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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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一部廃道と化した中国自然歩道: 駒の尾山その2 

2019年9月7日(土) 岡山県西粟倉村大茅 駒の尾山(1280.5m) 単独日帰り 


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10:59 微かなトレースと赤テープを探しながら登っていくと、突然道標が現れました。本来は中国自然歩道に沿った場所にあるのでしょうが、現状ではなぜこんなところに忽然と建っているのという雰囲気が否めません。とにかく、正しい道をたどっているのは間違いないようなので、少しほっとしました。


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さらに10数分歩くと、再び道標が見つかりました。ここでも先ほどと同じで遊歩道の痕跡はほぼ消えていて、山中に唐突に建っているという感じでした。


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2つ目の道標から10分強歩いたあたりで斜面の勾配がきつくなり、トレースもかなり怪しくなってきました。赤テープがあってもその先がどうなっているのか見た限りではほとんどわかりません。草の葉をかきわけて踏み跡を探しながら進みます。


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急斜面を大きく左に行ってから、Uターンするように右にトラバースして小尾根に出てくると、上のほうに陽射しにあふれる林道が見えました。どうやら、ダルガ峰林道との出合いまで来たようです。しかし、この最後の斜面が曲者でした。ここに来て完全にトレースが消滅しました。しかも急斜面の草の下に木の枝やら石やらが隠れていて歩きにくいのです。


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林道が見えているので直登すれば簡単なのですがそうもいかず、とりあえず今までのトレースのつき方から考えてこうだろうと思えるルートを考えてジグザグに登っていくと、草の中に木階段が埋もれていました。これで林道まで問題なくたどり着けます。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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11:34 想定外の荒廃ぶりにちょっと手こずりましたが、ようやくダルガ峰林道出合いに着きました。標高差で約400mなので、1時間もかからずに出られるだろうと思っていましたが、1時間15分ほどかかってしまいました。ここまで立ったままドリンク休憩をとっただけだったので、日陰に座ってやっと大休止を取ることができました。


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10分ほど休憩して出発しました。ここからは林道を少し歩いて、ダルガ峰登山口から再び中国自然歩道に入ります。ちなみに、ダルガ峰林道に出て来たところの反対側に支柱だけ残った壊れた道標があり、そこから斜め上に上って行くようなトレース跡がありますが、林道を行くのが正しいルートです。


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林道を3分ほど歩くと、ススキの原が広がっていました。まだ穂は開いていませんが、もう少しすれば秋らしい高原の風景が楽しめることでしょう。


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11:50 ダルガ峰林道出合いから5分で、案内板のあるダルガ峰登山口に着きました。ただし、ここには中国自然歩道の案内図があるだけで、駐車場もないし登山口を示すようなものは何もありません。もう少し先に公衆トイレがあるらしいので、おそらく駐車場もあるのでしょう。


ダルガ峰から駒の尾山への縦走をするのなら、大茅スキー場からではなくここをスタート地点にしたほうが楽だし、気持ちのいいトレッキングができると思われます。スキー場からダルガ峰林道出合いまでの区間は荒廃しすぎていてほとんど廃道といってもいい状態なので、物好きでない限り避けたほうがよさそうです。


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ダルガ峰林道から中国自然歩道をダルガ峰に向かって進みます。大茅スキー場からダルガ峰林道出合いまでの区間と比べると明るく開放的な道ですが、あまり利用されている雰囲気はやはりありません。


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クマ出没注意の看板もあります。


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途中、右手に避難小屋がありましたが、帰りに寄ってみようと思います。


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よく整備されているとはいえないまでも、広く歩きやすい道が続きます。


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11:59 林道との交差点の先は階段を上って先に進みます。


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このあたりは広く比較的平坦な場所ですが、林業には利用されていないらしく、切り残されたようなスギがちらほら立っている以外は、背の低い広葉樹がパラパラとあるだけの殺風景な雰囲気です。こういう平坦な場所ほど大型重機で効率のいい伐採ができるので林業適地のはずですが、なぜ利用されていないのかなぞです。


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ほぼ山頂と思われるところまでくると、駒の尾山まで2350Mという道標が建っていました。ダルガ峰はどこに行ったんだと思ったものの、GPSで確認するとまだ山頂には到達していません。とりあえず、ダルガ峰山頂から駒の尾山まで縦走路がつながっているので、道標の示す方向に進むことにします。


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ところが、トレースをたどっていくと20mほど先で消えていました。赤テープもあるので間違っているとも思えませんが、どう見てもトレースは消滅しています。


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道標のところまで戻ってもう一度先をよく見てみると、すぐ先で左に分岐するようなトレース跡らしきものがあるのに気がつきましたが、その先は倒木にふさがれています。先ほど進んだのは右方向ですが、あきらかによく踏まれているのは右方向です。


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倒木にふさがれている左方向の先がどうなっているのか、右方向に進んで倒木の先端から左へ回り込んでみると、しっかりしたトレースが残っていました。


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どうやら本来のトレースが倒木にふさがれたので、右から倒木を回り込むようにして迂回路ができたのですが、迂回部分の入口が不明瞭なので、直進するとトレースが消滅するということになってしまったようです。


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倒木を迂回して進んでいくと、すぐに道標があり安心しました。道標のすぐ先でちぐさ高原スキー場への道を左に分け、そのまま直進します。


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2分ほど行くと、地形図には載っていない分岐がありました。駒の尾山へは右折となっています。


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肝心のダルガ峰山頂は直進です。地形図には、ダルガ峰山頂を経由する稜線の縦走路しか描かれていないので右折するような道はないことになりますが、もしかすると崩落などでダルガ峰から先の部分が通行止めになって迂回路が設けられたのかもしれません。とりあえず、ダルガ峰山頂まで行ってみることにしました。


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ほぼフラットな道を進んでいくと、森の中の広場のようなところにダルガ峰山頂の標柱が建っていました。


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展望はまったくありません。休憩する気にもならないような場所だったので、そのまま駒の尾山に行くことにしましたが、山頂からそのまま南下する稜線の道はとくに通行禁止にはなっていないようです。なので、先ほどの分岐に戻るのはやめて、地形図に記載されている道をたどることにしました。


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ダルガ峰山頂から少し行くと、ダルガ峰南側の鞍部に向けて下ります。


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トレースはややはっきりしませんが、下草のない見通しのいい林床なので、道迷いの心配はなさそうです。道標もありました。


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鞍部まで下りてくると、道標がありました。ちくさ高原方向から降りてきたわけですが、ここで中国自然歩道が西に分岐しています。どうやら先ほどのダルガ峰手前の分岐が、ダルガ峰の西側を迂回してここで合流しているようです。


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ダルガ峰南の鞍部からは、緩やかな斜面の階段を登っていきます。


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ひと登りしたところで、大海里山と書かれた道標がありました。中国自然歩道は右に続いていますが、この道標に描かれた矢印は斜面をまっすぐ登る方向を指しています。地形図にも、1206.6mの三角点のあるピークをまっすぐ通過する道と、手前でピークの西側を迂回する道が描かれています。この三角点に大海里山という名前がついているようです。どちらでも駒の尾山に行けますが、大茅スキー場からダルガ峰林道に出るまでの区間でけっこう疲れたので、今回は西側の迂回路のほうで行くことにします。

