2020年12月27日(日) 岡山県倉敷市 福山(302.3m) 日帰り単独行
12月27日から始まった年末年始の休みですが、今日1月2日でちょうど1週間です。6日まで休みなので、半分を折り返したことになります。休みに入った初日にこの山行を行ったため、前半は疲れからの回復で終わり、後半は買い物やら年賀状作成やらで少しバタバタしていて、体を動かすこともなく過ごしてきました。そのためか、どうも体がすっきりしません。
今日は朝からまたJRを使って山に行くつもりでしたが、連日の夜更かしのおかげですっかり早起きできない体になってしまいました。というわけで、少し体を動かすために、これからウォーキングに行くことにします。明日、早起きできたら山に行くかもしれません。
さて、倉敷北部縦走路のレポも今回で最後です。

11:15 休憩を終えて高鳥居山へ向かいます。まずは、道路下の小さな谷川へと下り、石の1本橋を渡ります。

橋を渡るといきなり急登が始まります。ゴルフ場脇の急登区間よりもきつく長い感じです。しかも落ち葉が積もって滑りやすいので、下りでは使いたくない道です。

11:23 急登を登っていくと、前方に大きなドームのようなものが見えました。どうやらこれが八丈岩のようです。八丈岩を登ることもできるようですが、鎖もロープも設置されていないので、うかつに取りつかないほうがよさそうです。登山道は八丈岩の横をまっすぐ登っていくようについています。

八丈岩横の登山道はさらに勾配がきつくなり、この縦走路で唯一のロープ場になっていました。

急登が終わって道が右に折れた先で、八丈岩の上に出ることができました。もっと平坦な岩になっているのかと思ったら、下から見たままの傾斜が続いている感じになっていて、岩の上でゆっくりできるような場所はありませんでした。なので、すぐに登山道にもどって先を急ぎました。

八丈岩の上で再び道が登りとなり、やや急な区間を少し登ったら、平坦な場所に出てきました。狛犬が設置してあったので、どうやら神社があるようです。地形図で確認しようとしたら、なんと胸元のチェストベルトに挟んでいた地図がありません。八丈岩横の急登を登るときにロープを使うために手に持っていた地図をチェストベルトに挟んだので、すくなくともロープ場のところからここまでの間で落としたことになります。であればたいして時間もかからないので、探しに戻ることにしました。

登山道を引き返していくと、ロープ場の急登の途中に地図が落ちていました。チェストベルトに挟み込んですぐに落ちてしまったみたいです。どうせなら、八丈岩の上で落ちてくれればいいのにと思いましたが、うかつだったのは自分なので仕方がありません。地図を拾って再び急登を登り返しました。

狛犬のあったところまでもどってくると、奥のほうに祠が設置されていました。高鳥居山という名前からして山頂に神社がありそうだと思っていたのですが、やっぱりそうでした。しかし、地形図には鳥居の記号はありません。ちなみに、この神社は、金毘羅宮奥の院だそうです。

11:32 金毘羅宮のすぐ先に、またまたテラスのような平坦な岩があり、天然の展望台になっていました。風もなく、陽射しもあって暖かかったので休憩していくことにしました。ところで、日差山の道標に高鳥居山まで150分とありましたが、結局120分で到着することができました。それほど急いだわけではないので、道標の所要時間はすこし余裕をもって書かれているようです。
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5分ほど岩に座って休憩したあと、登山道に戻りました。登山道に出たところに道標がありましたが、高鳥居山まで10分とかいています。てっきり今いる標高164mのピークが高鳥居山の山頂だと思っていたのですが、西にある標高151.7mの三角点が高鳥居山ということのようです。地形図で見ると、ここから西へ行く道はしばらくはあまりアップダウンのない平坦な道のようなので、少しピッチを上げて行くことにしました。

11:45 10分もかからずに高鳥居山山頂に着きました。この山頂も登山道から少し入ったところにあり、なんだかなあという感じです。それでも、高鳥居山はほんの10m程度しか離れていないので、無駄な時間を使わずに済みました。

高鳥居山の南側にもテラス状の大岩があり、展望も開けていました。時間的にここでランチにしてもよかったのですが、さっき休憩したところなのでここは通過して狸岩山まで一気に行くことにしました。

