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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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宝珠尾根を見ずに大山の紅葉を語るなかれ: 伯耆大山宝珠山 その1 

2018年10月28日(日) 鳥取県大山町 宝珠山(1183m) 単独日帰り 


少し時差ができてしまいましたが、10月末に伯耆大山宝珠尾根に紅葉を撮影しに行ってきました。宝珠尾根に紅葉の時期に行くのは初めてでしたが、これほど美しい紅葉の森を見たのは初めてと言ってもいいほど感動的な美しさでした。


今回は、ペンタックスK-50だけを持っていったので、山行記録写真もすべてK-50での撮影です。さすがに一眼レフはきれいな写真が撮れますが、山行記録のように手軽にさっと撮って先を急ぐという使い方にはやはりめんどくさいと感じました。バックパックのショルダーベルトに一眼レフを固定することができる金具を使ってみたのですが、首にかけるよりも楽で付け外しもそれなりに便利でしたが、やっぱりでかいカメラは取り扱いが面倒です。それに、大きさと重さと形状の問題で自撮りするのが難しく、やはりコンデジと併用するのが一番いいと感じます。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤー: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マーモット ハイブリッド PP L/Sジップ 
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: モンベル ライトシェルアウタージャケット
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット
 インサレーション: バーグハウス ライトインシュレーテッドジャケット
 グローブ: マムート メリットパルスグローブ
        イスカ ウェザーテック ライトオーバーグローブ
        アクシーズクイン ウィンドストッパ―グローブ
 キャップ/ハット: マムート バイザービーニー

●ボトムス
 ベースレイヤ: ミズノ ドライベクター 7分丈タイツ
 ミドルレイヤ: ノースフェイス バーブパンツ
 ハードシェル: ミズノ ベルグテックEX/レインパンツ
 ソックス: クロスプロ 5本指ウォーキングソックス
 シューズ: ミレー オールロードGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし
 ヘルメット なし


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天気予報では、標高1500mで3度ぐらいだったし、風速も6mぐらいとなっていたような記憶があります。かなり寒そうだということで、久しぶりに裏地の付いたモンベル ライトシェルアウタージャケット(現行品はライトシェルジャケットに名称変更)を選びました。グローブは白山で具合の良かった組み合わせです。防寒のためにと選んだバーグハウス ライトインシュレーテッドジャケットも、久しぶりに使いましたが、ハードシェルをマムート オールラウンダージャケットにしておけば必要なかったなという感じです。なんにしても、結構寒かったのは事実でした。


ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。



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7:45 大山博労座駐車場を出発します。大山には分厚い雲が帽子のように乗っかっています。


大山ナショナルパークセンターのトイレに寄ってから出かけたかったのですが、8時以降でないと入れないようになっていたため、参道の途中にある駐車場の公衆トイレに立ち寄ることにしました。


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朝の参道は人影もなくしんと静まり返っています。


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大神山神社へ続く石畳も静かでした。


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神社の手前にある階段は、向かって左手側の石垣がはらんで崩れそうになっているため、半分通行止めになっていました。


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神社裏手の山が見事に紅葉していました。宝珠尾根のブナ林の黄葉も期待できそうです。


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神社裏手から登山道に入ります。


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下宝珠越えへの分岐点です。このあたりの黄葉はまだ始まったばかりという感じでした。


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登って行くにつれて、前方の森が色づいているのが見えてきました。


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8:20 林道の下宝珠越への登山口に着きました。休憩なしでそのまま登山道へと進みます。


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登山口からわずか2分ほどで、素晴らしい黄葉の森が広がっていました。


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陽が差していないので、輝くような華やかさはありませんが、ところどころ赤色が混ざった黄葉の森が頭上を覆います。


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まだ緑色を残す色づき始めの木々と赤や黄色の木々が混ざり合って、感動的な美しさです。


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下宝珠越えの少し下のあたりはまさにピークを迎えているようで、赤みを帯びた黄葉のブナが所狭しと立ち並んでいます。


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8:42 下宝珠越に出ました。ここまでライトシェルアウタージャケットを着たまま登って来たので、少し汗をかいてしまいました。尾根に出て風があたるようになったので、けっこう寒いと感じます。とりあえず、じっとしていると冷えるので、歩きながら汗を乾かせばいいかと思い、休憩なしで中宝珠に向けて歩き始めました。


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宝珠尾根の黄葉は、下宝珠越えを過ぎるといきなり本番になりました。


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この尾根の黄葉の特徴は、ブナ林の黄葉だけでなく、林床の低木類も余すことなく色づいているところです。


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ブナ林の多くは林床に笹が繁茂していて、秋になっても林床が色づくというシーンを見たことがありませんでしたが、この尾根は全く違っていたのです。


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尾根上から斜面に広がるブナ林を見ると、茶色になりかけの赤味の強まったブナの紅葉の美しさに加えて、林床を彩る赤や黄の低木類がまるでお花畑のようです。


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グレーのブナの幹以外は、視界すべてが紅葉の森です。


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この場所などは、まさに林床がお花畑のような状態です。


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これほど見事な紅葉が見られるとは、思いもしませんでした。伯耆大山で最も美しい紅葉を見ることができる場所といってもいいのではないかと思います。

つづく。


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| 2018年10月 大山宝珠尾根 | 13:13 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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秋色満載の大山東壁: 伯耆大山鳥越峠 その2 

2018年10月21日(日) 鳥取県江府町 大山鳥越峠東(1320m地点) 単独日帰り 


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鳥越峠の東にある標高がおよそ1330mのピークの斜面が赤く染まっているのが見えます。ブナ林なので本来は黄葉になっているはずですが、黄色から茶色に色が変わるタイミングで日が当たると紅葉に見える時期があります。今回はちょうどそのいい時期のいい条件の時に訪れることができたようです。


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半逆光でブナが赤く輝いています。


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林床にも紅葉した木々が多く、上も下も赤く染まっていました。遥か下方には色づき始めた木谷のブナ林が氷河のように続いています。


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次第に高く濃くなってきた笹薮をかき分けながら登って行きます。


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1330ピーク直下まで登ってくると、大山東壁の展望が開けました。このアングルだと、キリン峠のあたりが紅葉で染まっていた方が絵になるので、1週間早い方が良かったのだろうと思われます。


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1330ピークのブナは半分ほど葉を落としていました。やはり標高が高くなると終わるのが早いです。


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1330ピークから先は急に笹薮が濃くなりました。高さも身長を越えています。比較的平坦なピークで日当たりがよさそうなので、笹が生育しやすいのかもしれません。


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東斜面に出れば笹も少しは小さくなるかと思って藪をかき分けながら進んで行くと、烏ヶ山に連なる稜線が見えました。以前、積雪期にあの左肩のピークまで登ったことがありますが、楽に歩けた積雪期と違って今回はかなりやっかいなことになりそうです。


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12:09 少し下ってみましたが、笹薮は相変わらずの状態で、傾斜もそこそこあるので、無理に下っても楽しくないだろうと判断して引き返すことにしました。どうやらこのルートはほぼ廃道と化してしまっているようです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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1330ピークに戻り、鳥越峠に向けて下ります。


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登ってくるときも頻繁に振り向きながら撮影ポイントを探しつつ登ってきましたが、やはり見落としていたポイントがありました。それに、時間が経って太陽の位置がより斜光になってきたので、東壁の陰影が濃くなって立体感も増しています。


