ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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テント場通信簿: 白根御池小屋キャンプ場

テント場通信簿は、清潔さや快適さなどの一般的な項目の他に、撮影山行基地としての評価も加えたテント場の評価です。各評価項目を5段階で審査し、合計点数の平均(端数は四捨五入)が総合評価です。

評価項目
●清潔度:テント場にごみが放置されていないか、清潔に保たれているかどうかを評価します。
●快適度:整地の状況、地面の状況、サイトのゆとり度、トイレや水場への距離などテント場での生活が楽で快適かどうかを評価します。
●施設充実度:トイレ、水場、ベンチとテーブル、炊事棟、売店の有無を評価します。1種類ないごとに-1です。
●ロケーション:写真を撮るためのベースとして、立地条件などを評価します。ただし、立地条件は変更しようがないので、3以上の評価とします。

評価基準
5:非常に優れている
4:良い
3:問題ない
2:いま一歩
1:改善が必要


白根御池小屋キャンプ場

清潔度:5
快適度:5
施設充実度:5
ロケーション:3
総合評価:4.5


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白根御池小屋キャンプ場は、南アルプス北岳の登山口 広河原から3時間ほどのところにある標高約2200mのキャンプ場です。山腹にあるキャンプ場ですが、白根御池周辺の比較的平坦な場所がキャンプサイトになっています。すべてを詳しく見て回ったわけではありませんが、テントを張る場所はおおむねフラットに近い状態のようです。


キャンプ場のキャパは40張りとなっていますが、僕が幕営した2016年8月11日はもっとテントがあったように思います。なので、実際にはもう少し収容力がありそうです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




幕営料は500円で、昨今値上がり傾向にある日本アルプスのキャンプ場の中では、すこぶる良心的です。水場は小屋の玄関脇と外トイレの前にあり、南アルプスの天然水を無料で利用することができます。小屋前にはベンチとテーブルがたくさん設置されていて、一部には屋根も設けられています。残念なのは、この屋根がある部分に喫煙場所が設けられていて、しかもそのすぐそばに水場があるということ。喫煙場所は、もっと人がいない場所に設けてもらいたいものです。


IMG_5352.jpg
テント泊者が利用できるトイレは、小屋に向かって右手側面の階段を上ったところにあります。男性小便器はなく、洋式水洗トイレの個室が5つほど並んでいます。中は清潔で、山小屋とは思えないほどきれいに保たれていました。個室の2つぐらいは女性専用になっていました。ペーパーは設置されているので、自前のものを用意しなくても大丈夫。


トイレの前にステンレスの流し台がある水場があり、4つほど蛇口がついています。ただ水を汲むだけなら玄関前の水場でかまわないのですが、クッカーを洗ったり洗顔、歯磨きなどする場合は、こちらの水場を利用したほうがいいです。


売店は小屋にあります。ソフトクリームも売っているので、暑い夏には最高です。テントサイトから小屋まで近いので、池畔からでも不便な感じはないと思います。設備、環境ともに最高ランクといってもいい程充実したキャンプ場でした。


ロケーション的には、北岳の中腹にあり回りを山に囲まれているので、展望が望めるわけでもなく、複数の山に登れるわけではないので、写真撮影のベースキャンプ的に利用するには向いていません。




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| テント場通信簿 | 11:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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FREETEL データ通信専用SIMを購入

7月にFREETELのSIMフリースマホ MIYABI を購入して以来、ずっとSIMを入れずにWiMAXのモバイルルーターでネット接続してきましたが、やはりWiMAXのサービスエリアの狭さに不便を感じることもあり、先日SIMを購入しました。


購入したのは、FREETELのデータ通信専用SIM(使った分だけ安心プラン)で、ドコモの回線を使っているので、ドコモの携帯が使えるエリアであればつながります。MIYABI は、LTEはもちろんFOMAプラスエリアにも対応しているので、北アルプスや南アルプスでも山頂付近ならつながる場所もあると思います。通常は事務手数料に相当する3000円で売られていますが、ネットで探して税込2538円で手に入れました。送料もかからないので、事務手数料が500円ほど割り引かれたことになります。


FREETELでSIMを購入すると事務手数料として3000円が請求されますが、ネットショップだとSIMパッケージの購入金額が事務手数料になるということなので、お店の販売金額が3000円より安くても、事務手数料の差額分を請求されることはないのだと思います。まだ請求が来ていないのではっきりはわかりませんが、どこでいくらで販売されているかなんてFREETELは調査していないでしょうから、たぶんそうなんだと思います。


通話SIMだと身分証明書の確認が必要になるのでSIMが直接中に入っていないらしいのですが、データ通信専用SIMは身分証明が必要ないのでSIMが入った状態で送られてきます。


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物としてはハガキサイズの厚紙三つ折の中に、プラスチックのクレカ大のSIMが入っているだけなので、普通郵便でも十分送ることができると思いますが、ご丁寧にも佐川急便の箱入りで送られてきました。中身はほとんど空気の宅急便です。これで利益が出るのなら、仕入れ値は1500円ぐらいなのかもしれません。写真右側がSIMのプラスチックカードですが、SIM本体は取り外してしまったので、穴が空いた状態になってます。



