ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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ガスガスと体調不良でまた撤退: 伯耆大山五合目~元谷 その2

2015年3月2日 鳥取県大山町 伯耆大山 単独日帰り


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8:46 五合目から少し登ったところから左下に続いている尾根へと下る行者コースですが、新雪がトレースを覆い隠していて、どこから入ればいいのかよくわかりません。とりあえず、このあたりだろうというところから、慎重に急斜面へと足を踏み出します。


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少し下って行くと、わずかにトレース跡のようなでこぼこがあり、とりあえず正しい尾根を下っているようです。夏山登山道のブナ林よりも、こちらの尾根のブナ林のほうがたくさんの霧氷がついているように感じられます。


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白い花が咲いたブナの木々は、何度見ても見飽きることがないぐらいきれいです。これで青空だったら最高だったのですが、どんよりとした空が背景だと、霧氷の美しさも今一歩です。


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霧氷が張り付いた枝の先では、小さな芽が膨らみ始めていました。春は着実に近づいています。


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元谷へと切れ落ちていく尾根の斜面は、足跡ひとつない真っ白な雪原となっていて、スキーで滑り降りたら面白そうだなと感じます。バックカントリーは、ずっと以前に野沢温泉のコースの間にある林の中を滑った経験があるぐらいですが、ふかふかの雪の中を滑るのはけっこう面白かった記憶があります。もう10年以上もスキーから遠ざかっていますが、バックカントリースキーをやってみるのもいいかもしれません。


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木々の間から三鈷峰が姿を現しました。上のほうはいまだガスに隠れていますが、下り始めた頃よりも少しガスが上がっているように感じます。


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北壁は相変わらず姿を見せてくれません。


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尾根上から元谷へ向かって斜面を下っている途中で、上空に雲の切れ間が出てきました。時折のぞく青空に、このままきれいに晴れてくれればいいのにと願わずにはいられません。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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9:25 元谷まで降りてきました。正面に避難小屋が見えます。せっかくなので避難小屋で休憩していくことにしました。


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避難小屋へ向かう途中、夏山登山道のある尾根方向を見ると、青空が見え始めていました。しかし、六合目あたりから上は相変わらずガスがまとわりついています。大山周辺は晴れに向かっているようですが、大山にかかっているガスがとれるかどうかは微妙な感じです。


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避難小屋には誰もいませんでした。中に入ってみると、けっこう強烈にトイレの匂いが充満していました。土間の一角にトイレがあり、ドアが直接室内側についているので、匂いが漏れ出てくるのでしょう。山頂避難小屋とおなじようにトイレと部屋の間にもうひとつドアがあればここまでひどくはならないと思うのですが、設計ミスといわざるを得ません。やたら広い土間があるのですから、ストックルームを兼ねた小部屋を作り、その中にトイレの入口を設ければよかったのです。冬でこれほど悪臭が充満しているということは、夏場はもっとひどそうで、ここに宿泊する気にはなれないと感じます。


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9:50 悪臭漂う小屋の中で15分ほど休憩して、外に出ました。三鈷峰はどうやらガスが取れて山頂まで姿を現したようです。


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北壁は別山が見えるところまでガスが晴れましたが、大山山頂部はまだガスの中です。お昼ごろにはガスがとれるかも知れません。しかし、今から登り返そうという気にはなれないし、とりあえず下って、朝あきらめた豪円山のろし台に行ってみるのもありかなと考えていると電話が鳴りました。以前のソフトバンクだったら完全に圏外だった場所ですが、さすがはドコモ。しかし、どこにいてもつかまってしまうというのも考え物で、せっかくの休みも仕事に追われることになってしまいます。幸い、緊急の要件ではなかったものの、夕方までには戻って処理しなければいけないことができてしまいました。ということで、のろし台から北壁の撮影をするというのはお預けです。


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大山寺方面に目を転ずると、いまにも一雨きそうなくらい空の色です。晴れなんか雨なんか、はっきりせんかい! と思いつつ、避難小屋を後にしました。