つづく。

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| 2019年9月 駒の尾山 | 21:34 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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100WソーラーパネルでPS5Bを充電してみた

世間では三連休ですが、16日が仕事でつぶれてしまい、普通の週末となってしまいました。今日は天気も良いし山に行くつもりでしたが、疲れて朝起きられず、しかもまた腰を痛めてしまい、休養日となってしまいました。


というわけで、数日前に届いたばかりのsuaoki 100Wソーラーパネルでポータブル電源PS5Bを充電してみることにしました。


ちょうど千葉で台風被害による停電が続いていて、それであわてて購入したと思われそうですが、今回はたまたまアマゾンのタイムセールで安くなっていたので購入したというだけで、偶然のタイミングでした。災害はいつ来るかわからないので、安くなったときが買いどきだということで購入したのですが、千葉のニュースを見て買ってよかったと思ったしだいです。


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購入したのは100Wの発電能力を持つパネルです。フレキシブル基盤なので柔軟性があり、ある程度の曲面であればぴったりと沿わせて設置することができますが、逆に言えば壁に立てかけるようにして使うにはちょっと不安定です。もっとも、ふにゃふにゃではないので、垂直に近い角度なら写真のように縦方向でも立てかけられますし、横向きにすればもう少し寝かせて立てかけても大丈夫です。


サイズは、940x690x2.5 mmとなっていて、けっこう大きいです。車のフロントガラスの内側に立てかけてみようとしたら、大きすぎて無理でした。重さは2.4kgなので持ち運びに苦労するわけではありませんが、自宅に置くか、車で持ち運びするという使い方になります。


なぜもっと小型で使い勝手のよさそうな50Wぐらいのパネルにしなかったかというと、基本的に外出するときに使うことはないだろうという理由です。外出時は運転中にシガーソケットから充電すれば良いし、いままでの経験で外出先でそれほど大量の電力を消費することはないので、自宅で使うことが前提であれば使い勝手よりも発電量が大きいほうがメリットが大きいという理由です。発電量が大きければ短時間で充電できるし、曇り空でも小さなパネルよりも発電量が確保できるわけで、災害時のことを考えると発電量の大きいパネルにしておいたほうがいいだろうというわけです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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バッテリーに充電するにはソーラーケーブル(MC4接続コネクタ)が必要ですが、PS5Bには付属でついてきたので、今回はソーラーパネルのみを購入しました。ひとまず、ケーブルを接続してフロントガラスに立てかけて発電状況を確認してみます。


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この状態ではパネルが太陽の向きよりも下を向いていますが、発電量は60Wとまずまずでした。


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次に、車の屋根に平置きにしてみます。


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発電量は59Wで、先ほどとほぼ同じです。


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ということで、ほとんど雲のない晴天下で、ただいま充電中です。この状態が続けば、5時間ほどで満充電になりそうです。


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3時間半後の15時40分に確認してみると、充電は最後の1メモリ分を充電している途中でした。発電量は、だいぶん日が傾いたため32Wに減っていました。やはり60Wぐらいの高出力が得られるのは、お昼前後の2時間ぐらいだけのようで、8時から16時までの8時間充電したとして、晴天の日でも平均すると40Wぐらいなのかもしれません。それでも、40Wで8時間なら320Wの充電が可能なので、容量400WのPS5Bなら9割ぐらいは充電ができるわけです。もっとも、パネルの向きをちゃんと太陽の方向に向けてやればより効率よく発電できるでしょうから、平均値はもう少し高くなると思われます。であれば、8時間あればほぼ満充電できるといえそうです。


結局、約4時間30分後には車が日陰になってしまって発電ができなくなったので、充電を終了しました。4時間半では満充電にはいたりませんでしたが、おおむね2.5メモリ分200Wぐらいは充電できたようです。


停電で熱帯夜に電気が使えなくても、容量400Wのポータブル電源があれば扇風機や車載ができる小型冷蔵庫ぐらいは動かせますから、寝苦しい夜でもなんとかしのぐことができそうです。


これが50Wのパネルなら平均20W程度ということになるわけで、8時間充電してもせいぜい160W程度の充電しかできないことになります。そうであれば、今回の千葉のような状況になったらせっかくのソーラー発電も十分役に立たないということになりかねないので、最低でも100Wのパネルを持っていたほうがいいといえそうです。









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| 車中泊アイテム | 12:44 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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一部廃道と化した中国自然歩道: 駒の尾山その1 

2019年9月7日(土) 岡山県西粟倉村大茅 駒の尾山(1280.5m) 単独日帰り 


9月に入ったというのに、思っていたほど仕事が減りません。消費税増税で暇になると予想していたのに、どうしたわけなのでしょうか。とはいえ、新規着工の配筋検査は減っているので徐々に少なくなってくると思われますが、いまのところ前年並みの状態なので暇というほどではありません。


不思議に思っていたら、今日理由がわかりました。瑕疵担保保険の検査を行っている取引先の検査員が退職などで減ったので、一人当たりの検査数が増えたというのが理由でした。この先着工件数が減ることが予想されるので、当然今の段階で検査員の補充はないでしょうから、しばらくはあまり暇になりそうにありません。9月はせっかく連休が2週続くのに、はたして遠征する余力があるかどうかビミョーなところです。


さて、9月7日の土曜日に、駒の尾山に登ってきました。以前、岡山県の最高峰 後山から尾根伝いに縦走して登ったことがあるので、初めてというわけではありません。とはいえ、同じルートで登っても面白くないので、今回は北のタルガ峰からの縦走路を歩いてみることにしました。


出発は、西粟倉村の大茅スキー場です。ここからダルガ峰を経由して駒の尾山まで中国自然歩道が通じています。なんとなくがっつり登る気分ではなかったので、ゆるりと気持ちのいい縦走路をのんびりと歩きたいということで、よく整備されていてあまりきついところがなさそうな中国自然歩道ならまさにどんぴしゃだろうということで決めたわけです。


ところが、予想を遥かに超えた状況になっていた中国自然歩道にけっこう体力を削られて、考えていたよりもがっつり疲れてしまいました。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート パフォーマンスドライジップ L/S
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: ファイントラック クロノパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 ソックス: クロスプロ 5本指ウォーキングソックス
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


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酷暑が戻って来たので、暑さ対策のウェアリングで行きました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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まず最初に困ったのが、登山口がどこかよくわからなかったことです。地形図では、大茅スキー場の中からと、スキー場の少し手前から2本のルートが記されていますが、手前のルートの入り口あたりには登山口を示すような道標などは見当たらなかったので、スキー場から登ることにしました。


しかし、大茅スキー場の入口まできても中国自然歩道の入口を示すものが見つからず、とりあえずスキー場の中に入ってみると、ゲレンデを登っていく舗装路があったので適当に登っていくと、ゲレンデ途中にある大茅オートキャンプ場につきました。オートキャンプ場らしい整備された区画が道沿いにいくつかあり、一番上の区画に車を停めました。このキャンプ場は有料らしいのですが、10時前に着いたときはゲレンデ下にある管理棟らしき建物に人の気配がなく、下山して来たときも相変わらずだったので、とくに何も言われませんでした。