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FREETELのサイトで登録をすませてからSIMをスマホのスロットに挿入し、SIMの接続設定をするだけですぐにつながりました。設定の仕方はFREETELのサイトに記載されていて、それを見て同じようにするだけです。いたって簡単でした。SIMフリースマホは難しいみたいなイメージがあるようですが、全然そんなことはありません。


加入したプランは、使った分だけ安心プランというタイプで、実際に使ったデータ量に応じて金額が決まるというタイプです。月々のデータ通信量に応じていわゆる定額制の複数のプランに該当する料金が適用されるというもので、例えば1GBなら499円、3GBなら900円という具合で、最大10GBで2470円となり、10GBを超えると送受信最大200kbpsに押さえられるという内容です。今までは無制限のWiMAXだったので遠慮なくタブレットで動画を見たりしていて、月あたり10GB以上の通信をしていましたが、WiMAXの契約が切れる来年2月以降は動画は有線LANのPCで見るようにして、通信料金を抑えることにします。ちなみに、WiMAXは月々3800円ほどかかりますから、最大10GBまでFREETELを使っても1000円以上お得というわけです。


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現状ではWiFiとLTE/3Gの併用という形になりましたが、スマホはWiFi優先の設定になっていて、WiMAXがつながっていればかってに切り替えてくれます。最初は、接続状況を示す表示にいままでなかった「4G」の文字が出てきたので、LTE/3Gがつながっているのかと思ったのですが、単にSIMも入ってますという確認の表示みたいです。扇形のマークはWiFiのマークなので、これが出ていればWiFiでの接続になっています。なお。LTE=4Gという意味です。


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WiFiが切れると、自動でLTE/3Gの接続になり、扇形のマークが消えて4G表示だけになります。通信中は往復の矢印マークが出てきます。気をつけなければいけないのは、モバイルルーターの電源を入れっぱなしにしておくと、たとえWiFiが圏外でつながっていなくてもWiFi優先でLTE/3Gに自動切換えしてくれません。WiFiがつながらなくなったらモバイルルーターの電源を落とす必要があります。駅やコンビニのWiFiは電波が拾えなくなれば勝手に切り替わりますが、モバイルルーターの場合は電源が入っている間はWiFiがあると判断されるようです。



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| 時事ネタ・ニュース | 11:18 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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好日山荘岡山駅前店リニューアルオープンセール

16日に好日山荘岡山駅前店がリニューアルオープンしました。事前のDMで同じフロアに本の森セルバという書店が入るということはわかっていましたが、訪れてみるとエスカレータをあがってすぐのスペースが書店になっていました。以前の好日山荘の入口部分が書店になり、書店前の入口を入って左手奥に好日山荘の入口ができていました。店舗面積でいえば1/5ぐらいが書店になったという感じです。


売り場面積が減った分、商品の陳列スペースがやや狭くなったように感じます。ドンキホーテのように棚の間隔を狭くしたようです。そのため、パッと見は商品点数はそれほど減っていないように見えますが、ヘルメットのコーナーは以前と比べると明らかに展示品が減っていました。モンベルもアシーズブリッジも申し訳程度にしかヘルメットをおいていなくて、たくさんの種類を試着できるのは好日山荘だけだったのですが、それほど売れるものではないでしょうからしょうがないのかもしれません。ソックスのコーナーも少し縮小されていましたし、マムート、バーグハウス、ノースフェイス、マーモット、パタゴニア等の外国ブランドのコーナーも軒並み小さくなったと感じます。そういえばミレーの棚を見なかったような気もします。やたら巾を利かせていたのはファイントラックでした。今のところファイントラックには魅力を感じていない自分としては、あまりうれしくないレイアウト変更でした。もっとも、ファイントラックだけ横一列の展示になったので、広く見えるだけかもしれません。



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さて、せっかくのセールなので、店を覗くだけでなく2点買い物をしてきました。


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1つは、山シャツで、マムートのDELIGHT wool zip longsleeve(Sサイズ)です。10,500円が40%オフの6,300円(税抜き)でした。本当は5,700円になっていたCOMFORT zip Longsleeveという化繊の吸汗速乾シャツがほしかったのですが、あいにくサイズがありませんでした。


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それから、店内をうろうろしていて見つけたマムートのサスペンダーもゲット。S-Mサイズが20%オフの2,960円(税抜き)でした。以前購入したマムートのハードシェルパンツにはサスペンダー用のループが付いているので、このハードシェルパンツ用です。あまり耐久性があるようには感じませんが、取り付け金具がないので金具が当たって痛くなることがなさそうです。


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気がつけばマムートブランドがひそかに増えている今日この頃。やがて全身マンモスマークに覆われることになるのでしょうか。


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| ヤマネタ・ニュース | 18:08 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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EOS M5と新型レンズ2本がキヤノンから発表