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同じような写真ばかりにならないように、登りでは撮らなかった構図を考えながら撮影します。


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登りでも撮影した場所ですが、紅葉した山麓の森を多めに入れて登りで撮った写真とは雰囲気を変えて撮りました。


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色鮮やかな森の様子もクローズアップで撮ってみます。


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登りでは縦位置でズームした写真を撮りましたが、今回は横位置で引きの写真を押さえました。


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ここも登りで撮影した場所ですが、少し焦点距離を変えてビミョーに異なるアングルで撮影しました。登りの時よりも東壁の立体感が増して、メリハリの効いたいい写真になったと思います。


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横位置も撮りましたが、色づいた下草をフレームアウトしたため、やや晩秋の雰囲気になりました。


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13:14 鳥越峠まで戻ってきました。すっかりお昼を食べそこなっていたので、ここでランチ休憩をとりました。


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コンビニおにぎり2つとポットに入れた白湯という質素なランチでした。


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ランチ休憩は15分ほどで終えて、すぐに出発しました。


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下山しながらも、ときどききれいに色づいた木々を撮影しながらのんびり下ります。


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日差しの方向が変わったためか、往路では気が付かなかった黄葉も目につきます。


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さっさと下山したいところですが、どうしても足が止まります。


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黄葉したブナがたくさんありますが、枝張がいまひとつで、なんとなく貧弱に見えてしまいます。これだけ空間が空いているのなら、もっと大きく枝を広げていそうなものですが、なぜなんでしょう。


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色づき具合は悪くないのですが、なんだかスカスカした感じです。


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14:29 文殊越を通過します。


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木谷のブナ林に午後の斜光線が入り、森が輝いていました。


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日差しに輝くブナ林を楽しみながら下ります。


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14:55 登山口に出ました。これといったピークには立っていませんが、美しい紅葉を堪能できて満足した1日でした。

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| 2018年10月 大山鳥越峠 | 18:12 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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日韓問題で日本人が知っておくべきこと

元徴用工判決で日韓問題が紛糾していますが、我々日本人は自国の歴史をきちんと把握しておくこととあわせて、韓国および朝鮮人がどういう国・人なのかをもっと理解しておく必要があります。


たとえば、元徴用工判決の原告4人は、徴用工として強制労働をさせられたといっているわけですが、かれらは日本の工員募集の広告をみて自ら応募して日本に来たということが明らかになっています。しかも、当時でいえば破格の給料をもらっていたわけですが、そうであるならばこの裁判自体がでたらめだということです。


日本のマスコミはどういうわけか彼らのことを彼らの言うがままに元徴用工として扱っていますが、現実は単なる高待遇の出稼ぎだったというわけで、元徴用工という言葉はまったくもって当てはまりません。


この件については、こちらの動画がわかりやすく解説してくれています。






こうしたことは氷山の一角にすぎず、真実をきちんと理解しておかないと、詐欺に騙されてお金をたかり続けられるようなことになるだけです。ねつ造による戦争犯罪や不当な補償要求などには、毅然と対処しなければなりません。


ちなみに、朝鮮民族は恩を受けるということは自分を格下にさげすむことだと思うらしく、恩を受けた場合はいずれその相手に復讐しなければいけないということになるそうです。また、格下が上の者を助けるのは当たり前なので、それに感謝する必要はないという価値観らしい。1965年の日韓国交正常化以来、日本は様々な支援を韓国に対して行ってきたわけですが、彼らはそれを恨みとして蓄積させてきたわけで、今の日韓関係はその結果というわけです。


ジャーナリストの櫻井よしこ氏と拓殖大学国際学部教授 呉善花 氏がこうした問題を理解するためのヒントになる討論を行った動画を見つけたので、紹介しておきます。




こちらの動画もなかなか興味深い考察をされています。




日本が戦争を起こしたことを正当化することはできませんし、戦争でおこったさまざまな悲劇的なことは深く反省すべきことであるのは否定しようがないことですが、反日国家の話をうのみにしてはいけないというのもまぎれもない事実なのです。


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| 時事ネタ・ニュース | 21:51 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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秋色満載の大山東壁: 伯耆大山鳥越峠 その1 

2018年10月21日(日) 鳥取県江府町 大山鳥越峠東(1320m地点) 単独日帰り 


少し前の話になってしまいましたが、10月21日に大山東壁と紅葉のコラボレーションを撮影するために、鳥越峠から烏ヶ山方面を歩いてきました。山行記録というほどの登山をしたわけではないので、さらりと書いて終わりにしたいと思います。


撮影山行ということで、もちろん一眼レフで撮影をしていますが、今回のレポで使用している写真はコンデジのPowerShot G7X MarkⅡで撮影したものです。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤー: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート アタカソジッププルAF
 ミドルレイヤ: なし
 ソフトシェル: マムート クルーズジャケット
 ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット
 インサレーション: なし
 グローブ: マムート メリットパルスグローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット

●ボトムス
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート ソフテックトレッカーズパンツ
 ハードシェル: ミズノ ベルグテックEX/レインパンツ
 ソックス: バーグハウス メリノウール トレッキング ガイド クルー
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: ハクバ GWアドバンス ピーク25
 ストック: なし
 ヘルメット なし


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今回は装備で新しいものはありません。天気もいいし暖かいので、防寒着は置いていきました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




東壁と紅葉の森のコラボレーション写真を撮りたいということで出かけたのは、奥大山の木谷にある健康の森登山口です。東向きの斜面ということで、午前中の早い時間はべたな順光になって光の条件があまりよくないので、少し遅めに入ることにしました。お昼前ぐらいがちょうど南からの斜光になるので、その少し前ぐらいに鳥越峠に着けばいいというスケジュールです。


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10時前に着いたとき、健康の森登山口前の駐車場は、すでに満車でした。道路側にまだ停められるスペースはありましたが、50mほど離れたところにある駐車スペースに車を停めました。


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9:56 登山口から健康の森に入ります。見上げる稜線の上の方がいい具合に色づいています。


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登山口付近のブナ林はまだあまり黄葉していません。あと1週間ぐらいかかりそうです。


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10分ほど登って行くと、徐々に黄色が濃くなってきました。


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さらに10分ほど行くと、だいぶん黄葉らしい色づき具合になってきました。


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30分ほど経つと紅葉も増えてきて、本格的な秋の森の雰囲気です。


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10:36 文殊越に着きました。13日にも通っているので、新鮮味がありません。前回は直進しましたが、今回は右折して鳥越峠に向かいます。


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文殊越から少し行くと、色鮮やかなモミジが日差しに輝いていました。


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感動的な美しさに見惚れてしまいました。


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いい時に訪れたようで、この先に期待が膨らみます。


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紅葉の次は、ブナの黄葉です。


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色づく木々の向こうに、秋色の烏ヶ山が見えました。


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赤、黄、緑の三色が混ざり合って、見事な美しさです。


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鳥越峠の東にあるピークも、紅葉に彩られています。


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またまた見事に色づいたモミジがありました。青空との組み合わせが見事です。


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鳥越峠が近くなってきましたが、上の方はかなり葉が落ちて紅葉は終わりかけているようです。


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鳥越峠直下にある倒木のゲートをくぐります。


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11:12 鳥越峠に着きました。時間的にもちょうどいいところです。