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改めてグーグルマップで観ても、キャンプ場内はもちろんスキー場内にも一般の駐車場らしいものはなく、一番左の茶色の屋根の建物の横に4台分の駐車場があるだけです。ネットで調べてみたところ、どうやら道の駅あわくらんどの2階に管理会社が入っていて、キャンプサイトの利用申し込みなどはそちらでやっているそうで、現地の管理棟は無人になっているようです。


ということで、知らなかったとはいえ本来はキャンプ場利用者しか駐車してはいけない場所に停めてしまったようです。幸い、下山して来たときもキャンプ場利用者は3組しかいなかったので問題はありませんでしたが、登山利用の場合は、ゲレンデ内の適当なところに停めるしかなさそうです。


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10:14 駐車場所を出発します。といってもどこへ行けばいいのかわからないので、とりあえず上に見える建物のほうへ行ってみます。


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白い建物はトイレでした。茶色の建物はなんだかわかりません。トイレはキャンプサイト利用者向けのトイレなので、水洗トイレになっていて利用可能でした。


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トイレの横から左上の木の奥に案内板らしいものが見えたので、確認しに行くことにしました。


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案内板の近くまで来ると、道標があるのが見えました。どうやら中国自然歩道の入口のようです。


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道標を見ると、予想通り中国自然歩道と記載されていました。ダルガ峰まで2100Mとなっています。


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隣には目的地である駒の尾山までのルート図もありました。この時点では、中国自然歩道として整備されているルートだから、ハイキング気分で楽にのんびり歩けるだろうと気楽に考えていました。


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道標とルート図のある場所から、スキーゲレンデをまっすぐ登っていきます。この右手にも階段状にキャンプサイトが整備されていて、車で上がってくることもできるようです。


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キャンプサイトがあるうちは道も草の生えていないきれいな状態でしたが、キャンプサイトが終わるとその先はいきなり草ぼうぼうの状態で、とても中国自然歩道という名前がついている道とは思えません。


GPSで確認してみると、地形図に描かれている道はゲレンデの端の谷沿いについているようで、今いる場所よりももっと右手になります。


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ということで、少し戻ってキャンプサイトの一番上で右に入る道(写真だと左)があったので、そちらに入ってみました。


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ところが、右に入っていくと道は谷沿いの給水施設らしいところで行き止まりでした。地形図によると谷に沿って上がっていく道があるはずですが、トレースらしいものは見当たりません。ただ、谷沿いに木々が生えていて、その下は草がなく歩きやすそうです。


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そこで、とりあえず給水施設の横から上がってみることにしました。


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道なき道を上っていくと、先ほどの草ぼうぼうの道らしいものと合流し、その先に道標がありました。結局、素直に草ぼうぼうの道を上がっていけばよかったわけで、余計な回り道をしてしまいました。中国自然歩道なんだからきちんと整備された道に違いないという思い込みに惑わされたわけです。しかし、これはまだ序の口だったのです。


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きれいな渓流に沿って上っていきます。


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10:28 コンクリート舗装された林道に合流しました。地形図に描かれているスキー場手前から入ってくるもう1本の登山道がこの林道のようです。


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コンクリート舗装の道になって、ようやく楽に歩けるなと思いながら上っていくと、なんだかずいぶん荒れている状態になってきました。たまたまこのあたりだけ舗装が傷んでいたんだろうと思いながら上っていきます。


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しかし、さらに状況はひどくなってきました。さっきまでは舗装されたコンクリートがはがれて少し道がえぐられた程度でしたが、こんどは深さ1mぐらいまでごっそりと道がなくなっています。


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工事途中で放置されたのかと思えるような状況の道が続きます。


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ついには、怪獣でも出現したのかと思えるようなめちゃくちゃな状態になってきました。


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そして、もはや道というよりも荒地といったほうが早い場所まで来ると、その先に道はありませんでした。


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土石流でも発生したのか、道がごっそり消えて、深さ5mぐらいありそうな滝つぼの前で道は消えていました。滝の向こう側には道が残っていて、道標が立っているのも見えます。


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先に進むためには上流側から巻いて川を渡らざるを得ません。伐採された木々が苔むした状態で乱雑に折り重なっているのを慎重に越えて、上流のほうへと進んでいきました。


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すぐに小さな堰堤が見えましたが、あれを渡るには足場が悪いうえに急傾斜の斜面を下りないといけないので、ちょっと無理そうです。


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そのすぐ先に川幅が狭く、立木もあり足場も比較的しっかりしている場所があったので、そこから下りて川を渡りました。


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道標のある場所で林道に戻ってきました。しかし、この先も何があったんだと思うようなぼろぼろの状態です。


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幸い、しばらく上っていくとようやく道がきれいな状態に戻りました。これでひと安心です。


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10:48 右手の斜面に階段がありました。道標も何もありませんが、立木に赤テープが巻いてあるし、GPSで確認してもどうやらここから右の尾根に上っていくようなので、この階段が中国自然歩道だと考えて間違いなさそうです。


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林道から階段を上って尾根に上がると、少し行ったところでトレースが消えました。尾根の傾斜が緩くなった場所なので木の階段も終わりました。しかし、最後の階段の先にトレースの痕跡すら見当たりません。2mほど前方の草に赤テープが結んであるものの、まっすぐ行けということなのか、曲がり角だという意味なのかわかりません。どちらかといえば右方向にトレースと見えなくもないという程度のものがあるので、とりあえず右に曲がってみました。しかし、その先はやっぱり草が生い茂るだけの状態です。あたりを見渡してみても、トレースらしいものは見当たりません。仕方がないので、さっきのトレースが消えたところまで戻り、前方に見える赤テープの方向に進んでみることにしました。


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草の中を踏み分けるようにして上って行くと、右手の草の中に埋もれかけた木階段を発見。トレースの消えたところからどういう風につながっていたのかわかりませんが、なんとか中国自然歩道に復帰することができました。


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その後も、微かなトレースと時折ある赤テープを頼りに斜面をジグザグに登っていきました。登って行くうちになんとなくわかってきたのは、中国自然歩道だけあってきつい直登箇所はないということ。登山ではなくハイキングコースというレベル設定らしく、比較的緩やかな斜面でも基本はジグザグの緩い傾斜の道になっているようです。なので、トレースがわからなくなっても、一番歩きやすそうなジグザグのルートを想定して行けば、おおむね正しい道をたどることができました。

つづく。

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| 2019年9月 駒の尾山 | 21:27 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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車のシガーソケットでポータブル電源PS5Bを充電するのに何時間かかる?