先日記事にしたキヤノンの新型ミラーレス一眼 EOS M5と新しいレンズ2本が、本日キヤノンから発表されました。


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M5のスペックは、デジカメInfoに出ていたスペックとほぼ同じでしたが、連写速度は7コマ/秒の予想から9コマ/秒になっており、うれしい裏切りとなっています。ただし、9コマの場合はピント固定の場合で、AF追従の場合は7コマだそうです。一般的な撮影であれば、もはや必要十分なスペックで、超広角の明るいレンズさえあれば、いまの重くてかさばる一眼レフのシステムを売り払って入れ替えられるのではないかと期待させるものがあります。


もっとも、上位の一眼レフと比較してミラーレス機やコンデジはデータの書き込み速度が遅く、バッファの開放に時間がかかることが多いので、連写速度が速くても1連写して次の連写が可能になるまで待たされることがあり、連写をよく使うという人はそのあたりがどうなっているかチェックする必要があります。


発売は11月下旬だそうで、ずいぶん気の早い発表です。年末商戦に向けて見込み客が他社の製品に流れるのを食い止めるのが目的でしょうか。


同時に発表されたレンズは、ミラーレス用EF-MマウントのEF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMと、フルサイズで使えるEFマウントのEF70-300mm F4-5.6 IS II USMの2本。



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EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMは、29-240mm相当の画角になる高倍率ズームで、ミラーレス機で使えばこれ一本で広角から望遠までカバーする便利なレンズです。これにEF-M11-22mm F4-5.6 IS STMを加えれば、18mmから240mm相当までをカバーできるので、システムとして大幅な軽量化とコンパクト化が可能になります。欲を言えば広角側を15mmにしてほしかったところです。キヤノンのAPS-Cは他社と比べて1.6倍相当になるのだから、そろそろ15mmスタートのズームを標準にしてもいいのではと思うのですが、コストの関係なのかいつまでも改めません。M10といっしょに15-45のズームを出しているのだからできない相談ではないと思うのですが・・・


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EF70-300mm F4-5.6 IS II USMは、現行のEF70-300mm F4-5.6 IS USMのリプレイスで、Lレンズの70-300mmよりも長さで3mm長いものの直径で9mm小さく重さで約300g軽いので、こちらも一眼レフシステムの軽量化を望む人にはよさそうです。ただ、重さが710gと現行型よりも重くなっていて、EF70-200F4Lの代わりになるのではと期待していたのですが、ほとんど変らない重さなのがちょっと残念です。


買い換え、もしくは買い増しをするかどうかは要検討というところですが、選択肢が増えるのはありがたいことです。

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| 写真ネタ・ニュース | 16:05 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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逆流性食道炎 その後: 食事制限で脱水症

8日に病院で薬をもらってきてから、今日で5日目。症状は少しよくなってきたといったところです。


処方されたネキシウムカプセルという薬はさすがに効きますが、1日1回でいいというほどの効果はない感じです。夕食後に飲めばしばらくは落ち着いているのですが、5時間ぐらいたって空腹感がでてくるころにはやはり胃液の逆流が起こり始めます。気にせず寝ても、朝起きたらやっぱり胃の不快感や胃液の逆流がおこるので1日2回でもいいのではないかと思うところですが、かってに服用回数をかえるわけにもいかないので、西洋医薬とバッティングしないといわれる漢方薬で昼間の不快感は抑えるようにしてます。いまのところ、変な副作用もないようなので大丈夫みたいです。ちなみに、漢方薬は市販の大正漢方胃腸薬で、これも飲んで数時間は効く感じです。



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ところで、ちょっと満腹感があるぐらい食べただけで、これほどきつい逆流性食道炎を発症するということは、胃が相当弱っていたはずです。その原因がなんだろうと思ってよくよく考えてみたら、どうやら冷たいものの摂り過ぎだったのではないかと思い当たりました。7月に入ってからというもの、飲むものは冷たい麦茶や冷水、アイスコーヒーなどばかり。アイスクリームもほぼ毎日のように食べていました。食事も、朝は冷たい牛乳やヨーグルト、昼は暖かいものもときどき食べたりしていたものの、アイスコーヒーなど冷たい飲み物はかならず飲んでいたし、夜でも冷むぎや冷やしうどんなんてものを食べたりしていたので、胃の負担は相当だったのでしょう。


調べてみると、胃は消化するために食べ物を37度ぐらいまで温めるらしく、冷たいものを食べると消化に加えて加温作業をせねばならなくなり、それが2ヶ月間朝から夜まで繰り返されれば疲弊するのは明らか。自業自得でした。


なので、先週から冷たいものを飲食するのはきっぱりやめて、ヨーグルトは常温になるまで1時間ほどおいてから食べるようにし、牛乳はレンジで温めて飲むようにしました。また、冷たい水ではなくぬるめの白湯を飲むようにしたのですが、2ヶ月間痛めつけた胃が簡単に回復するはずもなく、まだ薬に頼らざるを得ない状況です。


ところで、胃液の逆流でのどがはれた感じがしてなんだか呼吸がしずらいようなこともあるので、食事の量を大幅に減らしているのですが、水分の摂取量も大幅に減ったことが原因でどうやら軽度の脱水症状になってしまいました。


