡りきって自分のつけたトレースを確認。わずか15mほどの斜面を渡りきるのに4分もかかってしまいました。


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その後は、すっかり雪に覆われた急傾斜の下り階段です。こちらも足場を確認しながらの下降になるので、ゆっくりと進まざるを得ません。


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つり橋が見えてきたところで、工事車両注意の看板がありました。つり橋のところまで工事車両が入るということは、通行止めになっていた以前の登山道は通行できるということです。そうであれば、そちらの道を通ったほうが早いし歩きやすいはず。以前の登山道は崩壊して通行止めになっているものだとばかり思っていました。


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8:47 つり橋に着きました。出発してからほぼ1時間30分もかかっています。直線距離にして約1600m、ほとんどフラットで、上りは全然なかったというのに、やたら時間がかかっています。沢を迂回したり、階段や急斜面の通過に時間をとられてしまったようです。汗もかいたことだし、ここで休憩をとります。


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8:58 10分休憩して出発です。ゆらゆらと揺れるつり橋に若干酔いそうになりながら渡ります。


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つり橋を渡った後の急斜面も、当然トレースはありません。つぼ足のまま登ります。斜面を登りきったらフラットになり、そこから左へと方向を変えます。この方向が変わるところは何も道標がなく、目印になるようなテープなどもありませんから、地図コンパスを持っていない人や、初めて入る人は要注意です。


その後、150mほどフラットな森の中を進むと小さな橋がかかる沢を渡って、再び急斜面を登りますが、ここでも少し上ったら左へトラバース気味に巻いて行きます。


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9:35 前方に沢が見えてきました。渡渉地点が近づいてきました。


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沢沿いまできたらすぐに渡渉地点があります。道標もテープも何もありませんが、沢の中にやたら石がたくさんある場所なので、なんとなく渡渉地点らしい雰囲気があります。水は浅いので特に問題はありません。


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沢を渡ったところでワカンを装着し、再びフラットな森の中を進みます。一向平からの夏道は、地獄谷分岐までは川に沿ってほぼフラットな場所が多いので歩きやすいのですが、道標が少ないので正しいルートなのかわかりづらいのが難点です。無雪期だったら何も問題ないのでしょうが、積雪期は注意が必要です。


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9:53 木地屋敷跡を通過。


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10:03 大山滝の上に着きました。滝を眺めることができる展望台まで下ることができますし、滝つぼまで下りることもできますが、今回は行きません。


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ちなみに、滝は登山道脇からでも眺めることができます。葉っぱが落ちるこの時期ならではかもしれません。


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出発からすでに2時間40分が経過していますが、まだ3分の1しか進んでいません。地図で見るとほぼ中間地点なのですが、ここから先は標高も上がり道も谷や尾根を大きく迂回するので時間がかかります。これまでの倍の時間がかかるとしたら、大休峠に着くのは午後3時ごろになってしまう計算です。この時点で、矢筈ヶ山登頂は事実上不可能とわかってしまいました。なんだかモチベーションががっくりと落ちてしまいました。とはいえ、ここで引き返してもしょうがないので、とりあえず先に進んでみることにしました。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




大山滝からは少し斜面をのぼって標高を上げ、不動滝の上流部を高巻くようにしてかわし、その先で渡渉することになります。このルートの核心部といってもいい区間です。


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大山滝からどこをどう登れば良いのかさっぱり目印になるものがないので、とりあえず適当に斜面を登っていくと、なんとなく道跡らしい場所があり、それをたどって行くと、ちょっとした沢にぶつかりました。登山道は等高線に沿ってついているので、とりあえずここを渡るしかありません。沢に積もった雪は下が空洞になっていることもあるので、ストックで確かめながら慎重に渡り、対岸に出てからは右上へと高度を上げていきます。

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前方が不動滝のある沢に向かって切れ落ちた急斜面になり、それに沿って上へと登っていくと、夏道沿いに立てられた杭が見えました。沢沿いの急傾斜地を巻いていくようにルートがあるわけですが、ここでも積もった雪が道を隠して滑ったらやばそうな雪の急傾斜地と化していました。ワカンをはずそうにも自分がいる場所も急傾斜地で、うかつに荷物を下ろしてワカンをはずすような作業ができそうな場所はありません。仕方がないので、ワカンを装着したまま、雪を蹴り崩して足場を確保しながら進みました。途中、一度だけ左足を前に出したとたんにズルズルと滑り始めて、あわやという状態になりかけましたが、幸い木の杭のあるところで止まったので助かりました。あのままズルズル行っていたら、木の杭にしがみついてぶら下がるはめになっていたかもしれません。


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10:36 なんとか無事に不動滝上の急斜面をクリアしたところで、第2の渡渉地点です。ちょうど真下にスノーブリッジらしきものがあり、そこが渡渉に良さそうです。ストックでつついてみたところ、スノーブリッジではなく、大きな岩の上に雪が積もっている状態だったので、安心して渡ることができました。


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渡渉地点からは再びフラットな植林の中を進みます。


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11:00 地獄谷分岐の道標がありました。フラットな森の中を歩くのはここまでです。大山滝からここまでは直線距離で約800mほどしかないというのに、1時間近くも要してしまいました。この先、大休峠までのルートの半分は尾根の登りと谷の迂回トラバースとなり、残り半分は等高線に沿ったフラットな道。前半で1時間半、後半で30分としても、2時間はかかるので、大休峠到着は午後1時。大休峠から矢筈ヶ山山頂まで2時間程度と考えると、登頂できるのは午後3時。下山は3時間で下れるとしても車に戻れるのは午後6時。すっかり日も暮れてしまっているころです。