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車中泊をするときには、容量400W、120,000mAhのポータブル電源、suaoki PS5Bを使っていますが、いままで使用中に充電が必要になったことがなく、走行中にシガーソケットから電源を取って充電をしたことがありません。


今回、ちょうどいいタイミングでほぼ容量が空に近くなったので、ホンダN-Boxだと何時間で充電できるのか実験してみました。


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充電開始時は、5メモリ中1メモリが残った状態でした。目的地までは約2時間かかるので、往復で約4時間になります。この時間でどの程度まで充電できるのか分れば、1メモリあたりの充電時間が計算できるので、フル充電の所要時間がわかるわけです。


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ということで、2時間後、充電状態は3メモリとなっていました。2メモリ分増えたことになるので、単純計算で1メモリあたり1時間ということになります。しかし、2メモリ分フルに充電されているのか、1メモリと少しという状態なのかわかりません。なので、帰路の結果を見てから判断することにします。


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ちなみに、充電時の入力ワット数は69Wになっていました。この数値は、自宅の電源で充電する場合とそれほどそん色ないレベルで、ちょっと驚きでした。以前、同じPS5Bを車で充電するという動画を見たときは26Wの入力だと紹介されていたので、そんなものだろうと思っていたのですが、車種によって全然違うようです。おそるべし、N-Box+!



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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帰路は、高速を使わずに帰ったので、2時間20分ほどかかりました。到着後に確認してみると、なんと充電完了となっていました。撮影時はまだエンジンを止める前の状態だったので、入力ワット数が0Wになっているということは、満充電になって過充電防止機能が働いて入力がカットされた状態ということです。


容量400Wのバッテリーですから、約70Wの入力であれば6時間かからずに充電できることになります。今回、4メモリ分の充電だったので、4時間20分でフル充電できたのも納得です。


他の車で試したことがないので、シガーソケット経由の入力が約70Wというのが一般的なのかどうかわかりませんが、もっと低いだろうと思っていたので、思いのほか実用になるレベルだとわかって安心しました。これなら使い切って空っぽになっても移動中に充電できるので、数日に及ぶ車中泊でも問題なさそうです。


もっとも、冬場にストーブを使うような状況で連泊するとなるとちょっと心もとないところもあるので、もうひとつあればなお安心という感じです。ただし、追加で買うならもっと容量の大きいのを買ったほうがいいし、急いでないなら少し様子を見たほうが価格も下がるだろうから、あわてて買う必要はありません。定格500Wクラスのものが4万円ぐらいで買えるようになったら検討してみたいと思います。それまではPS5Bを使い倒したいと思います。




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| 車中泊アイテム | 15:33 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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秋の気配がそこはかとなく: 泉山 

2019年8月25日(日) 岡山県鏡野町大町 泉山(1290m) 単独日帰り 


岡山県内で登りたい山はほぼ登ってしまい、行き先を決めるのに困ることも多々ある最近ですが、困ったときの泉山といってもいいぐらい比較的よく登っている泉山に行ってきました。


コースは大神宮原Cコースのピストンです。無雪期にこのコースを登るのは、2016年11月以来のことで、しかも無雪期に使うのは2回目なので、登山回数の割りに新鮮なコースといえます。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤ: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート アイガーエクストリーム メンヒロングスリーブ 
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: コーナン ネクストフォース 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ドライレイヤ: なし
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ランボールドパンツ
 ハードシェル: マムート エアロスピードパンツ
 ソックス: クロスプロ 脚力サポートソックス for Hiking
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


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新しいグッズはなしです。夏の終わりで少し涼しくなって来たものの、相変わらずの夏装備です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。





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以前は、奥津温泉から登って来た基幹林道沿いの駐車場所に車を停めて登りましたが、今回は少し楽をするために、基幹林道から枝線の林道を上ってきて登山口の前の広くなっている場所に車を停めました。他に車はないので、先行者はいないようです。


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8:37 雑草の生い茂る登山口から階段を上っていきます。


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階段が終わると、林道を左に折れて進みます。


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二股分岐は右方向です。ここから先は森の中に入るので、けっこうひんやりとして涼しくなってきました。


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8:45 休憩舎跡を通過します。


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休憩舎跡を過ぎると謎のゲートを通過します。


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ゲートを通過して少し行くと、急登が始まります。


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急登を登り始めて少し経ったところで、お昼用のおにぎりを持ってきたかどうか確認するためにバックパックを下ろしたのですが、このときチェストベルトに引っ掛けていたサングラスを落としたことに気づかずに出発してしまいました。数分後、伐採地に差し掛かって日が差してきたのでサングラスをしようとして落としたことに気がつきました。ピストンだから岐路で良いかとも思いましたが、稜線でサングラスなしはつらいし、帰路にそこにあるという保証もないので、引き換えして無事に回収することができました。幸い、往復で5分程度のロスで済みました。


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途中、何度かほぼフラットに近い傾斜の緩くなる部分もありますが、基本的に中央峰山頂まで急登が続きます。


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ロープが設置されている山頂直下がもっともきつい区間ですが、これを登りきれば山頂です。


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10:01 中央峰山頂にでました。誰もいません。約1時間20分休憩なしで登って来たので、さすがに荷物を降ろして大休止です。


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雲は多めですが、よく晴れていい天気です。登ってくるときは森の中で涼しかったためか、虫はほぼいない状態でしたが、山頂に出てくると日が当たり暑いためアブが時折やってきます。それでも数が少ないししつこくまとわりつかれることもなく、うっとおしい思いはしなくてすみました。


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10分休憩してから、泉山に向かいます。


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登山道脇にナデシコがちらほら咲いていました。適当に撮ったのでピントが抜けてしまいました。


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山頂手前の鞍部まで下りてきて、ここから登り返して山頂です。


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10:26 誰もいない静かな山頂に着きました。


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誰もいないので、自撮りではなく三脚を使って記念写真を撮りました。


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よく晴れていますが、水蒸気が多いらしくモヤっているし雲があって大山は見えません。


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少し早い時間ですが、ランチタイムです。今回もローソンの悪魔のおにぎりです。またまた新製品がでていたので、買ってきました。ピリ辛ペペロンチーノ味だそうで、けっこう美味でした。四川風坦々麺味と甲乙つけがたいナイスな味でした。


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10:57 下山にかかります。30分の休憩中、結局誰も登ってきませんでした。静かな日曜日を気持ちのいい山上で過ごせて満足です。


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11:12 中央峰を通過し、急傾斜のCコースを下ります。


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11:43 休憩舎跡をまで下りてきました。登りで1時間15分かかった区間ですが、下りでは30分しかかかっていません。


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11:49 下山完了。無理に飛ばしてきたわけではありませんが、泉山山頂から1時間を切っているので、登りもさくさく行けば1時間ちょっとで行けそうですが、競技登山でもあるまいしそんなしんどいことはしません。今後も、ゆっくりのんびり登山を楽しみたいと思います。

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| 2019年8月 泉山 | 11:17 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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久しぶりに観た「ドラゴン怒りの鉄拳」にがっかり

GYAOでブルース・リー主演のカンフー映画「ドラゴン怒りの鉄拳」を久しぶりに観ました。最後に観たのはいつのことだか記憶にないぐらい遠い昔の話です。ロードショーではなくレンタルビデオで借りて観たはずなので、おそらく大学生か社会人になってすぐぐらいの頃だろうと思います。