今日の夕方、突然息苦しさとめまいを感じて、しかも次第に体に痺れも出てきてダウン。痺れが出たので、脳梗塞を疑いましたが、ろれつも回るし半身麻痺もありません。体全体がじんわりと痺れている感じです。実は、昨晩最近の食生活を考えて塩分や水分の摂取が不足してるなあと感じていたので、奇跡的に昼間出かけたときにサントリーのグリーン・ダカラの2リットルボトルを買ってきていたのでした。もしかして脱水症状かもしれないと、グリーン・ダカラを飲んでしばらく安静にしていたら、痺れも収まり息苦しさやめまいもなくなりました。危ないところでした。普段、スポーツドリンクのようなものは買わないのですが、体がこの手のものを欲していたんでしょうねえ。


健康はきちんとした食事ができてこそということを、つくづく思い知りました。そして、きちんとした食事を摂る為には胃腸が健康でなければいけないわけで、そのためには普段の食生活を考える必要があるわけです。夏に暑いからといって冷たいものばかり食べていると、秋になって大きなしっぺ返しを食うことになるというだけは、忘れないようにします。


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| 時事ネタ・ニュース | 00:06 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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キヤノンの本気を見た気がする: EF 16-35mmF2.8L Ⅲ USM

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本日岡山で開催されたキヤノン FIVE GRAPHYスペシャルセミナーに行ってきました。


受付で会員かどうか聞かれたので、どうやらキヤノンフォトサークル会員には専用の招待状のようなものを送っていたみたいです。会員だと粗品かなにかもらえたのかもしれません。


入って正面に5DMarkⅣのハンズオンコーナーがあり、3台のデモ機と何本かのLレンズが用意されていました。僕の関心はボディではなくて新型の16-35mmレンズだったので、16-35mmが装着されているデモ機を触りたかったのですが、あいにく別の人が触っていたので、新型の24-105mmの装着されたデモ機を触ってみました。


率直に言って、さすがに40万円もするだけあって、シャッターフィーリングや持った感じなどは、上級機らしい洗練さがありました。やはり使ってみるとほしいと思わせるものがありますが、自分の使用状況を考えるとはなはだオーバースペックという気がするので、たぶん買うことはないかなあと思います。



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しかし、新型24-105mmはけっこうよさげで、買ってもいいかもという気持ちになってしまいました。何がよかったかというと、性能がアップした手振れ補正です。暗い室内で望遠側の105mmで試写しても、ファインダーで見える画像がまったくといっていいほど動かず、動作音も全然聞こえないレベルでした。現行の24-105mmは、手振れ補正が動くときにジジッというごく小さな動作音が聞こえますし、ファインダー画像が一瞬かくっと動くこともあります。それが何か困るというわけではないのですが、手振れ補正がんばってますという機械動作を感じさせるという意味ではあまり洗練されていないと感じますが、新型はほぼ動作を感じさせないのでずいぶん進化しているように思えるわけです。実際、2.5段分から4段分に性能アップしているわけですから、暗所での手持ち撮影が楽になるし、手振れで失敗する確立が減るわけです。あとは、描写性能がどうれほどよくなっているかです。


新型16-35mmについては、スタッフさんにいろいろと聞いてみました。


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まず、現行のレンズで一番残念に思っている光芒の出方(真下と斜め上方向の2本だけ長くなる:上記写真参照)についてですが、何か光芒が出ている作例はないのかと聞いてみました。あいにく、まだ写真家にテストレンズを貸し出し始めたところで、作例があまりないとのこと。手元に用意してあったファイルを開いて探してくれましたが、太陽とか明るいライトが映っているようなものはありませんでした。ただし、5DMarkⅣのカタログの30ページにフレア・ゴースト比較として太陽が写ったカットがあり、それを見る限りでは全方向均等に光芒が出ているようなので、改善されているみたいです。


よくいわれる周辺画質についても、A4サイズのサンプルを見る限りでは、気になるような流れもなく、シャープでいい描写でした。スタッフさんも、いままでいろいろと言われていた広角レンズですが、まったく別物といえるほど良くなっていますと自信ありげで、このレンズについてはキヤノンの本気を感じました。キャンペーンなどでお得に買える機会があれば買い換えを検討してみようかと思います。


ちなみに、星空を映したサンプルもあり、それを見る限りでは周辺部までかなりいい感じで星が点像になっていました。もっともそのサンプルはF4まで絞って撮影されたものだったので、開放F2.8での作例を見てみたいものです。星撮りには使えないと一部でいわれるキヤノンの広角レンズですが、そろそろ汚名を返上する時がきたのかもしれません。


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セミナーのほうは、3回目の最終回ということもあってか、入りは60%という感じでしたが、講師の山崎友也氏が広島出身だけあって、広島カープ優勝をいわって鯉のぼりの衣装で仮装して現れ、笑いを交えながらの5DMarkⅣ紹介でなかなか面白かったです。ただ、鉄道写真家だけあって、どちらかというと動体撮影に関するスペックを取り上げていたので、自分のような風景写真を撮る人間にはあまり琴線に触れる部分がなかったのも事実。ともあれ、いいカメラだなということはよくわかりました。


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| 写真ネタ・ニュース | 20:02 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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キヤノンからミラーレス上級機M5がリリースか?