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地獄谷方面の山肌もきれいに紅葉しています。来年はあちらにも行ってみたいものです。


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鳥越峠から烏ヶ山方面への道は、いきなり倒木と藪に埋まりかけていました。


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とりあえず、なんとかトレースは判別できるレベルなので、藪をかき分けながら進みました。


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15分ほど登ると、裸になったブナ林の向こうに、紅葉に彩られた大山東壁が聳えているのが見えてきました。


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さらに登ると、視界を遮る木々もなくなって、東壁と紅葉の森がすっきりと見えるようになりました。キリン峠に近い上の方は紅葉が終わってしまっていて残念です。先週、天気が良ければあのあたりがきれいに色づいている風景が見られたのにと思うと悔しいところですが、逆に下の方の色づきがいまいちだったでしょうから、どちらがよかったのか、来年また検証しに来たいと思います。


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まあ、今回は今回でなかなかいい感じですが、時間的にちょっと早かったみたいで、べたな順光のためあまり立体感が感じられないのが惜しいところです。


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枯れ木と組み合わせてみました。

つづく。


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| 2018年10月 大山鳥越峠 | 15:54 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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錦秋の彩と凍える寒さ: 白山 その5 

2018年10月14日(日)~15日(月) 石川県白山市 白山御前峰(2702m) 単独小屋泊 


白山レポも今回で最後です。紅葉の写真が多いので現像に時間がかかってしまいました。ちなみに、今回の白山レポで使用した写真は、すべてPowerShot G7X markⅡで撮影したものです。一眼レフでも撮ってますが、このレポには使用していません。いずれフォトギャラリーのほうへ掲載したいと思います。


それでは、白山レポ最終回をどうぞ。


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出発の準備が整って、下山前に最後の記念自撮りをタイマーで撮っておきました。装備は登って来たときとおおむね同じですが、とりあえず寒いということもあって、頭はビーニーのままで、上半身はフリースのジャケットをソフトシェルの下に着ています。ボトムスのベースレイヤであるタイツも履いたままです。下って行くと暑くなってくるでしょうが、途中の避難小屋で脱ぐことができるので、それまでは着ておくことにしました。


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9:23 静かなビジターセンター前から、弥陀ヶ原に向けて下ります。


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大岩のごろつく五葉坂は一見歩きにくそうですが、岩の上をたどって行くと案外楽に下れます。


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弥陀ヶ原の地平線の先に雲が見えていますが、こういう景色を見るとジブリ映画「ハウルの動く城」に出てきた秘密の花園がある場所を思い出します。これに池塘が点在していればまさにどんぴしゃの景色です。


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9:39 黒ボコ岩まで下りてきました。登って来たときは団体がわさわさいたので素通りしましたが、今回は黒ボコ岩の上に上ってみました。薄曇りの天気ですが、そこそこ遠くまで視界があります。


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下山は観光新道経由で下ります。まだ歩いたことのない道は、いつでもワクワクするものがあります。観光新道は砂防新道よりも時間がかかりますが、尾根道なので展望はいいはずです。下りならそれほどしんどくなさそうだし、展望のない砂防新道よりは楽しめるのではないかと期待して歩き出しました。


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少し下ると、草黄葉で黄色の絨毯のようになった斜面と、その先に黄葉に彩られた別当谷や別山が見える好展望の道になりました。期待通りの風景に満足しながら、のんびりと下りました。


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よく見れば、チブリ尾根避難小屋も見えています。2017年10月にあそこに泊まって別山に登った時のことを思い出します。チブリ尾根のブナ林の美しい黄葉はいまでも鮮明に覚えています。


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ガスに隠れていた別山の山頂がやっと顔を見せてくれました。


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下って行くにつれて少しづつ日差しが差し始めてきました。草黄葉の斜面が徐々に鮮やかさを増してきました。


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幅の狭い急傾斜の尾根を下るところまで来ると、右手下方に殿ヶ池避難小屋が見えました。


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殿ヶ池避難小屋の後ろに見える湯の谷の先にも、紅葉に染まった山肌が広がっています。


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避難小屋がだいぶ近づいてきたころ、背後に見える紅葉の山肌に日差しがあたり始めました。日差しがあたったところは、当たっていないところに比べるとひときわ鮮やかに輝きを増して、まさに錦秋という言葉がふさわしい美しさです。


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観光新道下の斜面から別当谷方面にかけても日が当たるようになり、紅葉の海が広がっているようです。


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観光新道のすぐ足元、別当谷源頭部の右岸にあたる広大な斜面にも美しい紅葉がモザイク模様のように広がっています。この美しい風景を、残念ながら砂防新道からは木々が邪魔で見ることができません。唯一、別当覗きからは見ることができますが、距離があって見上げる角度になるのでインパクトは今一つです。眼下に広がるこの美しい風景は、観光新道を歩いた人だけが楽しむことができる風景というわけです。


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10:23 殿ヶ池避難小屋に着きました。


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この避難小屋にはトイレがあるのですが、故障して使用できない状態になっているため、小屋の入り口が施錠されていて中に入れないようになっていました。トイレが使えないことは別当出合に掲示が出ていたので知っていましたが、小屋自体を使えなくしているとは思いませんでした。トイレだけに施錠できないための対策なのでしょうが、これでは避難小屋の意味がありません。


小屋に入れないので、小屋の中で休憩がてらジャケットとフリース、タイツを脱いでしまおうと思っていたのができなくなってしまいました。幸い、小屋の周囲には誰もいません。少なくとも下ってくる人は見当たらないので、すぐに人が来ることもなさそうだということで、小屋前のベンチでさっさと着替えを済ませました。誰もいなくても、下半身が下着だけの状態になるというのは、やっぱりちょっとドキドキします。露出狂だと思われたら困りますから、大急ぎでタイツを脱いでパンツを履きなおしたのでした。


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避難小屋からはすぐ近くに絶壁がそそり立つピークが見えます。おそらく、弥陀ヶ原の西にある2271ピークだと思われます。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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10:45 着替えと休憩を終えて、身軽になって元気もでたところで出発です。


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避難小屋から20分ほど下ると、少し平坦な場所に出ました。見上げると、2271ピークから紅葉が山肌を伝い下ってきているように見えます。標高1900m地点になるわけですが、風景の美しさもさることながら、窪地で水も得られそうな雰囲気なので、どうせならここに避難小屋をたてればよかったのにという気がします。


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標高1900mにある小ピークを越えると、そこから先は狭い尾根道になります。左手の別当谷の展望が良く、錦秋の彩を楽しみながら歩くことができる素晴らしい道でした。


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右の湯の谷側は絶壁になっていて、道は尾根の真上ではなくやや左よりについていたので、湯の谷側の風景はあまり見ることができませんでしたが、1か所だけ覗きこめる場所がありました。こちらの斜面も紅葉で華麗に彩られていました。


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右側が小さな谷を挟んで平行する尾根があるので、湯の谷まで切れ落ちているわけではありませんが、紅葉した木々が密集していて別当谷側とはまた違った秋の表情です。


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足元にはマツムシソウも咲いていて、秋はいたるところに訪れていました。


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よく整備された登山道を気持ちよく下って行きます。


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細い尾根道の途中には、巨岩が重なり合った門のような場所もありました。自然にできたのかどうか不明ですが、その下にできた抜け穴のような場所を通過します。けっこう大きな穴なので、少しかがむだけで通過できました。