とにかく、うっすらと残る記憶においては、、カンフーアクションにしびれたような記憶しかありませんでした。ところが、今回観てみてると、なんとも後味の悪い消化不良のような感想しか残りませんでした。


というのも、悪役である日本人たちの描き方がそれはもうひどくて、反日プロパガンダの映画としか思えないほどなのです。勧善懲悪の話なので、悪役は極悪非道でないと話が盛り上がらないというのもあるんでしょうが、観ていて気分が悪くなるほどでした。ところが、そういう悪者の日本人でも、言葉がひどいだけで手を出しているわけでもないのに、主役のブルース・リーは話をするでもなくいきなりカンフーでボコボコにやっつけてしまうわけです。たまたま悪役が日本人になっていただけで、悪者を懲らしめるのはよしとするということなのかもしれませんが、気に入らないやつは力づくで言うことをきかせればいいという考え方が根底にあるように感じてしまい、現代の中国映画なのかと思ってしまいます。1972年の製作ですから返還前の香港映画だったはずで、まだ英国の主権下にあった香港でこんな演出の映画が撮られていたとは、残念であり驚きでもあります。英国主権とはいえ中華文化圏なので、そんなものなのかもしれませんが。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




さらに驚いたことには、ブルース・リーが犬の丸焼きではないかと思われるものを食べるシーンがあったことです。


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このシーンですが、これってどう見ても犬でしょう。なお、肖像権の問題があるので、念のためブルース・リーの顔には黒帯をつけてます。


中国の一部地域や朝鮮半島で犬食文化があることは知っていましたが、香港映画でこういうシーンが使われるとは驚きです。映画の舞台は上海租界なので、上海で当時普通の食材だったのか、それとも香港で普通に食されていたから映画の中で使ったのかわかりませんが、ちょっとショッキングな映像でした。食文化に関してはいい悪いを言うつもりはありませんが、犬食文化のない日本人としては正直引いてしまう映像でした。以前見たときにまったく気がつかなかったのは、なぜなんでしょうか。


そういうわけで、同じ映画を観ても年代によって受け取り方や観方が違って、感想も大きく異なるということを改めて実感しました。そういえば昔はよく観ていたホラー映画ですが、最近はまったく観なくなりました。むやみやたらにむごたらしい殺人が繰り返されるのを観るに耐えないので、スプラッター系はもちろんサスペンス系もほぼ観ません。その意味では、やたらめったら暴力シーンが繰り返されるカンフー系のアクション映画も、今後観る機会は激減しそうです。

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| 時事ネタ・ニュース | 22:55 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その7 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 


今回で最終回となります。継子岳から五ノ池、二ノ池を経由して、登山口である中の湯までの区間のレポです。

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9:42 継子岳から五ノ池小屋へ向かう稜線の道はほとんど高低差のないフラットな尾根歩きで、晴れていれば右手に飛騨側の展望が広がっているはずですが、ガスで視界は100mほどしかなくなってしまいました。


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ふっとガスが切れた瞬間に、眼下に濁河温泉と思われる建物が見えました。3ヶ月半ほど前のGWに濁河温泉から摩利支天山まで登ったことが、ずいぶん前のことのように思われます。あのときはまだ真っ白な雪に覆われていたのに、いまではその痕跡すら見つけられません。


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9:57 小さな岩だらけのピークを越え、巨岩の下を潜り抜けて出たところから、飛騨頂上の祠が見えました。五ノ池までもうすぐです。


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飛騨頂上の近くまで来ると、ここにもコマクサが群生する砂礫地が広がっていました。継子岳の群生地とちがって、登山道の西側、つまり飛騨側だけになりますが、花の密生具合はもしかしたら継子岳よりも上かもしれません。コマクサが見たいのならわざわざ継子岳の先まで行かなくても十分といえるぐらいたくさんのコマクサが咲いていました。


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10:03 五ノ池小屋に着きました。


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五ノ池は完全に干上がっていました。ネットで検索すると、池に水がある写真がたくさん出てきますが、どうやらいつも水があるというわけではなさそうです。昨晩けっこう雨がふったのに全然たまっていないところをみると、ちょっとやそっとの雨では池にならないのかもしれません。


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五ノ池小屋の前には、池を見下ろすようにデッキが設けられていて、真新しい木の椅子とテーブルが設置されているのですが、ペアの登山者が1組いるだけで閑散としていました。


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デッキの隣には6畳の広さの畳敷きの縁台、そしてまるでリゾートのような木製ビーチベッドまで並んでいます。とくに利用に関する注意書きのようなものもなかったので、小屋の利用の有無にかかわらず誰でも利用していいようで、ホスピタリティの行き届いた小屋のようです。どうせ泊まるならこうゆう小屋に泊まりたいものです。


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ひとまず、あまたらしい木の椅子にすわって休憩をとりました。ガスで視界も悪いし、じっとしていると少し肌寒いかもというぐらいの気温ですが、なんだかのんびりとくつろぐことができました。御嶽山はロープウェイで日帰りができるせいか、剣ヶ峰以外はお盆休みでも案外空いているようです。混雑が嫌いな人には穴場かもしれません。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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10:16 五ノ池小屋を出発します。ガスが濃くなってきて、風もそこそこ強くなったこともあり、ジャケットを着ようかどうか迷いましたが、ここから剣ヶ峰の肩まで登りが続くし、歩き出せばすぐに暑くなりそうなので、そのままシャツだけで行くことにしました。


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三ノ池を左下に見ながら進みます。朝のようにガスが湖面を覆いつくすということはなくなって視界は良好でしたが、空はすっかりガスに覆われてしまいました。


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摩利支天山への登り口で左の巻道へ入ります。朝、三ノ池乗越しから下って来た巻道です。途中で三ノ池へ下ったので、こちら側の区間はまだ歩いていません。


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瓦礫の斜面をトラバースしながら進んでいきます。このあたりは斜面下からけっこう強い風が吹き上げてきて、そこそこ寒い思いをしました。なので、少し速度を速めて体を温めながら進みました。


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10:24 三ノ池への分岐です。朝は、ここから三ノ池へ下りました。この先は歩いた道なので、状況もわかり安心です。


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崩落箇所に差し掛かります。落石に注意が必要ですが、ガスで視界が悪く、目視よりも音に注意をしながら通過しました。


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三ノ池乗越し直下の急登に取り付きます。上のほうを見ると、けっこう大きな岩がごろごろしていて、いつ落ちてきてもおかしくないような状況です。用心しながら急いで進みました。


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10:42 三ノ池乗越しに出てきました。すっかりガスガスです。


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三ノ池乗越しにある避難小屋を覗いてみましたが、木の床が張ってあり、悪天候時に休憩する程度なら十分きれいです。


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となりにトイレ棟もありましたが、入ったところの床が腐って落ちていて、あまり管理はされていないようです。


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個室はこんな感じで、あくまでも非常用と考えたほうがよさそうです。


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賽の河原へ下り始めると、ガスが晴れてきました。


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賽の河原のお地蔵さんの背後に摩利支天山も見えました。


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賽の河原からの登り返しは、二ノ池ヒュッテ経由ではなく、直接二ノ池へつながるコースで戻りましたが、どちらを選んでも時間も歩きやすさもほぼ同じようです。