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地獄谷の上空を見ると、朝晴れていた空はいつの間にか曇り空になっていて、なんだか天候も下り坂っぽい感じです。とりあえず、ここで大休止。薄日の差す地獄谷を見下ろす場所を整地して、荷物を下ろし、腰を下ろしてチョコレートや生姜湯でカロリー補給です。甘いものを食べて少し力が出たような気がしてきたので、とりあえずこの先の尾根の登りの様子を見に行きました。ちなみに、この山奥の狭い谷地形の場所で、ドコモの携帯はアンテナが2本立っていました。通話エリアの広さに驚くばかりです。地獄谷にそって電波が回りこんでくるのでしょうか。やっぱりもつべきはドコモの携帯です。


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せめて大休峠まで行きたいところですが、目の前のこの斜面を見ているとここを登ろうという気が湧いてきません。標高差は約250m。これから1時間半も汗だくで斜面と格闘するには、予想外に疲れすぎているようです。ほとんどはフラットな雪原のような場所を歩いてきただけなのに、たまに出てくる急斜面の通過に思いのほか体力を削られたようです。ということで、今回はここで引き返すことにしました。


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11:35 地獄谷分岐から自分のトレースをたどって引き返します。


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第二渡渉点とその先に続く不動滝の高巻き部分が、帰りもやっぱり核心部です。


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大山滝上部の、雪に埋もれた沢を渡っていると、左足を踏み抜いてしまいました。ワカンを装着した状態で踏み抜くと、足を引き上げるのが大変。なんとか無理やり引き抜いてみると、雪の下は空洞になっていました。沢を流れる水が雪を溶かして空洞ができているというわけです。大きな沢ではないのでそれほど恐れることはありませんが、残雪のある沢を渡るのはそれなりに不安です。体ごとはまってしまえば抜け出せなくなるかもしれないし、もしも水の流れる空洞の中へ落ち込んでしまうと死ぬ危険性もあります。


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12:07 大山滝の道標です。往路では1時間かかった区間が、復路では30分です。


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第一渡渉点も、ワカンのまま難なく通過します。


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途中休憩していると、近くの木の枝から「ツィピーツィピーツィピー」というかわいらしいさえずりが聞こえてきました。野鳥には疎いので、とりあえず写真にとって帰って調べてみると、どうやらシジュウカラのようです。これでひとつ野鳥に詳しくなりました。


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12:45 つり橋通過。


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つり橋を渡った後は、急で長い階段を登り返すのが面倒だったので、工事車両の道になっている旧登山道をたどっていくことにしました。


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つり橋のすぐ先の崖地がやっかいそうですが、雪は落ちきって安定しており、雪崩の心配はなさそうです。問題は、落石。雪が黒くなっているところは、見ている間にも小石が数個転がり落ちてきました。小石が落ちきるのを待って、上を見ながら急いで通過します。ワカンをつけたままだったので、ちょっとあせりましたが、とりあえず無事通過できました。


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その後は、法面の保護された場所になるので、落石の心配はありません。


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崖地を通過してしまえばただの林道です。大きなバームクーヘン模様の雪玉が転がる林道をひたすら歩きます。


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小さな沢にぶつかり、橋がないのを見て一瞬唖然。しかし、沢は浅く、雪の壁も低かったので、問題なく渡渉できました。


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やっと自分のトレースに出会いました。もうここは一向平キャンプ場です。


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13:19 一向平キャンプ場の受付棟に戻ってきました。地獄谷分岐からほとんど大きな休憩はとっていないのに2時間近くかかっていました。この分だと、矢筈ヶ山から下山するには3時間以上かかりそうです。大休峠まで5時間半、矢筈ヶ山山頂までさらに2時間ですから、登頂に7時間半。下山が4時間とすると、なんと11時間半もかかってしまうことになります。積雪期に一向平から入山する人がいないのもわかるような気がします。日帰りではなくて、避難小屋泊でゆっくり楽しむのが良さそうです。


もっとも、地図を再検討してみると、つり橋を渡ってから北西方向にある広い谷地形を詰め上がり、飯盛山の鞍部から931ピークのある尾根を西進していけば夏道に出会えるので、そのルートのほうが急登箇所の標高差が小さく、渡渉などないのでむしろ早いかもしれません。機会があれば試してみようと思います。


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受付棟で20分ほど休憩して、出発しました。ついでに、朝提出した登山届けも、まったくもって目的地まで達していないということもあり回収して帰りました。


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13:50 最後の直線がけっこう苦痛でしたが、ようやく車までたどり着きました。相変わらず、自分の車がぽつんと停まっているだけです。


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振り返ると、矢筈ヶ山や甲ヶ山は朝見たときと同じように、くっきりと見えていました。どうやら大山だけがガスに巻かれているようです。絶好の登山日和に登頂できなかったのは残念ですが、かなり疲労感もあるので無理しないで正解だったということにしておきます。


帰りは、関金温泉の国民宿舎グリーンスコーレせきがねで温泉に入って帰りました。日曜日の夕方だというのに数人の客しかいなくて、温泉街もひなびた感じで、ちょっとさびしい雰囲気でした。登山客やスキー客がちょうど降りてくるという場所でもないので、冬場はこんなものなのでしょう。ある意味、穴場の温泉といえるかもしれません。

おわり。

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| 2015年3月 矢筈ヶ山 | 18:57 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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