登山道に戻ると道標が設置されていて、狸岩山まで90分となっていました。

ところが、隣にいままでたくさん設置されていた縦走コースの道標もあり、そちらには120分となっています。30分の差は大きいわけですが、こちらの道標は余裕がある時間になっているようなので、おそらく90分ぐらいでいけるのでしょう。

12:01 高鳥居山からはわずかに下る感じでゴルフ場の南側をなぞるように歩いてきて、ゴルフ場につながるアスファルト道に出合いました。山陽自動車道の倉敷ジャンクションの北側あたりになります。

アスファルト道を越えてまっすぐ歩いてくると、道標があり、三田分岐点となっていました。ここから南へ下ると三田の集落へ下ることができます。高鳥居山から15分かかっていますが、道標通りだと120-80=40分ということになります。けっこう急ぎ足で来たということもありますが、この道標のコースタイムは余裕を見すぎではないかと思います。

12:06 三田分岐点から平坦な道をまっすぐ歩いてきて、分岐点に出合います。縦走路は右へ進みます。

なだらかな山を越えて道が下り始めると展望が広がりました。地形図で確認してみると、どうやら右の山が狸岩山で、左奥に見えるのが福山のようです。

ひと下りして道が緩やかになったところで、林道に出てきました。緩やかに下っていきます。

12:19 アスファルト道に合流しました。

合流点に道標があり、壊れていましたが、狸岩山は右へとなっていました。ここから60分となっていますが、おそらく40分ぐらいで着くのではないかと思います。

分岐を過ぎるとすぐに砂利道となり、緩やかな登り道が続きます。

12:22 砂利道を3分ほど進むと、狸岩山登山口がありました。

ここから右の山の中へと入っていきます。

さすがに登山道らしくなってきました。

鉄塔の下を通過し、どんどん登っていきます。

道が下りになってしばらく進むと、丁字路に出合いました。右へ進みます。

その後下っていくとまた丁字路があり、今度は左折して登ってきたところで鉄塔下の広場に出ました。目の前に狸岩山が見えています。空腹感もありかなり疲労がたまってきましたが、中途半端なところで休憩するよりも狸岩山まで頑張って行くことにしました。

12:52 疲れた体に鞭を打って登ってきたところで、再び鉄塔下に着きました。

狸岩山へはここからまた縦走路を外れて往復です。この縦走路は、どうやら中国電力の鉄塔巡視路を使わせてもらっている区間がほとんどみたいで、山頂はことごとく縦走路から外れているのが欠点です。

ひと登りしたところで、展望のない場所に看板が立っていました。これが山頂なのかとがっかりしましたが、まだ奥へと道が続いています。

12:54 奥へ歩いていくと、広い山頂に出ました。北のほうが一部開けているだけでそれほど展望があるわけではありませんが、さきほどの看板があった場所に比べれば日差しもあるし開放感もあってかなりましです。誰もいないし、ランチにはいい場所です。ちなみに、高鳥居山から1時間7分でした。少し急いだとはいえ、縦走路の道標に書いてあった120分というのはでたらめすぎです。ゆっくり歩いてもせいぜい90分というところでしょう。その点では、高鳥居山にあったもう一つの道標に書いてあった90分というのが、おおむね正確な時間のようです。

短く刈られた笹の上に座り、さっそくカップ麺を取り出しました。今日は寒いだろうということもあり、旨辛ラーメンを持ってきました。

見た目はそれほど辛そうではありませんが、食べるとピリッとした辛さがあり、食べ終わりにはうっすらと汗ばんでしまいました。食後にカフェラテを飲んでほっこりして、疲労感が少し回復したような気がします。

13:23 ランチ休憩を終えて、出発です。狸岩山へ登ってくる途中から左膝に若干の痛みが出始めたので、これから福山へ登るのに不安がありますが、ここでリタイヤしてもすぐにバスや電車に乗れるわけではありません。結局、清音まで歩くしかないので、当初の予定どおり福山へ向かうことにしました。