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元谷からは谷筋を通る登山道ではなく林道をトレースしていくのですが、林道もすっかり雪に埋まっていてただの斜面と化していました。しかもけっこうな斜度です。朝通過したのであろう足跡がついていましたが、この急斜面をつぼ足で元谷へと向かっています。それほど高さのある場所ではないとはいえ、新雪の下はそこそこ固くしまった雪ですから、何かの拍子に足を滑らせれば滑落して立ち木に激突なんて可能性もあります。こういうところは、面倒でもクランポンを装着したほうがいいですね。


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下宝珠越への分岐点まできましたが、下宝珠方面へはトレース跡すらありませんでした。


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大神山神社の屋根にはバームクーヘンのようなでっかい雪の塊が積もっていました。さすがに立派な梁や柱で作られた神社だけあって、これぐらいの積雪ではびくともしないのでしょう。


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参道へと下る階段は、ボブスレーのコースのようになっていたので、クランポンははずさずにそのまま下りました。大山寺下の参道に出たところでクランポンをはずし、途中ゲストハウス寿庵さんへご挨拶にでもと思って立ち寄ってみましたが、来客中だったようなので声をかけずに駐車場にもどりました。車の中で着替えて、オープンしたばかりの豪円湯院に行くと貸切状態で、久しぶりに温泉をゆっくり楽しむことができました。湯あがりに、これまた貸切状態のレストランで蒜山おこわ定食を食べて、お昼過ぎに家路につきました。途中、山頂付近以外は姿を現した大山が見え、夕方までゆっくりできればガスが晴れたかもしれないのにと、後ろ髪を引かれつつ車を走らせたのでした。

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| 2015年3月 大山五合目~元谷 | 20:48 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ガスガスと体調不良でまた撤退: 伯耆大山五合目~元谷 その1

2015年3月2日 鳥取県大山町 伯耆大山 単独日帰り


今冬はどうもめぐり合わせが悪いと感じます。昨年秋から年末にかけての体調不良に始まり、年末年始の荒天、週末の荒天が続いたかと思えば、たまに天気がいいときに限って仕事が入ってしまうなど、どうも山に行けないシーズンで終わってしまいそうな予感です。


そういうわけで、仕事の予定が特に入っていなかった3月2日の月曜日、天気予報は曇りのち晴れ、GPV気象予報では朝から雲がなくなるという予報になっていたので、朝からすっきり晴れることを期待して伯耆大山に行ってきました。


午前1時過ぎに南光河原駐車場に着きましたが、ざくざくの雪が10cmほど積もっていて、上り坂になっている駐車場に入っていくことができません。スタッドレスといえども、所詮2WDの悲しさよ。何度かバックして勢いをつけて進入しようと試みるも、10mも進めずストップするのを繰り返すばかり。とりあえず、一番手前の駐車スペースまでのルートだけでもスコップで雪かきしようかと考えてみたものの、そんなことをはじめたら軽く30分は労働することになりそうです。ここは諦めが肝心ということで、スキー客向けの博労座第一駐車場に移動しました。


第一駐車場はさすがにフラットだし、雪かきも行われていて難なく駐車できました。いつものように山頂での朝焼け狙いということで、午前3時出発を目標に腕時計の目覚ましを2時30分にセットして寝袋の中にもぐりこんだら、いつの間にか夢の中。ふと目が覚めて時計を見ると、なんと3時30分。目覚ましのアラームは鳴ったのか? 鳴らなかったのか? そんなことより、今から準備して4時に出たとしても、山頂に着くのは日の出の後になるのは確実。物事は臨機応変に考えることにして、豪円山から朝焼けに染まる北壁を狙うことに計画変更。日の出の時間は6時30分頃なので、あと1時間はゆっくり寝られると、二度寝したのでした。


5時前に起きて、準備を整え、車の中で朝食を食べていると、なんとパラパラと車をたたく音が・・・ 雨です。雪ならまだしも雨なんて降った日には、行動計画はすべてキャンセルです。幸い、短時間パラパラ降っただけで止んでくれました。


5:30 豪円山ののろし台を目指して出発です。豪円山スキー場ゲレンデの上にあるのろし台ですが、積雪期は当然雪の下です。なので、登るのに40分ぐらいかかるだろうという計算です。早朝なので駐車場からのアクセスリフトなど動いているはずもなく、雪の積もった道路を歩いて豪円山スキー場に着いたころ、ようやく空が白み始めてきました。北壁を仰ぎ見ると、真っ白なガスのスクリーンがあるだけで、大山北壁の姿は影も形もありません。空には灰色の雲が重く垂れ込めていて、好天の気配はまったく無し。登って日の出を待っても無駄と判断し、さっさと駐車場へ引き返しました。