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デジカメinfoというデジカメの新製品情報を扱っているサイトに、キヤノンから近いうちにリリースされるのではないかと言われているEOS M5の詳しいスペックと写真が掲載されました。



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2420万画素のAPS-CサイズのCMOSは、EOS 80Dに搭載されているものと同じらしいということで、デュアルピクセルCMOSみたいです。映像エンジンはDIGIC7となり、連写速度は7コマ/秒、最高ISO感度は25600、重量427gとコンパクト。今までのMシリーズとの最大の違いは、EVF(電子式ファインダー)内蔵ということで、デザインは一眼レフライクなものになっています。キヤノンのPowerShot G5 Xをレンズ交換式にしたような感じですね。


キヤノンもミラーレス一眼に多少は本気で取り組む気になったようで、レンズのほうも18-150mmというレンズもあわせて出るみたいです。できれば、EFマウントのフルサイズセンサーを搭載したミラーレスをだしてほしいものですが、主力である一眼レフの販売に影響が大きそうなので、当分無理なんでしょうねえ。


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| 写真ネタ・ニュース | 18:29 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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逆流性食道炎って、けっこうつらい。

以前から胃の調子がいまいちな感じがありましたが、少し前につい油断して食べ過ぎてしまったことがあり、それから突然胃の調子が悪化。胃の不快感はもとより、胸焼け感、喉の違和感、ゲップなどが出て、めちゃくちゃ不調です。とくに空腹時に強く、食後もきつい感じで、市販の胃薬は最初はそれなりに効いていましたが、今ではあまり効果がなくなりつつあります。



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そういうわけで、かかりつけの病院で診てもらったところ、逆流性食道炎だと診断されました。10日分のクスリを出しておきますとのことで、薬局で受け取ってきたのがネキシウムカプセル20mgというクスリ。1日1回の服用でいいみたいです。



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胃酸を押さえるクスリといえば、少し前によくCMが流れていたガスター10というクスリを思い出します。胃酸を抑える内服薬にはヒスタミン受容体拮抗薬と、プロトンポンプ阻害薬の2種類があり、ガスターは前者に該当し、ネキシウムは後者になるようです。ヒスタミン受容体拮抗薬は、H2ブロッカーと呼ばれていまますが、プロトンポンプ阻害薬に比べると作用時間が短いようで、いまのところプロトンポンプ阻害薬が胃酸を押さえるクスリとしてはいちばん効果があるようです。日本ではプロトンポンプ阻害薬を含有した市販薬はないらしいので、胃の調子が悪い時は下手に市販薬を買うより、医者にかかったほうがいいのかもしれません。ちなみに診察料とクスリ代で約2000円でした。市販薬を買うのと同じぐらいです。


とはいえ、どのクスリも症状を緩和するものであり根本的な治療をするものではないので、やはり健康な胃腸の状態をキープすることが一番です。昔は少々食べ過ぎても翌日ちょっと胃がもたれるかなという程度だったのに、いまではこの有様です。ま、これも老化のひとつでしょうから、いつまでも若い頃の感覚でドカ食いしないように気をつけたいと思います。


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| 時事ネタ・ニュース | 16:37 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

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キヤノンから3万円の割引クーポンが届く

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キヤノンからA4サイズの封筒が届いていたので、なんだろうと思いながら開封してみると、EOS 5D MarkⅣのカタログ、FIVE GRAPHYの写真展とセミナーの案内、そして3万円分の割引を受けられる優待クーポンが入っていました。



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カタログとセミナー案内はさておき、3万円分の優待クーポンとはずいぶん太っ腹なことで、ちょっとびっくり。クーポンに「VIP」という印刷が入っているので、なんとなく特別待遇を受けたような気になるところですが、どうせユーザー登録している人に全員送っているでしょうから、客の購買意欲をくすぐる巧妙な仕掛けなんでしょう。まあ、カメラにレンズにプリンタと、けっこうな金額を貢いでいるので、VIPになってもおかしくはないところですが。


このクーポン、なにも5D MarkⅣの購入にしか使えないというわけではなく、キヤノンオンラインショップで40万円以上の買物をする場合に使えるということで、別のカメラとレンズを合わせて購入してもいいみたいです。とはいえ、おいそれと40万円の買物なんてできるはずもなく、おそらく使わずに期限切れを迎えることになるのではないかと思うわけです。


しかし、もったいないといえばもったいないわけで、このさい新しく出たEF24-105Lと16-35Lのレンズ2本でちょうど40万円ぐらいだし買ってみるのもありかと思ったら、どちらも10月の発売予定になっており、クーポンの期限である9月30日に間に合わないようです。なにか無駄にしない手はないものか、もうちょっと考えてみることにします。


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南アルプス 標高3000mの縦走路: 白峰三山 その5(農鳥岳/下山編)