13:26 鉄塔下の縦走路まで戻ってきました。右折して福山へ向かいます。
しばらくは平坦な道でしたが、途中からけっこうきつい下りの道になり、心配していた膝痛が出てしまいました。なので、ゆっくり下りたかったのですが、こういう時に限って後ろからトレラン野郎が来るわ別の登山者が来るわで、狭い登山道でペースを落とすわけにもいかず、痛む膝をかばいつつペースを落とさず下り切りました。

13:38 きつい下りが終わって、工事中の広々としたところに出てきました。何の工事をしているのかわかりませんが、道標に従って道を下ります。

13:42 広い車道に出ました。国道429号線です。これを右に折れ北へ少し行ったところの信号を渡ります。

信号で国道429号線を渡ると、あとはまっすぐです。

13:46 二股の分岐は、右の狭いほうへ進みます。

14:01 道なりに登っていき、溜池の横から右に上がってきたところで、竹藪の中へと右折します。このあたりは疲れていたこともあり、溜池周辺の写真も撮らずに来てしまいました。

竹藪の中の暗い道を登っていきます。

竹藪の薄暗い坂道を抜けると鳥居があり、その先は緩やかな直線の道になりました。

14:12 和霊神社に到着です。ここから先は以前通った道です。

14:15 和霊神社からしばらく進んだところで、福山への登山道に入ります。

14:30 途中の登山道の様子は昔の
福山登山のレポを参照してもらうとして、途中をすっ飛ばして福山山頂です。日差山から休憩込みで5時間でした。

東方向を展望するベンチが空いていたので、すわって休憩をとりました。左膝痛もさることながら、足全体がどんよりと重く疲れた感じです。すこしでも疲労感をとるために、アミノ酸を摂取しておきました。
14:44 もう少しゆっくりしたかったのですが、まだ清音駅まで行かなければならないし、福山を下山するルートは400段を越える階段の激下りになるので、膝痛を考慮してゆっくりと下る必要もあり、休憩を切り上げて出発しました。

福山の西側斜面をほぼまっすぐ下る階段を、左ひざを曲げないように横向きになってゆっくりと下りました。

行けども行けども続く階段で、今度は右ひざにも少し痛みが出始め、途中のベンチで2度休憩をとりました。

15:10 登山口近くまで降りてくると、ようやく階段が終わりました。

東屋があったので、ひとまずベンチに座って休憩をとりました。膝の屈伸運動をしたり、足をもんだりしてこの先のアスファルト道歩きに備えます。

登山口からアスファルト道を清音駅へと向かいます。通行量のある車道の1本南側の道なので、車も通らず人の往来もなく、静かにのんびりと歩くことができました。

15:55 清音駅に着きました。当初、グーグルマップでルート検索すると、駅の北側を回って西口に行くことになっていたので、東側には入口がないのかと思っていたのですが、近くまで来ると駅の東側に大きな駐輪場などが設けられていたので、東側からも入れるのだろうと行ってみると、やはりそうでした。あいかわずグーグルマップはでたらめな案内をしてくれます。ちゃんと歩行者としてのルートを検索したのに役に立たないアプリです。ゼンリンのデータを使っていたころはまともでしたが、衛星写真から独自に地図を作成する方法に替えたらしく、それいらい役立たずアプリと化しています。
駅に着いたときに、目の前で伯備線の上り列車が行ってしまったので、しばらく待たされるかと思いましたが、上り列車が15分程度で来るので、総社から桃太郎線で岡山へ戻ることにしました。

総社駅に着くと、桃太郎線の列車はすでに入っていて、座ってのんびりと帰ることができました。
初めての公共交通機関を使った登山となりましたが、便利な点と不便な点の両方があると感じます。今回のように登山口と下山口がどうしても分かれてしまう場合は、やはり公共交通機関を使ったほうが楽なのかもしれませんが、かならずしも駅やバス停が近いとは限らないので、難しいところです。
8時50分に吉備津駅を出発し、15:55に清音駅に着いたので、かれこれ7時間の山行でした。これに自宅と駅の間の移動時間を加えると約8時間を費やしたことになります。気軽な里山歩きで8時間もかかってしまうとは想定外でした。膝痛も出るし、2000m級の山に登ったような疲労感でした。
こちらは今回のレポで歩いた区間です。

倉敷北部縦走路全コース

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