車に戻って少し休憩しながらどうしたものかと考えましたが、天気予報は曇りのち晴れといっているので、登っているうちに晴れてくることを期待して出かけることにしました。


6:30 登山装備を整え、夏山登山道を目指します。


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大山寺への参道にもけっこう雪が積もっています。3月1日の日曜日はそこそこ雪が降ったのでしょう。いつも南光河原駐車場に停めるので、早朝の参道を歩くのは新鮮な感じがします。


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モンベルの前から北壁を探してみても、ガスのベールに包まれて何も見えません。


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南光河原駐車場のトイレ前のポストに登山届を提出し、トイレによって出てきたら、東の空がほんのわずか赤く染まっていました。


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夏山登山道入口からは新しい足跡はなく、どうやら本日最初の登山者になったようです。つまり、ラッセルしなければならない可能性が高いということです。


ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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7:02 阿弥陀堂を過ぎたあたりからは、前日のトレースもよくわからないぐらいきれいに雪が積もった状態でしたが、下の雪が締まっていてつぼ足でもほとんどもぐらない状態だったので助かりました。ただし、気温があまり低くないためか、靴底に雪が付着するのが困りもの。2合目あたりまでは問題ありませんが、傾斜がきつくなってくると滑って登れなくなりそうです。


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ブナの根元では根開きが始まっており、春が近いことを感じます。


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7:30 標高1000mまで登ってきました。今日は微風でそれほど寒くなく、大汗をかかないようにゆっくりと歩いていますが、それでも背中にうっすら汗をかいたような感じです。


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空は相変わらずどんよりと曇っていますが、視界はそこそこあって、宝珠山がはっきりと見えています。宝珠山の上のほうは真っ白になっていて、どうやらブナ林が霧氷で白くなっているようです。


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1000mの道標を過ぎて道の傾斜がきつくなってくる手前のあたりで、クランポンを装着しました。靴はスカルパ モンブランGTXを履いてきたので、グリベル エアーテック・ニューマチックの12本爪です。ニュークラッシク10本爪で十分なのですが、10本爪はシリオ 712GTXにあわせてサイズ調整していて手直しするのが面倒ということで、モンブランGTXに合わせて調整している12本爪を持ってきたというわけです。靴底に付着していた雪ですが、グリベルに着いている肉球のようなアンチスノープレートのおかげなのか、まったく着雪することなく、クランポンはしっかりと役目を果たしてくれました。


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標高1100mあたりになってくると、木々の枝に霧氷が目立つようになって来ました。登山口の辺りでもそれなりに霧氷はついていましたが、このあたりではより目立つようになって、本格的な白い森になってきた感じです。先週までは妙に暖かい日が続いていましたが、週末から寒波が戻ってきたようです。そういえば昨年も一昨年も3月初旬はけっこう寒かったので、この時期は寒の戻りが多いのかもしれません。


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傾斜がきつくなり、次第に息があがってきました。なんだか妙にしんどい気がします。やはり寝不足がたたっているのかもしれません。少し前までわずかですが青空ものぞいたりしていたのに、いつの間にか空はどんよりと暗くなり、アラレのような小粒の雪も降り始めました。口で息をしていたせいで喉もからからになり、気管支のほうまで乾いて何か引っかかるような変な感じもしてきました。天気も良くなりそうにないし、体調もいまいちだし、撤退したほうがいいかもという気持ちが強くなってきました。


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8:43 行くべきか、撤退か、迷いながらじわじわと高度を上げて、五合目に着きました。風が強くなり、雪はそれほど強くなっていないものの、相変わらず降り続いています。少し迷いましたが、ガスガスの中を無理して山頂まで行ってもしょうがないので、行者コースから元谷へ下ることにしました。今日は霧氷の森のトレッキングということにしておきます。

つづく。


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| 2015年3月 大山五合目~元谷 | 16:51 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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