2016年8月11日(木)~14日(日) 山梨県 北岳(標高3193m)・間ノ岳(標高3190m)・農鳥岳(3026m) テント泊単独行 



8月14日(日)
午前4時前に起床。今年もイスカ チロルという最低使用温度が6度の夏用寝袋を持ってきたのですが、標高3000m近い北岳山荘や農鳥岳のキャンプ場でも温かく眠ることができました。もちろん、ダウンジャケットとダウンパンツを着用しての話です。あまり冷え込まず、最低気温が10度を下回ることがなかったので助かりました。


最後の食事になるので、余った食材を少しでも軽くするために、朝からちょいと豪勢にフリーズドライの親子丼に味噌汁、ソーセージで朝食。レトルトと違ってフリーズドライの親子丼なのであまり軽量化に貢献するわけではないのですが、見た目の容積が減るので荷物が軽くなった気がするというわけです。


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4:46 食事を終えて、テントから外の様子を確認してみると、空はきれいに晴れていて、眼下には雲海が広がっていました。


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パッキングの途中で日が昇ってきました。流れる雲に隠れていましたが、まぶしい光になんとなく残っていた眠たさも消えていきます。


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撤収している時、農鳥岳にかかっていた雲が流れ始めました。


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太陽もすっかり雲海の上に姿を現しました。下界では曇りの天気なのでしょうが、標高3000m近いここでは、見事な晴天です。地上にいたのでは観られないというちょっとした優越感を感じるこの光景が、高い山に登りたいという欲求の源なのかもしれません。


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6:04 再びガスがかかり始めた農鳥岳に向けて歩き始めます。奈良田の駐車場に戻るのに第一発電所前のバス停に14:39の奈良田行きがあるので、それに乗るために逆算したら遅くとも6:30に出発という計画でしたが、30分早く出発することができました。


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背後の間ノ岳はガスもなくすっきりと晴れています。


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キャンプ場を離れ、急傾斜の岩ゴロ斜面をジグザグに登って行きます。


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30分ほど登ったところで小休止。振り返れば農鳥小屋が遥かに小さく、間ノ岳もおなじぐらいの高さに見えるようになっています。


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朝は見えていなかった富士山も姿を現しました。


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ピークがかなり近づいてきました。登り斜面もあと少しで終わりそうです。


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ピーク直下までくると、道は直登しないで西側を巻きます。


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ぐるっと西側を巻いて進むと、稜線が見えました。ここから先は両線歩きです。


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6:55 西農鳥岳の手前まで来ました。逆光でシルエットになったピークには先行の登山者がいて、ちょうどいい点景になっています。眼下の雲海から遥かに高い位置にあるので、3051mの高さとは思えないほどの高度感があります。


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太陽と富士山と農鳥岳も入れて撮ってみました。農鳥岳は富士山の手前にあるフラットな台形の山です。


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7:00 西農鳥岳です。それほど広い山頂ではなく、4畳半程度の広さしかありません。ただ、眺めはなかなかでした。


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北側には登って来た稜線と農鳥小屋、間ノ岳の背後には北岳の頭も見えています。


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どっしりとした間ノ岳と鋭く尖った北岳の標高2位3位コンビです。


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南西方向には、特徴的な山容の塩見岳が見えています。その背後に巨大な積乱雲が発達していて、夏らしさを感じます。この塩見岳の姿は妙に惹かれるものがあり、早い時期に訪れて見たいと思った山でした。


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南東方向には、農鳥岳のピーク越しに富士山の頭が浮かんでいます。


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7:09 後から登山者がやってきたので、農鳥岳に向けて出発することにしました。西農鳥岳から先は、あいかわらずの稜線歩きです。


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カメラの望遠で農鳥岳を見ると、山頂に人のシルエットがちらほら見えています。それにしても、富士山はどこから見ても同じ形で、不思議な存在感があります。


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農鳥岳の手前に峻険な岩峰が連なっているのですが、これを超えるのはけっこうやっかいそうだなと思いながら近づいてみると、どうやら道は右へ下って西側から巻いて行くようです。


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岩峰の西側を下から巻いて行く道は、巻き道とはいえそれなりに厄介なところもありました。


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下を見れば遥か彼方まで岩ゴロの急傾斜が続いています。そしてその奥に塩見岳が悠然と聳えているのが見えます。


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岩峰の下の岩場を乗り越え、ようやく農鳥岳が見える稜線まで戻ってきたら、鳳凰三山が見えました。


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もう農鳥岳は目の前です。


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7:54 農鳥岳登頂。山頂には大勢の人がいましたが標柱は誰も記念撮影をしていなかったので、荷物も下ろさずさっさと自撮りして、一段下のフラットな場所に移動しました。


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富士山がよく見える場所で記念撮影。逆光なのでストロボを発行させたのですが、それでも雲海の輝きには勝てず暗めの写真になってしまいました。ちなみに、この写真のように雲海の水平線が首を切る位置にあるのは、ポートレート写真としてはやってはいけないことのひとつです。セルフタイマーで撮ったので、この場合は不可抗力。


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朝はガスがかかっていた間ノ岳も北岳も、すっきりと姿を見せています。北岳は南から見るとこれほど鋭角な山容を見せるとは知りませんでした。甲斐駒から観る姿もけっこう鋭い感じですが、農鳥岳から見る姿が一番すっきりとしていてシャープな感じです。