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11:32 石の門をくぐり抜けたところで、小休止をとりました。深く切れ落ちた別当谷の両岸に施された華麗な彩色を楽しみながら、行動食を食べてゆっくりと休憩しました。


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どれだけ見ても見飽きることのない風景を、たっぷりと堪能しました。


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赤や黄色ばかりではなく、深い青色も目を楽しませてくれます。


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細い尾根道の末端から下の景色が見えると、またまた絶景が広がっていました。今度は葉を落として白い幹だけとなったダケカンバの木々が点在する緑の笹原に、紅葉した低木がぽつぽつとちりばめられ、その先に黄葉の森が広がっています。なだらかなスロープのような斜面が紅葉した森まで続き、雲の上の別天地といった雰囲気です。


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下って行くと黄葉した森が視界の中で比重を増してくるので、色彩のコントラストも徐々に変化し、進むにつれて美しさの雰囲気も変わってきました。これほど秋の森を楽しむことができる登山道もそうそうありません。


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登山道は近づいてきた黄葉の森へまっすぐに進むわけではなく、尾根の左斜面へと方向を変えて下りて行きます。


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振り返ると、真っ青な空が尾根の上に広がっていました。


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12:12 黄葉の森までもう少しというところで、分岐がありました。なんと、別当出合へ下る道の分岐点でした。てっきり、分岐点は目の前の黄葉の森を越えた先だとばかり思っていたので、ここで分岐すると知ってかなりがっかりでした。これからあの黄葉の森の中を歩くのだと思ってワクワクしていたので、けっこう失望感が大きかったです。とりあえず、荷物を置いて森の中を歩いてこようかとも思いましたが、時間も時間なので今回はこのまま別当出合に下ることにしました。


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分岐からは急降下の道が始まります。


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正面に黄葉した斜面を見ながら下れるので、この道もなかなか魅力的です。とはいえ、景色に見とれて踏み外したりしないように気を付けて下ります。


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15分ほど下ると、またまた目の前に美しく色づいた森が広がっていました。どこもかしこも錦秋の彩に満ち溢れています。


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分岐から下り始めて30分ほど経つと急降下してきた道がようやく平坦になり、斜面をなだらかにトラバースするようになりました。


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道の両側は背の高い笹などが増えて展望があまりなくなってきましたが、それでもこうして時々きれいな森が見えて目を楽しませてくれます。


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別当谷方向は、まさにパッチワークのようなカラフルな森になっていました。


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12:54 突然平坦な広場に出てきました。別当出合までもうすぐだろうと思っていたのですが、道標にはまだ1キロと表示されていて、かなりがっくり来ました。ベンチのような岩があったので、座って少し休憩してから、先を急ぎました。


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その後も時々展望が開けて、彩り豊かな森の景色を楽しむことができました。


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登山道を歩いているとあまり感じませんが、こうして下から見上げてみるとかなりきれいに色づいた森の中を下ってきたのだとわかります。


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黄色がメインの森の中で、時折鮮やかな赤色が目を引き付けます。


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木々の先に、別当出合の建物が見えてきました。長い道のりもようやく終わりを迎えつつあります。


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13:16 別当出合に出てきました。室堂から約4時間かかりました。途中、写真を撮ったりしていたのでちょっと時間がかかりましたが、すたすた歩けば3時間半ぐらいで下りてこられそうです。


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別当出合から駐車場に戻る道の上にも、青空を背景にきれいな黄葉がありました。


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13:29 ようやく駐車場所まで戻ってきて、荷物をおろし、靴を履きかえてやれやれです。このあとは、白峰温泉総湯で汗を流してから、帰路につきました。

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室堂から観光新道の別当出合分岐点までは、GPSの電源を入れ忘れていたためログがありません。なので、手書きで赤線を追加しています。

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| 2018年10月 白山 | 00:21 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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紅葉が見ごろの三瓶山に行ってきました

11月2日は仕事がキャンセルになったので、晴天予報を信じて島根県の三瓶山に行ってきました。


しかし、天気予報には見事にだまされ、どんよりとした曇り空で紅葉もパッとしません。到着した時は日差しもあったのですが、出発するころになると完全な曇天になりました。その上、女三瓶山と男三瓶山を繋ぐ登山道が途中の犬戻しというあたりで崩れて通行止めになっていて、一周ぐるりと縦走することができず、踏んだり蹴ったりでした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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紅葉は今ちょうど見ごろになっていて、外輪山の斜面や室ノ内がいい感じの色づき具合でした。天気が良ければさぞやきれいだっただろうにと思われます。今週末は天気もいいみたいですし、行先を決めかねているのなら三瓶山というのもありかもしれません。


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ただし、一周しようとすると、女三瓶と男三瓶の区間は、一度北側の名合方面に下って途中から別の登山道で登り返す必要があり、通常よりも1時間半ほど余分に時間がかかるとのことです。一周縦走は通常4~6時間かかるそうなので、6~7時間かかると見ておいたほうがよさそうです。なお、東の原のリフトは8時30分から営業しています。


室ノ内は風もなくフリースだけでも大丈夫でしたが、縦走路は陽が陰るとちょっとした風でもけっこう寒かったので、ウィンドブレーカーやダウンジャケットなどの防寒着は必携です。

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| ヤマネタ・ニュース | 23:31 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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錦秋の彩と凍える寒さ: 白山 その4 

2018年10月14日(日)~15日(月) 石川県白山市 白山御前峰(2702m) 単独小屋泊 


10月15日の朝は、2時半頃に一度起きました。天気が良ければ日の出前から白山に登って、星景写真と夜明けの写真を撮るつもりでしたが、外に出てみると完全な曇りで、ガスも出ていました。ということで、再び布団にもぐって4時ごろまで二度寝しました。


5時前にもう一度起きて外の様子を見ると、ガスで真っ白です。これでは早くから登っても無駄足に終わりそうです。日の出時間までもう一眠りしようかと思いましたが、上に上がれば雲の上に出ている可能性もあるし、日の出の頃にガスが急に晴れるということもあります。曇っていても、地平線のあたりだけ雲の切れ間があって太陽が顔を出すということもあるので、とにかく行ってみなければわからないのが山の天気です。


ということで、三度寝はやめて出かけることにしました。朝食は行動食とスープで簡単に済ませ、カメラ、三脚、レインウェア、食料など必要最低限の物をバックパックに詰め込んで、出かける準備を整えました。


かなり気温は低いようなので、持ってきていた衣類はほぼすべて着こみました。上は、ドライレイヤとベースレイヤはそのままで、ソフトシェルの代わりにフリース、その上にダウンジャケット、ハードシェルという組み合わせです。下は、ジオラインLWタイツに登山パンツです。それでも寒ければレインパンツをオーバーパンツがわりに着る予定です。


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5:30 ほんのり明るくなり始めた室堂を出発します。相変わらずガスが視界を閉ざしています。


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昨日と同じく登山道の十字路を左折して、大汝峰方向に進みます。


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登って行くうちにガスが薄れて、ビジターセンターがくっきりと見えるようになってきました。途中、暑くなってきたのでダウンジャケットを脱ぎました。さすがに、真冬でもないのに着こみ過ぎでした。


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6:05 千蛇ヶ池上まで出てくると、ガスの中に大汝峰が見えました。この分なら日の出の頃にはガスが晴れるかもしれません。