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11:10 二ノ池まで戻ってくると、頭上のガスがなくなって陽も射し始めました。


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二ノ池で少し休憩をとりながら、今年から営業を再開した新しい二ノ池山荘を観察してみました。シンプルな総二階建てのつくりで、玄関は反対側になります。赤い庇の下のドアは、有料の外部トイレ入口です。最新の山小屋だけあって、雨樋で集めた雨水がすべて基礎から内部に入るようになっていて、地下に大きな貯水タンクが設置されているようです。二ノ池ヒュッテでは、食事時のお茶だけは無料で飲むことができましたが、水は宿泊者といえども有料でした。二ノ池山荘ではどうなんでしょうか。


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10分の休憩後、二ノ池を出発します。


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二ノ池沿いに歩いて行くと、分岐があります。そのまま直進し右奥の鞍部に向かうのが剣ヶ峰への道、黒沢口登山道への下山は左に進みます。


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剣ヶ峰へのコースとの合流点を左へ下ると石室山荘方面です。


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昨日登って来た道なのですが、道沿いに石室山荘があったことに気がつきませんでした。足元と上ばかり見ていたためでしょうが、石室山荘へはこの下の分岐から上がるか、剣が峰へ続く尾根筋に別の道がついているのだとばかり思っていたのですが、どうやら下の分岐から入っても、小屋の中を抜けてここへ出てくるようです。下山時に石室山荘に立ち寄ってみるつもりでしたが、とくに用もないので素通りします。


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石室山荘下の分岐から山荘を見上げます。よくこんなところに小屋を建てたものだと感心するような場所に立っています。


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さあ、あとはひたすら下るのみでです。幸い、天気もよくなってきました。


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12:16 女人堂でひと休み。


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長い木階段を、ただただ下り続けます。


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13:07 行場山荘でも少し休憩とりました。


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ロープウェイ駅への分岐を通過し、中の湯へ下ります。


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13:39 中の湯駐車場に戻ってきました。出発から下山まで7時間と見ていましたが、ほぼ予想通りのコースタイムでした。


行場山荘の少し上辺りからぽつぽつと降り始めた雨でしたが、七合目を過ぎたあたりで本格的に降り始めてしまいました。幸いにもちょうど背の高い樹林帯に入るところだったので、雨脚の強さの割りにほとんど濡れることもなく、レインウェアも着ないですみました。駐車場に戻る頃には雨もほぼ上がり、2日間を通して天候に恵まれたとはいえないものの、台風が近づいているにもかかわらずびしょぬれになって歩くこともなく、その意味ではそれなりに運のいい山行だったといえそうです。

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| 2019年8月 御嶽山 | 18:45 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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日韓問題の本質を明快かつ論理的に解説した記事

なかなか治まる気配のない日韓問題ですが、Yahooにいい記事が載っていたので紹介したいと思います。


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”韓国・文在寅が「徴用工問題」で嘘をつき「反日扇情」する本当のワケ”というタイトルのこの記事はYahooに掲載されていますが、出典は講談社の現代ビジネスというメディアに掲載されているもののようです。書籍として出ているのか、ネット専門のメディアなのか知りませんが、どうやら雑誌 週刊現代のネット版のようです。


著者は橋爪 大三郎氏です。あいにく、どういう方なのか知りませんが、記事を読むと反韓に偏っているという感じもなく、冷静に日韓問題を分析し、韓国側の問題を明快かつ論理的に分析していると感じます。


この問題に関してはいろいろな意見があるでしょうが、一読してみる価値のある記事だと思います。


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| 時事ネタ・ニュース | 14:43 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その6 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 

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思いのほか長くなりつつありますが、今回は開田頂上から継子岳までのレポになります。


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7:56 三ノ池をたっぷり楽しんでから、開田頂上へとやってきました。頂上となっていますが、ピークというより鞍部のような場所です。目の前にあるのは、避難小屋です。


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避難小屋の隣にはトイレもあります。


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ぱっと見はそれなりに小奇麗な感じでしたが、個室の内部は見えていないコーナーに半分溶けてかたまったようなペーパーの山があって、しゃがんで用を足すのはちょっと躊躇されるような状況です。


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ここから女人堂のある黒沢口登山道八合目へ下る道があるのですが、いまは崩落のため通行禁止になっています。この道が使えると下山がとても楽なので、ぜひ復旧して欲しいものです。


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出発する前にもういちど三ノ池のほうを見ると、まぶしいほどきれいな青色に輝いていました。


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7:59 開田頂上から継子岳方面に進みます。ここで大きな間違いを犯してしまいました。本来なら稜線伝いに尾根道を登っていくべきなのですが、文字が消えて読めない道標が右斜め方向を指していたので、地図を確認することもなく道標の指す方向に進んでしまいました。事前に地図を確認していたので、開田頂上から道が2本あることは知っていましたが、開田方面に下るところから尾根へ上がる道も描かれていたので、どちらでも継子岳方面へ行けると思っていました。なので、ほぼ等高線に沿って水平についている開田口登山道経由のほうが楽で良いかもと思ったのでした。


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少し進んだところで、女人堂に下る道の崩落箇所が見えました。開田頂上からあまり離れていない場所です。完全に崩落していて、通行止めになるのも仕方がない状況です。


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8:06 ほぼ水平な道を進んでいくと、道標がありました。行き先は開田高原キャンプ場/開田村4合目となっています。道の先を見ると、どうやら右手方向に下るようなので、ここから左上、つまり尾根方向に登る道があるはずですが、道標もなければそれらしいトレースも見当たりません。


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どういうことだと思いながら少し先に行って確かめてみたりしましたが、尾根に登る道はありません。とりあえず、ガレになっているところを尾根方向に登ってみることにしました。


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すると、左上に回りこむように上がったとこりに矢印のペイントを発見。どうやらこれが尾根に上がる道のようですが、明らかに人が通った気配がありません。ほんとに行けるのかと疑いつつも、矢印が書いてあるんだから道はあるんだろうと進んでみることにしました。


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少し行くと、前方に雷鳥がいました。目の上が赤いのでオスのようです。


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この雷鳥はすたすたと先に歩いていき、すぐにハイマツの中に消えてしまいました。


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その後も道とはいえないようなところを、歩きやすそうな場所を選びながら進んでいくと、再び矢印のペイントがあり、どうやら正しいルートをたどっているようです。しかし、前方には完全にハイマツに閉ざされてしまった道の痕跡のようなものが見えるだけです。


ハイマツを掻き分けて入っていくと、どうやら道はかろうじて残っているようで、ハイマツに覆われてしまっているものの、足元は枝に邪魔されることなく歩くことができました。途中で、ハイマツの枝の下にまたペイントを発見し、迷わずに尾根道に出られるだろうと安心できました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