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眼下には相変わらず雲の波が押し寄せて来ています。


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白く輝く雲海から頭を突き出す孤高の富士山。見ていると登りたくなってきます。下山後、富士山に移動して翌日昇るつもりでいるのですが、はたして登れるかどうか。とにかく、天気と下山後の体調次第です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。





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8:42 バスの時間から逆算したら農鳥岳を8:50に出発すればいいのですが、少し早めに出ることにしました。農鳥岳から大門沢下降点への道は、登って来た道とは反対側の東斜面をトラバースしていきます。


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トラバース区間を過ぎると、ゆったりとした二重山稜の道になりました。


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どんどん下って行くとすり鉢状の凹部の縁に人の姿がたくさん見えてきました。どうやらあそこが大門沢下降点のようです。とすると、その奥に見えているのが広河内岳でしょう。


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9:15 大門沢下降点には、ベルが設置された鉄製の道標が立っていました。かなり巾の広い尾根の鞍部なので、ガスが出たときに迷いやすくこのように目立つものを設置したのだと思いますが、それでも本当にガスでまっしろになったらこの道標でさえ見つけにくいのではないかと感じます。予定では下降点を9:30に通過することになっていたので、15分の余裕ができました。ところが、このあと思っていたよりも下りに時間がかかってしまい焦ることになってしまいました。


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下降点からは、尾根でもなく沢でもない急傾斜の斜面を下って行きます。


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まだ森林限界よりも上にいるらしく、木々がなく強烈な日差しをモロに浴びながらひたすら高度を下げます。


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途中、道が一部崩落した箇所もありましたが、とりあえずスリップしたりすることもなく無事に通過しました。


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9:36 幕営跡のある平坦な場所に出ました。大岩がいい具合にベンチのようになっていたので、小休止をとりました。高度を下げていくので、時間とともにどんどん暑くなってやたらとのどが渇きます。


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休憩しているときに正面の山の木々の緑と青空のコントラストがすごく鮮やかできれいでした。


休憩を終えて出発してからは、とにかく激下りで写真はまったく撮っていません。行けども行けども急峻な下りの道は終わる気配がありません。その上、たまに出てくる湿った赤土のところで2度スリップダウン。幸い怪我はなかったのですが、激下りで疲れた脚は一度バランスを崩すともはや立て直すだけの体力は残っていません。また、大きな段差を下りようとして横を向いて足をおいた木の根でスリップしたときは、そのまま後にひっくり返りそうになりました。ちょうど横を向いていたので後ろは斜面になっていて、そのまま倒れたら転落してしまいます。必死で後に倒れないように立て直して事なきを得ましたが、今回の山行で最大の危機がこのときでした。


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激下りがやっと終わって沢沿いの道に変わっても、壊れた橋があったりでなかなか楽に歩かせてはもらえません。


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11:32 へろへろになりながらようやく大門沢小屋に到着しました。予定では11:30に小屋を出なければなりませんが、水がまったくなくなっているし、疲れもかなりたまっているので、さすがにそのまま通過することはできません。ひとまず荷物を下ろして水を補給してから、冷たいコーラを飲み干しました。


下降点であった15分のアドバンテージを使い切ってしまい、しかも少し遅れ気味のスケジュールです。大門沢小屋から第一発電所バス停までは3時間のコースタイムですが、下降点から小屋までコースタイムより遅れてしまったことを考えると、はたして3時間を切るタイムで下ることができるのか不安が残ります。万一バスの時間に間に合わなくても、第一発電所からは30分ほど歩けば奈良田駐車場まで帰れるし、最悪でも夕方の最終バスで帰ることもできます。とりあえず、行くしかありません。


11:46 トイレを済ませ、頭に冷たい水を浴びてから、出発しました。ここから先の道は、これまでこれほど本気で歩いたことはないというぐらいマジで歩きました。林道に出ればスピードも上がるので、それまでの山道部分でいかに時間を稼げるかが勝負だと考えて、沢沿いの歩きにくい箇所もガシガシ乗り越えて進みました。


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やがて小さな尾根の上に出ると、ようやく比較的平坦な森の中の道になりました。


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そのまま、平坦な森の中を進むのかと思いきや、道はどういうわけか右手の斜面をトラバースしながら徐々に高度を上げていきます。


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12:32 どうなっているんだと思いながらも進んでいくと、再び尾根の上にでました。道は尾根を越えて反対側の斜面を下っていきます。このためにわざわざ斜面を登って来たのかと合点が行きました。尾根上で少し休憩をとってから、先を急ぎました。


尾根を大きく回りこみながら下って行くと、やっと平坦な道になりました。しかし、しばらく進むと再び斜面をジグザグに下るようになり、なかなか林道に出る気配はありません。おそらく発電所取水口から先は工事車両などが通行できるように林道が整備されているでしょうから、それまでの辛抱です。


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13:41 取水口手前の小コモリ沢にでました。もう汗で全身びっしょりです。できることならここで水浴びしたいほどですが、とりあえず顔と頭を洗って気分をリフレッシュしました。残り時間は1時間を切っています。はたしてここから1時間以内で到着できるのでしょうか。