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などと思いながら進んで行くと、見る間にガスが晴れてきたではありませんか。


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五色池の上までくると、すっかりガスがなくなってしまいました。しかし、ほぼ日の出の時間だというのに、東の空に太陽の光は全く見えてきません。日の出は期待できそうにないので、少し下って百姓池の近くまで行ってみました。池というよりも大きな水たまりのようでした。


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登山道に戻って大汝峰を目指します。かなり風が強く、体が冷えてきたのか、少し寒くなってきました。


グローブは、マムート メリットパルスグローブだけをつけていましたが、通気性のいいグローブということもあり指先が冷たくなってきました。念のためにと持ってきていた、アクシーズクインのウィンドストッパーグローブをインナーにして、メリットパルスグローブの上からイスカ ウェザーテック ライトオーバーグローブを装着して、3レイヤのシステムグローブにしてみました。この組み合わせはウールグローブのような断熱性能の高いものが入っていませんが、メリットパルスグローブの生地が少し厚手だったため、想像していたよりもかなり暖かく、マイナス2度ぐらいならこれで十分でした。


これから大汝峰を登るわけですが、撮影のためにじっとしている時間が増えるので、大汝峰の手前にある風の当たらないハイマツの中を通る部分で、ダウンジャケットをもう一度着ておくことにしました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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6:23 大汝峰の下まで来ました。


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気温は、昨日と同じマイナス2度でした。しかし、風がきついので昨日よりも寒く感じます。


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6:35 大汝峰の急斜面を登りきって、頂上に続く尾根の末端まできました。


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日の出の時間はとっくに過ぎていますが、東の空は厚い雲がべったりと張り付いていて、太陽のシルエットさえ見えません。しかし、思っていたよりも空気は澄んでいて、昨日は見えなかった北アルプスの稜線が見えていました。


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槍穂高連峰がくっきりと見えています。


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槍ヶ岳から左へ視線を移すと、台形の山と三角形の山が見えていますが、おそらく立山と剱岳でしょう。


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穂高連峰から右へ視線を移していくと、いくつかのピークがひと塊になっているのが見えますが、おそらく乗鞍岳だと思います。


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ここでお腹が空いてきたので、朝食用に持ってきていたクルミパンを取り出してかじりました。ポットに入れてきた白湯を飲むと、体が温まります。


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6:49 すでに日の出の時刻から50分近く経ちますが、あいかわらず東の空はぼんやりと明るいというレベルです。朝日に染まる剣ヶ峰と御前峰の姿を写真に撮りたいと思っていたのですが、どうやらその可能性はなさそうです。


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さて、どうしようかなと思っていたら、急に御前峰や剣ヶ峰が濃いガスに包まれ始めました。


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またかよ、と思いながらしばらく状況を見守っていました。


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しばらく見ていると、ガスが次第に薄れて、再び御前峰が姿を見せるようになりました。どうやら一時的に雲の塊が通過しただけのようです。あとから他の雲が流れてきているということもないので、この後はガスの心配はなさそうです。ということで、昨日断念したお池巡りコースで御前峰に登って室堂に帰ることにしました。


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7:05 大汝峰を下り、翠ヶ池を見下ろす丘の上までやってきました。ここまでに3組ほどの登山者とすれ違いました。御前峰からこちらに回ってきたようで、大汝峰から御前峰へと歩く登山者は僕のほかにはいません。天邪鬼な性格なので、一般的な順路の逆をたどっているみたいです。まあ、普通ならまず御前峰に登って日の出を見て、それからお池巡りで大汝峰はパスというパターンでしょうから、大汝峰から登るというのは相当天邪鬼です。


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曇ってはいるものの、今日は翠ヶ池の彼方に北アルプスの稜線が見えています。


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翠ヶ池から御前峰へと岩ゴロの道を登って行きます。


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昨日撤退した場所から、油ヶ池を見下ろします。白山山頂にある池のうち、油ヶ池は青緑色ではなく、普通の水たまりのような無色透明の水が溜まっています。たぶん、火口湖ではなく低地に水がたまっただけというのが理由なのではないかと思われます。


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振り返ると、翠ヶ池と左手奥に大汝峰が見えていました。


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御前峰と剣ヶ峰の間に広がる平地に向かって下りて行きます。


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左手に、紺屋ヶ池が見えてきました。ここも火口湖らしく青緑色の水をたたえています。後のピークは剣ヶ峰です。剣ヶ峰には登山道がありませんが、登って登れないことはないみたいです。


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7:18 賽の河原のような平地まで下りてくると、平地を突っ切って御前峰へと向かいます。御前峰のピークは左奥の岩壁上になります。


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御前峰の取り付きは岩ゴロの急斜面で、なかなか手ごわそうです。


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しかし、意外にも岩で階段が作られていたりして、見た目よりも歩きやすい状態の場所が多かったです。


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7:34 急斜面を登りきって稜線に出ました。この先は緩やかな稜線歩きです。目の前に見えているのは天柱石と呼ばれている岩です。


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天柱石を通過しかかりましたが、せっかくなので上に登ってみることにしました。


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天柱石の上からは、紺屋ヶ池、油ヶ池、翠ヶ池の3つが見え、なかなか悪くない景色です。ただ、剣ヶ峰と大汝峰がなんとなくなだらかに見えて荒々しさが少し弱いように感じます。位置関係もやや間延びした感じです。同じ白山でも見る場所によって雰囲気が変わって見えるものだということを実感しました。


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稜線を御前峰に向かって歩いていくと、正面に月のように太陽がぼんやりと見えていました。朝なのに夜のような妙な感じです。


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7:46 御前峰までやってきました。山頂にはこの寒い中でTシャツ姿になって一眼で自撮りをしているちょっと変わった方が一人いただけで、とっても静かな状況でした。ただし、風が強くかなり寒いので、さっさと自撮りだけしてすぐに下山することにしました。


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御前峰からは翠ヶ池が見えず、油ヶ池と紺屋ヶ池の2つしか見えません。その代り、天柱石からみたよりも大汝峰と剣ヶ峰の位置関係が良くなり間延びした感じがなくなったので、写真を撮るなら御前峰から撮るほうがよさそうです。


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山頂にある白山奥宮です。


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祠が大きいので石垣から上半分が出てしまっていますが、人間には十分な高さの石垣なので、中に入ると風がぴたりとやんで寒さをしのぐことができます。


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7:50 下山します。途中、3人ほどの登山者とすれ違っただけでした。宿泊客があまりいなかったのかもしれません。


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8:22 閑散としたビジターセンターに下りてきました。今日で営業終了だし、天気も良くないためか、ぜんぜん人の気配がありません。さっさと白山荘に戻ってパッキングをし、寝床を片付けて下山の準備を整えました。

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つづく。

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| 2018年10月 白山 | 23:54 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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錦秋の彩と凍える寒さ: 白山 その3 

2018年10月14日(日)~15日(月) 石川県白山市 白山御前峰(2702m) 単独小屋泊 


紅葉シーズンということで、21日、28日とでかけて来たのですが、白山レポが終わらず、タイムリーに記事にできないでレポがたまりつつある今日この頃。早く白山レポを書き上げなければと思いつつも、何かとすることがあったりで遅れ気味です。


ちなみに、21日は奥大山に近い木谷から鳥越峠あたりをぶらりとしてきました。28日は反対側になる宝珠尾根と宝珠山を歩いて、伯耆大山のブナ林の美しさを再認識してきました。