開田口登山道から分かれて5分で、尾根道に出ることができました。傾斜も緩く、ちゃんとした道があれば開田頂上から尾根道を来るより楽だったのかもしれませんが、ルートファインディングにハイマツ漕ぎが必要となる廃道状態なので、開田頂上から継子岳方面に行く場合は、素直に尾根道をたどるのがいいようです。開田口登山道を利用する人も、おそらく継子岳方面に行く人はあまりなく、仮に継子岳に行く場合でもとりあえず開田頂上へ行って、三ノ池畔で休憩してから継子岳方面に行く人がほとんどなのでしょう。その結果、開田口登山道から直接尾根道に出る道は使われなくなったと思われます。


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尾根道に出てから右へ曲がり、ひと登りすると眼下に三ノ池が見える場所がありました。再びガスが上がってきて、湖面を隠し始めています。最初に三ノ池に寄ったのは正解だったようです。


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ふと気がつくと、パンツがかなり汚れています。ハイマツ漕ぎで濡れたり松脂がついたりしたようです。いい値段がしたファイントラック クロノパンツですが、山で汚れるのは仕方がありません。洗濯で汚れが落ちることを祈りつつ、先を急ぎます。


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緩やかに上っていく尾根道を進んでいくにつれて、徐々にガスが周囲に立ち込めてきました。


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8:22 道が下りに変わってすぐに分岐がありました。右は四ノ池、左は五ノ池となっています。ちょうど、三ノ池と四ノ池の間にある分岐点まで来たわけです。ガスがでて視界も閉ざされつつあるので、四ノ池方面に下っても登り返しがしんどいだけのような気がするので、五ノ池方面に行って五ノ池小屋で小休止をとって継子岳に向かうことにしようかと考えました。しかし、せっかく御嶽山の山頂部をぐるりと一周するチャンスなのに、みすみすそれを不意にするのももったいない気がします。展望はなくても、どういうコースでどんな場所なのか知っておけば、次に来たときにもう一度行くかどうかを判断しやすくなるわけで、時間もあるし四ノ池方面に行ってみることにしました。


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真っ白なガスの中にダイブするような感覚の斜面を降りていきます。


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下るにつれてガスの中から徐々に湿原のような平地が見えてきました。


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ちょっとした砂礫の広場のような場所に来ると、岩陰にひっそりとコマクサが咲いていました。ガスのせいで水滴をたくさんつけています。隣にもう一株ありましたが、見た限りではその2株だけでした。もっとたくさん咲いていたら良いのにと少し残念な気もしましたが、今まで見かけなかったコマクサに出会えたのはラッキーだったと思うことにして、先を急ぎます。


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8:34 湿原の端まで下りてきました。どうやら四ノ池という池は存在しないようです。昔は少なからず水がたまっていたのかもしれませんが、いまはすっかり湿原と化してしまっているようです。しかも、比較的水量のある川が流れ出ているので、これを堰き止めない限り池になることはなさそうです。


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継子岳へは、四ノ池から流れ出る川を渡って進みます。なお、この川の先に幻の滝があり、運がよければ開田口登山道から見ることができるようです。ただし、このときの水量では滝になっているとも思えず、大雨の後とか、春の雪解け時などでないと滝が出現することはないと思われます。だからこそ、幻の滝なんでしょう。


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渡渉箇所には、石が沈められていて、とりあえず水に入ることなく渡ることができました。


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対岸に渡ると、右側がけっこう切れ落ちた崖に沿って道が続きます。継子岳はガスでまったく見えません。


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背の低いハイマツの中を緩やかに登って行きます。


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巨岩の脇を回りこむと、その先は傾斜の急な岩ゴロの道に変わりました。


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登るにつれてハイマツが減り、荒涼とした岩ゴロの斜面になってきました。上の方はガスで見えないので、どこまで登ればいいのかわからず、妙に疲労感に襲われます。


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一瞬ガスが消え、ピークが見えました。あの岩峰がおそらく継子二峰だろうと思われます。


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岩峰に近づくにつれて傾斜が急になり、巨岩を乗り越えるようにしながら登っていきます。


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岩峰の下を右側から巻くようにして裏側に回りこむと、ガスが晴れて日が差してきました。どうやら継子二峰まであと少しのようです。


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9:02 祠が祭ってあるところ見ると、どうやらここが継子二峰のようです。背後に見えるのが継子岳だと思われます。このコースはあまり人気がないのか、三ノ池と五ノ池の分岐以後、誰にも会いませんでした。平日とはいえお盆休みでこれほど静かな山旅ができる数少ないコースかもしれません。


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とりあえず、継子二峰で休憩していくことにしました。四ノ池を見下ろせる岩の上に立つと、右手に城壁のような岸壁が連なっているのが見えました。


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しばらくするとガスが流れてきて、白い虹が出現しました。薄いオレンジ色に縁取られたような白い虹は、何か不思議な感じがしました。白虹と呼ばれるこの現象は、霧が晴れつつあるときに陽が射すと現れるそうで、太陽の光が霧に反射することで発生するそうです。虹は雨粒がプリズムの役目を果たして光を分光することで発生しますが、霧の粒は雨粒より細かく光を分光させることができず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されるため、白く輝く虹になるそうです。


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ガスが切れれば白虹も消え、またガスがやってくると現れるということを何度か繰り返していましたが、そのうち継子二峰のあたりにまとまったガスが来なくなったので、白虹も消えてしまいました。


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一方、ガスで全然見えなかった剣ヶ峰も、次第にガスが切れて見え始めました。


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ガスがダイナミックに動いて、剣ヶ峰が徐々に姿を現します。


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しかし、三ノ池のあたりにだけガスが途切れずに吹き上がってくるため、肝心の剣ヶ峰山頂が姿を見せてくれませんでした。


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9:25 いつまでも剣ヶ峰が姿を見せるのを待っているわけには行かないので、継子岳に向けて出発しました。継子二峰のピークから継子岳との鞍部に降りてくると、コマクサ群落に関する注意書きの書かれた看板が立っていました。どうやら、この先の砂礫地にコマクサの群落があるようです。


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ロープで仕切られた通路のような登山道に入っていくと、驚くほどたくさんのコマクサが咲いています。それも両側にです。


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こんな栄養素の何もなさそうな砂礫地に、可憐なピンク色の花が宝石をばら撒いたようにちりばめられていて感激ものです。砂礫地のずっと奥までピンクの花が続いています。


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もちろん反対側も同じです。


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登山道脇にも咲いているので、登山道から外れなくてもアップの写真も簡単に撮れます。それなのに、土壌の踏みつけによりコマクサの成育に影響が出ているとの注意書きがあるということは、誰も見ていないからとわざわざ登山道を外れて生育地に踏み込むバカがいるということなのでしょう。写真を撮るために生育地を荒らしたら来年からはもう花が咲かないことになりかねないわけで、そうなれば写真を撮ることもできなくなるという簡単なことがわからないバカは山に来るなと声を大にして言いたいと思います。


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コマクサの群落に心を癒された後、継子岳への登りに差し掛かりました。たいした高低差でもないし、歩きやすい道なので、のんびり歩いても5分程度の登りです。