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13:50 取水口のつり橋を渡ります。この先は林道に違いないと思いながら、揺れるつり橋を大急ぎで渡りきりました。


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ところが、取水口の施設を通り過ぎても道は細い登山道のままです。こんな道であんなところにどうやってコンクリートの取水口を建設したのか謎ですが、それでも山道よりはましな道をどんどん進んでいきました。


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13:56 森を抜けると広々とした工事現場のような場所に出ました。大きな堰堤の上流側です。さすがにここから下流側は車両の通行できる林道だろうと期待が膨らみます。


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確かに林道はありました。しかし、そこには「立入禁止」の札がかかり、登山道は右の森の中へと続いているではありませんか。もしもこの先ずっと森の中の道だとしたら、バスの時間には間に合わない可能性が高くなります。信じられないという気持ちで意気消沈しつつも歩き続けます。


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堰堤の下流側に出てきたら、大きな吊橋がありました。対岸には車が止まっています。ということは、これを渡れば待望の林道に出られそうです。


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14:07 待ちに待った林道です。


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林道に出たところにあった看板には、第一発電所まで2.2kmと書かれてありました。残り時間は約30分。通常歩行で時速4kmぐらいですから、2.2kmならちょうど30分ぐらいです。ぎりぎり間に合いそうということで、脚の疲れや痛みを無視して大またで歩き始めました。


ところが、少し先の道にうずくまっている人がいて、近づくと呼び止められてしまいました。なんでも、下山中に転倒して肩を強打し脱臼しているかもしれないとのこと。一緒にいた知り合いに先に行って救急車を呼んでもらうように頼んであるので、当初は転倒した場所で待っていたらしいが、山中ということでここまで痛みを押して歩いてきたとのこと。おそらく第一発電所のバス停にいるであろう知り合いに、ここまできたことを伝えてほしいとのことでした。遭難の救助要請だったらバスをあきらめざるを得ないところでしたが、単なる伝言だったのですぐにその場を離れることができました。しかし、2分ほど時間を使ってしまったのが痛いところです。


その先はいっさい休憩することもなく、ひたすら第一発電所を目指して歩き続けました。途中で救急車がやってきたので、肩を痛めた人の相方が消防に連絡して手配してもらったのでしょう。


14:35 なんとかぎりぎりバスの時間に間に合いました。林道に出てからは写真を撮ることをすっかり忘れていたので写真はありません。肩を痛めた人に聞いていた相方さんらしき人を見つけて伝言を頼まれたことを伝えたのですが、話を聞いてみてびっくり。なんと一緒に登山していた仲間ではなく、たまたま途中で一緒になっただけの赤の他人だったのです。さらに、救急車は別件で第一発電所に来ていただけで、この人が呼んだわけではなかったとか。それでも救急隊員に話をして救助を頼んだらしいので、結果的に必要なことはすべて手配できたようです。なんとも変な話です。


汗だくでたどり着いた第一発電所ですが、奈良田行きのバスは予定時刻よりも遅れて来ました。こんなことならあれほど焦らなくてもよかったのですが、遅れるかどうかはその時になって見ないとわからないので、やはり時刻表の時間よりも前についておく必要があります。それよりも、朝30分早く出てぎりぎりの到着だったわけですから、予定通り出ていたら確実に間に合いませんでした。6時に出て14時30分着ですから、農鳥小屋から第一発電所までは8時間半かかったわけです。お昼休憩もとるのであれば、もう少し余裕を見て、9時間半と考えておいたほうがよさそうです。


第一発電所から奈良田駐車場までのバス代は150円でした。大門沢小屋でコーラを買ったとき、おもわず小銭を使ってしまい、5千円札と一万円札しかなくて、車掌のおばさんをあわてさせてしまいました。さいわい5千円でおつりがあったので事なきをえましたが、このバスを利用する時はくれぐれも小銭を忘れないようにしましょう。


痛みと疲れで棒のようになった脚を無理やり動かして駐車場の車にたどり着き、汗で濡れた服を脱いでフェンスや車のドアなどに干していると、救急車がサイレンを鳴らしながら早川町方面に走り去っていきました。肩を脱臼した人は無事に救助されたようです。


その後、奈良田の集落に移動して奈良田温泉に立ち寄りました。しかし、この温泉は坂の上にあり、建物周りに駐車場がないので、下の駐車場に車を止めて歩いていかなければなりません。激下りと林道歩きで脚が棒になっている人間には苦痛以外の何物でもありません。そのためか、日曜日だというのに温泉はけっこう空いていました。下山してきて疲れていたら、ここではなくてもう少しくだったところにある西山温泉 湯島の湯のほうが道路沿いにあって楽なので、普通はそちらにいくだろうなと思います。もっとも、泉質はぬめっとしたいいお湯でした。


ところで、下山後に富士山にも登るという予定でしたが、車の乗り降りすら大変な状態だったので、当然ながらキャンセルです。すたこらさっさと帰りました。


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| 2016年8月 北岳・間ノ岳・農鳥岳 | 12:37 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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