ということで、白山レポ第3弾です。


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静かな大汝峰から下りて、お池巡りコースをたどります。血の池から翠ヶ池を経由して御前峰に登って室堂に帰るつもりですが、軽いとはいえいっぱいに詰めた32リットルのバックパックに体力が少しづつ削られていくようで、なんだか少し疲労感がでてきました。


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13:13 血の池です。名前からすると赤っぽい水があるように思いますが、翠ヶ池と同じような深い緑色です。雲が多くなって日があまりささなくなったので、どんよりとしてちょっと暗い感じでした。


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13:23 血の池から小さな丘を越えると、翠ヶ池を足元にたたえた剣ヶ峰が眼前にそびえます。深いエメラルドグリーンの翠ヶ池は神秘的ですが、日がさすと明るい青緑色の湖面が美しく、池の向こうに広がる山岳風景とあいまって白山で一番の絶景といえます。火口湖なので、かつてはここから溶岩などが噴き出していたかと思うとぞっとしますが、いまはいたって静かなたたずまいです。とはいえ、白山は活火山らしいので、再噴火の可能性はないわけではなく、御嶽のことを思うと落ち着かない気持ちになってきます。


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あいにくガスで遠景が見えていませんが、晴れていれば遠くに北アルプスの山並みが見えます。


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翠ヶ池から少し御前峰方面にいったところで、ちょうど崖下で風があまり当たらない場所があったので、休憩していくことにしました。荷物をおろし、岩に座って行動食をかじります。御前峰への登り返しに備えて、カロリーを摂っておきます。このころになると太陽もほぼ隠れてしまい、空はすっかり曇り空になってしまいました。風は冷たくわりときつめに吹いているため、寒さも増してきました。


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13:38 休憩後、小さな丘の上に出てくると、眼前の御前峰がガスに巻かれかけているではありませんか。うそだろうと思いながら立ち止まって様子を見ていましたが、ガスはあっというまに御前峰を隠してしまいました。寒くガスガスの御前峰にわざわざ登ろうという気にはなりません。そうじゃなくても必要のないすべての荷物を背負っていて疲れているというのに、展望のない山に登るほどの体力も気力もなくなりつつあるので、この時点で撤退決定です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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お池巡りコースを引き返して血の池が見えるところまで戻ってくると、その先もガスで隠れかけていました。こうなると何の楽しみもないので、さっさと戻って食事をして寝るだけです。


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大汝峰を見上げると、稜線を二人の登山者が下ってくるのが見えました。大汝峰山頂から誰もいない状態がつづいていましたが、たまに歩いている人もいるようです。


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血の池を通過します。


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13:58 雪渓に埋まる千蛇ヶ池の上まで戻ってきました。ここから右手に下って室堂に戻るコースがあり、行ってみたい気もしますが、遠回りで時間がかかる上にガスが出てきているので展望のないハイマツの道を長く歩くだけになりそうです。なので、来た道を戻ることにしました。


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室堂に向けて戻って行くと、幸いにもガスが消えてきました。山頂付近にだけガスがかかっていたようです。


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14:22 昼間たくさんの人がいたビジターセンター前は、すっかり閑散としています。さっさと受付を済ませて、宿に入ることにします。


今回宿泊したのは、自炊のできる白山荘です。室堂では、素泊まりの場合自炊の有無によって宿泊場所が異なるらしく、自炊をしないのであれば食事つきの宿泊者と同じ小屋に泊まるらしいのですが、自炊をする場合は専用の施設である白山荘への宿泊になります。白山荘は冬期避難小屋として解放されている小屋なので、2015年に来たときも利用させてもらったところです。


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案内されて小屋に入ると、入って右手2つ目のブースに寝床が用意されていました。5人分ぐらいのブースを一人で使えるほど空いていました。ほかの宿泊者は、反対側のブースに3名と2名の2組がいるだけでした。夕方になってソロの男性が加わりましたが、結局それで全部でした。


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小屋の構造は、中央部分に自炊用のテーブルとイスがあり、左右に2階建ての床が設置されています。


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大型の石油ストーブが1台置かれていて、ちゃんと火が入っていました。どおりで小屋の中がほんのり暖かいわけです。しかし、周囲には立入禁止のテープが張られていて、たっぷり2ブース分をつかっているので、ストーブのそばに行って暖を取るというわけにはいきませんでした。3名と2名の2組はこのストーブの左右のブースになっているので、もしかしたら案外暖かいのかもしれません。おそらく予約が早い順でストーブのそばから埋まって行くのでしょう。僕が予約したのは前日なので、反対側のブースになってしまったというわけのようです。


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寝床の用意をおえて、荷物もひととおりばらしてしまうと、ちょっと早いのですが夕食にすることにしました。夜に天気が良ければ星景写真の撮影に出かけるつもりなので、さっさと食事を終えて仮眠をとるためです。荷物が少ないのでもう少し贅沢な食事を持ってきても良かったのですが、その分重くなるのでいつもの山食です。


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しかし、食後になにか物足りなさを感じてしまい、予備食のカニ雑炊も食べてしまいました。そういえば、ちゃんとした昼食をたべていなかったので、さすがに体がカロリーを欲していたようです。


食事を終えて、お茶を飲みながら地図で明日の予定を検討したりしながらまったりとしたあと、17時頃には布団にもぐりました。どういうわけか足先の冷たさが解消されませんでしたが、疲れていたみたいでいつの間にか眠っていました。


しかし、18時過ぎに目が覚めてしまいました。なんだか妙に寒いのです。マットレスの上に二つ折りの毛布をシーツにして、その上に毛布二枚で寝ていたわけですが、ダウンジャケットも着ていたというのに寒さで目が覚めました。足先の冷たさも解消されていません。体もなんだか凝り固まったようで不快感があります。そういえばストレッチも何もしないで寝てしまいましたが、それが良くなかったようです。


とりあえずポットに入れておいた白湯を飲んで体を温めて、ストレッチで体をほぐします。以前はストレッチなんてほとんどしませんでしたが、ある時ものすごく首や肩が固まったような感じがして不快だったので、テントの中でストレッチをしてみたら気持ちよく寝ることができ、それ以後は寝る前に簡単なストレッチをするようにしています。ストレッチをすると、血行が良くなるので暖かく寝られるようになりますし、翌日の筋肉痛も柔らぐので、やっていない人にはお勧めします。


ついでに、寒さ対策に葛根湯を一包飲んでおきました。葛根湯といえば風邪の初期症状を抑える薬として知られていますが、漢方薬なので風邪の症状がなくても服用できます。詳しいことは知りませんが、どうやら血行をよくして体温を上げてくれる効果があるようで、寒いときに飲むと30分ほどでポカポカしてきます。肩こりや筋肉痛にも効くというので、血行を良くすることで痛みを和らげてくれるのでしょう。登山の時にはうってつけです。


ストレッチと葛根湯のおかげで、その後は足先の冷えも解消し、寒さも感じず眠ることができました。念のため、毛布をもう一枚借りて3枚にしたというのも効果大だったのでしょうけど。


夜中に一度トイレに出たのですが、頭上に星は見えていたものの周囲は雲が出ているらしくあまり星は見えませんでした。なので、星景写真の撮影はあきらめて再び眠りにつきました。