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9:35 山頂の祠まで登ってきました。


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祠を回りこんだ先が継子岳山頂です。しかし、ガスですっかり展望はありません。継子二峰を出てから、まだ10分しか経っていないので、休憩するほど疲れてもいません。最終目的地の継子岳なのでのんびりしたい気持ちはありますが、展望もないしじっとしていると少し肌寒かったりするので、継子岳はさっさと通過して五ノ池小屋まで行くことにしました。

つづく。

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| 2019年8月 御嶽山 | 23:34 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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台風直前! つかの間の晴天狙いでアタック: 御嶽山その5 

2019年8月13日(火)~14日(水) 長野県木曽町 御嶽山(標高3067m) 小屋泊単独行 


13日の夜はトークショーが終わったらすぐに布団にもぐりこみ、19時30分ぐらいには就寝しました。天気予報では21時ぐらいから晴れるとのことだったので、2時か3時には起きて星景写真を撮りに行くつもりでした。


ところが、慣れない早寝のため10時ぐらいには目が覚めてしまいました。外はけっこう激しい雨が降り続いています。目をつぶってじっとしていればまた眠りに落ちるだろうと思っていたのですが、始め静かだった隣のおじさんが徐々にでかいいびきをかき始め、まったく眠れる環境ではなくなってきました。さすがにうっとおしくなったので、耳栓をして目をつぶっているといつしか眠りに落ちていました。


ところが、この耳栓が大失敗でした。3時にセットしていた腕時計のアラーム音にまったく気が付かずに、5時近くになってざわざわする気配でようやく目が覚めたのでした。窓の外を見ると、どうやら晴れています。2時ごろから晴れて星空が見えていたらしいので、完全に寝過ごしてチャンスを不意にしてしまいました。


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とりあえず、日の出の写真だけでも撮ろうとカメラを持って外に出てみたのですが。東の方向にはでかい雲の塊があって、どうも日の出の方角とかぶっているようです。


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日の出の時間になると、まさに雲のかたまりの向こうに太陽が昇ってきたようで、朝焼けも日の出もまったくみることができませんでした。なんだかツキのない山行だなと思いながらしばらく日の出の方向を見ていましたが、雲が移動する気配もないし、太陽が姿を現すこともありません。


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せめて朝日に染まる剣が峰でもと思って剣が峰を見ると、まったく陽射しが当たっていません。


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せっかく一眼レフを担いで来たのに、これでは持ってきた甲斐がありません。しょうがないので、小屋前にあった雷鳥とコーヒーカップの装飾を撮ったりしておしまいです。


部屋に戻り、朝食前に布団を片付けて、パッキングを済ませておきました。朝食は6時からでしたが、夕食と違って山小屋らしいオーソドックスな朝食でした。写真は撮り忘れました。メニューはご飯と味噌汁、一口サイズのおかずが数点でした。ふりかけが6種類ぐらいあったので、ご飯はおいしく食べられました。


朝食を終えると、すぐに小屋を出ました。7時出発の予定でしたが、30分ほど早く出発できそうです。


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外に出てみると、すっきりとした青空が広がって、陽射しも降り注いでいました。


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しかし、東側にはすでに大きな雲が壁のように湧き上がってきていて、この晴天はあまり長く続かないだろうと思われます。


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準備運動をしていたら、賽の河原がガスに飲み込まれ始めました。ちょっと早すぎるだろうと思いましたが、台風の動きが少し早まったのかもしれません。


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今日はシャツを着替えただけで、シャツ以外は初日と同じです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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6:38 二ノ池ヒュッテを出発します。幸い、賽の河原を隠していたガスはすぐに消えて、とりあえず摩利支天までクリアに見えています。ガスで視界が閉ざされてしまう前に、なんとか継子岳まで行きたいので、すぐに歩き出しました。


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賽の河原まで下ってきて、三ノ池乗越しへ登り返します。朝早いこともあり、途中でカップルの登山者とすれ違った以外は誰にも会いません。


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そそくさと賽の河原を通過しようと思ったら、前方に雷鳥発見。御嶽山で雷鳥に会えるとは思っていなかったし、しかも晴天なのでまったく期待もしていなかったので、すごく得した気分です。


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この雷鳥はどうやら母親らしく、雛を呼ぶ「クークー」というかわいい声で鳴いていました。近くでピヨピヨと雛の声も聞こえてきました。


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声のするほうを注意深く観ると、雛が3羽いるのがわかりました。それぞれ気ままに歩き回っているのでうまくまとめて写真に収めるのは難しいのですが、なんとか2羽が近づいたところでシャッターチャンスがありました。


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画質をSサイズにしてデジタル望遠をつかって拡大写真も撮ることができました。


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母鳥のほうは、地面との保護色が見事です。


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なんとなくですが、美人でまだ若いおかあさんのような気がしました。


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ケルンの上にわざわざ上がるのは、雛を確認するためなのか、それとも敵を警戒するためなのでしょうか。とにかく、このまま全部の雛たちが元気に育って欲しいものです。


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7:00 三ノ池乗越しに着きました。


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着いたとたんにガスが押し寄せてきましたが、幸いすぐに切れました。


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三ノ池乗越しからは、摩利支天乗越しを経由しないで五ノ池山荘へダイレクトに行ける巻道をたどるので、分岐を右に進みます。


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三ノ池側に下る前に振り返ると、ガスが切れて賽の河原の先に剣ヶ峰がきれいに見えていました。


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しかし、東側を見ると、大量のガスがどんどん湧き上がってくるのが見えました。どうやら時間との勝負になりそうです。


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三ノ池乗越しから急斜面の下りが始まります。三ノ池はガスでほぼ隠れたような状態です。


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巨岩が折り重なるように露出した急坂を下ってきて、見上げたところです。継子岳まで行ったら再びここに戻ってきてこれを登り返さなければいけません。


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道が半分崩落したような場所を越えて下ります。かなり傾斜のきつい場所なので、上からの落石に注意しながら早足で通過します。


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7:22 五ノ池方面と三ノ池方面の分岐に着きました。当初は五ノ池方面に向かい、最初に継子岳、そこから四ノ池、三ノ池と回って戻ってくる予定でしたが、遅くなるとガスが出て三ノ池が見えなくなってしまう可能性が高いので、最初に三ノ池に寄って逆周りで行くことにしました。


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分岐から三ノ池へ下ります。三ノ池の向こうからガスが湧き上がってきますが、さいわいにも池を覆い隠してしまうようなことはなく、池はずっと見えたままでした。


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下まで降りてきました。とりあえず、池のほとりまで行ってみます。


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白い鳥居の奥に真っ青な三ノ池が広がります。


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湖畔にはお地蔵さんがたたずんでいました。


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湖水の透明度はなかなかのものです。火口湖なので、魚も棲んでいないのだと思います。


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時折ガスが湖面まで下りてきて、霧の中にいるような状態になります。


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しかし、すぐに風に飛ばされてガスが湖面の上を滑るように消えていきます。その様子がなにか神秘的で見入ってしまいました。山上の池フェチの自分としては、かなりお気に入りの池になりました。


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鳥居のそばから振り返れば、三ノ池乗越しの東方にそびえるアルマヤ天が青空に鮮やかに見えていました。

つづく。


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| 2019年8月 御嶽山 | 22:26 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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