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つづく。

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| 2018年10月 白山 | 12:08 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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錦秋の彩と凍える寒さ: 白山 その2 

2018年10月14日(日)~15日(月) 石川県白山市 白山御前峰(2702m) 単独小屋泊 


25日と26日はいい天気で、奇跡的に仕事も入っていなかったので絶好のチャンスでした。ところが、どういうわけか少し寒気がしたり疲労感があったりで、自宅でゴロゴロして無駄にしてしまいました。夜冷え込んで、寝ていて寒いと感じたりしたので、もしかすると風邪のひき始めだったのかもしれません。山に行って悪化させてしまっては元も子もないので、自宅でのんびり休養したのは結果的によかったのかもしれません。幸い、明日の日曜日は晴天予報なので、しっかり出かけてきたいと思います。


それでは、白山のレポ 第二弾です。


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9:04 旧甚之助小屋の休憩場所を出発します。頭上に雲が覆いかぶさるように流れてきたので、なんとなく天候が気になりますが、とりあえず室堂まで頑張って行くだけです。


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美しい紅葉を愛でながら、先を急ぎます。


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南竜分岐の手前から急こう配の石段が続きます。前回は荷物がそこそこ多かったのでかなりきつかった記憶がありますが、今回は荷物が軽いのでけっこう楽です。甚之助小屋までももう着いたんだという感じでした。


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9:23 南竜分岐です。


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展望が良かったので、立ったまま休憩しながら秋色に染まった山々を眺めます。眼下に甚之助避難小屋も見えます。


南竜分岐からは傾斜が緩み、比較的楽な道が続きますが、石もごろつき気味でそれほど歩きやすいとは言えないので、立ち止まることもなく無心で歩き続けました。この区間に水場が3か所ほどあります。


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9:42 ずっと斜面をトラバースしてきた道がようやく小尾根を回り込むところで、小休止をとりました。そこそこ展望はありますが、このときはガスが上がってきていまいちでした。


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小尾根を回り込むと、落石危険の区間があり、そこを過ぎると急斜面をジグザグに登る石段の道になります。


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この区間も前回は死ぬ思いで登りましたが、今回はちょっとしんどいなという程度で通過できました。ちなみに、この区間の途中に延命水という湧水があります。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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気が付くと黒ボコ岩が近くに見えてきました。あそこまで登れば急登は終わりです。


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9:59 黒ボコ岩に着きました。ところが、どこかの学校の団体なのか、大勢の子供が狭い場所に群れていて騒々しく大変な状況でした。もちろん、休憩などしていられないので、一瞬も立ち止まらずに足早に通過しました。


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黒ボコ岩の先は弥陀ヶ原という平坦な草原の中の木道歩きになるので、休憩のかわりに息を整えながらゆっくりと歩きました。


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木道脇の赤い実が、風景に彩りを添えます。


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10:22 結局、立ち止まって休憩することなく、弥陀ヶ原から五葉坂も続けて登り切り、室堂まで登ってきました。

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五葉坂の途中からちょっと寒いなと思っていましたが、室堂ビジターセンター入口の温度計を見てびっくり。なんとマイナス2度です。その気温の中を山シャツ一枚で登って来たわけですから、いくら登りで暑くなるとはいえそりゃあ寒いはずです。


ビジターセンターに入り、ジャケットを羽織って寒さをしのぎ、さっさとチェックインして荷物を下そうと思ったら、なんと宿泊受付は午後1時からとなっているではありませんか。必要のない荷物は小屋に置いてから、白山登山にいくつもりだったのですが、これでは計画がすべておじゃんです。大荷物なら小型のバックパックを持ってくるのですが、今回は32リットルのバックパックなのでそのまま兼用で使う予定です。余分な荷物をまとめるための大型スタッフサックなどもないので、荷物を出してどこかに置いておくこともできません。


とりあえず、暖かい飲み物でも飲んで休憩しながら考えようということで、売店でココアを買って、食堂でのんびりと休憩しました。ところが、どういうわけか食堂の窓が少し開けられていて、隙間風が入ってきてちょっと寒いのです。ココアが冷めないうちに飲み干して、ストーブがついているロビーに戻ることにしました。


売店で、飲み干した紙コップをどこに捨てればいいのか聞いたところ、ゴミは持ち帰ってくださいというではありませんか。自分で持ってきたゴミは当然として、ここで販売したものまで持ち帰れというのはどうよと思います。食堂で提供する食事類は容器を回収しているのに、売店で販売する飲み物はカップを回収しないというのは筋が通りません。こんな山小屋はじめてです。缶ジュースやビールなども空き缶は持ち帰れということなんでしょうか。紙のコップなら潰してしまえばかさばらないし重くもないので困りませんが、何本もビールを飲んだあとから持ち帰れと言われたらけっこう困るでしょうねえ。とにかく、白山室堂センターの売店でうかつに飲み物を買うと、余計なゴミが増えるということを覚えておいた方がいいです。



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11:07 いつまでもビジターセンターでぐずぐずしていてもしょうがないので、受付開始時間が来るまでの間に白山に登ってくることにしました。もちろん、荷物は全部背負って行きます。気温は氷点下ですが、日差しがあるためかそこまで寒いという感じはしません。


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神社の横を抜けて御前峰に向けて登って行くと、すぐに十字路があります。御前峰にはまっすぐですが、今回は大汝峰に行くので、左に曲がります。大汝峰は前回来たときに登っていないので、今回は最優先で登ることにしていました。


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10分ほどなだらかな道を進んで行くと、急に岩ゴロの急登にかわります。


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11:40 ようやく急登を登りきるとなだらかな土の道になり、大汝峰が正面に見えてきました。


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すぐに千蛇ヶ池が眼下に見えてきましたが、驚くことにまだ雪渓に埋もれていました。2015年に来たときはどうだったかと思って写真を見返してみましたが、この場所の写真がなく、記憶もないのでわかりませんでした。地形的に東と南に高い斜面があって日差しがあたりにくい上に、すり鉢状になっているので冷気がたまりやすいので雪渓が融けにくいというのはわかりますが、西側は開けているので、夏の西日はあたるはずです。ここまでしっかりと雪渓が残るものなのかと思います。


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そのことと関係があるのか、何かの調査が行われていました。


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千蛇ヶ池から一段登ったところで分岐点があります。左は室堂へ下る道で、まっすぐ行けば大汝峰です。


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分岐点の左手には、五色池(右)と百姓池(左)が見えています。


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分岐点から3分ほどで、お池巡りコースを右へ分けます。


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お池巡りコースの分岐から10分ほどで大汝峰の下まで来ました。ここからは急登になるので、必要のないバックパックはデポしていくことにしました。登山コースから少し離れた大岩のそばにストックとバックパックをデポして、カメラだけを持って登ることにしました。気温が低く風があるのでハードシェルジャケットを着て、水は不要と判断しておいていくことにしました。また、雲がわりと多く流れてくるので、念のためレインカバーをバックパックにかぶせておきました。


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巨岩が折り重なる斜面を登って行きます。


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急登部分を越えて尾根に出ると、山頂までは緩やかな尾根歩きです。


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山頂手前で振り返ると、素晴らしい展望が広がっていました。ややガスがかぶっていますが、右に御前峰、左に剣ヶ峰が聳え、血の池と翠ヶ池も見えています。御前峰からの景色もいいのですが、こちらからの景色も負けず劣らずです。


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12:31 大汝峰山頂に着きました。誰もいない静かな山頂です。


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ひとまず記念撮影。


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石垣の中には大汝神社が祀られていました。どういう神様が祀られているのかと調べてみたら、大国主命が祀られているようです。


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大汝神社から少し離れたところにも、石垣に囲まれた建物があったので行ってみました。


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こちらは神社ではなく避難小屋でした。床にはブルーシートが敷いてあり、四畳半ほどの小さな小屋でした。


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だだっぴろい山頂はけっこう西風が強く寒いので、大汝神社の石垣の風下になる東側に避難することにしました。


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石垣で風がさえぎられ、寒さに凍えることもなく荒涼とした白山の風景を楽しむことができました。御前峰のアップです。


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翠ヶ池と剣ヶ峰です。


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しばらくすると日差しが戻ってきました。翠ヶ池のエメラルドグリーンが印象的な色を放ちます。それにしても、室堂にはけっこう多くの登山者がいたのに、見渡す限り人影がみあたりません。いったい彼らはどこに行ったのでしょうか。御前峰に登ってすぐに下山してしまったということなのかもしれません。静かな白山を楽しみたいのなら、御前峰ではなく、大汝峰がおススメのようです。

つづく。

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| 2018年10月 白山 | 21:42 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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錦秋の彩と凍える寒さ: 白山 その1 

2018年10月14日(日)~15日(月) 石川県白山市 白山御前峰(2702m) 単独小屋泊 


10月13日に伯耆大山で日帰り登山をしたあと、そのまま白山にやってきました。鳥取から一般道で舞鶴まで行き、そこから高速道路にのりましたが、舞鶴まで4時間ほどかかり、高速にのってから食事をしたりしてのんびりしていたため、別当出合に着いたのは23時をまわっていました。


下の駐車場に停めると、長くてしんどい階段を上り下りしないといけないので、今回は道路沿いにある駐車スペースに車を停めました。しかし、地面が平坦ではなく、少し斜めになっているため、車中泊をするにはあまり向いていませんでした。それでも、横になっているうちにいつしか眠りに落ちていて、時計のアラームで目覚めるまではそれなりに眠れたようです。


今回のレポで使用している写真は、すべてコンデジのPowerShot G7X MarkⅡで撮影したものです。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤー: ノースフェイス L/S ハイブリッドパラマウントメッシュクルー
 ベースレイヤ: マムート コンフォート4Sジップ L/S
 ミドルレイヤ: マムート アコンカグアジャケット
 ソフトシェル: マムート ソフテックグラナイトハイブリッドジャケット
 ハードシェル: マムート オールラウンダージャケット
 インサレーション: マムート フリーフライト ダウンジャケット
 グローブ: マムート メリットパルスグローブ
        イスカ ウェザーテック ライトオーバーグローブ
        アクシーズクイン ウィンドストッパ―グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット
            マムート バイザービーニー

●ボトムス
 ベースレイヤ: モンベル ジオラインLWタイツ
 ミドルレイヤ: マムート グレイシャーパンツ
 ハードシェル: ミズノ ベルグテックEX/レインパンツ
 ソックス: ファイントラック メリノスピンソックスEXPレギュラー
 シューズ: スポルティバ トランゴアルプGTX

●ギア
 バックパック: マムート クレオンライト32L
 ストック: レキ マイクロバリオタイタニウム
 ヘルメット なし


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2015年10月に一度来ているので、気温などの状況はおおむねわかっています。山頂付近はけっこう寒いとはいえ、真冬と同じ装備までは必要ないだろうということで、ダウンジャケットはインサレーションとして使える薄手のマムート フリーフライト ダウンジャケットにし、念のためやや厚手のポーラーテックフリース マムート アコンカグアジャケットを加えました。前回は小屋の営業が終わっていたので寝袋持参でしたが、今回はまだ小屋が営業中なので、自炊の用意だけとなり、バックパックは32リットルのマムート クレオンライト32Lです。パンツは、1年半ぐらい使っていなかったマムート グレイシャーパンツを選びました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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5:57 準備を整え、車内もある程度整理してから、出発です。


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紅葉のシーズンということで車はたくさん止まっていましたが、早朝のためか別当出合はまだあまり人はいませんでした。


トイレに寄って、朝食用に暖かい缶コーヒーを買って持ってきたパンをすきっ腹に流し込みます。食後の歯磨きと洗顔も終えてさっぱりし、コンタクトレンズを入れたら、ようやく準備完了です。


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6:34 ぼちぼち人が増えてきた別当出合を出発します。


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今回は観光新道を使おうかと思いましたが、往路はやはり砂防新道で行くことにして、下山は観光新道を使うことにしました。


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白山は分厚い雲に隠れて見えません。


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一方通行になっている石段は、相変わらず強烈な傾斜でした。しかし、今回は荷物が軽いのであまりしんどくありません。やはり、登山に置いては軽さは最強のスペックです。


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階段が終わって、中飯場に向けて緩やかな上り坂になってくると、周囲に色づいた木々が増えてきました。


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まだ日が差していないので彩はいまいちですが、紅葉の見事さは前回となんらかわりません。


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7:10 中飯場に到着しました。数人が休憩していただけで、まだあまり混雑はしていませんでした。


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前回、2015年10月18日に来たときは中飯場のあたりが紅葉のピークでしたが、今年は1週間早いということもあり、まだ五割程度の紅葉といった感じです。


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彼方に見える巨大な滝は、おそらく不動滝だと思います。


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中飯場から先に進んで行くと、紅葉も次第に深みを増してきました。まだ緑の木々も混ざっているので、ピークはもう少し先のようです。


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鮮やかな赤や黄色が森を彩ります。


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次第に日差しが出てきて、紅葉がさらに色鮮やかに輝き始めました。


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やはり紅葉は日差しを浴びてこそ美しいと思います。


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黄葉には青空が良く似合います。


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紅葉の美しさにたびたび足を止めてしまうので、なかなか先に進めません。


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別当谷の右岸に陽があたるようになり、錦秋の森が鮮やかに浮かび上がりました。ちょうど標高1500mとなるこのあたりが紅葉のピークになっているようです。


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植林帯がない自然林なので、紅葉は視界いっぱいに広がっていて、いつまでも見飽きない美しさでした。


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ダケカンバの木も、美しく色づいています。


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8:34 甚之助避難小屋に着きました。小屋前の広場にはたいていたくさんの登山者がいて、その中にはかならず喫煙する輩がいるのでここには立ち寄らず、すぐ上にある旧避難小屋のあった場所で休憩することにしました。


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旧避難小屋のあった場所は、たくさんのベンチとテーブルが設置されていて、水場もありますが、あいにく水場は使用できなくなっていました。今回は小屋が営業しているので水をたくさん持ってあがる必要はないので、ここで給水しなくても大丈夫です。かりに水が必要であっても、ここからさらに登って行けば途中に水場が3か所ほどあるので、問題はありません。


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ベンチに座って、別当出合で食べ残したパンを食べながら、すっかりいい天気になった白山を見上げます。といっても、見えているのは弥陀ヶ原の縁に当たる部分なので、白山はここからでは見ることはできません。汗ばんだ服が冷えてきて、じっとしていると少し寒さを感じますが、日差しがあるので背中を太陽に向けていると暖かく感じます。

つづく。

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| 2018年10月 白山 | 21:06 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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